JPH07328656A - アンモニア性窒素含有排水の処理方法及び処理装置 - Google Patents
アンモニア性窒素含有排水の処理方法及び処理装置Info
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- JPH07328656A JPH07328656A JP14860294A JP14860294A JPH07328656A JP H07328656 A JPH07328656 A JP H07328656A JP 14860294 A JP14860294 A JP 14860294A JP 14860294 A JP14860294 A JP 14860294A JP H07328656 A JPH07328656 A JP H07328656A
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- ammoniacal nitrogen
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 臭素イオン存在下でのオゾン添加によるアン
モニア性窒素含有排水の処理において、排水中へのオゾ
ン添加量を適切に制御して排水中へのオゾンの過剰添加
を防止し、硝酸性窒素等の副生成を抑制しつつアンモニ
ア性窒素の除去を行うとともに、オゾン添加量の制御を
瞬時的に最適に行って処理系内の瞬間的な変動に正確に
対応する。 【構成】 アンモニア性窒素除去後の処理水の吸光度に
基づいてアンモニア性窒素含有排水へのオゾン添加量を
制御する。例えば、吸光度測定手段20で測定した処理
水の吸光度が設定値以上になったときにはオゾン添加量
が適正量より過剰であり、設定値より小さいときにはオ
ゾン添加量が適正量より少ないと制御手段22が判定し
て、オゾン含有ガス発生装置14を制御する。
モニア性窒素含有排水の処理において、排水中へのオゾ
ン添加量を適切に制御して排水中へのオゾンの過剰添加
を防止し、硝酸性窒素等の副生成を抑制しつつアンモニ
ア性窒素の除去を行うとともに、オゾン添加量の制御を
瞬時的に最適に行って処理系内の瞬間的な変動に正確に
対応する。 【構成】 アンモニア性窒素除去後の処理水の吸光度に
基づいてアンモニア性窒素含有排水へのオゾン添加量を
制御する。例えば、吸光度測定手段20で測定した処理
水の吸光度が設定値以上になったときにはオゾン添加量
が適正量より過剰であり、設定値より小さいときにはオ
ゾン添加量が適正量より少ないと制御手段22が判定し
て、オゾン含有ガス発生装置14を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種産業排水などのア
ンモニア性窒素含有排水に臭素イオンの存在下でオゾン
を添加することによりアンモニア性窒素を除去する排水
処理方法及び装置に関し、さらに詳述すると、アンモニ
ア性窒素含有排水へのオゾン添加量を適切に制御して排
水処理を行う方法及び装置に関する。
ンモニア性窒素含有排水に臭素イオンの存在下でオゾン
を添加することによりアンモニア性窒素を除去する排水
処理方法及び装置に関し、さらに詳述すると、アンモニ
ア性窒素含有排水へのオゾン添加量を適切に制御して排
水処理を行う方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オゾン添加によって排水中の有機
物を酸化、分解することは行われていたが、アンモニア
性窒素は安定性が高いため、排水中のアンモニア性窒素
をオゾン添加によって酸化、分解することは困難である
と考えられていた。しかし、最近になって、臭素イオン
の存在下においてアンモニア性窒素含有排水にオゾンを
添加することにより、アンモニア性窒素を酸化して除去
できることが見い出され、これを利用した排水の処理方
法が提案されている(特開平3−181390号、特開
平4−66190号)。
物を酸化、分解することは行われていたが、アンモニア
性窒素は安定性が高いため、排水中のアンモニア性窒素
をオゾン添加によって酸化、分解することは困難である
と考えられていた。しかし、最近になって、臭素イオン
の存在下においてアンモニア性窒素含有排水にオゾンを
添加することにより、アンモニア性窒素を酸化して除去
できることが見い出され、これを利用した排水の処理方
法が提案されている(特開平3−181390号、特開
平4−66190号)。
【0003】臭素イオン存在下でのオゾン添加によるア
ンモニア性窒素の酸化、除去においては、まず排水中に
存在する臭素イオンと添加されたオゾンとが反応して次
亜臭素酸イオンBrO-(あるいは次亜臭素酸HBr
O)が生成する(下記式1)。次に、生成したBrO-
(あるいはHBrO)とアンモニア性窒素とが反応し
て、アンモニア性窒素が窒素ガス化される(下記式
2)。
ンモニア性窒素の酸化、除去においては、まず排水中に
存在する臭素イオンと添加されたオゾンとが反応して次
亜臭素酸イオンBrO-(あるいは次亜臭素酸HBr
O)が生成する(下記式1)。次に、生成したBrO-
(あるいはHBrO)とアンモニア性窒素とが反応し
て、アンモニア性窒素が窒素ガス化される(下記式
2)。
【0004】 O3 + Br- → BrO- + O2 …(1) 2NH4 + + 3BrO- → N2 + 3Br- + 3H2O + 2H+ …(2)
【0005】したがって、臭素イオン存在下でのオゾン
添加によるアンモニア性窒素含有排水の処理では、Br
-がオゾンと反応してBrO-になり、次いでNH4 +と反
応してBr-に戻り、さらにオゾンと反応してBrO-に
なるというサイクルを繰り返すもので、Br-は触媒的
な作用を示す。
添加によるアンモニア性窒素含有排水の処理では、Br
-がオゾンと反応してBrO-になり、次いでNH4 +と反
応してBr-に戻り、さらにオゾンと反応してBrO-に
なるというサイクルを繰り返すもので、Br-は触媒的
な作用を示す。
【0006】オゾン添加によってアンモニア性窒素を除
去する連続排水処理装置は、例えば図3に示す構成のも
のである。図3において、2は反応槽、4は反応槽2内
の上部に設置された原水注入装置、6は原水注入装置4
に接続された原水導入管、8は原水導入管6に連結され
た臭素イオン含有水導入管、10は反応槽2内の下部に
設置された散気装置、12は散気装置10に接続された
オゾン含有ガス導入管、14はオゾン含有ガス導入管1
2に接続されたオゾン含有ガス発生装置、16は反応槽
2上部に連結された排ガス排出管、18は反応槽2底部
に連結された処理水排出管を示す。
去する連続排水処理装置は、例えば図3に示す構成のも
のである。図3において、2は反応槽、4は反応槽2内
の上部に設置された原水注入装置、6は原水注入装置4
に接続された原水導入管、8は原水導入管6に連結され
た臭素イオン含有水導入管、10は反応槽2内の下部に
設置された散気装置、12は散気装置10に接続された
オゾン含有ガス導入管、14はオゾン含有ガス導入管1
2に接続されたオゾン含有ガス発生装置、16は反応槽
2上部に連結された排ガス排出管、18は反応槽2底部
に連結された処理水排出管を示す。
【0007】図3の装置で排水処理を行う場合、原水導
入管6を流れるアンモニア性窒素含有排水(原水)に臭
素イオン含有水導入管8から臭素イオン含有水を添加
し、この原水を原水注入装置4から反応槽2内に導入す
る。そして、オゾン含有ガス発生装置14で発生させた
オゾン含有ガスをオゾン含有ガス導入管12を通して散
気装置10から反応槽2内の原水に添加する。これによ
り、原水中のアンモニア性窒素が窒素ガスに分解されて
除去される。アンモニア性窒素が除去された処理水は処
理水排出管18から排出される。また、反応槽2内に生
じた排ガスは排ガス排出管16から排出される。
入管6を流れるアンモニア性窒素含有排水(原水)に臭
素イオン含有水導入管8から臭素イオン含有水を添加
し、この原水を原水注入装置4から反応槽2内に導入す
る。そして、オゾン含有ガス発生装置14で発生させた
オゾン含有ガスをオゾン含有ガス導入管12を通して散
気装置10から反応槽2内の原水に添加する。これによ
り、原水中のアンモニア性窒素が窒素ガスに分解されて
除去される。アンモニア性窒素が除去された処理水は処
理水排出管18から排出される。また、反応槽2内に生
じた排ガスは排ガス排出管16から排出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した臭素イオン存
在下でのオゾン添加によるアンモニア性窒素の除去にお
いては、従来、アンモニア性窒素除去後の処理水に含ま
れるアンモニア性窒素濃度をアンモニアモニタで検出
し、処理水中のアンモニア性窒素濃度が所定値以下にな
るようにフィードバック制御によって排水へのオゾン添
加量を制御する方法が提案されている。しかし、アンモ
ニアモニタを用いてフィードバック制御を行う従来のオ
ゾン添加量制御方法は、下記の問題点を有するものであ
った。
在下でのオゾン添加によるアンモニア性窒素の除去にお
いては、従来、アンモニア性窒素除去後の処理水に含ま
れるアンモニア性窒素濃度をアンモニアモニタで検出
し、処理水中のアンモニア性窒素濃度が所定値以下にな
るようにフィードバック制御によって排水へのオゾン添
加量を制御する方法が提案されている。しかし、アンモ
ニアモニタを用いてフィードバック制御を行う従来のオ
ゾン添加量制御方法は、下記の問題点を有するものであ
った。
【0009】(a)従来のオゾン添加量制御方法では、
処理水中のアンモニア性窒素濃度を測定するので、アン
モニア性窒素濃度がゼロになっているときにはオゾン添
加量が過剰であるか否かを検知することができず、その
ため排水中にオゾンが過剰に添加されることがある。こ
のように排水中にオゾンが過剰に添加された場合、不経
済であるとともに、好ましくない副生成物である硝酸性
窒素や臭素酸が生じる。この場合、硝酸性窒素の副生成
量は、オゾン添加量が少なすぎても多すぎても増加し、
オゾン添加量が適正であると減少する。
処理水中のアンモニア性窒素濃度を測定するので、アン
モニア性窒素濃度がゼロになっているときにはオゾン添
加量が過剰であるか否かを検知することができず、その
ため排水中にオゾンが過剰に添加されることがある。こ
のように排水中にオゾンが過剰に添加された場合、不経
済であるとともに、好ましくない副生成物である硝酸性
窒素や臭素酸が生じる。この場合、硝酸性窒素の副生成
量は、オゾン添加量が少なすぎても多すぎても増加し、
オゾン添加量が適正であると減少する。
【0010】したがって、排水中にオゾンを過剰に添加
することなくアンモニア性窒素を完全に除去することが
望ましいが、従来のオゾン添加量制御方法では、前記の
ようにオゾン添加量が過剰であることを検知できないた
め、排水中へのオゾンの過剰添加を防止してオゾン添加
量を適切に制御することが難しい。
することなくアンモニア性窒素を完全に除去することが
望ましいが、従来のオゾン添加量制御方法では、前記の
ようにオゾン添加量が過剰であることを検知できないた
め、排水中へのオゾンの過剰添加を防止してオゾン添加
量を適切に制御することが難しい。
【0011】(b)従来のオゾン添加量制御方法では、
処理水中のアンモニア性窒素濃度をアンモニアモニタで
測定するので、処理水中におけるアンモニア性窒素の存
在状況を瞬時に把握することができない。すなわち、現
在実用化されているアンモニアモニタとしてはイオン電
極を用いたものが一般的であるが、このアンモニアモニ
タは試薬を要するなどのモニタ自身の原理的な問題によ
って、処理水中のアンモニア性窒素濃度の測定にある程
度の時間を要する。そのため、従来の制御方法ではオゾ
ン添加量を瞬時的に最適制御することが難しい。
処理水中のアンモニア性窒素濃度をアンモニアモニタで
測定するので、処理水中におけるアンモニア性窒素の存
在状況を瞬時に把握することができない。すなわち、現
在実用化されているアンモニアモニタとしてはイオン電
極を用いたものが一般的であるが、このアンモニアモニ
タは試薬を要するなどのモニタ自身の原理的な問題によ
って、処理水中のアンモニア性窒素濃度の測定にある程
度の時間を要する。そのため、従来の制御方法ではオゾ
ン添加量を瞬時的に最適制御することが難しい。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、臭素イオン存在下でのオゾン添加によるアンモニア
性窒素含有排水の処理を行うに際し、排水中へのオゾン
の過剰添加を防止してオゾン添加量を適切に制御するこ
とができ、しかもオゾン添加量の制御を瞬時的に最適に
行うことが可能な方法及び装置を提供することを目的と
する。
で、臭素イオン存在下でのオゾン添加によるアンモニア
性窒素含有排水の処理を行うに際し、排水中へのオゾン
の過剰添加を防止してオゾン添加量を適切に制御するこ
とができ、しかもオゾン添加量の制御を瞬時的に最適に
行うことが可能な方法及び装置を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
上記目的を達成するために検討を行っている過程で、臭
素イオン存在下でのオゾン添加によるアンモニア性窒素
の除去においては、前記式2の反応により排水中のアン
モニア性窒素が完全に除去された後、排水中のオゾンが
過剰になると、Br-とオゾンとの式1の反応によって
生成するBrO-、HBrO等の臭素酸化物が排水中に
蓄積されるとともに、この臭素酸化物に起因して処理水
が黄色に着色すること、この場合オゾン添加量の過剰分
が少量のときには処理水が淡黄色を呈し、オゾン添加量
の過剰分が増えるほど処理水が濃い黄色になることを見
い出した。
上記目的を達成するために検討を行っている過程で、臭
素イオン存在下でのオゾン添加によるアンモニア性窒素
の除去においては、前記式2の反応により排水中のアン
モニア性窒素が完全に除去された後、排水中のオゾンが
過剰になると、Br-とオゾンとの式1の反応によって
生成するBrO-、HBrO等の臭素酸化物が排水中に
蓄積されるとともに、この臭素酸化物に起因して処理水
が黄色に着色すること、この場合オゾン添加量の過剰分
が少量のときには処理水が淡黄色を呈し、オゾン添加量
の過剰分が増えるほど処理水が濃い黄色になることを見
い出した。
【0014】そして、本発明者らは上記事実に基づいて
さらに検討を行った結果、黄色に吸収を有する波長の光
によって処理水の吸光度を測定すれば、処理水中におけ
るアンモニア性窒素の処理状況と臭素酸化物の蓄積状況
がわかること、すなわち、臭素イオン存在下でのオゾン
添加によるアンモニア性窒素の除去では、もともと排水
中に常時やや過剰のオゾンを存在させて前記式1、2の
反応を効率的に進行させるものであるが、上記吸光度の
値の大小によって排水中に適正量のオゾンが添加されて
いるのか、あるいは適正量より大過剰のオゾンが添加さ
れているのかを判断できることに想到した。
さらに検討を行った結果、黄色に吸収を有する波長の光
によって処理水の吸光度を測定すれば、処理水中におけ
るアンモニア性窒素の処理状況と臭素酸化物の蓄積状況
がわかること、すなわち、臭素イオン存在下でのオゾン
添加によるアンモニア性窒素の除去では、もともと排水
中に常時やや過剰のオゾンを存在させて前記式1、2の
反応を効率的に進行させるものであるが、上記吸光度の
値の大小によって排水中に適正量のオゾンが添加されて
いるのか、あるいは適正量より大過剰のオゾンが添加さ
れているのかを判断できることに想到した。
【0015】そして、本発明者らは、上記吸光度に基づ
いてオゾン添加量が適正量より過剰であるかないかを判
断し、オゾン添加量が適正量より過剰とならないように
オゾン添加量を調節することにより、余分なオゾンを添
加することなくアンモニア性窒素の除去を適正に行うこ
とができること、また吸光度の測定は迅速かつ高感度に
行うことができるため、処理水の吸光度に基づいてオゾ
ン添加量の制御を行うことにより、オゾン添加量を瞬時
的に最適制御できることを知見し、本発明をなすに至っ
た。
いてオゾン添加量が適正量より過剰であるかないかを判
断し、オゾン添加量が適正量より過剰とならないように
オゾン添加量を調節することにより、余分なオゾンを添
加することなくアンモニア性窒素の除去を適正に行うこ
とができること、また吸光度の測定は迅速かつ高感度に
行うことができるため、処理水の吸光度に基づいてオゾ
ン添加量の制御を行うことにより、オゾン添加量を瞬時
的に最適制御できることを知見し、本発明をなすに至っ
た。
【0016】したがって、本発明は、アンモニア性窒素
含有排水に臭素イオンの存在下でオゾンを添加すること
により、該排水中のアンモニア性窒素を除去する排水処
理方法において、アンモニア性窒素除去後の処理水の吸
光度に基づいてアンモニア性窒素含有排水へのオゾン添
加量を制御することを特徴とするアンモニア性窒素含有
排水処理方法を提供する。
含有排水に臭素イオンの存在下でオゾンを添加すること
により、該排水中のアンモニア性窒素を除去する排水処
理方法において、アンモニア性窒素除去後の処理水の吸
光度に基づいてアンモニア性窒素含有排水へのオゾン添
加量を制御することを特徴とするアンモニア性窒素含有
排水処理方法を提供する。
【0017】また、本発明は、反応槽と、反応槽にアン
モニア性窒素含有排水を導入する原水導入機構と、反応
槽中のアンモニア性窒素含有排水にオゾン含有ガスを添
加するオゾン添加機構と、アンモニア性窒素含有排水に
臭素イオン含有水を添加する臭素イオン添加機構とを具
備する排水処理装置において、アンモニア性窒素除去後
の処理水の吸光度を測定する吸光度測定手段と、吸光度
測定手段で測定した処理水の吸光度に基づいてアンモニ
ア性窒素含有排水へのオゾン添加量を制御する制御手段
とを設けたことを特徴とするアンモニア性窒素含有排水
処理装置を提供する。
モニア性窒素含有排水を導入する原水導入機構と、反応
槽中のアンモニア性窒素含有排水にオゾン含有ガスを添
加するオゾン添加機構と、アンモニア性窒素含有排水に
臭素イオン含有水を添加する臭素イオン添加機構とを具
備する排水処理装置において、アンモニア性窒素除去後
の処理水の吸光度を測定する吸光度測定手段と、吸光度
測定手段で測定した処理水の吸光度に基づいてアンモニ
ア性窒素含有排水へのオゾン添加量を制御する制御手段
とを設けたことを特徴とするアンモニア性窒素含有排水
処理装置を提供する。
【0018】以下、本発明につきさらに詳しく説明す
る。本発明において、アンモニア性窒素除去後の処理水
の吸光度を測定する場合、光源部、吸収セル、受光部、
光電測光部等によって吸光度測定手段を構成することが
できる。また、臭素酸化物は可視部から紫外部まで幅広
い吸収スペクトルを有し、特に400nm付近の波長に
安定した高い吸収が見られるため、400nm付近、例
えば380〜420nmにおける吸光度を測定すること
が適当である。この場合、吸光度は臭素酸化物の濃度が
同一の処理水でもpHによって値が変動するため、処理
水のpHを一定にして吸光度を測定することが好まし
い。
る。本発明において、アンモニア性窒素除去後の処理水
の吸光度を測定する場合、光源部、吸収セル、受光部、
光電測光部等によって吸光度測定手段を構成することが
できる。また、臭素酸化物は可視部から紫外部まで幅広
い吸収スペクトルを有し、特に400nm付近の波長に
安定した高い吸収が見られるため、400nm付近、例
えば380〜420nmにおける吸光度を測定すること
が適当である。この場合、吸光度は臭素酸化物の濃度が
同一の処理水でもpHによって値が変動するため、処理
水のpHを一定にして吸光度を測定することが好まし
い。
【0019】上記吸光度測定では、セル内の光路の長さ
によって感度が変わり、光路が長いほど吸光度が大きく
なるため、セル長の長いフローセルを使用することによ
り、吸光度の信頼性を向上させることができる。さら
に、処理水中には気泡が含まれていることがあるので、
気泡による妨害を除去するために気泡除去機構を設けた
り、セル径を大きくして気泡の影響を除くことが好まし
い。
によって感度が変わり、光路が長いほど吸光度が大きく
なるため、セル長の長いフローセルを使用することによ
り、吸光度の信頼性を向上させることができる。さら
に、処理水中には気泡が含まれていることがあるので、
気泡による妨害を除去するために気泡除去機構を設けた
り、セル径を大きくして気泡の影響を除くことが好まし
い。
【0020】また、処理水中の臭素酸化物は不安定であ
るため、アンモニア性窒素除去後にできるだけ速やかに
処理水の吸光度を測定することが好ましく、これによっ
てより正確な値が得られる。このように速やかに吸光度
を測定する手段としては、例えば吸光度測定手段を処理
水排出管に設けた場合には処理水の流速を速くする手
段、あるいは吸光度測定手段を反応槽近傍、もしくは直
接反応槽に設ける手段等を挙げることができる。吸光度
測定手段を反応槽近傍に設ける場合、反応槽の処理水出
口付近に処理水排出管とは別にサンプル管を設け、この
サンプル管によって処理水の一部を抜き出して吸収セル
に導入する構成等を採用することができる。吸光度測定
手段を直接反応槽に設ける構成としては、反応槽出口部
付近(処理水存在箇所)の槽外に光源及び受光部を互い
に対向するように設置するとともに、反応槽の壁部に前
記光源及び受光部の設置位置に対応して透明窓部を形成
し、上記光源から透明窓部を通して受光部に光を照射す
ることにより反応槽自体を吸収セルとする構成等を採用
することができる。
るため、アンモニア性窒素除去後にできるだけ速やかに
処理水の吸光度を測定することが好ましく、これによっ
てより正確な値が得られる。このように速やかに吸光度
を測定する手段としては、例えば吸光度測定手段を処理
水排出管に設けた場合には処理水の流速を速くする手
段、あるいは吸光度測定手段を反応槽近傍、もしくは直
接反応槽に設ける手段等を挙げることができる。吸光度
測定手段を反応槽近傍に設ける場合、反応槽の処理水出
口付近に処理水排出管とは別にサンプル管を設け、この
サンプル管によって処理水の一部を抜き出して吸収セル
に導入する構成等を採用することができる。吸光度測定
手段を直接反応槽に設ける構成としては、反応槽出口部
付近(処理水存在箇所)の槽外に光源及び受光部を互い
に対向するように設置するとともに、反応槽の壁部に前
記光源及び受光部の設置位置に対応して透明窓部を形成
し、上記光源から透明窓部を通して受光部に光を照射す
ることにより反応槽自体を吸収セルとする構成等を採用
することができる。
【0021】本発明において、処理水の吸光度に基づく
オゾン添加量の制御は、例えば、処理水の吸光度が所定
の値以上になったときにオゾン添加量が適正量より過剰
になったと判定し、処理水の吸光度が所定の値より小さ
いときにはオゾン添加量が適正量より少ないと判定し
て、オゾン添加量を調節することにより行うことができ
る。この場合、オゾン添加量の調節は、例えば排水中に
導入するオゾン含有ガスの流量、オゾン含有ガス中のオ
ゾン濃度、あるいは原水流量等を調節することによって
行うことができる。
オゾン添加量の制御は、例えば、処理水の吸光度が所定
の値以上になったときにオゾン添加量が適正量より過剰
になったと判定し、処理水の吸光度が所定の値より小さ
いときにはオゾン添加量が適正量より少ないと判定し
て、オゾン添加量を調節することにより行うことができ
る。この場合、オゾン添加量の調節は、例えば排水中に
導入するオゾン含有ガスの流量、オゾン含有ガス中のオ
ゾン濃度、あるいは原水流量等を調節することによって
行うことができる。
【0022】また、原水中に測定波長と同一波長帯域に
吸収がある妨害成分が含まれている場合には、原水及び
処理水の吸光度を測定し、両吸光度の差が所定の値以上
になったときにオゾン添加量が適正量より過剰になった
と判定し、両吸光度の差が所定の値より小さいときには
オゾン添加量が適正量より少ないと判定して、オゾン添
加量を調節すればよい。
吸収がある妨害成分が含まれている場合には、原水及び
処理水の吸光度を測定し、両吸光度の差が所定の値以上
になったときにオゾン添加量が適正量より過剰になった
と判定し、両吸光度の差が所定の値より小さいときには
オゾン添加量が適正量より少ないと判定して、オゾン添
加量を調節すればよい。
【0023】なお、本発明において排水中に添加する臭
素イオン含有水としては、NaBr、KBr等の臭素化
合物の水溶液や、臭素イオンを比較的多量に含んでいる
海水などを用いることができる。また、オゾン添加時に
おける排水中の臭素イオン濃度及び排水中へのオゾン添
加量は、排水中のアンモニア性窒素濃度等に応じて適宜
選択されるが、通常、アンモニア性窒素含有量の1/1
0〜2倍の臭素イオン濃度及びアンモニア性窒素含有量
の5〜15倍のオゾン添加量とするとよい。
素イオン含有水としては、NaBr、KBr等の臭素化
合物の水溶液や、臭素イオンを比較的多量に含んでいる
海水などを用いることができる。また、オゾン添加時に
おける排水中の臭素イオン濃度及び排水中へのオゾン添
加量は、排水中のアンモニア性窒素濃度等に応じて適宜
選択されるが、通常、アンモニア性窒素含有量の1/1
0〜2倍の臭素イオン濃度及びアンモニア性窒素含有量
の5〜15倍のオゾン添加量とするとよい。
【0024】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に示す
が、本発明は下記実施例に限定されるものではない。図
1は、本発明アンモニア性窒素含有排水処理装置の一例
を示す。なお、図1において図3と同一構成の部分には
同一参照符号を付してその説明を省略する。
が、本発明は下記実施例に限定されるものではない。図
1は、本発明アンモニア性窒素含有排水処理装置の一例
を示す。なお、図1において図3と同一構成の部分には
同一参照符号を付してその説明を省略する。
【0025】本装置においては、処理水排出管18に光
源部、吸収セル、受光部、光電測光部等からなる吸光度
測定手段20が設置されている。また、制御手段22が
設置され、この制御手段とオゾン含有ガス発生装置14
及び吸光度測定手段20とがそれぞれ計装的に接続され
ている。
源部、吸収セル、受光部、光電測光部等からなる吸光度
測定手段20が設置されている。また、制御手段22が
設置され、この制御手段とオゾン含有ガス発生装置14
及び吸光度測定手段20とがそれぞれ計装的に接続され
ている。
【0026】本装置による排水処理では、吸光度測定手
段20の吸収セルに処理水が導入され、処理水の400
nm付近の吸光度が測定される。また、吸光度測定手段
20で測定した吸光度が制御手段22に伝達される。そ
して、この吸光度に基づいて制御手段22がオゾン含有
ガス発生装置14を制御し、オゾン含有ガス発生装置1
4におけるオゾン含有ガス発生量あるいはオゾン含有ガ
ス中のオゾン濃度が調節される。具体的には、処理水の
吸光度が設定値以上になったときにはオゾン添加量が適
正量より過剰であり、設定値より小さいときにはオゾン
添加量が適正量より少ないと制御手段22が判定して、
オゾン含有ガス発生装置14を制御する。
段20の吸収セルに処理水が導入され、処理水の400
nm付近の吸光度が測定される。また、吸光度測定手段
20で測定した吸光度が制御手段22に伝達される。そ
して、この吸光度に基づいて制御手段22がオゾン含有
ガス発生装置14を制御し、オゾン含有ガス発生装置1
4におけるオゾン含有ガス発生量あるいはオゾン含有ガ
ス中のオゾン濃度が調節される。具体的には、処理水の
吸光度が設定値以上になったときにはオゾン添加量が適
正量より過剰であり、設定値より小さいときにはオゾン
添加量が適正量より少ないと制御手段22が判定して、
オゾン含有ガス発生装置14を制御する。
【0027】なお、図1の装置では、制御手段22でオ
ゾン含有ガス発生装置14を制御するようにしたが、原
水導入管6を流れる原水流量を制御することもできる。
また、その他の構成についても本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更して差し支えない。
ゾン含有ガス発生装置14を制御するようにしたが、原
水導入管6を流れる原水流量を制御することもできる。
また、その他の構成についても本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更して差し支えない。
【0028】次に、実験例を示す。実験例 図1に示した構成の実験装置を作製し、下記条件でアン
モニア性窒素含有排水の処理を行った。アンモニア性窒
素含有排水(原水)としては、水道水にアンモニア性窒
素濃度が300mgN/リットルとなるようにNH4C
lを溶解したものを用いた。排水中に添加する臭素イオ
ン含有水としてはNaBr水溶液を用い、排水中のNa
Br濃度が130mg/リットル(Brとして101m
gBr/リットル)となるように添加した。吸光度測定
手段20の吸収セルとしてはセル長50mmのフローセ
ルを用い、分光光度計としては日本分光(株)製U−B
ESTを用いた。処理水は循環ポンプを使ってフローセ
ル内に送った。その他の条件は以下の通りとした。
モニア性窒素含有排水の処理を行った。アンモニア性窒
素含有排水(原水)としては、水道水にアンモニア性窒
素濃度が300mgN/リットルとなるようにNH4C
lを溶解したものを用いた。排水中に添加する臭素イオ
ン含有水としてはNaBr水溶液を用い、排水中のNa
Br濃度が130mg/リットル(Brとして101m
gBr/リットル)となるように添加した。吸光度測定
手段20の吸収セルとしてはセル長50mmのフローセ
ルを用い、分光光度計としては日本分光(株)製U−B
ESTを用いた。処理水は循環ポンプを使ってフローセ
ル内に送った。その他の条件は以下の通りとした。
【0029】反応槽:容量1リットル 原水流量:3リットル/day 反応槽へのオゾン添加量:4.3〜6.3g/day 反応槽における排水のpH:6.8 フローセル内の流速:5ml/min
【0030】(1)オゾン添加量6.3g/dayの場合
の処理水をスペクトルスキャンした結果を図2に示す。
この処理水中には臭素酸化物が多く含まれている。図2
からわかるように、500nmから360nmまで吸光
度が徐々に増加している。また、390nmから紫外域
までは吸光度がさらに増加するが、この領域では水中の
有機物質による妨害が生じるおそれがあるとともに、吸
光度自体も多少ふらつきが生じている。したがって、本
発明では400nm付近のスペクトルを利用することが
最も実用的である。
の処理水をスペクトルスキャンした結果を図2に示す。
この処理水中には臭素酸化物が多く含まれている。図2
からわかるように、500nmから360nmまで吸光
度が徐々に増加している。また、390nmから紫外域
までは吸光度がさらに増加するが、この領域では水中の
有機物質による妨害が生じるおそれがあるとともに、吸
光度自体も多少ふらつきが生じている。したがって、本
発明では400nm付近のスペクトルを利用することが
最も実用的である。
【0031】(2)オゾン添加量を4.3〜6.3g/
dayの範囲で変化させたときの排水の処理結果(処理水
中のアンモニア性窒素濃度及び硝酸性窒素濃度)と処理
水の吸光度との関係を調べた。吸光度の測定は400n
mで行った。結果を表1に示す。表1より、吸光度が
0.040前後になるようにオゾン発生装置14を制御
すれば適切なオゾン添加量が得られ、そのオゾン添加量
は5.3g/day前後であることがわかる。
dayの範囲で変化させたときの排水の処理結果(処理水
中のアンモニア性窒素濃度及び硝酸性窒素濃度)と処理
水の吸光度との関係を調べた。吸光度の測定は400n
mで行った。結果を表1に示す。表1より、吸光度が
0.040前後になるようにオゾン発生装置14を制御
すれば適切なオゾン添加量が得られ、そのオゾン添加量
は5.3g/day前後であることがわかる。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、アンモニア性窒素除去
後の処理水の吸光度に基づいてアンモニア性窒素含有排
水へのオゾン添加量を制御することにより、排水中への
オゾン添加量を適切に制御して排水中へのオゾンの過剰
添加を防止し、硝酸性窒素や臭素酸の副生成を抑制しつ
つアンモニア性窒素の除去を行うことができるととも
に、オゾン添加量の制御を瞬時的に最適に行って、処理
系内の瞬間的な変動に正確に対応することができる。
後の処理水の吸光度に基づいてアンモニア性窒素含有排
水へのオゾン添加量を制御することにより、排水中への
オゾン添加量を適切に制御して排水中へのオゾンの過剰
添加を防止し、硝酸性窒素や臭素酸の副生成を抑制しつ
つアンモニア性窒素の除去を行うことができるととも
に、オゾン添加量の制御を瞬時的に最適に行って、処理
系内の瞬間的な変動に正確に対応することができる。
【0034】また、本発明は上記効果に加え、オゾン
使用量を削減できるため、コスト的に有利であるととも
に、気相や液相への排オゾン濃度が低くなるため、排オ
ゾン処理プロセスの負担を軽減することができる、ア
ンモニアモニタに比べて吸光度モニタは安価であり、ま
た駆動部がなく反応試薬なども使用しないため、モニタ
自身の維持管理を著しく簡素化することができる、とい
った利点も有する。
使用量を削減できるため、コスト的に有利であるととも
に、気相や液相への排オゾン濃度が低くなるため、排オ
ゾン処理プロセスの負担を軽減することができる、ア
ンモニアモニタに比べて吸光度モニタは安価であり、ま
た駆動部がなく反応試薬なども使用しないため、モニタ
自身の維持管理を著しく簡素化することができる、とい
った利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明アンモニア性窒素含有排水処理装
置の一実施例を示すフロー図である。
置の一実施例を示すフロー図である。
【図2】図2は処理水の吸収スペクトルの一例である。
【図3】図3は従来のアンモニア性窒素含有排水処理装
置を示すフロー図である。
置を示すフロー図である。
2 反応槽 4 原水注入装置 6 原水導入管 8 臭素イオン含有水導入管 10 散気装置 12 オゾン含有ガス導入管 14 オゾン含有ガス発生装置 16 排ガス排出管 18 処理水排出管 20 吸光度測定手段 22 制御手段
Claims (2)
- 【請求項1】 アンモニア性窒素含有排水に臭素イオン
の存在下でオゾンを添加することにより、該排水中のア
ンモニア性窒素を除去する排水処理方法において、アン
モニア性窒素除去後の処理水の吸光度に基づいてアンモ
ニア性窒素含有排水へのオゾン添加量を制御することを
特徴とするアンモニア性窒素含有排水処理方法。 - 【請求項2】 反応槽と、反応槽にアンモニア性窒素含
有排水を導入する原水導入機構と、反応槽中のアンモニ
ア性窒素含有排水にオゾン含有ガスを添加するオゾン添
加機構と、アンモニア性窒素含有排水に臭素イオン含有
水を添加する臭素イオン添加機構とを具備する排水処理
装置において、アンモニア性窒素除去後の処理水の吸光
度を測定する吸光度測定手段と、吸光度測定手段で測定
した処理水の吸光度に基づいてアンモニア性窒素含有排
水へのオゾン添加量を制御する制御手段とを設けたこと
を特徴とするアンモニア性窒素含有排水処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14860294A JPH07328656A (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | アンモニア性窒素含有排水の処理方法及び処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14860294A JPH07328656A (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | アンモニア性窒素含有排水の処理方法及び処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07328656A true JPH07328656A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15456445
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14860294A Pending JPH07328656A (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | アンモニア性窒素含有排水の処理方法及び処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07328656A (ja) |
-
1994
- 1994-06-07 JP JP14860294A patent/JPH07328656A/ja active Pending
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