JPH0732323A - 木質パネルの製法 - Google Patents
木質パネルの製法Info
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- JPH0732323A JPH0732323A JP18051593A JP18051593A JPH0732323A JP H0732323 A JPH0732323 A JP H0732323A JP 18051593 A JP18051593 A JP 18051593A JP 18051593 A JP18051593 A JP 18051593A JP H0732323 A JPH0732323 A JP H0732323A
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Landscapes
- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低密度で軽量であり、なおかつ十分な強度を
有する木質パネルの製法を提供することにある。 【構成】 バインダーを塗布した木質繊維からなる第1
の層14を形成し、その上に少なくとも1枚の熱可塑性
発泡樹脂からなる板材10を積層し、その板材10の側
面周囲を取り囲むように、バインダーを塗布した木質繊
維と木材薄片との混合物15を配設して第2の層を形成
し、さらにその上にバインダーを塗布した木質繊維から
なる第3の層12を積層して積層体を形成した後、その
積層体を、前記熱可塑性発泡樹脂の融点以上の温度で熱
圧し成形一体化することを特徴とする木質パネルの製
法。 【効果】 本発明の製法で製造した木質パネルは、その
内部に中空部を有しているので、木質パネル全体の密度
を低下させることができ、強度、剛性が維持されてお
り、表面は平滑とすることができる。
有する木質パネルの製法を提供することにある。 【構成】 バインダーを塗布した木質繊維からなる第1
の層14を形成し、その上に少なくとも1枚の熱可塑性
発泡樹脂からなる板材10を積層し、その板材10の側
面周囲を取り囲むように、バインダーを塗布した木質繊
維と木材薄片との混合物15を配設して第2の層を形成
し、さらにその上にバインダーを塗布した木質繊維から
なる第3の層12を積層して積層体を形成した後、その
積層体を、前記熱可塑性発泡樹脂の融点以上の温度で熱
圧し成形一体化することを特徴とする木質パネルの製
法。 【効果】 本発明の製法で製造した木質パネルは、その
内部に中空部を有しているので、木質パネル全体の密度
を低下させることができ、強度、剛性が維持されてお
り、表面は平滑とすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は木質パネルの製法に関
し、より詳しくは、内部に中空部を有し、軽量であり、
なおかつ高強度を保持した木質パネルの製法に関する。
し、より詳しくは、内部に中空部を有し、軽量であり、
なおかつ高強度を保持した木質パネルの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】木質繊維や木材薄片等を用いた木質パネ
ルは、従来廃材とされていた木質繊維や木材薄片等を有
効に利用できることから木材資源保護にも有効であり、
成形用の金型を変えることにより、要求される寸法、形
状の材料を比較的容易に得ることができ、構成要素を改
質したり、添加剤を加えてから成形することにより、防
虫性、防腐性、難燃性などを向上させることができ、天
然の木材にない特徴をもたせることができる。これらの
木質パネルは、一般に木材薄片や木質繊維等の構成要素
を、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂などの
バインダーで接着し、成形一体化して形成される。
ルは、従来廃材とされていた木質繊維や木材薄片等を有
効に利用できることから木材資源保護にも有効であり、
成形用の金型を変えることにより、要求される寸法、形
状の材料を比較的容易に得ることができ、構成要素を改
質したり、添加剤を加えてから成形することにより、防
虫性、防腐性、難燃性などを向上させることができ、天
然の木材にない特徴をもたせることができる。これらの
木質パネルは、一般に木材薄片や木質繊維等の構成要素
を、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂などの
バインダーで接着し、成形一体化して形成される。
【0003】しかしながら、これらの木質パネルは、気
孔等の空隙を内在する天然木材に比較すると、その密度
が高くなる傾向があり、バインダー量を減少させて密度
を下げようとすると、得られる木質パネルの強度が低下
してしまう問題があった。さらに、木質パネルをなす構
成要素の寸法を大きくすることによって、強度を維持し
ながら低密度化すると、木質パネルの表面平滑性が失わ
れるという問題もあった。従って、このような木質パネ
ルを、例えば、ドア材等の大型軽量を要求される板材と
して使用するのは困難であった。
孔等の空隙を内在する天然木材に比較すると、その密度
が高くなる傾向があり、バインダー量を減少させて密度
を下げようとすると、得られる木質パネルの強度が低下
してしまう問題があった。さらに、木質パネルをなす構
成要素の寸法を大きくすることによって、強度を維持し
ながら低密度化すると、木質パネルの表面平滑性が失わ
れるという問題もあった。従って、このような木質パネ
ルを、例えば、ドア材等の大型軽量を要求される板材と
して使用するのは困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明におけ
る課題は、低密度で軽量であり、なおかつ十分な強度を
有する木質パネルを得る製法を提供することにある。
る課題は、低密度で軽量であり、なおかつ十分な強度を
有する木質パネルを得る製法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、バインダ
ーを塗布した木質繊維からなる第1の層を形成し、その
上に少なくとも1枚の熱可塑性発泡樹脂からなる板材を
積層し、その板材の側面周囲を取り囲むように、バイン
ダーを塗布した木質繊維と木材薄片との混合物を配設し
て第2の層を形成し、さらにその上にバインダーを塗布
した木質繊維からなる第3の層を積層して積層体を形成
した後、その積層体を、前記熱可塑性発泡樹脂の融点以
上の温度で熱圧し成形一体化する木質パネルの製法によ
って解決できる。
ーを塗布した木質繊維からなる第1の層を形成し、その
上に少なくとも1枚の熱可塑性発泡樹脂からなる板材を
積層し、その板材の側面周囲を取り囲むように、バイン
ダーを塗布した木質繊維と木材薄片との混合物を配設し
て第2の層を形成し、さらにその上にバインダーを塗布
した木質繊維からなる第3の層を積層して積層体を形成
した後、その積層体を、前記熱可塑性発泡樹脂の融点以
上の温度で熱圧し成形一体化する木質パネルの製法によ
って解決できる。
【0006】本発明の製法によって製造した木質パネル
は、その内部に1つ以上の中空部を有するものとなる。
図1に本発明の製法によって製造した木質パネルの一例
を示す。この木質パネル1は、中密度木質繊維成形板か
らなる一方の表層材4の上面に、2つの中空部3を有
し、木質繊維・木材薄片成形板からなる芯材5が積層さ
れ、さらにその芯材5の上面に、中密度木質繊維成形板
からなる他方の表層材2が積層されて成形一体化されて
いる。
は、その内部に1つ以上の中空部を有するものとなる。
図1に本発明の製法によって製造した木質パネルの一例
を示す。この木質パネル1は、中密度木質繊維成形板か
らなる一方の表層材4の上面に、2つの中空部3を有
し、木質繊維・木材薄片成形板からなる芯材5が積層さ
れ、さらにその芯材5の上面に、中密度木質繊維成形板
からなる他方の表層材2が積層されて成形一体化されて
いる。
【0007】このような木質パネルは、図2に示すよう
に、まず、バインダーを塗布した木質繊維を均一に散布
して第1の層14を形成する。その第1の層14の上に
発泡スチロール等の熱可塑性発泡樹脂からなる板材10
を2枚積層する。次に、この板材10の側面周囲に、木
材薄片と木質繊維の混合物にバインダーを塗布したもの
15を、その厚さが前記熱可塑性発泡樹脂の板材10の
厚さと同じになるように充填して第2の層とする。さら
に、この第2の層の上に、バインダーを塗布した木質繊
維を積層して第3の層12を形成する。
に、まず、バインダーを塗布した木質繊維を均一に散布
して第1の層14を形成する。その第1の層14の上に
発泡スチロール等の熱可塑性発泡樹脂からなる板材10
を2枚積層する。次に、この板材10の側面周囲に、木
材薄片と木質繊維の混合物にバインダーを塗布したもの
15を、その厚さが前記熱可塑性発泡樹脂の板材10の
厚さと同じになるように充填して第2の層とする。さら
に、この第2の層の上に、バインダーを塗布した木質繊
維を積層して第3の層12を形成する。
【0008】このようにして得られた3層積層物を、図
における上下方向から圧縮するとともに加熱して成形一
体化する。この熱圧工程においては、温度が熱可塑性発
泡樹脂の融点に達しない段階で、熱可塑性発泡樹脂の板
材を内在したまま圧縮成形されるとともにバインダーが
固化して一体化され、木質パネル1の基本形状が形成さ
れる。その後、さらに昇温して前記熱可塑性発泡樹脂の
融点を越えると、その熱可塑性発泡樹脂は融解して収縮
し、中空部3が形成されて図1に示した形状の木質パネ
ルが得られる。
における上下方向から圧縮するとともに加熱して成形一
体化する。この熱圧工程においては、温度が熱可塑性発
泡樹脂の融点に達しない段階で、熱可塑性発泡樹脂の板
材を内在したまま圧縮成形されるとともにバインダーが
固化して一体化され、木質パネル1の基本形状が形成さ
れる。その後、さらに昇温して前記熱可塑性発泡樹脂の
融点を越えると、その熱可塑性発泡樹脂は融解して収縮
し、中空部3が形成されて図1に示した形状の木質パネ
ルが得られる。
【0009】本発明の木質パネルの製法によると、前記
第1の層14が熱圧成形されて一方の表層材4が形成さ
れ、同様に、第2の層から芯材5が形成され、第3の層
12から他方の表層材2が概略形成されるが、それらは
各々独立しているのではなく、表層材/芯材/表層材が
積層された状態で一体成形されている。
第1の層14が熱圧成形されて一方の表層材4が形成さ
れ、同様に、第2の層から芯材5が形成され、第3の層
12から他方の表層材2が概略形成されるが、それらは
各々独立しているのではなく、表層材/芯材/表層材が
積層された状態で一体成形されている。
【0010】本発明の木質パネルの製法において用いら
れる熱可塑性発泡樹脂の板材10は、熱可塑性樹脂から
なる板材であり、発泡していて低密度のものが好まし
い。その熱可塑性樹脂としては、発泡スチロールが代表
的な例であるが、木質パネルの熱圧成形温度以下で融解
するものであれば特に限られるものではなく、例えば、
発泡性ポリウレタン樹脂等の自己発泡した樹脂や、発泡
剤によって発泡した樹脂等を用いてもよい。
れる熱可塑性発泡樹脂の板材10は、熱可塑性樹脂から
なる板材であり、発泡していて低密度のものが好まし
い。その熱可塑性樹脂としては、発泡スチロールが代表
的な例であるが、木質パネルの熱圧成形温度以下で融解
するものであれば特に限られるものではなく、例えば、
発泡性ポリウレタン樹脂等の自己発泡した樹脂や、発泡
剤によって発泡した樹脂等を用いてもよい。
【0011】発泡剤によって発泡する樹脂の例として
は、熱可塑性ポリウレタン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポ
リ塩化ビニル樹脂またはそれらの混合物などがあり、発
泡剤としては、揮発性発泡剤、例えばCCl3 F、CC
l2 F2 、またはCCl2 F−CClF2 などや、熱分
解性発泡剤、例えばアゾジカルボンアミド、アゾヘキサ
ヒドロベンゾニトリル、2,2’−アゾイソブチロニト
リル、ベンゼンスルホヒドラジド、またはN,N’−ジ
ニトロソ−N,N’−ジメチルテレフタルアミドなどを
挙げることができる。
は、熱可塑性ポリウレタン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポ
リ塩化ビニル樹脂またはそれらの混合物などがあり、発
泡剤としては、揮発性発泡剤、例えばCCl3 F、CC
l2 F2 、またはCCl2 F−CClF2 などや、熱分
解性発泡剤、例えばアゾジカルボンアミド、アゾヘキサ
ヒドロベンゾニトリル、2,2’−アゾイソブチロニト
リル、ベンゼンスルホヒドラジド、またはN,N’−ジ
ニトロソ−N,N’−ジメチルテレフタルアミドなどを
挙げることができる。
【0012】このような熱可塑性発泡樹脂は、常法によ
って所望の大きさの板状にに成形したものを用いる。こ
の熱可塑性発泡樹脂の板材10の形状や大きさは特に限
られるものではなく、目的とする木質パネルの形状、強
度、及び厚み等によって、適宜変更できる。特に高強度
が要求される場合には、第2の層中に占める熱可塑性発
泡樹脂の割合を低くして中空部の容積を小さくするのが
好ましく、特に軽量化が要求される場合には、その割合
を高くして中空部の容積を大きくするのが好ましい。
って所望の大きさの板状にに成形したものを用いる。こ
の熱可塑性発泡樹脂の板材10の形状や大きさは特に限
られるものではなく、目的とする木質パネルの形状、強
度、及び厚み等によって、適宜変更できる。特に高強度
が要求される場合には、第2の層中に占める熱可塑性発
泡樹脂の割合を低くして中空部の容積を小さくするのが
好ましく、特に軽量化が要求される場合には、その割合
を高くして中空部の容積を大きくするのが好ましい。
【0013】また、本発明の木質パネルの製法における
第1の層と第3の層は、同じ材料で形成するのが好まし
く、それはバインダーを塗布した木質繊維であるのが好
ましい。さらに、その第1の層及び第3の層を熱圧成形
して概略形成される表層材は、木質繊維を、バインダー
で接着し成形一体化した木質繊維成形板のうち中密度の
ものとなるのが好ましい。即ち、この表層材の密度が、
0.40〜0.65g/cm3となるように調整するの
が好ましい。この密度が0.65g/cm3より大きい
と、得られる木質パネルの重量が増加し、0.40g/
cm3より小さいと表面平滑性が十分でなくなる。
第1の層と第3の層は、同じ材料で形成するのが好まし
く、それはバインダーを塗布した木質繊維であるのが好
ましい。さらに、その第1の層及び第3の層を熱圧成形
して概略形成される表層材は、木質繊維を、バインダー
で接着し成形一体化した木質繊維成形板のうち中密度の
ものとなるのが好ましい。即ち、この表層材の密度が、
0.40〜0.65g/cm3となるように調整するの
が好ましい。この密度が0.65g/cm3より大きい
と、得られる木質パネルの重量が増加し、0.40g/
cm3より小さいと表面平滑性が十分でなくなる。
【0014】この第1の層及び第3の層を形成する木質
繊維としては、木材チップを常法によって解繊して得ら
れるものであって、その繊維長が1〜30mm程度、好
ましくは3mm以上の長さの繊維を全体の50%以上含
み、繊維幅が0.1〜2mm程度であるものが好まし
い。この木質繊維は、予めアセチル化しておくのが好ま
しく、その場合、木質繊維を含水率3%以下、好ましく
は1%以下になるまで乾燥した後、酢酸、無水酢酸、ク
ロル酢酸等の気化蒸気に接触させて気相中でアセチル化
(アセチル化度12〜20%)するのが好ましい。ま
た、これらの木質繊維を接着一体化するバインダーとし
ては、ユリア樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂等の
非発泡性バインダーを主体としたもの用いるのが、金型
からの離型性の点から好ましい。
繊維としては、木材チップを常法によって解繊して得ら
れるものであって、その繊維長が1〜30mm程度、好
ましくは3mm以上の長さの繊維を全体の50%以上含
み、繊維幅が0.1〜2mm程度であるものが好まし
い。この木質繊維は、予めアセチル化しておくのが好ま
しく、その場合、木質繊維を含水率3%以下、好ましく
は1%以下になるまで乾燥した後、酢酸、無水酢酸、ク
ロル酢酸等の気化蒸気に接触させて気相中でアセチル化
(アセチル化度12〜20%)するのが好ましい。ま
た、これらの木質繊維を接着一体化するバインダーとし
ては、ユリア樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂等の
非発泡性バインダーを主体としたもの用いるのが、金型
からの離型性の点から好ましい。
【0015】また、この第1の層及び第3の層におけ
る、木質繊維に対するバインダーの割合は、木質繊維1
00重量部に対して5重量部以上とするのが好ましい。
木質繊維100重量部に対しバインダーの添加量を5重
量部以下とすると、得られる表層材の強度が不十分にな
る。また、この表層材の厚さは、3〜4mmとするのが
好ましく、厚さを3mm以下とすると、得られた木質パ
ネルの表面平滑性が十分でなくなり、4mm以上とする
と、木質パネルの重量が増加する。
る、木質繊維に対するバインダーの割合は、木質繊維1
00重量部に対して5重量部以上とするのが好ましい。
木質繊維100重量部に対しバインダーの添加量を5重
量部以下とすると、得られる表層材の強度が不十分にな
る。また、この表層材の厚さは、3〜4mmとするのが
好ましく、厚さを3mm以下とすると、得られた木質パ
ネルの表面平滑性が十分でなくなり、4mm以上とする
と、木質パネルの重量が増加する。
【0016】本発明の木質パネルの製法における第2の
層にあって、前記熱可塑性発泡樹脂の板材の周囲に配設
される材料は、木質繊維と木材薄片の混合物にバインダ
ーを塗布したものが好ましく、それを熱圧成形して概略
形成される芯材は木質繊維・木材薄片成形板となるのが
好ましい。この第2の層で用いられる木質繊維は、前記
第1及び第3の層で用いられるのと同様の木質繊維が好
ましく、木材薄片としては、長さが20〜100mm、
幅が3〜5mm、厚さが0.2〜0.8mm程度のもの
が好ましい。また、木質繊維と木材薄片の混合比は、目
的に応じて適宜設定することができるが、特に強度を向
上させるためには木材薄片の割合を高くし、表面の平滑
性を向上させるためには木質繊維の割合を高くするのが
好ましい。
層にあって、前記熱可塑性発泡樹脂の板材の周囲に配設
される材料は、木質繊維と木材薄片の混合物にバインダ
ーを塗布したものが好ましく、それを熱圧成形して概略
形成される芯材は木質繊維・木材薄片成形板となるのが
好ましい。この第2の層で用いられる木質繊維は、前記
第1及び第3の層で用いられるのと同様の木質繊維が好
ましく、木材薄片としては、長さが20〜100mm、
幅が3〜5mm、厚さが0.2〜0.8mm程度のもの
が好ましい。また、木質繊維と木材薄片の混合比は、目
的に応じて適宜設定することができるが、特に強度を向
上させるためには木材薄片の割合を高くし、表面の平滑
性を向上させるためには木質繊維の割合を高くするのが
好ましい。
【0017】これらの木質繊維と木材薄片の混合物を接
着一体化するバインダーとしては、前記の非発泡性バイ
ンダー、発泡性ウレタン樹脂等の発泡性バインダー、あ
るいはそれらの混合物のいずれも用いられるが、得られ
る芯材の密度を低下させて軽量化するためには、発泡性
樹脂を含むものが好ましい。非発泡性樹脂と発泡性樹脂
の混合比は、目的とする密度によって適宜調整すること
ができる。
着一体化するバインダーとしては、前記の非発泡性バイ
ンダー、発泡性ウレタン樹脂等の発泡性バインダー、あ
るいはそれらの混合物のいずれも用いられるが、得られ
る芯材の密度を低下させて軽量化するためには、発泡性
樹脂を含むものが好ましい。非発泡性樹脂と発泡性樹脂
の混合比は、目的とする密度によって適宜調整すること
ができる。
【0018】この第2の層における、木質繊維と木材薄
片の混合物に対するバインダーの割合は、木質繊維と木
材薄片の混合物100重量部に対して10〜30重量部
とするのが好ましい。また、得られる芯材の密度は、
0.60g/cm3程度とするのが好ましい。密度が
0.60g/cm3より小さいと、木質パネルの強度が
不十分になる。また、この芯材の曲げ強さは40〜50
MPaであるのが好ましく、JIS−A5908による
ビス保持力が40〜70kgであるのが好ましい。
片の混合物に対するバインダーの割合は、木質繊維と木
材薄片の混合物100重量部に対して10〜30重量部
とするのが好ましい。また、得られる芯材の密度は、
0.60g/cm3程度とするのが好ましい。密度が
0.60g/cm3より小さいと、木質パネルの強度が
不十分になる。また、この芯材の曲げ強さは40〜50
MPaであるのが好ましく、JIS−A5908による
ビス保持力が40〜70kgであるのが好ましい。
【0019】本発明の木質パネルの製法では、上記第1
の層から第3の層までを、熱圧成形機中に乾式フォーミ
ングし、その乾式フォーミングした積層物に熱圧を加え
て成形するのが好ましい。その熱圧条件は、用いる熱可
塑性発泡樹脂の融点により異なるが、圧力が1〜2MP
a、温度が150〜200℃、時間が、目的とする木質
パネルの厚み(mm)×5〜120秒程度とするのが好
ましい。また、この熱圧成形は、圧力を印加した状態で
前記熱可塑性発泡樹脂の融点以下の温度に昇温し、その
温度で一定時間おいて成形した後に、熱可塑性発泡樹脂
の融点以上の温度まで昇温して中空部を形成するように
してもよいし、低温から熱可塑性発泡樹脂の融点以上ま
で連続的に昇温しながら成形するようにしてもよい。
の層から第3の層までを、熱圧成形機中に乾式フォーミ
ングし、その乾式フォーミングした積層物に熱圧を加え
て成形するのが好ましい。その熱圧条件は、用いる熱可
塑性発泡樹脂の融点により異なるが、圧力が1〜2MP
a、温度が150〜200℃、時間が、目的とする木質
パネルの厚み(mm)×5〜120秒程度とするのが好
ましい。また、この熱圧成形は、圧力を印加した状態で
前記熱可塑性発泡樹脂の融点以下の温度に昇温し、その
温度で一定時間おいて成形した後に、熱可塑性発泡樹脂
の融点以上の温度まで昇温して中空部を形成するように
してもよいし、低温から熱可塑性発泡樹脂の融点以上ま
で連続的に昇温しながら成形するようにしてもよい。
【0020】以上述べたように、本発明の製法によって
製造した木質パネルは、2枚の表層材の間に、中空部が
形成された芯材が積層されているため、木質パネル全体
の密度が低下する。また、芯材は木質繊維・木材薄片成
形板からなるため強度、剛性を保持しており、表層材は
木質繊維成形板からなるため、木質パネルの表面は平滑
になる。この木質パネルは、1回の熱圧成形で製造でき
る。
製造した木質パネルは、2枚の表層材の間に、中空部が
形成された芯材が積層されているため、木質パネル全体
の密度が低下する。また、芯材は木質繊維・木材薄片成
形板からなるため強度、剛性を保持しており、表層材は
木質繊維成形板からなるため、木質パネルの表面は平滑
になる。この木質パネルは、1回の熱圧成形で製造でき
る。
【0021】次に、本発明の木質パネルの製法を実施例
に基づいて具体的に説明する。 (実施例1)第1の層及び第3の層の材料として、繊維
長3mm以上のものを50%以上含む木質繊維(カナデ
ィアンフォレストプリダクツ社製、F−4−17)を1
00重量部と、バインダーとしての非発泡性フェノール
レジン20重量部を用意し、低速で回転する回転ドラム
内に上記の木質繊維100重量部を入れて、ドラム内で
自然落下する際にスプレーにより散布することにより、
木質繊維にバインダーを塗布した。
に基づいて具体的に説明する。 (実施例1)第1の層及び第3の層の材料として、繊維
長3mm以上のものを50%以上含む木質繊維(カナデ
ィアンフォレストプリダクツ社製、F−4−17)を1
00重量部と、バインダーとしての非発泡性フェノール
レジン20重量部を用意し、低速で回転する回転ドラム
内に上記の木質繊維100重量部を入れて、ドラム内で
自然落下する際にスプレーにより散布することにより、
木質繊維にバインダーを塗布した。
【0022】第2の層の材料は、熱可塑性発泡樹脂の板
材として、厚さ75mm、幅100mm、長さ2060
mmの発泡スチロール(70倍発泡品、大日本インキ社
製、リュパール70B)板を2枚用意し、芯材の材料と
して、木質繊維(カナディアンフォレストプリダクツ社
製、F−4−17)を50重量部用意した。また、長さ
が20〜100mm、幅が3〜50mm、厚さが0.2
〜0.8mmである木材薄片を、シェービングマシン
((株)岩倉組製)で作製した。さらに、バインダーと
して、非発泡性の未濃縮ユリア樹脂と発泡性ウレタン樹
脂(住友バイエルウレタン社製の粗MDI)の2:1混
合物を20重量部を用意し、低速で回転する回転ドラム
内に上記の木質繊維と木材薄片を入れて、ドラム内で自
然落下する際にスプレーにより散布することにより、木
質繊維と木材薄片にバインダーを塗布した。
材として、厚さ75mm、幅100mm、長さ2060
mmの発泡スチロール(70倍発泡品、大日本インキ社
製、リュパール70B)板を2枚用意し、芯材の材料と
して、木質繊維(カナディアンフォレストプリダクツ社
製、F−4−17)を50重量部用意した。また、長さ
が20〜100mm、幅が3〜50mm、厚さが0.2
〜0.8mmである木材薄片を、シェービングマシン
((株)岩倉組製)で作製した。さらに、バインダーと
して、非発泡性の未濃縮ユリア樹脂と発泡性ウレタン樹
脂(住友バイエルウレタン社製の粗MDI)の2:1混
合物を20重量部を用意し、低速で回転する回転ドラム
内に上記の木質繊維と木材薄片を入れて、ドラム内で自
然落下する際にスプレーにより散布することにより、木
質繊維と木材薄片にバインダーを塗布した。
【0023】まず、前記第1の層及び第3の層の材料の
うちの半分を、幅400mm、長さ2300mmの熱圧
板上に均一に散布した。次に、2枚の熱可塑性発泡樹脂
の板材を、100mmの間隔をあけて並列させて積層
し、その側面周囲に芯材の材料を充填した。さらにその
上に、第1の層及び第3の層の材料の残り半分を均一に
散布して、図2に示すような積層体とした。この積層体
に、温度160℃、圧力2MPaで20分間熱圧成形
し、厚さ21mmの木質パネルを得た。得られた木質パ
ネルは、反りも見られず、表面も平滑であった。
うちの半分を、幅400mm、長さ2300mmの熱圧
板上に均一に散布した。次に、2枚の熱可塑性発泡樹脂
の板材を、100mmの間隔をあけて並列させて積層
し、その側面周囲に芯材の材料を充填した。さらにその
上に、第1の層及び第3の層の材料の残り半分を均一に
散布して、図2に示すような積層体とした。この積層体
に、温度160℃、圧力2MPaで20分間熱圧成形
し、厚さ21mmの木質パネルを得た。得られた木質パ
ネルは、反りも見られず、表面も平滑であった。
【0024】このようにして作製した木質パネルの曲げ
強さを、JIS−A5908に基づいて測定した。その
結果、曲げ強さは38〜45MPaであった。また、こ
の木質板のビス保持力は、表面で50〜80kg、木口
面で40〜70kgであった。さらに、この木質パネル
の密度は0.41g/cm3であり、全体の重量は1
2.6kgであった。
強さを、JIS−A5908に基づいて測定した。その
結果、曲げ強さは38〜45MPaであった。また、こ
の木質板のビス保持力は、表面で50〜80kg、木口
面で40〜70kgであった。さらに、この木質パネル
の密度は0.41g/cm3であり、全体の重量は1
2.6kgであった。
【0025】(比較例1)実施例1で作製した木質パネ
ルと同様の外寸の木質繊維成形板について、その密度を
測定したところ、0.65〜0.70g/cm3でり、
全体の重量は22.0kgであった。また、その木質繊
維成形板のビス保持力は、表面で50〜60kg、木口
面で35〜40kgであった。これらの結果から、本発
明の製法で製造した木質パネルは、低密度であり、従来
の木質繊維成形板と同等以上のビス保持力と、十分な曲
げ強さを有していることがわかる。
ルと同様の外寸の木質繊維成形板について、その密度を
測定したところ、0.65〜0.70g/cm3でり、
全体の重量は22.0kgであった。また、その木質繊
維成形板のビス保持力は、表面で50〜60kg、木口
面で35〜40kgであった。これらの結果から、本発
明の製法で製造した木質パネルは、低密度であり、従来
の木質繊維成形板と同等以上のビス保持力と、十分な曲
げ強さを有していることがわかる。
【発明の効果】本発明の木質パネルの製法によれば、表
層材、芯材及び熱可塑性発泡樹脂の板材を積層し、その
積層体を熱圧成形して形成され、その熱圧成形時に熱可
塑性発泡樹脂が融解して中空部が形成されるため、各部
材を接着するなどの工程が不要となり、しかも1回の熱
圧成形工程で製造することができるので、生産効率、コ
ストの面から非常に有効である。また、本発明の製法で
製造した木質パネルは、その内部に中空部を有している
ので、木質パネル全体の密度を低下させることができ、
ドア材等の大型板材としても軽量である。また、芯材は
木質繊維・木材薄片成形板であるため強度、剛性が維持
されており、表層材は中密度木質繊維成形板からなるた
め、たとえ芯材表面に凹凸があっても木質パネル表面は
平滑とすることができる。
層材、芯材及び熱可塑性発泡樹脂の板材を積層し、その
積層体を熱圧成形して形成され、その熱圧成形時に熱可
塑性発泡樹脂が融解して中空部が形成されるため、各部
材を接着するなどの工程が不要となり、しかも1回の熱
圧成形工程で製造することができるので、生産効率、コ
ストの面から非常に有効である。また、本発明の製法で
製造した木質パネルは、その内部に中空部を有している
ので、木質パネル全体の密度を低下させることができ、
ドア材等の大型板材としても軽量である。また、芯材は
木質繊維・木材薄片成形板であるため強度、剛性が維持
されており、表層材は中密度木質繊維成形板からなるた
め、たとえ芯材表面に凹凸があっても木質パネル表面は
平滑とすることができる。
【図1】 本発明の木質パネルの製法によって製造した
木質パネルの一例を示す一部断面図である。
木質パネルの一例を示す一部断面図である。
【図2】 本発明の木質パネルの製法を説明するための
断面図である。
断面図である。
1…木質パネル、2…表層材、3…中空部、4…表層
材、5…芯材、10…熱可塑性発泡樹脂板材、12…第
1の層、14…第3の層
材、5…芯材、10…熱可塑性発泡樹脂板材、12…第
1の層、14…第3の層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 和志 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 バインダーを塗布した木質繊維からなる
第1の層を形成し、その上に少なくとも1枚の熱可塑性
発泡樹脂からなる板材を積層し、その板材の側面周囲を
取り囲むように、バインダーを塗布した木質繊維と木材
薄片との混合物を配設して第2の層を形成し、さらにそ
の上にバインダーを塗布した木質繊維からなる第3の層
を積層して積層体を形成した後、その積層体を、前記熱
可塑性発泡樹脂の融点以上の温度で熱圧し成形一体化す
ることを特徴とする木質パネルの製法。 - 【請求項2】 前記熱可塑性発泡樹脂が、発泡スチロー
ルであることを特徴とする請求項1記載の木質パネルの
製法。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の製法で製造され
たことを特徴とする木質パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18051593A JP3182988B2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 木質パネルの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18051593A JP3182988B2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 木質パネルの製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0732323A true JPH0732323A (ja) | 1995-02-03 |
| JP3182988B2 JP3182988B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=16084611
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18051593A Expired - Fee Related JP3182988B2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 木質パネルの製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3182988B2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-21 JP JP18051593A patent/JP3182988B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3182988B2 (ja) | 2001-07-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010327 |
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