JPH07328322A - 水処理用凝集剤 - Google Patents
水処理用凝集剤Info
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- JPH07328322A JPH07328322A JP13062594A JP13062594A JPH07328322A JP H07328322 A JPH07328322 A JP H07328322A JP 13062594 A JP13062594 A JP 13062594A JP 13062594 A JP13062594 A JP 13062594A JP H07328322 A JPH07328322 A JP H07328322A
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- Japan
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- carbon
- flocculant
- water treatment
- aluminum
- treatment
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- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 炭素系物質にアルミニウム系凝集剤を混練
し、アルミニウム系凝集剤(Al2 O3 換算)/炭素系
物質(炭素換算)の重量比で0.05〜1の範囲に炭素
系物質(例えば炭素粉末)表面にアルミニウム系凝集剤
(例えばポリ塩化アルミニウム)を被着し、水処理凝集
剤として用いる。 【効果】 トリハロメタン前駆物質の除去効果に優れ
る。
し、アルミニウム系凝集剤(Al2 O3 換算)/炭素系
物質(炭素換算)の重量比で0.05〜1の範囲に炭素
系物質(例えば炭素粉末)表面にアルミニウム系凝集剤
(例えばポリ塩化アルミニウム)を被着し、水処理凝集
剤として用いる。 【効果】 トリハロメタン前駆物質の除去効果に優れ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水処理用凝集剤に関わ
り、更に詳細にはトリハロメタン前駆物質の除去能に優
れた水処理用凝集剤に関するものである。
り、更に詳細にはトリハロメタン前駆物質の除去能に優
れた水処理用凝集剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年河川水に含まれる有機物が塩素処理
の際、遊離塩素と反応してトリハロメタン等の有機塩素
化合物を生成することが知られている。塩素処理により
揮発性有機塩素化合物を生成する有機物はトリハロメタ
ン前駆物質と呼ばれ、水中に含まれるフルボ酸、フミン
酸等が主成分である。
の際、遊離塩素と反応してトリハロメタン等の有機塩素
化合物を生成することが知られている。塩素処理により
揮発性有機塩素化合物を生成する有機物はトリハロメタ
ン前駆物質と呼ばれ、水中に含まれるフルボ酸、フミン
酸等が主成分である。
【0003】有機塩素化合物の生成を少なくするための
水処理法として、(1)高度浄水処理法、(2)膜処理
法、(3)中間塩素処理法、(4)活性炭とアルミニウ
ム系凝集剤の併用法等がある。この内、(1)の高度浄
水処理法は、塩素処理に代えてオゾン処理と粒状活性炭
処理を併用するためトリハロメタンは生成せず、且つカ
ビ臭等の臭気物質も除去できる優れた方法である。然し
ながら、上記方法はオゾン処理設備や活性炭処理設備等
の新規設備が必要なため、大きな設備投資を必要とす
る。
水処理法として、(1)高度浄水処理法、(2)膜処理
法、(3)中間塩素処理法、(4)活性炭とアルミニウ
ム系凝集剤の併用法等がある。この内、(1)の高度浄
水処理法は、塩素処理に代えてオゾン処理と粒状活性炭
処理を併用するためトリハロメタンは生成せず、且つカ
ビ臭等の臭気物質も除去できる優れた方法である。然し
ながら、上記方法はオゾン処理設備や活性炭処理設備等
の新規設備が必要なため、大きな設備投資を必要とす
る。
【0004】また(2)の膜処理法は、精密濾過膜や限
外濾過膜を用い、原水中の有機物、濁質、微生物を濾別
除去する為かなりのトリハロメタン前駆物質が除去でき
るが、処理量が小さく新規の設備投資を必要とし、且つ
運転コストが高いという欠点を有する。
外濾過膜を用い、原水中の有機物、濁質、微生物を濾別
除去する為かなりのトリハロメタン前駆物質が除去でき
るが、処理量が小さく新規の設備投資を必要とし、且つ
運転コストが高いという欠点を有する。
【0005】(3)の中間塩素処理法は水への塩素注入
位置を、凝集処理前から凝集処理後に変更する方法であ
るが、この方法は既存設備の大部分が活用でき、僅かの
設備投資で済むというメリットを有するが、凝集処理で
除去可能な水中のトリハロメタン前駆物質に限界があ
り、トリハロメタン生成能(以下THMFPと称する場
合がある)削減率が低いという欠点を有する。
位置を、凝集処理前から凝集処理後に変更する方法であ
るが、この方法は既存設備の大部分が活用でき、僅かの
設備投資で済むというメリットを有するが、凝集処理で
除去可能な水中のトリハロメタン前駆物質に限界があ
り、トリハロメタン生成能(以下THMFPと称する場
合がある)削減率が低いという欠点を有する。
【0006】更に(4)水を粉末活性炭で処理して、次
いでこの処理液をポリ塩化アルミニウムで凝集処理する
方法が知られている(例えば、東京衛研年報 第35
巻、339〜345頁、1984年)。この方法は凝集
剤しか使用しない(3)の方法に比較し、トリハロメタ
ン前駆物質除去能が高いという利点を有するが、一旦活
性炭を濾別し、次いで凝集処理後更に濾別しなければな
らない為、処理コストが高くなるという欠点を有する。
また、粉末活性炭が浮遊し清澄な処理水が得られないこ
ともあり、濾過工程に負担がかかるという欠点を有す
る。
いでこの処理液をポリ塩化アルミニウムで凝集処理する
方法が知られている(例えば、東京衛研年報 第35
巻、339〜345頁、1984年)。この方法は凝集
剤しか使用しない(3)の方法に比較し、トリハロメタ
ン前駆物質除去能が高いという利点を有するが、一旦活
性炭を濾別し、次いで凝集処理後更に濾別しなければな
らない為、処理コストが高くなるという欠点を有する。
また、粉末活性炭が浮遊し清澄な処理水が得られないこ
ともあり、濾過工程に負担がかかるという欠点を有す
る。
【0007】
【発明の解決しようとする課題】かかる事情下に鑑み、
本発明者等はTHMFP削減率が高く、且つ処理操作が
簡便で、経済的な水処理方法を見出すことを目的として
鋭意検討した結果、活性炭粉末に特定量のアルミニウム
系凝集剤を予め混合被着せしめ、これを水処理用凝集剤
として適用する場合には、上記公知ののような活性炭
処理→濾別→凝集処理→濾別というような2段処理をな
くして、1段処理が可能となり、加えて処理後のトリハ
ロメタン前駆物質除去能に於いても優れていることを見
出した。また、活性炭はかなり高価で水処理コストを上
昇する大きい因子であるが、本発明に於いては驚くべき
ことに、単独ではトリハロメタン前駆物質除去能が小さ
い安価な炭素粉末が活性炭を用いたと同様の効果を発揮
することを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明者等はTHMFP削減率が高く、且つ処理操作が
簡便で、経済的な水処理方法を見出すことを目的として
鋭意検討した結果、活性炭粉末に特定量のアルミニウム
系凝集剤を予め混合被着せしめ、これを水処理用凝集剤
として適用する場合には、上記公知ののような活性炭
処理→濾別→凝集処理→濾別というような2段処理をな
くして、1段処理が可能となり、加えて処理後のトリハ
ロメタン前駆物質除去能に於いても優れていることを見
出した。また、活性炭はかなり高価で水処理コストを上
昇する大きい因子であるが、本発明に於いては驚くべき
ことに、単独ではトリハロメタン前駆物質除去能が小さ
い安価な炭素粉末が活性炭を用いたと同様の効果を発揮
することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、炭素
系物質にアルミニウム系凝集剤を、アルミニウム系凝集
剤(Al2 O3 換算)/炭素系物質(炭素換算)の重量
比で0.05〜1の範囲に混合被着してなる水処理用凝
集剤を提供するにある。
系物質にアルミニウム系凝集剤を、アルミニウム系凝集
剤(Al2 O3 換算)/炭素系物質(炭素換算)の重量
比で0.05〜1の範囲に混合被着してなる水処理用凝
集剤を提供するにある。
【0009】以下、本発明を更に詳細に説明する。本発
明の実施に際し適用するアルミニウム系凝集剤は一般式
Al(OH)m X(式中Xは1価又は2価の陰イオン)
で表される凝集剤であり、XはCl、NO 3 、SO4 等
で、より具体的には塩化アルミニウム、ポリ塩化アルミ
ニウム、塩基性塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、
塩基性硫酸アルミニウム、ポリアルミニウムクロロシリ
ケートサルフェート、ポリアルミニウムシリケートサル
フェート及びこれらの混合物である。就中、塩基度(m
/3Al×100)が50〜80%、好ましくは60〜
76%で、SO4 /Al2 O3 モル比が0.2〜0.6
であるポリ塩化アルミニウムが推奨される。
明の実施に際し適用するアルミニウム系凝集剤は一般式
Al(OH)m X(式中Xは1価又は2価の陰イオン)
で表される凝集剤であり、XはCl、NO 3 、SO4 等
で、より具体的には塩化アルミニウム、ポリ塩化アルミ
ニウム、塩基性塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、
塩基性硫酸アルミニウム、ポリアルミニウムクロロシリ
ケートサルフェート、ポリアルミニウムシリケートサル
フェート及びこれらの混合物である。就中、塩基度(m
/3Al×100)が50〜80%、好ましくは60〜
76%で、SO4 /Al2 O3 モル比が0.2〜0.6
であるポリ塩化アルミニウムが推奨される。
【0010】他方、炭素系物質としては、特に制限され
ないが、通常、平均粒子径2μm〜120μm、比表面
積25m2 /g以上、好ましくは100m2 /g以上の
炭素粉末及び/又は活性炭が使用される。活性炭粉末は
市販のものでよく、通常、比表面積600m2 /g〜1
500m 2 /g、平均粒子径2μm〜120μmのもの
が使用される。上記に於いて活性炭とは、水蒸気賦活又
は薬品賦活されたものであり、炭素粉末とは、炭素を賦
活せずに単に粉砕しただけのものを言う。
ないが、通常、平均粒子径2μm〜120μm、比表面
積25m2 /g以上、好ましくは100m2 /g以上の
炭素粉末及び/又は活性炭が使用される。活性炭粉末は
市販のものでよく、通常、比表面積600m2 /g〜1
500m 2 /g、平均粒子径2μm〜120μmのもの
が使用される。上記に於いて活性炭とは、水蒸気賦活又
は薬品賦活されたものであり、炭素粉末とは、炭素を賦
活せずに単に粉砕しただけのものを言う。
【0011】このような炭素粉末は活性炭に比べ比表面
積が1/2〜1/60と極めて小さい為、炭素粉末単独
処理ではトリハロメタン前駆物質除去能力が粉末活性炭
より一般的に劣る。然し、炭素粉末とアルミニウム系凝
集剤を共存させて使用する場合、炭素粉末の物理特性が
比表面積25m2 /g以上、好ましくは100m2 /g
以上、平均粒径2μm〜120μmの範囲にある時は、
粉末活性炭とアルミニウム系凝集剤を共存させたのと同
等のトリハロメタン前駆物質除去性能を示す。
積が1/2〜1/60と極めて小さい為、炭素粉末単独
処理ではトリハロメタン前駆物質除去能力が粉末活性炭
より一般的に劣る。然し、炭素粉末とアルミニウム系凝
集剤を共存させて使用する場合、炭素粉末の物理特性が
比表面積25m2 /g以上、好ましくは100m2 /g
以上、平均粒径2μm〜120μmの範囲にある時は、
粉末活性炭とアルミニウム系凝集剤を共存させたのと同
等のトリハロメタン前駆物質除去性能を示す。
【0012】炭素系物質の比表面積が小さく、平均粒子
径が大きい場合には、これに本発明範囲のアルミニウム
系凝集剤を混合吸着せしめた場合であっても、トリハロ
メタン前駆物質の除去能は低くなる。また、あまり微粒
の炭素系物質を用いる場合には凝集処理後の沈降性が悪
く、且つ濾過漏れ等が生起する。また、比表面積の大き
い粉末活性炭では細孔容積が大きいほどトリハロメタン
前駆物質除去性能は高い。炭素粉末でも比表面積が同じ
ならば、細孔容積の大きい炭素粉末を選択するのが好ま
しい。
径が大きい場合には、これに本発明範囲のアルミニウム
系凝集剤を混合吸着せしめた場合であっても、トリハロ
メタン前駆物質の除去能は低くなる。また、あまり微粒
の炭素系物質を用いる場合には凝集処理後の沈降性が悪
く、且つ濾過漏れ等が生起する。また、比表面積の大き
い粉末活性炭では細孔容積が大きいほどトリハロメタン
前駆物質除去性能は高い。炭素粉末でも比表面積が同じ
ならば、細孔容積の大きい炭素粉末を選択するのが好ま
しい。
【0013】炭素粉末は上記物性を有するものであれば
よく、特に制限されないが、通常、炭素質原料を乾留
し、これを粉砕することにより製造される。炭素質原料
としては、石炭、コークス、石油コークス、木、木炭、
おがくず、椰子殻、胡桃殻、籾殻、コーヒ豆滓、パーム
殻、黒鉛等の炭素質が使用可能であるが、好ましくは比
表面積の大きい杉、桧等の木(及びそれを乾留して得ら
れる木炭)や、原料段階で粉末状を呈するコーヒ豆滓、
おがくず等が好ましい。
よく、特に制限されないが、通常、炭素質原料を乾留
し、これを粉砕することにより製造される。炭素質原料
としては、石炭、コークス、石油コークス、木、木炭、
おがくず、椰子殻、胡桃殻、籾殻、コーヒ豆滓、パーム
殻、黒鉛等の炭素質が使用可能であるが、好ましくは比
表面積の大きい杉、桧等の木(及びそれを乾留して得ら
れる木炭)や、原料段階で粉末状を呈するコーヒ豆滓、
おがくず等が好ましい。
【0014】炭素粉末を粉砕する際、粉砕雰囲気を窒素
ガス等の不活性ガス雰囲気にすることは、粉塵爆発を防
止し且つ炭素粉末の活性低下を防止する上で重要であ
る。また炭素粉末粉砕後直ちに炭素粉末をアルミニウム
系凝集剤と混練して空気との接触を絶ち、炭素粉末表面
が空気中の各種ガス等を吸着して活性を失わないように
することが、性能の良い水処理用凝集剤の調製に重要で
ある。
ガス等の不活性ガス雰囲気にすることは、粉塵爆発を防
止し且つ炭素粉末の活性低下を防止する上で重要であ
る。また炭素粉末粉砕後直ちに炭素粉末をアルミニウム
系凝集剤と混練して空気との接触を絶ち、炭素粉末表面
が空気中の各種ガス等を吸着して活性を失わないように
することが、性能の良い水処理用凝集剤の調製に重要で
ある。
【0015】本発明の水処理凝集剤は上記物性を有する
炭素系物質にアルミニウム系凝集剤を、アルミニウム系
凝集剤中のアルミニウム分をAl2 O3 に換算し、また
炭素系物質中の炭素分を炭素に換算したAl2 O3 /炭
素重量比で0.05〜1、好ましくは0.12〜0.2
5の範囲に混合する。Al2 O3 /炭素重量比が上記範
囲外の場合には、トリハロメタン前駆物質除去効果が低
くなる。炭素系物質とアルミニウム系凝集剤の混合方法
は、炭素系物質にアルミニウム系凝集剤を添加する、或
いはアルミニウム系凝集剤に炭素系物質を添加し、両者
を混合し用いればよく、好ましくは両者を混合、混練
し、炭素系物質にアルミニウム系凝集剤を被着せしめれ
ばよく、また、必要い応じて、混合物を成形、乾燥、解
砕等の機械的処理をおこなってもよく、その形状はペー
スト状又は粉末状更には顆粒状等、特に制限されない。
水処理に際し、本発明の凝集剤の添加量は、水の汚濁程
度により一義的ではないが、通常水処理凝集剤中のアル
ミナ分のAl2 O3 換算で、処理水1リットル当たり1
mg/l〜10mg/l、好ましくは2mg/l〜6m
g/lの範囲である。
炭素系物質にアルミニウム系凝集剤を、アルミニウム系
凝集剤中のアルミニウム分をAl2 O3 に換算し、また
炭素系物質中の炭素分を炭素に換算したAl2 O3 /炭
素重量比で0.05〜1、好ましくは0.12〜0.2
5の範囲に混合する。Al2 O3 /炭素重量比が上記範
囲外の場合には、トリハロメタン前駆物質除去効果が低
くなる。炭素系物質とアルミニウム系凝集剤の混合方法
は、炭素系物質にアルミニウム系凝集剤を添加する、或
いはアルミニウム系凝集剤に炭素系物質を添加し、両者
を混合し用いればよく、好ましくは両者を混合、混練
し、炭素系物質にアルミニウム系凝集剤を被着せしめれ
ばよく、また、必要い応じて、混合物を成形、乾燥、解
砕等の機械的処理をおこなってもよく、その形状はペー
スト状又は粉末状更には顆粒状等、特に制限されない。
水処理に際し、本発明の凝集剤の添加量は、水の汚濁程
度により一義的ではないが、通常水処理凝集剤中のアル
ミナ分のAl2 O3 換算で、処理水1リットル当たり1
mg/l〜10mg/l、好ましくは2mg/l〜6m
g/lの範囲である。
【0016】以上詳述した本発明の水処理凝集剤は、
(1)活性炭処理→濾別→凝集処理→濾別という2段処
理から1段処理が可能となるので、従来法に比較し水処
理操作が簡単である。(2)理由は詳らかではないが、
活性炭及びアルミニウム系凝集剤を個別に加え処理する
方法、更には混合していないものを同時にくわえる方法
に比較し、処理後のトリハロメタン前駆物質除去能に於
いて優れた効果を発揮する。さらには、(3)炭素系物
質として、活性炭に比較し廉価な炭素粉末を用いた場合
にも活性炭と略同等のトリハロメタン前駆物質除去能を
発揮するため、廉価な水処理用凝集剤の提供が可能であ
る。等の効果を有するもので、その産業上の利用価値は
頗る大である。
(1)活性炭処理→濾別→凝集処理→濾別という2段処
理から1段処理が可能となるので、従来法に比較し水処
理操作が簡単である。(2)理由は詳らかではないが、
活性炭及びアルミニウム系凝集剤を個別に加え処理する
方法、更には混合していないものを同時にくわえる方法
に比較し、処理後のトリハロメタン前駆物質除去能に於
いて優れた効果を発揮する。さらには、(3)炭素系物
質として、活性炭に比較し廉価な炭素粉末を用いた場合
にも活性炭と略同等のトリハロメタン前駆物質除去能を
発揮するため、廉価な水処理用凝集剤の提供が可能であ
る。等の効果を有するもので、その産業上の利用価値は
頗る大である。
【0017】尚、本発明に於いて、トリハロメタン前駆
物質の除去率の測定は、処理前と処理後の水に存在する
THMFPを測定し、処理前の水に含有されるTHMF
Pに対するTHMFP削減率を求める方法を取った。
尚、簡便法として第44回全国水道研究発表回講演集に
も記載されているように波長260nmの紫外部吸光度
(E260 )がTHMFPと相関関係にあることを利用
し、処理前の水のE260 に対する処理後の水のE260 削
減率を求める方法も代用した。
物質の除去率の測定は、処理前と処理後の水に存在する
THMFPを測定し、処理前の水に含有されるTHMF
Pに対するTHMFP削減率を求める方法を取った。
尚、簡便法として第44回全国水道研究発表回講演集に
も記載されているように波長260nmの紫外部吸光度
(E260 )がTHMFPと相関関係にあることを利用
し、処理前の水のE260 に対する処理後の水のE260 削
減率を求める方法も代用した。
【0018】THMFPの測定は、供試水をフラン瓶に
取り、予め測定している供試水の塩素要求量に基づき、
残留遊離塩素濃度が1〜2mg/lとなるように次亜塩
素酸ナトリウムを添加し直ちにpH7に調整して、20
℃で24時間保持した後、上水試験法のヘッドスペース
ガスクロマトグラフ法により生成したトリハロメタン量
を定量しTHMFP値とした。紫外吸光度(E260 )は
供試水を目開き0.45μmのミリポアー濾紙を用いて
濾過し得られた濾液の波長260nmに於ける紫外部吸
光度を10mmセルで測定しE260 とした。
取り、予め測定している供試水の塩素要求量に基づき、
残留遊離塩素濃度が1〜2mg/lとなるように次亜塩
素酸ナトリウムを添加し直ちにpH7に調整して、20
℃で24時間保持した後、上水試験法のヘッドスペース
ガスクロマトグラフ法により生成したトリハロメタン量
を定量しTHMFP値とした。紫外吸光度(E260 )は
供試水を目開き0.45μmのミリポアー濾紙を用いて
濾過し得られた濾液の波長260nmに於ける紫外部吸
光度を10mmセルで測定しE260 とした。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。 実施例1及び実施例2 粉末活性炭(1)〔平均粒子径20μm、比表面積12
00m2 /g〕10.0gを100mlビーカーに入
れ、攪拌下、これにポリ塩化アルミニウム溶液(1)
〔塩基度72%、Al2 O3 10.0%、SO4 2.6
%、Cl 3.9%〕16.33gを滴下混練し、Al
2 O3 6.2%、炭素分38.0%、Al 2 O3 /炭素
(重量比)0.163の組成の水処理用凝集剤(以下A
C/PACと称す)26.33gを得た。得られたAC
−PACを用い、河川水(1)〔淀川河川水、pH7.
3、濁度5.2、色度 11、E260 0.030、塩素
要求量 3.7、THMFP 22、アルカリ度 3
6〕に対して以下の試験条件でジャーテストを実施し
た。これらの試験条件を表1に、結果を表2に示す。
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。 実施例1及び実施例2 粉末活性炭(1)〔平均粒子径20μm、比表面積12
00m2 /g〕10.0gを100mlビーカーに入
れ、攪拌下、これにポリ塩化アルミニウム溶液(1)
〔塩基度72%、Al2 O3 10.0%、SO4 2.6
%、Cl 3.9%〕16.33gを滴下混練し、Al
2 O3 6.2%、炭素分38.0%、Al 2 O3 /炭素
(重量比)0.163の組成の水処理用凝集剤(以下A
C/PACと称す)26.33gを得た。得られたAC
−PACを用い、河川水(1)〔淀川河川水、pH7.
3、濁度5.2、色度 11、E260 0.030、塩素
要求量 3.7、THMFP 22、アルカリ度 3
6〕に対して以下の試験条件でジャーテストを実施し
た。これらの試験条件を表1に、結果を表2に示す。
【0020】・試験条件 2個のビーカー(以後のテストに於いては試験数と同数
のビーカー)に各々河川水1リットルを入れ、急速攪拌
(150rpm;40cm/sec)しながらAC−P
AC粉末を、一方のビーカーに80.6mg(Al2 O
3 5mg、炭素分30.6mg相当量─実施例1)、他
方に48.4mg(Al2 O3 3mg、炭素分18.4
mg相当量─実施例2)添加し、引き続き上記条件と同
じ急速攪拌1分、緩速攪拌(50rpm;35cm/s
ec)を10分行い、10分間静置し、上澄液をサイホ
ンにて採取し、濁度、E260 、塩素要求量、THMFP
を測定し、E260 除去率、THMFP除去率を求めた。
のビーカー)に各々河川水1リットルを入れ、急速攪拌
(150rpm;40cm/sec)しながらAC−P
AC粉末を、一方のビーカーに80.6mg(Al2 O
3 5mg、炭素分30.6mg相当量─実施例1)、他
方に48.4mg(Al2 O3 3mg、炭素分18.4
mg相当量─実施例2)添加し、引き続き上記条件と同
じ急速攪拌1分、緩速攪拌(50rpm;35cm/s
ec)を10分行い、10分間静置し、上澄液をサイホ
ンにて採取し、濁度、E260 、塩素要求量、THMFP
を測定し、E260 除去率、THMFP除去率を求めた。
【0021】比較例1及び比較例2 実施例1で用いたAC−PACに代え、AC−PACの
製造に用いたと同じ活性炭及びポリ塩化アルミニウム溶
液を用いて、比較例1では炭素換算量で30.6mgの
活性炭を、Al2 O3 換算量で5mgのポリ塩化アルミ
ニウム溶液を、比較例2では炭素換算量で18.4mg
の活性炭を、Al2 O3 換算量で3mgのポリ塩化アル
ミニウム溶液を、それぞれ別々の試験管に取り、これに
イオン交換水1mlを加えて十分に分散させた(活性炭
は液中での分散性が悪いので、更に超音波処理を行っ
た)後、同時にビーカー中の河川水に併注添加〔Al2
O3/炭 素(重量比)=0.163〕した他は実施例
1と同様の方法でジャーテストを実施した。その結果を
表2に示す。
製造に用いたと同じ活性炭及びポリ塩化アルミニウム溶
液を用いて、比較例1では炭素換算量で30.6mgの
活性炭を、Al2 O3 換算量で5mgのポリ塩化アルミ
ニウム溶液を、比較例2では炭素換算量で18.4mg
の活性炭を、Al2 O3 換算量で3mgのポリ塩化アル
ミニウム溶液を、それぞれ別々の試験管に取り、これに
イオン交換水1mlを加えて十分に分散させた(活性炭
は液中での分散性が悪いので、更に超音波処理を行っ
た)後、同時にビーカー中の河川水に併注添加〔Al2
O3/炭 素(重量比)=0.163〕した他は実施例
1と同様の方法でジャーテストを実施した。その結果を
表2に示す。
【0022】実施例3及び実施例4 炭素粉末〔平均粒子径20μm、比表面積530m2 /
g〕10.0gを100mlビーカーに入れ、攪拌下、
これに実施例1で用いたと同じポリ塩化アルミニウム溶
液20.0gを滴下混練し、Al2 O3 6.7%、炭素
分33.3%、Al2 O3 /炭素(重量比)0.20の
組成の水処理用凝集剤(C−PACと称する)20.0
gを得た。また、上記方法に於いて炭素粉末を実施例1
で用いたと同じ活性炭に代えAl 2 O3 6.7%、炭素
分33.3%、Al2 O3 /炭素(重量比)0.20の
組成の水処理用凝集剤(AC−PACと称する)20.
0gを得た。このようにして得られた水処理用凝集剤を
河川水(2)〔淀川河川水、pH7.1、濁度9.0、
色度 13、E260 0.035〕に対し、実施例1と同
様の方法でジャーテストを実施した。尚、添加量はC−
PAC、AC−PAC共にAl2 O3 換算で4mg/
L、炭素換算量20mg/Lで実施した。その結果を表
2に示す。
g〕10.0gを100mlビーカーに入れ、攪拌下、
これに実施例1で用いたと同じポリ塩化アルミニウム溶
液20.0gを滴下混練し、Al2 O3 6.7%、炭素
分33.3%、Al2 O3 /炭素(重量比)0.20の
組成の水処理用凝集剤(C−PACと称する)20.0
gを得た。また、上記方法に於いて炭素粉末を実施例1
で用いたと同じ活性炭に代えAl 2 O3 6.7%、炭素
分33.3%、Al2 O3 /炭素(重量比)0.20の
組成の水処理用凝集剤(AC−PACと称する)20.
0gを得た。このようにして得られた水処理用凝集剤を
河川水(2)〔淀川河川水、pH7.1、濁度9.0、
色度 13、E260 0.035〕に対し、実施例1と同
様の方法でジャーテストを実施した。尚、添加量はC−
PAC、AC−PAC共にAl2 O3 換算で4mg/
L、炭素換算量20mg/Lで実施した。その結果を表
2に示す。
【0023】比較例3〜比較例5 粉末活性炭、炭素粉末及びポリ塩化アルミニウム溶液を
併注せず、それぞれ単独で添加した他は、比較例1と同
様の方法でジャーテストを実施した。その結果を表2に
示す。
併注せず、それぞれ単独で添加した他は、比較例1と同
様の方法でジャーテストを実施した。その結果を表2に
示す。
【0024】
【表1】
【0025 】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 依藤 昌行 大阪市城東区鴫野西四丁目1番24号 朝日 化学工業株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 炭素系物質にアルミニウム系凝集剤を、
アルミニウム系凝集剤(Al2 O3 換算)/炭素系物質
(炭素換算)の重量比で0.05〜1の範囲に混合被着
してなる水処理用凝集剤。 - 【請求項2】 炭素系物質が活性炭であることを特徴と
する請求項1記載の水処理用凝集剤。 - 【請求項3】 炭素系物質が炭素粉末であることを特徴
とする請求項1記載の水処理用凝集剤。 - 【請求項4】 アルミニウム系凝集剤が、一般式Al
(OH)m X(式中Xは1価又は2価の陰イオン)で表
される凝集剤であり、且つ塩基度(m/3Al×10
0)が50〜80%であることを特徴とする請求項1記
載の水処理用凝集剤。 - 【請求項5】 炭素系物質が、2〜120μmの平均粒
子径、100m2 /g以上の比表面積を有する活性炭ま
たは炭素粉末であることを特徴とする請求項1記載の水
処理用凝集剤。 - 【請求項6】 石炭、木、おがくず、椰子殻、胡桃殻、
籾殻、コーヒ豆滓及びパーム殻からなる炭素質原料の少
なくとも一種を乾留した後、これを粉砕することにより
得られた炭素粉末を用いることを特徴とする請求項3記
載の水処理用凝集剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13062594A JPH07328322A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 水処理用凝集剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13062594A JPH07328322A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 水処理用凝集剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07328322A true JPH07328322A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15038721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13062594A Pending JPH07328322A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 水処理用凝集剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07328322A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102012019709A1 (de) * | 2012-10-08 | 2014-04-10 | Daniel Pacik | Mittel zur Aufbereitung von wässrigen Medien und dessen Verwendung |
| CN105692842A (zh) * | 2016-04-13 | 2016-06-22 | 山西大学 | 一种用于水华治理絮凝剂的制备和应用 |
| CN107628712A (zh) * | 2017-11-10 | 2018-01-26 | 哈尔滨美森食品制造有限公司 | 一种山核桃废水的净化处理方法 |
-
1994
- 1994-06-13 JP JP13062594A patent/JPH07328322A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102012019709A1 (de) * | 2012-10-08 | 2014-04-10 | Daniel Pacik | Mittel zur Aufbereitung von wässrigen Medien und dessen Verwendung |
| CN105692842A (zh) * | 2016-04-13 | 2016-06-22 | 山西大学 | 一种用于水华治理絮凝剂的制备和应用 |
| CN107628712A (zh) * | 2017-11-10 | 2018-01-26 | 哈尔滨美森食品制造有限公司 | 一种山核桃废水的净化处理方法 |
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