JPH07329783A - リニア同期モータ駆動式電気転てつ機 - Google Patents
リニア同期モータ駆動式電気転てつ機Info
- Publication number
- JPH07329783A JPH07329783A JP13267194A JP13267194A JPH07329783A JP H07329783 A JPH07329783 A JP H07329783A JP 13267194 A JP13267194 A JP 13267194A JP 13267194 A JP13267194 A JP 13267194A JP H07329783 A JPH07329783 A JP H07329783A
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- Japan
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- synchronous motor
- linear synchronous
- yoke
- type electric
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Abstract
(57)【要約】
【目的】リニア同期モータの可動部の界磁極として継鉄
の両面に極性を交互に反転して取付けられた永久磁石
の、継鉄への取付けを確実にして信頼性を高める。 【構成】継鉄61の一方の面に並べて取付けられた永久磁
石62を非磁性製の間隔片64を挟んで配置することによっ
て、永久磁石62と間隔片64が機械的に一体化されるので
可動部6にかかるトングレールの反力によって永久磁石
62が可動部6の移動方向にずれたりして継鉄61から外れ
たりするのを防止することができる。
の両面に極性を交互に反転して取付けられた永久磁石
の、継鉄への取付けを確実にして信頼性を高める。 【構成】継鉄61の一方の面に並べて取付けられた永久磁
石62を非磁性製の間隔片64を挟んで配置することによっ
て、永久磁石62と間隔片64が機械的に一体化されるので
可動部6にかかるトングレールの反力によって永久磁石
62が可動部6の移動方向にずれたりして継鉄61から外れ
たりするのを防止することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般の鉄道の分岐装
置に使用される転てつ機、特に電気的に駆動することに
よって離れた位置にある制御室からその駆動を制御する
ことのできる電気転てつ機、更には、リニア同期モータ
で駆動する方式のリニア同期モータ駆動式電気転てつ機
に関する。
置に使用される転てつ機、特に電気的に駆動することに
よって離れた位置にある制御室からその駆動を制御する
ことのできる電気転てつ機、更には、リニア同期モータ
で駆動する方式のリニア同期モータ駆動式電気転てつ機
に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のリニア同期モータ駆動式の
電気転てつ機(特開平《FA91-0843 》号公報)を使用し
た分岐装置の平面図であり、基本レール11,12からなる
基本レール1に対して、可動のトングレール21,22から
なるトングレール1が配置されていて、このトングレー
ル1はリニア同期モータ30によってシャフト63を介して
駆動される連結棒4によって図の上下方向に移動可能に
なっている。この図では上のトングレール21が基本レー
ル11に接し、下のトングレール22は基本レール12から離
れているので、図の左側から基本レール1の上を進入し
てきた車両は、図の上側の車輪が基本レール11からトン
グレール21に移り図の下の車輪は基本レール12の上をそ
のまま通過することになるので、結果的に車両は図の下
側に分岐することになる。一方、電気転てつ機3によっ
てトングレール2が下方に移動して、トングレール22が
基本レール12に接触しトングレール21が基本レール11か
ら離れた状態になると、図の左側から進入して来た車両
は基本レール11とトングレール21とに乗って図の上に向
かって分岐する。
電気転てつ機(特開平《FA91-0843 》号公報)を使用し
た分岐装置の平面図であり、基本レール11,12からなる
基本レール1に対して、可動のトングレール21,22から
なるトングレール1が配置されていて、このトングレー
ル1はリニア同期モータ30によってシャフト63を介して
駆動される連結棒4によって図の上下方向に移動可能に
なっている。この図では上のトングレール21が基本レー
ル11に接し、下のトングレール22は基本レール12から離
れているので、図の左側から基本レール1の上を進入し
てきた車両は、図の上側の車輪が基本レール11からトン
グレール21に移り図の下の車輪は基本レール12の上をそ
のまま通過することになるので、結果的に車両は図の下
側に分岐することになる。一方、電気転てつ機3によっ
てトングレール2が下方に移動して、トングレール22が
基本レール12に接触しトングレール21が基本レール11か
ら離れた状態になると、図の左側から進入して来た車両
は基本レール11とトングレール21とに乗って図の上に向
かって分岐する。
【0003】図8は図7のA-A 断面図、図9は図8のB-
B 断面図であり、いずれもリニア同期モータ30の断面構
造を表している。図8はまた図9のC-C 断面図でもあ
る。これらの図において、リニア同期モータ30は固定部
5と可動部6とからなっていて、固定部5は継鉄を兼ね
るケース51、このケース51の上下内壁面に図の左右方向
に並べて取付けられた複数個の突極形の鉄心52及びこの
鉄心52のそれぞれに設けられた巻線53とからなってい
る。可動部6は継鉄61とその両側に取付けられた複数の
永久磁石62及び可動部6の図9の左右方向の移動を外部
に伝達するシャフト63からなっている。
B 断面図であり、いずれもリニア同期モータ30の断面構
造を表している。図8はまた図9のC-C 断面図でもあ
る。これらの図において、リニア同期モータ30は固定部
5と可動部6とからなっていて、固定部5は継鉄を兼ね
るケース51、このケース51の上下内壁面に図の左右方向
に並べて取付けられた複数個の突極形の鉄心52及びこの
鉄心52のそれぞれに設けられた巻線53とからなってい
る。可動部6は継鉄61とその両側に取付けられた複数の
永久磁石62及び可動部6の図9の左右方向の移動を外部
に伝達するシャフト63からなっている。
【0004】鉄心52と巻線53とは3個が1組になって1
つの極を形成する。可動部6の永久磁石62は界磁極でも
あり、2個が1組になって1つの極を形成して互いに反
対方向の磁束を発生する。したがって、図9の鉄心52の
3つの左右方向の寸法と永久磁石62の2つの寸法とが一
致していて極間距離になっている。周知のように、リニ
ア同期モータは同期電動機と同じ原理のものであるか
ら、巻線53に3相交流電流を流すと図9の左右の方向に
移動する移動磁界が発生し、この磁界と永久磁石62との
間に磁気力が働き、同期すれば可動部6は移動磁界と同
じ速度で移動する。移動磁界の速度を変えれば可動部6
の速度も変わり移動磁界を停止させれば可動部6も停止
する。シャフト63にかかっている力がリニア同期モータ
30が耐えることができる値を越えない限りこのような同
期は維持される。
つの極を形成する。可動部6の永久磁石62は界磁極でも
あり、2個が1組になって1つの極を形成して互いに反
対方向の磁束を発生する。したがって、図9の鉄心52の
3つの左右方向の寸法と永久磁石62の2つの寸法とが一
致していて極間距離になっている。周知のように、リニ
ア同期モータは同期電動機と同じ原理のものであるか
ら、巻線53に3相交流電流を流すと図9の左右の方向に
移動する移動磁界が発生し、この磁界と永久磁石62との
間に磁気力が働き、同期すれば可動部6は移動磁界と同
じ速度で移動する。移動磁界の速度を変えれば可動部6
の速度も変わり移動磁界を停止させれば可動部6も停止
する。シャフト63にかかっている力がリニア同期モータ
30が耐えることができる値を越えない限りこのような同
期は維持される。
【0005】リニア同期モータ30が耐えることのできる
力は、励磁電流に比例するとともに、概略永久磁石62の
鉄心52に対向する面の面積の総和に比例するとしてよ
い。したがって、図9の上下8個の永久磁石62の左右方
向の長さの和と図8の永久磁石62の左右方向の長さとの
積として得られる面積を所要の力が発生するだけの値に
設定すればよい。前述の極間距離は、後述するように位
置制御する場合に、その値が大きいと制御の精度が悪く
なり、小さいと鉄心52と巻線53や永久磁石62の数が多く
なってコストが高くなるので、適切な値に設定する必要
がある。
力は、励磁電流に比例するとともに、概略永久磁石62の
鉄心52に対向する面の面積の総和に比例するとしてよ
い。したがって、図9の上下8個の永久磁石62の左右方
向の長さの和と図8の永久磁石62の左右方向の長さとの
積として得られる面積を所要の力が発生するだけの値に
設定すればよい。前述の極間距離は、後述するように位
置制御する場合に、その値が大きいと制御の精度が悪く
なり、小さいと鉄心52と巻線53や永久磁石62の数が多く
なってコストが高くなるので、適切な値に設定する必要
がある。
【0006】図8の右下に位置検出器7を図示してあ
る。ケース51に取付け台73を介してコの字形の光センサ
71を、紙面に対して垂直方向に移動する可動部6の継鉄
61に取付け具74を介して位置センサ7の光遮断板72をそ
れぞれ取付けてある。光センサ71は市販品であり、コの
字状の一方の辺から発光して他方の辺で受光し光信号の
強度に応じた電気信号に変換して出力するもので、発光
部と受光部との間に光を遮断するものがあると受光され
ないのでこれを検出するものであり、光遮断板72はくし
の歯状をしていて光を透過する部分と遮断する部分とが
一定間隔で設けられていて、光遮断板72が移動すること
によって光センサ71が断続する光を受光するのでその出
力信号を図示しない制御装置に入力し光の断続によって
生じたパルスの数を数えることによって可動部6が移動
した距離を求めることができ、その時間変化によって速
度が求められる。
る。ケース51に取付け台73を介してコの字形の光センサ
71を、紙面に対して垂直方向に移動する可動部6の継鉄
61に取付け具74を介して位置センサ7の光遮断板72をそ
れぞれ取付けてある。光センサ71は市販品であり、コの
字状の一方の辺から発光して他方の辺で受光し光信号の
強度に応じた電気信号に変換して出力するもので、発光
部と受光部との間に光を遮断するものがあると受光され
ないのでこれを検出するものであり、光遮断板72はくし
の歯状をしていて光を透過する部分と遮断する部分とが
一定間隔で設けられていて、光遮断板72が移動すること
によって光センサ71が断続する光を受光するのでその出
力信号を図示しない制御装置に入力し光の断続によって
生じたパルスの数を数えることによって可動部6が移動
した距離を求めることができ、その時間変化によって速
度が求められる。
【0007】図10は図9の一部を拡大した部分拡大断面
図であり、継鉄61に取付けられた永久磁石62のそれぞれ
の極性はNとSで示すように、継鉄61の上側又は下側に
左右の方向に並んで配置された永久磁石62は隣同士の永
久磁石62が互いに極性が逆になるように配置されてお
り、例えば永久磁石621 はS極からN極に向かう極の方
向は上向きであるのに対して、隣の永久磁石622 の極の
方向は下向きであり、永久磁石621 の継鉄61を介して対
向する永久磁石623 は永久磁石621と同じく上向きの極
方向に配置してある。
図であり、継鉄61に取付けられた永久磁石62のそれぞれ
の極性はNとSで示すように、継鉄61の上側又は下側に
左右の方向に並んで配置された永久磁石62は隣同士の永
久磁石62が互いに極性が逆になるように配置されてお
り、例えば永久磁石621 はS極からN極に向かう極の方
向は上向きであるのに対して、隣の永久磁石622 の極の
方向は下向きであり、永久磁石621 の継鉄61を介して対
向する永久磁石623 は永久磁石621と同じく上向きの極
方向に配置してある。
【0008】このような永久磁石62の配置では、永久磁
石621から生じた磁束はN極から上に向かって鉄心52に
侵入しケース51を通って隣の鉄心52を通って永久磁石62
に入る。永久磁石621 から生じた磁束は図示しない左隣
の永久磁石62にも分流する。永久磁石61のS極から下方
向に生じた磁束は継鉄62を図の上下方向に通って永久磁
石623 に入る。図から明らかなように可動部6や固定部
5は継鉄を中心にして上下対称であるとともに、鉄心5
2,巻線53は3個ずつ、永久磁石62は2個ずつが1組に
なって周期的に配置されている。したがって、前述の磁
束の流れは全体の磁束の流れに共通するものである。
石621から生じた磁束はN極から上に向かって鉄心52に
侵入しケース51を通って隣の鉄心52を通って永久磁石62
に入る。永久磁石621 から生じた磁束は図示しない左隣
の永久磁石62にも分流する。永久磁石61のS極から下方
向に生じた磁束は継鉄62を図の上下方向に通って永久磁
石623 に入る。図から明らかなように可動部6や固定部
5は継鉄を中心にして上下対称であるとともに、鉄心5
2,巻線53は3個ずつ、永久磁石62は2個ずつが1組に
なって周期的に配置されている。したがって、前述の磁
束の流れは全体の磁束の流れに共通するものである。
【0009】継鉄61を通る磁束は図の上下方向なので継
鉄62の上下方向の寸法、すなわち厚み寸法は磁束の流れ
に殆ど影響を与えないので、この厚み寸法は単に継鉄61
の機械的強度を確保するために決定されることになり、
磁束が左右方向に流れる場合に比べてはるかに薄くする
ことができる。
鉄62の上下方向の寸法、すなわち厚み寸法は磁束の流れ
に殆ど影響を与えないので、この厚み寸法は単に継鉄61
の機械的強度を確保するために決定されることになり、
磁束が左右方向に流れる場合に比べてはるかに薄くする
ことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】永久磁石の材料には、
フェライト、アルニコ、希土類系などの材料の異なる種
々のものがあるが、リニア同期モータの界磁極として使
用される永久磁石としては種々の理由から希土類系の材
料が適している。この希土類系にも含有される希土類元
素の種類に応じて、サマリウム・コバルト系、ネオジウ
ム系が一般的で種々の分野に応用されている。
フェライト、アルニコ、希土類系などの材料の異なる種
々のものがあるが、リニア同期モータの界磁極として使
用される永久磁石としては種々の理由から希土類系の材
料が適している。この希土類系にも含有される希土類元
素の種類に応じて、サマリウム・コバルト系、ネオジウ
ム系が一般的で種々の分野に応用されている。
【0011】前述のように、永久磁石62は継鉄61の両面
に取付けられているが、前述のような希土類系の永久磁
石は粉末材料を金型内で焼き固めるいわゆる焼結によっ
て所定の形状、寸法のものが製作される。製作された永
久磁石は機械的強度が低くまたもろく欠けやすいという
欠点があるために機械加工が困難なことから、永久磁石
62の継鉄61への取付けは接着剤によるのが普通である。
に取付けられているが、前述のような希土類系の永久磁
石は粉末材料を金型内で焼き固めるいわゆる焼結によっ
て所定の形状、寸法のものが製作される。製作された永
久磁石は機械的強度が低くまたもろく欠けやすいという
欠点があるために機械加工が困難なことから、永久磁石
62の継鉄61への取付けは接着剤によるのが普通である。
【0012】永久磁石621 にかかる力は固定部5との間
の斥力、継鉄61との間の斥力及び隣の永久磁石622 との
間の斥力などが働く。また、図9のシャフト63を介して
かかるトングレール2の反力は固定部5と永久磁石62と
の間の力となるので、永久磁石62は図10の水平方向に大
きな力が働くことになる。前述のように、永久磁石62の
継鉄61への取付けは接着剤なので、必ずしも充分な信頼
性があるとは言いがたい面があるという問題がある。
の斥力、継鉄61との間の斥力及び隣の永久磁石622 との
間の斥力などが働く。また、図9のシャフト63を介して
かかるトングレール2の反力は固定部5と永久磁石62と
の間の力となるので、永久磁石62は図10の水平方向に大
きな力が働くことになる。前述のように、永久磁石62の
継鉄61への取付けは接着剤なので、必ずしも充分な信頼
性があるとは言いがたい面があるという問題がある。
【0013】この発明はこのような問題を解決し、永久
磁石の継鉄への取付けを確実にして信頼性の高いリニア
同期モータ駆動式電気転てつ機を提供することにある。
磁石の継鉄への取付けを確実にして信頼性の高いリニア
同期モータ駆動式電気転てつ機を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明によれば、列車軌道の分岐装置の、固定の基
本レールに対して可動のトングレールをリニア同期モー
タで駆動してなるリニア同期モータ駆動式電気転てつ機
において、リニア同期モータが、ケース、このケースの
上下の内面に取付けられた複数の鉄心と、この鉄心のそ
れぞれに設けられた巻線とからなる固定部及びこの固定
部に挟まれた継鉄とこの継鉄の両側に固定部に対向して
設けられた界磁極としての永久磁石からなる可動部から
なり、継鉄の一方の面に設けられ交互に極性を反転して
取付けられた永久磁石が、非磁性体からなる間隔片を挟
んで配置されてなるものとする。また、間隔片と永久磁
石との表面が面一とするか、間隔片が永久磁石に対して
突出してなるものとする。
にこの発明によれば、列車軌道の分岐装置の、固定の基
本レールに対して可動のトングレールをリニア同期モー
タで駆動してなるリニア同期モータ駆動式電気転てつ機
において、リニア同期モータが、ケース、このケースの
上下の内面に取付けられた複数の鉄心と、この鉄心のそ
れぞれに設けられた巻線とからなる固定部及びこの固定
部に挟まれた継鉄とこの継鉄の両側に固定部に対向して
設けられた界磁極としての永久磁石からなる可動部から
なり、継鉄の一方の面に設けられ交互に極性を反転して
取付けられた永久磁石が、非磁性体からなる間隔片を挟
んで配置されてなるものとする。また、間隔片と永久磁
石との表面が面一とするか、間隔片が永久磁石に対して
突出してなるものとする。
【0015】また、列車軌道の分岐装置の、固定の基本
レールに対して可動のトングレールをリニア同期モータ
で駆動してなるリニア同期モータ駆動式電気転てつ機に
おいて、リニア同期モータが、ケース、このケースの上
下の内面に取付けられた複数の鉄心と、この鉄心のそれ
ぞれに設けられた巻線とからなる固定部及びこの固定部
に挟まれた継鉄とこの継鉄の両側に固定部に対向して設
けられた界磁極としての永久磁石からなる可動部からな
り、継鉄の一方の面に設けられ交互に極性を反転して取
付けられた永久磁石が、継鉄に設けた溝に挿入されてな
るものとする。また、このリニア同期モータ駆動式電気
転てつ機に、前述の間隔片を設けてなるものとする。
レールに対して可動のトングレールをリニア同期モータ
で駆動してなるリニア同期モータ駆動式電気転てつ機に
おいて、リニア同期モータが、ケース、このケースの上
下の内面に取付けられた複数の鉄心と、この鉄心のそれ
ぞれに設けられた巻線とからなる固定部及びこの固定部
に挟まれた継鉄とこの継鉄の両側に固定部に対向して設
けられた界磁極としての永久磁石からなる可動部からな
り、継鉄の一方の面に設けられ交互に極性を反転して取
付けられた永久磁石が、継鉄に設けた溝に挿入されてな
るものとする。また、このリニア同期モータ駆動式電気
転てつ機に、前述の間隔片を設けてなるものとする。
【0016】また、列車軌道の分岐装置の、固定の基本
レールに対して可動のトングレールをリニア同期モータ
で駆動してなるリニア同期モータ駆動式電気転てつ機に
おいて、リニア同期モータが、ケース、このケースの上
下の内面に取付けられた複数の鉄心と、この鉄心のそれ
ぞれに設けられた巻線とからなる固定部及びこの固定部
に挟まれた継鉄とこの継鉄の両側に固定部に対向して設
けられた界磁極としての永久磁石からなる可動部からな
り、継鉄に取付けられた永久磁石の間隙部に相当する継
鉄の部分に非磁性体部を設けてなるものとする。また、
このリニア同期モータ駆動式電気転てつ機に、前述の間
隔片を設けてなり、更に、前述の永久磁石を挿入する溝
が設けてなるものとする。
レールに対して可動のトングレールをリニア同期モータ
で駆動してなるリニア同期モータ駆動式電気転てつ機に
おいて、リニア同期モータが、ケース、このケースの上
下の内面に取付けられた複数の鉄心と、この鉄心のそれ
ぞれに設けられた巻線とからなる固定部及びこの固定部
に挟まれた継鉄とこの継鉄の両側に固定部に対向して設
けられた界磁極としての永久磁石からなる可動部からな
り、継鉄に取付けられた永久磁石の間隙部に相当する継
鉄の部分に非磁性体部を設けてなるものとする。また、
このリニア同期モータ駆動式電気転てつ機に、前述の間
隔片を設けてなり、更に、前述の永久磁石を挿入する溝
が設けてなるものとする。
【0017】また、列車軌道の分岐装置の、固定の基本
レールに対して可動のトングレールをリニア同期モータ
で駆動してなるリニア同期モータ駆動式電気転てつ機に
おいて、リニア同期モータが、ケース、このケースの上
下の内面に取付けられた複数の鉄心と、この鉄心のそれ
ぞれに設けられた巻線とからなる固定部及びこの固定部
に挟まれた継鉄とこの継鉄の両側に固定部に対向して設
けられた界磁極としての永久磁石からなる可動部からな
り、この可動部が保護膜で覆われてなるものとする。ま
た、この保護膜が、樹脂を塗布して形成したもの、又
は、フィルムを張付けて形成したものとする。また、こ
のリニア同期モータ駆動式電気転てつ機において、前述
の間隔片を設けてなるものとする。更に、永久磁石を挿
入した溝を設けてなるものとする。また、磁性体部を設
けてなるものとする。
レールに対して可動のトングレールをリニア同期モータ
で駆動してなるリニア同期モータ駆動式電気転てつ機に
おいて、リニア同期モータが、ケース、このケースの上
下の内面に取付けられた複数の鉄心と、この鉄心のそれ
ぞれに設けられた巻線とからなる固定部及びこの固定部
に挟まれた継鉄とこの継鉄の両側に固定部に対向して設
けられた界磁極としての永久磁石からなる可動部からな
り、この可動部が保護膜で覆われてなるものとする。ま
た、この保護膜が、樹脂を塗布して形成したもの、又
は、フィルムを張付けて形成したものとする。また、こ
のリニア同期モータ駆動式電気転てつ機において、前述
の間隔片を設けてなるものとする。更に、永久磁石を挿
入した溝を設けてなるものとする。また、磁性体部を設
けてなるものとする。
【0018】また、列車軌道の分岐装置の、固定の基本
レールに対して可動のトングレールをリニア同期モータ
で駆動してなるリニア同期モータ駆動式電気転てつ機に
おいて、リニア同期モータが、ケース、このケースの上
下の内面に取付けられた複数の鉄心と、この鉄心のそれ
ぞれに設けられた巻線とからなる固定部及びこの固定部
に挟まれた継鉄とこの継鉄の両側に固定部に対向して設
けられた界磁極としての永久磁石からなる可動部からな
り、この永久磁石が機械加工可能な材質で、この永久磁
石と継鉄にねじ穴が設けられ非磁性のねじで締付けられ
て永久磁石が継鉄に固定されてなるものとする。また、
このリニア同期モータ駆動式電気転てつ機において、前
記の磁性体部を設けてなるものとする。
レールに対して可動のトングレールをリニア同期モータ
で駆動してなるリニア同期モータ駆動式電気転てつ機に
おいて、リニア同期モータが、ケース、このケースの上
下の内面に取付けられた複数の鉄心と、この鉄心のそれ
ぞれに設けられた巻線とからなる固定部及びこの固定部
に挟まれた継鉄とこの継鉄の両側に固定部に対向して設
けられた界磁極としての永久磁石からなる可動部からな
り、この永久磁石が機械加工可能な材質で、この永久磁
石と継鉄にねじ穴が設けられ非磁性のねじで締付けられ
て永久磁石が継鉄に固定されてなるものとする。また、
このリニア同期モータ駆動式電気転てつ機において、前
記の磁性体部を設けてなるものとする。
【0019】
【作用】この発明の構成において、トングレールを駆動
するための電機転てつ機としてのリニア同期モータの可
動部の継鉄の両面に、一方の面には極性を交互に反転し
て取付けられた永久磁石を、非磁性体からなる間隔片を
挟んで配置することによって永久磁石と間隔片が機械的
に一体化されて、可動部にかかるトングレールの反力に
よって永久磁石が可動部の移動方向にずれて継鉄から外
れたりするのを防止する。この間隔片と永久磁石との表
面を面一又は間隔片を永久磁石に対して突出させること
によって永久磁石の角が欠けるのを防止することができ
る。
するための電機転てつ機としてのリニア同期モータの可
動部の継鉄の両面に、一方の面には極性を交互に反転し
て取付けられた永久磁石を、非磁性体からなる間隔片を
挟んで配置することによって永久磁石と間隔片が機械的
に一体化されて、可動部にかかるトングレールの反力に
よって永久磁石が可動部の移動方向にずれて継鉄から外
れたりするのを防止する。この間隔片と永久磁石との表
面を面一又は間隔片を永久磁石に対して突出させること
によって永久磁石の角が欠けるのを防止することができ
る。
【0020】また、前述の継鉄に溝を設け、この溝に永
久磁石を挿入して取付けることによって、前述の力によ
る永久磁石が外れるのを防止する。溝を設けるのと間隔
片を設けるのとを併用することによって永久磁石の外れ
をより確実に防止することができる。また、隣合う永久
磁石の間隙部に相当する継鉄の部分に非磁性体部を設け
て継鉄内の移動方向の磁束の流れを遮断することによっ
て、磁束の偏りによる個々の永久磁石にかかる力の偏よ
りを抑制する。
久磁石を挿入して取付けることによって、前述の力によ
る永久磁石が外れるのを防止する。溝を設けるのと間隔
片を設けるのとを併用することによって永久磁石の外れ
をより確実に防止することができる。また、隣合う永久
磁石の間隙部に相当する継鉄の部分に非磁性体部を設け
て継鉄内の移動方向の磁束の流れを遮断することによっ
て、磁束の偏りによる個々の永久磁石にかかる力の偏よ
りを抑制する。
【0021】また、継鉄、永久磁石からなる可動部を保
護膜で覆うことによって、欠けやすい永久磁石を保護す
る。この保護膜は樹脂を塗布して形成するか、フィルム
を張付けて形成することができる。前述の永久磁石の間
に挿入される間隔片、永久磁石が挿入される溝、継鉄に
設けられる磁性体部及び保護膜は適宜組み合わせること
によって、それぞれの作用を重畳させることができる。
護膜で覆うことによって、欠けやすい永久磁石を保護す
る。この保護膜は樹脂を塗布して形成するか、フィルム
を張付けて形成することができる。前述の永久磁石の間
に挿入される間隔片、永久磁石が挿入される溝、継鉄に
設けられる磁性体部及び保護膜は適宜組み合わせること
によって、それぞれの作用を重畳させることができる。
【0022】また、この永久磁石に機械加工可能な材質
を採用すると、機械加工が可能になるのでねじ穴を切削
加工することができることから、継鉄にも雌ねじのねじ
穴を設けて永久磁石をねじで継鉄に固定する構成を採用
することができる。したがって、永久磁石の継鉄への固
定が強固なものとなる。また、この継鉄に前述の非磁性
体部を設けて前述と同様の作用を得ることができる。
を採用すると、機械加工が可能になるのでねじ穴を切削
加工することができることから、継鉄にも雌ねじのねじ
穴を設けて永久磁石をねじで継鉄に固定する構成を採用
することができる。したがって、永久磁石の継鉄への固
定が強固なものとなる。また、この継鉄に前述の非磁性
体部を設けて前述と同様の作用を得ることができる。
【0023】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。
図1はこの発明の第1の実施例を示すリニア同期モータ
の部分拡大断面図であり、図10と同じ構成要素に対して
は共通の符号を付けて詳しい説明を省略する。この図に
おいて、隣り合う永久磁石62の間にそれぞれ間隔片64を
挟み込んである。このような構成によって、継鉄61の同
じ面に取付けられてある永久磁石62全部が間隔片64を介
して機械的に一体となるので、トングレール2の反力と
して永久磁石62に図の左右方向の力がかかっても、充分
に耐えられる構成になる。
図1はこの発明の第1の実施例を示すリニア同期モータ
の部分拡大断面図であり、図10と同じ構成要素に対して
は共通の符号を付けて詳しい説明を省略する。この図に
おいて、隣り合う永久磁石62の間にそれぞれ間隔片64を
挟み込んである。このような構成によって、継鉄61の同
じ面に取付けられてある永久磁石62全部が間隔片64を介
して機械的に一体となるので、トングレール2の反力と
して永久磁石62に図の左右方向の力がかかっても、充分
に耐えられる構成になる。
【0024】間隔片64は非磁性体でなければならないが
非金属である必要はないので絶縁材は勿論非磁性ステン
レス製でもよい。しかし、銅やアルミなどの良電導性の
金属では磁束の局部的な時間的変化による渦電流が流れ
局部加熱が生ずる恐れがあるので好ましくない。図1で
は間隔片64の厚みを永久磁石62よりも小さいものとして
図示してあるが、これにこだわるものではない。むしろ
両方の厚みを同じにするか間隔片64の厚みの方を大きく
するかすると、永久磁石62の角が欠けるのを防止するこ
とができる。周知のように永久磁石62として採用される
材料の多くは焼結材料で機械的にもろく欠けやすいとい
う欠点を持っているので、このような間隔片64によって
永久磁石62の角部を保護することができる。
非金属である必要はないので絶縁材は勿論非磁性ステン
レス製でもよい。しかし、銅やアルミなどの良電導性の
金属では磁束の局部的な時間的変化による渦電流が流れ
局部加熱が生ずる恐れがあるので好ましくない。図1で
は間隔片64の厚みを永久磁石62よりも小さいものとして
図示してあるが、これにこだわるものではない。むしろ
両方の厚みを同じにするか間隔片64の厚みの方を大きく
するかすると、永久磁石62の角が欠けるのを防止するこ
とができる。周知のように永久磁石62として採用される
材料の多くは焼結材料で機械的にもろく欠けやすいとい
う欠点を持っているので、このような間隔片64によって
永久磁石62の角部を保護することができる。
【0025】図2はこの発明の第2の実施例を示すリニ
ア同期モータの部分拡大断面図であり、図1と同様に同
じ構成要素の説明を省略する。この図において、継鉄61
B に永久磁石62が挿入できるような溝65を設けたもの
で、この溝65に永久磁石62の一部がはまっている部分で
左右方向の力を受け止めて永久磁石62の左右方向の移動
を制限して外れないようにし信頼性を高めている。もち
ろん、この構成の場合でも、図1と同様に隣合う永久磁
石62の間の隙間に間隔片を挿入する構成を併用して更に
信頼性を高めることもできる。
ア同期モータの部分拡大断面図であり、図1と同様に同
じ構成要素の説明を省略する。この図において、継鉄61
B に永久磁石62が挿入できるような溝65を設けたもの
で、この溝65に永久磁石62の一部がはまっている部分で
左右方向の力を受け止めて永久磁石62の左右方向の移動
を制限して外れないようにし信頼性を高めている。もち
ろん、この構成の場合でも、図1と同様に隣合う永久磁
石62の間の隙間に間隔片を挿入する構成を併用して更に
信頼性を高めることもできる。
【0026】図3はこの発明の第3の実施例を示すリニ
ア同期モータの部分拡大断面図であり、図2と同様に同
じ構成要素の説明を省略する。この図において、継鉄61
C は隣合う永久磁石62の隙間に相当する部分の一部に非
磁性体部66を設ける。この非磁性体部66を設けることに
よって継鉄61C 内の左右方向の磁束の流れが遮断される
ので、継鉄61C 内の磁束の流れがそれぞれ上下対になる
2つの永久磁石62ごとに独立するので、永久磁石62と鉄
心52との間の空隙長が何らかの理由で偏ったとしても磁
束の偏在が生じないのでそれぞれの永久磁石62にかかる
力の偏在を生じにくく平均化されて最大の力を発生する
永久磁石62の力の値が相対的に小さくなる。
ア同期モータの部分拡大断面図であり、図2と同様に同
じ構成要素の説明を省略する。この図において、継鉄61
C は隣合う永久磁石62の隙間に相当する部分の一部に非
磁性体部66を設ける。この非磁性体部66を設けることに
よって継鉄61C 内の左右方向の磁束の流れが遮断される
ので、継鉄61C 内の磁束の流れがそれぞれ上下対になる
2つの永久磁石62ごとに独立するので、永久磁石62と鉄
心52との間の空隙長が何らかの理由で偏ったとしても磁
束の偏在が生じないのでそれぞれの永久磁石62にかかる
力の偏在を生じにくく平均化されて最大の力を発生する
永久磁石62の力の値が相対的に小さくなる。
【0027】この実施例の場合も図示のように間隔片64
を設けてよく、更に間隔片64と非磁性体部66とを一体に
構成することもできる。すなわち、非磁性体部66は加工
方法や機械的強度の点から非磁性ステンレス製とするの
が妥当であるが、前述のように間隔片64も同じ材質でよ
いから、これらを一体に構成することは可能である。図
4はこの発明の第4の実施例を示すリニア同期モータの
部分拡大断面図であり、前述の図と同じ構成要素の説明
は省略する。この図において、永久磁石62と表面を面一
にした間隔片64とを一緒に保護膜67で覆ったもので、前
述のように永久磁石62の材料は欠けやすいので間隔片64
で角部を保護するとともに更に保護膜で覆って保護した
ものである。このような保護は運転中ではなくむしリニ
ア同期モータ30の製作過程での永久磁石62の保護に効果
が大きい。また、永久磁石62表面に付着する鉄粉の排除
も容易になるという効果もある。
を設けてよく、更に間隔片64と非磁性体部66とを一体に
構成することもできる。すなわち、非磁性体部66は加工
方法や機械的強度の点から非磁性ステンレス製とするの
が妥当であるが、前述のように間隔片64も同じ材質でよ
いから、これらを一体に構成することは可能である。図
4はこの発明の第4の実施例を示すリニア同期モータの
部分拡大断面図であり、前述の図と同じ構成要素の説明
は省略する。この図において、永久磁石62と表面を面一
にした間隔片64とを一緒に保護膜67で覆ったもので、前
述のように永久磁石62の材料は欠けやすいので間隔片64
で角部を保護するとともに更に保護膜で覆って保護した
ものである。このような保護は運転中ではなくむしリニ
ア同期モータ30の製作過程での永久磁石62の保護に効果
が大きい。また、永久磁石62表面に付着する鉄粉の排除
も容易になるという効果もある。
【0028】保護膜67としては、樹脂を塗布して形成す
るのと、フィルムを張付けて形成するのとがあるが、フ
ィルムを張付ける場合は図示のように永久磁石62と間隔
片64の表面を滑らかに形成するのが適している。また、
塗布の場合は永久磁石62と間隔片64とは面一でなくても
よいので、図1や図3のように間隔片64が永久磁石62か
ら凹んでいたり、図2のように間隔片64がない場合にも
適用することができる。フィルムを張付けけ保護膜67を
形成する場合でも、フィルムとして伸縮性に富む材質の
ものを使用すれば間隔片64が永久磁石62と面一になって
いなくとも、更には、間隔片64が設けられない場合でも
使用することができる。
るのと、フィルムを張付けて形成するのとがあるが、フ
ィルムを張付ける場合は図示のように永久磁石62と間隔
片64の表面を滑らかに形成するのが適している。また、
塗布の場合は永久磁石62と間隔片64とは面一でなくても
よいので、図1や図3のように間隔片64が永久磁石62か
ら凹んでいたり、図2のように間隔片64がない場合にも
適用することができる。フィルムを張付けけ保護膜67を
形成する場合でも、フィルムとして伸縮性に富む材質の
ものを使用すれば間隔片64が永久磁石62と面一になって
いなくとも、更には、間隔片64が設けられない場合でも
使用することができる。
【0029】図5はこの発明の第5の実施例を示すリニ
ア同期モータの部分拡大断面図、図6は図5のD矢視図
で上部の固定子5を取り除いたときの平面図でもあり、
これらの図の前述の図と同じ構成要素は共通の符号を付
けてその説明を省略する。これらの図において、永久磁
石62E は後述するようにねじ穴を開けるなどの機械加工
が可能な材料からなるもので、継鉄61E にねじ68によっ
て固定されている。すなわち、継鉄61E に雌ねじとして
のねじ穴が設けられ、永久磁石62E にはねじ68が貫通す
るねじ穴が設けられている。
ア同期モータの部分拡大断面図、図6は図5のD矢視図
で上部の固定子5を取り除いたときの平面図でもあり、
これらの図の前述の図と同じ構成要素は共通の符号を付
けてその説明を省略する。これらの図において、永久磁
石62E は後述するようにねじ穴を開けるなどの機械加工
が可能な材料からなるもので、継鉄61E にねじ68によっ
て固定されている。すなわち、継鉄61E に雌ねじとして
のねじ穴が設けられ、永久磁石62E にはねじ68が貫通す
るねじ穴が設けられている。
【0030】永久磁石62E はプラセオジウム系の希土類
永久磁石が使用される。このプラセオジウム系希土類永
久磁石は最近開発されたもので、熱間圧延及び切断によ
って所定の寸法の永久磁石を得ることができるととも
に、機械的強度が大きく穴開けなどの機械加工が可能で
あるという点が従来の希土類永久磁石と大きく異なる点
である。このような機械加工が可能な材料からなる永久
磁石をリニア同期モータの界磁極としての永久磁石62E
に使用することによって前述のように永久磁石62E にね
じ穴を設けて非磁性のねじ68によって継鉄61E に固定す
る構成が採用することができる。
永久磁石が使用される。このプラセオジウム系希土類永
久磁石は最近開発されたもので、熱間圧延及び切断によ
って所定の寸法の永久磁石を得ることができるととも
に、機械的強度が大きく穴開けなどの機械加工が可能で
あるという点が従来の希土類永久磁石と大きく異なる点
である。このような機械加工が可能な材料からなる永久
磁石をリニア同期モータの界磁極としての永久磁石62E
に使用することによって前述のように永久磁石62E にね
じ穴を設けて非磁性のねじ68によって継鉄61E に固定す
る構成が採用することができる。
【0031】プラセオジウム系の希土類永久磁石は、例
えば、セイコーエプソン株式会社製のPr磁石と称され
ているものが知られている。このPr磁石は鉄(Fe)に
プラセオジウム(Pr)とほう素(B)及び僅かの銅(C
u)からなるもので、磁気特性は他の希土類永久磁石に劣
らない特性を持っている。永久磁石62E をねじ68で継鉄
61E に固定する構成を採用するとその固定は強固なの
で、第1の実施例のように隣の永久磁石62E との間に間
隔片64を詰めたり第2の実施例のように、継鉄61E に永
久磁石62E を挿入するための溝65を設けたりする必要が
ない。また、機械加工が可能な材料は当然もろくなく、
欠けるようなことはないので第4の実施例のような保護
膜67を設ける必要も内。ただ、第3の実施例のように継
鉄に非磁性体部66を設けることは永久磁石の材料や固定
構造に係わることではないので図5,図6の継鉄61E に
この非磁性体部66を設けて同じ作用効果を得ることがで
きる。
えば、セイコーエプソン株式会社製のPr磁石と称され
ているものが知られている。このPr磁石は鉄(Fe)に
プラセオジウム(Pr)とほう素(B)及び僅かの銅(C
u)からなるもので、磁気特性は他の希土類永久磁石に劣
らない特性を持っている。永久磁石62E をねじ68で継鉄
61E に固定する構成を採用するとその固定は強固なの
で、第1の実施例のように隣の永久磁石62E との間に間
隔片64を詰めたり第2の実施例のように、継鉄61E に永
久磁石62E を挿入するための溝65を設けたりする必要が
ない。また、機械加工が可能な材料は当然もろくなく、
欠けるようなことはないので第4の実施例のような保護
膜67を設ける必要も内。ただ、第3の実施例のように継
鉄に非磁性体部66を設けることは永久磁石の材料や固定
構造に係わることではないので図5,図6の継鉄61E に
この非磁性体部66を設けて同じ作用効果を得ることがで
きる。
【0032】
【発明の効果】この発明は前述のように、リニア同期モ
ータの可動部の継鉄の両面に、一方の面には極性を交互
に反転して取付けられた永久磁石を、非磁性体からなる
間隔片を挟んで配置することによって、永久磁石と間隔
片が機械的に一体化されて可動部にかかるトングレール
の反力によって永久磁石が可動部の移動方向にずれて継
鉄から外れたりするのを防止することができることか
ら、信頼性の高いリニア同期モータ駆動式電気転てつ機
になるという効果が得られる。この間隔片の表面を永久
磁石の表面と面一又は突出させることによって永久磁石
の角が欠けるのを防止することができるという効果も得
られる。
ータの可動部の継鉄の両面に、一方の面には極性を交互
に反転して取付けられた永久磁石を、非磁性体からなる
間隔片を挟んで配置することによって、永久磁石と間隔
片が機械的に一体化されて可動部にかかるトングレール
の反力によって永久磁石が可動部の移動方向にずれて継
鉄から外れたりするのを防止することができることか
ら、信頼性の高いリニア同期モータ駆動式電気転てつ機
になるという効果が得られる。この間隔片の表面を永久
磁石の表面と面一又は突出させることによって永久磁石
の角が欠けるのを防止することができるという効果も得
られる。
【0033】また、継鉄に溝を設け、この溝に永久磁石
を挿入して取付けることによって、前述の移動方向の力
によって永久磁石が継鉄から外れるのを防止し前述と同
じようにリニア同期モータの信頼性が向上するという効
果が得られる。溝を設けるとともに前述の間隔片も設け
て両方の効果によってより確実に永久磁石の外れを防止
することもできる。
を挿入して取付けることによって、前述の移動方向の力
によって永久磁石が継鉄から外れるのを防止し前述と同
じようにリニア同期モータの信頼性が向上するという効
果が得られる。溝を設けるとともに前述の間隔片も設け
て両方の効果によってより確実に永久磁石の外れを防止
することもできる。
【0034】また、隣合う永久磁石の間隙部に相当する
継鉄の部分に非磁性体部を設けて継鉄内の移動方向の磁
束の流れを遮断することによって、固定部と可動部との
間の空隙の偏りが生じても磁束の偏りが抑制されるの
で、個々の永久磁石にかかる力が平均化されて、相対的
に永久磁石にかかる力の最大値が小さくなって、この点
からも永久磁石が継鉄から外れる可能性を低減すること
ができる。
継鉄の部分に非磁性体部を設けて継鉄内の移動方向の磁
束の流れを遮断することによって、固定部と可動部との
間の空隙の偏りが生じても磁束の偏りが抑制されるの
で、個々の永久磁石にかかる力が平均化されて、相対的
に永久磁石にかかる力の最大値が小さくなって、この点
からも永久磁石が継鉄から外れる可能性を低減すること
ができる。
【0035】また、継鉄、永久磁石からなる可動部を保
護膜で覆うことによって、欠けやすい永久磁石を保護す
ることができるという効果が得られる。この保護膜は樹
脂を塗布して形成するか、フィルムを張付けて形成する
ことができる。前述の永久磁石の間に挿入される間隔
片、永久磁石が挿入される溝、継鉄に設けられる磁性体
部及び保護膜は適宜組み合わせることによって、それぞ
れの作用が相乗的に作用しより大きな効果を得ることが
できる。
護膜で覆うことによって、欠けやすい永久磁石を保護す
ることができるという効果が得られる。この保護膜は樹
脂を塗布して形成するか、フィルムを張付けて形成する
ことができる。前述の永久磁石の間に挿入される間隔
片、永久磁石が挿入される溝、継鉄に設けられる磁性体
部及び保護膜は適宜組み合わせることによって、それぞ
れの作用が相乗的に作用しより大きな効果を得ることが
できる。
【0036】また、この永久磁石に機械加工可能な材質
を採用すると、機械加工が可能になるのでねじ穴を切削
加工することができることから、永久磁石にねじ穴を設
け継鉄にも雌ねじのねじ穴を設けて永久磁石をねじで継
鉄に固定する構成を採用することができる。したがっ
て、永久磁石の継鉄への固定が強固なものとなるととも
に、前述のような間隔片、溝及び保護膜が不要になり構
成が簡素になるという効果が得られる。また、この継鉄
に前述の非磁性体部を設けて前述と同様の効果を得るこ
とができる。
を採用すると、機械加工が可能になるのでねじ穴を切削
加工することができることから、永久磁石にねじ穴を設
け継鉄にも雌ねじのねじ穴を設けて永久磁石をねじで継
鉄に固定する構成を採用することができる。したがっ
て、永久磁石の継鉄への固定が強固なものとなるととも
に、前述のような間隔片、溝及び保護膜が不要になり構
成が簡素になるという効果が得られる。また、この継鉄
に前述の非磁性体部を設けて前述と同様の効果を得るこ
とができる。
【図1】この発明の第1の実施例を示すリニア同期モー
タの部分拡大断面図
タの部分拡大断面図
【図2】この発明の第2の実施例を示すリニア同期モー
タの部分拡大断面図
タの部分拡大断面図
【図3】この発明の第3の実施例を示すリニア同期モー
タの部分拡大断面図
タの部分拡大断面図
【図4】この発明の第4の実施例を示すリニア同期モー
タの部分拡大断面図
タの部分拡大断面図
【図5】この発明の第5の実施例を示すリニア同期モー
タの部分拡大断面図
タの部分拡大断面図
【図6】図5のD矢視図
【図7】従来のリニア同期モータ駆動式電気転てつ機を
使用した分岐装置の平面図
使用した分岐装置の平面図
【図8】図7のA-A 平面図
【図9】図8のB-B 平面図
【図10】図9の部分拡大断面図
1 基本レール 2 トングレール 30 リニア同期モータ 5 固定部 51 ケース 52 鉄心 53 巻線 6A,6B,6C,6D,6E 可動
部 61,61B,61C,61E 継鉄 62,62E 永久磁石 64 間隔片 65 溝 66 非磁性体部 67 保護膜 68 ねじ
部 61,61B,61C,61E 継鉄 62,62E 永久磁石 64 間隔片 65 溝 66 非磁性体部 67 保護膜 68 ねじ
フロントページの続き (72)発明者 遠藤 研二 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 岩瀬 秀敏 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 川俣 和弘 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内
Claims (16)
- 【請求項1】列車軌道の分岐装置の、固定の基本レール
に対して可動のトングレールをリニア同期モータで駆動
してなるリニア同期モータ駆動式電気転てつ機におい
て、リニア同期モータが、ケース、このケースの上下の
内面に取付けられた複数の鉄心と、この鉄心のそれぞれ
に設けられた巻線とからなる固定部及びこの固定部に挟
まれた継鉄とこの継鉄の両側に固定部に対向して設けら
れた界磁極としての永久磁石からなる可動部からなり、
継鉄の一方の面に設けられ交互に極性を反転して取付け
られた永久磁石が、非磁性体からなる間隔片を挟んで配
置されてなることを特徴とするリニア同期モータ駆動式
電気転てつ機。 - 【請求項2】間隔片と永久磁石との表面が面一であるこ
とを特徴とする請求項1記載のリニア同期モータ駆動式
電気転てつ機。 - 【請求項3】間隔片が永久磁石に対して突出しているこ
とを特徴とする請求項1記載のリニア同期モータ駆動式
電気転てつ機。 - 【請求項4】列車軌道の分岐装置の、固定の基本レール
に対して可動のトングレールをリニア同期モータで駆動
してなるリニア同期モータ駆動式電気転てつ機におい
て、リニア同期モータが、ケース、このケースの上下の
内面に取付けられた複数の鉄心と、この鉄心のそれぞれ
に設けられた巻線とからなる固定部及びこの固定部に挟
まれた継鉄とこの継鉄の両側に固定部に対向して設けら
れた界磁極としての永久磁石からなる可動部からなり、
継鉄の一方の面に設けられ交互に極性を反転して取付け
られた永久磁石が、継鉄に設けた溝に挿入されてなるこ
とを特徴とするリニア同期モータ駆動式電気転てつ機。 - 【請求項5】請求項4記載のリニア同期モータ駆動式電
気転てつ機に、請求項1、2又は3記載の間隔片を設け
てなることを特徴とするリニア同期モータ駆動式電気転
てつ機。 - 【請求項6】列車軌道の分岐装置の、固定の基本レール
に対して可動のトングレールをリニア同期モータで駆動
してなるリニア同期モータ駆動式電気転てつ機におい
て、リニア同期モータが、ケース、このケースの上下の
内面に取付けられた複数の鉄心と、この鉄心のそれぞれ
に設けられた巻線とからなる固定部及びこの固定部に挟
まれた継鉄とこの継鉄の両側に固定部に対向して設けら
れた界磁極としての永久磁石からなる可動部からなり、
継鉄に取付けられた永久磁石の間隙部に相当する継鉄の
部分に非磁性体部を設けてなることを特徴とするリニア
同期モータ駆動式電気転てつ機。 - 【請求項7】請求項6記載のリニア同期モータ駆動式電
気転てつ機に、請求項1、2又は3記載の間隔片を設け
てなることを特徴とするリニア同期モータ駆動式電気転
てつ機。 - 【請求項8】請求項6又は7記載のリニア同期モータ駆
動式電気転てつ機に、請求項4記載の永久磁石を挿入し
た溝を設けてなることを特徴とするリニア同期モータ駆
動式電気転てつ機。 - 【請求項9】列車軌道の分岐装置の、固定の基本レール
に対して可動のトングレールをリニア同期モータで駆動
してなるリニア同期モータ駆動式電気転てつ機におい
て、リニア同期モータが、ケース、このケースの上下の
内面に取付けられた複数の鉄心と、この鉄心のそれぞれ
に設けられた巻線とからなる固定部及びこの固定部に挟
まれた継鉄とこの継鉄の両側に固定部に対向して設けら
れた界磁極としての永久磁石からなる可動部からなり、
この可動部が保護膜で覆われてなることを特徴とするリ
ニア同期モータ駆動式電気転てつ機。 - 【請求項10】保護膜が、樹脂を塗布して形成したこと
を特徴とする請求項9記載のリニア同期モータ駆動式電
気転てつ機。 - 【請求項11】保護膜が、フィルムを張付けて形成した
ことを特徴とする請求項9記載のリニア同期モータ駆動
式電気転てつ機。 - 【請求項12】請求項9,10又は11記載のリニア同期モー
タ駆動式電気転てつ機において、請求項1,2 又は3記載
の間隔片を設けてなることを特徴とするリニア同期モー
タ駆動式電気転てつ機。 - 【請求項13】請求項9,10,11 又は12記記載のリニア同
期モータ駆動式電気転てつ機において、請求項4記載の
永久磁石を挿入した溝を設けてなることを特徴とするリ
ニア同期モータ駆動式電気転てつ機。 - 【請求項14】請求項9,10,11,12又は13記載のリニア同
期モータ駆動式電気転てつ機において、請求項6記載の
磁性体部を設けてなることを特徴とするリニア同期モー
タ駆動式電気転てつ機。 - 【請求項15】列車軌道の分岐装置の、固定の基本レー
ルに対して可動のトングレールをリニア同期モータで駆
動してなるリニア同期モータ駆動式電気転てつ機におい
て、リニア同期モータが、ケース、このケースの上下の
内面に取付けられた複数の鉄心と、この鉄心のそれぞれ
に設けられた巻線とからなる固定部及びこの固定部に挟
まれた継鉄とこの継鉄の両側に固定部に対向して設けら
れた界磁極としての永久磁石からなる可動部からなり、
この永久磁石が機械加工可能な材質で、この永久磁石と
継鉄にねじ穴が設けられ非磁性のねじで締付けられて永
久磁石が継鉄に固定されてなることを特徴とするリニア
同期モータ駆動式電気転てつ機。 - 【請求項16】請求項15記載のリニア同期モータ駆動式
電気転てつ機において、請求項6記載の磁性体部を設け
てなることを特徴とするリニア同期モータ駆動式電気転
てつ機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13267194A JPH07329783A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | リニア同期モータ駆動式電気転てつ機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13267194A JPH07329783A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | リニア同期モータ駆動式電気転てつ機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07329783A true JPH07329783A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15086781
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13267194A Pending JPH07329783A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | リニア同期モータ駆動式電気転てつ機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07329783A (ja) |
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