JPH07329745A - ブレーキ制御装置 - Google Patents

ブレーキ制御装置

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JPH07329745A
JPH07329745A JP12486694A JP12486694A JPH07329745A JP H07329745 A JPH07329745 A JP H07329745A JP 12486694 A JP12486694 A JP 12486694A JP 12486694 A JP12486694 A JP 12486694A JP H07329745 A JPH07329745 A JP H07329745A
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valve
brake
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Toshiya Osawa
俊哉 大澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部液圧源と電子油圧制御弁との間にリーク
低減用切換弁を有するブレーキ制御装置において、ブレ
ーキペダル踏力−減速Gとの関係を良好に保ったままで
ブレーキ操作終了時の残圧影響を排除すること。 【構成】 第1の構成は、リーク低減用切換弁fの出力
ポートとホイールシリンダbの入力ポートとを連通する
油路とリザーバgとの間に設けられ、ブレーキ踏み込み
操作時には閉を保ち、ブレーキ操作終了時には開とな
り、ホイールシリンダ残圧をドレーンする残圧排出弁h
を既存のブレーキ制御システムに追加する構成とした。
第2の構成は、既存のブレーキ制御システムはそのまま
で、ブレーキペダル操作を終了時に、電子油圧制御弁e
のソレノイド推力を一定時間増加させる指令を出力する
ことでホイールシリンダ残圧をドレーンする残圧排出制
御手段iという制御ソフトを追加する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各輪に加えるブレーキ
液圧を任意に制御するブレーキ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ブレーキ制御装置としては、例え
ば、特開平4−87867号公報に記載のものが知られ
ている。
【0003】上記従来出典には、マスタシリンダ圧に応
じて油圧を調圧する電子油圧制御弁により、制動操作時
にホイールシリンダに供給するブレーキ圧を制御する装
置が示されれている。この従来装置を図8に示す。図8
において、1は電子油圧制御弁ユニット、1aはパイロ
ット弁、1bはメイン弁、3はホイールシリンダ、4は
マスタシリンダ、5はブレーキペダル、6はリーク低減
用切換弁、7は外部液圧源、8はパイロット切換弁、1
1はスリーブ、12は比例ソレノイド、50はブレーキ
コントロールユニットである。
【0004】すなわち、電子油圧制御弁ユニツト1は、
外部液圧源7とホイールシリンダ3との途中に設けら
れ、電流値に応じて減圧側に押す比例ソレノイド12か
らの推力と、マスタシリンダ圧に応じて増圧側に押す力
とが作用するスプール10bを有するバルブ構造であ
り、外部液圧源7から供給される外部液圧を前記2つの
入力の差に応じた制御圧に調圧し、ホイールシリンダ3
に送るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ブレーキ制御装置にあっては、ブレーキペダル操作終了
時にホイールシリンダに圧力が残ってしまうし、この残
圧を避けるとブレーキペダル踏力−減速Gとの関係が悪
化してしまうという問題がある。
【0006】すなわち、従来装置でのマスタシリンダ圧
−ホイールシリンダ圧静特性を図9の実線特性(a)に
て示す。ブレーキペダル操作を終了し、マスタシリンダ
圧がリーク低減用切換弁(略称;L弁)6の閉弁圧(P
m1)未満となり、L弁6が閉となると、L弁6からホイ
ールシリンダ3の間に、L弁6の閉時のホイールシリン
ダ圧Pw1が封じ込められることになる。実際には、パイ
ロット弁1a及びメイン弁1bのスプール10a,10
bとスリーブ11との間の隙間からわずかなリークが発
生するため、封じ込められた圧はゆっくりと低下し、ホ
イールシリンダ圧Pw2となったところでほぼ平衡状態に
達し、残圧となる。この結果、車輪に軽い制動力が残
り、引き摺りにより燃費を悪化させる。
【0007】そこで、このような残圧による影響を避け
るために、L弁6の閉時にホイールシリンダ圧がゼロと
なるように比例ソレノイド12の推力を図9(a)の場
合より強く設定すると、その特性は図9(b)のように
なる。すると、図9(a)の場合にはマスタシリンダ圧
がPm0以上でホイールシリンダ圧が発生していたのに対
し、図9(b)の場合にはマスタシリンダ圧をPm2以上
にしないとホイールシリンダ圧の発生がないため、図9
(b)の特性では、ブレーキペダル踏力(マスタシリン
ダ圧)−減速G(ホイールシリンダ圧)との関係が悪化
してしまう。
【0008】本発明は、上記問題に着目してなされたも
ので、共通の目的とするところは、外部液圧源と電子油
圧制御弁との間にリーク低減用切換弁を有するブレーキ
制御装置において、ブレーキペダル踏力−減速Gとの関
係を良好に保ったままでブレーキ操作終了時の残圧影響
を排除することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の第1の発明のブレーキ制御装置では、図
1(イ) のクレーム対応図に示すように、ブレーキ操作力
に応じたマスタシリンダ圧を発生するマスタシリンダa
と、ブレーキ操作と無関係に液圧を発生する外部液圧源
cと、マスタシリンダ圧により生じる力とソレノイドd
により生じる力とを入力し、外部液圧源cから供給され
る外部液圧を前記2つの入力の差に応じた制御圧に調圧
する電子油圧制御弁eと、各車輪の制動装置に設けら
れ、前記制御圧により作動する各ホイールシリンダb
と、前記外部液圧源cと前記電子油圧制御弁eの供給圧
ポートとの間に設けられ、マスタシリンダ圧を弁動作圧
とし、マスタシリンダ圧がある値以上で開、ある値未満
で閉となるリーク低減用切換弁fと、前記リーク低減用
切換弁fの出力ポートと前記ホイールシリンダbの入力
ポートとを連通する油路とリザーバgとの間に設けら
れ、ブレーキ踏み込み操作時には閉を保ち、ブレーキ操
作終了時には開となり、ホイールシリンダ残圧をドレー
ンする残圧排出弁hと、を備えていることを特徴とす
る。
【0010】ここで、残圧排出弁hとしては、例えば、
下記の弁が用いられる。
【0011】リーク低減用切換弁fの出力ポートとホ
イールシリンダbの入力ポートとを連通する油路の油圧
を弁動作圧とし、設定圧以上で閉を保ち、設定圧未満で
開となるように動作するチェック弁(請求項2)。
【0012】マスタシリンダ圧を弁動作圧とし、設定
圧以上で閉位置で、設定圧未満で開位置に切り換わる2
位置2方向弁(請求項3)。
【0013】残圧排出弁hが、2位置2方向電磁弁で
あり、マスタシリンダ圧検出手段により検出されるマス
タシリンダ圧検出値を入力し、マスタシリンダ圧検出値
が設定圧以上の時に弁閉信号をマスタシリンダ圧検出値
が設定圧未満の時に弁開信号を前記2位置2方向電磁弁
に出力する第1残圧排出弁制御手段を設けたもの(請求
項4)。
【0014】残圧排出弁が、2位置2方向電磁弁であ
り、ブレーキ操作検出手段により検出されるブレーキ操
作信号を入力し、ブレーキ踏み込み操作検出時に弁閉信
号をブレーキ操作終了検出時に弁開信号を前記2位置2
方向電磁弁に出力する第2残圧排出弁制御手段を設けた
もの(請求項5)。
【0015】上記目的を達成するため請求項6記載の第
2の発明のブレーキ制御装置では、図1(ロ) のクレーム
対応図に示すように、ブレーキ操作力に応じたマスタシ
リンダ圧を発生するマスタシリンダaと、ブレーキ操作
と無関係に液圧を発生する外部液圧源cと、マスタシリ
ンダ圧により生じる力とソレノイドdにより生じる力と
を入力し、外部液圧源cから供給される外部液圧を前記
2つの入力の差に応じた制御圧に調圧する電子油圧制御
弁eと、各車輪の制動装置に設けられ、前記制御圧によ
り作動する各ホイールシリンダbと、前記外部液圧源c
と前記電子油圧制御弁eの供給圧ポートとの間に設けら
れ、マスタシリンダ圧を弁動作圧とし、マスタシリンダ
圧がある値以上で開、ある値未満で閉となるリーク低減
用切換弁fと、ブレーキペダル操作を終了時に、前記電
子油圧制御弁eのソレノイド推力を一定時間増加させる
指令を出力することでホイールシリンダ残圧をドレーン
する残圧排出制御手段iと、を備えていることを特徴と
する。
【0016】ここで、残圧排出制御手段iとしては、例
えば、下記の手段が用いられる。
【0017】残圧排出制御手段iを、マスタシリンダ
圧検出手段により検出されるマスタシリンダ圧検出値を
入力し、マスタシリンダ圧が所定圧以下まで低下した時
に一定時間、電子油圧制御弁eのソレノイドdに対しソ
レノイド推力増加指令を出力する手段(請求項7)。
【0018】残圧排出制御手段iを、ブレーキ操作検
出手段により検出されるブレーキ操作信号を入力し、ブ
レーキ操作終了検出時に一定時間、電子油圧制御弁eの
ソレノイドdに対しソレノイド推力増加指令を出力する
手段(請求項8)。
【0019】
【作用】第1の発明の作用を説明する。
【0020】ブレーキ踏み込み操作を行なうと、マスタ
シリンダaにおいて、ブレーキ操作力に応じたマスタシ
リンダ圧が発生し、このマスタシリンダ圧がリーク低減
用切換弁fに弁動作圧として導かれ、マスタシリンダ圧
がある値以上になるとリーク低減用切換弁fを開き、外
部液圧源cからの外部液圧が電子油圧制御弁eの供給圧
ポートに導かれる。同時に、マスタシリンダ圧は電子油
圧制御弁eに弁動作圧として導かれ、マスタシリンダ圧
により生じる力とソレノイドdにより生じる力とを入力
し、外部液圧源cからリーク低減用切換弁fを介して供
給される外部液圧を前記2つの入力の差に応じた制御圧
に調圧され、この制御圧が各ホイールシリンダbに供給
されることで各車輪に制動力が加えられる。
【0021】そして、ブレーキ操作を終了すると、リー
ク低減用切換弁fの出力ポートとホイールシリンダbの
入力ポートとを連通する油路とリザーバgとの間に設け
られた残圧排出弁hが開となり、ホイールシリンダ残圧
がリザーバgに抜けてドレーンされる。尚、ブレーキ踏
み込み操作時、残圧排出弁hは閉が保たれ、ホイールシ
リンダ圧の低下は防止されている。
【0022】このように、第1の発明では、残圧排出弁
hを既存のブレーキ制御システムに追加することによ
り、ブレーキペダル踏力−減速Gとの関係を良好に保っ
たままでブレーキ操作終了時の残圧影響が排除される。
【0023】第2の発明の作用を説明する。
【0024】ブレーキ操作時の作用は第1の発明と同様
である。
【0025】ブレーキ操作が終了し、マスタシリンダ圧
検出値やブレーキ操作信号等によりブレーキ操作終了時
である検出されると、残圧排出制御手段iにおいて、電
子油圧制御弁eのソレノイド推力を一定時間増加させる
指令がソレノイドdに対して出力され、電子油圧制御弁
eのドレーンポートからホイールシリンダ残圧がリザー
バgに抜けてドレーンされる。
【0026】このように、第2の発明では、ハードのブ
レーキ制御システムはそのままで電子制御による既存の
ソレノイド制御ソフトに残圧排出制御ソフトを追加する
ことにより、ブレーキペダル踏力−減速Gとの関係を良
好に保ったままでブレーキ操作終了時の残圧影響が排除
される。
【0027】
【実施例】未満、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0028】(第1実施例)まず、構成を説明する。
【0029】図2は請求項1及び請求項2記載の第1の
発明に対応する第1実施例のブレーキ制御装置を示す全
体システム図である。
【0030】図2において、1は電子油圧制御弁ユニッ
ト、2は残圧排出チェック弁、1aはパイロット弁、1
bはメイン弁、3はホイールシリンダ、4はマスタシリ
ンダ、5はブレーキペダル、6はリーク低減用切換弁、
7は外部液圧源、8はパイロット切換弁、9はリザー
バ、10aはパイロット弁スプール、10bはメイン弁
スプール、11はスリーブ、12は比例ソレノイド、5
0はブレーキコントロールユニットである。
【0031】前記マスタシリンダ4は、ブレーキペダル
へのブレーキ操作力に応じたマスタシリンダ圧を発生す
る。
【0032】前記ホイールシリンダ3は、各車輪の制動
装置に設けられ、メイン弁1bにより作り出される制御
圧あるいはマスタシリンダ4からのマスタシリンダ圧に
より作動する。
【0033】前記外部液圧源7は、エンジンやモータ駆
動で、その吐出圧はアキュムレータにより一定圧レベル
の液圧とされる。
【0034】前記パイロット弁1aは、マスタシリンダ
圧ポートDから導かれるマスタシリンダ圧を弁動作圧と
し、外部液圧源7からの外部液圧をマスタシリンダ圧に
応じたパイロット圧に調圧する。
【0035】前記メイン弁1bは、前記パイロット弁1
aからのパイロット圧により生じる図面左方向(増圧方
向)の力と、比例ソレノイド12により生じる図面右方
向(減圧方向)の力を入力し、外部液圧源7から供給さ
れる外部液圧を前記2つの入力の差に応じた制御圧(4
輪独立)に調圧する。尚、Aは供給圧ポート、Bは制御
圧ポート、Cはドレーンポートである。
【0036】尚、メイン弁1aとパイロット弁1bとは
共通のスリーブ11に設けられて電子油圧制御弁ユニッ
ト1を構成している。
【0037】前記リーク低減用切換弁6は、外部液圧源
7と電子油圧制御弁ユニット1の供給圧ポートAとを連
結する油路の途中に設けられ、マスタシリンダ圧を弁動
作圧とし、マスタシリンダ圧がPm1未満の時に供給圧ポ
ートAへの外部液圧の供給を遮断する。
【0038】前記パイロット切換弁8は、マスタシリン
ダ4とホイールシリンダ3及び電子油圧制御弁ユニット
1とホイールシリンダ3とを連結する油路の途中に設け
られていて、外部液圧を弁動作圧とし、外部液圧の供給
時には制御圧ポートBとホイールシリンダ3とを連結
し、外部液圧の遮断時にはマスタシリンダ4とホイール
シリンダ3とを連結する。
【0039】前記残圧排出チェック弁2は、前記リーク
低減用切換弁6の出力ポートEと電子油圧制御弁ユニッ
ト1の供給圧ポートAとを連通する油路のL弁下流圧P
s を弁動作圧とし、L弁下流圧Ps が設定圧Pch以上で
閉を保ち、L弁下流圧Ps が設定圧Pch未満で開となる
ように動作し、弁開によりホイールシリンダ3に連通す
る油路の残圧をリザーバ9にドレーンする。
【0040】次に、作用を説明する。
【0041】[非制動時]非制動時には、システムが正
常であるかぎり外部液圧源7から外部液圧が発生してい
ることで、この外部液圧を弁動作圧とするパイロット切
換弁8が、図2のホイールシリンダ3がマスタシリンダ
圧により作動する位置からホイールシリンダが制御圧に
より作動する位置に切り換えられている。
【0042】また、マスタシリンダ4からのマスタシリ
ンダ圧がゼロであることで、リーク低減用切換弁6は、
図2に示す外部液圧を遮断する位置に固定されている。
【0043】したがって、外部液圧源7からの外部液圧
は、リーク低減用切換弁6の位置で遮断され、その下流
へ供給しない状態であるので、電子油圧制御弁ユニット
1のスプール10a,10bでの油のリークが低減さ
れ、オイルポンプによるポンプ吐出流量の浪費が防止さ
れる。
【0044】[制動時]上記状態にてブレーキペダル5
への踏み込み操作を行なうと、マスタシリンダ4で発生
したマスタシリンダ圧はリーク低減用切換弁6のポート
Gに導かれ、リーク低減用切換弁6は、マスタシリンダ
圧がL弁開弁圧Pm0に達した時点で外部液圧を電子油圧
制御弁ユニット1の供給圧ポートAに導く側に切り換え
られる。また、電子油圧制御弁ユニット1のポートDに
ブレーキ操作力に応じたマスタシリンダ圧が導かれる。
【0045】よって、外部液圧源7からの外部液圧がリ
ーク低減用切換弁6を介して電子油圧制御弁ユニット1
の供給圧ポートAに供給され、パイロット弁1aにおい
て、供給圧がマスタシリンダ圧の大きさに応じたパイロ
ット圧に調圧され、さらに、メイン弁1bにおいて、パ
イロット圧により生じる力と比例ソレノイド12により
生じる力の差に応じた制御圧に調圧され、この制御圧が
各ホイールシリンダ3に供給されることで各車輪に制動
力が加えられる。
【0046】[残圧排出作用]まず、残圧排出チェック
弁2の開閉動作圧である設定圧Pchは、L弁閉時のホイ
ールシリンダ圧Pw1(図3参照)より1〜2kg/cm2大き
めに設定する。例えば、Pw1が約3kg/cm2である時に
は、設定圧Pchは3〜4kg/cm2となる。
【0047】ブレーキペダル5を踏み込み、マスタシリ
ンダ圧が上昇し、マスタシリンダ圧がL弁開弁圧(Pm
0)以上になると、リーク低減用切換弁6が開く。する
と、L弁下流圧Ps は外部液圧と等しくなり、この外部
液圧は設定圧Pchより遥かに大きい(150〜200kg
/cm2)ため、残圧排出チェック弁2は閉となる。したが
って、外部液圧は漏れることなく電子油圧制御弁ユニッ
ト1の供給圧ポートAに加わり、上記のようにブレーキ
液圧制御機能が発揮される。
【0048】そして、ブレーキ操作を終了し、マスタシ
リンダ圧がL弁閉弁圧(Pm1)未満となり、リーク低減
用切換弁6が外部液圧を遮断する位置に切り換えられる
と、L弁下流圧Ps は、Pw1〜Pw2間(図9参照)にな
る。すると、設定圧PchとL弁下流圧Ps との関係で、
Pch>Ps となり、残圧排出チェック弁2が開かれ、L
弁下流からホイールシリンダ3間の圧をリザーバ9に抜
くため残圧の発生が防止される。ちなみに、第1実施例
装置でのマスタシリンダ圧−ホイールシリンダ圧静特性
は図3に示す特性を示し、図9に示す特性と比較しても
明らかなように、ブレーキ操作終了時における残圧の発
生が防止されている。
【0049】次に、効果を説明する。
【0050】(1)外部液圧源7と電子油圧制御弁ユニ
ット1との間にリーク低減用切換弁6を有するブレーキ
制御装置において、既存のブレーキ制御システムに、リ
ーク低減用切換弁6の出力ポートEと電子油圧制御弁ユ
ニット1の供給圧ポートAとを連通する油路とリザーバ
9との間に設けられ、ブレーキ踏み込み操作時には閉を
保ち、ブレーキ操作終了時には開となり、ホイールシリ
ンダ残圧をドレーンする残圧排出チェック弁2を追加す
る構成としたため、ブレーキペダル踏力−減速Gとの関
係を良好に保ったままでブレーキ操作終了時の残圧影響
を排除することができる。この結果、ブレーキ操作終了
時に車輪に軽い制動力が残り、引き摺りにより燃費悪化
を招くことがない。
【0051】(2)残圧排出チェック弁2は、L弁下流
圧Ps を弁動作圧とし、L弁下流圧Ps が設定圧Pch以
上で閉を保ち、L弁下流圧Ps が設定圧Pch未満で開と
なるように動作する弁構造が簡単なチェック弁としたた
め、小型でしかも信頼性の高いシステムにすることがで
きる。
【0052】(第2実施例)図4は請求項1及び請求項
3記載の第1の発明に対応する第2実施例のブレーキ制
御装置を示す全体システム図である。
【0053】図4において、102は残圧排出切換弁で
あり、マスタシリンダ圧を弁動作圧とし、マスタシリン
ダ圧PmがL弁閉弁圧Pm1を超えると閉位置となり、マ
スタシリンダ圧PmがL弁閉弁圧Pm1未満で開位置に切
り換わる2位置2方向弁としている。よって、リーク低
減用切換弁6が閉時にL弁下流〜ホイールシリンダ3間
の圧をリザーバ9に抜き、図3に示す特性を得る。
【0054】尚、他の構成並びに作用については第1実
施例と同様であるので、対応する構成に同一符号を付し
て説明を省略する。
【0055】効果としては、第1実施例の(1)の効果
に下記の効果が加えられる。
【0056】(3)残圧排出切換弁102を、マスタシ
リンダ圧を弁動作圧とし、マスタシリンダ圧PmがL弁
閉弁圧Pm1を超えると閉位置となり、マスタシリンダ圧
PmがL弁閉弁圧Pm1未満で開位置に切り換わる2位置
2方向弁とし、ブレーキ踏み込み操作時にリーク低減用
切換弁6が開く前に残圧排出切換弁102を閉じること
ができるため、リーク低減用切換弁6が開き外部液圧が
電子油圧制御弁ユニット1に加わる時、外部液圧の漏れ
を防止することができる。
【0057】ここで、この第2実施例では、電子油圧制
御弁ユニット1とホイールシリンダ3とを連通する油路
に残圧排出排出切換弁102を設けることもできる。
【0058】(第3実施例)図5は請求項1及び請求項
4記載の第1の発明と請求項1及び請求項5記載の第1
の発明に対応する第3実施例のブレーキ制御装置を示す
全体システム図である。
【0059】図5において、20はマスタシリンダ圧セ
ンサ、30はブレーキスイッチ、40はブレーキコント
ロールユニット、202は残圧排出電磁弁である。
【0060】前記ブレーキコントロールユニット40
は、比例ソレノイド12の推力を制御する制御ソフト
に、残圧排出電磁弁202の開閉制御ソフトが追加され
たマイクロコンピュータを主体とする制御手段である。
【0061】前記残圧排出電磁弁202は、ブレーキコ
ントロールユニット40からのソレノイド駆動指令によ
り連通位置と遮断位置が切り換えられる2位置2方向電
磁弁である。
【0062】尚、他の構成は、図2に示す第1実施例と
同様であるので対応する構成に同一符号を付して説明を
省略する。
【0063】次に、作用を説明する。
【0064】[マスタシリンダ圧情報による残圧排出電
磁弁の開閉制御作用]ブレーキコントロールユニット4
0において、マスタシリンダ圧センサ20により検出さ
れるマスタシリンダ圧検出値を入力し、マスタシリンダ
圧検出値がL弁閉弁圧Pm1未満であると判断した時、残
圧排出電磁弁202を開とする駆動指令が出力され、こ
れ以外であると判断した時、残圧排出電磁弁202を閉
とする駆動指令が出力される。この残圧排出電磁弁20
2の開閉制御により、図3に示す特性を得る(第1残圧
排出弁制御手段に相当)。
【0065】[ブレーキ操作情報による残圧排出電磁弁
の開閉制御作用]ブレーキコントロールユニット40に
おいて、ブレーキスイッチ30により検出されるスイッ
チ信号を入力し、スイッチ信号の変化でブレーキ操作終
了時であると判断した時、残圧排出電磁弁202を開と
する駆動指令が出力され、ブレーキ踏み込み操作時であ
ると判断した時、残圧排出電磁弁202を閉とする駆動
指令が出力される。この残圧排出電磁弁202の開閉制
御により、図3に示す特性を得る(第2残圧排出弁制御
手段に相当)。
【0066】効果としては、第1実施例の(1)の効果
と第2実施例の(3)の効果に下記の効果が加えられ
る。
【0067】(4)この第3実施例でも、電子油圧制御
弁ユニット1とホイールシリンダ3とを連通する油路に
残圧排出電磁弁202を設けた場合、ABS作動時等に
残圧排出弁が開となり、所望でない圧力をドレーンする
可能性があるのを解消でき、残圧排出が要求されるブレ
ーキ終了時にのみ確実に残圧を排出することができる。
【0068】(第4実施例)図6は請求項6及び請求項
7記載の第2の発明と請求項6及び請求項8記載の第2
の発明に対応する第4実施例のブレーキ制御装置を示す
全体システム図である。
【0069】図6において、20はマスタシリンダ圧セ
ンサ、30はブレーキスイッチ、400はブレーキコン
トロールユニットである。
【0070】前記ブレーキコントロールユニット400
は、比例ソレノイド12の推力を制御する制御ソフト
に、残圧排出制御ソフトが追加されたマイクロコンピュ
ータを主体とする制御手段である。
【0071】尚、他の構成は、図2に示す第1実施例と
同様であるので対応する構成に同一符号を付して説明を
省略する。
【0072】次に、作用を説明する。
【0073】[マスタシリンダ圧情報による残圧排出制
御作用]ブレーキコントロールユニット400におい
て、マスタシリンダ圧センサ20により検出されるマス
タシリンダ圧検出値を入力し、マスタシリンダ圧検出値
がL弁閉弁圧Pm1未満であると判断した時、比例ソレノ
イド12に対し、図7に示すように、Δt秒間、比例ソ
レノイド12の推力をΔFs ほど増加させる指令が出力
される。このソレノイド推力増加制御により、リーク低
減用切換弁6とホイールシリンダ3との間に封じ込めら
れた圧をドレーンポートCからリザーバ9に抜き、図3
に示す特性を得る(請求項7記載の残圧排出制御手段に
相当)。
【0074】ここで、ΔFs は、ホイールシリンダ圧を
Pw1からゼロまで減圧するのに必要なソレノイド推力の
増分に相当する。また、Δtはホイールシリンダ圧をP
w1からゼロまで減圧するのに必要な時間である。
【0075】[ブレーキ操作情報による残圧排出電磁弁
の開閉制御作用]ブレーキコントロールユニット400
において、ブレーキスイッチ30により検出されるスイ
ッチ信号を入力し、スイッチ信号の変化でブレーキ操作
終了時であると判断した時、残圧排出電磁弁202を開
とする駆動指令が出力され、ブレーキ踏み込み操作時で
あると判断した時、比例ソレノイド12に対し、図7に
示すように、Δt秒間、比例ソレノイド12の推力をΔ
Fs ほど増加させる指令が出力される。このソレノイド
推力増加制御により、リーク低減用切換弁6とホイール
シリンダ3との間に封じ込められた圧をドレーンポート
Cからリザーバ9に抜き、図3に示す特性を得る(請求
項8記載の残圧排出制御手段に相当)。
【0076】効果としては、第1実施例の(1)の効果
に下記の効果が加えられる。
【0077】(5)比例ソレノイド12の推力を制御す
る制御ソフトに、残圧排出制御ソフトを追加したブレー
キコントロールユニット400とし、外観構成として
は、センサを除き従来の図8に示すシステムと何ら変わ
るところがないため、システムコストを安価にしながら
残圧排出機能を発揮させることができる。特に、ブレー
キスイッチ30は他の制御システム等にも使われること
から、予めブレーキスイッチ30が装備されている車両
では、制御ソフトの追加のみでよい。
【0078】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本発明に含まれる。
【0079】実施例では、電子油圧制御弁として、メイ
ン弁とパイロット弁の2つの弁に分割したタイプのもの
を示したが、特開平4−87867号公報に記載されて
いるような1つの電子油圧制御弁構造のもであってもよ
い。
【0080】
【発明の効果】請求項1〜請求項5記載の第1の発明に
あっては、外部液圧源と電子油圧制御弁との間にリーク
低減用切換弁を有するブレーキ制御装置において、既存
のブレーキ制御システムに、リーク低減用切換弁の出力
ポートとホイールシリンダの入力ポートとを連通する油
路とリザーバとの間に設けられ、ブレーキ踏み込み操作
時には閉を保ち、ブレーキ操作終了時には開となり、ホ
イールシリンダ残圧をドレーンする残圧排出弁を追加す
る構成としたため、信頼性の高いシステムにて、ブレー
キペダル踏力−減速Gとの関係を良好に保ったままでブ
レーキ操作終了時の残圧影響を排除することができると
いう効果が得られる。
【0081】請求項2記載の第1の発明にあっては、残
圧排出弁をホイールシリンダ油圧系の油圧を弁動作圧と
するチェック弁としたため、上記効果に加え、小型で、
かつ、信頼性の高いものとなる。
【0082】請求項3記載の第1の発明にあっては、残
圧排出弁をマスタシリンダ圧を弁動作圧とする2位置2
方向弁としたため、上記効果に加え、外部液圧が電子油
圧制御弁に加わる時に外部液圧の漏れを防止することが
できる。
【0083】請求項4及び請求項5記載の第1の発明に
あっては、残圧排出弁を2位置2方向電磁弁とし、ブレ
ーキ操作終了をマスタシリンダ圧あるいはブレーキ操作
により検出して弁切換制御を行なう装置としたため、上
記効果に加え、ブレーキ操作終了の必要時にのみホイー
ルシリンダ圧をドレーンすることができる。
【0084】請求項6〜請求項8記載の第2の発明にあ
っては、外部液圧源と電子油圧制御弁との間にリーク低
減用切換弁を有するブレーキ制御装置において、既存の
ブレーキ制御システムはそのままで、ブレーキペダル操
作を終了時に、電子油圧制御弁のソレノイド推力を一定
時間増加させる指令を出力することでホイールシリンダ
残圧をドレーンする残圧排出制御手段という制御ソフト
を追加する構成としたため、安価なシステムコストに
て、ブレーキペダル踏力−減速Gとの関係を良好に保っ
たままでブレーキ操作終了時の残圧影響を排除すること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブレーキ制御装置を示すクレーム対応
図である。
【図2】第1実施例のブレーキ制御装置を示す全体シス
テム図である。
【図3】第1実施例装置でのマスタシリンダ圧−ホイー
ルシリンダ圧静特性を示す図である。
【図4】第2実施例のブレーキ制御装置を示す全体シス
テム図である。
【図5】第3実施例のブレーキ制御装置を示す全体シス
テム図である。
【図6】第4実施例のブレーキ制御装置を示す全体シス
テム図である。
【図7】第4実施例装置でのブレーキ操作終了時のソレ
ノイド推力特性を示す図である。
【図8】従来のブレーキ制御装置を示す全体システム図
である。
【図9】従来装置でのマスタシリンダ圧−ホイールシリ
ンダ圧静特性を示す図である。
【符号の説明】
a マスタシリンダ b ホイールシリンダ c 外部液圧源 d ソレノイド e 電子油圧制御弁 f リーク低減用切換弁 g リザーバ h 残圧排出弁 i 残圧排出制御手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ操作力に応じたマスタシリンダ
    圧を発生するマスタシリンダと、 ブレーキ操作と無関係に液圧を発生する外部液圧源と、 マスタシリンダ圧により生じる力とソレノイドにより生
    じる力とを入力し、外部液圧源から供給される外部液圧
    を前記2つの入力の差に応じた制御圧に調圧する電子油
    圧制御弁と、 各車輪の制動装置に設けられ、前記制御圧により作動す
    る各ホイールシリンダと、 前記外部液圧源と前記電子油圧制御弁の供給圧ポートと
    の間に設けられ、マスタシリンダ圧を弁動作圧とし、マ
    スタシリンダ圧がある値以上で開、ある値未満で閉とな
    るリーク低減用切換弁と、 前記リーク低減用切換弁の出力ポートと前記ホイールシ
    リンダの入力ポートとを連通する油路とリザーバとの間
    に設けられ、ブレーキ踏み込み操作時には閉を保ち、ブ
    レーキ操作終了時には開となり、ホイールシリンダ残圧
    をドレーンする残圧排出弁と、 を備えていることを特徴とするブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のブレーキ制御装置におい
    て、 前記残圧排出弁を、リーク低減用切換弁の出力ポートと
    ホイールシリンダの入力ポートとを連通する油路の油圧
    を弁動作圧とし、設定圧以上で閉を保ち、設定圧未満で
    開となるように動作するチェック弁であることを特徴と
    するブレーキ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のブレーキ制御装置におい
    て、 前記残圧排出弁を、マスタシリンダ圧を弁動作圧とし、
    設定圧以上で閉位置で、設定圧未満で開位置に切り換わ
    る2位置2方向弁であることを特徴とするブレーキ制御
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のブレーキ制御装置におい
    て、 前記残圧排出弁を、2位置2方向電磁弁とし、 マスタシリンダ圧検出手段により検出されるマスタシリ
    ンダ圧検出値を入力し、マスタシリンダ圧検出値が設定
    圧以上の時に弁閉信号をマスタシリンダ圧検出値が設定
    圧未満の時に弁開信号を前記2位置2方向電磁弁に出力
    する第1残圧排出弁制御手段を設けたことを特徴とする
    ブレーキ制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のブレーキ制御装置におい
    て、 前記残圧排出弁を、2位置2方向電磁弁とし、 ブレーキ操作検出手段により検出されるブレーキ操作信
    号を入力し、ブレーキ踏み込み操作検出時に弁閉信号を
    ブレーキ操作終了検出時に弁開信号を前記2位置2方向
    電磁弁に出力する第2残圧排出弁制御手段を設けたこと
    を特徴とするブレーキ制御装置。
  6. 【請求項6】 ブレーキ操作力に応じたマスタシリンダ
    圧を発生するマスタシリンダと、 ブレーキ操作と無関係に液圧を発生する外部液圧源と、 マスタシリンダ圧により生じる力とソレノイドにより生
    じる力とを入力し、外部液圧源から供給される外部液圧
    を前記2つの入力の差に応じた制御圧に調圧する電子油
    圧制御弁と、 各車輪の制動装置に設けられ、前記制御圧により作動す
    る各ホイールシリンダと、 前記外部液圧源と前記電子油圧制御弁の供給圧ポートと
    の間に設けられ、マスタシリンダ圧を弁動作圧とし、マ
    スタシリンダ圧がある値以上で開、ある値未満で閉とな
    るリーク低減用切換弁と、 ブレーキペダル操作を終了時に、前記電子油圧制御弁の
    ソレノイド推力を一定時間増加させる指令を出力するこ
    とでホイールシリンダ残圧をドレーンする残圧排出制御
    手段と、 を備えていることを特徴とするブレーキ制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のブレーキ制御装置におい
    て、 前記残圧排出制御手段を、マスタシリンダ圧検出手段に
    より検出されるマスタシリンダ圧検出値を入力し、マス
    タシリンダ圧が所定圧以下まで低下まで低下した時に一
    定時間、電子油圧制御弁のソレノイドに対しソレノイド
    推力増加指令を出力する手段としたことを特徴とするブ
    レーキ制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のブレーキ制御装置におい
    て、 前記残圧排出制御手段を、ブレーキ操作検出手段により
    検出されるブレーキ操作信号を入力し、ブレーキ操作終
    了検出時に一定時間、電子油圧制御弁のソレノイドに対
    しソレノイド推力増加指令を出力する手段としたことを
    特徴とするブレーキ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101032729B1 (ko) * 2009-04-24 2011-05-09 볼보 컨스트럭션 이큅먼트 에이비 유압배관 내에 잔압 제거용 유압시스템
CN114718932A (zh) * 2022-04-26 2022-07-08 三一重型装备有限公司 制动阀组、液压系统及作业机械

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KR101032729B1 (ko) * 2009-04-24 2011-05-09 볼보 컨스트럭션 이큅먼트 에이비 유압배관 내에 잔압 제거용 유압시스템
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