JPH07332191A - 分配型燃料噴射ポンプ - Google Patents
分配型燃料噴射ポンプInfo
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- JPH07332191A JPH07332191A JP14394594A JP14394594A JPH07332191A JP H07332191 A JPH07332191 A JP H07332191A JP 14394594 A JP14394594 A JP 14394594A JP 14394594 A JP14394594 A JP 14394594A JP H07332191 A JPH07332191 A JP H07332191A
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Links
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Landscapes
- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧縮室への燃料の吸入やプランジャの移動を
容易にすると共に、コントロールスリーブの位置をカム
リングの位置との関係において正確に認識し、圧送有効
ストロークを高精度で制御することができる分配型燃料
噴射ポンプを提供する。 【構成】 ハウジング内を吸入ポート32とカットオフ
ポート33とが開口するチャンバ7とカムリング25が
配される低圧側室6とに画成し、吸入ポート32とカッ
トオフポート33とを覆うように設けられるコントロー
ルスリーブ26を低圧側室6とチャンバ7との両域にか
けて設ける。コントロールスリーブ26は、例えば位相
センサ44によって構成されるカムリング25に対して
位置付けられ、カムリング25とコントロールスリーブ
26との位相ずれが直接認知されるようになっている。
容易にすると共に、コントロールスリーブの位置をカム
リングの位置との関係において正確に認識し、圧送有効
ストロークを高精度で制御することができる分配型燃料
噴射ポンプを提供する。 【構成】 ハウジング内を吸入ポート32とカットオフ
ポート33とが開口するチャンバ7とカムリング25が
配される低圧側室6とに画成し、吸入ポート32とカッ
トオフポート33とを覆うように設けられるコントロー
ルスリーブ26を低圧側室6とチャンバ7との両域にか
けて設ける。コントロールスリーブ26は、例えば位相
センサ44によって構成されるカムリング25に対して
位置付けられ、カムリング25とコントロールスリーブ
26との位相ずれが直接認知されるようになっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディーゼルエンジン
等の機関に燃料を供給するために利用されるインナカム
方式の分配型燃料噴射ポンプ、即ち、機関に同期する回
転部材にその径方向でプランジャを往復動させる形式の
燃料噴射ポンプに関する。
等の機関に燃料を供給するために利用されるインナカム
方式の分配型燃料噴射ポンプ、即ち、機関に同期する回
転部材にその径方向でプランジャを往復動させる形式の
燃料噴射ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】インナカム方式の分配型燃料噴射ポンプ
は、例えば、特開昭59−110835号公報の第2
頁、第4頁、第1図、第7図に示されるようなものが公
知となっている。即ち、燃料室121(チャンバ)内に
おいて、燃料分配回転部材4(回転部材)の周囲に同心
状のインナカムリング1を配置し、このインナカムリン
グ1の内側に形成されたカム面に転動体23、24(ロ
ーラ)、シュー25、26を介して圧送プランジャ2
1、22があてがわれ、この圧送プランジャ21、22
が燃料分配回転部材4の径方向に往復動されるようにな
っている。燃料分配回転部材4には、圧送プランジャ2
1、22により容積が変化するポンプ室2(圧縮室)
と、吸入工程時にポンプ室2へ燃料を吸入する吸入孔5
1乃至54、圧送工程時にポンプ室2で加圧された燃料
を送出する分配ポート6、および燃料送出をカットオフ
する溢流ポート71乃至74が形成され、溢流ポート7
1乃至74を覆うようにリング状部材7(コントロール
スリーブ)が油密に外嵌されている。このリング状部材
7の内面には、カットオフ用の斜めリード溝部10が形
成され、リング状部材7の軸方向への位置をリニアソレ
ノイド81によって調節することで、圧送工程時のカッ
トオフ時期(溢流ポートが斜めリード溝部に開口して圧
縮燃料が燃料室121に流出する時期)を変更し燃料噴
射量を可変できるようになっている(第1従来技術)。
は、例えば、特開昭59−110835号公報の第2
頁、第4頁、第1図、第7図に示されるようなものが公
知となっている。即ち、燃料室121(チャンバ)内に
おいて、燃料分配回転部材4(回転部材)の周囲に同心
状のインナカムリング1を配置し、このインナカムリン
グ1の内側に形成されたカム面に転動体23、24(ロ
ーラ)、シュー25、26を介して圧送プランジャ2
1、22があてがわれ、この圧送プランジャ21、22
が燃料分配回転部材4の径方向に往復動されるようにな
っている。燃料分配回転部材4には、圧送プランジャ2
1、22により容積が変化するポンプ室2(圧縮室)
と、吸入工程時にポンプ室2へ燃料を吸入する吸入孔5
1乃至54、圧送工程時にポンプ室2で加圧された燃料
を送出する分配ポート6、および燃料送出をカットオフ
する溢流ポート71乃至74が形成され、溢流ポート7
1乃至74を覆うようにリング状部材7(コントロール
スリーブ)が油密に外嵌されている。このリング状部材
7の内面には、カットオフ用の斜めリード溝部10が形
成され、リング状部材7の軸方向への位置をリニアソレ
ノイド81によって調節することで、圧送工程時のカッ
トオフ時期(溢流ポートが斜めリード溝部に開口して圧
縮燃料が燃料室121に流出する時期)を変更し燃料噴
射量を可変できるようになっている(第1従来技術)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者に
よれば、この種の燃料噴射ポンプにおいては、燃料を吸
入するポートやカットオフするポートは、フィードポン
プによって加圧された燃料が満たされているチャンバに
開口できるようにしておき、ローラやシュー等のプラン
ジャ周囲はチャンバ内の圧力より低くし、プランジャの
両端に作用する圧力に差を設けて、燃料の圧縮室への吸
入を容易にすると共に、プランジャをこの差圧によって
外側に移動させるようにするのが望ましいという知見を
得ている。
よれば、この種の燃料噴射ポンプにおいては、燃料を吸
入するポートやカットオフするポートは、フィードポン
プによって加圧された燃料が満たされているチャンバに
開口できるようにしておき、ローラやシュー等のプラン
ジャ周囲はチャンバ内の圧力より低くし、プランジャの
両端に作用する圧力に差を設けて、燃料の圧縮室への吸
入を容易にすると共に、プランジャをこの差圧によって
外側に移動させるようにするのが望ましいという知見を
得ている。
【0004】これを実現するためには、図8(a)に示
すように、燃料を吸入、カットオフするポートA,Bの
周囲を、ローラCやシューD等が配されている空間から
画成することが好ましいが、カットオフタイミングを調
節するコントロールスリーブEを回転部材Fの周方向に
回動制御する形式のものにあっては、燃料噴射量を制御
する場合、コントロールスリーブEの位置と、カムリン
グGの位置を制御するタイマ装置HのタイマピストンI
の位置とを位置センサによってそれぞれ検出し、その出
力差を計算して燃料圧送有効角度(圧送有効ストロー
ク)を決め(図8(b)の−に対応)、必要とする
圧送有効ストロークが得られるように補正するものが考
えられる。
すように、燃料を吸入、カットオフするポートA,Bの
周囲を、ローラCやシューD等が配されている空間から
画成することが好ましいが、カットオフタイミングを調
節するコントロールスリーブEを回転部材Fの周方向に
回動制御する形式のものにあっては、燃料噴射量を制御
する場合、コントロールスリーブEの位置と、カムリン
グGの位置を制御するタイマ装置HのタイマピストンI
の位置とを位置センサによってそれぞれ検出し、その出
力差を計算して燃料圧送有効角度(圧送有効ストロー
ク)を決め(図8(b)の−に対応)、必要とする
圧送有効ストロークが得られるように補正するものが考
えられる。
【0005】しかしながら、それぞれのセンサ出力によ
って制御する場合には、個々のセンサの検出精度のばら
つきや、コントロールユニットによる計算速度等により
十分な精度が得られず、燃料噴射量にばらつきが生じて
しまう。仮に、コントロールスリーブの位相をカムリン
グに対して検出できるようにするために、コントロール
スリーブをローラ等が配される低圧側室に設けると、前
記圧縮室への燃料の吸入やプランジャの移動が困難とな
る。
って制御する場合には、個々のセンサの検出精度のばら
つきや、コントロールユニットによる計算速度等により
十分な精度が得られず、燃料噴射量にばらつきが生じて
しまう。仮に、コントロールスリーブの位相をカムリン
グに対して検出できるようにするために、コントロール
スリーブをローラ等が配される低圧側室に設けると、前
記圧縮室への燃料の吸入やプランジャの移動が困難とな
る。
【0006】そこで、この発明においては、圧縮室への
燃料の吸入やプランジャの移動を容易にすると共に、コ
ントロールスリーブの位置をカムリングの位置との関係
において正確に認識し、圧送有効ストロークを高精度で
制御することができる分配型燃料噴射ポンプを提供する
ことを課題としている。
燃料の吸入やプランジャの移動を容易にすると共に、コ
ントロールスリーブの位置をカムリングの位置との関係
において正確に認識し、圧送有効ストロークを高精度で
制御することができる分配型燃料噴射ポンプを提供する
ことを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、インナカム
方式の燃料噴射装置について種々研究した結果、燃料を
吸入するポートとカットオフするポートが開口するチャ
ンバと、カムリングが配される低圧側室とを画成し、こ
のような構成において、コントロールスリーブの位置と
カムリングの位置とを何らかの手段で互いに直接関連付
けるのが望ましく、このような観点から本願発明を完成
するに至った。
方式の燃料噴射装置について種々研究した結果、燃料を
吸入するポートとカットオフするポートが開口するチャ
ンバと、カムリングが配される低圧側室とを画成し、こ
のような構成において、コントロールスリーブの位置と
カムリングの位置とを何らかの手段で互いに直接関連付
けるのが望ましく、このような観点から本願発明を完成
するに至った。
【0008】即ち、本願発明の分配型燃料噴射ポンプ
は、機関と同期して回転する回転部材と、前記回転部材
の径方向に設けられ、前記回転部材に形成された圧縮室
の容積を可変するプランジャと、前記回転部材の周囲に
同心状に設けられ前記プランジャの動きを規定するカム
リングとをハウジング内に備え、前記圧縮室に連通して
燃料を吸入、送出、カットオフするポートが前記回転部
材に形成されている分配型燃料噴射ポンプにおいて、前
記ハウジング内を燃料流入口からフィードポンプの上流
側にかけて形成される低圧側室と、前記フィードポンプ
によって加圧された燃料が導かれて前記燃料を吸入、カ
ットオフするポートに連通可能なチャンバとに画成し、
前記回転部材に、前記吸入、カットオフポートを覆うよ
うに設けられてこれらポートの前記チャンバとの連通タ
イミングを制御するコントロールスリーブが回動自在に
外嵌され、このコントロールスリーブは前記低圧側室と
前記チャンバとの両域にかけて設けられ、さらに前記コ
ントロールスリーブの動きと前記カムリングの動きとを
関連付けて前記コントロールスリーブの位置を前記カム
リングの位置との関係で認識可能とする手段が具備され
ていることにある(請求項1)。
は、機関と同期して回転する回転部材と、前記回転部材
の径方向に設けられ、前記回転部材に形成された圧縮室
の容積を可変するプランジャと、前記回転部材の周囲に
同心状に設けられ前記プランジャの動きを規定するカム
リングとをハウジング内に備え、前記圧縮室に連通して
燃料を吸入、送出、カットオフするポートが前記回転部
材に形成されている分配型燃料噴射ポンプにおいて、前
記ハウジング内を燃料流入口からフィードポンプの上流
側にかけて形成される低圧側室と、前記フィードポンプ
によって加圧された燃料が導かれて前記燃料を吸入、カ
ットオフするポートに連通可能なチャンバとに画成し、
前記回転部材に、前記吸入、カットオフポートを覆うよ
うに設けられてこれらポートの前記チャンバとの連通タ
イミングを制御するコントロールスリーブが回動自在に
外嵌され、このコントロールスリーブは前記低圧側室と
前記チャンバとの両域にかけて設けられ、さらに前記コ
ントロールスリーブの動きと前記カムリングの動きとを
関連付けて前記コントロールスリーブの位置を前記カム
リングの位置との関係で認識可能とする手段が具備され
ていることにある(請求項1)。
【0009】ここで、コントロールスリーブの動きとカ
ムリングの動きとの関連付けは、コントロールスリーブ
とカムリングとの位相ずれを検出することでおこなうよ
うにしても(請求項2)、コントロールスリーブの駆動
制御用アクチュエータをカムリングに固定することによ
っておこなうようにしてもよい(請求項3)。
ムリングの動きとの関連付けは、コントロールスリーブ
とカムリングとの位相ずれを検出することでおこなうよ
うにしても(請求項2)、コントロールスリーブの駆動
制御用アクチュエータをカムリングに固定することによ
っておこなうようにしてもよい(請求項3)。
【0010】また、圧送有効ストロークの制御精度を向
上させるために、カットオフポートとこれに連通可能な
コントロールスリーブに形成される孔とを回転部材の軸
方向に延びる平行スリットとして形成するのが望ましい
(請求項4)。
上させるために、カットオフポートとこれに連通可能な
コントロールスリーブに形成される孔とを回転部材の軸
方向に延びる平行スリットとして形成するのが望ましい
(請求項4)。
【0011】
【作用】したがって、この発明によれば、ハウジング内
が低圧側室とチャンバとに画成され、低圧側室にカムリ
ング、シュー、及びローラが配されると共に、チャンバ
には、吸入ポートとカットオフポートとが連通可能とな
っているので、回転部材の内外で圧力差を形成すること
ができ、吸入過程での燃料の吸入が容易に行えると共
に、プランジャの外側への移動を確保できる。そして、
チャンバと低圧側室との両域に渡って設けられたコント
ロールスリーブと、カムリングとの動きを直接関係付け
ることができるので、この情報に基づいて圧送有効スト
ロークを管理すれば、コントロールスリーブの位置とカ
ムリングの位置とを別々にセンサで検出しなくても済
む。
が低圧側室とチャンバとに画成され、低圧側室にカムリ
ング、シュー、及びローラが配されると共に、チャンバ
には、吸入ポートとカットオフポートとが連通可能とな
っているので、回転部材の内外で圧力差を形成すること
ができ、吸入過程での燃料の吸入が容易に行えると共
に、プランジャの外側への移動を確保できる。そして、
チャンバと低圧側室との両域に渡って設けられたコント
ロールスリーブと、カムリングとの動きを直接関係付け
ることができるので、この情報に基づいて圧送有効スト
ロークを管理すれば、コントロールスリーブの位置とカ
ムリングの位置とを別々にセンサで検出しなくても済
む。
【0012】特に、請求項2のような構成とすれば、コ
ントロールスリーブの位置とカムリングの位置とを別々
に検出して位相ずれを計算しなくてもよく、また、請求
項3のような構成とすれば、コントロールスリーブのカ
ムリングに対する基準位置は常に一定であるので、圧送
有効ストロークの管理が容易に且つ精度よく実現でき
る。
ントロールスリーブの位置とカムリングの位置とを別々
に検出して位相ずれを計算しなくてもよく、また、請求
項3のような構成とすれば、コントロールスリーブのカ
ムリングに対する基準位置は常に一定であるので、圧送
有効ストロークの管理が容易に且つ精度よく実現でき
る。
【0013】また、請求項4のように、カットオフポー
トとこれに連通可能なコントロールスリーブの孔とを平
行スリットで構成すれば、カットオフポートと孔との連
通タイミングは回転角によってのみ決まるので、回転部
材の軸方向への一時的な位置ずれ、磨耗等による経時的
な位置ずれにもかかわらず、カットオフタイミングをい
つも正確に制御することができる。
トとこれに連通可能なコントロールスリーブの孔とを平
行スリットで構成すれば、カットオフポートと孔との連
通タイミングは回転角によってのみ決まるので、回転部
材の軸方向への一時的な位置ずれ、磨耗等による経時的
な位置ずれにもかかわらず、カットオフタイミングをい
つも正確に制御することができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
る。
【0015】図1において、インナカム方式の分配型燃
料噴射ポンプが示され、分配型燃料噴射ポンプ1は、ポ
ンプハウジング2に駆動軸3が挿入され、この駆動軸3
の一端はポンプハウジング2の外部に突出し、図示しな
い機関からの駆動トルクを受け、機関と同期して回転す
るようになっている。駆動軸3の他端は、ポンプハウジ
ング2内に延びており、その駆動軸3には、フィードポ
ンプ4が連結され、このフィードポンプ4により燃料流
入口5を介して低圧側室6に流入される燃料を幾分高圧
にしてチャンバ7へ供給するようになっている。
料噴射ポンプが示され、分配型燃料噴射ポンプ1は、ポ
ンプハウジング2に駆動軸3が挿入され、この駆動軸3
の一端はポンプハウジング2の外部に突出し、図示しな
い機関からの駆動トルクを受け、機関と同期して回転す
るようになっている。駆動軸3の他端は、ポンプハウジ
ング2内に延びており、その駆動軸3には、フィードポ
ンプ4が連結され、このフィードポンプ4により燃料流
入口5を介して低圧側室6に流入される燃料を幾分高圧
にしてチャンバ7へ供給するようになっている。
【0016】ここで、ポンプハウジング2は、駆動軸が
挿通されたハウジング部材2aと、このハウジング部材
2aに組付けられ、送出弁10が設けられたハウジング
部材2bと、さらにこのハウジング部材2bの開口端部
を閉塞するハウジング部材2cとからなり、前記チャン
バ7は、ポンプハウジング内に固定された隔壁体11に
よって囲まれて形成されている。隔壁体11は、ポンプ
ハウジング2にO−リングを介して密に接合され、この
隔壁体11によって囲まれた空間は、ガバナハウジング
12によって画成されるガバナ収納室13に連通し、ガ
バナ収納室13に収納された後述するアクチュエータ
(エレクトリックガバナ)14のシャフト15を覆うよ
うになっている。また、この隔壁体11は、側部に一体
形成された嵌合突設部11aを有し、送出弁10を有す
るハウジング部材2bの挿入部16にこの嵌合突設部1
1aが挿嵌されている。
挿通されたハウジング部材2aと、このハウジング部材
2aに組付けられ、送出弁10が設けられたハウジング
部材2bと、さらにこのハウジング部材2bの開口端部
を閉塞するハウジング部材2cとからなり、前記チャン
バ7は、ポンプハウジング内に固定された隔壁体11に
よって囲まれて形成されている。隔壁体11は、ポンプ
ハウジング2にO−リングを介して密に接合され、この
隔壁体11によって囲まれた空間は、ガバナハウジング
12によって画成されるガバナ収納室13に連通し、ガ
バナ収納室13に収納された後述するアクチュエータ
(エレクトリックガバナ)14のシャフト15を覆うよ
うになっている。また、この隔壁体11は、側部に一体
形成された嵌合突設部11aを有し、送出弁10を有す
るハウジング部材2bの挿入部16にこの嵌合突設部1
1aが挿嵌されている。
【0017】回転部材17は、隔壁体11を挿通して先
端部近傍が嵌合突設部11aに形成された挿通部11b
に油密よく且つ回転自在に支持されており、基端部がカ
ップリング18を介して駆動軸3に連結され、駆動軸3
の回動に伴って回転のみが許されるようになっている。
また、回転部材17の先端部に形成されたスプリング受
け19とハウジング部材2cとの間に設けられたスプリ
ング20によって、回転部材17をカップリング側へ付
勢し、軸方向への遊びをなくすようにしている。
端部近傍が嵌合突設部11aに形成された挿通部11b
に油密よく且つ回転自在に支持されており、基端部がカ
ップリング18を介して駆動軸3に連結され、駆動軸3
の回動に伴って回転のみが許されるようになっている。
また、回転部材17の先端部に形成されたスプリング受
け19とハウジング部材2cとの間に設けられたスプリ
ング20によって、回転部材17をカップリング側へ付
勢し、軸方向への遊びをなくすようにしている。
【0018】回転部材17の基端部には、径方向(放射
方向)にプランジャ21が摺動自在に挿入されている。
この実施例においては、図2にも示されるように、同一
平面上に例えば90度の間隔をおいて4つのプランジャ
21が設けられており、それぞれのプランジャ21の先
端は、回転部材17の基端部中央に設けられた圧縮室2
2を閉塞するように臨み、該プランジャ21の基端は、
シュー23及びローラ24を介してリング状のカムリン
グ25の内面を摺接するようになっている。このカムリ
ング25は、回転部材17の周囲に同心状に設けられる
と共に、機関の気筒数に対応したカム面が内側に形成さ
れ、回転部材17が回転すると、各プランジャ21が回
転部材17の径方向(放射方向)に往復動し、圧縮室2
2の容積を可変するようになっている。
方向)にプランジャ21が摺動自在に挿入されている。
この実施例においては、図2にも示されるように、同一
平面上に例えば90度の間隔をおいて4つのプランジャ
21が設けられており、それぞれのプランジャ21の先
端は、回転部材17の基端部中央に設けられた圧縮室2
2を閉塞するように臨み、該プランジャ21の基端は、
シュー23及びローラ24を介してリング状のカムリン
グ25の内面を摺接するようになっている。このカムリ
ング25は、回転部材17の周囲に同心状に設けられる
と共に、機関の気筒数に対応したカム面が内側に形成さ
れ、回転部材17が回転すると、各プランジャ21が回
転部材17の径方向(放射方向)に往復動し、圧縮室2
2の容積を可変するようになっている。
【0019】即ち、カムリング25は、例えば4気筒に
対応して形成されているものであれば、カムリング25
の内側に凸面が90度毎に形成されており、したがっ
て、4つのプランジャ21は、圧縮室22を挟み付ける
形で同時に圧縮するように移動し、またカムリング25
の中心から同時に遠ざかるようになっている。
対応して形成されているものであれば、カムリング25
の内側に凸面が90度毎に形成されており、したがっ
て、4つのプランジャ21は、圧縮室22を挟み付ける
形で同時に圧縮するように移動し、またカムリング25
の中心から同時に遠ざかるようになっている。
【0020】回転部材17の先端部と基端部との間に
は、コントロールスリーブ26が油密に外嵌されてい
る。このコントロールスリーブ26は、回転部材17の
軸方向への移動が阻止された状態で周方向への回動のみ
が許されるよう取り付けられており、隔壁体11を油密
に挿通してチャンバ7と低圧側室6とに渡って設けられ
ている。
は、コントロールスリーブ26が油密に外嵌されてい
る。このコントロールスリーブ26は、回転部材17の
軸方向への移動が阻止された状態で周方向への回動のみ
が許されるよう取り付けられており、隔壁体11を油密
に挿通してチャンバ7と低圧側室6とに渡って設けられ
ている。
【0021】また、フィードポンプ4によって圧縮され
た燃料は、ポンプハウジング上部に形成される通路2
7、及びポンプハウジング2とこれに組付けられるガバ
ナハウジング12との間に形成される隙間28を介して
チャンバ7に導かれると共にガバナ収納室13を介して
オーバーフローバルブ29へ導かれ、更にはチャンバ
7、嵌合突設部11aの通路11cを介して回転部材1
7の先端部周囲及び回転部材17に形成された均圧ポー
ト30に導かれている。
た燃料は、ポンプハウジング上部に形成される通路2
7、及びポンプハウジング2とこれに組付けられるガバ
ナハウジング12との間に形成される隙間28を介して
チャンバ7に導かれると共にガバナ収納室13を介して
オーバーフローバルブ29へ導かれ、更にはチャンバ
7、嵌合突設部11aの通路11cを介して回転部材1
7の先端部周囲及び回転部材17に形成された均圧ポー
ト30に導かれている。
【0022】回転部材17には、その軸方向に形成され
て圧縮室22に通じる縦孔31が形成され、この縦孔3
1には、回転部材17の周面に開口する吸入ポート32
と、この吸入ポート32より圧縮室22から遠ざかった
位置に設けられ、チャンバー7において回転部材17の
周面に開口するカットオフポート33とが接続され、更
には、隔壁体11への挿入部分において回転部材17の
周面に開口し、送出弁10に通じる分配通路34に連通
可能な分配ポート35が接続している。
て圧縮室22に通じる縦孔31が形成され、この縦孔3
1には、回転部材17の周面に開口する吸入ポート32
と、この吸入ポート32より圧縮室22から遠ざかった
位置に設けられ、チャンバー7において回転部材17の
周面に開口するカットオフポート33とが接続され、更
には、隔壁体11への挿入部分において回転部材17の
周面に開口し、送出弁10に通じる分配通路34に連通
可能な分配ポート35が接続している。
【0023】前記コントロールスリーブ26は、吸入ポ
ート32とカットオフポート33とを覆うように設けら
れているもので、このコントロールスリーブ26には、
吸入ポート32と連通可能な吸入孔36とカットオフポ
ート33と連通可能なカットオフ孔37とが形成されて
いる。特に、カットオフポート33とカットオフ孔37
とは、回転部材17の軸方向に対して延びる平行なスリ
ットとして形成されており、軸方向のがたつきによって
カットオフポート33とカットオフ孔37との連通タイ
ミングがずれないようになっている。そして、コントロ
ールスリーブ26には、アクチュエータ14が連結され
ている。
ート32とカットオフポート33とを覆うように設けら
れているもので、このコントロールスリーブ26には、
吸入ポート32と連通可能な吸入孔36とカットオフポ
ート33と連通可能なカットオフ孔37とが形成されて
いる。特に、カットオフポート33とカットオフ孔37
とは、回転部材17の軸方向に対して延びる平行なスリ
ットとして形成されており、軸方向のがたつきによって
カットオフポート33とカットオフ孔37との連通タイ
ミングがずれないようになっている。そして、コントロ
ールスリーブ26には、アクチュエータ14が連結され
ている。
【0024】アクチュエータ14は、外部からの信号に
よって回動するロータ40に取り付けられたシャフト1
5を有し、このシャフト15の先端に設けられているボ
ール41が、図3(a)、(b)にも示すコントロール
スリーブ26に形成された係合溝42に係合している。
このボール41は、シャフト15に対して偏心して設け
られ、スリーブ26に形成される係合溝42は、周方向
に所定の角度範囲に渡って形成されており、したがって
ロータ40が回転されるとボール41と係合溝42との
係止位置がずれ、コントロールスリーブ26が回転部材
17の周方向に回動されるようになっている。
よって回動するロータ40に取り付けられたシャフト1
5を有し、このシャフト15の先端に設けられているボ
ール41が、図3(a)、(b)にも示すコントロール
スリーブ26に形成された係合溝42に係合している。
このボール41は、シャフト15に対して偏心して設け
られ、スリーブ26に形成される係合溝42は、周方向
に所定の角度範囲に渡って形成されており、したがって
ロータ40が回転されるとボール41と係合溝42との
係止位置がずれ、コントロールスリーブ26が回転部材
17の周方向に回動されるようになっている。
【0025】このコントロールスリーブ26の低圧側室
6に突出する部分には、径方向に延びる突片43を有
し、この突片43の先端部はカムリング25の側部に設
けられた位相センサ44と対峙している。ここで、位相
センサ44は、コントロールスリーブ26とカムリング
25との相対的な位相ずれに対応する信号を出力するポ
テンショメータやインダクタンス方式のセンサ等からな
り、コントロールスリーブ26の突片側に設けられるも
のであってもよく、この位相センサ44によってコント
ロールスリーブ26の動きとカムリング25の動きとを
関連付けてコントロールスリーブ26の位置をカムリン
グ25の位置との関係で認識可能とする手段が構成され
ている。
6に突出する部分には、径方向に延びる突片43を有
し、この突片43の先端部はカムリング25の側部に設
けられた位相センサ44と対峙している。ここで、位相
センサ44は、コントロールスリーブ26とカムリング
25との相対的な位相ずれに対応する信号を出力するポ
テンショメータやインダクタンス方式のセンサ等からな
り、コントロールスリーブ26の突片側に設けられるも
のであってもよく、この位相センサ44によってコント
ロールスリーブ26の動きとカムリング25の動きとを
関連付けてコントロールスリーブ26の位置をカムリン
グ25の位置との関係で認識可能とする手段が構成され
ている。
【0026】また、前記カムリング25には、タイマ機
構50が連結されている。ここで用いられるタイマ機構
50は、カムリング25の下方に設けられたシリンダに
摺動自在に収納されたタイマピストン51を有し、この
タイマピストン51とカムリング25とをレバー52を
介して接続し、タイマピストン51を移動させることに
よってカムリング25を回動させ、進角を変更するよう
になっている。
構50が連結されている。ここで用いられるタイマ機構
50は、カムリング25の下方に設けられたシリンダに
摺動自在に収納されたタイマピストン51を有し、この
タイマピストン51とカムリング25とをレバー52を
介して接続し、タイマピストン51を移動させることに
よってカムリング25を回動させ、進角を変更するよう
になっている。
【0027】タイマピストン51の一端には、チャンバ
内の高圧燃料が導入される高圧室が、また他端には、フ
ィードポンプ4の吸入経路と連通している低圧室が形成
されている。さらに、低圧室には、タイマスプリングが
弾装され、このタイマスプリングによりタイマピストン
51が常時高圧室側に付勢されている。したがって、タ
イマピストン51は、タイマスプリングのスプリング圧
と高圧室内の油圧とが釣り合った位置で停止し、高圧室
圧が高くなると、タイマピストン51がタイマスプリン
グに抗して低圧室側に移動し、カムリング25が噴射時
期を進角する方向に回動させられ、噴射時期が早くな
る。また、高圧室圧が低くなると、タイマピストン51
が高圧室側に移動し、カムリング25が噴射時期を遅角
する方向に回動させられ、噴射時期が遅くなる。
内の高圧燃料が導入される高圧室が、また他端には、フ
ィードポンプ4の吸入経路と連通している低圧室が形成
されている。さらに、低圧室には、タイマスプリングが
弾装され、このタイマスプリングによりタイマピストン
51が常時高圧室側に付勢されている。したがって、タ
イマピストン51は、タイマスプリングのスプリング圧
と高圧室内の油圧とが釣り合った位置で停止し、高圧室
圧が高くなると、タイマピストン51がタイマスプリン
グに抗して低圧室側に移動し、カムリング25が噴射時
期を進角する方向に回動させられ、噴射時期が早くな
る。また、高圧室圧が低くなると、タイマピストン51
が高圧室側に移動し、カムリング25が噴射時期を遅角
する方向に回動させられ、噴射時期が遅くなる。
【0028】タイマの高圧室の圧力は、要求されるタイ
マ進角が得られるようタイミングコントロールバルブ
(TCV)55で調節される。このタイミングコントロ
ールバルブ55には、チャンバー7に通じると共に高圧
室に通じる入口部が側部に形成され、また低圧室に通じ
る出口部が先端部にそれぞれ形成され、内部には、入口
部と出口部との間を開閉するニードル56が収納されて
いる。このニードル56は、入口部と出口部との連通を
遮断する方向にスプリングで常時付勢されており、ソレ
ノイド57への通電によってスプリングに抗して引き寄
せられると入口部と出口部とが連通して高圧室と低圧室
とが連通されるようになっている。
マ進角が得られるようタイミングコントロールバルブ
(TCV)55で調節される。このタイミングコントロ
ールバルブ55には、チャンバー7に通じると共に高圧
室に通じる入口部が側部に形成され、また低圧室に通じ
る出口部が先端部にそれぞれ形成され、内部には、入口
部と出口部との間を開閉するニードル56が収納されて
いる。このニードル56は、入口部と出口部との連通を
遮断する方向にスプリングで常時付勢されており、ソレ
ノイド57への通電によってスプリングに抗して引き寄
せられると入口部と出口部とが連通して高圧室と低圧室
とが連通されるようになっている。
【0029】しかして、ソレノイド57に電流が流れて
いないときには、高圧室と低圧室は完全に遮断される
が、電流が流れているときには、高圧室と低圧室はつな
がり、高圧室の圧力が低下する。この高圧室の圧力低下
に伴い、タイマピストン51は、タイマスプリングのば
ね力とバランスする位置まで移動し、これによりカムリ
ング25が回動して噴射時期が変更される。尚、タイミ
ングコントロールバルブ55の制御は、デューティ比制
御で行うようにするとよい。
いないときには、高圧室と低圧室は完全に遮断される
が、電流が流れているときには、高圧室と低圧室はつな
がり、高圧室の圧力が低下する。この高圧室の圧力低下
に伴い、タイマピストン51は、タイマスプリングのば
ね力とバランスする位置まで移動し、これによりカムリ
ング25が回動して噴射時期が変更される。尚、タイミ
ングコントロールバルブ55の制御は、デューティ比制
御で行うようにするとよい。
【0030】上記構成において、回転部材17が回転す
ると、プランジャ21がカムリング25によって回転部
材17の径方向に往復動されることになるが、吸入行程
にあっては、前記吸入ポート32と吸入孔36とが整合
し、チャンバー7内の燃料が圧縮室22に吸入される。
ると、プランジャ21がカムリング25によって回転部
材17の径方向に往復動されることになるが、吸入行程
にあっては、前記吸入ポート32と吸入孔36とが整合
し、チャンバー7内の燃料が圧縮室22に吸入される。
【0031】その後、圧送行程に入ると、吸入ポート3
2と吸入孔36との連通が断たれ、分配ポート35と分
配通路34の1つとが整合し、圧縮された燃料がこの分
配通路34を介して送出弁10へ供給される。尚、送出
弁10から送出された燃料は、図示しない噴射管を介し
て噴射ノズルへ送られ、この噴射ノズルから機関の気筒
内へ噴射するようになっている。
2と吸入孔36との連通が断たれ、分配ポート35と分
配通路34の1つとが整合し、圧縮された燃料がこの分
配通路34を介して送出弁10へ供給される。尚、送出
弁10から送出された燃料は、図示しない噴射管を介し
て噴射ノズルへ送られ、この噴射ノズルから機関の気筒
内へ噴射するようになっている。
【0032】そして、圧送行程の途中で、カットオフポ
ート33とカットオフ孔37とが整合し、カットオフポ
ート33がチャンバー7に開口すると、圧縮された燃料
がチャンバー7に流出し、噴射ノズルへの送出は停止さ
れ、噴射が終了する。したがって、吸入ポート32と吸
入孔36との連通が断たれた後、プランジャ21がカム
リング25の中心に向かって移動し始めてから、カット
オフポート33とカットオフ孔37とが連通するまでの
回転角が圧送有効ストローク(圧送有効角)となる。
ート33とカットオフ孔37とが整合し、カットオフポ
ート33がチャンバー7に開口すると、圧縮された燃料
がチャンバー7に流出し、噴射ノズルへの送出は停止さ
れ、噴射が終了する。したがって、吸入ポート32と吸
入孔36との連通が断たれた後、プランジャ21がカム
リング25の中心に向かって移動し始めてから、カット
オフポート33とカットオフ孔37とが連通するまでの
回転角が圧送有効ストローク(圧送有効角)となる。
【0033】ここで、カットオフポート33がカットオ
フ孔37と整合するタイミングは、コントロールスリー
ブ26の位置によって可変できることから、コントロー
ルスリーブ26の位置調整によって噴射終わり、即ち噴
射量ないしは圧送有効ストロークを調節でき、コントロ
ールスリーブ26を回転部材17の回転方向に回動させ
るほど、カットオフポート33とカットオフ孔37との
連通タイミングが遅められるので、図4(a)に示され
るように、実線から破線で示すように圧送有効ストロー
クが大きくなり、噴射量を増大させることができる。逆
に、回転部材17の回転方向と反対側に回動させるほど
噴射量を減少させることができる。
フ孔37と整合するタイミングは、コントロールスリー
ブ26の位置によって可変できることから、コントロー
ルスリーブ26の位置調整によって噴射終わり、即ち噴
射量ないしは圧送有効ストロークを調節でき、コントロ
ールスリーブ26を回転部材17の回転方向に回動させ
るほど、カットオフポート33とカットオフ孔37との
連通タイミングが遅められるので、図4(a)に示され
るように、実線から破線で示すように圧送有効ストロー
クが大きくなり、噴射量を増大させることができる。逆
に、回転部材17の回転方向と反対側に回動させるほど
噴射量を減少させることができる。
【0034】図4において、は、コントロールスリー
ブ26を駆動制御するアクチュエータ14がカバーする
作動区間を表すもので、で示すタイマ制御によって変
動する圧送開始までの区間(前噴射区間)と、で示す
プランジャ21がリフトし始めてカットオフポート33
がカットオフ孔37と連通するまでの区間とによって決
定される。このは、−をもって表されるものであ
り、燃料の圧送有効ストロークを表し、位相センサ44
で検出された角度をこの圧送有効ストローク角と対応づ
けておけば、位相センサ44の出力から圧送有効ストロ
ークを直接認知することができる。
ブ26を駆動制御するアクチュエータ14がカバーする
作動区間を表すもので、で示すタイマ制御によって変
動する圧送開始までの区間(前噴射区間)と、で示す
プランジャ21がリフトし始めてカットオフポート33
がカットオフ孔37と連通するまでの区間とによって決
定される。このは、−をもって表されるものであ
り、燃料の圧送有効ストロークを表し、位相センサ44
で検出された角度をこの圧送有効ストローク角と対応づ
けておけば、位相センサ44の出力から圧送有効ストロ
ークを直接認知することができる。
【0035】即ち、図4(a)のように、コントロール
スリーブ26を回動させて圧送有効ストロークを増大さ
せていけば、コントロールスリーブ26が回動した分、
コントロールスリーブ26とカムリング25との間の位
相もずれるので、位相センサ44の検出角度は圧送有効
角に常に対応している。
スリーブ26を回動させて圧送有効ストロークを増大さ
せていけば、コントロールスリーブ26が回動した分、
コントロールスリーブ26とカムリング25との間の位
相もずれるので、位相センサ44の検出角度は圧送有効
角に常に対応している。
【0036】また、タイマピストン51の位置調整によ
って噴射始め、即ちプリストローク量が調節され、例え
ば、カムリング25が遅角すると、図4(b)の実線か
ら破線で示されるように、タイマ制御によって変動する
圧送開始までの区間が長くなる。この場合、コントロー
ルスリーブの位置は機構的に連動していないので、圧送
有効ストロークは短くなり、カムリング25が回動した
分、コントロールスリーブ26とカムリング25との位
相もずれるので、位相センサ44の検出角度も圧送有効
ストロークが短くなった分小さくなる。この場合、噴射
量が少なくなるが、元の圧送有効ストロークとなるよう
コントロールスリーブ26の回転角を補正してやれば、
噴射量の変動を避けることができる。
って噴射始め、即ちプリストローク量が調節され、例え
ば、カムリング25が遅角すると、図4(b)の実線か
ら破線で示されるように、タイマ制御によって変動する
圧送開始までの区間が長くなる。この場合、コントロー
ルスリーブの位置は機構的に連動していないので、圧送
有効ストロークは短くなり、カムリング25が回動した
分、コントロールスリーブ26とカムリング25との位
相もずれるので、位相センサ44の検出角度も圧送有効
ストロークが短くなった分小さくなる。この場合、噴射
量が少なくなるが、元の圧送有効ストロークとなるよう
コントロールスリーブ26の回転角を補正してやれば、
噴射量の変動を避けることができる。
【0037】従来においては、コントロールスリーブ2
6の位置とカムリング25の位置とを何らかの方法で検
出してそれぞれの検知信号から圧送有効ストロークの補
正量を算出するようにしていたが、本願発明によれば、
位相センサ44から直接圧送有効ストロークを検知でき
るので、正確な圧送有効ストローク制御を行うことがで
き、制御精度を高めることができる。また、位相センサ
44からの出力のみで補正処理が可能となるので、各セ
ンサの出力に基づいて演算処理する従来のものに比べて
演算処理時間を短くでき、実際の噴射量を目標噴射量に
素早く追従させることができ、この点からも制御精度を
向上させることができるものである。
6の位置とカムリング25の位置とを何らかの方法で検
出してそれぞれの検知信号から圧送有効ストロークの補
正量を算出するようにしていたが、本願発明によれば、
位相センサ44から直接圧送有効ストロークを検知でき
るので、正確な圧送有効ストローク制御を行うことがで
き、制御精度を高めることができる。また、位相センサ
44からの出力のみで補正処理が可能となるので、各セ
ンサの出力に基づいて演算処理する従来のものに比べて
演算処理時間を短くでき、実際の噴射量を目標噴射量に
素早く追従させることができ、この点からも制御精度を
向上させることができるものである。
【0038】さらに付記する点としては、カットオフポ
ート33とカットオフ孔37とを、回転部材17の軸方
向に平行に形成しているので、回転部材17に軸方向の
がたつきがあっても、それによって圧送始めと圧送終わ
りが変動して噴射特性がずれてしまうことがなく、回転
部材17の軸方向の組付精度を高めることなくして噴射
精度を向上させることがきる。
ート33とカットオフ孔37とを、回転部材17の軸方
向に平行に形成しているので、回転部材17に軸方向の
がたつきがあっても、それによって圧送始めと圧送終わ
りが変動して噴射特性がずれてしまうことがなく、回転
部材17の軸方向の組付精度を高めることなくして噴射
精度を向上させることがきる。
【0039】また、ポンプハウジング2内は、隔壁体1
1によって低圧低温燃料が満たされる低圧側室6と、フ
ィードポンプ4で圧縮されて幾分高圧に保たれた燃料が
満たされるチャンバ7とに画成されているので、圧縮室
22への燃料や、プランジャ21の外側への移動は、回
転部材17の内外に生じる差圧によって容易に且つ確実
におこなうことができ、さらには、カムリング25、ロ
ーラ24、シュー23が低圧側室6に配されていること
から、回転部材17の回転に伴って摩擦熱を持ちやすい
カムリング25とローラ24との接触部分、ローラ24
とシュー23との接触部分の冷却が促進されると共に、
ローラ周囲の潤滑が促進されて滑らかな動きが保証され
る。
1によって低圧低温燃料が満たされる低圧側室6と、フ
ィードポンプ4で圧縮されて幾分高圧に保たれた燃料が
満たされるチャンバ7とに画成されているので、圧縮室
22への燃料や、プランジャ21の外側への移動は、回
転部材17の内外に生じる差圧によって容易に且つ確実
におこなうことができ、さらには、カムリング25、ロ
ーラ24、シュー23が低圧側室6に配されていること
から、回転部材17の回転に伴って摩擦熱を持ちやすい
カムリング25とローラ24との接触部分、ローラ24
とシュー23との接触部分の冷却が促進されると共に、
ローラ周囲の潤滑が促進されて滑らかな動きが保証され
る。
【0040】コントロールスリーブの動きとカムリング
の動きとを関連付けてコントロールスリーブの位置をカ
ムリングの位置との関係で認識可能とする手段は、上述
においては、コントロールスリーブ26とカムリング2
5との位相ずれを検出する位相センサ44によって構成
したが、図5に示されるように、コントロールスリーブ
26を駆動制御するアクチュエータ14をカムリング2
5に固定することによって構成し、コントロールスリー
ブのカムリングに対する基準位置を常に一定に保つよう
にしてもよい。この場合には、チャンバ7の外側におい
てコントロールスリーブ26とアクチュエータ14のシ
ャフト15とが係合する構成となる。ここでも、シャフ
ト15を係合するための係合溝42は、図6(a)、
(b)にも示されるように、コントロールスリーブ26
の周面に回転部材17の軸方向と所定の角度をもって斜
めに形成されている。
の動きとを関連付けてコントロールスリーブの位置をカ
ムリングの位置との関係で認識可能とする手段は、上述
においては、コントロールスリーブ26とカムリング2
5との位相ずれを検出する位相センサ44によって構成
したが、図5に示されるように、コントロールスリーブ
26を駆動制御するアクチュエータ14をカムリング2
5に固定することによって構成し、コントロールスリー
ブのカムリングに対する基準位置を常に一定に保つよう
にしてもよい。この場合には、チャンバ7の外側におい
てコントロールスリーブ26とアクチュエータ14のシ
ャフト15とが係合する構成となる。ここでも、シャフ
ト15を係合するための係合溝42は、図6(a)、
(b)にも示されるように、コントロールスリーブ26
の周面に回転部材17の軸方向と所定の角度をもって斜
めに形成されている。
【0041】このような構成にあっては、カットオフポ
ート33がカットオフ孔37と整合するタイミングは、
前記例の場合と同様にコントロールスリーブ26を回動
させることによって可変できることから、コントロール
スリーブ26を回転部材17の回転方向に回動させるほ
ど噴射量を増加させ(図7(a))、回転部材17の回
転方向と反対側に回動させるほど噴射量を減少させるこ
とができる。ここで、アクチュエータ14がカバーする
作動区間は、アクチュエータ14がカムリング25に
固定されていることから、圧送有効ストロークに対応す
るものとなり、で示すタイマ制御による前噴射区間の
後にくる。この場合には、圧送有効ストロークをアクチ
ュエータ14の制御量そのものによって直接認知し、制
御することができる。
ート33がカットオフ孔37と整合するタイミングは、
前記例の場合と同様にコントロールスリーブ26を回動
させることによって可変できることから、コントロール
スリーブ26を回転部材17の回転方向に回動させるほ
ど噴射量を増加させ(図7(a))、回転部材17の回
転方向と反対側に回動させるほど噴射量を減少させるこ
とができる。ここで、アクチュエータ14がカバーする
作動区間は、アクチュエータ14がカムリング25に
固定されていることから、圧送有効ストロークに対応す
るものとなり、で示すタイマ制御による前噴射区間の
後にくる。この場合には、圧送有効ストロークをアクチ
ュエータ14の制御量そのものによって直接認知し、制
御することができる。
【0042】また、コントロールスリーブ26のカムリ
ング25に対する基準位置が常に一定に保たれているの
で、図7(b)に示すように、カムリング25が噴射時
期を遅角する方向に回動させられると、カムリング25
の回動に伴ってコントロールスリーブ26も同方向に同
じ角度だけ回動され、吸入ポート32が吸入孔36と連
通するタイミング、及びカットオフポート33がカット
オフ孔37と連通するタイミングが共に遅められ、した
がって、圧送有効ストロークには変化がない。このた
め、この場合には、進角制御をしたことによって圧送有
効ストローク、即ち、噴射量を補正する必要がなく、制
御時間の一層の短縮を図れると共に、センサのばらつき
による誤差もなくなり、制御精度も一層高めることがで
きる。
ング25に対する基準位置が常に一定に保たれているの
で、図7(b)に示すように、カムリング25が噴射時
期を遅角する方向に回動させられると、カムリング25
の回動に伴ってコントロールスリーブ26も同方向に同
じ角度だけ回動され、吸入ポート32が吸入孔36と連
通するタイミング、及びカットオフポート33がカット
オフ孔37と連通するタイミングが共に遅められ、した
がって、圧送有効ストロークには変化がない。このた
め、この場合には、進角制御をしたことによって圧送有
効ストローク、即ち、噴射量を補正する必要がなく、制
御時間の一層の短縮を図れると共に、センサのばらつき
による誤差もなくなり、制御精度も一層高めることがで
きる。
【0043】この場合においても、カットオフポート3
3とカットオフ孔37とを回転部材17の軸方向に延び
る平行スリットとすることによって、さらに精度の高い
制御を実現できる。
3とカットオフ孔37とを回転部材17の軸方向に延び
る平行スリットとすることによって、さらに精度の高い
制御を実現できる。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1乃至3にか
かる発明によれば、回転部材の内外に圧力差を設けた上
で、コントロールスリーブをチャンバと低圧側室との両
域に渡って設け、コントロールスリーブの位置をカムリ
ングの位置との関係において直接認識するようにしたの
で、吸入過程における燃料の吸入とプランジャの外側へ
の移動を容易且つ確実に行うことができ、また、コント
ロールスリーブの位置とカムリングの位置とを個別に検
出しなくても、圧送有効ストロークを容易且つ精度よく
制御することができる。
かる発明によれば、回転部材の内外に圧力差を設けた上
で、コントロールスリーブをチャンバと低圧側室との両
域に渡って設け、コントロールスリーブの位置をカムリ
ングの位置との関係において直接認識するようにしたの
で、吸入過程における燃料の吸入とプランジャの外側へ
の移動を容易且つ確実に行うことができ、また、コント
ロールスリーブの位置とカムリングの位置とを個別に検
出しなくても、圧送有効ストロークを容易且つ精度よく
制御することができる。
【0045】また、請求項4のように、カットオフポー
トとカットオフ孔とを平行スリットで構成すれば、回転
部材の軸方向への位置ずれがあっても、カットオフタイ
ミングを正確に制御することができる。
トとカットオフ孔とを平行スリットで構成すれば、回転
部材の軸方向への位置ずれがあっても、カットオフタイ
ミングを正確に制御することができる。
【図1】図1は、この発明に係る分配型燃料噴射ポンプ
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】図2は、図1に示すカムリングとその内側の部
材とを回転部材の軸方向に見た図である。
材とを回転部材の軸方向に見た図である。
【図3】図3(a)は、図1で示す分配型燃料噴射ポン
プに用いられるコントロールスリーブを表し、(b)は
その展開図を表す図である。
プに用いられるコントロールスリーブを表し、(b)は
その展開図を表す図である。
【図4】図4(a)は、図1に示す分配型燃料噴射ポン
プにおいて、タイマ位置を固定してコントロールスリー
ブを変位させた場合を説明する図であり、(b)は、コ
ントロールスリーブの位置を固定してタイマ進角を変化
させた場合を説明する図である。
プにおいて、タイマ位置を固定してコントロールスリー
ブを変位させた場合を説明する図であり、(b)は、コ
ントロールスリーブの位置を固定してタイマ進角を変化
させた場合を説明する図である。
【図5】図5は、図1の分配型燃料噴射ポンプにおける
他の構成例を示す要部の概略構成図である。
他の構成例を示す要部の概略構成図である。
【図6】図6(a)は、図5で示す分配型燃料噴射ポン
プに用いられるコントロールスリーブを表し、(b)は
その展開図を表す図である。
プに用いられるコントロールスリーブを表し、(b)は
その展開図を表す図である。
【図7】図7(a)は、図5に示す分配型燃料噴射ポン
プにおいて、タイマ位置を固定してコントロールスリー
ブを変位させた場合を説明する図であり、(b)は、コ
ントロールスリーブの位置を固定してタイマ進角を変化
させた場合を説明する図である。
プにおいて、タイマ位置を固定してコントロールスリー
ブを変位させた場合を説明する図であり、(b)は、コ
ントロールスリーブの位置を固定してタイマ進角を変化
させた場合を説明する図である。
【図8】図8(a)は、本発明者が開発当初に試作した
分配型燃料噴射ポンプの要部を示す概略構成図であり、
(b)はコントロールスリーブの位置制御とタイマの進
角制御との関係を示す図である。
分配型燃料噴射ポンプの要部を示す概略構成図であり、
(b)はコントロールスリーブの位置制御とタイマの進
角制御との関係を示す図である。
2 ポンプハウジング 4 フィードポンプ 5 燃料流入口 6 低圧側室 7 チャンバ 14 アクチュエータ 17 回転部材 21 プランジャ 22 圧縮室 23 シュー 24 ローラ 25 カムリング 26 コントロールスリーブ 32 吸入ポート 33 カットオフポート 35 分配ポート 36 吸入孔 37 カットオフ孔 44 位相センサ
Claims (4)
- 【請求項1】 機関と同期して回転する回転部材と、前
記回転部材の径方向に設けられ、前記回転部材に形成さ
れた圧縮室の容積を可変するプランジャと、前記回転部
材の周囲に同心状に設けられ前記プランジャの動きを規
定するカムリングとをハウジング内に備え、前記圧縮室
に連通して燃料を吸入、送出、カットオフするポートが
前記回転部材に形成されている分配型燃料噴射ポンプに
おいて、前記ハウジング内を燃料流入口からフィードポ
ンプの上流側にかけて形成される低圧側室と、前記フィ
ードポンプによって加圧された燃料が導かれて前記燃料
を吸入、カットオフするポートに連通可能なチャンバと
に画成し、前記回転部材に、前記吸入、カットオフポー
トを覆うように設けられてこれらポートの前記チャンバ
との連通タイミングを制御するコントロールスリーブが
回動自在に外嵌され、このコントロールスリーブは前記
低圧側室と前記チャンバとの両域にかけて設けられ、さ
らに前記コントロールスリーブの動きと前記カムリング
の動きとを関連付けて前記コントロールスリーブの位置
を前記カムリングの位置との関係で認識可能とする手段
が具備されていることを特徴とする分配型燃料噴射ポン
プ。 - 【請求項2】 コントロールスリーブの動きとカムリン
グの動きとの関連付けは、コントロールスリーブとカム
リングとの位相ずれを検出することでおこなうことを特
徴とする請求項1記載の分配型燃料噴射ポンプ。 - 【請求項3】 コントロールスリーブの動きとカムリン
グの動きとの関連付けは、前記コントロールスリーブの
駆動制御用アクチュエータを前記カムリングに固定する
ことによっておこなうことを特徴とする請求項1記載の
分配型燃料噴射ポンプ。 - 【請求項4】 コントロールスリーブには、カットオフ
ポートと連通可能な孔を有し、前記カットオフポートと
孔とは、回転部材の軸方向に延びる平行なスリットとし
て形成されていることを特徴とする請求項1記載の分配
型燃料噴射ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14394594A JPH07332191A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14394594A JPH07332191A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07332191A true JPH07332191A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=15350714
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14394594A Pending JPH07332191A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 分配型燃料噴射ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07332191A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110967495A (zh) * | 2018-09-28 | 2020-04-07 | 深圳市帝迈生物技术有限公司 | 分析仪 |
-
1994
- 1994-06-02 JP JP14394594A patent/JPH07332191A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110967495A (zh) * | 2018-09-28 | 2020-04-07 | 深圳市帝迈生物技术有限公司 | 分析仪 |
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