JPH07323236A - 開閉カバー付きケース - Google Patents

開閉カバー付きケース

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Publication number
JPH07323236A
JPH07323236A JP14102194A JP14102194A JPH07323236A JP H07323236 A JPH07323236 A JP H07323236A JP 14102194 A JP14102194 A JP 14102194A JP 14102194 A JP14102194 A JP 14102194A JP H07323236 A JPH07323236 A JP H07323236A
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JP
Japan
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opening
sheet
guide
bar
main body
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP14102194A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Suyama
幸生 須山
Yoshitaka Iwasaki
義孝 岩崎
Koichi Ibe
浩一 伊部
Masashi Takashita
昌士 高下
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MITSUBOSHI KK
Original Assignee
MITSUBOSHI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドラフトチャンバーや冷凍ショーケースなど
において、ケース本体の内外の仕切り作用を保持しなが
ら開閉扉の収容スペースを少なくし、開閉操作を容易に
する。 【構成】 チャンバー本体6の開口部7の両側に設けら
れる一対のガイド16、17と、開口部の上端に設けら
れるドラム9と、そのドラムに巻かれており、巻き出さ
れるときに前記ガイド16、17によって案内されるシ
ート8と、その下端のバー22と、バー22を開口部7
の下部に係合する係合環23および係合溝24とからな
るドラフトチャンバーAの構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は開閉カバー付きケース、
とくにドラフトチャンバーおよびショーケースに関す
る。さらに詳しくは、開口部を覆うカバーないし扉に代
えて、側縁をガイドしたロールカーテン式のカバーを備
えたケース、ドラフトチャンバーおよびショーケースに
関する。
【0002】
【従来の技術】実験室などに設置される従来のドラフト
チャンバーは、水道栓などの給排水設備およびガスコッ
クなどを設けた作業台と、その上方に設けられる排気フ
ァンを有する上部カバーと、それらを連続する左右の側
壁および背面板とを有する。また上部カバーには通常、
室内の空気を取り入れて空気の流れを促進するギャラリ
ーが設けられている。さらに左右の側壁の間で、上部カ
バーと作業台との間の前面開口部には、昇降自在のガラ
ス製の開閉扉が設けられており、作業時は開閉扉を上部
カバー側に収納するように構成している。そのため上部
カバーの寸法が大きくなり、しかも前面開口部の上下寸
法が制限される。さらにガラス製の開閉扉を上下に動か
す作業が煩雑である。
【0003】他方、コンビニエンスストアなどに設置さ
れる従来の食品用の冷蔵、冷凍あるいは温蔵用のショー
ケースは、顧客が自由にショーケース内の食品を取り出
すことができるように、前面ないし上部に開口部を設け
ている。このような開口部はガラスのスライド蓋で開閉
自在としているリーチインタイプのものと、常時開放し
ているオープンタイプのものとがある。そしてオープン
タイプのものでは、閉店時には省エネルギーのため、さ
らに食品の保護管理のため、開口部を合成樹脂製シート
からなるカバーで覆うようにしている。しかしそのよう
なカバーは保温効果が低い。とくに冷蔵食品用のショー
ケースの場合は霜が付着しないよう、穴あきのカバーを
用いることがあり、その場合は保温効果が低い。さらに
冷凍食品用のショーケースでは、穴あきのカバーでも霜
が付着し、凍りつくので、現在ではカバーを用いていな
い。また厨房用の冷凍冷蔵庫など、片開きないし両開き
の扉を有するケースでは、扉を開くためのスペースを確
保しなければならず、狭い厨房などでは不便である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記ドラフト
チャンバーやショーケース、あるいは厨房用冷凍冷蔵庫
などの問題に鑑み、不使用時の保管スペースないし開け
るときの余裕スペースが少なくて済み、開閉操作が簡単
な開閉カバー付きケースを提供することを技術課題とし
ている。また本発明は、前面開口部を大きくとることが
でき、かつその前面開口部の開閉操作が容易なドラフト
チャンバーを提供することを課題としている。さらに本
発明は、霜がつきにくく、また霜がついても容易に払い
落とすことができるカバーを備えた省エネルギー効果の
高いショーケースを提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の開閉カバー付き
ケースは、開口部を備えたケース本体と、そのケース本
体の開口部の両側に互いに内向きに対向するように設け
られる、係止スリットを有する一対のガイドと、前記開
口部の一端に、その両端が回転自在に支持されるように
配置される巻き取りドラムと、その巻き取りドラム上に
一端が固定されて巻きつけられると共に、その両側縁に
沿って、前記ガイドの係止スリットにより摺動自在にか
つ抜けないように案内される係止要素が設けられている
可撓性を有するシートと、そのシートの他端に固定され
ると共に、両端が前記ガイドに沿って案内されるバー
と、前記バーを係脱自在に係止するべく前記開口部の他
端側に設けられる係止機構とを有することを特徴として
いる。このようなカバー付きケースにおいては、前記ガ
イドが、前記バーの両端を案内するガイド面を有する略
コ字状の本体と、その本体内に前後に移動自在に遊嵌さ
れているガイド部材とからなり、前記係止スリットがそ
のガイド部材に形成されているものが好ましい。
【0006】本発明のドラフトチャンバーは、前面に開
口部を備えたチャンバー本体と、そのチャンバー本体の
開口部の両側に互いに内向きに対向するように設けられ
る、係止スリットを有する一対のガイドと、前記開口部
の上端に、その両端が回転自在に支持されるように配置
される巻き取りドラムと、その巻き取りドラム上に上端
が係止されて巻きつけられると共に、その両側縁に沿っ
て、前記ガイドの係止スリットにより摺動自在にかつ抜
けないように案内される係止要素が設けられている、可
撓性、耐薬品性および耐熱性を有する透明の合成樹脂製
のシャッター用シートと、そのシートの下端に固定され
ると共に、両端が前記ガイドに沿って昇降自在に案内さ
れるバーと、前記バーを係脱自在に係止するべく前記開
口部の下端に設けられる係止機構とを有することを特徴
としている。このようなドラフトチャンバーにおいて
は、前記ガイドが、前記バーの両端を案内するガイド面
を有する略コ字状の本体と、その本体内に前後に移動自
在に遊嵌されているガイド部材とからなり、前記係止ス
リットがそのガイド部材に形成されているものが好まし
い。また、前記シートが閉じているときにシートと当接
し、チャンバー本体の内外を遮断するシール部を備えて
いるものを採用しうる。
【0007】本発明の食品などの保蔵用ショーケース
は、上面ないし前面に開口部を備えたケース本体と、そ
のケース本体の開口部の両側に互いに内向きに対向する
ように設けられる、係止スリットを有する一対のガイド
と、前記開口部の一端に、その両端が回転自在に支持さ
れるように配置される巻き取りドラムと、その巻き取り
ドラム上に一端が固定されて巻きつけられると共に、そ
の両側縁に沿って、前記ガイドの係止スリットにより摺
動自在にかつ抜けないように案内される係止要素が設け
られている可撓性を有するシートと、そのシートの他端
に固定されると共に、両端が前記ガイドに沿って案内さ
れるバーと、前記バーを係脱自在に係止するべく前記開
口部の他端側に設けられる係止機構とを有することを特
徴としている。このようなショーケースでも、前記ガイ
ドが、前記バーの両端を案内するガイド面を有する略コ
字状の本体と、その本体内に前後に移動自在に遊嵌され
ているガイド部材とからなり、前記係止スリットがその
ガイド部材に形成されているものが好ましい。前記ケー
ス本体が内部温度を所定レベルに維持する温度管理作用
を有するものであるときは、前記シートを、熱伝導係数
が低く、ガス遮断性を有する材料から構成するのが好ま
しい。さらに前記シートの外側または内側に、開閉自在
の扉ないし蓋を設けることもできる。また前記開口部が
ケース本体の上面から前面にかけて設けられている場合
は、前記ガイドを、上面から前面にかけて、途中で湾曲
(屈曲を含む)しながら連続するように構成することも
できる。
【0008】
【作用】本発明の開閉カバー付きケースにおいて開口部
を閉じるとき、バーを開口部の他端側に向けて引っ張
る。そのときバーの左右端がガイドに沿って案内され、
シートの左右の側縁の係止要素が係止スリットにより、
抜けないようにかつ摺動自在に案内されるので、スムー
ズに閉じることができる。閉じ終ったときはバーを係止
機構に係止させる。それにより開口部の全体がシートに
よって覆われることになる。またシートの一端は巻き取
りロールで、他端はバーでそれぞれ支持され、両側はガ
イド内にあるので、シートは比較的張った状態が維持さ
れる。開口部を開けるときは、係止機構を外した後、巻
き取りドラムでシートを巻き取る。その場合も係止要素
と係止スリットの摺動によりスムーズに開くことができ
る。またシートの一部を巻き取った状態でバーを止めて
おくことにより、開口部のうち一部を閉じ、一部を開い
たままにしておくことができる。前記ガイドが、前記バ
ーの両端を案内するガイド面を有する略コ字状の本体
と、その本体内に前後に移動自在に遊嵌されているガイ
ド部材とからなり、前記係止スリットがそのガイド部材
に形成されているものにおいては、ガイド部材がシート
の動きに追随するので、開閉動作が一層スムーズであ
る。
【0009】本発明のドラフトチャンバーにおいては、
シートを巻き取って少ないスペースに保管することがで
きるので、開口部を広く取ることができる。また閉じた
状態で内部の空気を排気する場合、シートの左右の側縁
がガイドで支持され、上部および下部はそれぞれ巻き取
りドラムおよびバーで支持されているので、いくらかの
負圧に抗して展張状態を維持することができる。また周
囲の隙間を通して室内からチャンバー本体の内部に吸い
込まれる気流があるので、チャンバー本体内に発生した
ガスなどが室内に漏れるおそれはない。なお、シートに
通気性がある場合も同様である。
【0010】本発明のショーケースは、開店時にはシー
トを巻き上げておき、閉店後などにシートを引き出し、
開口部の上に被せてケース本体と室内とをシートで遮断
する。そのため冷蔵ショーケースなどの保温効果が高く
なり、エネルギの節約になる。さらに開口部を閉じてい
るとき、シートは張った状態にあるので、シートに付着
した露や霜を容易に取り除くことができる。さらに撥水
性のシートを用いるときは、水滴が常に流れ落ちるの
で、表面が乾燥し、露や霜がつかない。またシートは比
較的しっかりと張ることができるので、食品などを安全
に保護することができる。またガラス蓋の上にシートを
被せたり、あるいはシートの上にさらにガラス蓋などの
固定カバーを被せたりするときは、ガラス蓋などとシー
トとの間の空気層により一層保温作用が事実になる。上
面と前面が開口しているショーケースの場合は、ガイド
を上面から前面にかけて屈曲するようにしておく。その
場合でもバーおよびシートはその屈曲したガイドに沿っ
て開閉させることができる。
【0011】
【実施例】つぎに図面を参照しながら本発明の開閉カバ
ー付きケース、ドラフトチャンバーおよびショーケース
について説明する。なお以下、ドラフトチャンバーおよ
び冷凍品用ショーケースを代表させて説明するが、本発
明のカバー付きケースはそれら以外にも、厨房用冷蔵
庫、冷凍冷蔵庫など、種々の開口部を塞ぐ蓋を備えた箱
状のケースに適用することができる。
【0012】図1は本発明のドラフトチャンバーの一実
施例を示す概略斜視図、図2はそのドラフトチャンバー
の巻き取りドラム近辺を示す要部断面図、図3は図2の
III-III 線断面図、図4aおよび図4bはそれぞれ本発
明に関わるシートの要部拡大正面図、図5は本発明のシ
ョーケースの一実施例を示す概略斜視図、図6は図5の
VI-VI 線断面図、図7aおよび図7bはそれぞれ本発明
に関わるシートの一例を示す拡大断面図および要部斜視
図、図8は本発明のショーケースの他の実施例を示す概
略斜視図である。
【0013】図1に示すドラフトチャンバーAは、作業
台1と、その上部の左右に設けられる一対の側壁2、3
と、側壁の上部に設けられる上部カバー4と、後部に立
設される背面板5とからなるチャンバー本体6を有し、
さらにその前面開口部7を開閉するロールカーテン状の
シート8およびそのシートを巻き上げるためのドラム9
を備えている。前記作業台1は基本的に従来のものと同
じであり、上面に給水栓11および配水ポット12など
の給排水設備を備え、さらにガスコック13などの各種
の実験設備が設けられている。なお作業台1の前面には
それらの機器を操作するための操作パネル14が設けら
れている。
【0014】前記上部カバー4には、排気ファンおよび
排気ダクト15が取りつけられており、さらにその内部
には前記ドラム9が取りつけられている。ドラム9の両
端は上部カバー4によって回転自在に支持されており、
その一端には図示しない駆動モータが減速機を介して連
結されている。ドラム9にはシート8の上端が固定され
ており、その外周にロール状に巻きつけている。なおド
ラム9にはシート8およびシートの下端に固定されたバ
ー22の重量をバランスさせるためのうず巻きバネを設
けている。なおドラム6はモータ駆動とせず、手動で操
作するようにしてもよい。またうず巻きバネの付勢力で
ドラム9に巻き取らせるようにしてもよく、その場合は
後述する取手27により直接シート8を昇降操作するこ
とができる。
【0015】側壁3、4の内面には、上下方向に伸びる
一対のガイド16、17が互いに向き合うように設けら
れている。それぞれのガイド16、17は、図3に示す
ように、コ字状の型材18aと、その先端から連続して
内側に曲がる一対のL字状のリップ部18bとからなる
本体18と、その本体の内部に前後方向(図1では左右
方向)の遊びをもって収容されるガイド部材19とから
構成される。ガイド部材19はベース部19aと、その
ベース部の前面にたがいに対向するように突設される一
対のL字状の係止部19bとからなる。型材18aは通
常はアルミニウムの押し出し成形品などを用い、リップ
部18bには合成樹脂の成形品を用いるが、全体を合成
樹脂で成型するようにしてもよい。また通常、ガイド部
材19はポリ塩化ビニル(PVC)、ポリカーボネート
(PC)などの合成樹脂の押し出し成形品とする。
【0016】係止部19bの先端同士の間に形成される
スリット20内には、前記シート8の側縁が挿入されて
いる。シート8の側縁の端部には係止要素21が固着さ
れており(図4a、図4b参照)、シート8の下端には
バー22が固定されている。係止要素21は前記係止部
19bの内面と摺動自在に係合し、シート8の係止部1
9bからの抜け出しを防ぐものである。さらにガイド部
材19のベース部19aとリップ部18bとの間には、
ゴムないしスポンジなどの弾性体18cが介在されてい
る。弾性体18cは通常はベース部19aに固定される
が、リップ部18bの側に固定してもよい。その弾性体
18cはガイド部材19のがたつきを抑制するためもの
である。また本体18のリップ部18b同士の間には前
記バー22の両端が摺動自在に挿入されている。
【0017】バー22の中央部には図1または図2に示
すように、係合環23が設けられ、作業台1の手前の上
面に設けられる係合溝24内の係合爪25と着脱自在に
係合する。なお符号27はバー22を昇降操作するため
の取手である。
【0018】ドラフトチャンバーに用いられるシート8
は、内部が見えるように透明性が保たれていることが必
要であり、しかも耐薬品性、耐熱性が要求される。また
少なくともドラム9に巻き上げる方向に湾曲する可撓性
ないし柔軟性が必要である。そのようなシート8の材料
として、たとえばポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、
ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ
エチレンテレフタレート(PET)、四フッ化エチレン
重合体(PTFE)、四フッ化エチレン・六フッ化プロ
ピレン共重合体(FEP)、エチレン・四フッ化エチレ
ン共重合体(ETFE)、ナイロン6、ナイロン66、
ナイロン12などのポリアミド樹脂(PA)などの合成
樹脂、さらにガラス繊維、ガラスクロスで強化した上記
材料などがあげられる。さらにシート8として、上記の
シート(フィルムを含む)を積層した積層シートとする
ことができる。シート8の厚さはたとえば0.05〜
1.00mm程度を使用しうるが、0.1〜0.5mm程度
のものが好ましい。シート8は通常は柔軟なもの、とく
に上記材質の単層または積層シートが用いられるが、硬
質合成樹脂、金属など、比較的硬いものでも製造しう
る。その場合も少なくとも巻き上げ方向に湾曲する可撓
性は必要である。
【0019】前記係止要素21は、図4aに示すような
可撓性を有するベルト状の合成樹脂またはゴムなどで構
成することができる。他方、図4bに示す係止要素28
はいわゆるファスナのムシを応用したものであり、布地
29の端縁に多数植えつけられているムシを布地29ご
とシート8に接着または熱溶着する。このものもスライ
ド性がよく、シート8の可撓性ないし柔軟性を損なわな
い利点がある。係止要素21、28は前述のように図3
のガイド部材19の係止部19bの内面と係合してシー
ト8がスリット20から外れないようにするためのもの
である。なおファスナーのムシについては独立して布地
29に植えつけたものと連続した線材からなるものとが
あるが、いずれを用いることもできる。
【0020】上記のごとく構成されるドラフトチャンバ
ーAにおいて作業台1を使用する場合は、図1の矢印U
で示すように、取手27を引き上げてバー22を上方に
持ち上げる。それによりシート8はドラム9上に巻き取
られ、前面開口部7が開放される。実験などの開始後は
バー22を矢印D方向に引き下げ、下端に空気流入のた
めの隙間を残した状態でバー22を止める。それにより
下端の隙間を残して前面開口部7が閉じられる。この状
態で排気ファンを作動させながら実験などを続けると、
シート8の両側端がガイド16、17のスリット20に
入っており、しかも内部が負圧であるので、下端の隙間
から空気吸い込まれ、反応ガスなどが室内に漏れない。
またシート8が透明であるので、中の様子がよくわか
る。実験などの終了後はバー22を下端まで下げたうえ
で、係合環23と係止爪25とを係合させ、全面開口部
7を閉じておく。
【0021】上記ドラフトチャンバーAは巻き上げによ
り収納できるシート8により開閉蓋を構成しているの
で、前面開口部7の大きさ、とくに上下寸法を大きくと
ることができる。そのためとくに小型のドラフトチャン
バーに適している。またシート8の下端に設けたバー2
2をガイド16、17のリップ部18bの隙間で案内し
ているので、柔軟なシートであっても開閉操作が容易で
ある。また前記バー22の両端に、摩擦ないし噛み合い
でガイド16、17と係合することができ、取手27な
どの操作で離脱する係合機構を設けておくようにしても
よい。その場合はシート8を任意の開き位置に維持させ
ることができる。なおドラムに設けるうず巻きバネの付
勢力と、シートとバーの重量のバランスが適切であれ
ば、単にある程度の摩擦作用だけでも、シートを任意の
位置に止めておくことができる。その場合、摩擦部は静
止摩擦係数が大きく、動摩擦係数が小さいものを用いる
のが好ましい。
【0022】つぎに図5および図6を参照しながら本発
明のショーケースの実施例を説明する。図5〜6のショ
ーケースBは冷凍食品などを収納しておくものであり、
ケース本体31と、その上部開口部32および前面開口
部33を閉じるように設けられるロールカーテン式のシ
ート8とを有する。ケース本体31の側壁34の前側に
は、その上面から前面にかけて、たがいに向かい合うよ
うにガイド16、17が設けられている。このガイド1
6、17は図6に示すように、上面と平行な上ガイド部
35と、前面と平行な縦ガイド部36と、両者を滑らか
に接続する彎曲ガイド部37とからなる。さらにケース
本体31の上部後方には、前述のドラフトチャンバーA
(図1参照)の場合と同様なドラム9が回転自在に設け
られ、そのドラム9に巻かれているシート8の両端はガ
イド16、17内に通されている。シート8の自由端に
取りつけられるバー22の係止機構についても、前記ド
ラフトチャンバーAの場合と同じである。
【0023】一方、ショーケースに用いるシート8の材
質については、透明性や耐薬品性などは必ずしも必要で
ないが、熱伝導性が低いものが好ましい。たとえば図7
aに示すように、発泡層38の内面および外面にガス遮
断性のフィルム39を重ねたものが好ましく、さらにそ
の上下面にアルミ蒸着層などの反射層を設けるのが好ま
しい。発泡層は熱伝導を妨げ、ガス遮断層は対流を妨
げ、さらに反射層により放射熱の伝達を妨げることがで
きる。これらのシート8の材質としては、前記ドラフト
チャンバーに用いたシートと同じものを用いることがで
き、さらにガラス繊維ないし織布、ケブラー(米国、デ
ュポン社の合成繊維の商標)繊維ないし織布で補強した
フィルムも用いることができる。また反射層はケース本
体31の内部の殺菌灯の光を反射させることができる。
ただしシート8に求められる作用が単に食品などを保護
するだけの場合は、図7bに示すような薄い合成樹脂ま
たは金属製のプレートまたはパンチングメタル40など
を用いることもできる。
【0024】上記のごとく構成されるショーケースB
は、通常はシート8をドラム9に巻き上げておき、閉店
時にバー22をガイド16、17の上ガイド部35、彎
曲ガイド部37および縦ガイド部36に沿わせて引き下
げ、さらに係合溝24に係合させてケース本体31の内
外をシート8で仕切るようにする。それによりケース本
体31内の冷気が外部に流れず、またシート8自体の断
熱作用が高いので、ケース本体31の内部の温度を維持
するためのエネルギを少なくすることができる。さらに
閉じた状態ではシート8が張っているので、霜が凍りつ
いても容易に取り除くことができる。またシートを撥水
性の樹脂、たとえば含フッ素樹脂などで製造したり、そ
れらの樹脂で表面コーティングしておくと、表面が常に
乾燥した状態に保たれるので、霜がつかない。なおシー
ト8を閉じた後、バー22とケース本体31との間に鍵
を掛けておくと、ケース本体31内の商品を保護するこ
とができる。上記のショーケースBは通常の使用時には
ケース本体31の内外の間に仕切りがないいわゆるオー
プン型のものであるが、前面ないし上面にガラス壁ある
いはガラス蓋を備えている、いわゆるリーチイン型のシ
ョーケースに前記シート8を採用することもできる。ま
たオープン型のショーケースに対し、シート8の外側に
着脱式の蓋を設けるようにしてもよい。それらの場合は
ガラス面ないし蓋とシート8との間に空気層ができ、一
層、温度保持効果が高くなる。
【0025】図8に示すショーケースCは、コ字状の側
壁41とその上下を接続する桟42とを有するケース本
体43と、前記桟42に設けたガイド16、17によっ
て案内されるバー22およびシート8とを備えている。
シート8は前述の実施例と同じようにドラム9上に巻き
出し自在に巻かれている。なお桟42と側壁41との間
は、空洞41aになっており、複数基のショーケースC
を並べたときは隣接するショーケース同士が連通する。
このショーケースCの場合も、閉店後にシート8を巻き
降ろし、ケース本体43の内外をシート8で仕切ること
により、冷凍ないし冷蔵用のエネルギを節約することが
できる。なお前記桟42は着脱自在に構成することもで
き、また桟42の両側にガイド16、17を設けること
により、隣接するショーケースと桟42を共用させるこ
とができる。ショーケースCの幅が長い場合は、中間に
別個の桟44を設けることもできる。その桟44も着脱
自在とすることができる。それらの桟42、44を着脱
自在とする場合は、シート8を巻き上げた後は、桟4
2、44を外して前面開口部を大きくすることができ
る。隣接するショーケースとの間に温度差を設ける場
合、あるいは端のショーケースの場合は、側壁41と桟
42との間の空洞41aに透明の仕切り板などを設けれ
ばよい。
【0026】図6の符号45および46はケース本体3
1の背面に設けた食品などを入れるための開口部および
それを閉じるシートである。シート46はケース本体3
1の上部のドラム47に巻かれており、その先端のバー
22と共にガイド48内を摺動する。そのような開口部
45はいわゆる先入れ先出しの商品サイクルを行なうの
に適切なものであるが、壁面に設置するタイプのものは
もちろんのこと、カウンター形式のショーケースであっ
ても通常はその背後に大きいスペースをとることができ
ない。そのためこのような巻き上げ式のシート8からな
る開閉扉を設けるときは、省スペース効果が大きい。こ
のような後部側の開閉扉は図8のショーケースにも採用
することができる。
【0027】前記実施例ではいずれもケースの上側にド
ラムを設け、シートを下側に巻き降ろす構成としている
が、逆にドラムを下側に設け、バーを上側にスライドさ
せることにより開口部を閉じる構成とすることもでき
る。このような扉を図6の背後用の扉として採用する場
合は、シートを必要な位置まで下げるだけでよいので、
冷気を逃がしにくい利点がある。さらに本発明の開閉カ
バー付きケースにおいて、ドラムをケースの側方に、そ
の回転軸が上下方向を向くように設置し、バーを横向き
に動かすことにより開口部を開閉させる構成とすること
もできる。また前記冷凍・冷蔵用ショーケースのドラム
の近辺に、ドラムに巻き取られるシートと摺接する霜取
り用のブレードを設けておくときは、シートに付着した
霜や露を自動的に除きながら巻き上げることができる。
なお必要に応じてシートに多数の孔を形成したり、シー
トの外側に冷気を流すダクトを設けてもよく、その場合
はシートの近辺の内外の温度差が少なくなるので、霜・
露の付着を抑制することができる。さらにいずれの実施
例の場合でも、シートを二重ないし三重以上設けること
により、気密作用および断熱作用を一層高くすることが
できる。またシートとケース本体との間に枠状のシール
部材を設け、シートをシール部材に押しつけることによ
り、気密性および断熱性を一層高めるようにしてもよ
い。その場合、シ−トの外側からシートを押しつけるチ
ャッキング部材を設けてもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明のケースは巻き上げ式のシートを
開口部の蓋として採用しているので、蓋の収容スペース
が少なく、開閉操作が簡単である。本発明のドラフトチ
ャンバーは蓋の収容スペースが少なく、そのため前面開
口部を大きくとることができる。本発明のショーケース
は保温効果および商品保護作用が充分であり、しかも蓋
の収容スペースが少なくて済む。また冷蔵・冷凍用のシ
ョーケースの場合は、霜や露を容易に取ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドラフトチャンバーの一実施例を示す
概略斜視図である。
【図2】図1のドラフトチャンバーの巻き取りドラム近
辺を示す要部断面図である。
【図3】図2のIII-III 線断面図である。
【図4】図4aおよび図4bはそれぞれ本発明に関わる
シートの要部拡大正面図である。
【図5】本発明のショーケースの一実施例を示す概略斜
視図である。
【図6】図5のVI-VI 線断面図である。
【図7】図7aおよび図7bはそれぞれ本発明に関わる
シートの一例を示す拡大断面図および要部斜視図であ
る。
【図8】本発明のショーケースの他の実施例を示す概略
斜視図である。
【符号の説明】
A ドラフトチャンバー 6 チャンバー本体 7 前面開口部 8 シート 9 ドラム 16 ガイド 17 ガイド 20 スリット 21 係止要素 22 バー 25 係合爪 B ショーケース 31 ケース本体 32 上部開口部 33 前面開口部 C ショーケース 43 ケース本体 46 シート 47 ドラム 48 ガイド

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を備えたケース本体と、そのケー
    ス本体の開口部の両側に互いに内向きに対向するように
    設けられる、係止スリットを有する一対のガイドと、前
    記開口部の一端に、その両端が回転自在に支持されるよ
    うに配置される巻き取りドラムと、その巻き取りドラム
    上に一端が固定されて巻きつけられると共に、その両側
    縁に沿って、前記ガイドの係止スリットにより摺動自在
    にかつ抜けないように案内される係止要素が設けられて
    いる可撓性を有するシートと、そのシートの他端に固定
    されると共に、両端が前記ガイドに沿って案内されるバ
    ーと、前記バーを係脱自在に係止するべく前記開口部の
    他端側に設けられる係止機構とを有する開閉カバー付き
    ケース。
  2. 【請求項2】 前記ガイドが、前記バーの両端を案内す
    るガイド面を有する略コ字状の本体と、その本体内に前
    後に移動自在に遊嵌されているガイド部材とからなり、
    前記係止スリットがそのガイド部材に形成されている請
    求項1記載の開閉カバー付きケース。
  3. 【請求項3】 前面に開口部を備えたチャンバー本体
    と、そのチャンバー本体の開口部の両側に互いに内向き
    に対向するように設けられる、係止スリットを有する一
    対のガイドと、前記開口部の上端に、その両端が回転自
    在に支持されるように配置される巻き取りドラムと、そ
    の巻き取りドラム上に上端が係止されて巻きつけられる
    と共に、その両側縁に沿って、前記ガイドの係止スリッ
    トにより摺動自在にかつ抜けないように案内される係止
    要素が設けられている、可撓性、耐薬品性および耐熱性
    を有する透明の合成樹脂製のシャッター用シートと、そ
    のシートの下端に固定されると共に、両端が前記ガイド
    に沿って昇降自在に案内されるバーと、前記バーを係脱
    自在に係止するべく前記開口部の下端に設けられる係止
    機構とを有するドラフトチャンバー。
  4. 【請求項4】 前記ガイドが、前記バーの両端を案内す
    るガイド面を有する略コ字状の本体と、その本体内に前
    後に移動自在に遊嵌されているガイド部材とからなり、
    前記係止スリットがそのガイド部材に形成されている請
    求項3記載のドラフトチャンバー。
  5. 【請求項5】 前記シートが閉じているときにシートと
    当接し、チャンバー本体の内外を遮断するシール部を備
    えている請求項3または4記載のドラフトチャンバー。
  6. 【請求項6】 上面ないし前面に開口部を備えたケース
    本体と、そのケース本体の開口部の両側に互いに内向き
    に対向するように設けられる、係止スリットを有する一
    対のガイドと、前記開口部の一端に、その両端が回転自
    在に支持されるように配置される巻き取りドラムと、そ
    の巻き取りドラム上に一端が固定されて巻きつけられる
    と共に、その両側縁に沿って、前記ガイドの係止スリッ
    トにより摺動自在にかつ抜けないように案内される係止
    要素が設けられている可撓性を有するシートと、そのシ
    ートの他端に固定されると共に、両端が前記ガイドに沿
    って案内されるバーと、前記バーを係脱自在に係止する
    べく前記開口部の他端側に設けられる係止機構とを有す
    る食品などのショーケース。
  7. 【請求項7】 前記ガイドが、前記バーの両端を案内す
    るガイド面を有する略コ字状の本体と、その本体内に前
    後に移動自在に遊嵌されているガイド部材とからなり、
    前記係止スリットがそのガイド部材に形成されている請
    求項6記載のショーケース。
  8. 【請求項8】 前記ケース本体が内部温度を所定レベル
    に維持する温度管理作用を有するものであり、前記シー
    トが、熱伝導係数が低く、ガス遮断性を有する材料から
    構成されている請求項6または7記載のショーケース。
  9. 【請求項9】 前記シートの外側または内側に、開閉自
    在の扉ないし蓋を備えている請求項6、7または8記載
    のショーケース。
  10. 【請求項10】 前記開口部がケース本体の上面から前
    面にかけて設けられており、前記ガイドが上面から前面
    にかけて、途中で湾曲しながら連続している請求項6、
    7、8または9記載のショーケース。
JP14102194A 1994-05-30 1994-05-30 開閉カバー付きケース Withdrawn JPH07323236A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002219368A (ja) * 2001-01-30 2002-08-06 Okamura Corp ヒュームフード
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JP2021185998A (ja) * 2020-05-26 2021-12-13 中野冷機株式会社 ショーケース

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