JPH07320014A - 情報記録媒体及びその製造方法 - Google Patents
情報記録媒体及びその製造方法Info
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- JPH07320014A JPH07320014A JP6138132A JP13813294A JPH07320014A JP H07320014 A JPH07320014 A JP H07320014A JP 6138132 A JP6138132 A JP 6138132A JP 13813294 A JP13813294 A JP 13813294A JP H07320014 A JPH07320014 A JP H07320014A
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Abstract
判別機能とを有する、情報記録媒体及びその製造方法を
提供すること。 【構成】 記録されている情報を機械的に読み取り可能
な第1の光回折構造(41)が形成されている領域と、記録
されている情報を目視で読み取り可能な第2の光回折構
造(42)が形成されている領域とが、重畳していないこと
を特徴とする情報記録媒体とその製造方法であり、第1
の光回折構造(41)と第2の光回折構造(42)との重なりに
よる白濁化が生じないため、機械で読み取る際の誤作動
が発生しにくく、正確な真贋判定を行うことができると
ともに、目視でも綺麗な画像を読み取ることができると
いう効果がある。
Description
の記録されている領域がそれぞれ重畳しないで形成され
ている情報記録媒体及びその製造方法に関するものであ
る。
小切手カード等のカード類、金券類、身分証明書、重要
書類等のような認証とともに偽造防止を必要とする物品
に対して、従来から各種の偽造防止手段が図られてい
る。例えば、クレジットカードにおいては、金属反射層
を有するレリーフホログラムからなるレインボーホログ
ラムが、目視によるカードの真偽判定のための認証構造
としてカードの表面に設けられている。
いるレインボーホログラムは、光学的に複製されて偽造
される恐れがあり、偽造防止手段としては、より高度な
技術を要請されている。このような状況下において、特
開昭59−154482号公報では、ひとつのホログラ
ム領域中に2種の異なるホログラムが重ならないように
組み合わせて記録したホログラムを提案し、装飾性の向
上などを効果に挙げている。また、特開平2−1659
87号公報では、ひとつの記録領域中をM個の網目に分
割し、この網目ひとつひとつをさらにN個の画素に分割
し、この画素はそれぞれN個の図柄のそれぞれの画素を
形成する、N画面切替えの回折格子について提案し、偽
造防止性の向上を効果として挙げている。この公報に記
載されている発明では、もっぱら目視による真偽判定の
ため認証構造を対象としているが、目視による真偽判定
では、類似品の見分けに熟練を要する。従って、近年の
偽造防止手段は、目視による真偽判定機能はもちろん、
機械によっても真偽判定できる認証構造を有することが
要請されている。
物体を撮影したホログラムと、バーコードなどの機械的
に読取可能なホログラムとを多重露光により記録したホ
ログラムがある。しかし、この多重露光の方法による
と、物体を再生するホログラムの干渉縞と、バーコード
を再生するホログラムの干渉縞とが、同一記録領域に混
在するため、2種の干渉縞の重ね合わせにより、記録領
域が光を散乱し、白く濁り、再生された物体及びバーコ
ードの画像の質が低下してしまい、バーコードを機械で
読み取ることが困難であった。このような問題を解決す
るために、特開昭63−168397号公報には、2−
ステップ法によるレインボーホログラムの撮影時に用い
られるスリットとして、バーコード入りのスリットを使
用する発明について記載されている。この発明による
と、白色光の照明により、レインボーホログラムに記録
されている像が再生されることで目視による真偽判別機
能を有し、レーザー光の照明により、レインボーホログ
ラムの撮影時に使用されたスリットのバーコードを読み
取ることで、機械による真偽判別機能を有するものであ
る。
ラムは、ベントンの米国特許第3,633,989号公
報に記載されているように、第2ステップの撮影で使用
されたスリットの像を通して、ホログラムに記録されて
いる物体の像が見れるものである。レインボーホログラ
ムが白色光で照明されると、白色光に含まれる光の波長
により、スリット像の再生位置が微妙に異なるため、広
い視域が得られるとともに、再生像が虹色に見えるもの
である。しかし、特開昭63−168397号公報の発
明のように、バーコード入りのスリットを使用すると、
バーコード入りのスリット像を通してホログラムに記録
されている物体を見るため、再生像にノイズが入るとと
もに、視域が狭くなってしまい、また、スリット像の一
部としてバーコードが存在するため、バーコードを読み
取る位置が制限されてしまうという問題点があった。
あり、目視による真偽判別機能と、機械による真偽判別
機能とを有する、情報記録媒体及びその製造方法を提供
することを目的とするものである。
め、本発明による情報記録媒体は、記録されている情報
を機械的に読み取り可能な第1の光回折構造が形成され
ている領域と、記録されている情報を目視で読み取り可
能な第2の光回折構造が形成されている領域とが、重畳
していないことを特徴とするものである。
ーレンス性の高い光でのみそれに記録されている情報を
読取可能なホログラムであってもよく、また、前記第2
の光回折構造が、白色光の照明によりそれに記録されて
いる情報を目視で読取可能なホログラム又は回折格子で
あってもよく、さらに、前記第1の光回折構造が形成さ
れている領域と、前記第2の光回折構造が形成されいて
る領域とが同一平面になくてもよい。
法は、光回折構造が記録されている基板上に、感光材料
を塗布する工程と、前記感光材料に前記光回折構造と異
なる光回折構造を記録する工程と、前記感光材料上に所
定の領域が光透過性であるマスクを重ねて露光すること
により、前記感光材料にマスクパターンを記録する工程
とからなる情報記録媒体の製造方法において、前記光回
折構造又は前記光回折構造と異なる光回折構造の一方
が、それに記録されている情報を機械的に読み取り可能
な第1の光回折構造であり、前記光回折構造又は前記光
回折構造と異なる光回折構造の他方が、それに記録され
ている情報を目視で読み取り可能な第2の光回折構造で
あることを特徴とするものである。
と異なる光回折構造を記録する工程の後に、マスクパタ
ーンを記録する工程が行われてもよく、また、マスクパ
ターンを記録する工程の後に、前記感光材料に前記光回
折構造と異なる光回折構造を記録する工程が行われても
よい。
り可能な第1の光回折構造が形成されている領域と、目
視で読み取り可能な第2の光回折構造が形成されている
領域とが、重畳していないので、第1の光回折構造と第
2の光回折構造との重なりによる白濁化が生じないた
め、機械で読み取る際の誤作動が発生しにくい。
の高い光でのみそれに記録されている情報を読取可能な
ホログラムであれば、機械的に読取可能な情報が記録さ
れていることがわかりにくく、また、前記第2の光回折
構造が、白色光の照明によりそれに記録されている情報
を目視で読取可能なホログラム又は回折格子であれば、
目視で認証する際に特別な装置を必要とせず、さらに、
前記第1の光回折構造が形成されている領域と、前記第
2の光回折構造が形成されいてる領域とが同一平面にな
ければ、光回折構造を形成する際に、前記第1の光回折
構造又は前記第2の光回折構造にかかる応力を減らすこ
とができる。
法は、光回折構造が記録されている基板上に、感光材料
を塗布する工程と、前記感光材料に前記光回折構造と異
なる光回折構造を記録する工程と、前記感光材料上に所
定の領域が光透過性であるマスクを重ねて露光すること
により、前記感光材料にマスクパターンを記録する工程
とからなる情報記録媒体の製造方法において、前記光回
折構造又は前記光回折構造と異なる光回折構造の一方
が、それに記録されている情報を機械的に読み取り可能
な第1の光回折構造であり、前記光回折構造又は前記光
回折構造と異なる光回折構造の他方が、それに記録され
ている情報を目視で読み取り可能な第2の光回折構造で
あるため、マスクの位置あわせのズレが生じないととも
に、前記第1の光回折構造が形成されている領域と、前
記第2の光回折構造が形成されいてる領域とを異なる平
面に形成することができる。
記録媒体の実施例について説明する。本発明の情報記録
媒体としては、例えば、バンクカード,クレジットカー
ド,プリペイドカードなどのカード類、貨幣,株券,手
形,小切手,商品券などの金券類、航空券,入場券など
の切符類、身分証明書など、使用の際に真偽判定が必要
とされる媒体が挙げられる。
施例であるプリペイドカード1の上面図であり、「○×
カード」,「5000円券」等の可視情報が、印刷など
の適宜手段により設けられているカード基材2と、富士
山の絵柄が、目視で読み取り可能な第2の光回折構造の
情報として記録されている光回折構造3とから構成され
ている。図2は、図1のプリペイドカード1の光回折構
造3が形成されている部分の模式的な拡大断面図であ
る。保護層31、レリーフ層32、反射層33、及び、
接着層34が順次積層されてなる光回折構造3が、カー
ド基材2上に形成されている。ここで、レリーフ層32
には、機械的に読み取り可能な情報が記録されている第
1の光回折構造41と、図1で富士山の絵柄として表現
されている目視で読み取り可能な情報が記録されている
第2の光回折構造42とが形成されている。
傷や汚れから守るために形成されるものであり、下層に
光回折構造が形成されているレリーフ層32が存在する
ことから、光透過性の透明材料により形成される。例え
ば、メチルメタクリレート等のアクリル樹脂に代表され
る合成樹脂を0.5〜3μm程度の厚さにコーティング
して硬化させたものや、20〜100μm程度の厚さの
ポリエチレンテレフタレートフィルム等の合成樹脂フィ
ルムを用いることができる。レリーフ層32自体が強固
な材料から構成されている場合、保護層31を設ける必
要はない。
やメラミンアクリレート等の電子線または紫外線硬化性
樹脂,メチルメタクリレート等の熱硬化性樹脂などの電
離放射線硬化性樹脂や、塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂
など凹凸を付型可能な樹脂を用いることができ、1〜1
00μm程度の厚さに形成して用いることができ、第1
の光回折構造41の形成されている領域と第2の光回折
構造42の形成されている領域との高低差以上の厚みを
有することが好ましい。耐熱性や耐候性などの点から、
電離放射線硬化性樹脂の使用が好ましい。この実施例に
おいては、レリーフ層32には、回折方向の異なる第1
の光回折構造41と第2の光回折構造42とが凹凸形状
として形成されているが、凹凸形状の光回折構造の他
に、フォトポリマー等を用いたリップマンホログラムな
どの体積ホログラムや、銀塩感光材料を用いた振幅ホロ
グラムなどを使用することもできる。特に、体積ホログ
ラムの場合には、記録材料の厚み方向に干渉縞が形成さ
れており、圧力が加わることにより、干渉縞の間隔が部
分的に収縮してしまい、設計どおりの波長光による再生
像が得られなくなってしまうため、1つの記録材料の記
録領域を複数に分けて、複数の体積ホログラムを記録す
る場合などに、記録領域に高低差を設けることが望まし
い。
ット情報など機械的に読み取り可能な情報が、ホログラ
ムの物体像や回折格子の形成領域として記録されてい
る。ホログラムは白色光で再生可能なレインボーホログ
ラムなどを用いることができるが、偽造防止の点から、
白色光下では物体像が認識困難であり、コヒーレンス性
の高い光、例えば、レーザー光などによる再生像のみが
認識可能なフレネルホログラムやフーリエ変換ホログラ
ムを用いることが望ましい。第2の光回折構造42は、
記録されている情報を目視で読み取り可能な光回折構造
であり、3次元物体や2次元物体が記録されているホロ
グラムや、形成されている領域で2次元パターンを表す
回折格子などを用いることができるが、目視で真偽判別
する際に、レーザー光源などの特別の装置を使用しない
ですむ、白色光で再生可能なホログラム、例えば、レイ
ンボーホログラムの原理を用いたイメージプレーンホロ
グラムやホログラフィックステレオグラム、さらには回
折格子などが望ましい。
の形成されている領域の面積と、第2の光回折構造42
の形成されている領域の面積との比率が、2:3になる
ように、網点からなるマスクを用いて光回折構造が形成
されている。このように、占有する面積の比率をコント
ロールすることで、光回折構造からの回折光の明るさの
比率を制御することができる。例えば、面積の比率を
2:3とした場合、明るさの比率も実質的に2:3とな
る。
Aに沿って形成されており、また、第2の光回折構造4
2は、図中の面Bに沿って形成されている。このよう
に、第1の光回折構造41と第2の光回折構造42とを
異なる面に形成することにより、カード基材2に光回折
構造3が形成される場合、例えば、ホットスタンプ方式
や、ラベル方式などで光回折構造にかかる圧力を、第1
の光回折構造41又は第2の光回折構造42の片方に集
中させることができる。例えば、図2の実施例におい
て、レリーフ層32の材料として紫外線硬化性樹脂を、
接着層34の材料として塩化ビニル樹脂と酢酸ビニル樹
脂との混合物である場合、レリーフ層32に比べて、接
着層34は柔軟度が大きいため、充分な接着層34の厚
さを有する第1の光回折構造41の形成されている部分
は、接着層34によって圧力が吸収されるが、第1の光
回折構造41に比べて、少ない接着層34の厚さしかな
い第2の光回折構造42の形成されている部分は、接着
層34によって圧力が充分に吸収されず、第2の光回折
構造42が多少の損傷を被ってしまう。しかしながら、
第1の光回折構造41が機械的に読み取る情報が記録さ
れているため、再生条件が厳格であるのに対して、第2
の光回折構造42は、目視で真偽判定するための情報が
記録されているに止まるため、多少の損傷を被った第2
の光回折構造42であっても、その損傷が再生像に与え
る影響を目視によって判別することは非常に困難であ
り、記録されている情報を機械的に読み取り可能な第1
の光回折構造41を保護することを目的として、このよ
うな構成を採用することはとても有用である。
る。図3(a)に示すように、目視により判別できる情
報である第2の光回折構造42が凹凸模様として設けら
れている基板51にポジ型フォトレジスト又はネガ型フ
ォトレジストを形成している。基板51は、ガラス基板
に感光材料を塗布乾燥させ、その感光材料にレインボー
ホログラムや回折格子を記録現像して、表面凹凸模様と
した原版を使用することもでき、また、前記原版から、
メッキやエンボスなどの工程を経て金属板や合成樹脂板
などへの、表面凹凸模様の複製物を用いることもでき
る。予め汎用の光回折構造が表面凹凸模様として形成さ
れている複製物を複数用意しておくことにより、工程数
を省略でき、短納期化が可能となる。
2に機械的に読み取り可能な情報である第1の光回折構
造41が凹凸模様として記録する工程を示している。機
械的に読み取り可能な情報の記録としては、機械読取用
のバーコードが光透過領域として記録されているマスク
(図示せず)に、光散乱板を重ねたものを被写体とし
て、レーザー光源からの光のうち、前記マスクの光透過
領域と光散乱板を透過してきた光が物体光53とし、ま
た、参照光54は、物体光53と可干渉である光が用い
られる。一般的には、1つのレーザー光源からの光を、
ハーフミラーを用いて2光束に分割し、一方を物体光5
3とし、他方を参照光54としている。物体光53と参
照光54とは、再生時の照明光源の位置と再生像の位置
とが重ならないように、所定の角度で交差させて感光材
料52上で干渉縞を発生させ、感光材料52は、その干
渉縞を記録する。
された感光材料52に対し、さらに部分的に紫外線56
で露光を行う工程を示している。図中のマスク55は、
部分的に紫外線56を透過する開口を持つものであり、
感光材料52に密着して配置されている。感光材料52
は、マスク55の開口を透過した紫外線56により、マ
スク55の開口とほぼ同一形状に露光される。ポジ型フ
ォトレジストの感光材料52であれば、露光された部分
の感光材料が、後の現像処理でおいて洗い流されるた
め、マスク55の開口に相当する部分の下層の第2の光
回折構造42が現出し、残りの部分に第1の光回折構造
41が形成される。また、感光材料52がネガ型フォト
レジストであれば、その逆に、マスク55の開口に相当
する部分に第1の光回折構造41が形成され、残りの部
分に第2の光回折構造42が形成される。
外線55で露光された感光材料52を現像処理した後の
状態を示している。現像処理された感光材料52は、図
3(b)の工程で記録されたバーコードの情報を含む物
体光53と参照光54との交差によって発生する干渉縞
からなる機械的に読み取り可能な情報と、図3(c)の
工程で露光されたマスク55の開口の情報とを含んでい
る。第2の光回折構造42が表面に形成されている基板
51のマスク55の開口に相当する部分に、第1の光回
折構造41が表面に形成されている感光材料52が設け
られている。第1の光回折構造41の形成されている面
と、第2の光回折構造42の形成されている面との高低
差は、図3(a)の高低で塗布する感光材料52の塗布
厚みによるものである。この高低差は、第2の光回折構
造42の凹凸模様が第1の光回折構造41の凹凸模様に
影響を与えない程度の厚みが最低限必要であり、光回折
構造の凹凸模様の凸部と凹部との差が、一般的に0.0
5μm〜0.5μmであることから、0.05μm以上
であることが、光回折構造が凹凸模様である場合には必
要となる。また、前述の高低差が大きすぎると、斜めか
らの照明光が、第1の光回折構造41が形成されている
感光材料52に遮られ、第2の光回折構造42に届かな
くなり、第2の光回折構造42による回折効率が非常に
低下してしまうことから、第2の光回折構造42の1画
素の大きさ程度が上限となり、例えば、第2の光回折構
造42の形成されている領域の1つが、50μm角の正
方形からなる画素であれば、高低差が50μm以下であ
ることが望ましい。
光回折構造から複製品57を作成している工程を示して
いる。現像された光回折構造は、このままでは、感光材
料52が残っており不安定で、エンボス用の版として使
用ことができず、また、この現像された光回折構造によ
りエンボスを行うと、光回折構造の凹凸が逆にエンボス
されてしまうため、現像された光回折構造から複製物5
7を作成する。複製物57の作成方法としては、現像さ
れた光回折構造に導電性金属を蒸着して導電性を持たせ
た後、ニッケル等によりめっきして厚みを持たせて、現
像された光回折構造から剥離して作成してもよく、ま
た、複数の複製工程を経るなどして樹脂による複製品5
7としてもよい。複製品57はいずれも、さらに複製物
を作成するための版として用いられるものであり、カー
ド基材等に直接エンボスする場合に用いられるのであれ
ば、複製品57の光回折構造の凹凸が、本来の光回折構
造の凹凸と逆に形成されている。しかしながら、後述す
るように、光回折構造の凹凸の保護性の高い、転写シー
トやラベルを作成する場合には、複製品57の光回折構
造の凹凸が、本来の光回折構造の凹凸と同じに形成され
ている。複製品57は、熱可塑性樹脂などにエンボスす
ることにより複製物を作成するための複製品57であれ
ば、耐熱性および耐圧性の高いニッケルなどの金属によ
り形成されていることが好ましく、また、紫外線硬化性
樹脂などを使用して成形する場合の版として複製品57
を使用するのであれば、取扱の容易さや、光透過性を有
する特性から、樹脂により形成されていることが望まし
い。
を用いた、本発明の実施例である光回折構造を有する転
写シートの作成方法について、図4で説明する。図4
(a)には、ポリエチレンテレフタレートフィルムなど
の合成樹脂からなる支持体61、アクリル樹脂などの支
持体と剥離性を有する保護層62、メチルメタクリレー
ト樹脂などを主成分とする熱可塑性樹脂からなるレリー
フ層63が順次積層された積層体が示されている。この
積層体を加熱し、レリーフ層63側に、図示のように、
複製品57を矢印の方向から圧力を加えることにより、
レリーフ層63に本発明の光回折構造を形成するもので
あり、光回折構造が形成された積層体を図4(b)に示
す。次いで、図4(c)に示すように、この積層体のレ
リーフ層63側に、アルミニウムや酸化チタンなどを真
空蒸着することで反射層64、さらに、アクリル樹脂を
主成分とする感熱接着剤をコーティングして感熱接着層
65を形成して、転写シートを作成する。このように作
成された転写シートは、図4(d)のように、転写シー
トと被転写体66とを密着させて、ホットスタンパー
(図示せず)により部分的に加熱加圧する。この加熱加
圧された部分は、カード等の被転写体66に転写され、
加熱加圧されなかった部分は、転写シートの支持体61
側に残って被転写体から剥離される。
を用いて、図4の方法と同様に、本発明の実施例である
光回折構造を有するラベルを作成してもよい。この場
合、図4において、転写シートと異なりラベルであるた
め、支持体と剥離性を有する保護層62を省略し、感熱
接着層65に代えて、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体を
主成分とする粘着剤による粘着層を設け、この粘着層の
露出している表面に、表面がシリコンなどより離型処理
されている離型シートを積層し、ラベルの使用の際に、
この離型シートを剥離して、圧力により被貼着体に貼着
するようにすることができる。
り方法について説明する。図5は、図1に示されている
情報記録媒体の読み取り方法に関するものであり、カー
ド基材2の表面に形成されている光回折構造3に、半導
体レーザー71を光源として、コヒーレント光からなる
照明ビーム72を照射している。このように、コヒーレ
ント光で照明された光回折構造3は、機械的に読み取り
可能な情報であるバーコード像73を再生するととも
に、目視で読み取り可能な情報であるレインボーホログ
ラムの撮影時に使用されたスリット像74をも再生す
る。このスリット像74は、照明光源が単色光である半
導体レーザー71であるため、明確に再生されるが、目
視で読み取る際のように、白色光などの多波長光下にお
いては、光の回折による波長分散が行われ、スリット像
74の再生は不明確になり、スリット像内に記録されて
いる物体(被写体)の像をみることができるものであ
る。一方、バーコード像73は、ホログラムの冗長性に
より、第1の光回折構造が記録されている領域であれば
どの領域であっても、コヒーレント光により照明されれ
ば、図のようなバーコード像73を再生する。また、白
色光下においては、スリット像74と同様に、光の回折
による波長分散のため、各波長の光によりそれぞれバー
コード像がずれた位置に再生され、目視によってバーコ
ード像73を認識することが困難であり、バーコード像
73が隠蔽された状態となる。
バーコード像73が再生される位置に、バーコード像7
3の各バーと直交する方向のバーコード像73の長さよ
りも長いラインセンサー(図示せず)を設けることに読
み取ることができ、電気信号に変換することができる。
また、単一のフォトセンサー(図示せず)を用いる場合
には、バーコード像73が再生される位置にセンサーを
設置し、各バーと直交する方向カードを移動させれば、
ホログラムの冗長性により、バーコード像73を時間的
な電気信号として読み取ることができる。センサーによ
り読み取られたバーコード像73の情報は、演算処理を
行って、予め読み取り装置に記憶されている値との比較
により、カードの真贋を判定することができるものであ
る。
の他、種々の変形が可能であり、例えば、1種類の目視
で読み取り可能な情報と、1種類の機械的に読み取り可
能な情報とが、それぞれ領域が重ならないように形成さ
れていた場合に、偽造者とって、目視で読み取り可能な
情報が記録されている領域以外の領域に、何らかの情報
が記録されていると気づかれる可能性が大きいのに対し
て、2種類以上の目視で読み取り可能な情報と、機械的
に読み取り可能な情報とを各領域が重ならないように形
成することによって、偽造者に対し、第1の目視で読み
取り可能な情報が記録されている領域以外の領域には、
第2の目視で読み取り可能な情報が記録されていると思
わせることができ、より偽造防止効果の高い情報記録媒
体を得ることができる。
領域が、光回折構造の全面に渡って、ほぼ均一に分散さ
れいる網点かけの領域であってもよく、このように網点
状形成することにより、光回折構造のどの領域をコヒー
レント光で照明しても、第1の光回折構造に記録されて
いる情報を読みだすことができ、第1の光回折構造と第
2の光回折構造とが、光回折構造のほぼ全面に渡って形
成されたいれば、加圧時などに応力を分散することがで
きる。さらに、図1の光回折構造3において、回折格子
で富士山の絵柄を形成している第2の光回折構造の領域
に対し、富士山の背景である空の部分の領域に第1の光
回折構造を形成するというように、第1の光回折構造の
形成されている領域が、第2の光回折構造により形成さ
れている絵柄の一部分を担っていてもよく、このような
領域に第1の光回折構造を記録すると、違和感が少な
く、また、第1の光回折構造自体を発見されにくくする
という効果がある。さらにまた、第1の光回折構造の形
成されている領域が、回折格子で絵柄を形成している第
2の光回折構造の領域に囲まれた領域としてもよく、こ
のような領域に第1の光回折構造を記録すると、白色光
下では、第2の光回折構造による回折光の強度が、第1
の光回折構造による回折光の強度を大幅に上回るため、
違和感が少なく、また、第1の光回折構造自体を発見さ
れにくくするという効果がある。
外線56で露光する際に用いるマスク55が、印刷等で
用いられる一般的な網点でもよく、また、網点1つ1つ
が星型やハート型、文字や記号というようにデザインさ
れていてもよい。このようにデザインされた網点を作成
することは、網点1つ1つが極微細なことから非常に困
難であり、偽造防止効果が増大する。また、グラデーシ
ョンのように、網点の面積比率も徐々に連続てきに変化
させれば、より偽造防止効果が増大し、また、幾何学模
様のように、全く不連続のものでもよい。
録媒体の好適な製造方法について説明する。厚さ2μm
のガラス板上に、ポジ型フォトレジストをスピンナーコ
ートにより厚さ1〜3μmに塗布乾燥し感光板を作成す
る。Arレーザー(波長488nm)からの光をハーフ
ミラーにより2光束に分割し、片方の光束を3次元物体
が記録されたスリット状のホログラムを透過させて、物
体光とする。他方の光束を参照光とする。この物体光と
参照光とを感光板上で交差させて干渉縞を発生させ、こ
の干渉縞をフォトレジストに記録し、現像して、干渉縞
が凹凸模様として記録されている基板を作成する。この
基板上に、ポジ型フォトレジストをスピンナーコートに
より厚さ1〜3μmに塗布乾燥して感光材料を作成す
る。Arレーザー(波長488nm)からの光をハーフ
ミラーにより2光束に分割する。機械的に読み取り可能
な情報としてのバーコードが、光透過部分として形成さ
れているマスクと、半透明のオパールガラスからなる光
散乱板を積層させたものを用意し、前記2光束の片方の
光束をマスクと光散乱板との積層体に照射し、その透過
光を物体光とする。下方の光束を参照光とする。この物
体光と参照光とを感光板上で交差させて干渉縞を発生さ
せ、この干渉縞を感光材料に記録する。次に、約50%
の網点が形成されているマスクを、前記感光材料に密着
させ、波長488nmの光で、1W/cm2 、10秒間感
光材料に照射した後、マスクを感光材料から剥離して、
感光材料を25℃、1分間の条件で現像し、基板の感光
材料表面パターンを複数回複製して、ニッケルからなる
スタンパーを作成した。一方、支持体として厚さ50μ
mのポリエチレンテレフタレートフィルムに、転写後に
保護層となるメチルメタクリレート樹脂を厚さ1μ程度
にコーティングし、保護層上に、スタンパーから表面パ
ターンを受容するアクリル樹脂からなるレリーフ層を厚
さ3μm程度にコーティングし、さらに、レリーフ層の
露出している表面に反射層として400Å程度の厚さに
アルミニウムを真空蒸着した積層体を準備した。140
℃、0.5秒間の熱圧力条件下で、この積層体の反射層
側とスタンパーとを対接させ、スタンパーの表面パター
ンを積層体の反射層側に転写した。さらに、積層体の反
射層側に、塩化ビニル樹脂と酢酸ビニル樹脂との混合物
からなる感熱接着剤を厚さ3μm程度にコーティングし
て感熱接着層を形成し、前記積層体を転写箔状にした。
この転写箔の感熱接着層表面と厚さ0.3mm程度のポ
リエチレンテレフタレートからなるカード基材とを重ね
合わせて、転写箔の支持体側から加熱加圧して、加熱加
圧した部分の保護層、レリーフ層、反射層、感熱接着層
をカード基材上に形成して、情報記録媒体を作成した。
この情報記録媒体を白色光下で観察すると、虹色の前記
3次元物体の像を見ることができ、また、半導体レーザ
ーを用いて照明すると、前記バーコードの像を見ること
ができた。しかも、表面形状検査装置により反射層の表
面状態を計測すると、図6のように、第1の光回折構造
41の部分は圧力による影響を殆ど受けていないのに対
し、第2の光回折構造42の部分は圧力による影響がそ
の高低差として現れていることがわかった。なお、図6
中の目盛りは相対値である。
読み取り可能な第1の光回折構造が形成されている領域
と、目視で読み取り可能な第2の光回折構造が形成され
ている領域とが、重畳していないので、第1の光回折構
造と第2の光回折構造との重なりによる白濁化が生じな
いため、機械で読み取る際の誤作動が発生しにくく、正
確な真贋判定を行うことができるとともに、目視でも綺
麗な画像を読み取ることができる。
法は、光回折構造が記録されている基板上に、感光材料
を塗布する工程と、前記感光材料に前記光回折構造と異
なる光回折構造を記録する工程と、前記感光材料上に所
定の領域が光透過性であるマスクを重ねて露光すること
により、前記感光材料にマスクパターンを記録する工程
とからなる情報記録媒体の製造方法において、前記光回
折構造又は前記光回折構造と異なる光回折構造の一方
が、それに記録されている情報を機械的に読み取り可能
な第1の光回折構造であり、前記光回折構造又は前記光
回折構造と異なる光回折構造の他方が、それに記録され
ている情報を目視で読み取り可能な第2の光回折構造で
あるため、マスクの位置あわせのズレが生じないととも
に、前記第1の光回折構造が形成されている領域と、前
記第2の光回折構造が形成されいてる領域とを異なる平
面に形成することができるので、第1の光回折構造と第
2の光回折構造との重なりによる白濁化が生じないた
め、機械で読み取る際の誤作動が発生しにくく、正確な
真贋判定を行うことができるとともに、目視でも綺麗な
画像を読み取ることができる情報記録媒体を製造するこ
とができる。
である。
な拡大断面図である。
例を示す図である。
の製造方法の1実施例を示す図である。
例の読み取り方法の説明図である。
の反射層の表面状態の測定結果を示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 記録されている情報を機械的に読み取り
可能な第1の光回折構造が形成されている領域と、記録
されている情報を目視で読み取り可能な第2の光回折構
造が形成されている領域とが、重畳していないことを特
徴とする情報記録媒体。 - 【請求項2】 前記第1の光回折構造が、コヒーレンス
性の高い光でのみそれに記録されている情報を読取可能
なホログラムである請求項1に記載の情報記録媒体。 - 【請求項3】 前記第2の光回折構造が、白色光の照明
によりそれに記録されている情報を目視で読取可能なホ
ログラム又は回折格子である請求項1又は2に記載の情
報記録媒体。 - 【請求項4】 前記第1の光回折構造が形成されている
領域と、前記第2の光回折構造が形成されいてる領域と
が同一平面にない請求項1〜3のいずれか1項に記載の
情報記録媒体。 - 【請求項5】 光回折構造が記録されている基板上に、
感光材料を塗布する工程と、前記感光材料に前記光回折
構造と異なる光回折構造を記録する工程と、前記感光材
料上に所定の領域が光透過性であるマスクを重ねて露光
することにより、前記感光材料にマスクパターンを記録
する工程とからなる情報記録媒体の製造方法において、
前記光回折構造又は前記光回折構造と異なる光回折構造
の一方が、それに記録されている情報を機械的に読み取
り可能な第1の光回折構造であり、前記光回折構造又は
前記光回折構造と異なる光回折構造の他方が、それに記
録されている情報を目視で読み取り可能な第2の光回折
構造であることを特徴とする情報記録媒体の製造方法。 - 【請求項6】 前記感光材料に前記光回折構造と異なる
光回折構造を記録する工程の後に、マスクパターンを記
録する工程が行われる請求項5記載の情報記録媒体の製
造方法。 - 【請求項7】 マスクパターンを記録する工程の後に、
前記感光材料に前記光回折構造と異なる光回折構造を記
録する工程が行われる請求項5記載の情報記録媒体の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13813294A JP3563774B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 情報記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13813294A JP3563774B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 情報記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07320014A true JPH07320014A (ja) | 1995-12-08 |
| JP3563774B2 JP3563774B2 (ja) | 2004-09-08 |
Family
ID=15214739
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13813294A Expired - Lifetime JP3563774B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 情報記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3563774B2 (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1994
- 1994-05-27 JP JP13813294A patent/JP3563774B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| JP3563774B2 (ja) | 2004-09-08 |
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