JPH07329298A - 記録ヘッド及びその記録ヘッドを備えた記録装置 - Google Patents

記録ヘッド及びその記録ヘッドを備えた記録装置

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JPH07329298A
JPH07329298A JP12233294A JP12233294A JPH07329298A JP H07329298 A JPH07329298 A JP H07329298A JP 12233294 A JP12233294 A JP 12233294A JP 12233294 A JP12233294 A JP 12233294A JP H07329298 A JPH07329298 A JP H07329298A
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recording head
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control signal
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JP12233294A
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Hideaki Kishida
秀昭 岸田
Ryoichi Koizumi
亮一 小泉
Masahiko Ogawa
正彦 小川
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で高速高品位な記録が可能な記録ヘッド
とその記録ヘッドを備えた記録装置を提供する。 【構成】 記録媒体の記録幅にわたって同時に記録可能
なインクジェットの吐出口を備えた記録ヘッドにおい
て、その記録ヘッドは複数の吐出口(例えば、64個)
からのインクジェット吐出を制御する複数の駆動用IC
23を有する。その駆動用IC23各々には外部から画
像クロック(CLK)とパルス幅設定用信号(ENB)
がカスケード接続されるが、これらの信号は駆動用IC
23各々に設けられた補正回路31と32でその信号の
パルス幅が、駆動用IC23すべてにわたって所定の基
準を満たすように調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録ヘッド及びその記録
ヘッドを備えた記録装置に関し、特に、熱エネルギーを
利用して吐出口からインク滴を吐出させるインクジェッ
ト方式に従う記録ヘッド及びその記録ヘッドを備えた記
録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット方式の記録装置は、種々
の方法によりインクの吐出液滴を形成し、これを記録用
紙等の被記録材に付着させて画像記録を行なう記録装置
である。なかでも吐出液滴形成のためのエネルギーとし
て熱を利用するインクジェット記録装置は、液滴を吐出
するノズルを高密度に集積することがなので、高解像
度、高画質の画像を高速度に得られると言う優れた特徴
を有している。
【0003】このようなインクジェット記録装置には、
インクに熱エネルギーを与えることで吐出口よりインク
の液滴を吐出させるための複数の液滴形成手段、即ち、
電流パルスを供給することにより発熱しインクを加熱す
ることができる電気熱変換体を有する液滴形成手段と、
その電気熱変換体を駆動するための集積回路(駆動用I
C)とを同一基板上に複数配設した記録ヘッドを備える
ものがある。
【0004】図6は上記のような構成の記録ヘッド20
とその記録ヘッドを駆動するドライバ回路30の構成を
示すブロック図でありまた、図7はその駆動タイミング
を示したタイムチャートである。
【0005】図6において、21は記録ヘッドの複数の
インク吐出口(不図示)に対応して設けられる電気熱変
換体、23は複数の吐出口(あるいは、電気熱変換体2
1)からのインクジェットの吐出を行なわせる集積回路
(これを駆動用ICという)である。電気熱変換体21
と同一のビット数である記録データ(SI)が、図7の
タイミングチャートが示す様に、ドライバ回路30の画
像データ生成回路22よりシフトレジスタ24に供給さ
れるデータ転送用クロック(CLK)に同期して順次転
送され、その転送記録データは駆動タイミング生成回路
29から供給されるラッチ信号(LAT)によりラッチ
回路25に読み込まれる。その後、駆動タイミング生成
回路29から供給される通電指示信号(EI)及び通電
指示信号転送クロック(ECK)の入力に応じて、各駆
動用IC23に属するフリップフロップ(F/F)26
から順次、通電体駆動用IC27にパルス信号が供給さ
れていく。このような条件で、パルス幅設定用信号(E
NB)が図7に示すようなタイミングで供給されていく
と、各駆動用IC23に属する通電体駆動用IC27が
順次アクティブの状態にされ、パルス幅設定用信号(E
NB)の“ON”の間のみ電気熱変換体21が選択的に
通電され、インク吐出口からインクの吐出が行なわれ
る。この場合、画像データ転送クロック(CLK)の周
波数は数MHz、1つの電気熱変換体への通電時間は数
μsが一般的である。なお、電気熱変換体21各々の通
電体には常時、所定電圧VMがヒータ駆動電源回路28
より印加されている。ヒータ駆動電源回路28からでで
いるGNDは接地である。
【0006】また、上記のような構成の記録ヘッドを構
成する回路は、駆動用IC23を1つの単位として集積
化され、その集積回路23が複数個同一基板上に搭載さ
れる。即ち、記録密度を16ドット/mm、記録幅をA
4(約210mm)とし、駆動用IC23が64個の吐
出口(64ビット)からのインク吐出を制御するとすれ
ば、1つの記録ヘッドには、53個の吐出制御用の集積
回路が搭載される。
【0007】この際、基板上の実装面積を極力小さく、
また基板上の配線を簡略化するため記録ヘッドに入力さ
れる画像データクロック(CLK)等の制御信号は、す
べての駆動用IC23にカスケード接続される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、多数の駆動用ICのすべての制御信号を、カス
ケードに接続するので、駆動用ICのスイッチング特性
や駆動用IC間の配線等により、制御信号のパルス幅や
デューティが変化する場合がある。この変化量は通常駆
動用IC1個あたり数ns〜数10nsであり、駆動用
ICの接続数が少ない場合やデータ転送速度が遅い場合
には、無視できる程度であるが、駆動用ICの接続数が
多い場合や、データ転送速度が速い場合には無視できな
い問題となってくる。
【0009】例えば、記録密度16ドット/mm、記録
幅をA3の横幅(約297mm)、1個の駆動用ICが
64個の吐出口(64ビット)を制御するインクジェッ
ト方式の記録ヘッドを考えた場合、搭載される駆動用I
Cの数は74個程度となり、制御信号のパルス幅変動
が、駆動用IC1段当たり4nsと考えると最終段の駆
動用ICのパルス幅は、入力されるパルス幅に比べ最大
300ns程度変動することとなる。即ち、電気熱変換
体に通電するパルス幅が3μsの場合、最初の駆動用I
Cにより駆動される電気熱変換体の通電時間(3μs)
と最終段の駆動用ICによって駆動される電気熱変換体
の通電時間(3μs±300ns)は10%程度変化す
ることとなる。
【0010】このような変化が、記録画像に濃淡むらを
生じさせたり、インクジェット不吐出の原因となったり
して、記録画像品位や、インクジェット記録ヘッドの信
頼性を著しく損なう場合がある。また、データ転送クロ
ックのデューティを50%とした場合、300nsのパ
ルス幅変動があるとするとクロックの周期は最低600
ns(変動幅×2)必要となり、転送クロックの最大値
が1.6MHzに押さえられてしまう。このことは記録
速度の向上に大きな障害となる。
【0011】そのため、従来の記録ヘッドにはドライバ
回路から供給される制御信号系列を2系列にしてカスケ
ード接続段数を減らしたり、また必要な制御信号を各駆
動用ICにパラレルに接続した構成をとるものもある
が、入力端子数が増えたり、基板上の配線が複雑となり
基板の大型化をまねき、これらのことが記録ヘッドの小
型化、及び、高速記録実現への障害となっていた。
【0012】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
であり、小型で高品位かつ高速記録が可能な記録ヘッド
及びその記録ヘッドを備えた記録装置を提供することを
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録ヘッドは、次のような構成からなる。即
ち、複数の記録要素を所定の方向に配列した記録ヘッド
であって、前記複数の記録要素各々に対応する複数の通
電体と、前記複数の通電体を複数のグループに分割し、
前記分割されたグループ毎に前記通電体を駆動して前記
複数の記録要素によって記録動作を行なわせる複数の駆
動手段と、外部より画像信号と前記複数の駆動手段各々
に共通に印加され記録動作を行なわせるよう制御する制
御信号とを入力する入力手段と、前記制御信号が前記複
数の駆動手段すべてにわたって所定の基準を満たした信
号として前記複数の駆動手段各々に共通に印加されるよ
う前記制御信号を調整する調整手段とを有することを特
徴とする記録ヘッドを備える。
【0014】また他の発明によれば、複数の記録要素を
所定の方向に配列し、前記複数の記録要素各々に対応す
る複数の通電体と、前記複数の通電体を複数のグループ
に分割し、前記分割されたグループ毎に前記通電体を駆
動して前記複数の記録要素によって記録動作を行なわせ
る複数の駆動手段と、外部より画像信号と前記複数の駆
動手段各々に共通に印加され記録動作を行なわせるよう
制御する制御信号とを入力する入力手段と、前記制御信
号が前記複数の駆動手段すべてにわたって所定の基準を
満たした信号として前記複数の駆動手段各々に共通に印
加されるよう前記制御信号を調整する調整手段とを有す
ることを特徴とする記録ヘッドを備えた記録装置であっ
て、記録媒体を所定の方向に搬送する搬送手段と、外部
装置より画像信号を入力する入力手段とを有し、前記記
録ヘッドは前記記録媒体の記録幅に相当する長さにわた
って複数の記録要素を配列し、前記記録ヘッドの電気的
制御と前記搬送手段の機械的制御によって前記記録媒体
への記録が行なわれることを特徴とする記録装置を備え
る。
【0015】
【作用】以上の構成により本発明は、複数の駆動手段各
々に共通に印加され記録動作を行なわせるよう制御する
入力制御信号が複数の駆動手段すべてにわたって所定の
基準を満たした信号として複数の駆動手段各々に共通に
印加されるようにその制御信号を調整する。
【0016】また他の発明によれば、上記のように制御
信号が調整される記録ヘッドの複数の記録要素が記録媒
体の記録幅にわたって配列され、その記録ヘッドの電気
的制御と搬送手段の機械的制御によって記録媒体への記
録を行なう。
【0017】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の好適な実施
例を詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の代表的な実施例であるイン
クジェット方式のカラープリンタの主要部の構成を示す
外観斜視図である。本実施例のインクジェット方式のカ
ラープリンタは、図1に示すように、被記録材(連続シ
ート)17の全幅にわたる範囲に複数色のインクジェッ
ト(シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ブ
ラック(K))各々を吐出する4つの記録ヘッド(フル
マルチ型記憶ヘッド)1A,1B,1C及び1Dを記録
媒体の搬送方向に配列した構成をもっている。これらの
記録ヘッド1A,1B,1C及び1Dの吐出口13から
はそれぞれ、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ
(Y)及びブラック(K)のインクが所定のタイミング
で被記録材17に向けて吐出される。
【0019】本実施例では、折畳の可能な連続シートで
ある被記録材17が以下に説明する制御回路からの制御
によって搬送モータを駆動し、図1に示すVS方向に搬
送され、被記録材17上に画像記録がなされる。なお、
図1において、18はシート送り用ローラ、19はシー
ト送りローラ18と共に連続シートである被記録材17
を記録位置に保持すると共に、駆動モータによって駆動
されるシート送りローラ18に連動してシート17を矢
印VS方向にシート送りする排出側のローラである。ま
た、記録ヘッド1A〜1Dは共通な構成をもつ。
【0020】図2はインクジェット方式のカラープリン
タの制御回路の構成を示すブロック図である。図2にお
いて、170は記録信号を例えば、ホストコンピュータ
などの外部装置から入力するインタフェース、171は
MPU、172はMPU171が実行する制御プログラ
ム(必要によっては文字フォントを含む)を格納するR
OM、173は各種データ(上記記録信号やヘッドに供
給される記録データ等)を一時的に保存しておくDRA
Mである。174は記録ヘッド1A〜1Dに対する記録
データの供給制御を行うゲートアレイであり、インタフ
ェース170、MPU171、RAM173間のデータ
転送制御も行う。178は記録用紙(本実施例では連続
シート)搬送のための搬送モータである。175は記録
ヘッドを駆動するヘッドドライバ、176は搬送モータ
178を駆動するためのモータドライバである。
【0021】上記制御回路の動作概要を説明すると、イ
ンタフェース170に記録信号が入るとゲートアレイ1
74とMPU171との間で記録信号がプリント用の記
録データに変換される。そして、モータドライバ176
が駆動されると共に、ヘッドドライバ175に送られた
記録データに従って記録ヘッド1A〜1Dが駆動され、
記録動作が行われる。
【0022】図3は本実施例に従うインクジェット方式
のフルマルチ型記録ヘッド1A〜1Dの1つの一部を破
断してその構成を示した外観斜視図である。図3におい
て、11は通電に応じて発熱し、インク内に膜沸騰によ
る気泡を生じさせてインク吐出を行なわせるための電気
熱変換体2を構成する発熱抵抗体であり、配線とともに
基板12上に半導体と同様の製造工程を経て形成されて
いる。13Aは発熱抵抗体11に対応して吐出口13及
びこれに連通する液路14を形成するための液路形成部
材、15は天板である。また16は各液路14に共通に
連通する共通液室であり、インク供給源(不図示)から
供給されたインクを貯留する。
【0023】図4は図3に示すような機械的構成を有す
る記録ヘッド1A〜1Dの回路構成を示すブロック図で
ある。なお、図4に示す構成において、従来例で示した
と同じ構成要素や信号には同じ参照番号や記号を付し説
明を省略する。
【0024】本実施例の記録ヘッド1A〜1Dに搭載さ
れる駆動用IC23は、画像データ転送クロック(CL
K)に従って画像データ(SI)を入力するシフトレジ
スタ24、ラッチ信号(LAT)の入力に従って入力画
像データを一括保持するラッチ回路25、通電指示信号
(EI)と通電指示信号転送クロック(ECK)により
電気熱変換体21を順次通電可能とするためのフリップ
フロップ(F/F)26、画像データ転送クロック(C
LK)のパルス幅を補正するための補正回路31、補正
回路31からの出力である補正されたクロックパルスを
カウントしパルス幅設定用信号(ENB)の“ON”時
間を補正するための補正回路32、及び、ラッチ回路2
5の出力とフリップフロップ26の出力と補正回路32
の出力とに従って電気熱変換体21への通電を制御する
通電体駆動用IC27により構成される。そして、1個
の駆動用IC23は隣接した複数の電気熱変換体21を
制御する。駆動用IC23は記録ヘッド1A〜1Dに複
数個搭載され、1個1個の駆動用IC23に対して、す
べての制御信号はカスケード接続される。
【0025】さて、補正回路31には基準クロック(C
LK0)を発生するクロック発信器を内蔵しており、補
正回路31は内蔵する比較器によって基準クロック(C
LK0)と入力画像データ転送クロック(CLK)とを
比較し、その比較結果に基づいて、画像データ転送クロ
ック(CLK)のパルス幅が所定の閾値よりづれていれ
ばそのパルス幅を補正する。また、補正回路32は補正
回路31から補正されたクロック(CLK′)を入力
し、このクロックパルスを内蔵カウンタによってカウン
トし、そのカウントされた数のクロックパルスに相当す
る時間幅とパルス幅設定用信号(ENB)とを内蔵する
比較器とによって比較する。補正回路32はその比較結
果に基づいて、パルス幅設定用信号(ENB)のパルス
幅が所定の閾値よりづれていればそのパルス幅を補正す
る。ここで、各駆動用IC23に設定される所定の閾値
は共通の値をもち、基準クロック(CLK0)は共通の
周波数を有しているとする。
【0026】このようにして、各駆動用IC23に入力
される画像データ転送クロック(CLK)とパルス幅設
定用信号(ENB)とのパルス幅は所定の閾値と比較さ
れ、常に、どの駆動用IC23においても、所定の基準
を満たし、ほぼ一定のパルス幅の信号となるように調整
される。
【0027】従って本実施例に従えば、外部からの制御
信号の数や種類を変えることなく記録ヘッドの内部でパ
ルス幅設定用信号(ENB)や画像データ転送クロック
(CLK)のパルス幅を駆動用IC単位で補正すること
ができ、各駆動用IC間で生じるパルス幅の変化を抑え
られる。
【0028】これによって、たとえ駆動用ICを数多く
カスケードに接続してフルマルチ型記憶ヘッドを構成し
ても、最初の駆動用ICにより駆動される電気熱変換体
の通電時間と最終段の駆動用ICによって駆動される電
気熱変換体の通電時間との間のは変化がほとんどないよ
うに抑えられ、高品位な画像記録を行なうことができ
る。
【0029】さらに、データ転送クロックのパルス幅変
動が小さく抑えられる結果、クロック周期を短く、つま
り、クロックの周波数を大きくすることができ、画像デ
ータの転送速度を高くすることが可能になる。これは、
プリンタ装置全体の記録速度の向上に資することにな
る。
【0030】さらにまた、記録ヘッド外部から供給され
る制御信号の数や種類が変化するわけではないので、記
録ヘッドの入力端子数が増えることもなく、基板上の配
線が複雑となることもないという利点がある。
【0031】なお本実施例では1つの駆動用ICで用い
られる2つの補正回路の1つにクロックを内蔵した構成
としたが本発明はこれによって限定されるものではな
い。例えば、図5に示すように、補正回路31と補正回
路32とに対して共通の基準クロックを供給できるよう
に、その駆動用IC内部に基準クロック発生回路(CL
KGEN)33を備えるような構成としても良い。
【0032】また本実施例ではインクの数に従って複数
の記録ヘッドを備える構成のプリンタについて説明した
が本発明はこれによって限定されるものではない。例え
ば、1つの記録ヘッドを有するモノクロタイプのプリン
タに本発明を適用できることは言うまでもない。
【0033】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式のプリント装置につ
いて説明したが、かかる方式によれば記録の高密度化、
高精細化が達成できる。
【0034】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0035】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0036】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0037】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0038】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0039】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0040】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0041】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化する
ものを用いても良く、あるいはインクジェット方式では
インク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0042】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0043】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0044】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても良いし、1つの機器から成る装置
に適用しても良い。また、本発明はシステム或は装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の駆動手段各々に共通に印加され記録動作を行なわせ
るよう制御する入力制御信号が複数の駆動手段すべてに
わたって所定の基準を満たした信号として複数の駆動手
段各々に共通に印加されるようにその制御信号を調整す
るので、複数の駆動手段間で生じえる制御信号の変動を
抑制することができ、記録ヘッドに数多くの駆動手段を
設けたとしても、制御信号の変動の影響を受けない高速
で高品位の記録を実現することができる。
【0046】さらに、制御信号の変動の抑制は外部から
の特別な制御信号等の供給を受けずに実現できるので、
記録ヘッドと外部との制御信号が増加に伴う記録ヘッド
の大型化が起こりえないという利点もある。
【0047】また他の発明によれば、上記のような効果
をもった記録ヘッドを用い、その記録ヘッドの複数の記
録要素が記録媒体の記録幅にわたって配列するように構
成して、その記録ヘッドの電気的制御と搬送手段の機械
的制御によって記録媒体への記録を行なうので、高速か
つ高品位な記録を行なうことができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例であるインクジェット
方式のカラープリンタの主要部の構成を示す外観斜視図
である。
【図2】インクジェット方式のカラープリンタの制御回
路の構成を示すブロック図である。
【図3】インクジェット方式のフルマルチ型記録ヘッド
1A〜1Dの1つの一部を破断してその構成を示した外
観斜視図である。
【図4】図3に示すような機械的構成を有する記録ヘッ
ド1A〜1Dの回路構成を示すブロック図である。
【図5】記録ヘッド1A〜1Dの回路構成の別の実施例
を示すブロック図である。
【図6】従来の記録ヘッドとその記録ヘッドを駆動する
ドライバ回路の構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示す記録ヘッドとそのドライバ回路の駆
動タイミングを示したタイムチャートである。
【符号の説明】
1A〜1D 記録ヘッド 21 電気熱変換体 23 駆動用IC 24 シフトレジスタ 25 ラッチ回路 26 フリップフロップ 27 通電体駆動用IC 31〜32 補正回路 33 基準クロック発生回路 170 インタフェース 171 MPU 172 ROM 173 DRAM 174 ゲートアレイ 175 ヘッドドライバ 176 モータドライバ 178 搬送モータ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録要素を所定の方向に配列した
    記録ヘッドであって、 前記複数の記録要素各々に対応する複数の通電体と、 前記複数の通電体を複数のグループに分割し、前記分割
    されたグループ毎に前記通電体を駆動して前記複数の記
    録要素によって記録動作を行なわせる複数の駆動手段
    と、 外部より画像信号と前記複数の駆動手段各々に共通に印
    加され記録動作を行なわせるよう制御する制御信号とを
    入力する入力手段と、 前記制御信号が前記複数の駆動手段すべてにわたって所
    定の基準を満たした信号として前記複数の駆動手段各々
    に共通に印加されるよう前記制御信号を調整する調整手
    段とを有することを特徴とする記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する請求項1に記載の記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出する記録ヘッドであり、前記通電体
    は、インクに与える熱エネルギーを発生するための電気
    熱変換体を備えていることを特徴とする請求項1に記載
    の記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記複数の駆動手段各々は集積化された
    電子回路であり、 前記電子回路には、前記複数の駆動手段各々に属する通
    電体の数に対応する画像信号を一時的に格納するレジス
    タと、前記レジスタに格納された画像信号をラッチする
    ラッチ回路と含むことを特徴とする請求項1に記載の記
    録ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記調整手段は、 所定周波数のクロックを発生するクロック発生手段と、 前記所定周波数のクロックと前記制御信号とを比較する
    比較手段とを有し、 前記比較手段による比較結果に基づいて、前記制御信号
    のパルス幅を調整することを特徴とする請求項1に記載
    の記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記制御信号は、前記画像信号を供給す
    るための画像クロック信号や、前記通電体への所定時間
    の通電することを指示する指示信号を含むことを特徴と
    する請求項1に記載の記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記制御信号は、前記複数の駆動手段各
    々にカスケード接続されることを特徴とする請求項1に
    記載の記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の記録ヘッドを備えた記
    録装置であって、 記録媒体を所定の方向に搬送する搬送手段と、 外部装置より画像信号を入力する入力手段とを有し、 前記記録ヘッドは前記記録媒体の記録幅に相当する長さ
    にわたって複数の記録要素を配列し、 前記記録ヘッドの電気的制御と前記搬送手段の機械的制
    御によって前記記録媒体への記録が行なわれることを特
    徴とする記録装置。
  9. 【請求項9】 前記入力手段は、カラー画像信号を入力
    し、 前記カラー画像信号の色成分の数だけ、前記記録ヘッド
    を有し、 前記色成分の数の記録ヘッドは前記記録媒体の搬送方向
    に配列されることを特徴とする請求項8に記載の記録装
    置。
JP12233294A 1994-06-03 1994-06-03 記録ヘッド及びその記録ヘッドを備えた記録装置 Withdrawn JPH07329298A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010173279A (ja) * 2009-01-31 2010-08-12 Brother Ind Ltd ドライバicの配線構造および液滴吐出装置
JP2012183747A (ja) * 2011-03-07 2012-09-27 Ricoh Co Ltd 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置

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