JPH0732459Y2 - 真空予冷用保冷容器 - Google Patents
真空予冷用保冷容器Info
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- JPH0732459Y2 JPH0732459Y2 JP1990096696U JP9669690U JPH0732459Y2 JP H0732459 Y2 JPH0732459 Y2 JP H0732459Y2 JP 1990096696 U JP1990096696 U JP 1990096696U JP 9669690 U JP9669690 U JP 9669690U JP H0732459 Y2 JPH0732459 Y2 JP H0732459Y2
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- 238000001816 cooling Methods 0.000 title claims description 12
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 31
- 238000009413 insulation Methods 0.000 claims description 7
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 2
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 2
- 238000009834 vaporization Methods 0.000 description 2
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内部に被予冷物を入れて閉蓋状態のまま真空
予冷法での予冷操作を可能し、予冷後にはその予冷状態
を長時間維持できる発泡合成樹脂製の真空予冷用保冷容
器に関する。
予冷法での予冷操作を可能し、予冷後にはその予冷状態
を長時間維持できる発泡合成樹脂製の真空予冷用保冷容
器に関する。
従来、被予冷物を真空チャンバーを利用して予冷した
後、出荷する場合、例えば発泡合成樹脂製の容器本体と
蓋体よりなる保冷容器を用い、その容器本体の内部に被
予冷物を入れ、これを真空チャンバー内に置いて内部の
収容物を予冷し、次いでこれをチャンバー外に出し、閉
蓋して行っていた。
後、出荷する場合、例えば発泡合成樹脂製の容器本体と
蓋体よりなる保冷容器を用い、その容器本体の内部に被
予冷物を入れ、これを真空チャンバー内に置いて内部の
収容物を予冷し、次いでこれをチャンバー外に出し、閉
蓋して行っていた。
ところが、こうした場合、約20〜30分程度で終了する予
冷操作と比較して、この閉蓋作業に手間どって、予冷状
態が損なわれたり、又出荷効率が低くて問題となってい
た。
冷操作と比較して、この閉蓋作業に手間どって、予冷状
態が損なわれたり、又出荷効率が低くて問題となってい
た。
こうした問題点に鑑み、本出願人は先に実願昭63−1430
59号に示す真空予冷用保冷容器を提案した。そして、こ
の保冷容器では、閉蓋状態のまま真空チャンバーを利用
した予冷操作を可能として、工業的に大きな着目を受け
た。本考案者は、こうした保冷容器を改良して内部の予
冷状態を更に長時間維持できる保冷容器を目指して研究
した結果、本考案に至ったのである。
59号に示す真空予冷用保冷容器を提案した。そして、こ
の保冷容器では、閉蓋状態のまま真空チャンバーを利用
した予冷操作を可能として、工業的に大きな着目を受け
た。本考案者は、こうした保冷容器を改良して内部の予
冷状態を更に長時間維持できる保冷容器を目指して研究
した結果、本考案に至ったのである。
こうした内部の予冷状態を更に長時間維持できることを
目的として、本願の請求項1では、発泡合成樹脂製の容
器本体と蓋体よりなる容器であって、容器本体と蓋体の
接合部に互いに嵌合する嵌合構造の一方と他方とを設
け、容器の閉蓋時に両嵌合構造の間にその長さ方向に所
要の長さの通気用間隙を形成し、容器内から前記通気用
間隙に向けて内面側開口を開設するとともに、この内面
側開口に対して通気用間隙の長さ方向に位置を変位させ
て蓋体上面から通気用間隙に向けて貫通孔を穿設して外
面側開口を設けてなり、前記内面側開口、通気用間隙、
及び外面開口を通じて閉蓋時に容器の内外が連通する真
空予冷用保冷容器、又、請求項2では、前記通気用間隙
が、前記両嵌合構造の少なくとも一方に設けた凹溝から
なる真空予冷用保冷容器、更に、請求項3では、前記通
気用間隙の断面積、長さを、容器内外にほとんど圧力差
が存在しない場合、粘性抵抗と境膜摩擦抵抗によって自
由な空気の流動が実質的に遮断される程度に形成した真
空予冷用保冷容器、とした。
目的として、本願の請求項1では、発泡合成樹脂製の容
器本体と蓋体よりなる容器であって、容器本体と蓋体の
接合部に互いに嵌合する嵌合構造の一方と他方とを設
け、容器の閉蓋時に両嵌合構造の間にその長さ方向に所
要の長さの通気用間隙を形成し、容器内から前記通気用
間隙に向けて内面側開口を開設するとともに、この内面
側開口に対して通気用間隙の長さ方向に位置を変位させ
て蓋体上面から通気用間隙に向けて貫通孔を穿設して外
面側開口を設けてなり、前記内面側開口、通気用間隙、
及び外面開口を通じて閉蓋時に容器の内外が連通する真
空予冷用保冷容器、又、請求項2では、前記通気用間隙
が、前記両嵌合構造の少なくとも一方に設けた凹溝から
なる真空予冷用保冷容器、更に、請求項3では、前記通
気用間隙の断面積、長さを、容器内外にほとんど圧力差
が存在しない場合、粘性抵抗と境膜摩擦抵抗によって自
由な空気の流動が実質的に遮断される程度に形成した真
空予冷用保冷容器、とした。
而して、こうした真空予冷用保冷容器を用いて、被予冷
物を真空チャンバーを利用した真空予冷法で予冷するに
は以下のようにするものである。まず、真空チャンバー
外で容器本体内に被予冷物を入れ、蓋体で閉蓋する。次
いで、これを真空チャンバー内に蓋体に設けた外面側開
口が塞がれないようにして、敷き並べ、積み上げて収納
する。このとき、容器内部と外部とが内面側開口、通気
用間隙、及び外面側開口を通じて連通する。そして、真
空チャンバー内を、例えば5〜20mmHg程度に減圧させる
ことで、容器内から内面側開口、通気用間隙、外面側開
口を通じてその内部の空気を強制排気させ、もって収容
物の持っている水分の一部を蒸発させることで気化潜熱
を奪い、収容物を約2〜5℃程度に予冷する。この真空
チャンバー内で、容器内を強制排気させる過程では、所
要の長さを持った通気用間隙を空気が流動する際に生じ
る通気抵抗に抗して容器内から空気を放出させるのであ
る。この後、真空チャンバー内を復圧させることで、容
器内も又大気圧に戻すものである。この容器内の復圧後
には、容器内に復圧用の空気が充満しているのと、この
容器内の空気は冷やされて密度が大きくなって流動しに
くくなっているのに加えて、外面側開口を蓋体に設けた
から、この外部に向けた外面側開口が容器内から上方に
向けて開口し、内部の冷やされて密度の大きい空気が外
部に逃げることが少なく、内部の予冷状態が長時間維持
されることとなる。
物を真空チャンバーを利用した真空予冷法で予冷するに
は以下のようにするものである。まず、真空チャンバー
外で容器本体内に被予冷物を入れ、蓋体で閉蓋する。次
いで、これを真空チャンバー内に蓋体に設けた外面側開
口が塞がれないようにして、敷き並べ、積み上げて収納
する。このとき、容器内部と外部とが内面側開口、通気
用間隙、及び外面側開口を通じて連通する。そして、真
空チャンバー内を、例えば5〜20mmHg程度に減圧させる
ことで、容器内から内面側開口、通気用間隙、外面側開
口を通じてその内部の空気を強制排気させ、もって収容
物の持っている水分の一部を蒸発させることで気化潜熱
を奪い、収容物を約2〜5℃程度に予冷する。この真空
チャンバー内で、容器内を強制排気させる過程では、所
要の長さを持った通気用間隙を空気が流動する際に生じ
る通気抵抗に抗して容器内から空気を放出させるのであ
る。この後、真空チャンバー内を復圧させることで、容
器内も又大気圧に戻すものである。この容器内の復圧後
には、容器内に復圧用の空気が充満しているのと、この
容器内の空気は冷やされて密度が大きくなって流動しに
くくなっているのに加えて、外面側開口を蓋体に設けた
から、この外部に向けた外面側開口が容器内から上方に
向けて開口し、内部の冷やされて密度の大きい空気が外
部に逃げることが少なく、内部の予冷状態が長時間維持
されることとなる。
本考案に係る真空予冷用保冷容器の詳細を更に添付の図
面にもとづき説明する。第1図〜第7図には本考案の保
冷容器の第一実施例を示しているが、図中1として示す
のは発泡合成樹脂製の上面が開口した長方体函状の容器
本体、又図中2として示すのは容器本体1の上面開口を
気密状態で閉蓋する同じく発泡合成樹脂製の蓋体であ
る。そして、この容器は気密状態で閉蓋可能なように、
容器本体1と蓋体2の接合部に嵌合構造を設けている。
ここに示した容器では、容器本体1の側壁3の内側の全
周に凸条4を設けるとともに、蓋体2の下面外周の全周
にこの凸条4を嵌合する凹条5を設けている。この容器
では凸条4に凹条5が嵌合して容器本体1に蓋体2が気
密状態で閉蓋されるのであるが、本考案では、容器内に
被予冷物を入れて閉蓋したままで真空チャンバーを利用
した真空予冷法で内部の収容物を予冷操作可能とするた
め、容器本体1と蓋体2の接合部に所要の長さの通気用
間隙6を形成し、この通気用間隙6に向けて内面側開口
7に対して通気用間隙の長さ方向に位置を変位させて蓋
体2上面からその通気用間隙6に向けて貫通孔を穿設し
て外面側開口8を設け、この容器の閉蓋時、内面側開口
7、通気用間隙6、外面側開口8を通じて容器の内外を
連通させている。第一実施例では、通気用間隙6を蓋体
2の角部を間にはさんだ四隅の凹条5底面に所要の長さ
の凹溝9を形成することで設けるとともに、内面側開口
7を第1図(イ)、第3図に示すように蓋体2に下設し
た閉蓋時、容器本体1の側壁3内面側に沿ってそれの開
口部分に挿入される内装突部10のそれの長辺側の外側面
の一部を凹設して凹溝9の一端に連通させて設け、外面
側開口8は第1図(イ)に示すように蓋体2の短辺側の
上面から凹溝9の他端に向けて貫通孔を穿設することで
設けられている。尚、図中11は蓋体2上面の四隅に設け
た載支突部で、外面側開口8の外部への開口部はこれの
内側になるようにこれを一部切欠している。そして、こ
の外面側開口8の外部への開口部の周囲にはこの載支突
部11より高さが低い突部12を設けている。又、13は容器
本体1と蓋体2の長辺側側面に設けた凹設部、14は容器
本体1の底壁15に下設した載支突部11より高さが低い台
状突部で、これはこうした容器を積段したときに外面側
開口8の外部への開口部を除いた載支突部11の間にはめ
込むことができる大きさ関係、位置関係に形成されてい
る。更に、16は容器本体1の短辺側の側壁3下部に凹設
させて設けた取っ手、又17は台状突部14の外側に沿った
取っ手16の両側に設けた凹所で、これはこの容器を積段
したときに外面側開口8に連通するような位置関係に設
けられている。そして、こうした容器は四隅の角部に四
組の内外連通する内面側開口7、通気用間隙6、外面側
開口8が第1図に示すように設けられているのである
が、この通気用間隙6となる凹溝9は、その断面積、長
さを、容器内外にほとんど圧力差が存在しない場合、粘
性抵抗と境膜摩擦抵抗によって自由な空気の流動が実質
的に遮断される程度に形成されている。ここで、境膜摩
擦抵抗とは、ある空間をほぼ完全な真空状態にしても、
その空間を構成する壁面に薄く空気層が残るという境膜
理論から、この残った空気層とその表面側を流動する空
気層の間に生じる摩擦抵抗のことである。
面にもとづき説明する。第1図〜第7図には本考案の保
冷容器の第一実施例を示しているが、図中1として示す
のは発泡合成樹脂製の上面が開口した長方体函状の容器
本体、又図中2として示すのは容器本体1の上面開口を
気密状態で閉蓋する同じく発泡合成樹脂製の蓋体であ
る。そして、この容器は気密状態で閉蓋可能なように、
容器本体1と蓋体2の接合部に嵌合構造を設けている。
ここに示した容器では、容器本体1の側壁3の内側の全
周に凸条4を設けるとともに、蓋体2の下面外周の全周
にこの凸条4を嵌合する凹条5を設けている。この容器
では凸条4に凹条5が嵌合して容器本体1に蓋体2が気
密状態で閉蓋されるのであるが、本考案では、容器内に
被予冷物を入れて閉蓋したままで真空チャンバーを利用
した真空予冷法で内部の収容物を予冷操作可能とするた
め、容器本体1と蓋体2の接合部に所要の長さの通気用
間隙6を形成し、この通気用間隙6に向けて内面側開口
7に対して通気用間隙の長さ方向に位置を変位させて蓋
体2上面からその通気用間隙6に向けて貫通孔を穿設し
て外面側開口8を設け、この容器の閉蓋時、内面側開口
7、通気用間隙6、外面側開口8を通じて容器の内外を
連通させている。第一実施例では、通気用間隙6を蓋体
2の角部を間にはさんだ四隅の凹条5底面に所要の長さ
の凹溝9を形成することで設けるとともに、内面側開口
7を第1図(イ)、第3図に示すように蓋体2に下設し
た閉蓋時、容器本体1の側壁3内面側に沿ってそれの開
口部分に挿入される内装突部10のそれの長辺側の外側面
の一部を凹設して凹溝9の一端に連通させて設け、外面
側開口8は第1図(イ)に示すように蓋体2の短辺側の
上面から凹溝9の他端に向けて貫通孔を穿設することで
設けられている。尚、図中11は蓋体2上面の四隅に設け
た載支突部で、外面側開口8の外部への開口部はこれの
内側になるようにこれを一部切欠している。そして、こ
の外面側開口8の外部への開口部の周囲にはこの載支突
部11より高さが低い突部12を設けている。又、13は容器
本体1と蓋体2の長辺側側面に設けた凹設部、14は容器
本体1の底壁15に下設した載支突部11より高さが低い台
状突部で、これはこうした容器を積段したときに外面側
開口8の外部への開口部を除いた載支突部11の間にはめ
込むことができる大きさ関係、位置関係に形成されてい
る。更に、16は容器本体1の短辺側の側壁3下部に凹設
させて設けた取っ手、又17は台状突部14の外側に沿った
取っ手16の両側に設けた凹所で、これはこの容器を積段
したときに外面側開口8に連通するような位置関係に設
けられている。そして、こうした容器は四隅の角部に四
組の内外連通する内面側開口7、通気用間隙6、外面側
開口8が第1図に示すように設けられているのである
が、この通気用間隙6となる凹溝9は、その断面積、長
さを、容器内外にほとんど圧力差が存在しない場合、粘
性抵抗と境膜摩擦抵抗によって自由な空気の流動が実質
的に遮断される程度に形成されている。ここで、境膜摩
擦抵抗とは、ある空間をほぼ完全な真空状態にしても、
その空間を構成する壁面に薄く空気層が残るという境膜
理論から、この残った空気層とその表面側を流動する空
気層の間に生じる摩擦抵抗のことである。
そして、この粘性抵抗と境膜摩擦抵抗が有効に発揮され
るためには、その流路の断面積は小さい方が、又長さは
長い方が、更には流路は屈曲している方が好適である。
具体的には、その流路、即ち凹溝9の断面積は20〜40mm
2、長さは100〜150mm程度に形成されるのが、好適であ
ることが、実験の結果確かめられた。
るためには、その流路の断面積は小さい方が、又長さは
長い方が、更には流路は屈曲している方が好適である。
具体的には、その流路、即ち凹溝9の断面積は20〜40mm
2、長さは100〜150mm程度に形成されるのが、好適であ
ることが、実験の結果確かめられた。
而して、こうした真空予冷用保冷容器を用いて被予冷物
を真空チャンバーを利用した真空予冷法で予冷するには
以下のようにするものである。まず、真空チャンバー外
で容器本体1内に被予冷物を入れ、蓋体2で閉蓋する。
次いで、これを真空チャンバー内に蓋体2に設けた外面
側開口8が塞がれないようにして、敷き並べ、積み上げ
収納する。このとき、載支突部11と台状突部14の高さ関
係、載支突部11と外面側開口8周囲の突部12の高さ関
係、載支突部11の位置関係と台状突部14の大きさ関係と
容器本体1の側壁3には第5図に示すような抜き勾配α
が形成され、更には容器の長辺側の側面には凹設部13が
設けられていることによって、容器内部と外部が内面側
開口7、凹溝9、外面側開口8を通じて内外連通する。
そして真空チャンバー内を、例えば5〜20mmHg程度に減
圧させることで、容器内から内面側開口7、通気用間隙
6となる凹溝9、外面側開口8を通じてその内部の空気
を強制排気させ、もって収容物の持っている水分の一部
を蒸発させることで気化潜熱を奪い、収容物を約2〜5
℃程度に予冷する。この真空チャンバー内で、容器内を
強制排気させる過程では、所要の長さを持った通気用間
隙6となる凹溝9を空気が流動する際に生じる粘性抵抗
と境膜摩擦抵抗に抗して容器内から空気を放出させるの
である。この後、真空チャンバー内を復圧させること
で、容器内も又大気圧に戻すものである。この容器内の
復圧後には、容器内に復圧用の空気が充満しているの
と、この容器内の空気は冷やされて密度が大きくなって
流動しにくくなっているのに加えて、外面側開口8を蓋
体2に設けたから、この外部に向けた外面側開口8が容
器内から上方に向けて開口し、内部の冷やされて密度の
大きい空気が外部に逃げることが少なく、内部の予冷状
態が長時間維持されることとなる。
を真空チャンバーを利用した真空予冷法で予冷するには
以下のようにするものである。まず、真空チャンバー外
で容器本体1内に被予冷物を入れ、蓋体2で閉蓋する。
次いで、これを真空チャンバー内に蓋体2に設けた外面
側開口8が塞がれないようにして、敷き並べ、積み上げ
収納する。このとき、載支突部11と台状突部14の高さ関
係、載支突部11と外面側開口8周囲の突部12の高さ関
係、載支突部11の位置関係と台状突部14の大きさ関係と
容器本体1の側壁3には第5図に示すような抜き勾配α
が形成され、更には容器の長辺側の側面には凹設部13が
設けられていることによって、容器内部と外部が内面側
開口7、凹溝9、外面側開口8を通じて内外連通する。
そして真空チャンバー内を、例えば5〜20mmHg程度に減
圧させることで、容器内から内面側開口7、通気用間隙
6となる凹溝9、外面側開口8を通じてその内部の空気
を強制排気させ、もって収容物の持っている水分の一部
を蒸発させることで気化潜熱を奪い、収容物を約2〜5
℃程度に予冷する。この真空チャンバー内で、容器内を
強制排気させる過程では、所要の長さを持った通気用間
隙6となる凹溝9を空気が流動する際に生じる粘性抵抗
と境膜摩擦抵抗に抗して容器内から空気を放出させるの
である。この後、真空チャンバー内を復圧させること
で、容器内も又大気圧に戻すものである。この容器内の
復圧後には、容器内に復圧用の空気が充満しているの
と、この容器内の空気は冷やされて密度が大きくなって
流動しにくくなっているのに加えて、外面側開口8を蓋
体2に設けたから、この外部に向けた外面側開口8が容
器内から上方に向けて開口し、内部の冷やされて密度の
大きい空気が外部に逃げることが少なく、内部の予冷状
態が長時間維持されることとなる。
次に、第8図、第9図には本考案に係る保冷容器の第二
実施例を示している。この保冷容器では、嵌合構造の一
方と他方である凸条4と凹条5の接合部の一方及び/又
は他方に設けた凹溝5又は後述するような隙間内に第8
図に示すような一方向だけの空気の流動を許容する合成
樹脂、紙その他からなるフィルム状の逆止弁18を設けて
いる。第1図〜第7図に示すように内面側開口7、通気
用間隙6となる凹溝9、外面側開口8を四組設けた場合
には、そのうち二組には容器内の空気を排気する方向の
空気の流動を許容する逆止弁18を設け、他の二組には容
器内を復圧させる方向の空気の流動を許容する方向の逆
止弁18を設ければよい。この逆止弁18の一端に第9図に
示すような、コ字型の折返し片19を延設すれば、通気用
間隙6となる凹溝9や隙間内にこうした逆止弁18の取付
けが容易となる。
実施例を示している。この保冷容器では、嵌合構造の一
方と他方である凸条4と凹条5の接合部の一方及び/又
は他方に設けた凹溝5又は後述するような隙間内に第8
図に示すような一方向だけの空気の流動を許容する合成
樹脂、紙その他からなるフィルム状の逆止弁18を設けて
いる。第1図〜第7図に示すように内面側開口7、通気
用間隙6となる凹溝9、外面側開口8を四組設けた場合
には、そのうち二組には容器内の空気を排気する方向の
空気の流動を許容する逆止弁18を設け、他の二組には容
器内を復圧させる方向の空気の流動を許容する方向の逆
止弁18を設ければよい。この逆止弁18の一端に第9図に
示すような、コ字型の折返し片19を延設すれば、通気用
間隙6となる凹溝9や隙間内にこうした逆止弁18の取付
けが容易となる。
図示した実施例にかかわらず、通気用間隙6となる凹溝
9を嵌合構造の一方と他方の両者にまたがって形成した
り、嵌合構造の間に通気用間隙6となる隙間が形成され
るように嵌合構造の一方と他方の大きさ関係、位置関係
を決定することも適宜考慮される。又、嵌合構造を容器
の外周全周に設けることなく、四隅の角部や相対する二
辺に設けることも可能である。
9を嵌合構造の一方と他方の両者にまたがって形成した
り、嵌合構造の間に通気用間隙6となる隙間が形成され
るように嵌合構造の一方と他方の大きさ関係、位置関係
を決定することも適宜考慮される。又、嵌合構造を容器
の外周全周に設けることなく、四隅の角部や相対する二
辺に設けることも可能である。
以上のようになる本考案に係る真空予冷用保冷容器にあ
っては、外面側開口を蓋体側に上方に開口した状態で設
けたから、予冷操作後、復圧時に容器内部に戻された空
気は冷やされて密度が大きくなっていることと相俟って
容器内の冷気が外部に逃げることが少なくなり、予冷状
態を長時間維持させるのに有効である。このため、予冷
後の信頼性が増し、長時間、長距離の輸送、又長時間の
保管を可能とする。
っては、外面側開口を蓋体側に上方に開口した状態で設
けたから、予冷操作後、復圧時に容器内部に戻された空
気は冷やされて密度が大きくなっていることと相俟って
容器内の冷気が外部に逃げることが少なくなり、予冷状
態を長時間維持させるのに有効である。このため、予冷
後の信頼性が増し、長時間、長距離の輸送、又長時間の
保管を可能とする。
第1図(イ)は本考案に係る保冷容器の第一実施例の一
部省略した平面図、(ロ)は同じく一部断面にした正面
図、第2図,第3図,第5図はそれぞれそれの要部を示
す縦断面図、第4図はそれの蓋体の一部を示す底面図、
第6図は内面側開口、通気用間隙、外面側開口の模式
図、第7図はそれの容器本体の一部を示す底面図、第8
図は保冷容器の第二実施例の要部を示す縦断面図、第9
図は逆止弁の他の実施例を示す斜視図である。 1:容器本体、2:蓋体、3:側壁、4:凸条、5:凹条、6:通気
用間隙、7:内面側開口、8:外面側開口、9:凹溝、10:内
装突部、11:載支突部、12:突部、13:凹設部、14:台状突
部、15:底壁、16:取っ手、17:凹所、18:逆止弁、19:折
返し片。
部省略した平面図、(ロ)は同じく一部断面にした正面
図、第2図,第3図,第5図はそれぞれそれの要部を示
す縦断面図、第4図はそれの蓋体の一部を示す底面図、
第6図は内面側開口、通気用間隙、外面側開口の模式
図、第7図はそれの容器本体の一部を示す底面図、第8
図は保冷容器の第二実施例の要部を示す縦断面図、第9
図は逆止弁の他の実施例を示す斜視図である。 1:容器本体、2:蓋体、3:側壁、4:凸条、5:凹条、6:通気
用間隙、7:内面側開口、8:外面側開口、9:凹溝、10:内
装突部、11:載支突部、12:突部、13:凹設部、14:台状突
部、15:底壁、16:取っ手、17:凹所、18:逆止弁、19:折
返し片。
Claims (3)
- 【請求項1】発泡合成樹脂製の容器本体と蓋体よりなる
容器であって、容器本体と蓋体の接合部に互いに嵌合す
る嵌合構造の一方と他方とを設け、容器の閉蓋時に両嵌
合構造の間にその長さ方向に所要の長さの通気用間隙を
形成し、容器内から前記通気用間隙に向けて内面側開口
を開設するとともに、この内面側開口に対して通気用間
隙の長さ方向に位置を変位させて蓋体上面から通気用間
隙に向けて貫通孔を穿設して外面側開口を設けてなり、
前記内面側開口、通気用間隙、及び外面側開口を通じて
閉蓋時に容器の内外が連通する真空予冷用保冷容器。 - 【請求項2】通気用間隙が、前記両嵌合構造の少なくと
も一方に設けた凹溝から形成される請求項1記載の真空
予冷用保冷容器。 - 【請求項3】通気用間隙の断面積、長さを、容器内外に
ほとんど圧力差が存在しない場合、粘性抵抗と境膜摩擦
抵抗によって自由な空気の流動が実質的に遮断される程
度に形成した請求項1又は請求項2記載の真空予冷用保
冷容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990096696U JPH0732459Y2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 真空予冷用保冷容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990096696U JPH0732459Y2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 真空予冷用保冷容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0453677U JPH0453677U (ja) | 1992-05-07 |
| JPH0732459Y2 true JPH0732459Y2 (ja) | 1995-07-26 |
Family
ID=31836432
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990096696U Expired - Lifetime JPH0732459Y2 (ja) | 1990-09-14 | 1990-09-14 | 真空予冷用保冷容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0732459Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010120666A (ja) * | 2008-11-18 | 2010-06-03 | Sekisui Plastics Co Ltd | カバー体付き保冷容器 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6820548B2 (ja) * | 2016-12-07 | 2021-01-27 | トーホー工業株式会社 | 発泡樹脂容器 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3015379U (ja) * | 1995-03-03 | 1995-08-29 | 博司 原木 | 倒壊防止構造区画を有する木造建築物 |
-
1990
- 1990-09-14 JP JP1990096696U patent/JPH0732459Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010120666A (ja) * | 2008-11-18 | 2010-06-03 | Sekisui Plastics Co Ltd | カバー体付き保冷容器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0453677U (ja) | 1992-05-07 |
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Legal Events
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