JPH07327484A - 緑化用資材 - Google Patents
緑化用資材Info
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- JPH07327484A JPH07327484A JP6151731A JP15173194A JPH07327484A JP H07327484 A JPH07327484 A JP H07327484A JP 6151731 A JP6151731 A JP 6151731A JP 15173194 A JP15173194 A JP 15173194A JP H07327484 A JPH07327484 A JP H07327484A
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- Cultivation Of Plants (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
クト比が120〜1300の繊維0.2〜6重量%、バーク堆肥50
重量%以上、ピートモス2〜45重量%及び結合剤0.1〜2
5重量%を含有する緑化用資材、該緑化用資材から形成
した緑化基盤及び該緑化用資材を用いる施工法。 【効果】 本発明の緑化用資材は吹付工法等により法面
等に簡単に施工でき、本発明の緑化用資材より形成した
緑化基盤は0.20〜0.65g/cm3という低い嵩密度を有して
いるにも拘わらず拘束性が高く、ひび割れ、崩壊、流
失、脱落などがなく、その施工場所を長期に亙って強固
に安定化及び緑化でき、しかもその低く嵩密度によって
植物の発芽や根系などの成長が極めて速く、短期間のう
ちにその施工場所の緑化及び安定化を図ることができ
る。
Description
化および安定化に用いるための緑化用資材、該緑化用資
材を用いて法面やその他の場所を緑化および安定化する
方法、並びに該緑化用資材を用いて形成された緑化基盤
に関する。詳細には、本発明は、緑化用資材より形成さ
れた緑化基盤におけるひび割れ、崩壊、脱落、流出など
を生ずることがなく、法面やその他の場所を長期に亙っ
て補強し安定化しながら速やかに緑化することのできる
緑化用資材、緑化方法および緑化基盤に関する。
フ場やレジャーランドの開発、ダムの建設などを目的と
して山間部や森林などの切り開き、埋立工事などが広く
行われており、それに伴って草や木などの植物で覆われ
ずに土が直接露出した法面、平坦面、垂直壁などが多く
出現する。そのような露出部、特に法面や垂直壁などに
おける露出部は極めて不安定であって、風雨、振動、地
震などによって土などが崩れ易く危険を伴い、しかも土
などが露出しているために美観や自然環境が著しく損な
われている。
で出現した土の露出した法面、平坦面、垂直壁などに植
物を植えたり、発芽・成長させて、植物の根によって地
面の補強・安定化を図ると同時に緑化を行うことが古く
から行われている。しかし、植物の苗などを一々人手に
よって植えたり、種を人手で蒔いたりしていたのでは膨
大な手間や経費がかかり、しかも法面や崖などでの植樹
作業や種蒔き作業などは危険が伴うことが多い。そこで
比較的簡便な方法として、バーク堆肥、肥料、種子等に
多量のセメントを結合剤として混合して緑化用資材混合
物をつくり、この緑化用資材に水を加えて圧縮空気を利
用して土などが露出している法面などに吹き付けて地盤
の安定化と緑化を図る方法が開発されており、通常厚層
基材吹付工法と称されている。この厚層基材吹付工法
は、機械化によって安全で且つ迅速な施工ができるこ
と、および緑化用資材の吹き付け厚さを適宜設定でき経
済的であるなどの利点があるため、現在最も多用されて
いる。
おいては、乾燥時などに基材が収縮してひび割れを生じ
易く、そのため植物生育基材が弱体化して、そのひび割
れ部分から降雨などによって基材の下の土砂が流失した
り崩壊し、場合によっては植物生育基材自体が脱落、崩
壊、消失することもあって、種子の流失や未被覆状態な
どを招き、植物の発芽や生育に適した環境が損なわれる
という問題がある。また、この工法は結合剤としてセメ
ントを多量に用いているために、セメントの強アルカリ
性によって植物の発芽や生育が損なわれるという点でも
問題がある。
れ発生という欠点を改善する目的で、厚層基材吹付工法
と菱形金網張工法を併用することも試みられているが、
ひび割れ防止効果が未だ充分ではない。また、多量のセ
メントの使用による植物の発芽や生育の阻害という従来
の厚層基材吹付工法における上記した欠点を解決する目
的で、ピートモスおよび/またはバーク堆肥に捲縮繊維
および土砂を混合し、場合によってはこれに更に少量の
セメントやその他の粘結剤を混合して緑化基盤材料をつ
くり、この緑化基盤材料を緑化しようとする場所に吹き
付けたり敷き詰めたりして緑化を図ることが提案されて
おり(特公平1−29933号公報)、ここで提案され
ている緑化基盤材料はセメントを使用していないかまた
は僅かしか使用していないことにより、セメントの強ア
ルカリ性に起因する植物の発芽や生育の阻害などの点で
は多少の効果がある。
33号公報の緑化基盤材料は、伸び縮みの大きい捲縮繊
維を使用しており、しかも比重の大きい土砂を約60重
量%以上もの多量に含有しており、その上セメントなど
の結合剤や粘結剤の使用量が極めて少量であるために、
それから形成される緑化基盤の比重が著しく高くなり且
つ緑化基盤自体の拘束性に欠けたものとなっている。そ
のため、この緑化基盤材料を法面などの傾斜面、特に急
斜面に施した場合には、多量の土砂を含有することによ
る高比重によって、下方への移動やずり落ち、それに伴
う緑化基盤材料に含まれる捲縮繊維の伸び、少量の結合
剤による結合不足などの種々の原因が重なり合って、緑
化基盤材料中にひび割れや崩壊を生じたり、緑化基盤材
料の斜面からの落下やずり落ちなどを生じ易く、法面な
どにおける地盤の安定化および植物の良好な発芽や生育
を達成できない。
自体が高い拘束性を有していて、法面やその他の場所に
施した場合に、ひび割れ、分断、ずり落ち、落下などを
生じず、その結果法面やその他の場所において土などが
風雨や振動などによって流失したり崩壊するのを防ぐこ
とができて、法面やその他の場所を長期に亙って補強し
安定化することのできる緑化用資材を提供することであ
る。そして、本発明の目的は、緑化用資材中に含有させ
た種子や肥料などの流失がなく、しかも従来の緑化用資
材に比べて植物の発芽や根系などの成長が早く、根系が
緑化基盤の隅々にまで充分に伸長することができて、緑
化用資材を施した法面やその他の場所を短期間のうちに
高い拘束性をもって、ひび割れなどを生ずることなく安
定化および緑化することのできる緑化用資材を提供する
ことである。更に、本発明の目的は、吹き付け工法など
によって法面やその他の場所に簡単に且つ迅速に施工す
ることのできる緑化用資材を提供することである。そし
て、本発明の目的は、上記した種々の特性を有する緑化
用資材を用いて法面やその他の場所を円滑に安定化およ
び緑化する方法を提供することである。
を達成すべく研究を重ねた結果、緑化用資材の調製に当
たって、特定の単繊維繊度およびアスペクト比を有する
繊維を特に選んで使用してこの繊維を特定の量で含有さ
せ、それと共にバーク堆肥、ピートモスおよび結合剤の
それぞれを特定の量で含有させると、その緑化用資材か
ら形成された緑化基盤は、低い嵩密度を有していて法面
やその他の場所、特に急斜面に施した場合にも、ずり落
ちや落下などの弊害が生じず、しかも嵩密度が低いにも
拘わらず緑化用資材自体が大きな拘束性を有していてひ
び割れや分断などを生することがなく、その上植物の生
育に極めて適していて植物の発芽および根系の成長が極
めて早く良好であって、法面やその他の場所を短期間に
速やかに緑化および安定化することができることを見出
して本発明を完成した。
て、その全重量に基づいて、(a)単繊維繊度が0.7
〜120デニールで且つアスペクト比が120〜130
0である繊維を0.2〜6重量%、(b)バーク堆肥を
50重量%以上、(c)ピートモスを2〜45重量%、
および(d)結合剤を0.1〜25重量%の割合で含有
することを特徴とする緑化用資材である。そして、本発
明は、上記の緑化用資材を法面および/またはその他の
場所に施工して緑化および安定化を行う方法、並びに上
記の緑化用資材を用いて形成された緑化基盤を包含す
る。
として、単繊維繊度が0.7〜120デニールで且つア
スペクト比が120〜1300である繊維を含有するこ
とが必要である。本発明の緑化用資材で使用する繊維の
単繊維繊度が0.7未満であると他の材料との混合時に
繊維の分散性が低下し均一な混合物が得られなくなり、
一方120デニールを超えると繊維の総表面積が減少し
て拘束性が低くなり、耐ひび割れ性に優れる緑化用資材
を得ることができない。分散性、耐ひび割れ性および経
済性の点から単繊維繊度が0.8〜25デニールの繊維
を使用するのが好ましく、単繊維繊度が5〜25デニー
ルの繊維を使用するのがより好ましい。
7〜120デニールである上記の繊維は、上記したよう
にそのアスペクト比が120〜1300であることが必
要であり、このことは本発明で使用する繊維が連続した
フィラメント繊維ではなく、アスペクト比が120〜1
300になるように所定長にカットされた繊維であるこ
とを意味する。
20未満であると、繊維が短すぎて緑化用資材から形成
された緑化基盤中において繊維と結合剤および他の材料
との接着が不充分になり緑化基盤における拘束性が低下
して耐ひび割れ性などが低下する。一方、繊維のアスペ
クト比が1300を超えると繊維同士の絡み合いが大き
くなり過ぎて、繊維の分散性が低下して緑化用資材製造
時の混合操作や緑化用資材の法面などへの施工作業が困
難になり、吹き付け施工をする場合には特別に設計した
ノズル等の使用が必要になる。その上、繊維のアスペク
ト比が1300を超えると、他の材料との混合時に絡み
合っていわゆるファイバーボールと称される塊状になり
充分な補強効果が得られなくなる。また、アスペクト比
が1300を超える繊維を使用すると、法面やその他の
場所への緑化用資材の吹き付け時にブロックなどの間仕
切り(ブロック格子)などの部分に繊維が乗り上げて美
観が損なわれたり、緑化用資材から形成された基盤上に
昆虫や鳥類などがとまった際に繊維に足や羽根などを引
っかけて基盤に損傷を与えたり、昆虫や鳥類が傷を負う
などの自然保護上の問題を生ずる。
性、緑化用資材を法面やその他の場所に施工する際の取
扱い性、緑化用資材から形成された緑化基盤による補強
効果、ファイバーボールの形成防止、緑化用資材から形
成される緑化基盤の外観、昆虫や鳥類などの生物の保護
などの点から、アスペクト比が150〜700である繊
維を用いるのが好ましく、アスペクト比が200〜50
0である繊維を使用するのが更に好ましい。ここで、本
明細書でいう繊維のアスペクト比とは、下記のようにし
て求めた値をいう。
(L)(mm)をものさしにて測定する。一方、繊維の
平均断面積(S)(mm2)を顕微鏡断面写真から測定
し、測定された平均断面積(S)(mm2)と同一の断
面積を有する円の直径(D)(mm)を算出して、下記
の数式1により繊維のアスペクト比を求める。
断面形状は特に制限されず、断面が例えば円形、偏平、
方形、三角形、多角形、多葉形、T字形、V字形、中空
形などの任意の形状であることができる。そのうちで
も、繊維の表面積を増加させて緑化用資材から形成され
る緑化基盤の拘束性を増して耐ひび割れ性などを向上さ
せるためには、断面が偏平な偏平繊維を用いるのが好ま
しい。その場合の偏平繊維としては、繊維断面における
最長径の寸法をW、その最長径を垂直2等分する繊維断
面における径をdとした場合に、d/wで表される偏平
度が0.15〜0.75である偏平繊維を使用するのが
緑化用資材を製造する際の分散性および繊維による接着
強力などの点から好ましく、偏平度が0.2〜0.5で
ある偏平繊維を使用するのがより好ましい。
びアスペクト比が上記した範囲にある限りは、緑化用資
材に含まれるすべての繊維の太さや長さがすべて同じで
あっても、異なっていてもよいが、太さや長さの揃った
繊維を使用するのが、取扱い性、緑化用資材から形成さ
れる緑化基盤の耐ひび割れ性などの点から好ましい。更
に、本発明で使用する繊維は曲折していないものが好ま
しく、曲折している繊維を用いると吹き付けなどによる
施工後に安定な直線状になろうとする力が生じて繊維が
ハネ返り、繊維と繊維、および繊維と他の材料との間に
大きな空隙が生じて、緑化用資材から形成される緑化基
盤の密度が小さくなり過ぎたり、密度に大きな斑を生ず
るようになる。また、緑化基盤に高い拘束性を付与して
耐ひび割れ性を向上させる点から、捲縮を有していない
繊維を用いるのが好ましい。
維、半合成繊維、有機天然繊維、ガラス繊維、鉱物繊
維、金属繊維、炭素繊維などを挙げることができ、繊維
は1種類のみを使用しても、2種以上を組み合わせて使
用してもよい。そのうちでも耐候性、耐腐食性の点か
ら、ポリビニルアルコール系繊維またはポリアクリロニ
トリル系繊維が好ましい。また、これらのポリビニルア
ルコール系繊維およびポリアクリロニトリル系繊維は、
他の繊維と比べて混練時に曲折しにくい点でも優れてお
り、しかもポリビニルアルコール系繊維は結合剤(d)
として使用されるセメントや有機重合体などとの親和性
が高く、緑化用資材から形成される緑化基盤に良好な拘
束性および耐ひび割れ性を付与し得る点で特に優れてい
る。
前の緑化用資材の全重量に基づいて、0.2〜6重量%
の割合で含有することが必要であり、0.5〜3重量%
の割合で含有するのが好ましい。緑化用資材における繊
維の含有量が0.2重量%未満であると緑化用資材から
形成された緑化基盤の拘束性が不充分になり耐ひび割れ
性が低下し、一方繊維の含有量が6重量%を超えると緑
化用資材中における繊維の分散性が低下して緑化用資材
の製造作業、施工作業が行いにくくなり、しかも緑化用
資材から形成される緑化基盤の強力が低下する。
分として、水を加える前の緑化用資材の全重量に基づい
て、バーク堆肥を50重量%以上の割合で含有すること
が必要であり、バーク堆肥を65〜93重量%の割合で
含有するのが好ましい。このバーク堆肥は、肥効成分、
土壌改良成分、保水成分などとしての機能し、緑化用資
材中に含有させた種子や風などによって他所から緑化基
盤中に運ばれてきた種子の発芽や植物の生育を促進す
る。バーク堆肥の種類や調製法などは特に制限されず、
バーク堆肥として流通、販売されているもののいずれも
が使用できる。そして、緑化用資材中におけるバーク堆
肥の含有量が50重量%未満であると、緑化用資材から
得られる緑化基盤の嵩密度が高くなると共に緑化基盤の
保水性が低下して、法面やその他の場所に施した際にひ
び割れや下方へのずれ、落下などを生じ易くなり、しか
も植物の発芽や根系の充分な発達が抑制されて、補強・
安定化作用に優れる緑化基盤が速やかに形成されなくな
る。
として、水を加える前の緑化用資材の全重量に基づい
て、ピートモスを2〜45重量%の割合で含有すること
が必要であり、ピートモスを4〜30重量%の割合で含
有するのが好ましい。このピートモスは土壌改良材とし
ての機能を有し、緑化用資材から形成される緑化基盤に
通気性、保水性、保肥性などを付与するのに役立つ。ピ
ートモスの産地などは特に制限されず、従来から流通、
販売されているピートモスのいずれもが使用できる。緑
化用資材中におけるピートモスの含有量が2重量%未満
であると緑化基盤に通気性、保水性、保肥性などが充分
に付与されず、緑化用資材から形成される緑化基盤の嵩
密度が高くなって、植物の発芽や成長が充分に行われな
くなる。一方、ピートモスの含有量が45重量%を超え
ると、本発明の緑化用資材から形成される緑化基盤の嵩
密度が0.20g/cm3よりも低くなり緑化基盤の拘
束性が低くなって耐ひび割れ性が不良になり、しかも土
壌改良効果、緑化基盤の性能などはそれ以上向上せず、
高価なピートモスを多量に使用することによるコスト高
を招く。そして、本発明の緑化用資材においては、水を
加える前の緑化用資材の全重量に基づいて、バーク堆肥
およびピートモスの合計含有量が75〜98重量%であ
るのが好ましい。
として、水を加える前の緑化用資材の全重量に基づい
て、結合剤を0.1〜25重量%の割合で含有する。結
合剤としては、セメントおよび/または樹脂やゴムなど
の有機重合体を用いるのがよく、これらを結合剤として
用いた場合には、上記した繊維、バーク堆肥およびピー
トモスなどを結合して、法面やその他の場所に緑化用資
材を安定に強固に結合させて、地盤の安定化や緑化性能
に優れた緑化基盤を形成することができる。セメントお
よび有機重合体からなる結合剤はそれぞれ単独で使用し
ても2種以上を併用してもよい。
水を加える前の緑化用資材の全重量に基づいて、8〜2
5重量%の割合で含有させるのが好ましく、10〜20
重量%の割合で含有させるのがより好ましい。結合剤と
してセメントを使用する場合は過リン酸石灰などのpH
緩衝剤を併用してアルカリを中和するのが、植物の発芽
や成長を良好にする上で好ましく、その場合にはpH緩
衝剤をセメントの重量に基づいて約0.05〜1.0重
量%の割合で緑化用資材中に含有させるのが好ましい。
セメントを結合剤として用いる場合に、緑化用資材にお
けるセメントの含有量が上記した8重量%未満である
と、緑化用資材から形成される緑化基盤の保持性が不良
になって、法面、特に急斜面に緑化基盤を長期に亙って
安定に保持させるのが困難になり、一方セメントの含有
量が上記した25重量%を超えると緑化用資材の粘度が
著しく増加して吹き付けなどの施工作業が困難になり、
しかも緑化用資材より形成される緑化基盤の嵩密度が高
くなり過ぎると共にpH緩衝剤を使用してもアルカリ濃
度が高くなり、緑化基盤のひび割れ、法面などからの落
下などを生じ易くなり、しかも植物の発芽や成長が阻害
される。そして、セメントを結合剤として使用する場合
は、その好ましい最低の使用量が上記したように8重量
%であるため、上記したピートモスの使用量の上限値を
41.8重量%以下にするとよい。
場合は、水に溶解または分散できる樹脂および/または
ゴムなどの有機重合体のいずれもが使用できる。結合剤
として用いるのに適する有機重合体の例としては、ポリ
エチレングリコール系樹脂、ポリビニルアルコール系樹
脂、酢酸ビニル系樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂な
どを挙げることができ、これらの有機重合体は単独で使
用しても、2種以上を併用してもよい。有機重合体から
なる結合剤は水溶液や水性分散液の状態にして緑化用資
材中に混合するとよく、その場合に結合剤の水溶性が高
すぎると降雨などにより容易に溶解して緑化基盤中に植
物の根系が充分に発達する前に緑化基盤が崩壊する恐れ
があるので、下記の方法で測定した場合の水に対する溶
解度が10%以下の有機重合体を結合剤として用いるの
が好ましい。
体の粉末(平均粒径が約500μ以下)100gを、5
00rpmで撹拌している温度20℃の水1リットルに
添加し、添加後60分経過した時点で内容物を濾過して
溶解せずに残留している有機重合体を回収し、それを6
0℃の温度で24時間乾燥してその重量(A)(g)を
測定し、下記の数式2から水に対する有機重合体の溶解
度を求める。
00}×100
は、水を加える前の緑化用資材の全重量に基づいて、有
機重合体を0.1〜5重量%の割合で緑化用資材中に含
有させるのが好ましく、0.5〜3重量%の割合で含有
させるのがより好ましい。有機重合体を結合剤として用
いる場合に、その含有量が0.1重量%未満であると緑
化基盤の保持性が不良になって、法面、特に急斜面に緑
化基盤を長期に亙って安定に保持させるのが困難にな
り、また緑化用資材から形成される緑化基盤の拘束性が
低下して耐ひび割れ性に劣ったものとなる。一方、緑化
用資材における有機重合体の含有量が5重量%を超える
と緑化用資材の粘度が著しく増加して吹き付けなどの施
工作業が困難になり、しかも緑化基盤の嵩密度が高くな
り過ぎて植物の発芽や成長が阻害されるようになり、ま
たコストが高くなる。
は水膨潤性の有機重合体を使用した場合には、セメント
を用いた場合に比べて、固化する際の収縮率が小さく、
柔軟性に富み、しかも水分を含んで膨潤するので、緑化
基盤のひび割れを一層小さくすることができ、その上ア
ルカリなどによる影響が小さく、水分の保持性にもより
優れているので、植物の発芽や生育がより良好となる。
トを上記した8〜25重量%の割合で使用するか、また
は有機重合体を0.1〜5重量%の割合で使用すること
によって、本発明の緑化用資材より形成される緑化基盤
が低い嵩密度を有していて極めて軽量であることおよび
拘束性が良好で耐ひび割れ性に優れていることなどと相
俟って、従来の緑化用資材では施行が困難であった勾配
が45°〜60°のような急斜面においてさえも、本発
明の緑化基盤を長期に亙って安定に且つ強固に保持させ
て、地盤の緑化および安定化を達成することができる。
としてセメントと有機重合体を併用してもよく、その場
合には両者の合計含有量が上記した結合剤の含有量0.
1〜25重量%の範囲内に収まるようにしながら、緑化
用資材から形成される緑化基盤の嵩密度が0.30〜
0.65g/cm3の範囲になるように両方の結合剤の
使用割合を調節して緑化用資材を調製するのが好まし
い。
損なわない範囲で、必要に応じて、植物の種子、肥料、
pH緩衝剤、土砂などを含有していてもよく、植物を速
やかに発芽、成長させて法面やその他の場所の早期の緑
化および安定化を図るために、種子および肥料の一方ま
たは両方を含有させておくのが好ましい。その場合に種
子の種類は特に制限されず、本発明の緑化用資材を施工
する場所の地形、環境、気象条件などに応じて適宜選択
することができる。また緑化用資材中における種子の含
有量も種子の種類、緑化用資材を施す場所の状態などに
応じて適宜決めることができる。限定されるものではな
いが、種子の例としては、芝草、めどはぎ、いたどりな
どの種子を挙げることができ、これらの種子を用いる場
合は水を加える前の緑化用資材の全重量に基づいて、約
0.05〜0.2重量%程度の割合で緑化用資材中に含
有させるとよい。
ず、緑化用資材に含有させる種子の種類などに応じて適
宜選択することができるが、化成肥料、尿素樹脂微小中
空球熔性燐肥、珪酸カリなどを用いるのが緑化用資材の
比重や耐ひび割れ性などへの影響が少なく便利であり、
その場合は、それらの肥料を水を加える前の緑化用資材
の全重量に基づいて約0.5〜5重量%程度の割合で含
有させるとよい。
成分および必要に応じて種子、または種子、肥料、その
他の成分を上記した割合で混合して緑化用資材を調製
し、それを吹き付け工法などによって法面やその他の場
所に施工すると、通常、嵩密度が0.20〜0.65g
/cm3である緑化基盤を形成することができ、緑化基
盤がこのような特定範囲の低い嵩密度を有していること
によって、良好な拘束性が保ちながら、植物の発芽、根
系の発達、成長などに必要な空隙や保水性を緑化基盤に
付与することができる。その場合に、緑化用資材から形
成される緑化基盤の嵩密度が0.30〜0.60g/c
m3の範囲になるように、本発明の配合範囲内で各原料
の配合割合を調節したり、混合方法や法面などへの施工
方法を選択するのが一層好ましい。
密度はいずれも下記のようにして測定したときの値をい
う。緑化基盤の嵩密度の測定 :緑化用資材を法面やその他の
場所に吹き付け工法などによって施工して緑化基盤を形
成した後、その緑化基盤の任意の場所から一辺5cmの
立方体からなる試験片を切り取り、この試験片を温度2
0℃、湿度40%の試験室中に7日間放置した後、その
重量(W)(g)を測定し、下記の数式3により緑化基
盤の嵩密度を求める。
混合方法は特に制限されず、それぞれの成分を緑化用資
材中に均一に混合分散し得る方法であればいずれの混合
方法で行ってもよい。また、本発明の緑化用資材の法面
やその他の場所への施工方法も特に制限されず任意の方
法で行うことができ、施工法の例としては圧縮空気を利
用して吹き付ける方法、圧縮空気を使用しないで法面な
どに散布または堆積させる方法などを挙げることができ
る。そのうちでも、圧縮空気を利用して吹き付ける方法
を採用するのが短時間に能率よく且つ均一に所望の厚さ
で施工することができるので特に好ましい。そして、吹
き付けによって本発明の緑化用資材を施工する場合は、
吹き付け作業を円滑に行うために、緑化用資材100重
量部当たり約20〜30重量部程度の水を加えるのがよ
い。吹き付け機の種類や吹き付け圧力などは特に制限さ
れず、従来既知の装置や圧力などを使用することができ
るが、吹き付け圧力を約3〜5kg/cm2程度にする
と、嵩密度が上記した0.20〜0.65g/cm3で
ある緑化基盤を円滑に得ることができる。
き付けによって法面やその他の場所に施工する場合は、
ピートモス、バーク堆肥、セメントおよび必要に応じて
種子や肥料等を均一に混合した後、繊維を加えて約30
〜60秒程度混練し、それを吹き付け機に移送して水を
上記した割合で混合し、これを法面やその他の場所に向
かって吹き付けるようにするのが好ましい。また、結合
剤として有機重合体を使用して吹き付けによって施工す
る場合は、ピートモス、バーク堆肥、および必要に応じ
て種子や肥料等を均一に混合した後、繊維を加えて約3
0〜60秒程度混練し、これを吹き付け機に移送すると
同時に有機重合体を溶解または分散した水を吹き付け機
に同時に供給して、法面やその他の場所に向かって吹き
付けるようにするのが望ましい。
要な地盤などのいずれの場所に施工してもよく、その施
工場所は特に制限されず、例えば道路網や鉄道網の整
備、宅地造成、ゴルフ場やレジャーランドの開発、スポ
ーツ施設の設置や整備、ダムの建設、河川や海岸部の整
備などの目的で切り開き、整備、埋立工事などが行われ
た場所などに施工できる。また、施工場所の地形も特に
制限されず、法面、平坦面(平地)、起伏面、丘陵地、
場合によっては垂直面などであってもよく、特に法面に
施工するのに適している。また、本発明の緑化用資材を
施工する際の地盤の整備方式なども特に制限されず、従
来の緑化基盤形成技術において採用されている方式のい
ずれで行ってもよく、例えば、被施工面にブロック格子
を形成してからそこに緑化用資材を施す方法などを採用
することができる。更に、本発明の緑化用資材の施工厚
さも特に制限されず、被施工面の地形、傾斜角度、気象
状態などの種々の要件に応じて適宜調節することがで
き、一般に約2〜5cm程度の厚さになるようにして施
工するのが好ましい。
について具体的に説明するが、本発明はそれにより何ら
限定されない。そして、以下の実施例および比較例にお
いて、緑化用資材から形成された緑化基盤における繊維
の分散性の評価、および緑化基盤の耐ひび割れ性の評価
は下記のようにして行った。
けて形成した緑化基盤を目視により観察して、緑化基盤
全体に繊維が全く斑なく均一に分散されている場合を
◎、緑化基盤中に繊維がほぼ均一に分散されている場合
を○、緑化基盤中における繊維の分散が不均一であるが
ファイバーボールが形成されていない場合を△、緑化基
盤中に繊維のファイバーボールが形成されている場合を
×として評価した。
けて形成した緑化基盤を吹き付け時の法面角度を保ちな
がら1カ月間屋外に暴露した後(暴露期間中の気温約1
5〜25℃、湿度約40〜100%、降雨回数約8
回)、温度20℃、湿度40%の室内に入れて7日間養
生し、緑化基盤の任意の5カ所(1カ所の面積=20c
m×20cm)を選び、目視で観察できるひび割れの幅
をノギスにて測定し、5カ所の平均値を採って、ひび割
れが全くない場合を◎、ひび割れの幅の平均値が1.0
mm未満の場合を○、ひび割れの幅の平均値が1.0〜
5.0mmの場合を△、ひび割れの幅の平均値が5.0
mmを超える場合を×として評価した。
ル1号」)75.3重量部、ピートモス(カナダ産)2
0.2重量部、植物種子(芝草の種子)0.1重量部お
よび化成肥料(共和油業株式会社製「バーディー」)
0.9重量部をパンミキサーを使用して90秒間混合し
た後、下記の表1に示す単繊維繊度およびアスペクト比
を有するポリビニルアルコール系繊維(偏平度0.5)
(株式会社クラレ製「RKW−1502」)1.0重量
部を加えて更に30〜60秒間混合した。得られた混合
物をベルトコンベアで吹き付け機(東興建設株式会社製
「モルタル吹き付け機「ツルーガンオール」)のタンク
に移送した。水溶性アクリル樹脂結合剤(水に対する溶
解度2.2%)2.5重量部を水25重量部に予め混合
しておいたものを前記のタンクに混入して180秒間混
合して水を含有する混合物(緑化用資材)を得た[この緑
化用資材では水を除いた緑化用資材の全重量に基づい
て、バーク堆肥75.3重量%、ピートモス20.2重
量%、アクリル樹脂結合剤2.5重量%、ポリビニルア
ルコール系繊維1.0重量%、植物種子0.1重量%お
よび化成肥料0.9重量%(合計100重量%)となって
いる]。
ル板(長さ180cm、幅90cm、厚さ5cm)を4
5°または60°の傾斜を設けて設置した仮設法面を準
備し、この仮設法面に対して、上記(1)で得られた水
を含有する混合物(緑化用資材)を内径38mmのホー
スを使って、4.0kg/cm2の圧力で上記した吹き
付け機を使用して50mmの厚さに吹き付けて緑化基盤
を形成した。 (3) 上記(2)で形成した緑化基盤における繊維
(ポリビニルアルコール系繊維)の分散性を上記した方
法により評価したところ、下記の表1に示すとおりの結
果であった。更に、上記(2)で形成した緑化基盤の耐
ひび割れ性を上記した方法により評価したところ、下記
の表2に示すとおりの結果であった。
単繊維繊度が0.7〜120デニールの範囲にあり且つ
アスペクト比が120〜1300の範囲にある繊維(ポ
リビニルアルコール系繊維)を用いた場合には、緑化基
盤における繊維の分散性が良好であり、しかも緑化基盤
の耐ひび割れ性が優れていることがわかる。
て、ポリビニルアルコール系繊維(単繊維繊度15デニ
ール、アスペクト比360、偏平度0.5)の含有量を
1.0重量%(10重量部)とする代わりに下記の表3
に示す含有量(重量%)に変えて、ポリビニルアルコー
ル系繊維の配合割合1.0重量%に対する過不足分はバ
ーク堆肥の配合を増減させ、それ以外は実施例1の
(1)と同様にして水を含有する緑化用資材を製造し
た。この緑化用資材を用いて実施例1の(2)と同様に
して仮設法面に吹き付けを行って緑化基盤を形成した。
その結果形成された緑化基盤における繊維(ポリビニル
アルコール系繊維)の分散性および耐ひび割れ性を上記
した方法により評価したところ、下記の表3に示すとお
りであった。
る繊維の含有量が0.2〜6重量%、特に0.5〜3重
量%の場合には、繊維が緑化基盤中に均一に分散し且つ
緑化基盤の耐ひび割れ性が良好になることがわかる。
が下記の表4に示す割合(重量%)になるようにして、
実施例1の(1)で用いたのと同じバーク堆肥、ピート
モス、植物種子および化成肥料を用い、それと共にセメ
ント(小野田社製の普通ポルトランドセメント)、pH
緩衝剤(過リン酸石灰)および土砂(利根川産川砂;比
重2.60、FM1.90、最大粒径2.5mm、表乾
状態)をパンミキサーを使用して90秒間混合した後、
ポリビニルアルコール系繊維(単繊維繊度15デニー
ル、アスペクト比360、偏平度0.5;株式会社クラ
レ製「RKW−1502」)を表4に示す割合で加えて
30〜60秒間混練した。その混練物をベルトコンベア
で実施例1で使用したのと同じ吹き付け機のタンクに移
送すると共に、水を上記の混練物100重量部当たり2
5重量部の割合で前記タンクに混入して180秒間混合
して水を含有する混合物(緑化用資材)を得た。
合物(緑化用資材)を実施例1の(2)と同様にして仮設
法面に吹き付けて緑化基盤を形成した。その結果形成さ
れた緑化基盤の嵩密度を上記した方法で測定すると共
に、緑化基盤における繊維(ポリビニルアルコール系繊
維)の分散性および耐ひび割れ性を上記した方法により
評価したところ、下記の表4に示すとおりであった。ま
た、仮設法面への吹き付け後10日を経た時点で、緑化
基盤の任意の5カ所(1カ所の面積=20cm×20c
m)を選んで、それらの箇所における種子の発芽本数を
数えて1カ所当たりの発芽本数の平均値を採ると共に、
発芽した全種子の草丈を測定してその平均値を求めたと
ころ、下記の表4に示すとおりであった。
スペクト比が本発明で規定する上記の範囲にある繊維
に、バーク堆肥、ピートモスおよびセメントを本発明で
規定する上記した範囲の量で配合し、これに植物種子、
肥料およびpH緩衝剤を混合して得られた実施例3〜実
施例5の本発明の緑化用資材を用いた場合には、緑化用
資材から形成された緑化基盤の嵩密度が0.20〜0.
65g/cm3の範囲にあって低く、しかも耐ひび割れ
性に優れた緑化基盤が形成されること、その上その緑化
基盤では植物の発芽および成長が極めて良好であること
がわかる。それに対して、バーク堆肥、ピートモスおよ
びセメントのいずれか1つまたは2つ以上が上記した本
発明の範囲から外れている比較例1〜比較例3の緑化用
資材の場合は、緑化用資材から形成された緑化基盤の嵩
密度が0.68g/cm3以上もあって密度が高く、耐
ひび割れ性に劣り、しかも植物の発芽および成長が実施
例3〜実施例5に比べて大幅に悪くなっていることがわ
かる。
が下記の表5に示す割合(重量%)になるようにして、
実施例1の(1)で用いたのと同じバーク堆肥、ピート
モス、植物種子および化成肥料を使用し、それと共に実
施例3〜5で用いたのと同じ土砂をパンミキサーを使用
して90秒間混合した後、ポリビニルアルコール系繊維
(単繊維繊度15デニール、アスペクト比360、偏平
度0.5;株式会社クラレ製「RKW−1502」)を
表5に示す割合で加えて30〜60秒間混練した。得ら
れた混合物を実施例1の(1)と同様にしてベルトコン
ベアで吹き付け機のタンクに移送した。また、実施例1
の(1)で用いたのと同じ水溶性アクリル樹脂結合剤2
5重量部を水30重量部に予め混合しておいたものを緑
化用資材中におけるアクリル樹脂結合剤の含有量が表5
に示す割合になるような量で前記タンクに混入して18
0秒間混合して水を含有する混合物(緑化用資材)を得
た。
合物(緑化用資材)を実施例1の(2)と同様にして仮設
法面に吹き付けて緑化基盤を形成した。その結果形成さ
れた緑化基盤の嵩密度を上記した方法で測定すると共
に、緑化基盤における繊維(ポリビニルアルコール系繊
維)の分散性および耐ひび割れ性を上記した方法により
評価したところ、下記の表5に示すとおりであった。ま
た、実施例3〜5と同様にして、試験面積(20cm×
20cm)1カ所当たりの発芽本数の平均値を採ると共
に、発芽した全種子の草丈を同様にして測定してその平
均値を求めたところ、下記の表5に示すとおりであっ
た。
スペクト比が本発明で規定する上記の範囲にある繊維
に、バーク堆肥、ピートモスおよび有機重合体粘結剤
(アクリル樹脂粘結剤)を本発明で規定する範囲の量で
配合し、これに植物種子および肥料を混合して得られた
実施例6〜実施例8の本発明の緑化用資材を用いた場合
には、緑化用資材から形成された緑化基盤の嵩密度が
0.20〜0.65g/cm3の範囲にあって低く、しか
も耐ひび割れ性に優れた緑化基盤が形成されること、そ
してその緑化基盤では植物の発芽および成長が極めて良
好であることがわかる。それに対して、バーク堆肥、ピ
ートモスおよび有機重合体結合剤のいずれか1つまたは
2つ以上が上記した本発明の範囲から外れている比較例
4および比較例5の緑化用資材の場合は、緑化用資材か
ら形成された緑化基盤の嵩密度が0.20g/cm3よ
りも低いかまたは0.68g/cm3よりも大きくて、
耐ひび割れ性に劣ること、特に比較例5の緑化用資材か
ら形成された嵩密度が0.97g/cm3の緑化基盤は
植物の発芽および成長状態が著しく劣っていることがわ
かる。
を有していて、法面やその他の場所に施工した場合には
緑化用資材より形成された緑化基盤におけるひび割れ、
崩壊、流失、脱落などがなく、法面やその他の場所を長
期に亙って強固に補強し安定化しながら緑化することが
でき、本発明の緑化用資材は特に傾斜角度が45°以上
の急勾配の法面に施工するのにも極めて適している。本
発明による場合は、緑化用資材中に含有させた種子や肥
料などの流失がなく、しかも植物の発芽や根系などの成
長が極めて速く、根系が緑化基盤の隅々にまで早期に充
分に伸長することができるので、緑化用資材を施した法
面やその他の場所を短期間のうちに高い拘束性をもっ
て、ひび割れなどを生ずることなく安定化および緑化す
ることができる。本発明の緑化用資材は、吹き付け工法
などを利用して、法面やその他の場所に、極めて簡単に
且つ能率よく施工することができ、取り扱い性に優れて
いる。
Claims (7)
- 【請求項1】 緑化用資材であって、その全重量に基づ
いて、(a)単繊維繊度が0.7〜120デニールで且
つアスペクト比が120〜1300である繊維を0.2
〜6重量%、(b)バーク堆肥を50重量%以上、
(c)ピートモスを2〜45重量%、および(d)結合
剤を0.1〜25重量%の割合で含有することを特徴と
する緑化用資材。 - 【請求項2】 結合剤(d)がセメントおよび有機重合
体のうちの少なくとも1種から選ばれ、結合剤(d)が
セメントである場合はその含有量が緑化用資材の全重量
に基づいて8〜25重量%であり、結合剤(d)が有機
重合体である場合はその含有量が緑化用資材の全重量に
基づいて0.1〜5重量%である請求項1の緑化用資
材。 - 【請求項3】 嵩密度が0.20〜0.65g/cm3
の緑化基盤を形成する請求項1または2の緑化用資材。 - 【請求項4】 植物の種子および肥料の一方または両方
を更に含有する請求項1〜3のいずれか1項の緑化用資
材。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項の緑化用資
材を法面および/またはその他の場所に施工して緑化お
よび安定化を行う方法。 - 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか1項の緑化用資
材を用いて形成された緑化基盤。 - 【請求項7】 嵩密度が0.20〜0.65g/cm3
である請求項6の緑化基盤。
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|---|---|---|---|
| JP15173194A JP3245303B2 (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 緑化用資材 |
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|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|
| JP15173194A Expired - Fee Related JP3245303B2 (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 緑化用資材 |
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|---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-06-10 JP JP15173194A patent/JP3245303B2/ja not_active Expired - Fee Related
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