JPH07328965A - 制振制御方法および固有振動周期測定方法および制振制御装置 - Google Patents
制振制御方法および固有振動周期測定方法および制振制御装置Info
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- JPH07328965A JPH07328965A JP6122843A JP12284394A JPH07328965A JP H07328965 A JPH07328965 A JP H07328965A JP 6122843 A JP6122843 A JP 6122843A JP 12284394 A JP12284394 A JP 12284394A JP H07328965 A JPH07328965 A JP H07328965A
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- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B19/00—Program-control systems
- G05B19/02—Program-control systems electric
- G05B19/18—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of program data in numerical form
- G05B19/416—Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of program data in numerical form characterised by control of velocity, acceleration or deceleration
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 産業用ロボットハンドなどの動作時に発生す
る振動を、安価な構成で抑制する方法を提供する。 【構成】 加速度の時間に関する微分値の立ち上がり時
刻t1 ,t4 と立ち下がり時刻t2 ,t3 との時間差を
系の固有振動周期またはその整数倍に一致させ振動を減
衰させる。振動の発生しやすい加速期間PA およびPB
において、加速度が時間に関して一定の割合で増加する
期間PA1,PB1(加速度一定増加期間)と加速度が時間
に関して一定の割合で減少する期間PA3,PB3(加速度
一定減少期間)を設定する。これらの期間PA1,PB1,
PA3,PB3の開始時点が前記の立上がり時刻t1 ,t4
と立ち下がり時刻t2 ,t3 に対応する。そして、加速
期間および減速期間におけるこの期間の割合を調整する
ことで前記の時間差を固有振動周期またはその整数倍に
一致させる。
る振動を、安価な構成で抑制する方法を提供する。 【構成】 加速度の時間に関する微分値の立ち上がり時
刻t1 ,t4 と立ち下がり時刻t2 ,t3 との時間差を
系の固有振動周期またはその整数倍に一致させ振動を減
衰させる。振動の発生しやすい加速期間PA およびPB
において、加速度が時間に関して一定の割合で増加する
期間PA1,PB1(加速度一定増加期間)と加速度が時間
に関して一定の割合で減少する期間PA3,PB3(加速度
一定減少期間)を設定する。これらの期間PA1,PB1,
PA3,PB3の開始時点が前記の立上がり時刻t1 ,t4
と立ち下がり時刻t2 ,t3 に対応する。そして、加速
期間および減速期間におけるこの期間の割合を調整する
ことで前記の時間差を固有振動周期またはその整数倍に
一致させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動力によって駆動対
象に発生する振動を抑える方法に関し、特に、産業用ロ
ボットアームの走行時および停止位置決め時の振動を抑
制する好適な制振制御方法に関する。
象に発生する振動を抑える方法に関し、特に、産業用ロ
ボットアームの走行時および停止位置決め時の振動を抑
制する好適な制振制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、製造業において作業員の負荷軽減
などのために、産業用ロボットが導入されている。図1
2に示される装置は、この産業用ロボットの一例であ
り、回転運動と上下運動の可能な2軸制御型のものを示
している。図に示すようにワークピースを把持するため
のフィンガー部5は、ロボットアーム4の先端に取り付
けられており、ロボットアーム4はサーボモータ3によ
り回転駆動および昇降駆動される。なお、サーボモータ
3はコントローラ1からサーボ増幅器2を介して、駆動
される。
などのために、産業用ロボットが導入されている。図1
2に示される装置は、この産業用ロボットの一例であ
り、回転運動と上下運動の可能な2軸制御型のものを示
している。図に示すようにワークピースを把持するため
のフィンガー部5は、ロボットアーム4の先端に取り付
けられており、ロボットアーム4はサーボモータ3によ
り回転駆動および昇降駆動される。なお、サーボモータ
3はコントローラ1からサーボ増幅器2を介して、駆動
される。
【0003】このようなロボットを、例えば図中a点で
静止状態から所定速度まで加速して、その後減速し、b
点で静止状態となるよう制御する場合、特に加速度が大
きく変化する点において振動が発生し、ロボットの制御
誤差の発生要因となったり、また、振動が収束するまで
次の動作を待つ必要が生じるという問題があった。特に
この振動が発生する点は、加速時および減速時の各々の
開始点・終了点である。加速時で発生した振動は、定速
運動の時まで残存し、これはフィンガー部5の位置制御
の誤差となる。この定速運動時の振動は、たとえばこの
期間に塗装作業を行う場合には塗りむらなどの原因とな
る。また、減速時で発生した振動は、静止後、部品組み
付け作業などを行う場合に、この振動が収まるまで作業
を待たなければならず、無駄な時間が発生する。
静止状態から所定速度まで加速して、その後減速し、b
点で静止状態となるよう制御する場合、特に加速度が大
きく変化する点において振動が発生し、ロボットの制御
誤差の発生要因となったり、また、振動が収束するまで
次の動作を待つ必要が生じるという問題があった。特に
この振動が発生する点は、加速時および減速時の各々の
開始点・終了点である。加速時で発生した振動は、定速
運動の時まで残存し、これはフィンガー部5の位置制御
の誤差となる。この定速運動時の振動は、たとえばこの
期間に塗装作業を行う場合には塗りむらなどの原因とな
る。また、減速時で発生した振動は、静止後、部品組み
付け作業などを行う場合に、この振動が収まるまで作業
を待たなければならず、無駄な時間が発生する。
【0004】このような振動を低減するために本出願人
は、特願平4−264385号において、加速期間の長
さと減速期間の長さをロボットアームの固有振動周期に
一致させ、加速または減速の開始時に発生する振動を、
終了時に発生する振動で打ち消す技術を開示している。
は、特願平4−264385号において、加速期間の長
さと減速期間の長さをロボットアームの固有振動周期に
一致させ、加速または減速の開始時に発生する振動を、
終了時に発生する振動で打ち消す技術を開示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術においては、加速または減速の開始点と終了点の時
間差をロボットアームの固有振動周期に一致させるため
に、当該加速期間または減速期間の長さを延長する必要
が生じる場合があった。すなわち、ロボットアーム駆動
用のサーボモータの発生トルクの上限により、ロボット
アームの加速度の上限が決定してしまい、加速または減
速期間を短縮して固有振動周期に一致させることができ
ない場合である。このような場合には、加速または減速
期間を延長しただけ、作業時間が長くなるという問題が
生じる。
技術においては、加速または減速の開始点と終了点の時
間差をロボットアームの固有振動周期に一致させるため
に、当該加速期間または減速期間の長さを延長する必要
が生じる場合があった。すなわち、ロボットアーム駆動
用のサーボモータの発生トルクの上限により、ロボット
アームの加速度の上限が決定してしまい、加速または減
速期間を短縮して固有振動周期に一致させることができ
ない場合である。このような場合には、加速または減速
期間を延長しただけ、作業時間が長くなるという問題が
生じる。
【0006】また、加速度は変更せずに、定速時の速度
を低下させても、加速および減速期間の短縮は可能であ
るが、定速時の速度が低いために結局は作業時間が長く
なるという問題があった。
を低下させても、加速および減速期間の短縮は可能であ
るが、定速時の速度が低いために結局は作業時間が長く
なるという問題があった。
【0007】本発明は前述の問題点を解決するためにな
されたものであり、加速期間および減速期間を延長せず
に振動を抑制可能な方法を提供することを目的とする。
されたものであり、加速期間および減速期間を延長せず
に振動を抑制可能な方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明にかかる制御方法は、駆動対象物を駆動す
るための加速期間と減速期間と定速期間を含む駆動パタ
ーンを求める工程と、前記駆動パターンより駆動対象物
の加速度の時間に関する微分値を算出する工程と、前記
加速度の時間微分値の立上がり部と立下がり部との時間
差を算出する工程と、前記時間差が前記固有振動数の整
数倍になるように駆動パターンを修正する工程とを有し
ている。
めに、本発明にかかる制御方法は、駆動対象物を駆動す
るための加速期間と減速期間と定速期間を含む駆動パタ
ーンを求める工程と、前記駆動パターンより駆動対象物
の加速度の時間に関する微分値を算出する工程と、前記
加速度の時間微分値の立上がり部と立下がり部との時間
差を算出する工程と、前記時間差が前記固有振動数の整
数倍になるように駆動パターンを修正する工程とを有し
ている。
【0009】さらに、前記求められる駆動パターンは、
その加速期間と減速期間の少なくとも一方は、加速度が
時間に関し一定の割合で増加する加速度一定増加期間
と、加速度が時間に関し一定の割合で減少する加速度一
定減少期間と、加速度が一定の等加速度期間とを含んで
いる。
その加速期間と減速期間の少なくとも一方は、加速度が
時間に関し一定の割合で増加する加速度一定増加期間
と、加速度が時間に関し一定の割合で減少する加速度一
定減少期間と、加速度が一定の等加速度期間とを含んで
いる。
【0010】さらに、前記駆動パターンの修正は、前記
加速度一定増加期間と前記加速度一定減少期間を含んで
いる加速期間と減速期間の少なくとも一方の長さを固定
し、当該期間に含まれる加速度一定増加期間と加速度一
定減少期間の長さを修正するものである。
加速度一定増加期間と前記加速度一定減少期間を含んで
いる加速期間と減速期間の少なくとも一方の長さを固定
し、当該期間に含まれる加速度一定増加期間と加速度一
定減少期間の長さを修正するものである。
【0011】または、前記駆動パターンの修正は、予め
準備された複数の駆動パターンからの選択するものであ
る。
準備された複数の駆動パターンからの選択するものであ
る。
【0012】さらに、本発明にかかる他の制振方法は、
駆動対象物を駆動するための加速期間と減速期間と定速
期間を含む駆動パターンを求める工程と、前記加速期間
および減速期間と前記駆動対象物の固有振動周期と比較
する工程とを有し、さらに、前記加速期間および減速期
間のうち固有振動周期より長いと判断された期間におい
て、前記駆動パターンより駆動対象物の加速度の時間に
関する微分値を算出する工程と、前記加速度の時間微分
値の立上がり部と立下がり部との時間差を算出する工程
と、前記時間差が前記固有振動数の整数倍になるように
駆動パターンを修正する工程とを含み、さらに、前記加
速期間および減速期間のうち固有振動周期より短いと判
断された期間において、当該期間の長さが前記固有振動
周期に等しくなるように修正を行う工程を含んでいる。
駆動対象物を駆動するための加速期間と減速期間と定速
期間を含む駆動パターンを求める工程と、前記加速期間
および減速期間と前記駆動対象物の固有振動周期と比較
する工程とを有し、さらに、前記加速期間および減速期
間のうち固有振動周期より長いと判断された期間におい
て、前記駆動パターンより駆動対象物の加速度の時間に
関する微分値を算出する工程と、前記加速度の時間微分
値の立上がり部と立下がり部との時間差を算出する工程
と、前記時間差が前記固有振動数の整数倍になるように
駆動パターンを修正する工程とを含み、さらに、前記加
速期間および減速期間のうち固有振動周期より短いと判
断された期間において、当該期間の長さが前記固有振動
周期に等しくなるように修正を行う工程を含んでいる。
【0013】さらに、前記駆動対象物の固有振動周期
は、電動機によって駆動対象物を予め定められた駆動パ
ターンで駆動する工程と、駆動に伴い駆動対象物に発生
する振動によって生ずる電動機の駆動用電流の変動を検
出する工程と、検出された電流波形より駆動対象物の固
有振動周期を測定する工程によって測定される。
は、電動機によって駆動対象物を予め定められた駆動パ
ターンで駆動する工程と、駆動に伴い駆動対象物に発生
する振動によって生ずる電動機の駆動用電流の変動を検
出する工程と、検出された電流波形より駆動対象物の固
有振動周期を測定する工程によって測定される。
【0014】さらに、駆動対象物を駆動するための加速
期間と減速期間と定速期間を含む駆動パターンを算出す
る手段と、前記駆動パターンより駆動対象物の加速度の
時間に関する微分値を算出する手段と、前記加速度の時
間微分値の立上がり部と立下がり部との時間差を算出す
る手段と、前記時間差が前記固有振動周期の整数倍にな
るよう駆動パターンを修整する手段と、を有している。
期間と減速期間と定速期間を含む駆動パターンを算出す
る手段と、前記駆動パターンより駆動対象物の加速度の
時間に関する微分値を算出する手段と、前記加速度の時
間微分値の立上がり部と立下がり部との時間差を算出す
る手段と、前記時間差が前記固有振動周期の整数倍にな
るよう駆動パターンを修整する手段と、を有している。
【0015】
【作用】本発明は以上のような構成を有しており、加速
度の時間に関する微分値の立上がりから立ち下がりまで
の時間を、系の固有振動周期に一致させることで、前記
の立ち上がりおよび立ち下がりで発生する振動を互いに
緩衝させて、振動の発生を抑えることが可能となる。
度の時間に関する微分値の立上がりから立ち下がりまで
の時間を、系の固有振動周期に一致させることで、前記
の立ち上がりおよび立ち下がりで発生する振動を互いに
緩衝させて、振動の発生を抑えることが可能となる。
【0016】そして、加速または減速期間内の前記立ち
上がりと立ち下がりの時間差を調整することにより、加
速または減速期間の長さを延長する必要が生じる場合が
減少する。
上がりと立ち下がりの時間差を調整することにより、加
速または減速期間の長さを延長する必要が生じる場合が
減少する。
【0017】
【実施例】以下、本発明にかかる好適な実施例を図面に
したがって説明する。図1は、本発明にかかる産業用ロ
ボットの一例であり、従来の装置と同様の構成について
は同一の符号を付して説明を省略する。本装置において
特徴的なことは、コントラーラ1が後述する演算処理を
行うための中央演算処理装置(CPU)11と、この演
算結果を記憶するメモリ12を備えている点にある。本
装置のロボットの動作としては、従来と同じく矢印Aで
示す旋回運動と上下方向の運動が可能であるが、以下の
説明においては、簡略化のために一次元、たとえば前記
旋回運動についてのみ説明する。もちろん、実施例の装
置のように旋回運動を行うもののみならず、直線運動を
行うものに対しても同様の制御が可能である。
したがって説明する。図1は、本発明にかかる産業用ロ
ボットの一例であり、従来の装置と同様の構成について
は同一の符号を付して説明を省略する。本装置において
特徴的なことは、コントラーラ1が後述する演算処理を
行うための中央演算処理装置(CPU)11と、この演
算結果を記憶するメモリ12を備えている点にある。本
装置のロボットの動作としては、従来と同じく矢印Aで
示す旋回運動と上下方向の運動が可能であるが、以下の
説明においては、簡略化のために一次元、たとえば前記
旋回運動についてのみ説明する。もちろん、実施例の装
置のように旋回運動を行うもののみならず、直線運動を
行うものに対しても同様の制御が可能である。
【0018】図2は、本装置におけるロボットハンド制
御用の駆動パターンのひとつの例である速度指令パター
ンを示す図である。図2(a)はフィンガー部5の移動
速度を制御する速度指令値vが時刻tを横軸として示さ
れ、(b)には前記の速度指令値vの時間に関する1回
微分値v(・)、すなわち加速度が示され、さらに
(c)には前記速度指令値vの時間に関する2回微分値
v(‥)が示されている。図2(c)に示される速度指
令値の2回微分値v(‥)は、(b)に示される加速度
v(・)の時間に関する1回微分値であり、加速度の変
化率を表すことがわかる。
御用の駆動パターンのひとつの例である速度指令パター
ンを示す図である。図2(a)はフィンガー部5の移動
速度を制御する速度指令値vが時刻tを横軸として示さ
れ、(b)には前記の速度指令値vの時間に関する1回
微分値v(・)、すなわち加速度が示され、さらに
(c)には前記速度指令値vの時間に関する2回微分値
v(‥)が示されている。図2(c)に示される速度指
令値の2回微分値v(‥)は、(b)に示される加速度
v(・)の時間に関する1回微分値であり、加速度の変
化率を表すことがわかる。
【0019】図2に示されるように速度指令は、静止状
態から所定の速度v1 まで加速する加速期間PA と、所
定速度v1 で移動する定速期間PC と、所定速度v1 か
ら停止状態まで減速する減速期間PB とからなる。本実
施例において特徴的なことは、前記加速期間PA が、さ
らに、加速度が時間に関し一定の割合で増加する加速度
一定増加期間PA1と、加速度が一定である等加速度期間
PA2と、加速度が時間に関し一定の割合で減少する加速
度一定減少期間PA3よりなっている。また減速期間PB
も、同様に加速度一定増加期間PB1と、等加速度期間P
B2と、加速度一定減少期間PB3よりなる。
態から所定の速度v1 まで加速する加速期間PA と、所
定速度v1 で移動する定速期間PC と、所定速度v1 か
ら停止状態まで減速する減速期間PB とからなる。本実
施例において特徴的なことは、前記加速期間PA が、さ
らに、加速度が時間に関し一定の割合で増加する加速度
一定増加期間PA1と、加速度が一定である等加速度期間
PA2と、加速度が時間に関し一定の割合で減少する加速
度一定減少期間PA3よりなっている。また減速期間PB
も、同様に加速度一定増加期間PB1と、等加速度期間P
B2と、加速度一定減少期間PB3よりなる。
【0020】加速度が時間に関して一定の割合で変化す
るとき、速度の変化は2次曲線で表され、また、加速度
が時間に関し一定である場合には、速度の変化は直線で
表される。したがって、図2(a)に示される速度指令
値は、加速期間PA および減速期間PB の各々は二つの
2次曲線を直線で結んだ形状として表される。
るとき、速度の変化は2次曲線で表され、また、加速度
が時間に関し一定である場合には、速度の変化は直線で
表される。したがって、図2(a)に示される速度指令
値は、加速期間PA および減速期間PB の各々は二つの
2次曲線を直線で結んだ形状として表される。
【0021】このような速度制御パターンで制御される
場合、振動の原因となる起振力が発生する時点は、加速
度の1回微分値v(‥)が立ち上がる時点t1 ,t4 お
よび立ち下がる時点t2 ,t3 である。また、立ち上が
りと立ち下がりでは、発生する振動の位相が逆転するの
で、立ち上がり時点と立ち下がり時点の時間差(以下加
振時間差と記す)が系の固有振動周期と一致すれば、一
方の時点で発生した振動を他方の時点による起振力で打
ち消すことができる。すなわち、加速期間PAにおいて
は、加速度の1回微分値v(‥)の立ち上がる時点t1
で発生した、固有振動周期の振動を立ち下がり時点t2
で発生する振動と干渉させることによって、振動を抑制
する。したがって、立上がり時点t1 から立ち下がり時
点t2 までの加振時間差T5 を固有振動周期の整数倍と
することによって、位相の反転した二つの振動により互
いを干渉して打ち消すことができる。また、減速期間P
Bにおいても同様、立ち下がり時点t3 と立上がり時点
t4 の差である加振時間差T6 を固有振動周期の整数倍
とすることにより、二つの時点t3 ,t4 にて発生する
二つの振動で互いを干渉して打ち消すことができる。し
たがって、定速期間PC および停止後において、ロボッ
トアームのフィンガー部5の振動を抑制することができ
る。
場合、振動の原因となる起振力が発生する時点は、加速
度の1回微分値v(‥)が立ち上がる時点t1 ,t4 お
よび立ち下がる時点t2 ,t3 である。また、立ち上が
りと立ち下がりでは、発生する振動の位相が逆転するの
で、立ち上がり時点と立ち下がり時点の時間差(以下加
振時間差と記す)が系の固有振動周期と一致すれば、一
方の時点で発生した振動を他方の時点による起振力で打
ち消すことができる。すなわち、加速期間PAにおいて
は、加速度の1回微分値v(‥)の立ち上がる時点t1
で発生した、固有振動周期の振動を立ち下がり時点t2
で発生する振動と干渉させることによって、振動を抑制
する。したがって、立上がり時点t1 から立ち下がり時
点t2 までの加振時間差T5 を固有振動周期の整数倍と
することによって、位相の反転した二つの振動により互
いを干渉して打ち消すことができる。また、減速期間P
Bにおいても同様、立ち下がり時点t3 と立上がり時点
t4 の差である加振時間差T6 を固有振動周期の整数倍
とすることにより、二つの時点t3 ,t4 にて発生する
二つの振動で互いを干渉して打ち消すことができる。し
たがって、定速期間PC および停止後において、ロボッ
トアームのフィンガー部5の振動を抑制することができ
る。
【0022】図3は、本実施例の制御を示すフローチャ
ートである。ステップS1とステップS2は事前準備と
して設定される。ステップS1では、ロボットのアーム
4やフィンガー部5などの可動部を含む系の固有振動数
が測定される。そして、この固有振動数fを基に、前記
の系の自由振動周期である固有振動周期λを算出する。
この固有振動周期λは、固有振動数fの逆数として算出
できる。
ートである。ステップS1とステップS2は事前準備と
して設定される。ステップS1では、ロボットのアーム
4やフィンガー部5などの可動部を含む系の固有振動数
が測定される。そして、この固有振動数fを基に、前記
の系の自由振動周期である固有振動周期λを算出する。
この固有振動周期λは、固有振動数fの逆数として算出
できる。
【0023】実際の操作にあたっては、固有振動数は、
ロボットアーム4の位置や姿勢、さらにフィンガー部5
が把持するワークピースの重量による荷重によって変化
する。このため、必要に応じてロボットアーム4の位置
や姿勢および荷重ごとに複数の条件の基で測定される。
図1に示したロボットアーム4の場合は、旋回位置によ
って、大きく固有振動数は変化しないので、上下方向の
代表的な位置において、固有振動数を測定する必要があ
る。また、片持ち支持梁上を直線移動するロボットハン
ドのような場合には、位置によって系の剛性が大きく変
わると考えられるので、少なくとも移動開始点と終了点
付近の2か所において固有振動数を測定する必要があ
る。この固有振動数の測定は、実際にロボットアーム4
を駆動して、その先端付近に取り付けられた加速度セン
サの出力を検出することによって行われる。また、ロボ
ットアーム4の先端の運動を光学測定装置によって測定
し、これより求めることができる。このようにして測定
された系の固有振動数は、図1のコントローラ1のCP
U11を通じて、メモリ12に格納される。
ロボットアーム4の位置や姿勢、さらにフィンガー部5
が把持するワークピースの重量による荷重によって変化
する。このため、必要に応じてロボットアーム4の位置
や姿勢および荷重ごとに複数の条件の基で測定される。
図1に示したロボットアーム4の場合は、旋回位置によ
って、大きく固有振動数は変化しないので、上下方向の
代表的な位置において、固有振動数を測定する必要があ
る。また、片持ち支持梁上を直線移動するロボットハン
ドのような場合には、位置によって系の剛性が大きく変
わると考えられるので、少なくとも移動開始点と終了点
付近の2か所において固有振動数を測定する必要があ
る。この固有振動数の測定は、実際にロボットアーム4
を駆動して、その先端付近に取り付けられた加速度セン
サの出力を検出することによって行われる。また、ロボ
ットアーム4の先端の運動を光学測定装置によって測定
し、これより求めることができる。このようにして測定
された系の固有振動数は、図1のコントローラ1のCP
U11を通じて、メモリ12に格納される。
【0024】次にステップS2において、CPU11は
メモリ12より格納された固有振動数を呼び出して固有
振動周期を算出する。振動数の逆数が周期であるから、
これを計算して、メモリ12に再び格納する。
メモリ12より格納された固有振動数を呼び出して固有
振動周期を算出する。振動数の逆数が周期であるから、
これを計算して、メモリ12に再び格納する。
【0025】以下の説明においては、ロボットにある動
作を行わせたときの動作開始点と終了点において、固有
振動数f1 ,f2 を測定し、これらを基に固有振動周期
λ1,λ2 を算出した場合について説明する。
作を行わせたときの動作開始点と終了点において、固有
振動数f1 ,f2 を測定し、これらを基に固有振動周期
λ1,λ2 を算出した場合について説明する。
【0026】次のステップS3からが実際にロボットア
ームを操作させる場合の制御として設定されるものであ
る。まず、ステップS3では加速時および減速時の速度
パターンを2次曲線の部分を含まない、すなわち加速期
間または減速期間に対する2次曲線部分の割合が0%と
する設定が行われ、ステップS4にてこの設定条件の下
に速度パターンの算出が行われる。したがって、加速期
間および減速期間において2次曲線部分を含まない直線
のみの速度パターンが算出され、運転開始時から停止時
までの速度パターンは台形形状を示すことになる。すな
わち、静止状態から一定の加速度で所定の速度まで加速
し、所定の速度から静止状態まで一定の加速度で減速す
るパターンに設定する。この場合、加速開始時点と加速
終了時点および減速開始時点と減速終了時点が振動発生
時点となる。このときの速度指令値vおよびこれの1回
微分値v(・)2回微分値v(‥)を図4(a),
(b),(c)に示す。
ームを操作させる場合の制御として設定されるものであ
る。まず、ステップS3では加速時および減速時の速度
パターンを2次曲線の部分を含まない、すなわち加速期
間または減速期間に対する2次曲線部分の割合が0%と
する設定が行われ、ステップS4にてこの設定条件の下
に速度パターンの算出が行われる。したがって、加速期
間および減速期間において2次曲線部分を含まない直線
のみの速度パターンが算出され、運転開始時から停止時
までの速度パターンは台形形状を示すことになる。すな
わち、静止状態から一定の加速度で所定の速度まで加速
し、所定の速度から静止状態まで一定の加速度で減速す
るパターンに設定する。この場合、加速開始時点と加速
終了時点および減速開始時点と減速終了時点が振動発生
時点となる。このときの速度指令値vおよびこれの1回
微分値v(・)2回微分値v(‥)を図4(a),
(b),(c)に示す。
【0027】次のステップS5にて、この速度パターン
に基づき加速期間PA および減速期間PB の加振時間差
T1 ,T2 を算出する。加速期間PA および減速期間P
B において、この期間内では加速度が常に一定であるか
らこの加速度の微分値の立上がり立ち下がりは、この期
間の開始時点と終了時点で発生する。したがって、加振
時間差T1 ,T2 は加速期間PA および減速期間PB の
長さに等しくなる。
に基づき加速期間PA および減速期間PB の加振時間差
T1 ,T2 を算出する。加速期間PA および減速期間P
B において、この期間内では加速度が常に一定であるか
らこの加速度の微分値の立上がり立ち下がりは、この期
間の開始時点と終了時点で発生する。したがって、加振
時間差T1 ,T2 は加速期間PA および減速期間PB の
長さに等しくなる。
【0028】次に、ステップS6にて、この算出された
加速期間の長さT1 と減速期間の長さT2 の各々を該当
点における固有振動周期λ1 ,λ2 により余剰計算す
る。すなわち、加速期間に関しては、この期間は動作開
始点付近に存在するので固有振動周期λ1 で余剰計算を
行い、一方減速期間に関しては、この期間は動作終了点
付近に存在するので、この付近の固有振動周期λ2 によ
り余剰計算を行う。これを式で表せば、次式のようにな
る。
加速期間の長さT1 と減速期間の長さT2 の各々を該当
点における固有振動周期λ1 ,λ2 により余剰計算す
る。すなわち、加速期間に関しては、この期間は動作開
始点付近に存在するので固有振動周期λ1 で余剰計算を
行い、一方減速期間に関しては、この期間は動作終了点
付近に存在するので、この付近の固有振動周期λ2 によ
り余剰計算を行う。これを式で表せば、次式のようにな
る。
【0029】
【数1】T1 ÷λ1 =n 余り Ta …(1) T2 ÷λ2 =m 余り Tb …(2) 次に、ステップS7にて加速時の振動抑制を行うか否か
を選択する。定速期間PC において作業が行われず、単
にフィンガー部5の移動のためのみにこの期間が存在
し、加速時に発生した振動が減衰して減速期間において
影響を及ぼさない場合には、加速時に振動が発生しても
問題がない。したがって、このような場合振動抑制を行
う必要がない。この場合はステップS10に移行する。
一方、定速期間PC にて何らかの作業が行われる場合、
加速時に発生する振動を抑制する必要がある。また、定
速期間PC が比較的短く加速時に発生した振動が減速時
まで残存し、影響を及ぼすような場合にも振動を抑制す
る必要がある。
を選択する。定速期間PC において作業が行われず、単
にフィンガー部5の移動のためのみにこの期間が存在
し、加速時に発生した振動が減衰して減速期間において
影響を及ぼさない場合には、加速時に振動が発生しても
問題がない。したがって、このような場合振動抑制を行
う必要がない。この場合はステップS10に移行する。
一方、定速期間PC にて何らかの作業が行われる場合、
加速時に発生する振動を抑制する必要がある。また、定
速期間PC が比較的短く加速時に発生した振動が減速時
まで残存し、影響を及ぼすような場合にも振動を抑制す
る必要がある。
【0030】振動を抑制する必要がある場合ステップS
8に移行し、余りTa がほぼ0に等しいか、または、ほ
ぼ固有振動周期λ1 に等しいかが判断される。言い換え
れば、加速期間PA の長さがほぼ固有振動周期λ1 の整
数倍にほぼ等しいかが判断される。ここで、余りTa が
ほぼ0に等しいか、またはλ1 に等しいと判断された場
合、加速期間の開始点と終了点において発生する振動が
互いに打ち消しあうので、速度パターンの変更を行う必
要がない。この場合はステップS10に移行する。上記
条件が満足されない場合、加速期間で発生する振動が後
に続く期間において残存し、影響を与えるので、振動を
抑制する速度パターンに変更する必要がある。この場
合、ステップS9に移行し、図2に示す2次曲線を含む
速度パターンに修正を行う。ここでは、図2(c)に示
す加速度の微分値v(‥)の立ち上がりと立ち下がりの
差である加振時間差T5 が固有振動周期λ1 の整数倍
(T5=nλ1 )になるような修正が加えられる。すな
わち、ステップS3で設定された、加速期間に対する2
次曲線の部分の割合である0%の変更が行われる。この
割合αa は、前記の加速期間の長さT1 と式(1)にお
ける余りTa によって、次式で表される。
8に移行し、余りTa がほぼ0に等しいか、または、ほ
ぼ固有振動周期λ1 に等しいかが判断される。言い換え
れば、加速期間PA の長さがほぼ固有振動周期λ1 の整
数倍にほぼ等しいかが判断される。ここで、余りTa が
ほぼ0に等しいか、またはλ1 に等しいと判断された場
合、加速期間の開始点と終了点において発生する振動が
互いに打ち消しあうので、速度パターンの変更を行う必
要がない。この場合はステップS10に移行する。上記
条件が満足されない場合、加速期間で発生する振動が後
に続く期間において残存し、影響を与えるので、振動を
抑制する速度パターンに変更する必要がある。この場
合、ステップS9に移行し、図2に示す2次曲線を含む
速度パターンに修正を行う。ここでは、図2(c)に示
す加速度の微分値v(‥)の立ち上がりと立ち下がりの
差である加振時間差T5 が固有振動周期λ1 の整数倍
(T5=nλ1 )になるような修正が加えられる。すな
わち、ステップS3で設定された、加速期間に対する2
次曲線の部分の割合である0%の変更が行われる。この
割合αa は、前記の加速期間の長さT1 と式(1)にお
ける余りTa によって、次式で表される。
【0031】
【数2】αa =Ta /T1 …(3) そして、加速度一定増加期間PA1と加速度一定減少期間
PA3の各々の長さがTaとされて、これらの期間の2次
曲線部分と等加速期間PA2の直線部分とが滑らかに連続
するように速度パターンの算出が行われる。これが終了
するとステップS10に移行する。
PA3の各々の長さがTaとされて、これらの期間の2次
曲線部分と等加速期間PA2の直線部分とが滑らかに連続
するように速度パターンの算出が行われる。これが終了
するとステップS10に移行する。
【0032】ステップS10では、減速時に振動を抑制
する必要があるかが判断される。加速時の振動抑制と同
様に、あとに続く制御内容に影響がでない場合には、振
動抑制のための速度パターンの修正は行われない。たと
えば、停止時において作業が行われない場合には振動が
残存しても問題はないので、このようなときには速度パ
ターンの修正は必要ない。修正が必要ないと判断された
場合には、ステップS13に移行する。一方、停止点で
ボルトの締め付け作業を行う場合など振動の抑制を行う
必要がある場合には、ステップS11に移行する。ステ
ップS11では、式(2)の余りTb がほぼ0、または
固有振動周期λ2 にほぼ等しいかが判断される。いずれ
かに等しい場合は、減速期間の開始時点で発生する振動
と終了時点で発生する振動の位相が反転しているので、
互いの振動が干渉して振動が抑制される。したがって、
新たに振動抑制のための修正を施す必要がないので、ス
テップS13に移行する。ステップS11で、余りTb
がほぼ0、または固有振動周期λ2 にほぼ等しいと判断
されなかったときには、ステップS12に移行する。ス
テップS12においては、減速期間の加速度の微分値v
(‥)の立ち下がりt3 から立ち上がりt4 までの加振
時間差T6 が固有振動周期λ2 の整数倍となるように2
次曲線部分の割合αb を設定する。この割合αb は、前
記の加速期間の長さT1 と式(1)における余りTb に
よって、次式で表される。
する必要があるかが判断される。加速時の振動抑制と同
様に、あとに続く制御内容に影響がでない場合には、振
動抑制のための速度パターンの修正は行われない。たと
えば、停止時において作業が行われない場合には振動が
残存しても問題はないので、このようなときには速度パ
ターンの修正は必要ない。修正が必要ないと判断された
場合には、ステップS13に移行する。一方、停止点で
ボルトの締め付け作業を行う場合など振動の抑制を行う
必要がある場合には、ステップS11に移行する。ステ
ップS11では、式(2)の余りTb がほぼ0、または
固有振動周期λ2 にほぼ等しいかが判断される。いずれ
かに等しい場合は、減速期間の開始時点で発生する振動
と終了時点で発生する振動の位相が反転しているので、
互いの振動が干渉して振動が抑制される。したがって、
新たに振動抑制のための修正を施す必要がないので、ス
テップS13に移行する。ステップS11で、余りTb
がほぼ0、または固有振動周期λ2 にほぼ等しいと判断
されなかったときには、ステップS12に移行する。ス
テップS12においては、減速期間の加速度の微分値v
(‥)の立ち下がりt3 から立ち上がりt4 までの加振
時間差T6 が固有振動周期λ2 の整数倍となるように2
次曲線部分の割合αb を設定する。この割合αb は、前
記の加速期間の長さT1 と式(1)における余りTb に
よって、次式で表される。
【0033】
【数3】αb =Tb /T1 …(4) そして、加速度一定増加期間PB1と加速度一定減少期間
PB3の各々の長さがTbとされて、これらの期間の2次
曲線部分と等加速期間PB2の直線部分とが滑らかに連続
するように速度パターンの算出が行われる。これが終了
するとステップS13に移行する。
PB3の各々の長さがTbとされて、これらの期間の2次
曲線部分と等加速期間PB2の直線部分とが滑らかに連続
するように速度パターンの算出が行われる。これが終了
するとステップS13に移行する。
【0034】図5および図6に、ロボットアームの移動
距離が長く、加速期間と減速期間の長さが等しくなるよ
う動作させた場合の速度指令値v、加速度v(・)およ
び加速度の1回微分値v(‥)が示されている。さら
に、図5(d)および図6(d)には、上記の速度指令
パターンで制御されたロボットアームの先端の振動加速
度aが示されている。また、図5には、振動を抑制する
ための修正が行われる以前の速度指令パターンが示され
ており、図6には、修正後の速度パターンが示されてい
る。図5には、加速期間および減速期間の長さT1 ,T
2 が各々固有振動周期λ1 ,λ2 の1.5倍である場合
が示されており、このとき加速度の時間微分値の立ち上
がりと立ち下がりで生じる振動は位相が揃う。このよう
な場合には、この期間に続く期間に振動が残存し、その
期間での作業に影響を及ぼす。振動が残らないようにす
るためには、前述の速度指令パターンの修正を実行す
る。加速期間について説明すれば、式(1)の余剰演算
の余りTa (=0.5λ1 )と、加速期間T1 (=1.
5λ1 )を式(3)に代入して2次曲線αa の値を算出
する(αa =33%)を得る。また同様に減速期間にお
いてもαb =33%となる。このように2次曲線の割合
αa ,αb が算出され、これに基づき算出された速度指
令が図6(a)である。この速度指令パターンによれ
ば、加振時間差T5,T6 は各々の固有振動周期λ1 ,
λ2 と一致する。したがって、前述したように、立ち上
がり時点と立ち下がり時点で発生する振動が互いに干渉
し打ち消すように作用する。したがって、図5(d)に
おいては残留していた振動を、図6(d)に示されるよ
うに大幅に減少することができる。
距離が長く、加速期間と減速期間の長さが等しくなるよ
う動作させた場合の速度指令値v、加速度v(・)およ
び加速度の1回微分値v(‥)が示されている。さら
に、図5(d)および図6(d)には、上記の速度指令
パターンで制御されたロボットアームの先端の振動加速
度aが示されている。また、図5には、振動を抑制する
ための修正が行われる以前の速度指令パターンが示され
ており、図6には、修正後の速度パターンが示されてい
る。図5には、加速期間および減速期間の長さT1 ,T
2 が各々固有振動周期λ1 ,λ2 の1.5倍である場合
が示されており、このとき加速度の時間微分値の立ち上
がりと立ち下がりで生じる振動は位相が揃う。このよう
な場合には、この期間に続く期間に振動が残存し、その
期間での作業に影響を及ぼす。振動が残らないようにす
るためには、前述の速度指令パターンの修正を実行す
る。加速期間について説明すれば、式(1)の余剰演算
の余りTa (=0.5λ1 )と、加速期間T1 (=1.
5λ1 )を式(3)に代入して2次曲線αa の値を算出
する(αa =33%)を得る。また同様に減速期間にお
いてもαb =33%となる。このように2次曲線の割合
αa ,αb が算出され、これに基づき算出された速度指
令が図6(a)である。この速度指令パターンによれ
ば、加振時間差T5,T6 は各々の固有振動周期λ1 ,
λ2 と一致する。したがって、前述したように、立ち上
がり時点と立ち下がり時点で発生する振動が互いに干渉
し打ち消すように作用する。したがって、図5(d)に
おいては残留していた振動を、図6(d)に示されるよ
うに大幅に減少することができる。
【0035】以上の説明においては、修正後の加振時間
差T5 ,T6 が固有振動周期λ1 ,λ2 と等しくなる場
合(1倍の場合)であったが、固有振動周期λ1 ,λ2
の2以上の整数倍になるように制御しても振動抑制の効
果を得ることができる。
差T5 ,T6 が固有振動周期λ1 ,λ2 と等しくなる場
合(1倍の場合)であったが、固有振動周期λ1 ,λ2
の2以上の整数倍になるように制御しても振動抑制の効
果を得ることができる。
【0036】以上のように、加速期間および減速期間を
延長することなく、残留振動を抑制することができる。
したがって、残留振動によるロボットの駆動制御の精度
低下、およびこれによる製品品質の低下を防止すること
ができる。また、残留振動が減衰するまで作業を待機す
る必要がないこと、および振動を抑制するために加速期
間・減衰期間を延長する必要がないことにより、作業時
間の延長を行なう必要がなくなる。
延長することなく、残留振動を抑制することができる。
したがって、残留振動によるロボットの駆動制御の精度
低下、およびこれによる製品品質の低下を防止すること
ができる。また、残留振動が減衰するまで作業を待機す
る必要がないこと、および振動を抑制するために加速期
間・減衰期間を延長する必要がないことにより、作業時
間の延長を行なう必要がなくなる。
【0037】また、本実施例の制御はフィードバック制
御ではないので、駆動部などの運動状態を検出するセン
サを組み込む必要がなく、また制御系の高速化を行う必
要がないので、安価に振動抑制制御を達成することがで
きる。また、速度指令を適正化することにより振動抑制
の効果を達成することができるので、既存の設備に対し
ても容易に適応可能である。
御ではないので、駆動部などの運動状態を検出するセン
サを組み込む必要がなく、また制御系の高速化を行う必
要がないので、安価に振動抑制制御を達成することがで
きる。また、速度指令を適正化することにより振動抑制
の効果を達成することができるので、既存の設備に対し
ても容易に適応可能である。
【0038】また、前述の実施例では、速度指令値の修
正を行う場合、その都度、2次曲線の割合αの算出し、
2次曲線と直線部分を滑らかに繋ぐ速度指令パターンを
算出する構成を示したが、予め2次曲線の割合αに対応
して複数種類の速度指令パターンを準備しておき、これ
らのうち最適なものを選択する構成とすることも可能で
ある。
正を行う場合、その都度、2次曲線の割合αの算出し、
2次曲線と直線部分を滑らかに繋ぐ速度指令パターンを
算出する構成を示したが、予め2次曲線の割合αに対応
して複数種類の速度指令パターンを準備しておき、これ
らのうち最適なものを選択する構成とすることも可能で
ある。
【0039】次に、本発明にかかる他の実施例について
説明する。前述の実施例においては、加速期間および減
速期間の長さT1 ,T2 が固有振動周期λ1 ,λ2 より
短い場合には、加振時間差を固有振動周期に一致させる
ことができない。また、加振時間差が固有振動周期に対
してかなり長い場合、すなわち式(1)、(2)におけ
るn,mが大きな整数となった場合には、最初の加振に
よって発生した振動が減衰されてその振幅が小さくな
り、次の加振力が勝ってしまい互いの振動が打ち消しあ
わない場合がある。本実施例においては、このような場
合を考慮した振動抑制制御を行っている。
説明する。前述の実施例においては、加速期間および減
速期間の長さT1 ,T2 が固有振動周期λ1 ,λ2 より
短い場合には、加振時間差を固有振動周期に一致させる
ことができない。また、加振時間差が固有振動周期に対
してかなり長い場合、すなわち式(1)、(2)におけ
るn,mが大きな整数となった場合には、最初の加振に
よって発生した振動が減衰されてその振幅が小さくな
り、次の加振力が勝ってしまい互いの振動が打ち消しあ
わない場合がある。本実施例においては、このような場
合を考慮した振動抑制制御を行っている。
【0040】図7には、本実施例の制御のフローチャー
トが示されている。まず、ステップS20において、ロ
ボットアーム4の先端の振動の測定を行う。そして、ス
テップS21にて、この測定された振動を周波数解析
し、振動の含む周波数が単一周波数であるか複数の周波
数を含むものであるかが判断される。単一周波数の場合
には、これを系の固有振動数とする。また、複数の周波
数を含む振動である場合には、ステップS22にて最も
低い周波数の振動数を系の固有振動数とする。そして、
ステップS23にて前記の固有振動数の逆数として固有
振動周期が算出される。
トが示されている。まず、ステップS20において、ロ
ボットアーム4の先端の振動の測定を行う。そして、ス
テップS21にて、この測定された振動を周波数解析
し、振動の含む周波数が単一周波数であるか複数の周波
数を含むものであるかが判断される。単一周波数の場合
には、これを系の固有振動数とする。また、複数の周波
数を含む振動である場合には、ステップS22にて最も
低い周波数の振動数を系の固有振動数とする。そして、
ステップS23にて前記の固有振動数の逆数として固有
振動周期が算出される。
【0041】この固有振動周期の算出は、ひとつの動作
について制御を行う場合には、この動作の開始点と終了
点の2点において行われる。開始点における固有振動周
期λ1 、終了点における固有振動周期λ2 の二つが算出
される。また、多くの動作に対して制御を行う場合に
は、各々の動作の開始点と終了点において振動測定を行
い、結果を記憶する方法と、代表点と代表荷重で振動測
定を行い、予測式をたて、実際の制御においてこの予測
式に基づいて固有振動数を求める方法とがある。前者
は、実際の作業において行われる動作の全てに対して振
動測定を行い、固有振動周期を測定し、速度指令値を算
出する際に、当該動作に関するデータを呼び出し、必要
ならば速度指令パターンの修正を行う。後者は、代表点
と代表荷重で振動測定を行い予測式をたて、実際の動作
からこの予測式に基づき固有振動周期の算出する。後者
の方法によれば、新たな動作を行わせる場合に振動測定
を行う必要がない。一方、動作が限定されその数が少く
ない場合は、前者のように実際に測定するほうが望まし
い。
について制御を行う場合には、この動作の開始点と終了
点の2点において行われる。開始点における固有振動周
期λ1 、終了点における固有振動周期λ2 の二つが算出
される。また、多くの動作に対して制御を行う場合に
は、各々の動作の開始点と終了点において振動測定を行
い、結果を記憶する方法と、代表点と代表荷重で振動測
定を行い、予測式をたて、実際の制御においてこの予測
式に基づいて固有振動数を求める方法とがある。前者
は、実際の作業において行われる動作の全てに対して振
動測定を行い、固有振動周期を測定し、速度指令値を算
出する際に、当該動作に関するデータを呼び出し、必要
ならば速度指令パターンの修正を行う。後者は、代表点
と代表荷重で振動測定を行い予測式をたて、実際の動作
からこの予測式に基づき固有振動周期の算出する。後者
の方法によれば、新たな動作を行わせる場合に振動測定
を行う必要がない。一方、動作が限定されその数が少く
ない場合は、前者のように実際に測定するほうが望まし
い。
【0042】次に、ステップS24で移動速度のパター
ンを速度指令値として算出する。このパターンは、大別
して図8(a)に示すものと図9(a)に示すものの2
パターンがある。図8(a)に示すパターンは一定の速
度で移動する期間がないものであり、移動距離が短く最
高速度に達する前に減速する場合などがこれにあたる。
そして、図8(b),(c)には、図8(a)の速度指
令により動作が行われた場合のロボットアーム先端部の
加速度と振動が示されている。図中TP は、加速度ピー
クの時間差を示している。ステップS25にて、この加
速度ピークの時間差TP と加速期間および減速期間の長
さT1 ,T2 が算出される。
ンを速度指令値として算出する。このパターンは、大別
して図8(a)に示すものと図9(a)に示すものの2
パターンがある。図8(a)に示すパターンは一定の速
度で移動する期間がないものであり、移動距離が短く最
高速度に達する前に減速する場合などがこれにあたる。
そして、図8(b),(c)には、図8(a)の速度指
令により動作が行われた場合のロボットアーム先端部の
加速度と振動が示されている。図中TP は、加速度ピー
クの時間差を示している。ステップS25にて、この加
速度ピークの時間差TP と加速期間および減速期間の長
さT1 ,T2 が算出される。
【0043】そして、ステップS26にて、加速度ピー
ク時間差TP が動作開始点の固有振動数λ1 以上である
かが判断される。この判断によって、速度パターンが図
8(a)に示されたものに分類されるのか、図9(a)
に示されたものに分類されるのかが判断される。加速度
ピーク時間差TP が固有振動数λ1 以上でないと判断さ
れた場合には、加速期間と減速期間が接近しており、各
々で発生する振動を干渉させることによって互いを打ち
消すことが可能となる。この条件は、加速期間と減速期
間の各々で発生するトルクのピークの時間差が固有振動
周期に一致することである。トルクピークと加速度ピー
クはほぼ一致するので、ステップS36にて、前述の加
速度ピークの時間差TP が固有振動周期λ1 に一致する
ように速度指令のパターンを修正する。そして、ステッ
プS37にて修正されたパターンによる動作が行われ
る。また、このような場合は移動距離が短いので、固有
振動周期は動作開始点と終了点ではほぼ変化がないと考
えられるので、開始点の固有振動周期のみ考慮してい
る。
ク時間差TP が動作開始点の固有振動数λ1 以上である
かが判断される。この判断によって、速度パターンが図
8(a)に示されたものに分類されるのか、図9(a)
に示されたものに分類されるのかが判断される。加速度
ピーク時間差TP が固有振動数λ1 以上でないと判断さ
れた場合には、加速期間と減速期間が接近しており、各
々で発生する振動を干渉させることによって互いを打ち
消すことが可能となる。この条件は、加速期間と減速期
間の各々で発生するトルクのピークの時間差が固有振動
周期に一致することである。トルクピークと加速度ピー
クはほぼ一致するので、ステップS36にて、前述の加
速度ピークの時間差TP が固有振動周期λ1 に一致する
ように速度指令のパターンを修正する。そして、ステッ
プS37にて修正されたパターンによる動作が行われ
る。また、このような場合は移動距離が短いので、固有
振動周期は動作開始点と終了点ではほぼ変化がないと考
えられるので、開始点の固有振動周期のみ考慮してい
る。
【0044】一方、加速度ピーク時間差TP が固有振動
数λ1 以上であるとされた場合には、このときの速度指
令パターンは図9に示すようになる。そして、ステップ
S27にて加速期間および減速期間の長さT1 ,T
2 が、固有振動周期λ1 ,λ2 以上かが判断される。期
間の長さT1 ,T2 が各々の該当する固有振動周期
λ1 ,λ2 に以上でない場合は、該当区間にて加振時間
差を固有振動周期に、前述の実施例のようには一致させ
ることができない場合である。すなわち、前述の実施例
においては2次曲線で表される加速度一定増加期間およ
び加速度一定減少期間を設けて、加振時間差を短縮して
固有振動数に一致させたが、前記条件の場合には、加速
期間、減速期間が固有振動周期より短いために、加振時
間差をこれ以上短縮しても固有振動周期と一致させるこ
とができない。したがって、ステップS34にて、加速
期間と減速期間を延長して、加振時間差T1 ,T2 と固
有振動周期λ1 ,λ2 を一致させる。このときの速度指
令パターンは、加速期間・減速期間において、2次曲線
で表される加速度一定増加期間および加速度減少期間を
含まない。すなわち従来と同様台形形状の速度指令パタ
ーンとなる。これによって、加速期間および減速期間の
各々の開始点と終了点で発生する振動を互いに干渉させ
ることにより制振制御を行うことができる。
数λ1 以上であるとされた場合には、このときの速度指
令パターンは図9に示すようになる。そして、ステップ
S27にて加速期間および減速期間の長さT1 ,T
2 が、固有振動周期λ1 ,λ2 以上かが判断される。期
間の長さT1 ,T2 が各々の該当する固有振動周期
λ1 ,λ2 に以上でない場合は、該当区間にて加振時間
差を固有振動周期に、前述の実施例のようには一致させ
ることができない場合である。すなわち、前述の実施例
においては2次曲線で表される加速度一定増加期間およ
び加速度一定減少期間を設けて、加振時間差を短縮して
固有振動数に一致させたが、前記条件の場合には、加速
期間、減速期間が固有振動周期より短いために、加振時
間差をこれ以上短縮しても固有振動周期と一致させるこ
とができない。したがって、ステップS34にて、加速
期間と減速期間を延長して、加振時間差T1 ,T2 と固
有振動周期λ1 ,λ2 を一致させる。このときの速度指
令パターンは、加速期間・減速期間において、2次曲線
で表される加速度一定増加期間および加速度減少期間を
含まない。すなわち従来と同様台形形状の速度指令パタ
ーンとなる。これによって、加速期間および減速期間の
各々の開始点と終了点で発生する振動を互いに干渉させ
ることにより制振制御を行うことができる。
【0045】一方、ステップS27で加振時間差T1 ,
T2 が固有振動周期λ1 ,λ2 以上である場合は、前述
の実施例のように加振時間差T1 ,T2 を短縮すること
によって、これらを固有振動周期λ1 ,λ2 に一致させ
ることが可能である。ステップS28にて、前述の実施
例の式(1),(2)のように余剰計算を行う。そし
て、ステップS29にて、加速期間に関する余りTa が
0かλ1 にほぼ等しいかが判断される。これが等しい場
合には、加速期間の開始点と終了点で発生する振動が互
いに干渉し、振動抑制効果を得ることができるので、こ
のままの速度指令パターンを採用し、ステップS30に
移行する。一方、余りTa が0かλ1 び等しくないと判
断された場合には、ステップS32にて、加振時間差T
5 が固有振動周期λ1 に一致するように、2次曲線の割
合αa を決定する。ここで、好ましくは、加振時間差T
5 が固有振動周期λ1 の2以上の整数倍に一致するので
はなくて、固有振動周期λ1 そのものに一致させる。こ
のようにすれば、最初の加振により発生した振動が減衰
する前に次の加振が行われるので、効果的に振動を打ち
消すことができる。
T2 が固有振動周期λ1 ,λ2 以上である場合は、前述
の実施例のように加振時間差T1 ,T2 を短縮すること
によって、これらを固有振動周期λ1 ,λ2 に一致させ
ることが可能である。ステップS28にて、前述の実施
例の式(1),(2)のように余剰計算を行う。そし
て、ステップS29にて、加速期間に関する余りTa が
0かλ1 にほぼ等しいかが判断される。これが等しい場
合には、加速期間の開始点と終了点で発生する振動が互
いに干渉し、振動抑制効果を得ることができるので、こ
のままの速度指令パターンを採用し、ステップS30に
移行する。一方、余りTa が0かλ1 び等しくないと判
断された場合には、ステップS32にて、加振時間差T
5 が固有振動周期λ1 に一致するように、2次曲線の割
合αa を決定する。ここで、好ましくは、加振時間差T
5 が固有振動周期λ1 の2以上の整数倍に一致するので
はなくて、固有振動周期λ1 そのものに一致させる。こ
のようにすれば、最初の加振により発生した振動が減衰
する前に次の加振が行われるので、効果的に振動を打ち
消すことができる。
【0046】加速期間の速度指令パターンが決定する
と、次にステップS30以降で減速期間における速度指
令パターンの検討が行われる。ステップS30にて、式
(2)における余りTb が0かλ2 にほぼ等しいかが判
断される。これが等しい場合には、減速期間の開始点と
終了点で発生する振動が互いに干渉し、振動抑制効果を
得ることができるので、このままの速度指令パターンを
採用し、ステップS31に移行する。一方、余りTb が
0かλ2 に等しくないと判断された場合には、ステップ
S33にて、加振時間差T6 が固有振動周期λ2 に一致
するように、2次曲線の割合αb を決定する。ここで
も、加振時間差T6 が固有振動周期λ2 の2以上の整数
倍に一致するのではなくて、固有振動周期λ2 そのもの
に一致させる。このようにすれば、最初の加振により発
生した振動が減衰する前に次の加振が行われるので、効
果的に振動を打ち消すことができる。そして、このよう
に修正された速度指令パターンにしたがってステップS
31にて、ロボットアームを駆動する。
と、次にステップS30以降で減速期間における速度指
令パターンの検討が行われる。ステップS30にて、式
(2)における余りTb が0かλ2 にほぼ等しいかが判
断される。これが等しい場合には、減速期間の開始点と
終了点で発生する振動が互いに干渉し、振動抑制効果を
得ることができるので、このままの速度指令パターンを
採用し、ステップS31に移行する。一方、余りTb が
0かλ2 に等しくないと判断された場合には、ステップ
S33にて、加振時間差T6 が固有振動周期λ2 に一致
するように、2次曲線の割合αb を決定する。ここで
も、加振時間差T6 が固有振動周期λ2 の2以上の整数
倍に一致するのではなくて、固有振動周期λ2 そのもの
に一致させる。このようにすれば、最初の加振により発
生した振動が減衰する前に次の加振が行われるので、効
果的に振動を打ち消すことができる。そして、このよう
に修正された速度指令パターンにしたがってステップS
31にて、ロボットアームを駆動する。
【0047】以上、本実施例によれば、様々な動作のパ
ターンにおいて確実に振動抑制を行うことができる。た
とえば、図8および図9に示す速度パターンの双方にお
いて、各々の特性に応じた別個の制御を行うことが可能
であり、双方において、確実に振動を抑制することがで
きる。さらに、加速期間や減速期間が短い場合は、この
期間を延長して、固有振動周期に一致させることにより
振動を抑制することができる。さらに、加速期間および
減速期間の各々の加振時間差を固有振動周期に一致させ
ることにより、最初の加振によって生じた振動が減衰す
る前に、次の加振を行いより確実に振動抑制を行うこと
ができる。
ターンにおいて確実に振動抑制を行うことができる。た
とえば、図8および図9に示す速度パターンの双方にお
いて、各々の特性に応じた別個の制御を行うことが可能
であり、双方において、確実に振動を抑制することがで
きる。さらに、加速期間や減速期間が短い場合は、この
期間を延長して、固有振動周期に一致させることにより
振動を抑制することができる。さらに、加速期間および
減速期間の各々の加振時間差を固有振動周期に一致させ
ることにより、最初の加振によって生じた振動が減衰す
る前に、次の加振を行いより確実に振動抑制を行うこと
ができる。
【0048】以上の各実施例において、ロボットハンド
の振動の検出は、加速度センサなどにより、ロボットハ
ンド先端の振動検出を行ったが、サーボモータに印加さ
れる電流により振動検出の代用とすることができる。ロ
ボットアームの先端部に振動が発生する場合、その振動
方向に駆動力を与えるモータにその振動波形と同様の力
が働く。このときサーボモータはその位置を保持しよう
とし、加えられる力に対向する力を発生するように電流
が印加される。したがって、このときに振動波形とサー
ボモータに印加される電流波形は、図10に示すよう
に、ほぼ一致した波形となる。特にお互いの周期Ti ,
Tv は一致するので、固有振動周期の測定においては電
流波形を測定することで足りる。
の振動の検出は、加速度センサなどにより、ロボットハ
ンド先端の振動検出を行ったが、サーボモータに印加さ
れる電流により振動検出の代用とすることができる。ロ
ボットアームの先端部に振動が発生する場合、その振動
方向に駆動力を与えるモータにその振動波形と同様の力
が働く。このときサーボモータはその位置を保持しよう
とし、加えられる力に対向する力を発生するように電流
が印加される。したがって、このときに振動波形とサー
ボモータに印加される電流波形は、図10に示すよう
に、ほぼ一致した波形となる。特にお互いの周期Ti ,
Tv は一致するので、固有振動周期の測定においては電
流波形を測定することで足りる。
【0049】図11には、サーボモータに印加される電
流を検出し、固有振動数を算出する装置の構成が示され
ている。サーボモータ3を速度指令に基づき制御するサ
ーボ増幅器2は、速度制御部21と電流制御部22を含
んでいる。この内電流制御部22はサーボモータ3に印
加する電流を制御する部分であり、この電流制御部22
から制御電流の波形を検出することができる。この電流
波形を高速フーリエ変換器(FFT)などの周波数解析
機6に導く。そして、最も高いパワースペクトルピーク
をこの系の固有振動数として検出する。また、ロボット
のコントローラ自体に周波数解析機能を持たせて処理を
行うことも可能である。
流を検出し、固有振動数を算出する装置の構成が示され
ている。サーボモータ3を速度指令に基づき制御するサ
ーボ増幅器2は、速度制御部21と電流制御部22を含
んでいる。この内電流制御部22はサーボモータ3に印
加する電流を制御する部分であり、この電流制御部22
から制御電流の波形を検出することができる。この電流
波形を高速フーリエ変換器(FFT)などの周波数解析
機6に導く。そして、最も高いパワースペクトルピーク
をこの系の固有振動数として検出する。また、ロボット
のコントローラ自体に周波数解析機能を持たせて処理を
行うことも可能である。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、加速期間
および減速期間で発生する振動が、駆動対象物の加速度
の時間微分値が立ち上がる時点および立ち下がる時点に
おいて生じる加振力によって発生することに着目し、前
記立ち上がり部と立ち下がり部の時間差(加振時間差)
をそのときの系の固有振動周期の整数倍とすることによ
り、二つの時点で発生する振動を互いに干渉させ、振動
を抑制することができる。
および減速期間で発生する振動が、駆動対象物の加速度
の時間微分値が立ち上がる時点および立ち下がる時点に
おいて生じる加振力によって発生することに着目し、前
記立ち上がり部と立ち下がり部の時間差(加振時間差)
をそのときの系の固有振動周期の整数倍とすることによ
り、二つの時点で発生する振動を互いに干渉させ、振動
を抑制することができる。
【0051】また、加速期間および減速期間を、加速度
が一定の割合で増加する加速度一定増加期間と、一定の
割合で減少する加速度一定減少期間と、加速度が一定の
等加速度期間とにより構成した場合、加速度一定増加期
間と加速度一定減少期間の開始時点が加振時点となるの
で、加振時間差を算出することが容易になる さらに、加速期間および減速期間の長さを変えずに、加
速度一定減少期間と加速度一定増加期間の少なくとも一
方の長さを変更することにより加振時間差を修正するこ
とが可能となる。したがって、加速期間や減速期間を延
長することなく振動の抑制を行うことができ、よって作
業時間が長くなることがない。
が一定の割合で増加する加速度一定増加期間と、一定の
割合で減少する加速度一定減少期間と、加速度が一定の
等加速度期間とにより構成した場合、加速度一定増加期
間と加速度一定減少期間の開始時点が加振時点となるの
で、加振時間差を算出することが容易になる さらに、加速期間および減速期間の長さを変えずに、加
速度一定減少期間と加速度一定増加期間の少なくとも一
方の長さを変更することにより加振時間差を修正するこ
とが可能となる。したがって、加速期間や減速期間を延
長することなく振動の抑制を行うことができ、よって作
業時間が長くなることがない。
【0052】さらに、駆動パターンを複数種あらかじめ
準備しておき、動作ごとに最も適切なパターンを選択す
ることによって、駆動パターンをそのつど算出する必要
がなくなる。
準備しておき、動作ごとに最も適切なパターンを選択す
ることによって、駆動パターンをそのつど算出する必要
がなくなる。
【0053】さらに、加速期間と減速期間のうち固有振
動周期より短い期間については、固有振動周期まで、当
該期間を延長することにより、この場合も振動抑制を行
うことが可能となる。
動周期より短い期間については、固有振動周期まで、当
該期間を延長することにより、この場合も振動抑制を行
うことが可能となる。
【0054】さらに、固有振動周期の測定にあたって、
系の駆動用のサーボモータに印加する電流波形を検出
し、この電流波形の基本周波数を系の固有振動数とする
ことにより、加速度センサを取り付けるなどの手間なく
固有振動周期を検出することができる。
系の駆動用のサーボモータに印加する電流波形を検出
し、この電流波形の基本周波数を系の固有振動数とする
ことにより、加速度センサを取り付けるなどの手間なく
固有振動周期を検出することができる。
【0055】以上のように、本発明はフィードバック制
御によらず振動抑制を行い得る方法を提供するものであ
り、フィードバック制御に用いられるセンサや処理系の
高速化などの対応を行う必要がない。したがって、安価
で簡易な系を構成することが可能となる。
御によらず振動抑制を行い得る方法を提供するものであ
り、フィードバック制御に用いられるセンサや処理系の
高速化などの対応を行う必要がない。したがって、安価
で簡易な系を構成することが可能となる。
【図1】本発明にかかる実施例の装置の外観図である。
【図2】本実施例の装置の速度指令の説明図である。
【図3】本実施例の装置の制御を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図4】本実施例の装置の速度指令の説明図である。
【図5】本実施例の装置において、振動抑制制御を行う
前の速度指令と、この速度指令によって発生した振動を
示す図である。
前の速度指令と、この速度指令によって発生した振動を
示す図である。
【図6】本実施例の装置において、振動抑制制御を行う
速度指令と、この速度指令によって発生した振動を示す
図である。
速度指令と、この速度指令によって発生した振動を示す
図である。
【図7】本発明にかかる他の実施例の装置の制御を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図8】速度指令パターンの代表的な例を示す図であ
り、定速移動をする期間がなく加速したのち直ぐ減速に
移る速度指令パターンと、このときのロボット先端の振
幅を合わせて示した図である。
り、定速移動をする期間がなく加速したのち直ぐ減速に
移る速度指令パターンと、このときのロボット先端の振
幅を合わせて示した図である。
【図9】速度指令パターンの代表的な例を示す図であ
り、加速後所定時間一定速度で移動を行いその後減速す
る速度指令パターンと、このときのロボット先端の振幅
を合わせて示した図である。
り、加速後所定時間一定速度で移動を行いその後減速す
る速度指令パターンと、このときのロボット先端の振幅
を合わせて示した図である。
【図10】サーボモータに印加する電流と、ロボットア
ーム先端の振動を対比して示す図である。
ーム先端の振動を対比して示す図である。
【図11】サーボモータに印加する電流値検出し、周波
数解析を行う装置構成を示す図である。
数解析を行う装置構成を示す図である。
【図12】従来の装置の外観図である。
1 コントローラ 2 サーボ増幅器 3 サーボモータ 4 ロボットアーム 5 フィンガー部 11 CPU 12 メモリ
Claims (7)
- 【請求項1】 駆動対象物を駆動するための加速期間と
減速期間と定速期間を含む駆動パターンを求める工程
と、前記駆動パターンより駆動対象物の加速度の時間に
関する微分値を算出する工程と、前記加速度の時間微分
値の立上がり部と立下がり部との時間差を算出する工程
と、前記時間差が前記固有振動周期の整数倍になるよう
に駆動パターンを修正する工程と、を有することを特徴
とする制振制御方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の制振制御方法であっ
て、前記求められる駆動パターンは、その加速期間と減
速期間の少なくとも一方は、加速度が時間に関し一定の
割合で増加する加速度一定増加期間と、加速度が時間に
関し一定の割合で減少する加速度一定減少期間と、加速
度が一定の等加速度期間と、を含むことを特徴とする制
振制御方法。 - 【請求項3】 請求項2に記載の制振制御方法であっ
て、前記駆動パターンの修正は、前記加速度一定増加期
間と前記加速度一定減少期間を含んでいる加速期間と減
速期間の少なくとも一方の長さを固定し、当該期間に含
まれる加速度一定増加期間と加速度一定減少期間の長さ
を修正するものであることを特徴とする制振制御方法。 - 【請求項4】 請求項2に記載の制振制御方法であっ
て、前記駆動パターンの修正は、予め準備された複数の
駆動パターンからの選択するものであることを特徴とす
る制振制御方法。 - 【請求項5】 駆動対象物を駆動するための加速期間と
減速期間と定速期間を含む駆動パターンを求める工程
と、前記加速期間および減速期間と前記駆動対象物の固
有振動周期と比較する工程とを有し、 さらに、前記加速期間および減速期間のうち固有振動周
期より長いと判断された期間において、前記駆動パター
ンより駆動対象物の加速度の時間に関する微分値を算出
する工程と、前記加速度の時間微分値の立上がり部と立
下がり部との時間差を算出する工程と、前記時間差が前
記固有振動数の整数倍になるように駆動パターンを修正
する工程とを含み、 さらに、前記加速期間および減速期間のうち固有振動周
期より短いと判断された期間において、当該期間の長さ
が前記固有振動周期に等しくなるように修正を行う工程
を含むことを特徴とする制振制御方法。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の制
振制御方法であって、前記駆動対象物の固有振動周期
は、電動機によって駆動対象物を予め定められた駆動パ
ターンで駆動する工程と、駆動に伴い駆動対象物に発生
する振動によって生ずる電動機の駆動用電流の変動を検
出する工程と、検出された電流波形より駆動対象物の固
有振動周期を測定する工程によって測定される含むこと
を特徴とする制振制御方法。 - 【請求項7】 駆動対象物を駆動するための加速期間と
減速期間と定速期間を含む駆動パターンを算出する手段
と、前記駆動パターンより駆動対象物の加速度の時間に
関する微分値を算出する手段と、前記加速度の時間微分
値の立上がり部と立下がり部との時間差を算出する手段
と、前記時間差が前記固有振動周期の整数倍になるよう
駆動パターンを修整する手段と、を有することを特徴と
する制振制御装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6122843A JPH07328965A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 制振制御方法および固有振動周期測定方法および制振制御装置 |
| US08/423,458 US5627440A (en) | 1994-06-03 | 1995-04-19 | Method of computing drive pattern for suppressing vibration of industrial robot |
| EP95106109A EP0685779B1 (en) | 1994-06-03 | 1995-04-24 | Method of computing drive pattern for suppressing vibration of industrial robot |
| DE69514570T DE69514570T2 (de) | 1994-06-03 | 1995-04-24 | Verfahren zur Berechnung von Antriebssollwerten zur Vermeidung von Industrierobotervibrationen |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6122843A JPH07328965A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 制振制御方法および固有振動周期測定方法および制振制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07328965A true JPH07328965A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=14846014
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6122843A Pending JPH07328965A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 制振制御方法および固有振動周期測定方法および制振制御装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5627440A (ja) |
| EP (1) | EP0685779B1 (ja) |
| JP (1) | JPH07328965A (ja) |
| DE (1) | DE69514570T2 (ja) |
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| US6249097B1 (en) | 1997-11-21 | 2001-06-19 | Valeo Electrical Systems, Inc. | Optimum motor speed control system |
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