JPH07329111A - 異材質樹脂による二色成形方法 - Google Patents
異材質樹脂による二色成形方法Info
- Publication number
- JPH07329111A JPH07329111A JP15418494A JP15418494A JPH07329111A JP H07329111 A JPH07329111 A JP H07329111A JP 15418494 A JP15418494 A JP 15418494A JP 15418494 A JP15418494 A JP 15418494A JP H07329111 A JPH07329111 A JP H07329111A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- resin
- flow path
- shot
- shielding resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Telephone Set Structure (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光透過性樹脂の成形部分の背後に光遮蔽性樹
脂の成形部分が残存せず、また光透過性樹脂成形部分と
光遮蔽性樹脂成形部分の境界面の融着を阻害するため、
明るく、文字、図形などの識別の明瞭性に優れた成形品
が得られる二色成形方法を提供する。 【構成】 ファーストショットで光透過性樹脂部分1を
射出成形し、セカンドショットで光遮蔽性樹脂部分2
と、光遮蔽性樹脂部分2の背面側の第1流路22と、光
透過性樹脂部分1の背面側の背面流路23および牽引用
部分23aと、光遮蔽性樹脂の隔離部分2aの背面側の
第2流路24と、光遮蔽性樹脂の隔離部分2aの成形を
行い、成形品を共通金型3から分離する際に、第1流路
22と第2流路24か、あるいはそれらの流路の周辺で
光遮蔽性樹脂を分断し、背面流路23および牽引用部分
23aを共通金型3に残す。
脂の成形部分が残存せず、また光透過性樹脂成形部分と
光遮蔽性樹脂成形部分の境界面の融着を阻害するため、
明るく、文字、図形などの識別の明瞭性に優れた成形品
が得られる二色成形方法を提供する。 【構成】 ファーストショットで光透過性樹脂部分1を
射出成形し、セカンドショットで光遮蔽性樹脂部分2
と、光遮蔽性樹脂部分2の背面側の第1流路22と、光
透過性樹脂部分1の背面側の背面流路23および牽引用
部分23aと、光遮蔽性樹脂の隔離部分2aの背面側の
第2流路24と、光遮蔽性樹脂の隔離部分2aの成形を
行い、成形品を共通金型3から分離する際に、第1流路
22と第2流路24か、あるいはそれらの流路の周辺で
光遮蔽性樹脂を分断し、背面流路23および牽引用部分
23aを共通金型3に残す。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ、カセットデッ
キ、コンピューター、電話器、通信機などの電子関連機
器の前面パネルや筐体、あるいはそれらの機器に使用さ
れる各種入力用のキートップ、その他の部品などであっ
て、背面などから照光して文字、数字、記号、図形など
を明るく表示する樹脂成形品の二色成形方法に関するも
のである。
キ、コンピューター、電話器、通信機などの電子関連機
器の前面パネルや筐体、あるいはそれらの機器に使用さ
れる各種入力用のキートップ、その他の部品などであっ
て、背面などから照光して文字、数字、記号、図形など
を明るく表示する樹脂成形品の二色成形方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ファーストショット(第1回目の射出成
形)で光透過性樹脂を使用して文字、数字、記号、図形
などの表示部分を成形し、片側の金型を交換してセカン
ドショット(第2回目の射出成形)で光遮蔽性樹脂を使
用してその周囲を成形し、背面などから電球、LED、
蛍光管、あるいはそれらを光源とする導光部品などで照
光して表示部分を明るく表示する樹脂成形品が二色成形
方法によって生産されている。
形)で光透過性樹脂を使用して文字、数字、記号、図形
などの表示部分を成形し、片側の金型を交換してセカン
ドショット(第2回目の射出成形)で光遮蔽性樹脂を使
用してその周囲を成形し、背面などから電球、LED、
蛍光管、あるいはそれらを光源とする導光部品などで照
光して表示部分を明るく表示する樹脂成形品が二色成形
方法によって生産されている。
【0003】従来の二色成形方法では、表示部分に
“A”や“B”などの文字や、“4”や“8”などの数
字のように、光透過性樹脂部分1によって囲まれた光遮
蔽性樹脂の隔離部分2aを持つ文字、数字、記号、図形
などがある成形品を成形する場合には、金型33にスラ
イド機構を設け、ファーストショットの終了後に機構を
スライドさせて、図12のようにトンネルのような流路
36を開口させ、セカンドショットで表示部分の外側を
覆う光遮蔽性樹脂成形空間35から該流路36を通して
隔離部分成形空間35aに樹脂を充填していた。
“A”や“B”などの文字や、“4”や“8”などの数
字のように、光透過性樹脂部分1によって囲まれた光遮
蔽性樹脂の隔離部分2aを持つ文字、数字、記号、図形
などがある成形品を成形する場合には、金型33にスラ
イド機構を設け、ファーストショットの終了後に機構を
スライドさせて、図12のようにトンネルのような流路
36を開口させ、セカンドショットで表示部分の外側を
覆う光遮蔽性樹脂成形空間35から該流路36を通して
隔離部分成形空間35aに樹脂を充填していた。
【0004】このトンネルのような流路は、図13のよ
うに成形終了後の成形品の光透過性樹脂部分1の背面側
に流路部分38として残るため、成形品の背面などから
照光して表示部分を明るく表示した場合には光透過性樹
脂部分1に影となって現れ、文字、数字、記号、図形な
どを表す光透過性樹脂部分1の表示部分の明瞭性を損な
っていた。
うに成形終了後の成形品の光透過性樹脂部分1の背面側
に流路部分38として残るため、成形品の背面などから
照光して表示部分を明るく表示した場合には光透過性樹
脂部分1に影となって現れ、文字、数字、記号、図形な
どを表す光透過性樹脂部分1の表示部分の明瞭性を損な
っていた。
【0005】また従来、照光性の成形品を二色成形方法
で作成するための代表的な材料として、光透過性樹脂と
して光の透過性のあるポリカーボネイト樹脂、ABS樹
脂あるいはメタクリル樹脂等を使用し、光遮蔽性樹脂と
して光の透過性の無いポリカーボネイト樹脂やABS樹
脂等を使用することが知られている。
で作成するための代表的な材料として、光透過性樹脂と
して光の透過性のあるポリカーボネイト樹脂、ABS樹
脂あるいはメタクリル樹脂等を使用し、光遮蔽性樹脂と
して光の透過性の無いポリカーボネイト樹脂やABS樹
脂等を使用することが知られている。
【0006】このような従来使用されてきた樹脂の組合
せによって二色成形を行った場合、ファーストショット
終了後に冷却固化されていた光透過性樹脂が、セカンド
ショットにおいて加熱溶融、加圧された光遮蔽性樹脂の
注入によって2種類の樹脂の接合面が融着し、あたかも
境界面が存在しないかのように一体化される。
せによって二色成形を行った場合、ファーストショット
終了後に冷却固化されていた光透過性樹脂が、セカンド
ショットにおいて加熱溶融、加圧された光遮蔽性樹脂の
注入によって2種類の樹脂の接合面が融着し、あたかも
境界面が存在しないかのように一体化される。
【0007】このように従来の二色成形方法では、光透
過性樹脂と光遮蔽性樹脂が接触面で溶着しているため
に、光透過性樹脂部分1の背面から入射角度を持って照
射された光が、光透過性樹脂と光遮蔽性樹脂との境界面
で反射して成形品の外に放射される割合を少なくし、ま
た照光使用しない場合にも光透過性樹脂を通してあたか
も影のように光遮蔽性樹脂の部分が見えてしまい、文
字、数字、記号、図形などを表す表示部分の明るさを減
らして明瞭性を低減させていた。
過性樹脂と光遮蔽性樹脂が接触面で溶着しているため
に、光透過性樹脂部分1の背面から入射角度を持って照
射された光が、光透過性樹脂と光遮蔽性樹脂との境界面
で反射して成形品の外に放射される割合を少なくし、ま
た照光使用しない場合にも光透過性樹脂を通してあたか
も影のように光遮蔽性樹脂の部分が見えてしまい、文
字、数字、記号、図形などを表す表示部分の明るさを減
らして明瞭性を低減させていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、光透過性樹脂の成形部分の背後に光遮蔽性樹脂の成
形部分が残存せず、また光透過性樹脂成形部分と光遮蔽
性樹脂成形部分の境界面の融着を阻害するために明る
く、文字、数字、記号、図形などの識別の明瞭性に優れ
た成形品を成形することができる二色成形方法を提供す
ることである。
は、光透過性樹脂の成形部分の背後に光遮蔽性樹脂の成
形部分が残存せず、また光透過性樹脂成形部分と光遮蔽
性樹脂成形部分の境界面の融着を阻害するために明る
く、文字、数字、記号、図形などの識別の明瞭性に優れ
た成形品を成形することができる二色成形方法を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の成形品の二色成
形方法では、ファーストショットの光透過性樹脂として
光の透過性のあるポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂
あるいはポリプロピレン樹脂の中から適当な樹脂を選ん
で光透過性樹脂部分1の射出成形を行い、セカンドショ
ットの光遮蔽性樹脂として光の透過性の無いABS樹脂
等のスチレン系樹脂あるいはポリカーボネイト樹脂の中
から適当な樹脂を選んで光遮蔽性樹脂部分2と、光透過
性樹脂部分1によって包囲された光遮蔽性樹脂の隔離部
分2aの射出成形を行う。
形方法では、ファーストショットの光透過性樹脂として
光の透過性のあるポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂
あるいはポリプロピレン樹脂の中から適当な樹脂を選ん
で光透過性樹脂部分1の射出成形を行い、セカンドショ
ットの光遮蔽性樹脂として光の透過性の無いABS樹脂
等のスチレン系樹脂あるいはポリカーボネイト樹脂の中
から適当な樹脂を選んで光遮蔽性樹脂部分2と、光透過
性樹脂部分1によって包囲された光遮蔽性樹脂の隔離部
分2aの射出成形を行う。
【0010】共通金型3とファーストショットの金型4
を閉じてファーストショットの光透過性樹脂の射出成形
を行い、文字、数字、記号、図形などを表す表示部分と
なる光透過性樹脂部分1とリブ16あるいは隔離部分の
リブ17、あるいはリブ16と隔離部分のリブ17の両
方を成形する。
を閉じてファーストショットの光透過性樹脂の射出成形
を行い、文字、数字、記号、図形などを表す表示部分と
なる光透過性樹脂部分1とリブ16あるいは隔離部分の
リブ17、あるいはリブ16と隔離部分のリブ17の両
方を成形する。
【0011】共通金型3に光透過性樹脂によって成形し
た部分を残してファーストショットの金型4を分離する
と共に、ファーストショットの金型4に設けられた閉鎖
ピン8と閉鎖ピン9を分離し、第1流路成形用空間15
と第2流路成形用空間15aを形成する。
た部分を残してファーストショットの金型4を分離する
と共に、ファーストショットの金型4に設けられた閉鎖
ピン8と閉鎖ピン9を分離し、第1流路成形用空間15
と第2流路成形用空間15aを形成する。
【0012】共通金型3とセカンドショットの金型18
を閉じてセカンドショットの光遮蔽性樹脂を射出成形
し、光遮蔽性樹脂部分2、第1流路22、背面流路2
3、背面流路23の壁面の窪んだ形状の牽引用部分23
a、第2流路24、隔離部分2aを射出成形する。
を閉じてセカンドショットの光遮蔽性樹脂を射出成形
し、光遮蔽性樹脂部分2、第1流路22、背面流路2
3、背面流路23の壁面の窪んだ形状の牽引用部分23
a、第2流路24、隔離部分2aを射出成形する。
【0013】この時に、ファーストショットの際に光透
過性樹脂で成形されたリブ16と隔離部分のリブ17
は、光遮蔽性樹脂成形用空間20と隔離部分成形用空間
21に流れ込む光遮蔽性樹脂の熱と圧力によって変形
し、光遮蔽性樹脂の冷却、固化に伴って光遮蔽性樹脂部
分2と隔離部分2aの内部に変形した形状のまま残され
る。
過性樹脂で成形されたリブ16と隔離部分のリブ17
は、光遮蔽性樹脂成形用空間20と隔離部分成形用空間
21に流れ込む光遮蔽性樹脂の熱と圧力によって変形
し、光遮蔽性樹脂の冷却、固化に伴って光遮蔽性樹脂部
分2と隔離部分2aの内部に変形した形状のまま残され
る。
【0014】セカンドショットの金型18を型開きして
突き出しピン7によって成形品を共通金型3から分離す
る際に、第1流路22と第2流路24か、あるいはその
周辺で光遮蔽性樹脂が分断され、背面流路23と牽引用
部分23aは共通金型3に残る。
突き出しピン7によって成形品を共通金型3から分離す
る際に、第1流路22と第2流路24か、あるいはその
周辺で光遮蔽性樹脂が分断され、背面流路23と牽引用
部分23aは共通金型3に残る。
【0015】この時に、ファーストショットの光透過性
樹脂としてポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂あるい
はポリプロピレン樹脂のグループの中から適当な1種を
選び、セカンドショットの光遮蔽性樹脂としてABS樹
脂等のスチレン系樹脂あるいはポリカーボネイト樹脂の
中から適当な1種を選んで使用すると、2種類の樹脂が
接触する面で樹脂どうしの溶着が起らず、接触面23b
は容易に剥離して背面流路23と牽引用部分23aを共
通金型3に残すことができる。
樹脂としてポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂あるい
はポリプロピレン樹脂のグループの中から適当な1種を
選び、セカンドショットの光遮蔽性樹脂としてABS樹
脂等のスチレン系樹脂あるいはポリカーボネイト樹脂の
中から適当な1種を選んで使用すると、2種類の樹脂が
接触する面で樹脂どうしの溶着が起らず、接触面23b
は容易に剥離して背面流路23と牽引用部分23aを共
通金型3に残すことができる。
【0016】またこの時に、光遮蔽性樹脂部分2と隔離
部分2aの内部に変形した形状のまま残されたリブ16
と隔離部分のリブ17があたかも楔のように作用し、光
透過性樹脂と光透過性樹脂が接触面で剥離した状態にお
いても、光透過性樹脂部分1が光遮蔽性樹脂部分2から
分離して脱落することを防ぎ、同じように隔離部分2a
が光透過性樹脂部分1から分離して脱落することを防
ぐ。
部分2aの内部に変形した形状のまま残されたリブ16
と隔離部分のリブ17があたかも楔のように作用し、光
透過性樹脂と光透過性樹脂が接触面で剥離した状態にお
いても、光透過性樹脂部分1が光遮蔽性樹脂部分2から
分離して脱落することを防ぎ、同じように隔離部分2a
が光透過性樹脂部分1から分離して脱落することを防
ぐ。
【0017】共通金型3に残った背面流路23と牽引用
部分23aは、スライドピン6を前進させて共通金型3
から突き出す。
部分23aは、スライドピン6を前進させて共通金型3
から突き出す。
【0018】このようにして成形された成形品は、光透
過性樹脂部分1の背面側に電球、LED、蛍光管、ある
いはそれらを光源とする導光部品などを配置して照光使
用される。
過性樹脂部分1の背面側に電球、LED、蛍光管、ある
いはそれらを光源とする導光部品などを配置して照光使
用される。
【0019】例えば、“B”のように光透過性樹脂部分
1で包囲された隔離部分2aが複数ある文字、数字、記
号、図形などを持つ成形品の場合や、“AB”などのよ
うに光透過性樹脂部分1で包囲された隔離部分2aを持
つ複数の文字、数字、記号、図形などを持つ成形品の場
合などでは、共通金型3のスライドピン6と背面流路成
形用空間13を複数の隔離部分2aに対応して拡張し、
ファーストショットの金型4に複数の隔離部分2aに対
応した数の隔離部分のリブ成形用空間12と閉鎖ピン9
を所要部位に追加する。
1で包囲された隔離部分2aが複数ある文字、数字、記
号、図形などを持つ成形品の場合や、“AB”などのよ
うに光透過性樹脂部分1で包囲された隔離部分2aを持
つ複数の文字、数字、記号、図形などを持つ成形品の場
合などでは、共通金型3のスライドピン6と背面流路成
形用空間13を複数の隔離部分2aに対応して拡張し、
ファーストショットの金型4に複数の隔離部分2aに対
応した数の隔離部分のリブ成形用空間12と閉鎖ピン9
を所要部位に追加する。
【0020】この場合には、光遮蔽性樹脂は第1流路成
形用空間12から拡張した背面流路成形用空間13と複
数個所の第2流路成形用空間を通過して、複数個所の隔
離部分成形用空間21に充填される。その他の構成及び
作用については前記と同様である。
形用空間12から拡張した背面流路成形用空間13と複
数個所の第2流路成形用空間を通過して、複数個所の隔
離部分成形用空間21に充填される。その他の構成及び
作用については前記と同様である。
【0021】
【発明の効果】本発明の二色成形方法では、光遮蔽性樹
脂部分2から隔離部分2aに光遮蔽性樹脂を流し込むた
めの通路となった背面流路23は、成形品を突き出しピ
ン7によって共通金型3から分離する際に第1流路22
と第2流路24か、あるいはその周辺で光遮蔽性樹脂が
分断されることで成形品から切り離され、表示部分を表
す光透過性樹脂部分1の背面側に残らないため、成形品
の照光使用時に光透過性樹脂部分1に影の出来ることが
一切無く、文字、数字、記号、図形などの識別の明瞭性
に優れた成形品が得られる。
脂部分2から隔離部分2aに光遮蔽性樹脂を流し込むた
めの通路となった背面流路23は、成形品を突き出しピ
ン7によって共通金型3から分離する際に第1流路22
と第2流路24か、あるいはその周辺で光遮蔽性樹脂が
分断されることで成形品から切り離され、表示部分を表
す光透過性樹脂部分1の背面側に残らないため、成形品
の照光使用時に光透過性樹脂部分1に影の出来ることが
一切無く、文字、数字、記号、図形などの識別の明瞭性
に優れた成形品が得られる。
【0022】また、変形した形状のリブ16と隔離部分
のリブ17があたかも楔のように光遮蔽性樹脂部分2と
隔離部分2aの内部に食い込んだような形状となるた
め、光透過性樹脂と光遮蔽性樹脂が接触面で溶着せずに
剥離した場合でも、光透過性樹脂部分1が光遮蔽性樹脂
部分2から分離して脱落することが無く、隔離部分2a
も光透過性樹脂部分1から分離して脱落することが無
い。
のリブ17があたかも楔のように光遮蔽性樹脂部分2と
隔離部分2aの内部に食い込んだような形状となるた
め、光透過性樹脂と光遮蔽性樹脂が接触面で溶着せずに
剥離した場合でも、光透過性樹脂部分1が光遮蔽性樹脂
部分2から分離して脱落することが無く、隔離部分2a
も光透過性樹脂部分1から分離して脱落することが無
い。
【0023】また本発明の二色成形方法のように、光透
過性樹脂と光遮蔽性樹脂に接触面で溶着しない樹脂を選
んだ別の効果として、図9のように、背面から照射した
光が角度をもって入射して反射する部分にも剥離が起
り、その部分に薄い空気の層である中間層25が出来
る。
過性樹脂と光遮蔽性樹脂に接触面で溶着しない樹脂を選
んだ別の効果として、図9のように、背面から照射した
光が角度をもって入射して反射する部分にも剥離が起
り、その部分に薄い空気の層である中間層25が出来
る。
【0024】従来の二色成形方法では光透過性樹脂と光
遮蔽性樹脂が接触面で溶着しているために、光透過性樹
脂に角度を持って入射した光と、光透過性樹脂を透過し
て外部に放射される光の差は、光透過性樹脂と光遮蔽性
樹脂の屈折率(nD)の差によって決まっていた。
遮蔽性樹脂が接触面で溶着しているために、光透過性樹
脂に角度を持って入射した光と、光透過性樹脂を透過し
て外部に放射される光の差は、光透過性樹脂と光遮蔽性
樹脂の屈折率(nD)の差によって決まっていた。
【0025】二色成形方法に使用される多くの樹脂の光
の屈折率(nD)は、本発明の二色成形に使用する樹脂
も含めて、だいたい1.4〜1.6の範囲にあることか
ら屈折率(nD)の差は少ない。
の屈折率(nD)は、本発明の二色成形に使用する樹脂
も含めて、だいたい1.4〜1.6の範囲にあることか
ら屈折率(nD)の差は少ない。
【0026】それに対して、本方式による二色成形方法
では、屈折率(nD)の差は壁面25を構成する光透過
性樹脂と空気の層との屈折率の差となり、空気の屈折率
(nD)が1.0であることから、樹脂どうしが溶着し
ている場合に比べて、屈折率(nD)の差が大きく、壁
面25で反射して成形品の外部に放射される光の量を増
加させ、文字や図形の識別に優れた明るい成形品が得ら
れる。
では、屈折率(nD)の差は壁面25を構成する光透過
性樹脂と空気の層との屈折率の差となり、空気の屈折率
(nD)が1.0であることから、樹脂どうしが溶着し
ている場合に比べて、屈折率(nD)の差が大きく、壁
面25で反射して成形品の外部に放射される光の量を増
加させ、文字や図形の識別に優れた明るい成形品が得ら
れる。
【0027】また、照光使用しない場合でも、従来のよ
うに外部から表示部分を見た場合に光透過性樹脂を通し
てあたかも影のように光遮蔽性樹脂の部分が見えること
が無く、文字、数字、記号、図形などの識別の明瞭性を
向上させる。
うに外部から表示部分を見た場合に光透過性樹脂を通し
てあたかも影のように光遮蔽性樹脂の部分が見えること
が無く、文字、数字、記号、図形などの識別の明瞭性を
向上させる。
【0028】なお、このような光透過性樹脂と光遮蔽性
樹脂の接触する面の剥離は、特別な手段を講じ無くとも
セカンドショット終了後にセカンドショットの金型18
を分離する際、あるいは突き出しピン7を突き出して成
形品を共通金型3から分離する際に成形品に加わる圧力
により生じるが、例えば光遮蔽性樹脂部分2から光透過
性樹脂部分1が脱落しない程度のアンダーカットを共通
金型3の適所に設けたり、成形終了後に金型から分離し
た成形品を手で曲げたり、あるいは治具を使用して圧力
を加えたりすればより一層確実で均等な剥離を行うこと
ができる。
樹脂の接触する面の剥離は、特別な手段を講じ無くとも
セカンドショット終了後にセカンドショットの金型18
を分離する際、あるいは突き出しピン7を突き出して成
形品を共通金型3から分離する際に成形品に加わる圧力
により生じるが、例えば光遮蔽性樹脂部分2から光透過
性樹脂部分1が脱落しない程度のアンダーカットを共通
金型3の適所に設けたり、成形終了後に金型から分離し
た成形品を手で曲げたり、あるいは治具を使用して圧力
を加えたりすればより一層確実で均等な剥離を行うこと
ができる。
【0029】
[実施例1]実施例1は、図1に示すように電子機器の
前面パネルの一部にリング形状の表示部分を持ち、その
部分の背面から照光して表示させる成形品であり、光遮
蔽性樹脂部分2に囲まれた光透過性樹脂部分1の中央に
光遮蔽性樹脂の隔離部分2aを持つ。
前面パネルの一部にリング形状の表示部分を持ち、その
部分の背面から照光して表示させる成形品であり、光遮
蔽性樹脂部分2に囲まれた光透過性樹脂部分1の中央に
光遮蔽性樹脂の隔離部分2aを持つ。
【0030】図2に示すように共通金型3には光透過性
樹脂成形用空間10の一部と成形終了後に共通金型3か
ら成形品を分離するために金型から突き出す突き出しピ
ン7が設けられている。
樹脂成形用空間10の一部と成形終了後に共通金型3か
ら成形品を分離するために金型から突き出す突き出しピ
ン7が設けられている。
【0031】また、共通金型3には背面流路成形用空間
13と背面流路成形用空間13の壁面に窪んだ形状(ア
ンダーカット)の牽引用部分成形用空間14が設けら
れ、背面流路成形用空間13には、ファーストショット
の光透過性樹脂の成形の際に背面流路成形用空間14と
牽引用部分成形用空間14aに樹脂が流れ込まないよう
にスライドピン6が差し込まれて閉鎖されている。
13と背面流路成形用空間13の壁面に窪んだ形状(ア
ンダーカット)の牽引用部分成形用空間14が設けら
れ、背面流路成形用空間13には、ファーストショット
の光透過性樹脂の成形の際に背面流路成形用空間14と
牽引用部分成形用空間14aに樹脂が流れ込まないよう
にスライドピン6が差し込まれて閉鎖されている。
【0032】ファーストショットの金型4には光透過性
樹脂成形用空間10の残りの一部と、光透過性樹脂成形
用空間10から延長し、セカンドショットの際にセカン
ドショットの金型18の光遮蔽性樹脂成形用空間20の
位置に突出し、セカンドショットの金型18には接触し
ない位置のリブ成形用空間11と、隔離部分成形用空間
21の位置に突出し、周囲の隔離部分成形用空間21よ
り低く光透過性樹脂成形用空間10の内壁10aに接触
しない位置に隔離部分のリブ成形用空間12が設けられ
ている。
樹脂成形用空間10の残りの一部と、光透過性樹脂成形
用空間10から延長し、セカンドショットの際にセカン
ドショットの金型18の光遮蔽性樹脂成形用空間20の
位置に突出し、セカンドショットの金型18には接触し
ない位置のリブ成形用空間11と、隔離部分成形用空間
21の位置に突出し、周囲の隔離部分成形用空間21よ
り低く光透過性樹脂成形用空間10の内壁10aに接触
しない位置に隔離部分のリブ成形用空間12が設けられ
ている。
【0033】また、ファーストショットの金型4には、
セカンドショットの際に光遮蔽性樹脂成形用空間20か
ら背面流路成形用空間13に光遮蔽性樹脂を充填するた
めの樹脂の流路となる第1流路成形用空間15を形成す
るための閉鎖ピン8と、背面流路成形用空間13から隔
離部分成形用空間21に光遮蔽性樹脂を充填するための
樹脂の流路となる第2流路成形用空間15aを形成する
ための閉鎖ピン9が、共通金型3に設けられたスライド
ピン6に接触する位置に設けられている。
セカンドショットの際に光遮蔽性樹脂成形用空間20か
ら背面流路成形用空間13に光遮蔽性樹脂を充填するた
めの樹脂の流路となる第1流路成形用空間15を形成す
るための閉鎖ピン8と、背面流路成形用空間13から隔
離部分成形用空間21に光遮蔽性樹脂を充填するための
樹脂の流路となる第2流路成形用空間15aを形成する
ための閉鎖ピン9が、共通金型3に設けられたスライド
ピン6に接触する位置に設けられている。
【0034】共通金型3とファーストショットの金型4
を閉じ、光透過性樹脂としてポリアセタール樹脂を樹脂
注入口5から公知の射出成形機を用いて注入して光透過
性樹脂成形用空間10とリブ成形用空間11と隔離部分
のリブ成形用空間12に充填し、光透過性樹脂部分1と
リブ16と隔離部分のリブ17を成形した。
を閉じ、光透過性樹脂としてポリアセタール樹脂を樹脂
注入口5から公知の射出成形機を用いて注入して光透過
性樹脂成形用空間10とリブ成形用空間11と隔離部分
のリブ成形用空間12に充填し、光透過性樹脂部分1と
リブ16と隔離部分のリブ17を成形した。
【0035】図3と図4に示すように、共通金型3とフ
ァーストショットの金型4を型開きして分離すると、フ
ァーストショットの金型4に設けられた閉鎖ピン8と閉
鎖ピン9も共に分離されるため、閉鎖ピン8の抜取り跡
に第1流路成形用空間15が形成され、閉鎖ピン9の抜
取り跡に第2流路成形用空間15aが形成される。
ァーストショットの金型4を型開きして分離すると、フ
ァーストショットの金型4に設けられた閉鎖ピン8と閉
鎖ピン9も共に分離されるため、閉鎖ピン8の抜取り跡
に第1流路成形用空間15が形成され、閉鎖ピン9の抜
取り跡に第2流路成形用空間15aが形成される。
【0036】共通金型3に設けられているスライドピン
6を光透過性樹脂部分1と反対の方向にスライドして後
退させ、背面流路成形用空間13を作り出すと共に背面
流路成形用空間13から伸びた牽引用部分成形用空間1
4を開放する。
6を光透過性樹脂部分1と反対の方向にスライドして後
退させ、背面流路成形用空間13を作り出すと共に背面
流路成形用空間13から伸びた牽引用部分成形用空間1
4を開放する。
【0037】図5に示すように、共通金型3と、光遮蔽
性樹脂成形用空間20が設けられているセカンドショッ
トの金型18を閉じ、光遮蔽性樹脂として黒色に着色さ
れたABS樹脂を使用して樹脂注入口19から公知の射
出成形機を用いて樹脂を注入し、光遮蔽性樹脂成形用空
間20に光遮蔽性樹脂を充填すると共に、第1流路成形
用空間15と背面流路成形用空間13と牽引用部分成形
用空間14と第2流路成形用空間15aを経由して隔離
部分成形用空間21に光遮蔽性樹脂を充填し、光遮蔽性
樹脂部分2と隔離部分2aを成形する。
性樹脂成形用空間20が設けられているセカンドショッ
トの金型18を閉じ、光遮蔽性樹脂として黒色に着色さ
れたABS樹脂を使用して樹脂注入口19から公知の射
出成形機を用いて樹脂を注入し、光遮蔽性樹脂成形用空
間20に光遮蔽性樹脂を充填すると共に、第1流路成形
用空間15と背面流路成形用空間13と牽引用部分成形
用空間14と第2流路成形用空間15aを経由して隔離
部分成形用空間21に光遮蔽性樹脂を充填し、光遮蔽性
樹脂部分2と隔離部分2aを成形する。
【0038】この時に、第1流路22と背面流路23と
共通金型3の内部に突き出た形状の牽引用部分23aと
第2流路24も同時に光遮蔽性樹脂によって成形され
る。
共通金型3の内部に突き出た形状の牽引用部分23aと
第2流路24も同時に光遮蔽性樹脂によって成形され
る。
【0039】またこの時に、ファーストショットの際に
光透過性樹脂で成形されたリブ16と隔離部分のリブ1
7は、光遮蔽性樹脂成形用空間20と隔離部分成形用空
間21に流れ込む光遮蔽性樹脂の熱と圧力によって変形
し、光遮蔽性樹脂の冷却、固化に伴って光遮蔽性樹脂部
分2と隔離部分2aの内部に変形した形状のまま残され
る。
光透過性樹脂で成形されたリブ16と隔離部分のリブ1
7は、光遮蔽性樹脂成形用空間20と隔離部分成形用空
間21に流れ込む光遮蔽性樹脂の熱と圧力によって変形
し、光遮蔽性樹脂の冷却、固化に伴って光遮蔽性樹脂部
分2と隔離部分2aの内部に変形した形状のまま残され
る。
【0040】図7に示すように、共通金型3とセカンド
ショットの金型18を型開きしてセカンドショットの金
型18を分離し、さらに共通金型3から突き出しピン7
によって成形品を突き出して分離する。
ショットの金型18を型開きしてセカンドショットの金
型18を分離し、さらに共通金型3から突き出しピン7
によって成形品を突き出して分離する。
【0041】この時に、共通金型3の内部に突き出た形
状の牽引用部分23aが成形品を突き出そうとする力に
抵抗し、第1流路22と第2流路24に引っ張り荷重が
集中して付加されるために、第1流路22と第2流路2
4か、あるいはその周辺で光遮蔽性樹脂が引きちぎられ
て分断され、背面流路23と牽引用部分23aは共通金
型3に残される。
状の牽引用部分23aが成形品を突き出そうとする力に
抵抗し、第1流路22と第2流路24に引っ張り荷重が
集中して付加されるために、第1流路22と第2流路2
4か、あるいはその周辺で光遮蔽性樹脂が引きちぎられ
て分断され、背面流路23と牽引用部分23aは共通金
型3に残される。
【0042】またこの時に実施例1のように、光透過性
樹脂としてポリアセタール樹脂を使用し、光遮蔽性樹脂
としてABS樹脂を使用すると、光透過性樹脂と光遮蔽
性樹脂の接触する接触面23bでの樹脂どうしの融着が
阻害されるため、背面流路23は接触面22aで容易に
剥離して、成形品と共に分離されること無く、共通金型
3に残すことができる。
樹脂としてポリアセタール樹脂を使用し、光遮蔽性樹脂
としてABS樹脂を使用すると、光透過性樹脂と光遮蔽
性樹脂の接触する接触面23bでの樹脂どうしの融着が
阻害されるため、背面流路23は接触面22aで容易に
剥離して、成形品と共に分離されること無く、共通金型
3に残すことができる。
【0043】成形品に残った光透過性樹脂部分1は、変
形して光遮蔽性樹脂部分2の内部に楔のように残ったリ
ブ16の作用により、周囲の光遮蔽性樹脂部分2と接触
面で剥離した状態でも分離して脱落することが無い。
形して光遮蔽性樹脂部分2の内部に楔のように残ったリ
ブ16の作用により、周囲の光遮蔽性樹脂部分2と接触
面で剥離した状態でも分離して脱落することが無い。
【0044】また光遮蔽性樹脂の隔離部分2aは、変形
して隔離部分2aの内部に楔のように残った隔離部分の
リブ17の作用により、周囲の光透過性樹脂部分1と接
触面で剥離した状態でも分離して脱落することが無い。
して隔離部分2aの内部に楔のように残った隔離部分の
リブ17の作用により、周囲の光透過性樹脂部分1と接
触面で剥離した状態でも分離して脱落することが無い。
【0045】共通金型3に残された背面流路23と牽引
用部分23aは、図8に示したようにスライドピン6を
前進させて共通金型3から強制的に突き出される。
用部分23aは、図8に示したようにスライドピン6を
前進させて共通金型3から強制的に突き出される。
【0046】成形の終了した成形品である前面パネル
は、図9に示したように光透過性樹脂部分1の背面側に
LEDなどの光源を置いて照光使用される。
は、図9に示したように光透過性樹脂部分1の背面側に
LEDなどの光源を置いて照光使用される。
【0047】なお実施例1では、リング形状の表示部分
を表す光透過性樹脂部分1の側面の1ヵ所に薄い板形状
のリブ16を設け、また隔離部分成形用空間21に突出
する位置で、光透過性樹脂成形用空間10の内壁10a
に接触しないように薄い板形状の隔離部分のリブ17を
設けたが、光遮蔽性樹脂の充填の際に変形し、実用上で
光透過性樹脂部分1や隔離部分2aなどが周囲の樹脂と
剥離した状態であっても分離して脱落しない範囲であれ
ば、リブ16や隔離部分のリブ17の形状は自由に変え
ても良いし、また配置も適当な位置に適当な個数を設け
れば良い。
を表す光透過性樹脂部分1の側面の1ヵ所に薄い板形状
のリブ16を設け、また隔離部分成形用空間21に突出
する位置で、光透過性樹脂成形用空間10の内壁10a
に接触しないように薄い板形状の隔離部分のリブ17を
設けたが、光遮蔽性樹脂の充填の際に変形し、実用上で
光透過性樹脂部分1や隔離部分2aなどが周囲の樹脂と
剥離した状態であっても分離して脱落しない範囲であれ
ば、リブ16や隔離部分のリブ17の形状は自由に変え
ても良いし、また配置も適当な位置に適当な個数を設け
れば良い。
【0048】また実施例1の牽引用部分23aは、共通
金型3の背面流路成形用空間13の壁面の周囲をリング
状に囲むような窪み(アンダーカット)を設けて成形し
たが、成形品を共通金型3から突き出しピン7によって
突き出す際には背面流路23が共通金型3から分離しな
いように保持し、スライドピン6を前進させて共通金型
3から背面流路23とともに突き出す際には容易に突き
出すことができるような抵抗が得られれば、実施例1に
限らず種々の形状に変更することができる。
金型3の背面流路成形用空間13の壁面の周囲をリング
状に囲むような窪み(アンダーカット)を設けて成形し
たが、成形品を共通金型3から突き出しピン7によって
突き出す際には背面流路23が共通金型3から分離しな
いように保持し、スライドピン6を前進させて共通金型
3から背面流路23とともに突き出す際には容易に突き
出すことができるような抵抗が得られれば、実施例1に
限らず種々の形状に変更することができる。
【0049】[実施例2]本発明の二色成形方法によっ
て図10に示すような“R”の文字を持つキートップを
成形するにあたり、ファーストショットの光透過性樹脂
としてポリアセタール樹脂(三菱ガス化学株式会社製、
ユピタールF40−03)を使用して文字にあたる光透
過性樹脂部分27とリブ29及び隔離部分のリブ30を
成形した。
て図10に示すような“R”の文字を持つキートップを
成形するにあたり、ファーストショットの光透過性樹脂
としてポリアセタール樹脂(三菱ガス化学株式会社製、
ユピタールF40−03)を使用して文字にあたる光透
過性樹脂部分27とリブ29及び隔離部分のリブ30を
成形した。
【0050】セカンドショットの光遮蔽性樹脂として黒
色に着色されたABS樹脂(日本合成ゴム株式会社製、
JSR ABS38B)を使用して文字の周囲を覆う光
遮蔽性樹脂部分28と隔離部分28aを成形し、所定の
キートップを得た。
色に着色されたABS樹脂(日本合成ゴム株式会社製、
JSR ABS38B)を使用して文字の周囲を覆う光
遮蔽性樹脂部分28と隔離部分28aを成形し、所定の
キートップを得た。
【0051】本発明の二色成形方法によって得たキート
ップと比較するため、従来の二色成形方法によって
“R”の文字を持つキートップを成形するにあたり、光
透過性樹脂としてポリカーボネイト樹脂(三菱ガス化学
株式会社製、ユーピロンH3000R)、アクリル樹脂
(三菱レーヨン株式会社製、VR−40)、およびAB
S樹脂(日本合成ゴム株式会社製、JSR ABS5
5)の3種類を使用し、光遮蔽性樹脂としてABS樹脂
(日本合成ゴム株式会社製、JSR ABS38B)を
使用して光透過性樹脂の材質の異なるキートップを得
た。
ップと比較するため、従来の二色成形方法によって
“R”の文字を持つキートップを成形するにあたり、光
透過性樹脂としてポリカーボネイト樹脂(三菱ガス化学
株式会社製、ユーピロンH3000R)、アクリル樹脂
(三菱レーヨン株式会社製、VR−40)、およびAB
S樹脂(日本合成ゴム株式会社製、JSR ABS5
5)の3種類を使用し、光遮蔽性樹脂としてABS樹脂
(日本合成ゴム株式会社製、JSR ABS38B)を
使用して光透過性樹脂の材質の異なるキートップを得
た。
【0052】なお、光透過性樹脂としてポリカーボネイ
ト樹脂、アクリル樹脂、およびABS樹脂を使用したも
のは、光遮蔽性樹脂として使用したABS樹脂と接触面
で溶着している。
ト樹脂、アクリル樹脂、およびABS樹脂を使用したも
のは、光遮蔽性樹脂として使用したABS樹脂と接触面
で溶着している。
【0053】以上のようにして得た光透過性樹脂の材質
の異なる4種類のキートップの裏面から同じ光源を使用
して光を照射し、表面から目視した場合の視認性と、光
源を消灯した場合の視認性の優劣のテストを行い、表1
の結果を得た。
の異なる4種類のキートップの裏面から同じ光源を使用
して光を照射し、表面から目視した場合の視認性と、光
源を消灯した場合の視認性の優劣のテストを行い、表1
の結果を得た。
【0054】
【表1】
【0055】[実施例3]本発明の二色成形方法によっ
て“R”の文字を持つキートップを成形するにあたり、
ファーストショットの光透過性樹脂としてポリアセター
ル樹脂(三菱ガス化学株式会社製、ユピタールF40−
03)を使用して文字にあたる光透過性樹脂部分27と
リブ29及び隔離部分のリブ30を成形した。
て“R”の文字を持つキートップを成形するにあたり、
ファーストショットの光透過性樹脂としてポリアセター
ル樹脂(三菱ガス化学株式会社製、ユピタールF40−
03)を使用して文字にあたる光透過性樹脂部分27と
リブ29及び隔離部分のリブ30を成形した。
【0056】セカンドショットの光遮蔽性樹脂として黒
色に着色されたABS樹脂(日本合成ゴム株式会社製、
JSR ABS38B)を使用して文字の周囲を覆う光
遮蔽性樹脂部分28と隔離部分28aを成形し、所定の
キートップを得た。
色に着色されたABS樹脂(日本合成ゴム株式会社製、
JSR ABS38B)を使用して文字の周囲を覆う光
遮蔽性樹脂部分28と隔離部分28aを成形し、所定の
キートップを得た。
【0057】本発明の二色成形方法によるキートップと
比較するため、隔離部分のリブ30を持たない以外は全
く同様のキートップを作成した。
比較するため、隔離部分のリブ30を持たない以外は全
く同様のキートップを作成した。
【0058】この2種類のキートップの光遮蔽性樹脂の
隔離部分28aの裏面から圧力を加えて隔離部分28a
が脱落するために必要とする圧力を測定し、表2の結果
を得た。
隔離部分28aの裏面から圧力を加えて隔離部分28a
が脱落するために必要とする圧力を測定し、表2の結果
を得た。
【0059】
【表2】
【図1】本発明の二色成形方法の一実施例により成形さ
れた電子機器の前面パネルの斜視図である。
れた電子機器の前面パネルの斜視図である。
【図2】該前面パネルの成形におけるファーストショッ
トの金型の断面図である。
トの金型の断面図である。
【図3】該ファーストショットの金型の分離状態の断面
図である。
図である。
【図4】該前面パネルの光透過性樹脂の成形部分の斜視
図である。
図である。
【図5】該前面パネルの成形におけるセカンドショット
の金型の断面図である。
の金型の断面図である。
【図6】該セカンドショットの金型に光遮蔽性樹脂を充
填した状態の断面図である。
填した状態の断面図である。
【図7】成形されたの前面パネルを共通金型から突き出
して分離した状態の断面図である。
して分離した状態の断面図である。
【図8】背面流路と牽引用部分を共通金型から突き出し
た状態の断面図である。
た状態の断面図である。
【図9】成形品の前面パネルの背面側に光源を置いて照
光使用した状態を示す部分拡大断面図である。
光使用した状態を示す部分拡大断面図である。
【図10】本発明の二色成形方法の別の実施例により成
形されたキートップの斜視図である。
形されたキートップの斜視図である。
【図11】該キートップの光透過性樹脂成形部分の斜視
図である。
図である。
【図12】従来の二色成形方法におけるセカンドショッ
トの金型の断面図である。
トの金型の断面図である。
【図13】従来の二色成形方法による成形品を照光使用
した状態の断面図である。
した状態の断面図である。
1 光透過性樹脂部分 2 光遮蔽性樹脂部分 2a 隔離部分 3 共通金型 4 ファーストショットの金型 5 樹脂注入口 6 スライドピン 7 突き出しピン 8 閉鎖ピン 9 閉鎖ピン 10 光透過性樹脂成形用空間 10a 光透過性樹脂成形用空間の内壁 11 リブ成形用空間 12 隔離部分のリブ成形用空間 13 背面流路成形用空間 14 牽引用部分成形用空間 15 第1流路成形用空間 15a 第2流路成形用空間 16 リブ 17 隔離部分のリブ 18 セカンドショットの金型 19 樹脂注入口 20 光遮蔽性樹脂成形用空間 21 隔離部分成形用空間 22 第1流路 22a 接触面 23 背面流路 23a 牽引用部分 23b 接触面 24 第2流路 25 空気の中間層 26 光源 27 光透過性樹脂部分 28 光遮蔽性樹脂部分 28a 隔離部分 29 リブ 30 隔離部分のリブ 31 第1流路 32 第2流路 33 金型 34 突き出しピン 35 光遮蔽性樹脂成形空間 35a 隔離部分成形空間 36 流路 37 金型 38 流路部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 23:00 55:02 59:00 69:00 77:00 105:28 105:32 B29L 31:34
Claims (5)
- 【請求項1】 ファーストショットで光透過性樹脂を用
いて光透過性樹脂部分1の射出成形を行い、セカンドシ
ョットで光遮蔽性樹脂を用いて光遮蔽性樹脂部分2と、
光遮蔽性樹脂部分2から孤立し、光透過性樹脂部分1に
よって包囲された光遮蔽性樹脂の隔離部分2aの射出成
形を行う二色成形方法であって、セカンドショットの光
遮蔽性樹脂の射出成形によって光遮蔽性樹脂部分2と、
光遮蔽性樹脂部分2の背面側の第1流路22と、光透過
性樹脂部分1の背面側の背面流路23および牽引用部分
23aと、光遮蔽性樹脂の隔離部分2aの背面側の第2
流路24と、光遮蔽性樹脂の隔離部分2aの成形を行
い、成形品を共通金型3から分離する際に、前記第1流
路22と第2流路24か、あるいはそれらの流路の周辺
で光遮蔽性樹脂を分断し、背面流路23および牽引用部
分23aが共通金型3に残ることを特徴とする二色成形
方法。 - 【請求項2】 光透過性樹脂部分1によって包囲された
光遮蔽性樹脂の隔離部分2aを複数個有する成形品の射
出成形において、背面流路23を拡張し、第2流路24
も複数の隔離部分2aに対応して複数個設ける、請求項
1に記載の二色成形方法。 - 【請求項3】 共通金型3に背面流路成形用空間13と
牽引用部分成形用空間14を設け、ファーストショット
の光透過性樹脂の射出成形の際に光透過性樹脂が流れ込
まないようにスライドピン6によって該背面流路成形用
空間13と検印用部分成形用空間14を閉鎖し、セカン
ドショットの光遮蔽性樹脂の射出成形の際にはスライド
ピン6を後退させて背面流路成形用空間13と牽引用部
分成形用空間14を開口して背面流路23および牽引用
部分23aを成形し、成形品を共通金型3から分離する
際に牽引用部分23aによって背面流路23を共通金型
3に残し、スライドピン6を前進させることによって、
共通金型3に残った背面流路23および牽引用部分23
aを共通金型3から突き出すようにした請求項1または
請求項2に記載の二色成形方法。 - 【請求項4】 光透過性樹脂部分1から延長し、光遮蔽
性樹脂成形用空間20の任意の適所に突出するリブ1
6、あるいは隔離部分成形用空間21の任意の適所に突
出する隔離部分のリブ17、あるいはリブ16と隔離部
分のリブ17の両方を、ファーストショットの光透過性
樹脂部分1の成形と同時に射出成形するようにした請求
項1、請求項2または請求項3に記載の二色成形方法。 - 【請求項5】 ファーストショットの光透過性樹脂とし
てポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂あるいはポリプ
ロピレン樹脂を使用し、セカンドショットの光遮蔽性樹
脂としてABS樹脂等のスチレン系樹脂あるいはポリカ
ーボネイト樹脂を使用するようにした請求項1、請求項
2、請求項3または請求項4に記載の二色成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15418494A JPH07329111A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 異材質樹脂による二色成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15418494A JPH07329111A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 異材質樹脂による二色成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07329111A true JPH07329111A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15578679
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15418494A Pending JPH07329111A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 異材質樹脂による二色成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07329111A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0952255A (ja) * | 1995-08-17 | 1997-02-25 | Takuhide Inoue | 透光表示体の製造方法 |
| JPH0952254A (ja) * | 1995-08-17 | 1997-02-25 | Takuhide Inoue | 透光表示体の製造方法 |
| JPH10329148A (ja) * | 1997-06-03 | 1998-12-15 | Taisei Plas Co Ltd | プラスチック製成形体の製造方法とこれに用いられる中子 |
| GB2400078A (en) * | 2003-04-02 | 2004-10-06 | Vertu Ltd | Key cap for a mobile communication device having back illumination |
| JP2009298005A (ja) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Koto Engraving Corp | 二色成形金型及び二色成形方法 |
| US7674992B2 (en) | 2003-04-01 | 2010-03-09 | Vertu Limited | Key for a mobile device |
| JP2011051109A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Daikyonishikawa Corp | 樹脂製窓の2色射出成形方法 |
| CN116352966A (zh) * | 2023-03-31 | 2023-06-30 | 精英模具(珠海)有限公司 | 一种双色注塑产品的制造方法、双色产品及模具 |
-
1994
- 1994-06-13 JP JP15418494A patent/JPH07329111A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0952255A (ja) * | 1995-08-17 | 1997-02-25 | Takuhide Inoue | 透光表示体の製造方法 |
| JPH0952254A (ja) * | 1995-08-17 | 1997-02-25 | Takuhide Inoue | 透光表示体の製造方法 |
| JPH10329148A (ja) * | 1997-06-03 | 1998-12-15 | Taisei Plas Co Ltd | プラスチック製成形体の製造方法とこれに用いられる中子 |
| US7674992B2 (en) | 2003-04-01 | 2010-03-09 | Vertu Limited | Key for a mobile device |
| GB2400078A (en) * | 2003-04-02 | 2004-10-06 | Vertu Ltd | Key cap for a mobile communication device having back illumination |
| GB2400078B (en) * | 2003-04-02 | 2005-12-21 | Vertu Ltd | A key for a mobile device |
| JP2009298005A (ja) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Koto Engraving Corp | 二色成形金型及び二色成形方法 |
| JP2011051109A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Daikyonishikawa Corp | 樹脂製窓の2色射出成形方法 |
| CN116352966A (zh) * | 2023-03-31 | 2023-06-30 | 精英模具(珠海)有限公司 | 一种双色注塑产品的制造方法、双色产品及模具 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2527134B2 (ja) | キ―トップの二色成形方法 | |
| US5681515A (en) | Method of fabricating an elastomeric keypad | |
| JPH07329111A (ja) | 異材質樹脂による二色成形方法 | |
| JP6370426B1 (ja) | 表示パネル | |
| JP2012218331A (ja) | 多色成形用成形型と多色成形品の成形方法と多色成形品 | |
| KR100357910B1 (ko) | 삽입물 부착 통형상 물품, 그것의 성형 방법 및 성형 장치 | |
| KR101985374B1 (ko) | 자동차용 스마트 가니쉬 및 그 양산방법 | |
| JP2004338183A (ja) | キートップの二色成形方法 | |
| JP6600339B2 (ja) | 成形品及び当該成形品を含む表示装置並びに成形品の製造方法 | |
| JP2020152049A (ja) | 車両用装飾部品、2色成形金型及び2色射出成形方法 | |
| CN101441950A (zh) | 开关装置 | |
| US20040064990A1 (en) | Film molded casing | |
| US8043672B2 (en) | Lens for a vehicular lamp and manufacturing method for the same | |
| JP4575475B2 (ja) | 二色成形金型 | |
| JPH0482097B2 (ja) | ||
| JP4638269B2 (ja) | 樹脂製品の成形方法及びその成形方法に用いられる成形装置 | |
| JPH0952254A (ja) | 透光表示体の製造方法 | |
| CA2103197A1 (en) | Method for making a molded applique product and method for making the same | |
| JP3338104B2 (ja) | キートップの二色成形方法 | |
| JP3603952B2 (ja) | 樹脂製透光表示体の製造方法 | |
| JP3069280U (ja) | 照光式キ―トップ | |
| JPH0952255A (ja) | 透光表示体の製造方法 | |
| EP1399907A1 (en) | Backlit logo assembly and method | |
| GB2277475A (en) | Moulding display device from opaque and light transmitting resins | |
| JP3144953U (ja) | フィルムインサート成形用金型 |