JPH0732529U - 赤外線人体検知装置 - Google Patents

赤外線人体検知装置

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JPH0732529U
JPH0732529U JP6594093U JP6594093U JPH0732529U JP H0732529 U JPH0732529 U JP H0732529U JP 6594093 U JP6594093 U JP 6594093U JP 6594093 U JP6594093 U JP 6594093U JP H0732529 U JPH0732529 U JP H0732529U
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一雄 塚本
健治 山口
嘉文 森川
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竹中エンジニアリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 赤外線人体検知装置の検知エリアの変更に関
するものであり、検知エリアを構成する赤外線検知ゾー
ンの削除と、元の状態への復旧を最少の部品と簡単な構
成で実現しようとするものである。 【構成】 赤外線検出素子と、光学系を備えた赤外線人
体検知装置において、集光しようとする赤外線エネルギ
−の一部をしゃ断するしゃ光板を、脱着自在に固定でき
るような複数の支持機構を設け、しゃ光板は、その取付
方向を変更することによりしゃ断される赤外線エネルギ
−の量が変わるような形状としたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、人体が発する赤外線エネルギーを検出し、その移動を高感度に検知 する赤外線人体検知装置に関するものであり、複数の検知ゾーンで構成された警 戒エリアのうち、不必要な検知ゾーンを自由にカットしたり、もとの検知範囲の 状態に戻したりする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の装置においては、異なる方向からの赤外線エネルギーを赤外線 検出素子へ集光する光学系に、直接粘着シール等を貼り付けるなどの細工を施し 、不必要な検知ゾーンをカットする方法が用いられていた。光学系として、複数 の放物面反射鏡を組み合せた、いわゆるマルチパラボラミラーを用いた装置の場 合は、不必要となった放物面反射鏡に、その反射鏡のサイズに合わせて切り取ら れた黒色のテープ(赤外線反射率の低いもの)を貼っていた。 他に、光学系として、一枚のポリエチレンシートに形成された複数の光軸を持 つフレネルレンズを用いた場合は、該当するフレネルレンズの表面あるいは裏面 に赤外線エネルギ−を透過させない材質でできたテープを貼るようにしていた。
【0003】 このほかの従来例としては、赤外線検出素子と集光光学系とで形成される赤外 線エネルギ−集光ゾーンの光路上に、しゃ光板を最初から取り付けておき、赤外 線を通過させようとする光路についてそのしゃ光板を削除する形式のものもあっ た。 この場合、しゃ光板として、切り取り可能な構造をした樹脂成形された部品を 用いていた。しかし、いずれの従来技術にも以下に述べるような不都合な点があ った。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
まず、マルチパラボラミラーや、フレネルレンズに、光学系としての機能をな くす目的で直接シール等を貼り付ける方法においては、該当する光学系の大きさ に合わせて正確にそのシールを加工する(切り取る)必要があり、また、この切 り取ったシールをきちんと光学系表面に貼る作業を行なわなければならないので 、加工と位置決めの両面にて精密さが要求されていた。 また、フレネルレンズに赤外線を透過させない材質でできたテープを貼り付け る場合は、フレネルレンズの内側にそのテープを貼り付けた場合でも、外部から その場所はわかってしまい、侵入者検出装置として使用する場合、警戒不能な方 向が侵入者に事前に知られてしまうという不都合があった。 フレネルレンズを採用したこの種の赤外線人体検知装置においては、フレネル レンズで赤外線エネルギ−を集めると同時に、レンズ内(装置内部)に設けた赤 色LED等の表示灯(人体を検知したことを表示するもの)の光をフレネルレン ズを通して外部に透過させるようにしたものもあり、不必要な検知ゾーンを消す 目的で貼ったテープが、この動作表示灯の光を見えにくくしてしまうという問題 があった。
【0005】 さらに、成形された部品としてのしゃ光板を、適宣切り取って使用する従来例 においては、ごく一部の不必要な検知ゾーンを消去するために、大部分のしゃ光 板を切り取って使用する必要があり手間がかかっていた。 また、一度切り取ったしゃ光板は元に戻らないため、あとから別の検知ゾーン をしゃ断することは実質上不可能であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
これらの課題を解決するため、本考案は集光された赤外線エネルギ−の一部を 、赤外線検出素子と光学系との間に配置したしゃ光板にてしゃ断し、このしゃ光 板の取り付け方向、取り付け位置を任意に変更可能な構成としたものである。
【0007】
【作用】
本考案によると、しゃ光板の取り付け位置とその形状を工夫することにより、 一種類の形のしゃ光板で必要とする検知ゾーンのしゃ光パターンが複数得られ、 部品数の削減、構造の簡略化を実現しつつ、もとの状態への復旧も自由に行なう ことができる構成を実現できた。
【0008】
【実施例】
図1は、本考案の赤外線人体検知装置の断面図である。シャーシ6が天井面に 固定され、フレネルレンズ4が取り付けられたカバー5がシャーシ6と合体され 、赤外線人体検知装置全体をおおう容器が形成されている。内部には赤外線検出 素子7がプリント基板8に実装され、このプリント基板8には他に、赤外線検出 素子7からの信号を処理し、検知信号を発する処理回路や、入出力端子・動作表 示灯等が実装されている。フレネルレンズ4に設けられた複数の光学系により( 本実施例では5つの光学系を用いた)異なる方向からの赤外線エネルギ−が赤外 線検出素子7に集められるようになっている。カバー5には、しゃ光板1を支持 する支持機構として、取付溝2及び取付溝3が設けてある。
【0009】 図2(a)は、カバー5(フレネルレンズが固定されている)を取り外し図1 のA−Aの方向から見た図である。カバー5にはフレネルレンズ4をはさんで2 つずつ設けられた取付溝2、取付溝3がある。この図では取付溝2だけにしゃ光 板1が固定されており、いちばん左側の光学系により集光される赤外線エネルギ −がこのしゃ光板1でしゃ断されるようになっている。 しゃ光板1を使用しない状態ではフレネルレンズ4と赤外線検出素子7とで形 成される検知エリアは図2(b)に示されたように扇形をしている。図2(b) は、天井に固定された本装置から真下に1本、その左右に2本ずつの合計5本の 検知ゾーンで全体の検知エリアが形成されていることを示している。この図で左 側の破線で示したゾーンが図2(a)に示したしゃ光板でしゃ断され削除された 部分である。
【0010】 図3(a)は、しゃ光板1を図2(a)で示した固定状態とは反対の向きにし て固定した状態を示している。しゃ光板1は、フレネルレンズ4をはさんで対向 する2つの取付溝を結ぶ直線に対し線対称ではないので、取付方向を変更するだ けで図3(b)に示したように、複数の光学系により集光される赤外線のしゃ断 する範囲が変更できる。 図3(a)の場合、左側から1番目と2番目の光学系で集光された赤外線エネ ルギ−が両方ともしゃ断され、図3(b)の破線で示した2つの検知ゾーンが削 除されている。 カバー5に設けた取付溝3にしゃ光板1を取り付けた場合も、図2と図3で示 したのと同じ原理で、検知エリアのうち右側から1番目と2番目の検知ゾーンが 削除されることになる。 図2と図3で示した検知ゾーンは、赤外線検出素子内の検知エレメントが長方 形である場合の形を示しているが、他の形状をしている場合は5つの検知ゾーン の断面はそれに応じた形となる。
【0011】 以上の通り、本実施例では取付溝を4ケ所、同一形状のしゃ光板を2枚用いる ことで、その組み合せにより9通りの検知エリアが得られることになる。 図4は、しゃ光板の形を示した図である。上方に表わされた丸印は取付溝に対 して方向を指定する際に用いるための方向指示マークである。4つの取付溝側に それぞれ別の符号を表示しておくことにより、しゃ光板の固定の状態(取付向き ) と実現される検知エリアの関係が説明しやすくなる。しゃ光板として、本実施例 では、透明な塩化ビニールの板材を金型で打ち抜いたものを採用した。しゃ光板 は人体が発する赤外線を透過させないものであれば他の材料で形成してもよい。 取付溝は、本実施例ではしゃ光板をその長手方向の向きに沿って差し込む構造と した。この構造では、一方を溝に差し込み他方をしゃ光板を曲げてから差し込む という手順で固定される。この方法以外でも、しゃ光板が2つの異なる方向でそ れぞれ固定され、簡単に取り外すことができればどの様な構造でもよい。
【0012】 本実施例は、複数の検知ゾーンを備えた赤外線人体検知装置において、同一形 状の2枚のしゃ光板を用いて、複数の検知エリアを実現する方法を示したが、検 知ゾーンが増加しても同じ原理により同様の構成は実現できる。 また、フレネルレンズばかりでなく、マルチパラボラミラー等の他の光学系を 用いた装置でも本考案は実施可能である。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、従来のように赤外線をしゃ断するテー プを切り抜いて貼ったりはがしたりする必要がなくなり、同一形状のしゃ光板を 1枚以上用いることで必要な検知エリアが得られるようになり、作業性が向上し た。また、しゃ光板は1種類で足りるので部品数も減り、取り付け、取り外しが 自在であるので何度でも検知エリアが変更可能となった。 しゃ光板の材料として、赤外線をしゃ断し、加工しやすく、材料コストも低く おさえられる塩化ビニールを採用したので、トータルとして部品単価をおさえる ことができた。 また、透明な塩化ビニールを用いたので、しゃ光板を固定しても動作表示灯の 光はしゃ断されず、装置内における動作表示灯の配置場所に関する制約をなくす ことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の赤外線人体検知装置の断面図である。
【図2】本実施品におけるしゃ光板のひとつの固定状態
と、その時に実現される検知エリアを示した図である。
【図3】本実施品におけるしゃ光板の他の固定状態と、
その時に実現される検知エリアを示した図である。
【図4】本実施品に用いるしゃ光板の形状を示した図で
ある。
【符号の説明】
1.しゃ光板 2.取付溝 3.取付溝 4.フレネルレンズ 5.カバー 6.シャーシ 7.赤外線検出素子 8.プリント基板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 赤外線検出素子と、前記赤外線検出素子の視野角内に配
    置され、異なる方向からの赤外線エネルギーを前記赤外
    線検出素子へ集光する複数の光学系を備えた赤外線人体
    検知装置において、集光しようとする全赤外線エネルギ
    ーのうちの一部をしゃ断するしゃ光板を、脱着自在に固
    定する支持機構を設け、前記しゃ光板は、その取付方向
    を変更することにより、しゃ断される赤外線エネルギー
    の量が変わるような形状とし、前記支持機構は、複数箇
    所に設け、一種類のしゃ光板を1枚以上使用することに
    より、任意の赤外線エネルギーしゃ光パターンが得られ
    るようにしたことを特徴とする赤外線人体検知装置。
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