JPH07324656A - 自動二輪車のエアクリーナ - Google Patents

自動二輪車のエアクリーナ

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JPH07324656A
JPH07324656A JP6119150A JP11915094A JPH07324656A JP H07324656 A JPH07324656 A JP H07324656A JP 6119150 A JP6119150 A JP 6119150A JP 11915094 A JP11915094 A JP 11915094A JP H07324656 A JPH07324656 A JP H07324656A
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drain hole
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Abstract

(57)【要約】 【目的】エアインレットおよびエアアウトレット周りの
レイアウト性を損なうことなくクリーナケースの容量を
大きくして吸気効率を向上させる。 【構成】クリーナケース22の内部を横隔壁27で上下に区
画し、その下側の部屋を吸気室28とし、上側の部屋を浄
化室29として浄化室29に浄化部材34を設置し、横隔壁27
には吸気室28と浄化室29のダーティーサイド31とを連通
させる連通部42を設けるとともに、吸気室28には外部に
通じるエアインレット43を設け、浄化室29のクリーンサ
イド32にはエンジン10側に繋がるエアアウトレット45を
設け、これらエアインレット43およびエアアウトレット
45をクリーナケース22の前後一側の端部に配置する一
方、横隔壁27に設けた連通部42をエアインレット43およ
びエアアウトレット45が設けられた側とは反対側のクリ
ーナケース22端部に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車のエアクリ
ーナに関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、スクータ型の自動二輪車の後半
部分を示す左側面図である。このようなスクータ型自動
二輪車100 は、周知の通りエンジン101 と動力伝達装置
102 とが一体に構成されたパワーユニット103 を備えて
おり、このパワーユニット103の後部に後輪104 が直接
軸支されている。
【0003】パワーユニット103 の前部はリンク105 を
介して車体フレーム106 に上下揺動自在に連結され、パ
ワーユニット103 の後部と車体フレームとの間は伸縮自
在なクッションユニット107 が連結されている。
【0004】ところで、エンジン101 にはキャブレタ10
8 が設けられており、このキャブレタ108 の吸入空気を
浄化するエアクリーナ109 が動力伝達装置102 の上部に
設けられている。このエアクリーナ109 は、クリーナケ
ース110 の内部に図示しない浄化部材が設けられてお
り、上記浄化部材の上流側には外部に通じるエアインレ
ット111 が設けられ、浄化部材の下流側にはエンジン側
に繋がるエアアウトレット112 が設けられている。
【0005】したがって、キャブレタ108 への吸入空気
は、エアインレット111 からクリーナケース110 内に入
り、浄化部材を透過して塵埃や水分等の異物が除去され
た後にエアアウトレット112 を経てキャブレタ108 に吸
入される。
【0006】通常、浄化部材はクリーナケース110 内を
左右2室に分割する形で設けられており、左右いずれか
一方の部屋にエアインレット111 が設けられ、他方の部
屋にエアアウトレット112 が設けられる。
【0007】エアクリーナ109 がエンジン101 の後方に
配置されている関係上、エアアウトレット112 はクリー
ナケース110 の前部に設けられてキャブレタ109 に繋げ
られる。一方、エアインレット111 はエアアウトレット
112 からできるだけ離れた位置、即ちクリーナケース11
0 の後部に設けられ、エアインレット111 から吸い込ま
れた空気が浄化部材の全面積に満遍なく接して浄化部材
を透過するようにされている。
【0008】ここで、クリーナケース110 の容量を大き
く取れば、浄化部材の面積を大きくすることができるの
で、吸入空気が浄化部材を透過する際の抵抗が減少し、
吸気効率が向上する。
【0009】このようなスクータ型車両100 の場合、エ
アクリーナ109 が路面に近い位置に配置されていること
から、塵埃等がエアインレット111 から吸入される確率
が高く、浄化部材が汚れ易くなっている。このため、エ
アインレット111 に吸入管113 を接続し、車体を覆うフ
レームカバー114 内に上記吸入管113 の他端を開口さ
せ、エアクリーナ109 の吸入空気を路面から離れた位置
で採取するようにしている。
【0010】ところで、エアクリーナ109 が外気を吸入
し続けていると、外気に含まれている水分がクリーナケ
ース110 内に溜まってしまう。そこで、クリーナケース
110の底部には図示しないドレン孔が設けられ、クリー
ナケース110 内の水分を抜くようになっている。一般に
上記ドレン孔はクリーナケース110 内のダーティーサイ
ド、即ち浄化部材の上流側に設けられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】スクータ型の自動二輪
車の場合、前述したようにクリーナケース110 の容量を
大きくして浄化部材の面積を大きくするには、限られた
スペースの関係でクリーナケース110 を車体の後方に長
く延ばすことになる。
【0012】しかしながら、クリーナケース110 を後方
に長く延ばすと、クリーナケース110 の後部に設けられ
たエアインレット111 がフレームカバー114 から大きく
はみ出すので、エアインレット111 に接続される前記吸
入管113 の配管レイアウトが非常に困難になる。
【0013】一方、前記ドレン孔は浄化部材よりも上流
側に設けられているが、その位置によっては排水性が充
分でない場合があるため、ドレン孔の設置位置を充分考
慮する必要がある。
【0014】さらに、クリーナケース110 が動力伝達装
置102 の上部に設置されている関係上、クリーナケース
110 の底部に設けられたドレン孔からの排水が動力伝達
装置102 の上にかかってしまうという難点があった。
【0015】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、エアインレットおよびエアアウト
レット周りのレイアウト性を損なうことなくクリーナケ
ースの容量を大きくして吸気効率を向上させるととも
に、ドレン孔からの排水性を向上させ、さらにドレン孔
からの排水が車体の構成部分にかかることのない自動二
輪車のエアクリーナを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る自動二輪車のエアクリーナは、請求項
1に記載したように、クリーナケースの内部を横隔壁で
上下に区画し、その下側の部屋を吸気室とし、上側の部
屋を浄化室として上記浄化室に浄化部材を設置し、上記
横隔壁には吸気室と浄化室のダーティーサイドとを連通
させる連通部を設けるとともに、上記吸気室には外部に
通じるエアインレットを設け、上記浄化室のクリーンサ
イドにはエンジン側に繋がるエアアウトレットを設け、
これらエアインレットおよびエアアウトレットをクリー
ナケースの前後一側の端部に配置する一方、上記横隔壁
に設けた連通部を上記エアインレットおよびエアアウト
レットが設けられた側とは反対側のクリーナケース端部
に配置した。
【0017】また、請求項2に記載したように、上記ク
リーナケースの底部にドレン孔を設け、このドレン孔を
上記横隔壁に設けた連通部の下方に配置した。
【0018】さらに、請求項3に記載したように、上記
ドレン孔が設けられる側のクリーナケース端部の下方に
自動二輪車の車体構成部分が位置しないように、ドレン
孔側のクリーナケース端部を車体構成部分上から水平方
向に延出させ、この延出部の底部に下方へ膨出する膨出
部を設け、上記膨出部の底部にドレン孔を設けた。
【0019】
【作用】自動二輪車のエアクリーナを請求項1に記載し
たように構成した場合、エアインレットから吸入された
外気は吸気室を後方(前方)に流れ、横隔壁に設けられ
た連通部から上方の浄化室に流れ込み、浄化室を前方
(後方)に流れる間に浄化部材により浄化された後、エ
アアウトレットからエンジン側に供給される。
【0020】このエアクリーナによれば、エアインレッ
トおよびエアアウトレットがクリーナケースの一側に揃
えて設けられているので、クリーナケースを車体の前後
方向に長く延ばしてもエアインレットおよびエアアウト
レット周りのレイアウト性を損なうことなくクリーナケ
ースの容量を大きくして吸気効率を向上させることがで
きる。
【0021】また、自動二輪車のエアクリーナを請求項
2に記載したように構成すれば、横隔壁に設けた連通部
の下方にドレン孔が配置されたことから、ドレン孔が吸
気室の最下流部に位置することになり、ドレン孔からの
排水性が向上する。しかも、この位置は吸気室を後方
(前方)に流れる外気が流れの向きを上方へ変える場所
なので、外気中に含まれている水分が分離され易く、分
離された水分は速やかにドレン孔から排出される。この
ため、排水性が一層向上する。
【0022】さらに、自動二輪車のエアクリーナを請求
項3に記載したように構成した場合、ドレン孔側のクリ
ーナケース端部が車体構成部分上から水平方向に延出さ
れているためにドレン孔から排出された水分が車体構成
部分にかかることがなくなる。また、クリーナケースに
設けられた延出部および膨出部により、クリーナケース
の容量が大きくなり、吸気効率が向上する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明に係るエアクリーナが適用され
た自動二輪車の左側面図である。
【0024】この自動二輪車1は、例えばスクータ型の
もので、アンダーボーン型の車体フレーム2を備えてお
り、この車体フレーム2の前頭部にフロントフォーク3
がハンドルバー4とともに左右回動自在に支持され、上
記フロントフォーク3の先端に前輪5が軸支されてい
る。一方、車体フレーム2の下部中央に架設されたピボ
ット軸6にはリンク7を介してパワーユニット8が上下
揺動可能に連結されている。
【0025】上記パワーユニット8はスクータ用として
一般的に用いられているもので、エンジン10と動力伝達
装置11が一体に構成されており、上記動力伝達装置11の
後部には後輪12が直接軸支されている。なお、動力伝達
装置11の後部と車体フレーム2の後部との間にはクッシ
ョンユニット13が連結され、このクッションユニット13
によってパワーユニット8と後輪12が緩衝懸架されてい
る。
【0026】車体フレーム2の後部上方には着座シート
14が開閉自在に載置されており、この着座シート14の下
方にはヘルメット等を収納可能な物品収納室15が設けら
れている。このため、着座シート14を開放することによ
って上記物品収納室15に物品を出し入れすることができ
る。なお、車体フレーム2は合成樹脂製のフレームカバ
ー16によって全体的に覆われており、外観の向上や内部
機器の保護が図られている。
【0027】さて、前記エンジン10の上部にはキャブレ
タ19が設けられており、このキャブレタ19の吸入空気を
浄化するエアクリーナ20が動力伝達装置11の上部に設け
られている。図2に拡大して示すように、上記エアクリ
ーナ20は例えば2本のビス21で動力伝達装置11上に固定
されている。
【0028】図3は、エアクリーナ20の平面図であり、
図4はエアクリーナ20の正面図である。また、図5は図
3のV-V 矢視図で、図6は図2のVI-VI 線に沿う横断面
図である。さらに、図7は図6のVII-VII 矢視図、図8
は図6のVIII-VIII 線に沿う縦断面図である。
【0029】エアクリーナ20はクリーナケース22を主体
に構成されており、上記クリーナケース22はケース本体
23とケースキャップ24とディフーザ25とから構成されて
いる。なお、図5では上記ケース本体23のみが示されて
いる。
【0030】上記ケース本体23は車体内側に位置して動
力伝達装置11上に固定され、このケース本体23の左側開
口部にケースキャップ24がビスやクリップ26等によって
着脱可能に被装され、ケース本体23の前部開口部に上記
ディフーザ25が溶着、接着等の固着手段を用いて固着さ
れる。
【0031】クリーナケース22の内部空間は横隔壁27に
よって上下に区画されていて、下側の部屋が吸気室28と
され、上側の部屋が浄化室29となっている。図6および
図8に示すように、上記横隔壁27はケース本体23側に設
けられた内側横隔壁27aと、ケースキャップ24側に設け
られた外側横隔壁27bとからなっている。
【0032】さらに、上記浄化室29は縦隔壁30によって
左側のダーティーサイド31と右側のクリーンサイド32に
分けられており、上記縦隔壁30に設けられた枠部33に浄
化部材34が着脱可能に嵌め込まれる。この浄化部材34
は、図5に示すように、例えばフレーム体35に蛇腹状の
エアフィルタ36を設けたものであり、上記フレーム体35
の前後に穿設された取付孔37,38が、ケース本体23に設
けられた取付ボス39,40に嵌め込まれることによって浄
化部材34が縦隔壁30の枠部33に位置決めされるようにな
っている。
【0033】吸気室28と浄化室29とを区画する前記横隔
壁27の外側横隔壁27bは、その後端部がとぎれていて、
このとぎれた部分が吸気室28と浄化室29のダーティーサ
イド31とを連通させる連通部42になっている。
【0034】さて、吸気室28には外部に通じるエアイン
レット43が設けられている。このエアインレット43はケ
ース本体23の前部下方に設けられて車体内側(右側)に
向かって延びており、その先には吸入管44が接続され、
上記吸入管44の他端は図1に示すように例えば前記フレ
ームカバー16内を上方に延びて前記着座シート14の下方
で開放されている。
【0035】また、浄化室29のクリーンサイド32にはエ
ンジン10側に繋がるエアアウトレット45が設けられる。
上記エアアウトレット45はディフーザ25に設けられて前
方に延び、その先端が接続管46を介して前記キャブレタ
19に接続される。
【0036】このように、エアインレット43とエアアウ
トレット45はクリーナケース22の前側の端部に揃えて設
けられ、吸気室28と浄化室29のダーティーサイド31とを
連通させている前記連通部42は、エアインレット43およ
びエアアウトレット45が設けられた側とは反対側の端
部、即ちクリーナケース22の後部に配置されている。な
お、図3に示すようにディフーザ25にはエンジン10から
延びるブリーザパイプ47が接続されている。
【0037】ところで、クリーナケース22のケース本体
23には、前記クッションユニット13との干渉を防ぐため
の略U字形の逃げ部49が形成されている。そして、ケー
ス本体23とケースキャップ24との合面S(図3参照)は
上記逃げ部49を避けるように、その前端部が左方に寄る
形で傾斜しており、前記縦隔壁30および浄化部材34も合
面Sに平行して傾斜している。
【0038】このため、ケース本体23に逃げ部49が設け
られているにも拘らず、クリーナケース22の横幅を拡げ
ずに浄化部材34の面積を大きく取ることができ、吸気効
率を向上可能となっている。また、ケースキャップ24の
着脱性も向上している。
【0039】なお、逃げ部49が設けられていないクリー
ナケースの場合でも、ケース本体とケースキャップの合
面や浄化部材を斜めに配置することにより、浄化部材の
面積増大やケースキャップの着脱性向上を図ることがで
きる。
【0040】一方、クリーナケース22の底部には、図2
および図6に示すように、水分を排出するためのドレン
孔50が設けられている。このドレン孔50は、横隔壁27に
設けられた連通部42の下方に位置するように設けられ
る。
【0041】ここで、クリーナケース22の後端部は、図
2に示すように自動二輪車1の車体構成部分(パワーユ
ニット8の動力伝達装置11)の最後部よりも後方に向か
って水平方向に伸ばされて延出部51とされ、この延出部
51にドレン孔50を設けることによって上記車体構成部分
がドレン孔50の下方に位置しないようにされている。
【0042】また、上記延出部51には下方へ膨出する膨
出部52が設けられ、ドレン孔50は上記膨出部52の底部に
穿設されている。なお、本実施例では、ケースキャップ
24側にドレン孔50が設けられているが、ケース本体23側
にドレン孔50を設けてもよい。
【0043】パワーユニット8のエンジン10が始動する
と、外気が吸入管44およびエアインレット43を経てクリ
ーナケース22内の吸気室28に吸入される。吸気室28に吸
入された外気は後方に流れ、横隔壁27の最後部に設けら
れた連通部42から上方に流れて浄化室29のダーティーサ
イド31に入る。ダーティーサイド31に流れ込んだ外気は
前方に流れる間に浄化部材34を透過して塵埃や水分等の
異物を除去された後、浄化室29のクリーンサイド32に入
る。そして、浄化された外気はエアアウトレット45およ
び接続管46を経てキャブレタ19に送られ、エンジン10に
供給される。
【0044】このように構成されたエアクリーナ20によ
れば、エアインレット43およびエアアウトレット45がク
リーナケース22の前側に揃えて設けられているので、ク
リーナケース22を車体の前後方向に長く延ばした形状に
しても、エアインレット43およびエアアウトレット45周
りのレイアウト性が損なわれる懸念がない。したがっ
て、クリーナケース22の容量をアップして吸気効率の向
上を図ることができる。
【0045】また、横隔壁27に設けた連通部42の下方に
ドレン孔50が配置されたことから、ドレン孔50が吸気室
28の最下流部に位置することになり、ドレン孔50からの
排水性が向上する。しかも、この位置は吸気室28を後方
に流れる外気が流れの向きを上方へ変える場所なので、
外気中に含まれている水分が分離され易く、分離された
水分は速やかにドレン孔50から排出される。このため、
排水性が一層向上する。
【0046】さらに、ドレン孔50側のクリーナケース22
端部(本実施例ではクリーナケースの後端部)が車体構
成部分である動力伝達装置11の最後部よりも後方へ水平
に伸ばされているため、ドレン孔50から排出された水分
が動力伝達装置11にかかることがなくなる。しかも、ク
リーナケース22に設けられた延出部51および膨出部52に
より、クリーナケース22の容量が大きくなるため、吸気
効率が一段と向上する。
【0047】なお、本発明に係るエアクリーナ20は、自
動二輪車に限らず、自動車や他の車両にも適用すること
ができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車のエアクリーナは、クリーナケースの内部を横隔
壁で上下に区画し、その下側の部屋を吸気室とし、上側
の部屋を浄化室として上記浄化室に浄化部材を設置し、
上記横隔壁には吸気室と浄化室のダーティーサイドとを
連通させる連通部を設けるとともに、上記吸気室には外
部に通じるエアインレットを設け、上記浄化室のクリー
ンサイドにはエンジン側に繋がるエアアウトレットを設
け、これらエアインレットおよびエアアウトレットをク
リーナケースの前後一側の端部に配置する一方、上記横
隔壁に設けた連通部を上記エアインレットおよびエアア
ウトレットが設けられた側とは反対側のクリーナケース
端部に配置したものである。
【0049】このようにすれば、エアインレットおよび
エアアウトレットがクリーナケースの一側に揃えて設け
られているので、クリーナケースを車体の前後方向に長
く延ばしてもエアインレットおよびエアアウトレット周
りのレイアウト性を損なうことなくクリーナケースの容
量を大きくして吸気効率を向上させることができる。
【0050】また、本発明に係る自動二輪車のエアクリ
ーナは、上記クリーナケースの底部にドレン孔を設け、
このドレン孔を上記横隔壁に設けた連通部の下方に配置
したので、ドレン孔が吸気室の最下流部に位置すること
になり、ドレン孔からの排水性が向上する。しかも、こ
の位置は吸気室を後方に流れる外気が流れの向きを上方
へ変える場所なので、外気中に含まれている水分が分離
され易く、分離された水分は速やかにドレン孔から排出
される。このため、排水性が一層向上する。
【0051】さらに、本発明に係る自動二輪車のエアク
リーナは、上記ドレン孔の下方に自動二輪車の車体構成
部分が位置しないように、ドレン孔側のクリーナケース
端部を車体構成部分上から水平方向に延出させ、この延
出部の底部に下方へ膨出する膨出部を設け、上記膨出部
の底部にドレン孔を設けた。
【0052】このため、ドレン孔から排出された水分が
車体構成部分にかかることがなくなるとともに、クリー
ナケースに設けられた延出部および膨出部によってクリ
ーナケースの容量が大きくなり、吸気効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアクリーナが適用された自動二
輪車の左側面図。
【図2】エアクリーナおよび動力伝達装置の左側面図。
【図3】エアクリーナの平面図。
【図4】エアクリーナの正面図。
【図5】図3のV-V 矢視図。
【図6】本発明の一実施例を示すもので、図2のVI-VI
線に沿う横断面図。
【図7】図6のVII-VII 矢視図。
【図8】図6のVIII-VIII 線に沿う縦断面図。
【図9】従来の技術を示すスクータ型自動二輪車の左側
面図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 8 パワーユニット 10 エンジン 11 動力伝達装置 13 クッションユニット 20 エアクリーナ 22 クリーナケース 23 ケース本体 24 ケースキャップ 25 ディフーザ 27 横隔壁 28 吸気室 29 浄化室 30 縦隔壁 31 浄化室のダーティーサイド 32 浄化室のクリーンサイド 34 浄化部材 42 連通部 43 エアインレット 45 エアアウトレット 49 逃げ部 50 ドレン孔 51 延出部 52 膨出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーナケースの内部を横隔壁で上下に
    区画し、その下側の部屋を吸気室とし、上側の部屋を浄
    化室として上記浄化室に浄化部材を設置し、上記横隔壁
    には吸気室と浄化室のダーティーサイドとを連通させる
    連通部を設けるとともに、上記吸気室には外部に通じる
    エアインレットを設け、上記浄化室のクリーンサイドに
    はエンジン側に繋がるエアアウトレットを設け、これら
    エアインレットおよびエアアウトレットをクリーナケー
    スの前後一側の端部に配置する一方、上記横隔壁に設け
    た連通部を上記エアインレットおよびエアアウトレット
    が設けられた側とは反対側のクリーナケース端部に配置
    したことを特徴とする自動二輪車のエアクリーナ。
  2. 【請求項2】 上記クリーナケースの底部にドレン孔を
    設け、このドレン孔を上記横隔壁に設けた連通部の下方
    に配置した請求項1に記載の自動二輪車のエアクリー
    ナ。
  3. 【請求項3】 上記ドレン孔の下方に自動二輪車の車体
    構成部分が位置しないように、ドレン孔側のクリーナケ
    ース端部を車体構成部分上から水平方向に延出させ、こ
    の延出部の底部に下方へ膨出する膨出部を設け、上記膨
    出部の底部にドレン孔を設けた請求項2に記載の自動二
    輪車のエアクリーナ。
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Cited By (7)

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