JPH07320511A - 太陽光のグローバル光伝送装置 - Google Patents

太陽光のグローバル光伝送装置

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JPH07320511A
JPH07320511A JP7036078A JP3607895A JPH07320511A JP H07320511 A JPH07320511 A JP H07320511A JP 7036078 A JP7036078 A JP 7036078A JP 3607895 A JP3607895 A JP 3607895A JP H07320511 A JPH07320511 A JP H07320511A
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JP
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sunlight
global
light
solar light
optical fiber
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JP7036078A
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Inventor
Shozo Yamaki
昭三 八巻
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Individual
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】太陽光を熱エネルギーや電気エネルギーに変換
することなく、そのままの光エネルギーとして地球上の
どこからでも常時利用ができる太陽光のグローバル光伝
送装置を提供する。 【構成】地球上の赤道に平行する線(緯度)にほぼ沿っ
た方向に一周するように光ファイバーケーブルを張り巡
らせて太陽光が当該光ファイバーケーブル内を伝送し得
るように構成した環状のグローバル太陽光伝送ケ−ブル
1を形成し、この環状のグローバル太陽光伝送ケ−ブル
1に沿って各地に多数散在し、地球が自転していても常
に昼間の領域に複数の太陽光集光部2aが存在するよう
に配設した太陽光集光手段2と、環状のグローバル太陽
光伝送ケ−ブル1を光ファイバーケーブルで連結して、
昼間の領域にある太陽光集光部2aによって集光された
太陽光が環状のグローバル太陽光伝送ケ−ブル1内に伝
送供給するように構成する太陽光のグローバル光伝送装
置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無尽蔵でクリーンなエ
ネルギー源として期待される太陽光を、熱エネルギーや
電気エネルギーなどの他の形態に変換することなく、そ
のまま光りエネルギーとして集光し、これを地球上の赤
道に平行する線(緯度)にほぼ沿った方向に一周する環
状のグローバル太陽光伝送ケーブルに伝送供給するよう
にした太陽光のグローバル光伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近代の人類は、エネルギー源として石
炭、石油といった化石燃料に依存してきたが、近年にな
って資源枯渇の問題と地球環境の危機の問題が深刻化し
てきた。代替えとしての原子力エネルギーは、安全性、
環境面での問題があるばかりか、ウランを原料として用
いる現在の方式では依然として資源枯渇問題がつきまと
う。未来のエネルギーとしての核融合や水素エネルギー
の利用技術は、研究が始まったばかりで、実用化にはま
だまだ時間がかかる。そのような状況のなかで、人類は
将来のため早急に無限でクリーンなエネルギー源を見付
ける必要がある。これに対し、太陽エネルギーは、約1
0京キロカロリー/時という莫大な量の光エネルギー地
球に降り注いでいる。これは全人類が1年間に必要とす
るエネルギー総量を30分間の入射量で賄うものであ
る。しかもこの太陽エネルギーはクリーン(無公害)で
無尽蔵である。従って、人類にとって、この膨大なエネ
ルギー源である太陽光から直接光エネルギーをキャッチ
し、供給することができれば、エネルギー不安から開放
され、究極のエネルギー源を持ったことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように太陽エネル
ギーは、非枯渇、クリーン、地域偏在性がない等、新し
いエネルギー源としての極めて優れた特徴を持っている
ため注目を集め、各方面で利用技術の開発が進められて
きた。その第一の開発目標が、太陽光自動集光装置であ
る。当該太陽光自動集光装置は、1973年オイルショ
ックを契機に一躍注目を集め、各国で精力的な開発が行
われ、我が国においても、一定の開発成果が上がってき
ている。しかし、この太陽光自動集光装置で集めた太陽
光の利用法は、大別すると次のような二つの方式で利用
されるものがほとんどであった。
【0004】つまり、従来の太陽光の利用技術は、熱エ
ネルギーとしての利用技術と、光エネルギーとしての利
用技術とに二分されるものであった。しかし、これらは
いずれも太陽エネルギーを人間がコントロール可能な水
などの物質への蓄熱エネルギーに変換するか、電気エネ
ルギーに変換することによって利用しようとする技術で
あるため、エネルギーの変換効率が悪く、一般に太陽エ
ネルギーは希薄で業として用いるには、あまりに稀弱と
考えられ、利用範囲が限られていた。
【0005】然るに最近、太陽光を光りのままで集光
し、光導体に導入し、光ファイバーケーブルにより伝送
し、任意に光りのまま取り出し、直接利用する方法等の
基礎的技術が開発されるようになった。例えば、太陽光
収集装置(特公昭62−8762号公報、特公昭63−
5728号公報)、太陽光エネルギー収集伝送装置(特
公昭59−4624号公報)、光エネルギー伝送用光フ
ァイバーケーブル(特公昭59−4624号公報)、光
分岐装置(特公昭62−56486号公報)、光電灯装
置(特公昭59−23603号公報)、光ラジエータ
(特公昭61−1726号公報)、光合成装置(特公昭
60−1875号公報)等がそれらである。
【0006】即ち、これらの技術を組み合わせれば、太
陽光を光りのままで集光し、光ファイバーケーブルに導
入し、伝送し、光りのままで取り出すことが可能となっ
たのである。しかし、社会的にはいまひとつ実用的な利
用がなされていない。光ファイバーの利用方法について
も、その光の伝送能力に着目して、光通信システムの構
成要素として利用され、実用化されているが、これは太
陽光エネルギーを有効利用しようという発想のものでは
ない。
【0007】発明者は、太陽光を光のままの形態として
利用できる太陽光収集伝送装置が、実用化されない理由
について、考察したところ、太陽光の利用は、地球の運
動〈自転〉との関係から、必要度の低い昼間しか利用出
来ず、必要度の高い夜間は利用出来ないこと。また、太
陽光出力は、地球の緯度、季節によって差異があり、し
かも気象条件に依存する。このため常時平均した太陽光
エネルギーの確保が困難であること。太陽光を光りのま
ま閉込めておくことは極めて困難であること。以上のよ
うな技術的問題点があって、その実用的な利用が難しい
ことが判明した。
【0008】そこで、このような問題点を解決すべく発
明者は鋭意研究の結果、太陽光集光手段と光ファイバー
ケーブルによって構成されるグローバルな太陽光伝送と
を組み合わせた地球的規模の太陽光のグローバル光伝送
装置を開発した。
【0009】すなわち、地球上を緯度方向とほぼ平行に
一周すれば、必ず昼間の領域と夜間の領域にまたがって
太陽光を伝送する環状のグローバル太陽光伝送ケーブル
が形成される。その環状のグローバル太陽光伝送ケーブ
ルに沿って太陽光集光装置を多数散在するように設けれ
ば、地球が自転しても必ず昼間の領域にいくつかの太陽
光集光手段から集光出来るので、一部地域的な天候に関
わりなく、常に太陽光を集光して光ファイバーケーブル
内に導入し伝送し続けることができる。このようになる
と、必要度の高い夜間領域や地下空間等に伝送して有効
利用することも可能となり、前記従来の技術的問題点が
解消でき、太陽光エネルギーの供給システムとしての実
用性と利用価値を飛躍的に高めることができる。
【0010】また、地球上に光ファイバーケーブルを緯
度方向とほぼ平行に一周するように張り巡らせるように
構成して環状のグローバル太陽光伝送ケーブルを形成
し、当該光ファイバーケーブル内に集光された太陽光を
導入して、常時伝送供給する状態にしておく。これは、
いつでも太陽光を取り出せる状態に環状のグローバル太
陽光伝送ケーブル内に太陽光を供給していることであ
り、太陽光エネルギーを随時供給してくれる新規なエネ
ルギー供給施設として社会において、おおきな役割を果
たすことのできるものである。
【0011】また、このような太陽光のグローバル光伝
送装置は、当初設備投資が必要であるが、一度その施設
を構築してしまえば、太陽光は、もともと無尽蔵でクリ
ーンなエネルギーであるうえ、エネルギー源用の資源を
買入する必要が全く要らず、経費は施設の維持管理費だ
けとなる。その結果、関連機器類の性能向上とコスト低
下、需要の拡大、生産量の拡大など関連技術の開発によ
って、太陽光エネルギー代は他の代替えエネルギー代に
比較しても充分経済性において対抗が可能になる。
【0012】つまり、本発明は、環状のグローバル太陽
光伝送ケーブルと、それに沿って散在するように設けた
太陽光集光手段とを組み合わせた太陽光のグローバル集
光伝送ケーブル装置であり、地球の自転や天候にかかわ
らず常時太陽光の集光と伝送が可能となり、光エネルギ
ーの世界的な供給システムとして機能するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
目的を達成するための手段として、次のような発明を完
成したものである。
【0014】特許を受けようとする第1発明は、地球上
の赤道に平行する線(緯度)にほぼ沿った方向に一周す
るように光ファイバーケーブルを設けた環状のグローバ
ル太陽光伝送ケーブルを形成し、この環状のグローバル
太陽光伝送ケーブルに沿って各地に多数散在し、地球が
自転していても常に昼間の領域に複数の太陽光集光部が
存在するように配設した太陽光集光手段と、当該太陽光
集光手段と環状のグローバル太陽光伝送ケーブルを光フ
ァイバーケーブルで連結して、昼の領域にある太陽光集
光部によって集光された太陽光が環状のグローバル太陽
光伝送ケーブル内に伝送供給し続けるように構成したこ
とを特徴とする太陽光のグローバル光伝送装置である。
【0015】特許を受けようとする第2発明は、第1発
明に記載する太陽光のグローバル光伝送装置において、
環状のグローバル太陽光伝送ケーブルを、光ファイバー
ケーブルを地球上の赤道に平行する線(緯度)にほぼ沿
った方向に一周するように配設して、環状なグローバル
太陽光伝送となしたことを特徴とする太陽光のグローバ
ル光伝送装置である。
【0016】当該環状のグローバル太陽光伝送ケーブル
は、光ファイバーケーブルを主体とし、これに接続部や
接続分岐部やコネクタなどを必要に応じて組み合わせ使
用することにより地球上の赤道に平行する線(緯度)に
ほぼ沿った方向に一周するように張り巡らせて構成され
た環状の伝送供給部と、当該伝送供給部に集光し伝送し
てきた太陽光を合流させる集光接続部を設けてなるもの
である。当該環状のグローバル太陽光伝送ケーブルを構
成する主要素材としての光ファイバーケーブルというの
は、光エネルギーを太陽光集光手段などによって光ファ
イバーケーブル内に導入し、太陽光の光を所望の場所に
まで伝送したり、供給したりするためのものである。そ
れは、大口径ファイバーを用いた太陽光伝送専用のもの
で、光りの通る中央部(コア)に高純度の石英ガラスを
採用し、クラット材にフッ素樹脂などを複合したもので
ある。なお、当該光ファイバーケーブルの種類には、直
線的なものばかりでなく、光ファイバーケーブルを接続
する接続部、光りを分岐する接続分岐部や、収束された
太陽光を光ファイバーケーブルに導入する光カプラーな
ども含まれる。当該環状のグローバル太陽光伝送ケーブ
ルは、地球上の昼間の領域と夜間の領域にまたがって各
地に散在するように太陽光集光手段を設け、常時集光す
るための基盤を成すものであり、また光ファイバーケー
ブル内に伝送された太陽光を伝送状態に維持させるため
のものである。
【0017】また、太陽光集光手段というのは、太陽光
を集光するための装置や、そのための機械器具などのこ
とで、その基本的構成は、太陽光をレンズや鏡などで受
けて収束する受光部と、収束した太陽光を光ファイバー
ケーブルなどに導入させる光導入体とからなる太陽光集
光部と、導入した光りを伝送させる太陽光伝送部とから
構成されたものであり、場合によって、太陽自動追跡装
置や自動姿勢制御装置が装備されている場合がある。更
に、当該太陽光集光手段は、環状のグローバル太陽光伝
送ケーブルに沿い、地球上の昼間の領域と夜間の領域に
またがって各地に散在するように設置してある太陽光集
光部と、当該太陽光集光部と光伝送供給部とを光ファイ
バーケーブルで接続し、集光した太陽光を前記光ファイ
バーケーブルにより環状のグローバル太陽光伝送ケーブ
ルに伝送し得るようにした太陽光伝送部とからなる。
【0018】本発明は、上記のようにケーブルに沿って
地球が自転していても常に昼間の領域に複数の太陽光集
光手段が存在すうように構成され、地球上の昼間の地域
に設置した複数の太陽光集光手段の太陽光集光部で集光
した太陽光を太陽光伝送部から集光接続部を介して環状
のグローバル太陽光伝送ケーブルに伝送供給され、当該
環状のグローバル太陽光伝送ケーブルの環状の伝送供給
部に導入され、その伝送供給部内には太陽光が常に伝送
供給する状態に収納するようにしたことを特徴とする太
陽光のグローバル光伝送装置である。
【0019】従って、本発明は、地球の自転や天候にか
かわらず常時太陽光の集光が可能となり、環状のグロー
バル太陽光伝送ケーブルの伝送供給部内には太陽光が常
に伝送供給する状態に維持されているので、当該環状の
グローバル太陽光伝送ケーブルから何時でも必要に応じ
て太陽光を分岐して取り出し、供給することができ、太
陽光エネルギーの世界的な供給装置として機能するもの
である。
【0020】尚、当該環状のグローバル太陽光伝送ケー
ブルから太陽光を分岐して取り出す出光手段は、地球上
の所望する場所に設置し、必要に応じて伝送されてきた
太陽光を必要に応じて出光できるようにした出光部と、
当該出光部と前記環状のグローバル太陽光伝送ケーブル
とを光ファイバーケーブルで接続し分岐伝送し得るよう
にした出光伝送部とからなる。即ち、出光手段というの
は、伝送されてきた太陽光を光りのまま取り出す装置や
機械器具のことを意味し、それは出光部である光り放出
端部や光ラジエターや光電灯装置や光スタンドやダウン
ライト、スポットライトなどの照明器具、その他、虹発
生器、光合成装置、室内植物育成装置、有害な紫外線、
赤外線、熱線をカットした付加価値太陽光の抽出照射装
置などの端末照射器具と、出光伝送部である太陽光を当
該照明器具や端末照射器具に導くための光ファイバーケ
ーブルが組み合わされたものである。その他、場合によ
ってはスイッチ、照射光量調整装置、電灯の笠などの関
連機械器具も含まれる。
【0021】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図1は、環状のグローバル太陽光伝送ケ−ブ
ルを示す平面図で、図2は同環状のグローバル太陽光伝
送ケ−ブルを示す斜視図であり、図3は環状のグローバ
ル太陽光伝送ケ−ブルを地球上の赤道に平行する線(緯
度)にほぼ沿った方向に一周するように光ファイバーケ
ーブルを張り巡らせた状態を示す側面展開図である。ま
た、図4は、地球上の赤道に平行する線(緯度)にほぼ
沿った方向に一周するように光ファイバーケーブルを張
り巡らせて太陽光が伝送し得るようにした環状のグロー
バル太陽光伝送ケ−ブルを示す平面説明図であり、図5
は、地球上の赤道に平行する線(緯度)にほぼ沿った方
向に一周するように光ファイバーケーブルを張り巡らせ
て太陽光が伝送し得るようにした環状のグローバル太陽
光伝送ケ−ブルを示す側面説明図であり、図6は、地球
上の赤道に平行する線(緯度)にほぼ沿った方向に一周
するように光ファイバーケーブルを張り巡らせて太陽光
が伝送し得るようにした環状のグローバル太陽光伝送ケ
−ブルを示す立体斜視説明図である。また、図7は太陽
光のグローバル光伝送装置の基本構成図であり、図8は
太陽光のグローバル光伝送装置を地球上に設けた実施例
を示す斜視説明図である。
【0022】本発明に係る太陽光のグローバル光伝送装
置の基本構成は、集光された太陽光が常に伝送する状態
に供給されている環状のグローバル太陽光伝送ケーブル
1と、当該環状のグローバル太陽光伝送ケーブル1に光
ファイバーケーブルを連結することにより接続された太
陽光集光手段2とからなる。
【0023】環状のグローバル太陽光伝送ケーブル1
は、光ファイバーケーブルを主体とし、これに接続部4
8や接続分岐部49やコネクタなどを必要に応じて組み
合わせ使用することにより地球上の赤道に平行する線
(緯度)にほぼ沿った方向に一周するように光ファイバ
ーケーブルを張り巡らせて構成され伝送供給部1aと、
当該伝送供給部1aに太陽光集光手段2の太陽光伝送部
2bが接続し太陽光集光部2aで集光し伝送してきた太
陽光を接続する集光接続部1bと、当該伝送供給部1a
より出光手段3における出光部3aの出光伝送部3bへ
伝送供給されている太陽光を分岐伝送し得るようにした
分岐接続部1cとからなっている。
【0024】図中1は、地球上の緯度方向とほぼ平行に
一周するように光ファイバーケーブルを張り巡らせて構
成した環状のグローバル太陽光伝送ケーブルであり、当
該環状のグローバル太陽光伝送ケーブル1内には、集光
導入された太陽光を伝送する状態に供給されている。
【0025】また、ここに、光ファイバーケーブル4
は、図11の断面図に示すように、光りの通る中央部
(コア)41aに高純度の石英ガラスを採用し、その周
囲を被覆するクラット材41bにフッ素樹脂などを被覆
した大口径ポリマークラッドファイバー心線41を複数
本、中心のテンションメンバー42の周囲に介在綿43
を介して寄り添わせ、その周囲をテープアルミ44で被
覆固定し、更にその外側をシリコンゴムチューブなどの
耐腐食性のある外被覆材45で被覆しケーブル状に構成
したものである。そして、当該光ファイバーケーブル4
は、図10に示すように、その長尺なケーブル部46の
基端部には入射部47aが形成されており、先端部には
出射部47bが形成されている。
【0026】当該光ファイバーケーブル4で環状のグロ
ーバル太陽光伝送ケーブル1を構成するには、直線的な
ケーブルばかりでなく、前後の光ファイバーケーブルを
接続する接続部48や、光りを分岐する接続分岐部49
も必要であるが、その技術もすでに開発されている。例
えば接続部48であれば、図13のような接続方法があ
り、接続分岐部49の場合には図12、図14に示すよ
うな方法がある。ここに示したのは一実施例であり、必
ずしもこのような構造や方法にかぎることのないこと勿
論である。
【0027】次に、前記太陽光集光手段2は、環状のグ
ローバル太陽光伝送ケーブル1に沿って地球が自転して
いても常に昼間の領域に複数の太陽光集光手段が存在す
うように多数配設したものである。即ち地球上の緯度方
向に沿って昼間の領域と夜間の領域にまたがって各地に
散在するように設置した多数の太陽光集光部2aと、当
該太陽光集光部2aと光伝送供給部1bとを光ファイバ
ーケーブル4で接続し、集光した太陽光を前記光ファイ
バーケーブル4により光伝送供給部1bに伝送し得るよ
うにした太陽光伝送部2bとからなっている。当該太陽
光集光手段2は、図15乃至図20のようなものを使用
すればよい。図15は太陽光Bを円心部のタワー21に
集めて集光するもので、タワー集光方式と呼ばれるもの
であり、周囲の円形に鏡22を配設した施設は、大きい
もので100m以上に及ぶものもある。
【0028】また、図16は、曲面集光方式とよばれて
いるもので、鏡23の対面にたくさんの受光部24を設
ける分散集光型のものである。また、小型の太陽光集光
手段2の実施例としては、図17乃至図20の小型太陽
光集光装置25がある。
【0029】図17,図18に示した実施例の小型太陽
光集光装置25は、太陽光を収束するためのフレネルレ
ンズ部27を受光面とし、このフレネルレンズ部27が
集めた光を収集し光ファイバーケーブルに導入する光導
入部28と伝送部29と姿勢制御部26とから構成され
ている。
【0030】図19、図20に示した小型太陽光集光装
置50の実施例は、パラボラ反射鏡51と、反射鏡52
と、光導入部53と伝送部54と姿勢制御部55とから
構成されている。当該太陽光集光手段2についても図示
実施例のものに限る必要のないこと勿論である。
【0031】本発明に係る太陽光のグローバル光伝送装
置は、叙上のように地球上の昼間の地域に設置した複数
の太陽光集光手段2の太陽光集光部2aで集光した太陽
光を太陽光伝送部2bから集光接続部1bを介して環状
のグローバル太陽光伝送ケーブル1に伝送され、その伝
送供給部1aに導入され、その伝送供給部1a内に太陽
光が常に伝送する状態に供給されるように構成したもの
である。
【0032】当該太陽光のグローバル光伝送装置に供給
された、太陽光を利用するためには、太陽光のグローバ
ル光伝送装置に連結できるように構成された付属手段と
しての出光手段3が必要である。以下、出光手段3につ
いて説明する。
【0033】また前記出光手段3は、地球上の所望する
場所に設置し、必要に応じて伝送されてきた太陽光を必
要に応じて出光できるようにした出光部3aと、当該出
光部3aに光ファイバーケーブルで接続した出光伝送部
3bとからなる。このため、光伝送供給部1aに伝送供
給されている太陽光を分岐接続部1cから前記出光伝送
部3bにより出光部3aに分岐伝送し得るようになる。
【0034】当該出光手段3は、具体的には、例えば図
21乃至図24に示した実施例のものなどである。例え
ば、光ファイバーケーブルの端部32から伝送されてき
た太陽光がそのまま放射される場合には、約45度の角
度で放射さる。図21は、その場合の照射距離(m)と
照射径(mφ)を示したものである。図22はその放射
角度に準じて形成した照明器具31の実施例である。ま
た、図23は光ファイバーケーブルの端部から照射され
た照明器具33の他実施例である。また、図24は、光
ファイバーの端部32に屈折率の異なる光導体を取り付
け、その光導体の部分で光りを効果的に拡散して放出さ
れるようにした光りラジエター方式の照明器具34であ
る。
【0035】このように、出光手段3の出光部3aとい
うのは、伝送されてきた太陽光を光りのまま取り出す装
置や機械器具のことを意味し、図示のように光り放出端
部や光ラジエターや光電灯装置や光スタンドやダウンラ
イト、スポットライトなどの照明器具が主なものである
が、それだけではなく、図示しないが、その他、虹発生
器、光合成装置、室内植物育成装置、有害な紫外線、赤
外線、熱線をカットした付加価値太陽光の抽出照射装置
などの端末照射器具としてもよいこと勿論である。
【0036】本発明は、使用する構成部材や実施に必要
な技術は、すでに一通り基礎的技術開発が成されている
ので、これらの技術を駆使すれば、実現は充分可能であ
るが、そのオリジナリティは、太陽光を集光し、伝送供
給する環状のグローバル太陽光伝送ケーブルを全地球的
規模に超大型化し、太陽と地球との関係やその運動を克
服して、常に集光出来るようにしたことと、光ファイバ
ーケーブルで構成された伝送供給部1aを環状に形成し
て、光ファイバーケーブル内に導入した太陽光がその環
状の伝送供給部1a内を消耗減衰するまで伝播し続けら
れるようにした点にある。
【0037】即ち、伝送供給部1aの光ファイバーケー
ブル内に太陽光を常時伝送供給した状態にすることによ
り、第1に、太陽光を地球上のどこでも、何時でも、例
え夜間領域でも光りのままの状態で取り出し利用でき
る。第2に太陽光を光ファイバーケーブル中に導入し、
伝送状態で常時供給し、所望する場所に誘導できる。第
3に空中を通り地球上に降り注ぐ太陽光の出力は、地球
上の地域、季節によって差異があり、しかも気象条件に
依存する。このため常時平均した太陽光エネルギーの確
保が困難であるが、本発明のように、環状のグローバル
太陽光伝送ケーブルと太陽光集光手段とを世界的規模に
することにより、太陽光を常時確実に集光し、光ファイ
バーケーブルを介して伝送して、常に平均した出力で取
り出し利用できることとなった。第4に、太陽光が本質
的にもっている無尽蔵でクリーンなエネルギーという特
長が失われていない。本発明の完成により、叙上のよう
な実用性の高いものとなるため、太陽光は、人類のコン
トロール可能な光りエネルギーとして今後大いに利用が
期待できるものとなった。
【0038】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係る太陽光のグ
ローバル光伝送装置は、集光され、導入された太陽光が
常に伝送する状態に供給されている環状のグローバル太
陽光伝送ケーブル1と、当該環状のグローバル太陽光伝
送ケーブル1に接続された太陽光集光手段2とからな
る。従って、次のような効果がある。
【0039】第1に、本発明は地球上に光ファイバーケ
ーブルを緯度方向とほぼ平行に一周するように張り巡ら
せて構成した環状のグローバル太陽光伝送ケーブルを形
成し、当該光ファイバーケーブル内に集光された太陽光
を導入して、常時伝送する状態に供給しておくことによ
って、いつでも太陽光を取り出せる状態にする。このよ
うに地球規模の環状のグローバル太陽光伝送ケーブルを
もって、太陽光を集光し伝送供給する手段となし、いつ
でも環状のグローバル太陽光伝送ケーブル内に供給され
た太陽光を光りのまま取り出し利用できることは、画期
的なことである。
【0040】第2に、このように太陽光を集光し伝送す
る装置は、初期には大きな設備投資が必要であるが、グ
ローバル光通信網と同じように、一度その施設を構築し
てしまえば、太陽光は、もともと無尽蔵でクリーンなエ
ネルギーであるうえ、エネルギー源用の資源も全く要ら
ず、経費は施設の維持管理費だけとなるため、長期的に
みればその経済効果や人類社会にもたらす恩恵は、計り
知れないほど大きいものとなる。また、当該太陽光エネ
ルギーは、今後の関連機器類の性能向上とコスト低下、
需要の拡大、生産量の拡大など関連技術の開発がすすめ
ば、人類にとって重要なエネルギーとして、充分経済性
のあるものとなり、他の化石資源エネルギーの代替えエ
ネルギーとなる可能性がある。
【0041】第3に、本発明の完成により太陽光を光エ
ネルギーのまま環状のグローバル太陽光伝送ケーブル内
に供給し、いつでもどこでもコントロールした状態で利
用出来ることになるので、太陽光が本質的にもっている
無尽蔵でクリーンなエネルギーというだけでなく、太陽
光が生物に与える影響なども含めてその特性を充分利用
できることとなるし、太陽光の成分の内、生物には有害
成分である紫外線や放射線などを除いた付加価値の高い
太陽光などの加工も可能なので、本発明によって得られ
る太陽光は、単に照明用光源としてだけでなく、光合
成、養殖、人工栽培、治療、バイオテクノロジーなど各
方面に利用が期待されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】環状のグローバル太陽光伝送ケ−ブルを示す平
面図である。
【図2】同環状のグローバル太陽光伝送ケ−ブルを示す
斜視図である。
【図3】環状のグローバル太陽光伝送ケ−ブルを地球上
の赤道に平行する線(緯度)にほぼ沿った方向に一周す
るように光ファイバーケーブルを張り巡らせた状態を示
す側面展開図である。
【図4】地球上の赤道に平行する線(緯度)にほぼ沿っ
た方向に一周するように光ファイバーケーブルを張り巡
らせて太陽光が伝送し得るようにした環状のグローバル
太陽光伝送ケ−ブルを示す平面説明図である。
【図5】地球上の赤道に平行する線(緯度)とほぼ沿っ
た方向に一周するように光ファイバーケーブルを張り巡
らせて太陽光が伝送し得るようにした環状のグローバル
太陽光伝送ケ−ブルを示す側面説明図である。
【図6】地球上の赤道に平行する線(緯度)とほぼ沿っ
た方向に一周するように光ファイバーケーブルを張り巡
らせて太陽光が伝送し得るようにした環状のグローバル
太陽光伝送ケ−ブルを示す立体斜視説明図である。
【図7】太陽光のグローバル光伝送装置の基本構成図で
ある。
【図8】太陽光のグローバル光伝送装置を地球上に設け
た実施例を示す斜視説明図である。
【図9】太陽光のグローバル光伝送装置の構成を示す概
念説明図である。
【図10】光ファイバーケーブルの構成を示す側面説明
図である。
【図11】光ファイバーケーブルの断面構造を示す断面
図である。
【図12】光ファイバーケーブルの接続部の実施例を示
す断面図である。
【図13】光ファイバーケーブルの接続分岐部の実施例
を示す断面図である。
【図14】光ファイバーケーブルの接続分岐部の他実施
例を示す断面図である。
【図15】太陽光集光手段における太陽光集光部の一実
施例を示すもので、タワー集光方式と呼ばれるものの斜
視図である。
【図16】太陽光集光手段における太陽光集光部の他実
施例を示すもので、曲面集光方式と呼ばれるものの斜視
図である。
【図17】太陽光集光手段における太陽光集光部の他実
施例である小型の太陽光集光装置を示す斜視図である。
【図18】図17に示す太陽光集光装置の実施例の構造
を示す縦断面図である。
【図19】太陽光集光手段の他実施例である小型の太陽
光集光装置を示す斜視図である。
【図20】図19に示す太陽光集光装置の実施例の構造
を示す縦断面図である。
【図21】出光手段における出光部の一実施例で、光フ
ァイバーケーブルの端部から太陽光がそのまま放射され
る場合の放射角度と、照射距離と、照射径を示した斜視
説明図である。
【図22】出光手段における出光部の一実施例として照
明器具にした場合の構造を示す断面図である。
【図23】出光手段における出光部の他実施例で、照明
器具とした場合の斜視図である。
【図24】出光手段における出光部の他実施例で、光ラ
ジエター方式により光を拡散させた照明器具とした場合
の断面説明図である。
【主な符合の説明】
1 環状のグローバル太陽光伝送ケーブル 1a 光伝送供給部 1b 集光接続部 1c 分岐接続部 2 太陽光集光手段 2a 太陽光集光部 2b 太陽光伝送部 3 太陽光出光手段 3a 出光部 3b 出光伝送部 4 光ファイバーケーブル 46 ケーブル部 48 接続部 49 接続分岐部 A 地球 B 太陽光 C 自転

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地球上の赤道に平行する線(緯度)にほ
    ぼ沿った方向に一周するように光ファイバーケーブルを
    設けた環状のグローバル太陽光伝送ケーブルを形成し、
    この環状のグローバル太陽光伝送ケーブルに沿って各地
    に多数散在し、地球が自転していても常に昼間の領域に
    複数の太陽光集光部が存在するように配設した太陽光集
    光手段と、当該太陽光集光手段と環状のグローバル太陽
    光伝送ケーブルを光ファイバーケーブルで連結して、昼
    の領域にある太陽光集光部によって集光された太陽光が
    環状のグローバル太陽光伝送ケーブル内に伝送供給し続
    けるように構成したことを特徴とする太陽光のグローバ
    ル光伝送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する太陽光のグローバル
    光伝送装置において、環状のグローバル太陽光伝送ケー
    ブルは、光ファイバーケーブルを地球上の赤道に平行す
    る線(緯度)にほぼ沿った方向に一周するように配設し
    て、環状のグローバル太陽光伝送ケーブルとなしたこと
    を特徴とする太陽光のグローバル光伝送装置。
JP7036078A 1994-01-31 1995-01-31 太陽光のグローバル光伝送装置 Pending JPH07320511A (ja)

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JP7036078A JPH07320511A (ja) 1994-01-31 1995-01-31 太陽光のグローバル光伝送装置

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JP2730694 1994-01-31
JP6-27306 1994-01-31
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