JPH07322877A - レオウイルス株2177及び該株を含むワクチン - Google Patents
レオウイルス株2177及び該株を含むワクチンInfo
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Abstract
ず、マレック病ワクチンに干渉せず、従って1日齢で投
与することが可能なワクチンを提供する。 【構成】 ニワトリに投与するワクチン製剤中に有効量
で配合され、病原性ニワトリレオウイルスによる攻撃に
対する防御を提供し、同時投与したマレック病ワクチン
の活性に干渉しない非病原性ニワトリレオウイルス、及
び該ウイルスを含むワクチン。
Description
非病原性レオウイルス及び2177株を含むワクチンに
関する。
レオウイルスは商業用家禽の種々の疾病に関連付けられ
ている。経済的に最も重要なレオウイルス疾患は関節炎
/腱滑膜炎症候群である。この症状の特徴は踝関節の直
上の中足腱の腱鞘の腫張とそれに起因する種々の程度の
跛行である。腫張が進行すると、ニワトリは運動を厭う
ようになる。患部腱は硬化し、繊維症になり、腱鞘及び
皮膚に癒着すると腱の部分的機能障害をもたらす[Jo
hnsonら,Avian Dis.15:829−8
34 (1971)]。高齢のニワトリでは腱断裂に至
る恐れがある[Jones,Vet.Rec.,96:
153−154(1975)]。
症候群にも関連付けられている[Pageら,Avia
n Dis.,26:618−624(1982)]。
この腸管症状は発育阻害、羽毛生育不良、色素減少、前
胃肥大、腸炎及び足弱化により特徴付けられる。この疾
患はレオウイルス感染の結果として飼料栄養の吸収不良
に起因すると考えられていた[Hieronymus
ら,Avian Dis.,27:246−254(1
983)]。
疾病は肝炎、心膜水腫、腹水、腎臓虚弱、小脾臓、心膜
炎及び心筋炎である。
及び種畜の繁殖能の低下をもたらし、控えめに見積もっ
ても年間15,000,000ドルの経済的損失を招い
ている。
より腱滑膜炎のフィールド症例から単離及び特徴付けさ
れたニワトリレオウイルス株であるS1133の種々の
継代段階から生ワクチンが開発されている。該株は漿尿
膜(CAM)で37℃で235代、次いでニワトリ胚フ
ィブロブラスト(CEF)で32℃で65代連続増殖さ
れた。CEFで37℃で更に135代継代された[va
n der Heideら,Avian Dis.,2
7:698−706(1983)]。
代のS1133に由来する低毒性ワクチンを幼齢(7〜
14日)のニワトリに接種し、該ワクチンよりもやや毒
性の低代S1133ワクチンウイルスを6〜11週齢で
生ワクチン接種し、場合によりこのやや毒性のS113
3ワクチンで第3の生ワクチン接種を行った後、不活化
ワクチンを接種することを推奨している。
性ワクチンを接種する。
干渉する恐れがあるので、現用ワクチンを1日齢で接種
するのは推奨されない。公知レオウイルスワクチンはマ
レック病ワクチンに干渉するため、他の免疫感作と同時
に公知レオウイルスワクチンを投与することができず、
二次ワクチン接種が必要であった。Rosenberg
er,J.K.,Western Poultry D
isease Conference Proceed
ings,pp.50−51,(1983)。
することが判明し(Montgomery,R.D.及
びMaslin,W.R.,Avian Dis.,V
ol.32,pp.461−468,1988)、増殖
して関節炎や他の足障害を誘発し、卵を介して子孫に伝
播(感染)される恐れがあった。
ニワトリの体内に残存せず、マレック病ワクチンに干渉
せず、従って1日齢でも投与することが可能なワクチン
であると考えられる。
るニワトリから単離された新規ニワトリレオウイルス株
が茲に発見された。この新規ウイルスは米国、Rock
vill,MarylandのATCCに1994年3
月10日付けで寄託され、寄託番号VR2499を付さ
れた。このウイルスの特性は非病原性であることと、ニ
ワトリに接種するとレオウイルスの病原株に対する防御
を提供することである。
起因する疾病に対する家禽の防御のための、レオウイル
ス株2177を含むワクチンを提供する。本発明は更に
単離株2177に関し、該株は本質的に非病原性である
ことが判明し、この株を接種した家禽の体内に残存せ
ず、幼齢(例えば1日齢)で投与することが可能である。
んでもよいし、マレック病ウイルス、伝染性ファブリシ
ウス嚢病ウイルス、ニューカッスル病ウイルス、伝染性
気管支炎ウイルス、ニワトリ脳脊髄炎ウイルス、鶏痘ウ
イルス及びニワトリ貧血因子のワクチン等、他の家禽用
ワクチンと併用してもよい。
及び踝関節の炎症により主に特徴付けられる症状を有す
る商業的に飼育された幼齢ブロイラーからの109個の
レオウイルス単離株の単離を開示している(Proc.
Internatl.Union of Immuno
l.Soc.,No.66,Disease Prev
ention and Control in Pou
ltry Production,Sydney NS
W,Australia Aug.31−Sept.
2,1983)。ウイルス単離は、臨床症状を有する1
日齢〜約4週齢のニワトリから抽出した足関節スワブ及
び均質化組織(骨髄、肝臓、脾臓及び腱)を5〜7日齢
胚形成卵の卵黄嚢に接種することにより行われた。レオ
ウイルス単離株は、死滅した胚からの漿尿膜を回収し、
群特異的レオウイルス抗原の存在を立証することによ
り、接種した胚で同定された。レオウイルスを含む卵黄
を集め、トリプトースリン酸ブロスで希釈し、−70℃
で保存した。
リに接種することにより109個のレオウイルス単離株
の病原性をスクリーニングした。単離株の11個は接種
後3〜14日の間に肉趾と足の他の部分に炎症を生じ
た。これらの11個の単離株を選択して更に試験した。
ルを一次ニワトリ胚フィブロブラスト(CEF)に接種
した。1個の単離株(単離株2177)はCEFに接種
した場合に細胞変性作用を生じないことが判明した。そ
の後、細胞変性が観察されるまでこのウイルスを反復継
代(14代)した。細胞及び細胞培養液を集め、凍結及
び融解し、遠心分離により清澄化し、CEF中で成長す
るのに適した2177レオウイルス単離株を含む上清を
アリコートに分割し、−70℃で保存した。
細胞培養に適したレオウイルス2177をCEF細胞培
養物で増殖させた。個別プラーク選択によりウイルスを
プラーク精製した。プラーク精製したレオウイルス21
77を6日齢ニワトリ胚形成卵の卵黄嚢に接種した。接
種後24時間以上経過後に死滅した胚から卵黄を集め、
レオウイルス2177の精製培養ストックとして使用し
た。
の遺伝子特徴及びニワトリにおける病原性をin vi
tro及びin vivoで特徴付けた。一般に、21
77レオウイルスはニワトリにおいて本質的に非病原性
であることが判明した。従って、このウイルス株は生ワ
クチンとして使用するのに理想的である。
又は不活化形態の2177ウイルスを含む。もっとも、
好ましくはワクチンは生きたウイルスを含み、非病原性
であるため、弱毒化又は不活化は不要である。
で14代継代後、ニワトリ胚で5〜6代継代することに
より調製した)シードウイルスを細胞培養物、例えばC
EF培養物もしくは他の哺乳動物細胞培養物(例えばV
ERO細胞)又は胚形成卵で増殖させる。こうして増殖
したウイルスを組織培養液及び/又は細胞又は胚形成卵
の組織もしくは液から回収する。生ワクチンは懸濁液と
して調製してもよいし、凍結乾燥してもよい。懸濁液形
態を凍結保存してもよい。凍結乾燥形態では1種以上の
安定剤を加えるのが好ましい。適切な安定剤としては例
えば炭水化物(例えばソルビトール、マンニトール、澱
粉、スクロース、デキストラン、グルコース)、タンパ
ク質(例えばアルブミン又はカゼイン)又はその分解生
成物、及び緩衝液(例えばアルカリ金属リン酸塩)を挙
げることができる。任意に、アジュバント活性を有する
1種以上の化合物も添加し得る。本発明のワクチンには
任意の従来の安定剤及びアジュバントを添加し得る。
態であるかを問わず、ワクチンはウイルスを回収する細
胞培地から調製することができ、このような培地は例え
ばウイルス、胎児、新生又は子ウシ血清及び抗生物質を
含む。使用される細胞培地の型は制限されず、ウイルス
を増殖する細胞培養に従来使用されている任意の培地及
び助剤であり得る。凍結乾燥製剤は更に、上述のように
ウイルスと安定剤を単独又は培地助剤と共に含む。不活
化ウイルスを含むワクチンは例えば、油エマルジョン又
はトコールエマルジョン製剤中にウイルス、胎児、新生
又は子ウシ血清、抗生物質を含有する細胞培地から構成
され得る。
ができる。一般に生ワクチンは12週齢までに接種し、
不活化ワクチンは14〜18週齢で接種する。in o
voワクチン接種は胚発生の最後の4分の1に実施す
る。ワクチンは皮下、スプレー、経口、眼内、気管内、
鼻側又はin ovoのいずれの経路で投与してもよ
い。好ましくは、1日齢のニワトリにワクチン接種す
る。それ以後のニワトリは加齢耐性を生じると思われる
が、ブリーダーニワトリは例えば8及び30週(2回接
種)でもワクチン接種することができる。2177を接
種した場合にはウイルスは残存せず、子孫に垂直伝播
(感染)しないことが判明した。これに対して、S11
33株は子孫に伝播される。
力価は1.0〜9.0log10TCID50/用量、より
好ましくは2.0〜7.5log10TCID50/用量、
最適には約4.0log10TCID50/用量である。
1つは、干渉を生じることなく他のレオウイルスも含め
た他のウイルスと組み合わせて多価ワクチンを形成でき
ることである。レオウイルスはワクチン中で他のウイル
スの活性に干渉することが示されているので、この特徴
は固有である。これはマレック病ワクチンの場合に特に
問題であった。例えばPoultry Scienc
e,Vol.62:1488,1983を参照された
い。2177ウイルスは以下のワクチン製剤:(a)血
清型1(例えばCVI 988)、血清型2(例えばS
B−1)及び血清型3(HVT)の全3種の血清型のマ
レック病ワクチン;(b)従来株(例えばD78)、デ
ラウェア変異株(例えば変異株E,89−03)及び他
の変異株(例えばGLS)を含む伝染性ファブリシウス
病ウイルス(IBDVワクチン);(c)マレック病及
びIBDV両者のワクチン;(d)ニューカッスル病ウ
イルス(NDV)/伝染性ファブリシウス嚢病ウイルス
(IBV)ワクチン;(e)ニワトリ脳脊髄炎(A
E);(f)鶏痘;並びに(g)ニワトリ貧血因子と組
み合わせることができる。
ることにより上記11個の単離株のin vivo特徴
付けを行った。
症、出血及び肝周囲炎を含む肝障害により特徴付けられ
る有意死亡率を生じることが判明した。2週間以上生存
したニワトリの多くは肝周囲炎を発症した。他の単離株
の病原性は多様であり、ただ1個のウイルス(217
7)のみが比較的非病原性であった。
けるために、より自然な感作経路(経口及び気管内)で
1日齢及び2週齢のブロイラーニワトリにウイルスを接
種した。体重、死亡率及び抗体産生を接種後数週間モニ
ターした。
分類を裏付けるものであった。病原性の高い殆どのウイ
ルス単離株はレオウイルス2177に比較して死亡率が
高く(表2)、平均体重が低く(表3)、高頻度の抗体
応答を誘発した(表4)。これとは対照的に、2177
を注射したニワトリの死亡率及び平均体重は対照の死亡
率及び平均体重と同等であった。更に、2177を注射
したニワトリにおける血清抗体応答は、より毒性の単離
株を注射したニワトリにおける抗体応答より低頻度であ
った。この実験及び結果は、Rosenberger
ら,Avian Dis.33:535−544(19
89)に報告されている。
同様に、2177が他の単離株よりも非病原性であるこ
とを示した。1日齢ブロイラーニワトリに経口及び気管
内経路で種々のレオウイルス単離株を接種した。接種後
(PI)4、7、10及び14日目に各接種材料群から
のニワトリを殺し、膵臓、肝臓、気管、腓腹筋及び腸の
3領域の切片を採取し、ウイルス単離及び組織病理評価
を行った。
408は14日間のサンプリング期間を通して全組織か
ら単離された。2177単離株は接種後17日目に肝
臓、気管及び腸から回収されたが、10及び14日目に
はウイルスが単離される器官とされない器官があった。
2177単離株は腱からはどの時点でも単離されなかっ
た(表5参照)。
77を除く全レオウイルス単離株は顕微的病変を誘発す
ることが判明した(表6)。単離株2177を接種した
ニワトリでは顕微的病変は検出されなかったので、同単
離株は表から省略した。
7の特徴付け 1.3種の異なる経路でレグホンに接種することによる
特徴付け a.手順 SPFレグホンで同様にレオウイルス2177のin
vivo特徴付けを行った。これは、レオウイルス21
77、2035、S1133、2408及び1733の
連続希釈液を調製し、経口、気管内又は肉趾経路で1日
齢ニワトリに接種することにより実施した。ニワトリの
肉趾炎症、死亡率及び体重減少の相違を観察した。
量が非常に少量であることを示した。2177を除く全
単離株は1.0log10胚致死量(ELD)50未満で炎
症を誘発した。レオウイルス2177で炎症を誘発する
には2.2log10ELD50が必要であった(表7参
照)。
ーンをもたらした唯一の接種経路は肉趾接種経路であっ
た。また、2177は高ウイルス濃度(4.3log10
ELD50)で接種したニワトリで死亡が生じなかったの
で、非病原性であることが判明した。他のレオウイルス
単離株の場合には、ニワトリ50%致死量は1.6〜
3.7log10ELD50であった(表8参照)。
が生じた。経口接種したニワトリでは1733を最高濃
度で接種した場合のみに体重減少を生じた。体重減少が
最も顕著であったのは肉趾経路で接種したニワトリであ
った。レオウイルス単離株2408及び1733は夫々
<0.7及び1.0log10ELD50で26%もの体重
減少を生じた。単離株2035及びS1133も体重減
少を生じた。単離株2177は試験ウイルス濃度では全
く体重減少を生じなかった(表9参照)。
の組織向性及び組織病理試験 a.手順 3種のレオウイルス単離株2177、2035及び17
33を使用して気管内(IT)経路で1日齢SPFレグ
ホンに接種した。接種後種々の時点で各ウイルス群から
の3羽のニワトリから採血し、殺して胸腺(th)、気
管(tr)、肝臓(li)、腸(in)、盲腸扁桃(c
t)、脾臓(sp)、ファブリシウス嚢(bu)、腱
(te)、赤血球(RBC)、白血球(WBC)及び血
漿(p)を取り出した。組織を処理してウイルス単離及
び組織病理を試験した。
33を接種したニワトリで最大であった(表10参
照)。1733及び2035の両者は感染及び致死性の
兆候を示したが、2177接種群では際立った致死性又
は病変は観察されなかった。
ス単離の結果、1733は感染組織数が多く、最も毒性
であることが判明した(表11参照)。他方、2177
はウイルスが主に盲腸扁桃から再単離されたので、非毒
性であった。
が立証された。ウイルスは接種後22週目にもニワトリ
の腱から再回収された。単離株2035も腱に残存する
ことが観察されたが、接種後49日間に過ぎなかった。
単離株2177は腱ではどの時点でも検出されず、28
日齢まで盲腸扁桃で検出されたのみであった。
ファブリシウス嚢及び腱)を選択し、更に顕微的病変を
評価した。これらの感染組織及び病変評点系で観察され
た病変を表12に示す。これらの病変の重篤度は単離株
に依存した(表13参照)。単離株1733は胸腺で中
度の病変を示し、脾臓、ファブリシウス嚢及び腱で重度
の病変を示したので、他の単離株よりも毒性であると思
われた。2035の重篤度は著しく低く、2177は顕
微的病変を生じなかった。
疫抑制試験 a.手順 1日齢にSPFレグホンに2177、2035又は17
33をIT経路で接種した。7日及び21日齢に採取し
た末梢血液リンパ球(PBL)でマイトジェン刺激アッ
セイを実施した。
BLの芽体発生トランスフォーメーション能の顕著な低
下が観察された(表14参照)。ニワトリから採取した
PBLの刺激指数は38.0に過ぎず、これに対して非
接種対照並びに2177及び2035からのPBLはい
ずれも84.4〜116.9という著しく高い刺激指数
を示した。
取した処、1733の抑制作用はもはや観察されず、2
035又は2177を接種したニワトリでは免疫抑制は
観察されなかった。
10セグメントから構成されるゲノムを有する。生化学
的特徴付けによると、種々の単離株の2本鎖セグメント
の泳動パターンには顕著な相違が存在することが立証さ
れている。参考資料として本明細書の一部とするGou
vea及びSchnitzer,J.Virolog
y,43:465−471(1982)を参照された
い。
e及びFields(J.Virology 38:3
89−392,1981)により記載されているように
抽出した。Cross及びFields(J.Viro
logy,19:162−173,1976)により記
載されているように不連続Tris−グリシン緩衝液系
中、スラブゲル中でポリアクリルアミドゲル電気泳動
(PAGE)を実施した。X−Omatフィルム(Ko
dak)を−70℃で乾燥ゲルに密着させることにより
ラジオオートグラフィーを実施し、標準写真技術により
現像した。
ンプルである相当数の種々のニワトリレオウイルス単離
株をコネチカット州及びデラウェア州から入手した。更
に、米国内の他の地域、英国、スコットランド及びドイ
ツから入手したレオウイルス単離株並びに原型日本株も
分析した。これらのデータによると、同一地域内から単
離されたウイルスのdsRNA泳動パターンが最もよく
似ていた。他方、単離株2177は同一地域内で得られ
た他の単離株と著しく異なる泳動パターンを示した。恐
らく、2177に感染したニワトリは他の単離株に感染
したニワトリと同様の育種に由来するものであった。更
に、地理的にすぐ近接する地域以外からのニワトリは最
近は導入されていなかった。
の同一RNAバンドに比較して、M2 RNAバンドは
ゆっくりと泳動し、S3 RNAバンドは迅速に泳動し
た。
防御量試験 本試験の目的は、皮下(SC)経路で1日齢SPFニワ
トリに接種した場合に生成物継代におけるレオウイルス
単離株2177の効力を立証することであった。この試
験及びその後のワクチン試験のために、CEFで14代
継代後、ニワトリ胚で5〜6代継代することによりマス
ターシードを調製した。細胞培養物(CEF)で更に4
代継代することにより所謂生成物継代を得た。
と各20羽ずつの2群に分け、ステンレス鋼負圧アイソ
レーターユニットに入れた。各40羽を含む群にSC経
路で接種物(マスターシードウイルスから第4代目の継
代でニワトリ胚フィブロブラストで調製し、トリプトー
スリン酸ブロスで希釈したレオウイルス株2177)
0.1mlを接種し、1羽当たり約2.5、3.0及び
3.5log10TCID50の用量の2177を与えた。
各20羽を含む2群は一緒に1つのアイソレーターに入
れ、非ワクチン接種非攻撃対照及び非ワクチン接種攻撃
対照として使用した。
ニーハウスに移した。ワクチン接種動物と一方の非ワク
チン接種動物群に肉趾経路でS1133攻撃ウイルス
0.1mlで攻撃した(攻撃ウイルスはTPBで1:1
0,000に希釈したU.S.D.A.S1133とし
た)。非ワクチン接種非攻撃対照は攻撃せずにおいた。
して防御百分率を決定した。レオウイルス攻撃後5日以
内に生じる腫張は非特異的であると見なされるので4及
び5日目の読み取りは使用しなかった。各ニワトリの肉
趾炎症得点の9日間累積を求めた。
及び標準偏差を使用して防御を決定した。肉趾炎症累積
値が非ワクチン接種攻撃対照の肉趾炎症の平均から2つ
の標準偏差を減じた差よりも小さい場合にニワトリは防
御されていると判定した。
タによると、肉趾炎症により判定した場合、ワクチン接
種後3週目にS1133攻撃ウイルスで攻撃したニワト
リではこの試験で使用したレオウイルス2177の最小
用量である2.5log10TCID50で有効である。こ
のデータによると更に、2.5log10TCID50の用
量でレオウイルス2177をワクチン接種したニワトリ
の100%が防御されたことから、レオウイルス217
7の最小防御量は<2.5log10TCID50であると
思われる。
生レオウイルスワクチン この試験の目的は、ウイルス単離攻撃モデルを分析し、
一般に吸収不良症候群に関連する毒性レオウイルス(1
733株)で攻撃した際のレオウイルス単離株2177
の効力を立証することであった。
け、群1及び3は皮下経路で0.1ml用量当たり約
5.0log10TCID50の2177をワクチン接種し
た(ワクチン調製物は実施例4と同一とした)。群1の
ニワトリは気管内(IT)経路で攻撃した。群3のニワ
トリは肉趾経路で攻撃した。群2及び4は対照群として
ワクチン接種しなかった。結果を下記表16に示す。
4.0log10TCID50を含有するようにTPBで希
釈したレオウイルス1733の調製物とした。
路で0.1ml用量当たり4.0log10TCID50の
レオウイルス1733を16日齢で攻撃した。ワクチン
接種群3及び4のニワトリは肉趾経路で攻撃1733レ
オウイルスの同一調製物で攻撃した。
5羽及び非ワクチン接種対照(群2)からの5羽を殺
し、脾臓を取り出してウイルス単離した。この時点で単
離されたウイルスはワクチンウイルスであった。
2)を攻撃後5日目に殺して脾臓を取り出し、ウイルス
単離した。攻撃後5日目から出発して、肉趾経路で攻撃
したニワトリ(群3及び4)に肉趾の腫張が生じたか否
かを5日間毎日観察した。
%ネオマイシンを含有するTPB1ml中に置いた。組
織を組織グラインダーで粉砕した。サンプルに更に1.
0mlを加え、5日齢胚形成卵に0.1mlを接種し
た。卵を10日間毎日明かりに透かして死亡率を調べ
た。10日間以内に死滅した胚から漿尿膜を取り出し、
寒天ゲル沈殿によりレオウイルス抗原の存在を試験し
た。未知サンプルと陽性公知レオウイルスサンプルとの
間に同一線が形成された場合に組織はレオウイルス陽性
であると判定した。
結び付けられるレオウイルスである1733株で攻撃し
た場合にレオウイルス2177が腱滑膜炎攻撃株(S1
133)よりもニワトリを防御することができたか否か
を判定することであった。実験は、防御を決定するため
の手段として肉趾攻撃の代わりに脾臓からのウイルス単
離を使用するように設計した。胚形成卵に粉砕脾臓サン
プルを接種し、寒天ゲル沈殿試験で漿尿膜にレオウイル
ス抗原が存在するか否かを試験することによりウイルス
単離を実施した。
チン接種ニワトリの90%が防御され、これに対して肉
趾経路で攻撃したニワトリの防御は100%であった。
非ワクチン接種対照では、ウイルス単離法で試験したニ
ワトリの95%が感受性であり、これに対して肉趾炎症
法で試験したニワトリでは91%が感受性であった。
のである。(1)レオウイルス2177株でワクチン接
種し且つ腱滑膜炎株S1133の代わりにレオウイルス
吸収不良株1733で攻撃したニワトリにおける防御を
判定するために、ウイルス単離法を使用することができ
る。(2)2177ワクチンは吸収不良1773で攻撃
した際にニワトリに防御を提供する。
T/SB−1ワクチン接種干渉試験 本試験の目的は、レオウイルス株2177がHVT/S
B−1ワクチン接種効力に干渉するか否かを判定するこ
とであった。試験の設計を下記表17に示す。
びSB−1のアンプル2個を融解し、一緒にしてマレッ
ク希釈剤400mlに再懸濁した。次いで、この混合物
を100mlずつ4つのアリコートに分割した。1つの
アリコートはHVT/SB−1ワクチン接種群として別
にした。残りのアリコートの1つに1mlのレオウイル
ス2177を加え、2177/HVT/SB−1群とし
た。残りの2つのアリコートは使用しなかった。
組み合わせを10回反復滴定した。これらの反復滴定の
5回は一次CEF細胞で実施してSB−1力価を測定
し、これらの反復滴定の5回は二次CEFで実施し、T
VT力価を測定した。
を含有するワクチンを凍結し、レオウイルス2177を
一次CEFで5回反復滴定した。
レック病ウイルスのRB1B株を使用して5日齢のニワ
トリに腹腔内攻撃した。マレック病はマレック病の肉眼
的病変及び臨床兆候が観察されるまでに約3〜4週間の
インキュベーション期間を有するので、攻撃後第1週以
内に死亡したニワトリは非特異的原因で死亡したと判断
した。これらのニワトリと攻撃前に死亡したニワトリは
防御評価から除外した。この攻撃期間後1週間後に病変
を有するか又は死亡したニワトリの数を攻撃後第1週後
に生存し続けているニワトリの合計数で除して、防御さ
れたニワトリの百分率を決定した。
クチンの調製物は下記ウイルス力価を含むことが判明し
た。
B−1ワクチン接種動物ではニワトリの88%が防御さ
れた。2177/HVT/SB−1をワクチン接種した
群では89%が防御された。非ワクチン接種攻撃対照で
はニワトリの4%は病変を示さなかった(下記表19参
照)。換言するならば、結果はレオウイルス株2177
を含むHVT/SB−1ワクチンの効力がレオウイルス
2177を含まないHVT/SB−1の同一調製物と相
違しないことを示す。従って、レオウイルス2177を
HVT/SB−1ワクチンに加えてもマレック病ワクチ
ンの効力に干渉しない。
7ワクチンの効力を干渉したか否かについて試験した。
その結果、用量当たり4.2log10TCID50のレオ
ウイルス2177、用量当たり5636PFUのHVT
及び5733PFUのSB−1を含有するワクチンを調
製した処、レオウイルス2177ワクチンの効力に何ら
影響しなかった。混合ワクチンの防御百分率は93%で
あり、これに対してレオウイルス2177を単独で使用
した場合の防御は100%であった。
Claims (21)
- 【請求項1】 ニワトリに投与するワクチン製剤中に有
効量で配合され、病原性ニワトリレオウイルスによる攻
撃に対する防御を提供し、同時投与したマレック病ワク
チンの活性に干渉しない非病原性ニワトリレオウイル
ス。 - 【請求項2】 レオウイルス株2177のポリアクリル
アミドゲルRNA泳動パターンと実質的に同様のRNA
泳動パターンを有するニワトリレオウイルス。 - 【請求項3】 ATCCに寄託番号VR2499で寄託
された2177株と呼称される請求項1に記載のニワト
リレオウイルス。 - 【請求項4】 請求項1に記載の非病原性ニワトリレオ
ウイルスを含むワクチン。 - 【請求項5】 レオウイルスが不活化形態である請求項
4に記載のワクチン。 - 【請求項6】 ニワトリレオウイルスがATCCに寄託
番号VR2499で寄託された2177株と呼称される
請求項4に記載のワクチン。 - 【請求項7】 請求項1に記載の非病原性ニワトリレオ
ウイルスと少なくとも1種のマレック病ワクチンとを含
む混合ワクチン。 - 【請求項8】 少なくとも1種のマレック病ワクチンが
SB−1、HVT及びCVI 988からなる群から選
択される請求項7に記載の混合ワクチン。 - 【請求項9】 少なくとも1種のマレック病ワクチンが
SB−1及びHVTからなる群から選択される請求項7
に記載の混合ワクチン。 - 【請求項10】 請求項1に記載の非病原性ニワトリレ
オウイルスと伝染性ファブリシウス嚢病ワクチンとを含
む混合ワクチン。 - 【請求項11】 少なくとも1種のマレック病ワクチン
及び少なくとも1種の伝染性ファブリシウス嚢病ワクチ
ンと共に請求項1に記載の非病原性ニワトリレオウイル
スを含む混合ワクチン。 - 【請求項12】 請求項1に記載の非病原性ニワトリレ
オウイルス、ニューカッスル病ウイルスワクチン及び伝
染性気管支炎ウイルスワクチンを含む混合ワクチン。 - 【請求項13】 ニワトリ脳脊髄炎、鶏痘及びニワトリ
貧血因子からなる群から選択される1種以上のウイルス
のワクチンと共に請求項1に記載の非病原性ニワトリレ
オウイルスを含む混合ワクチン。 - 【請求項14】 請求項1に記載の非病原性レオウイル
スを含む有効量のワクチンを投与することからなる、ニ
ワトリレオウイルス感染に対するニワトリの免疫方法。 - 【請求項15】 ワクチンが有効量の少なくとも1種の
マレック病ワクチンを更に含む請求項14に記載の方
法。 - 【請求項16】 少なくとも1種のマレック病ワクチン
がSB−1、HVT及びCVI 988からなる群から
選択される請求項14に記載の方法。 - 【請求項17】 少なくとも1種のマレック病ワクチン
がSB−1及びHVTからなる群から選択される請求項
16に記載の方法。 - 【請求項18】 ワクチンが有効量の伝染性ファブリシ
ウス嚢病ウイルスワクチンを更に含む請求項14に記載
の方法。 - 【請求項19】 ワクチンが少なくとも1種のマレック
病ワクチンと少なくとも1種の伝染性ファブリシウス嚢
病ウイルスワクチンを更に含む請求項14に記載の方
法。 - 【請求項20】 ワクチンがニューカッスル病ワクチン
及び伝染性気管支炎ウイルスワクチンを更に含む請求項
14に記載の方法。 - 【請求項21】 ワクチンがニワトリ脳脊髄炎、鶏痘及
びニワトリ貧血因子からなる群から選択される1種以上
のウイルスのワクチンを更に含む請求項14に記載の方
法。
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