JPH07328715A - 角鋼管の製造方法 - Google Patents
角鋼管の製造方法Info
- Publication number
- JPH07328715A JPH07328715A JP14574294A JP14574294A JPH07328715A JP H07328715 A JPH07328715 A JP H07328715A JP 14574294 A JP14574294 A JP 14574294A JP 14574294 A JP14574294 A JP 14574294A JP H07328715 A JPH07328715 A JP H07328715A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel pipe
- square steel
- stands
- stress
- roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロール成形方式による角鋼管の製造方法にお
いて、低コストで角鋼管の切口変形を低減すること。 【構成】 丸鋼管1Bを複数段のロールスタンド(R1
〜R4)に通して角形成形する角鋼管の製造方法におい
て、角形成形工程の少なくとも2つの連続するロールス
タンド間で、角鋼管2の各辺部に、角鋼管2の降伏応力
の 2%以上に相当する長手方向の引張応力又は圧縮応力
を加えて角形成形するもの。
いて、低コストで角鋼管の切口変形を低減すること。 【構成】 丸鋼管1Bを複数段のロールスタンド(R1
〜R4)に通して角形成形する角鋼管の製造方法におい
て、角形成形工程の少なくとも2つの連続するロールス
タンド間で、角鋼管2の各辺部に、角鋼管2の降伏応力
の 2%以上に相当する長手方向の引張応力又は圧縮応力
を加えて角形成形するもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロール成形方式による角
鋼管の製造方法に関する。
鋼管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】角鋼管の製造方法の一つであるロール成
形方式は、素材としての鋼帯を複数段の丸形成形ロール
に通してオープンパイプ状に成形し、このオープンパイ
プの両エッジを電縫溶接して丸鋼管とし、更に、この丸
鋼管を複数段の角形成形ロール(図4のリシェーピング
スタンドR1〜R4)に通して角形成形し、角鋼管を得
るものである。
形方式は、素材としての鋼帯を複数段の丸形成形ロール
に通してオープンパイプ状に成形し、このオープンパイ
プの両エッジを電縫溶接して丸鋼管とし、更に、この丸
鋼管を複数段の角形成形ロール(図4のリシェーピング
スタンドR1〜R4)に通して角形成形し、角鋼管を得
るものである。
【0003】然るに、ロール成形方式により製造された
角鋼管を切断すると、図1に示す如く、成形方向に沿っ
て特に切断位置の下流側で、切口の辺部が外方に凸状に
ふくらむ開口変形の現象を生ずる。
角鋼管を切断すると、図1に示す如く、成形方向に沿っ
て特に切断位置の下流側で、切口の辺部が外方に凸状に
ふくらむ開口変形の現象を生ずる。
【0004】このような切口変形は角鋼管の寸法精度を
悪化するものであり、角鋼管を建築用部材として用いる
場合、その加工、組立の工程で、本来角鋼管の高寸法精
度を前提として採用される自動溶接が不可能となり、手
動溶接等を余儀なくされ、生産能率が低下する。また、
2本の角鋼管を接続するとき、両角鋼管の突き合わせ部
の内面に裏当金を設けるとき、上述の切口変形は管内面
と裏当金との間に間隙を発生させるものとなり、接続強
度を低下させる。また、角鋼管の辺部が上述の切口変形
で外方に凸状にふくらむことにより、管コーナー部内面
に高い残留引張応力を生じ、冬期低温時に施す溶接加工
に伴う割れ、溶融亜鉛めっき施工時の割れ等を生ずる場
合があり、建築用部材としての性能確保に困難がある。
悪化するものであり、角鋼管を建築用部材として用いる
場合、その加工、組立の工程で、本来角鋼管の高寸法精
度を前提として採用される自動溶接が不可能となり、手
動溶接等を余儀なくされ、生産能率が低下する。また、
2本の角鋼管を接続するとき、両角鋼管の突き合わせ部
の内面に裏当金を設けるとき、上述の切口変形は管内面
と裏当金との間に間隙を発生させるものとなり、接続強
度を低下させる。また、角鋼管の辺部が上述の切口変形
で外方に凸状にふくらむことにより、管コーナー部内面
に高い残留引張応力を生じ、冬期低温時に施す溶接加工
に伴う割れ、溶融亜鉛めっき施工時の割れ等を生ずる場
合があり、建築用部材としての性能確保に困難がある。
【0005】そこで従来、角鋼管の切口変形の原因と考
えられる残留応力を低減する方法として、例えば特開平
5-23738 号公報に記載の如く、角形成形工程の一部又は
全部を熱間成形するもの、或いは特開平5-146821号公報
に記載の如く、角形成形後の管を全面加熱し、SR(ス
トレスレリーフ)するものがある。
えられる残留応力を低減する方法として、例えば特開平
5-23738 号公報に記載の如く、角形成形工程の一部又は
全部を熱間成形するもの、或いは特開平5-146821号公報
に記載の如く、角形成形後の管を全面加熱し、SR(ス
トレスレリーフ)するものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、角鋼管の切口変形の原因と考えられる残留応力を
低減すべく、管を熱間成形もしくは熱処理するものであ
り、重油、ガス等の燃料或いは電力を使用するにせよ、
加熱エネルギを必要として高コストとなる。また、SR
に対してオフラインの加熱炉を使用する場合には生産性
の低下を招き更に一層の高コストになる。
では、角鋼管の切口変形の原因と考えられる残留応力を
低減すべく、管を熱間成形もしくは熱処理するものであ
り、重油、ガス等の燃料或いは電力を使用するにせよ、
加熱エネルギを必要として高コストとなる。また、SR
に対してオフラインの加熱炉を使用する場合には生産性
の低下を招き更に一層の高コストになる。
【0007】本発明は、ロール成形方式による角鋼管の
製造方法において、低コストで角鋼管の切口変形を低減
することを目的とする。
製造方法において、低コストで角鋼管の切口変形を低減
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、丸鋼管を複数
段のロールスタンドに通して角形成形する角鋼管の製造
方法において、角形成形工程の少なくとも2つの連続す
るロールスタンド間で、角鋼管の各辺部に、角鋼管の降
伏応力の 2%以上に相当する長手方向の引張応力又は圧
縮応力を加えて角形成形するようにしたものである。
段のロールスタンドに通して角形成形する角鋼管の製造
方法において、角形成形工程の少なくとも2つの連続す
るロールスタンド間で、角鋼管の各辺部に、角鋼管の降
伏応力の 2%以上に相当する長手方向の引張応力又は圧
縮応力を加えて角形成形するようにしたものである。
【0009】
【作用】本発明者らは角鋼管の切口変形の原因を調査
し、以下の知見を得た。角鋼管の切口変形の発生原因は
図2に示す通りである。即ち、ロール成形される材料の
ロールへの巻き付きによって生じた管長手方向の曲げ歪
(板厚の内面で引張、外面で圧縮)が、ロール成形終了
後に材料が直線的形状へもどるときに板厚の内面で圧
縮、外面で引張の曲げ残留応力となる。その後、管の切
断によってその残留応力が解放されると切口がロールへ
の巻き付きと同じ形状に、即ち辺部が長手方向で下に凸
に曲がるためである。従って、製品辺長Dが大きいほ
ど、製品板厚tが小さいほど、また製品の降伏強度が高
いほど、切口変形は大きくなる傾向がある。
し、以下の知見を得た。角鋼管の切口変形の発生原因は
図2に示す通りである。即ち、ロール成形される材料の
ロールへの巻き付きによって生じた管長手方向の曲げ歪
(板厚の内面で引張、外面で圧縮)が、ロール成形終了
後に材料が直線的形状へもどるときに板厚の内面で圧
縮、外面で引張の曲げ残留応力となる。その後、管の切
断によってその残留応力が解放されると切口がロールへ
の巻き付きと同じ形状に、即ち辺部が長手方向で下に凸
に曲がるためである。従って、製品辺長Dが大きいほ
ど、製品板厚tが小さいほど、また製品の降伏強度が高
いほど、切口変形は大きくなる傾向がある。
【0010】そこで本発明者らは切口変形を低減するた
め角形成形工程のスタンド間で被成形材の長手方向に作
用する力の効果について調査研究を行なった結果、成形
中の角鋼管の辺部に作用する長手方向応力の大きさが、
引張、圧縮にかかわらず角鋼管の降伏応力の 2%以上で
あれば切口変形の低減に有効であることを見出し、本発
明の成立に至った。
め角形成形工程のスタンド間で被成形材の長手方向に作
用する力の効果について調査研究を行なった結果、成形
中の角鋼管の辺部に作用する長手方向応力の大きさが、
引張、圧縮にかかわらず角鋼管の降伏応力の 2%以上で
あれば切口変形の低減に有効であることを見出し、本発
明の成立に至った。
【0011】即ち、複数段をなす各スタンド毎に駆動系
が独立している一連の角形成形ロールスタンドを用いて
丸鋼管を角形成形する場合、各スタンドの速度を調節す
ることにより隣接する2つのスタンド間で成形中の角鋼
管に長手方向の引張力或いは圧縮力を付与することがで
きる。一般に各スタンドの速度はロール径とロール回転
数から算出されるロール周速で表わされ、n+1 番スタ
ンドとn番スタンドのロール周速の比を速度倍率とい
う。図5に速度倍率とスタンド間の材料に加わる長手方
向の力の関係の一例を示す。図5から、ある速度倍率の
範囲では、速度倍率とスタンド間の材料に加わる長手方
向の力の間にほぼ直線関係が成り立っている。速度倍率
がある値以下或いは以上になるとロールと材料の間でス
リップが発生し、材料に加わる長手方向の力は一定値以
上にはならない。従って、速度倍率と材料に加わる長手
方向の力の間に直線関係がある範囲内で、個々のスタン
ドの速度、即ちロールを駆動するモータの回転数を調節
することによって隣接する2つのスタンド間で成形中の
角鋼管に長手方向の所定の力を与えることができる。
が独立している一連の角形成形ロールスタンドを用いて
丸鋼管を角形成形する場合、各スタンドの速度を調節す
ることにより隣接する2つのスタンド間で成形中の角鋼
管に長手方向の引張力或いは圧縮力を付与することがで
きる。一般に各スタンドの速度はロール径とロール回転
数から算出されるロール周速で表わされ、n+1 番スタ
ンドとn番スタンドのロール周速の比を速度倍率とい
う。図5に速度倍率とスタンド間の材料に加わる長手方
向の力の関係の一例を示す。図5から、ある速度倍率の
範囲では、速度倍率とスタンド間の材料に加わる長手方
向の力の間にほぼ直線関係が成り立っている。速度倍率
がある値以下或いは以上になるとロールと材料の間でス
リップが発生し、材料に加わる長手方向の力は一定値以
上にはならない。従って、速度倍率と材料に加わる長手
方向の力の間に直線関係がある範囲内で、個々のスタン
ドの速度、即ちロールを駆動するモータの回転数を調節
することによって隣接する2つのスタンド間で成形中の
角鋼管に長手方向の所定の力を与えることができる。
【0012】尚、四角鋼管ための各ロールスタンドは、
管の4辺のそれぞれに対応する上下左右の4ロールを有
する。このとき、上下ロールを駆動ロールとし、左右ロ
ールをアイドルロールとする場合、上下ロールは被成形
材の上下辺に直接的に長手方向の力を及ぼすと同時に、
左右辺にも間接的に長手方向の力を及ぼすものとなる。
もちろん、上下左右ロールのすべてを駆動ロールとする
こともできる。
管の4辺のそれぞれに対応する上下左右の4ロールを有
する。このとき、上下ロールを駆動ロールとし、左右ロ
ールをアイドルロールとする場合、上下ロールは被成形
材の上下辺に直接的に長手方向の力を及ぼすと同時に、
左右辺にも間接的に長手方向の力を及ぼすものとなる。
もちろん、上下左右ロールのすべてを駆動ロールとする
こともできる。
【0013】図6に2スタンド間(例えば第1スタンド
と第2スタンドの間)における角鋼管の各辺部に加わる
長手方向応力(σ)が材料の降伏応力(YS)に対して
なす割合(σ/YS)と、製品管の切口変形量(dc)
が製品辺長Hに対してなす比(dc/H)の関係を示
す。ここで、辺部に加わる長手方向応力(σ)は引張応
力でも圧縮応力でも、ともに同様の傾向を示した。製品
管板厚tと辺長Hの比t/Hによって切口変形量は異な
るが、いずれのt/Hにおいてもσ/YSが 2%以上に
なると、切口変形量は辺部に応力が加わらない場合の約
半分以下になり、然もσ/YSが増加するのに伴って切
口変形量は減少しており、切口変形低減の効果が表われ
る。
と第2スタンドの間)における角鋼管の各辺部に加わる
長手方向応力(σ)が材料の降伏応力(YS)に対して
なす割合(σ/YS)と、製品管の切口変形量(dc)
が製品辺長Hに対してなす比(dc/H)の関係を示
す。ここで、辺部に加わる長手方向応力(σ)は引張応
力でも圧縮応力でも、ともに同様の傾向を示した。製品
管板厚tと辺長Hの比t/Hによって切口変形量は異な
るが、いずれのt/Hにおいてもσ/YSが 2%以上に
なると、切口変形量は辺部に応力が加わらない場合の約
半分以下になり、然もσ/YSが増加するのに伴って切
口変形量は減少しており、切口変形低減の効果が表われ
る。
【0014】この現象の基本的な原理は、角鋼管の辺部
に長手方向応力を加えることによって、切口変形の主原
因である板厚内の長手方向残留応力の分布(図8
(A))に更に同軸方向の応力が加わり、板厚方向に材
料の降伏が促進され、図8(B)、、(C)に示すよう
に切口変形の主原因である板厚内の長手方向曲げ残留応
力が小さくなるためである。
に長手方向応力を加えることによって、切口変形の主原
因である板厚内の長手方向残留応力の分布(図8
(A))に更に同軸方向の応力が加わり、板厚方向に材
料の降伏が促進され、図8(B)、、(C)に示すよう
に切口変形の主原因である板厚内の長手方向曲げ残留応
力が小さくなるためである。
【0015】角形成形は通常3〜4段のスタンドを用い
て行なわれる場合が多い。図7に、2スタンド間のみ、
3スタンド間、4スタンド間のそれぞれにおいて角鋼管
の各辺部に同じ大きさの長手方向応力を加えた場合のσ
/YSとdc/Hの関係を示す。スタンド間で角鋼管の
辺部に加わる長手方向応力が鋼管の降伏応力の 2%に満
たない場合はいずれの場合も切口変形低減の効果が認め
られないが、それが鋼管の降伏応力の 2%以上になると
2スタンド間のみで加える場合に比べて、より多数のス
タンド間で加える方が切口変形低減の効果が大きい。
て行なわれる場合が多い。図7に、2スタンド間のみ、
3スタンド間、4スタンド間のそれぞれにおいて角鋼管
の各辺部に同じ大きさの長手方向応力を加えた場合のσ
/YSとdc/Hの関係を示す。スタンド間で角鋼管の
辺部に加わる長手方向応力が鋼管の降伏応力の 2%に満
たない場合はいずれの場合も切口変形低減の効果が認め
られないが、それが鋼管の降伏応力の 2%以上になると
2スタンド間のみで加える場合に比べて、より多数のス
タンド間で加える方が切口変形低減の効果が大きい。
【0016】従って、3以上のスタンド間、特に角形成
形工程の全部のスタンド間で角鋼管の辺部に角鋼管の降
伏応力の 2%以上の長手方向応力を加えれば、これを2
つのスタンド間のみにおいて加える場合に比べ、より一
層効果的に切口変形の低減を図ることができる。この場
合各スタンド間で材料に加える各応力は、それぞれ鋼管
の降伏応力の 2%以上であれば大きさ及び方向が異なっ
ていても良いこと(例えば、第1スタンドと第2スタン
ドの間では引張応力、第2スタンドと第3スタンドの間
では圧縮応力、第3スタンドと第4スタンドの間では引
張応力)はいうまでもない。
形工程の全部のスタンド間で角鋼管の辺部に角鋼管の降
伏応力の 2%以上の長手方向応力を加えれば、これを2
つのスタンド間のみにおいて加える場合に比べ、より一
層効果的に切口変形の低減を図ることができる。この場
合各スタンド間で材料に加える各応力は、それぞれ鋼管
の降伏応力の 2%以上であれば大きさ及び方向が異なっ
ていても良いこと(例えば、第1スタンドと第2スタン
ドの間では引張応力、第2スタンドと第3スタンドの間
では圧縮応力、第3スタンドと第4スタンドの間では引
張応力)はいうまでもない。
【0017】尚、スタンド間で材料に応力を加える場
合、応力なしの場合に比べロールを駆動するモータの消
費電力は上昇するが、上昇費用は最大でも20%増程度に
とどまるため、従来技術の熱処理を伴うものに比べて格
段に低コストで切口変形の少ない角鋼管を製造できる。
合、応力なしの場合に比べロールを駆動するモータの消
費電力は上昇するが、上昇費用は最大でも20%増程度に
とどまるため、従来技術の熱処理を伴うものに比べて格
段に低コストで切口変形の少ない角鋼管を製造できる。
【0018】
【実施例】図1は角鋼管の切口変形を示す模式図、図2
は角鋼管の切口変形原因を示す模式図、図3は本発明の
一実施例における丸鋼管成形過程を示す模式図、図4は
本発明の一実施例における角鋼管成形過程を示す模式
図、図5はスタンド間の速度倍率とスタンド間力の関係
を示す線図、図6はスタンド間力が切口変形低減効果に
及ぼす影響を示す線図、図7はスタンド間力が切口変形
低減効果に及ぼす影響を示す他の線図、図8は本発明に
よる切口変形低減原理を示す模式図である。
は角鋼管の切口変形原因を示す模式図、図3は本発明の
一実施例における丸鋼管成形過程を示す模式図、図4は
本発明の一実施例における角鋼管成形過程を示す模式
図、図5はスタンド間の速度倍率とスタンド間力の関係
を示す線図、図6はスタンド間力が切口変形低減効果に
及ぼす影響を示す線図、図7はスタンド間力が切口変形
低減効果に及ぼす影響を示す他の線図、図8は本発明に
よる切口変形低減原理を示す模式図である。
【0019】図3は、丸鋼管成形過程であり、丸形成形
ロール群によりオープンパイプ状に丸形成形されたオー
プンパイプ1Aを、丸形成形ロール群の最終ロールであ
るフィンパスロール11に通した後、オープンパイプ1
Aの両エッジ部に2個のコンタクトチップ12を接触さ
せて高周波電流を流し、これによって加熱されたエッジ
をスクイズロール13によって加圧溶接(電縫溶接)
し、丸形電縫鋼管(丸鋼管1B)を得るものである。そ
して、この丸鋼管1Bの溶接ビードは、外面ビード切削
バイト14及び内面ビード切削バイト(不図示)により
切削除去される。
ロール群によりオープンパイプ状に丸形成形されたオー
プンパイプ1Aを、丸形成形ロール群の最終ロールであ
るフィンパスロール11に通した後、オープンパイプ1
Aの両エッジ部に2個のコンタクトチップ12を接触さ
せて高周波電流を流し、これによって加熱されたエッジ
をスクイズロール13によって加圧溶接(電縫溶接)
し、丸形電縫鋼管(丸鋼管1B)を得るものである。そ
して、この丸鋼管1Bの溶接ビードは、外面ビード切削
バイト14及び内面ビード切削バイト(不図示)により
切削除去される。
【0020】そして、丸鋼管1Bは引き続き図4の角形
成形ロール群に通されて角形成形され、角鋼管2とな
る。図4において、16は丸鋼管1Bのためのサイジン
グロール、17A〜17Dは角鋼管2を角形成形するた
めのリシェーピングロールである。
成形ロール群に通されて角形成形され、角鋼管2とな
る。図4において、16は丸鋼管1Bのためのサイジン
グロール、17A〜17Dは角鋼管2を角形成形するた
めのリシェーピングロールである。
【0021】然るに、本実施例では、角形成形工程の少
なくとも2つの連続するロールスタンド間で、それらの
スタンドのロール駆動モータの回転数を調節することに
より、それらのスタンド間の速度倍率を調整した。これ
により、それらのロールスタンドを通って角形成形され
る角鋼管2の各辺部に、角鋼管2の降伏応力の 2%以上
に相当する長手方向の引張応力又は圧縮応力を加えて角
形成形した。
なくとも2つの連続するロールスタンド間で、それらの
スタンドのロール駆動モータの回転数を調節することに
より、それらのスタンド間の速度倍率を調整した。これ
により、それらのロールスタンドを通って角形成形され
る角鋼管2の各辺部に、角鋼管2の降伏応力の 2%以上
に相当する長手方向の引張応力又は圧縮応力を加えて角
形成形した。
【0022】表1は、各種寸法の角鋼管の製造に際し、
連続するロールスタンド間で速度倍率を調整し、角鋼管
の各辺部に引張応力又は圧縮応力(σ)を加え、角鋼管
の降伏応力YSに対する応力σの比(σ/YS)と、切
口変形量dcとを調査した結果である。表1において、
例えば応力付与スタンドR1−R2は、第1スタンドと
第2スタンドの2スタンド間で応力を付与したことを意
味する。
連続するロールスタンド間で速度倍率を調整し、角鋼管
の各辺部に引張応力又は圧縮応力(σ)を加え、角鋼管
の降伏応力YSに対する応力σの比(σ/YS)と、切
口変形量dcとを調査した結果である。表1において、
例えば応力付与スタンドR1−R2は、第1スタンドと
第2スタンドの2スタンド間で応力を付与したことを意
味する。
【0023】表1によれば、本発明方法により、切口変
形の小さい角鋼管を製造できることが認められる。
形の小さい角鋼管を製造できることが認められる。
【0024】
【表1】
【0025】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明は四
角鋼管に限らず、三角、五角等の如何なる角鋼管にも適
用できる。
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明は四
角鋼管に限らず、三角、五角等の如何なる角鋼管にも適
用できる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ロール成
形方式による角鋼管の製造方法において、低コストで角
鋼管の切口変形を低減することができる。
形方式による角鋼管の製造方法において、低コストで角
鋼管の切口変形を低減することができる。
【図1】図1は角鋼管の切口変形を示す模式図である。
【図2】図2は角鋼管の切口変形原因を示す模式図であ
る。
る。
【図3】図3は本発明の一実施例における丸鋼管成形過
程を示す模式図である。
程を示す模式図である。
【図4】図4は本発明の一実施例における角鋼管成形過
程を示す模式図である。
程を示す模式図である。
【図5】図5はスタンド間の速度倍率とスタンド間力の
関係を示す線図である。
関係を示す線図である。
【図6】図6はスタンド間力が切口変形低減効果に及ぼ
す影響を示す線図である。
す影響を示す線図である。
【図7】図7はスタンド間力が切口変形低減効果に及ぼ
す影響を示す他の線図である。
す影響を示す他の線図である。
【図8】図8は本発明による切口変形低減原理を示す模
式図である。
式図である。
1B 丸鋼管 2 角鋼管 17A〜17D ロール
Claims (1)
- 【請求項1】 丸鋼管を複数段のロールスタンドに通し
て角形成形する角鋼管の製造方法において、 角形成形工程の少なくとも2つの連続するロールスタン
ド間で、角鋼管の各辺部に、角鋼管の降伏応力の 2%以
上に相当する長手方向の引張応力又は圧縮応力を加えて
角形成形することを特徴とする角鋼管の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14574294A JPH07328715A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 角鋼管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14574294A JPH07328715A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 角鋼管の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07328715A true JPH07328715A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15392103
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14574294A Withdrawn JPH07328715A (ja) | 1994-06-06 | 1994-06-06 | 角鋼管の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07328715A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104759486B (zh) * | 2015-03-30 | 2016-06-29 | 高建路 | 一种变截面矩型管c型梁热缩成型方法 |
| JP7380962B1 (ja) * | 2022-09-09 | 2023-11-15 | Jfeスチール株式会社 | 角形鋼管およびその製造方法並びに角形鋼管を用いた建築構造物 |
| WO2024053169A1 (ja) * | 2022-09-09 | 2024-03-14 | Jfeスチール株式会社 | 角形鋼管およびその製造方法並びに角形鋼管を用いた建築構造物 |
-
1994
- 1994-06-06 JP JP14574294A patent/JPH07328715A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104759486B (zh) * | 2015-03-30 | 2016-06-29 | 高建路 | 一种变截面矩型管c型梁热缩成型方法 |
| JP7380962B1 (ja) * | 2022-09-09 | 2023-11-15 | Jfeスチール株式会社 | 角形鋼管およびその製造方法並びに角形鋼管を用いた建築構造物 |
| WO2024053169A1 (ja) * | 2022-09-09 | 2024-03-14 | Jfeスチール株式会社 | 角形鋼管およびその製造方法並びに角形鋼管を用いた建築構造物 |
| TWI851244B (zh) * | 2022-09-09 | 2024-08-01 | 日商Jfe鋼鐵股份有限公司 | 方形鋼管及其製造方法以及使用方形鋼管之建築結構物 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN110303079B (zh) | 一种双金属复合板的交叉波纹轧制方法 | |
| US4153982A (en) | Method and apparatus for forming cross ribbed pipes | |
| JPH0390202A (ja) | 異形断面帯板の製造方法 | |
| JP2008184686A (ja) | 建築用低yr角鋼管の製造方法 | |
| JPH08164425A (ja) | 角鋼管の製造方法 | |
| JP2738280B2 (ja) | 外法一定平行フランジ溝形鋼の製造方法 | |
| JP3283695B2 (ja) | 大面積金属板製造方法 | |
| JPH07314048A (ja) | 角鋼管の製造方法 | |
| JP3453958B2 (ja) | T形鋼の製造装置 | |
| JPH08164426A (ja) | 角鋼管の製造方法 | |
| JPH07328716A (ja) | 角鋼管の製造方法 | |
| JPH07314047A (ja) | 角鋼管の製造方法 | |
| JPH08243646A (ja) | 角鋼管の製造方法 | |
| JP7544082B2 (ja) | ハット形鋼矢板の製造方法 | |
| JP3822282B2 (ja) | アングルの製造方法 | |
| JP2006320922A (ja) | 鋼管の製造方法および装置 | |
| JPH07328717A (ja) | 角鋼管の製造方法 | |
| JPH0938722A (ja) | 角鋼管の製造方法 | |
| JPH11104732A (ja) | 角鋼管の製造方法及び装置 | |
| JP4723163B2 (ja) | 溶融めっき鋼管の製造方法 | |
| JP7236742B2 (ja) | 片側異形線材の製造方法 | |
| JP2003220419A (ja) | 成形ロール及び成形方法 | |
| JPH0547293B2 (ja) | ||
| JPH07256344A (ja) | 電縫鋼管の座屈防止方法及びその装置 | |
| JPH0773740B2 (ja) | 鍛接鋼管の成形方法および装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010904 |