JPH07332765A - 温風発生機 - Google Patents

温風発生機

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JPH07332765A
JPH07332765A JP15263794A JP15263794A JPH07332765A JP H07332765 A JPH07332765 A JP H07332765A JP 15263794 A JP15263794 A JP 15263794A JP 15263794 A JP15263794 A JP 15263794A JP H07332765 A JPH07332765 A JP H07332765A
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heat exchange
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tube
side plate
rear side
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Yasusada Higuchi
保定 樋口
Shigenobu Tokunaga
茂信 徳永
Tadao Haruhara
忠夫 春原
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Orion Machinery Co Ltd
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Orion Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱交換式の温風発生機において、小型で組み
立て易く、さらにシール性も良い熱交換部を実現して、
小型で安価な温風発生機を提供する。 【構成】 筒型のハウジング3の内部に同軸状に筒型の
外筒21を配置し、その中に複数のチューブ22を同心
円状に配置する。外筒21の両端を前側板40と後側板
45でチューブ22の貫通する部分を残して塞ぎ、隣あ
ったチューブの隙間23は、前側板40の近傍を残して
仕切り板30によって塞ぐ。チューブ22と仕切り板3
0によって燃焼室50を構成でき、燃焼ガスは空間51
を通って排出される。一方、外気はチューブ22を通っ
て加熱され放出される。このような熱交換部20は、主
にチューブ22と仕切り板30、さらに、外筒21を組
み立てれば完成するので、製造工数が少なく製造コスト
を下げれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工場などにおいて、暖
房あるいは乾燥などの目的で使用される、一般に液体燃
料燃焼式温風発生機と称される温風発生機に関するもの
であり、特に、排ガスの混入率が少なく、建築現場や、
ビニールハウスなどの暖房に好適な熱交換式の温風発生
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱交換器を用いた液体燃料燃焼式温風発
生機の一般的な概略構造を図6に示してある。温風発生
機1は、燃料タンク2の上に、温風を発生する略筒型の
ハウジング3を設置してあり、その中に筒型の熱交換部
4を設け、熱交換部4の後側には燃焼用のバーナー8を
取り付けてある。燃料タンク2の燃料は、サクションパ
イプ12、燃料フィルタ15、燃料ポンプ11を介して
バーナー8に供給されるるようになっている。供給され
た燃料は、熱交換部4の中の燃焼室5aにおいて、バー
ナー8から噴霧され、イグナイター16に接続された点
火棒9によって点火されると燃焼を開始する。燃焼用の
空気はバーナー8の近傍に設けてあるブロワー10によ
って燃焼室5aに供給されるようになっている。ハウジ
ング3の後方18には外気を取り入れ熱交換部4を通っ
てハウジング3の前方19に向かって供給するファン1
3を装着してある。
【0003】この熱交換部4は、3つの筒状の板材4
a、4bおよび4cが同軸状に組み合わせて構成してあ
る。内側の内筒4aの内部は燃焼室5aであり、バーナ
ー8から噴出された燃料が燃焼する。内筒4aと中筒4
bとの間5bは、ファン13によって押し込められた外
気(図に破線で示す)が後方18から前方19に向かい
ながら加熱される空間である。さらに、中筒4bと外筒
4cとの間5cは前方19側で燃焼室5aと接続されて
おり、燃焼室5aから排出された燃焼ガス(図に実線で
示す)が隙間5bを通る外気と熱交換しながら後方18
に導かれ、排気管6を通って温風発生機1の外部に導か
れるようになっている。また、隙間5cを通る燃焼ガス
は、外筒4cとハウジング3との間を通って後方18か
ら前方19に向かう外気とも熱交換できるようになって
いる。
【0004】このような熱交換型の温風発生機は、供給
できる温風に燃焼ガスが含まれていないので、大量のク
リーンな温風を供給でき、建築現場やビニールハウス等
の閉鎖された空間を暖房できるなどの多くの利点を備え
た温風発生機である。さらに、燃焼音が外部に伝達され
難いので、騒音の少ない温風発生機でもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この型の温風発生機
は、燃焼室内で効率良く燃焼を行うようになっているの
で、同じ熱容量の暖房を目的とする装置、例えば、赤外
線暖房装置などと比較し、小型化できるというメリット
も備えている。このため、近年、この型の温風発生機を
さらに小型化し、安価に提供することが検討されてい
る。
【0006】上述したような温風発生機は、燃焼室が熱
交換器の一部となっているため、小型化し易い。しか
し、その反面、外気と燃焼ガスの熱交換を効率良く行わ
せるためには、複数の筒型の部材、上記の温風発生機で
あれば、ハウジング3を含めて4つの筒型の部材を同軸
状に組み立てて、それぞれの隙間を略均一に保たなけれ
ばならない。さらに、燃焼ガスの経路を確保するため
に、外筒4cと中筒4bとの隙間5cを、複雑な形状の
ダクトで燃焼室5aと接続しなければならないので、組
み立てや溶接作業が簡単とは言えない。このため、製作
に手間がかかり、複雑な部品も多いため安価に製品を製
造し、提供することは難しい。
【0007】このような温風発生機を小型化するために
は、熱交換する面積を増やすことが重要である。しか
し、上記のような組み立ての難しい熱交換部に対し、新
たな部品を追加して熱交換できる面積を増やすことは、
さらに製造コストの上昇を招くので不可能である。
【0008】また、クリーンな温風を供給するために
は、空気に対する燃焼ガスのシール性を高くする必要が
ある。しかし、複雑な形状のダクトなどを用いて燃焼ガ
スの経路を組み立てるのでは、接続部の溶接が難しくな
り、熟練した作業員を必要とするため、この点でも製造
コストを低減することは難しい。
【0009】製作を容易化を図り、製造コストを下げる
には、燃焼室と熱交換部分を別置きにすることも考えら
れる。しかし、筒型のハウジングを備えた温風発生機で
は、燃焼室とは別に熱交換部分を設置するとハウジング
が長くなってしまうので、コンパクトな温風発生機を実
現できない。
【0010】そこで、本発明においては、燃焼室と熱交
換部が一体となったタイプの温風発生機の利点を活か
し、小型で安価な温風発生機を提供することを目的とし
ている。さらに、燃焼ガスの混入率の少ない、クリーン
な温風を供給できる温風発生機を安価に提供することも
目的としている。そのために、組み立て易く、また熱交
換効率の高い熱交換部を有する温風発生機を実現するこ
とを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明においては、コン
パクトな温風発生機を実現するために、ハウジング内に
同軸状に配置された熱交換部の内部に、外気の通るチュ
ーブによって燃焼室を形成し、コンパクト化を図ると共
に熱交換面積を増加させるようにしている。すなわち、
本発明に係る、前方が温風吹き出し口となっている筒状
のハウジングと、このハウジングの内にほぼ同軸状に配
置された熱交換部とを有し、ハウジングの後方から供給
された外気を熱交換部によって加熱し前記温風吹き出し
口から吹き出す温風発生機においては、熱交換部が、ハ
ウジング内にほぼ同軸状に配置され、排気管と接続され
た外筒と、この外筒の前方の側を塞ぐ前側板と、外筒の
後方の側を塞ぐ後側板と、外筒内に外筒と略同心円状に
配置され後側板および前側板を貫通する複数の空気管、
および隣接するこれらの空気管の隙間の少なくとも後方
の側に取り付けられた仕切部材を備えた内筒とを有して
おり、この内筒によって燃焼室が構成されていることを
特徴としている。
【0012】本発明に係る熱交換部では、空気管、すな
わち空気が内側を通るチューブと仕切部材によって燃焼
室が形成され、燃焼室で発生した燃焼ガスは、空気管と
外筒との間を通って排出される。一方、ハウジング内に
導入された外気は、燃焼室側および燃焼ガス側と接触す
る空気管、および、外筒によって加温され放出される。
このような熱交換部とすれば、熱交換面積の大きなチュ
ーブを用いて外気を燃焼室の熱輻射および燃焼ガスによ
って加温するので、熱交換効率を向上でき熱交換部をコ
ンパクトにまとめられる。燃焼室を熱交換部内に形成
し、一体化させてあるので小さなハウジング内に熱交換
部と燃焼室とを収納でき、さらに、燃焼室の輻射熱も用
いて外気を加温しているので、熱効率も良い。また、燃
焼室の後方から前方に向かって空気管内に外気を流して
いるので、燃焼ガス温度の最も高い燃焼室の前方から加
温された外気を供給でき、空気温度の高い温風を得るこ
とができる。空気管は後方から前方に向かって真っ直ぐ
な直管であっても良く、さらに高い出口温度の空気を得
るために、例えば、燃焼室の軸に沿ってスパイラル状に
湾曲したチューブを組み合わせても良い。
【0013】本発明に係る熱交換部においては、複数の
空気管をハウジングと同心円状に配置できるように、外
周に沿って空気管を取り付ける孔を設けた前側板あるい
は後側板の一方に空気管を挿入し、他方の側板を取り付
け、さらに、隣接するこれらの空気管の隙間に仕切部材
を装着すれば燃焼室を組み立てられる。そして、このよ
うな組立体に外筒を取り付ければ熱交換部が完成する。
また、外筒をハウジングと同軸状となるように組み込め
ば良いので、温風発生機の製造が非常に簡単となる。
【0014】前側板に取り付けた空気管は、前側板の内
側から外側に突出した空気管の端部の周囲を外側から溶
接すれば良く、これによって簡単に燃焼ガスと空気とを
シールできる。仕切部材と空気管との接続は、燃焼ガス
と空気とのシール性に影響を与えないので、点溶接など
によって部分的に固定するだけで十分である。また、後
側板の周囲においては、燃焼室側より外気側の圧力が高
くなるので、空気管は後側板に差し込むだけで良い。ま
た、外気によって温度の上がりにくい後側板に対し、燃
焼室内の輻射熱などによって急激に温度の上昇する空気
管を固定しなくて良いので、空気管と後側板の間に温度
差によって歪みが発生することもなく熱疲労も低減でき
る。後側板に対し、空気管は加熱されて膨張するので、
低温時に後側板と空気管との間に多少の隙間があっても
シール性に影響を及ぼさない。外筒は、前側板と外側か
ら簡単に溶接できるので、この部分のシール性も良い。
【0015】このように、本発明に係る熱交換部は、十
分な熱交換面積を備え、さらに、組み立て易い。また、
空気管側と燃焼ガス側とを接続する部分の構成も簡単な
ので、溶接し易く高いシール性を確保できる。ハウジン
グ内に同軸状に配置した円筒状の燃焼室の前方に屈曲し
た煙管を取り付け、後方に向かってこれらの煙管を伸ば
せば上記と同様に広い熱伝達面積を確保することも可能
である。しかし、このような構造では、燃焼室から外側
に延びた煙管を溶接しなければならず、溶接作業が難し
くなる上に、作業用のスペースを確保しなければならな
いので熱交換部をコンパクトに纏めることは難しい。さ
らに、後方に延びた複数の煙管を排気管に纏めるために
束ねなければならないという問題も残るので、本発明の
ような空気管を用いた構成が望ましい。
【0016】また、本発明に係る熱交換部のように円筒
状の経路によって燃焼ガスを導くようにしておけば、外
筒と内筒との間に、前方の側から後方の側に延び、外筒
と内筒の隙間を小さくするバッフル部材を取り付けるこ
とによって、燃焼ガスの流量分布を簡単に制御できる。
従って、熱交換効率や、排気系の圧力損失などのバラン
スを考慮した設計、製作が可能となる。
【0017】長さの異なる複数のバッフル部材を、その
前方の側をほぼ揃えて取り付けて流量バランスを取る場
合は、外筒の後方に取り付けられた排気管の側に長いバ
ッフル部材を配置することによって高い熱交換効率が得
られることが確かめられている。
【0018】このような熱交換部の熱交換効率をさらに
向上させるには、外筒の少なくとも1部に複数の凹凸を
設け、外筒の表面積を増加させることも有効である。凹
凸が外筒の軸と直角方向に延びた波板によって外筒を形
成しても良いし、凹凸がスパイラル状や、軸に沿った方
向に延びたものであっても良い。
【0019】また、隣接する空気管の隙間に取り付けら
れる仕切部材の断面を逆台形状として、隣接する空気管
の隙間とほぼ同じ幅の帯状部分と、この帯状部材の長手
方向の2辺から空気管の外周に沿って延びる取付部分と
を設けても良い。このような仕切部材であれば、空気管
の隙間に挿入することによって取付部分が空気管と接触
し、仕切部材は所定の場所にはまり込む。従って、位置
合わせや、仮止めなどの手間を省いて点溶接などによっ
て仕切部材を所定の位置に固定でき、製作工数を削減で
きる。
【0020】
【実施例】以下に図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
【0021】図1に本発明の実施例に係る温風発生機全
体の概略構成を示してある。また、その熱交換部の構成
を示すために、図2に熱交換部20の軸に沿った断面を
示してあり、また、図3に熱交換部20の軸と直角方向
の断面を拡大して示してある。さらに、熱交換部20の
分解斜視図を図4に示してある。温風発生機の概略構成
は、熱交換部を除き図6に基づき説明したものと同様で
あるので、ここでの説明は省略する。
【0022】本例の熱交換部20は、ハウジング3の内
部に同軸状に配置された筒型の外筒21を備えており、
ハウジング3へスペーサー29によって固定してある。
本例の外筒21は取付易いように軸方向に沿って2分割
されており、この外筒21の中心軸上の後側にバーナー
8を取り付けできるようになっている。さらに、外筒2
1の後側には、上方に延び、ハウジング3を貫通して外
部にでる排気管59を装着してある。外筒21の内部に
は、12本のチューブ22a〜22lが外筒21と同心
円状、すなわち、バーナー8を中心とした円状となるよ
うに配置してあり、隣接するこれらのチューブ22の間
の隙間23に帯状に延びた仕切り板30を取り付けてあ
る。
【0023】外筒21の前方19は円盤状の前側板40
によって塞いであり、この前側板40には、その円周に
沿ってチューブ22を挿入できる穴41を予め開けてあ
る。一方、外筒22の後方18、すなわち、バーナー8
の側も、後側板45によって塞いであり、この後側板4
5にも円周に沿ってチューブ22を挿入できる穴46を
開けてある。さらに、後側板45の中心にはバーナー8
を取り付ける穴47を開けてある。
【0024】チューブ22の隙間23に取り付けられる
仕切り板30の断面は、両端の縁が若干開いたコ字型、
あるいは台形である。すなわち、仕切り板30は、隙間
23を埋めるために帯状に延びた部分31と、その両端
がチューブ22の外周と接触するように若干湾曲しなが
ら広がった取付部分32を備えている。仕切り板30は
チューブ22より短く、後側板45に合わせてチューブ
22の外周面に取り付けると前側板40近傍の隙間23
は塞がないようになっている。
【0025】これらの仕切り板30の内、排気管59と
対峙するチューブ22aから2本目と3本目のチュー
ブ、すなわち、チューブ22cと22d、チューブ22
kと22jとの隙間23に装着される仕切り板30b
と、4本目と5本目のチューブ、すなわち、チューブ2
2eと22f、チューブ22iと22hとの隙間に装着
される仕切り板30cには、帯状の部分31の外筒側に
平板状のバッフル板35を取り付けてある。このバッフ
ル板35の高さは、バッフル板35の先端36と外筒2
1との間に若干の隙間が開くように調整してある。仕切
り板30cに取り付けてあるバッフル板35は、仕切り
板30bに取り付けてあるバッフル板35より長さが短
くしてある。これらのバッフル板35は仕切り板30b
および30cの前方19に略揃えて取り付けられるの
で、外筒21とチューブ22あるいは仕切り板30で形
成された空間51のうち、排気管59の装着された側で
は、排気管59の近傍までバッフル板35が延びてい
る。一方、反対側では、すなわち、排気管59から遠い
方では、空間51に短いバッフル板35を装着してあ
る。
【0026】このような熱交換部20を組み立てる際に
は、まず、前側板40に用意してある穴41にチューブ
22の先端を差込み、後側板45に用意してある穴46
にチューブ22の後端を差し込む。この際、本例の熱交
換部20では、バーナー8を装着する穴47の前方に、
フレームコーン7を取り付けてある。このフレームコー
ン7は、バーナー8の側から前方に開いた円錐状の部材
であり、バーナー炎をフレームコーン7に沿って広げる
ことにより、短い炎で液体燃料を燃焼できるものであ
る。従って、このフレームコーン7は、コンパクトな熱
交換部20内で効率良く燃焼を行わせるのに有効な部材
である。
【0027】前側板40から突出したチューブ22の先
端は、その周囲を前側板40の前方19から溶接し、チ
ューブ22と前側板40との隙間をシールする。一方、
後側板45にはチューブ22の後端を挿入するだけで良
い。後側板45は後方18から外気の圧力がかかるの
で、燃焼ガスがリークすることはないからである。ま
た、温度があまり上昇しない後側板45に対し、チュー
ブ22の温度は燃焼の輻射熱などによって急激に上昇す
るため、チューブ22が熱膨張し、溶接しなくとも側板
45とのシール性はある程度保てる。さらに、溶接をせ
ずに、チューブの熱膨張を吸収するようにしておけば、
熱歪みなどの問題も防止できるというメリットもある。
【0028】このように前側板40および後側板45に
チューブ22を挿入し、固定すれば、手間をかけずに複
数のチューブ22をバーナー8を中心に円状に設定でき
る。そして、隣あったこれらのチューブ22の各隙間2
3に仕切り板30を装着し、取付部分32を用いてチュ
ーブ22の外面に点付け溶接にて固定する。この際、仕
切り板30は、前側板40の側は隙間23が開いたまま
となるように後側板45の側に揃えて固定する。仕切り
板30は、帯状の部分31が隙間23の幅に合わせて成
形してあり、さらに、取付部分32がチューブ22の外
周面と接触するように若干湾曲してある。このため、仕
切り板30を円周状に組み立てられたチューブ22同士
の間に置くだけで仕切り板30の位置が決まり、作業員
はその位置でスポット溶接を行えば良い。仕切り板30
の取付部分32の全長をチューブ22の外面に沿って溶
接しても良いが、この部分は高いシール性は要求され
ず、仕切り板30とチューブ22との間に微小な隙間が
開いていても燃焼ガスが排気系へ漏れだすだけなので、
点付け溶接にて固定してある。本例のチューブ22や仕
切り板30は比較的肉薄のステンレススチール板で構成
してあるので、溶接による歪みを矯正する手間などを考
慮すると点付け溶接で固定しておくことが望ましく、強
度的にはこれで十分である。
【0029】次に、前側板40および後側板45に2分
割された外筒21を合わせ、前側板40および後側板4
5の周囲を溶接でシールする。後側板45は後方18か
ら外気の圧力が加わるので、燃焼ガスがリークすること
はなく、外筒21とスポット溶接で固定しても良い。こ
のような溶接も熱交換部20の外部から行えるので容易
である。さらに、排気管59を外筒21に取り付け、組
み上がった熱交換部20をスペーサー29によってハウ
ジング3の内部に取り付ける。
【0030】このように、本例の熱交換部20は、チュ
ーブ22を前側板40および後側板45に差込み、仕切
り板30を装着したのち、外筒21を被せれば良いだけ
なので、製造に必要な工数は少なくてすみ、製造工程を
短縮できると共に、製造コストの低減も図れる。さら
に、これらの部品を固定し、燃焼ガスと空気とのシール
を図るためには、チューブ22の周囲を前側板40に溶
接止めし、前側板40と後側板45の周囲を外筒21と
溶接止めするだけで良い。これらの溶接は、熱交換部2
0の外部からできるので、作業は楽であり、また、溶接
を行うために熱交換部に余分なスペースを確保しておく
必要もない。仕切り板30も固定する必要があるが、こ
の固定は点付け溶接で良く手間はかからない。
【0031】上記のような構成の熱交換部20では、バ
ーナー8を中心に円状に組み合わされた12本のチュー
ブ22と仕切り板30とによって構成された内筒25、
さらに、前側板40および後側板45によって円筒状の
燃焼室50が形成される。この燃焼室50の内部で発生
した燃焼ガスは図中に実線で示すように、前側板40の
側に開いた隙間23を介してチューブ22および仕切り
板30、すなわち内筒25と外筒21との間の空間51
に流れ込み、この空間51に繋がった排気管59を通っ
てハウジング3の外部に放出される。この際、空間51
ではバッフル板35によって外筒21の内面に沿った流
れに対する抵抗が大きくなっているので、燃焼ガスが排
気管59の側に偏流しないようになっており、チューブ
22を均等に加熱できる。さらに、排気管59に近い方
に長いバッフル板35を設置し、燃焼ガスの経路の圧力
損失の均一化を図り、熱交換部20全体の熱交換効率を
高めている。本例では、排気管59に近い仕切り板35
bにほぼ排気管59近傍に届く長さ、例えば、熱交換部
20全体の長さが略400mm、排気管59の直径が略
120mmのケースでは、ほぼ250mmの長さのバッ
フル板35を取り付けてある。また、排気管59に遠い
仕切り板35cには、上記の2/3から4/5の長さ、
例えばほぼ200mmの長さのバッフル板35を取り付
けてある。
【0032】なお、本例では、排気系の圧力損失を考慮
し、本例では上記のように4枚のバッフル板35を取り
付けてあるが、熱交換部の直径や、長さなどの諸条件に
よって適当な枚数や長さのバッフル板を選択すれば良い
ことはもちろんである。さらに、本例では熱交換部の組
み立てが容易なように、仕切り板30にバッフル板35
を装着するようにしているが、チューブ22の外面にバ
ッフル板35を取り付けてももちろん良い。逆に、外筒
21の内側にバッフル板35を取り付けても良い。
【0033】一方、この熱交換部21の後方18のハウ
ジング3内に設置されたファンによって導入された外気
は、図中に破線で示すように熱交換部21のチューブ2
2の内部を通って加熱され、ハウジング3の前方19か
ら放出される。チューブ22の燃焼室50に向いた面
は、燃焼ガスの対流による熱伝達と、燃焼の輻射による
熱伝達によって加温される。また、チューブ22の空間
51に向いた面は前方19から後方18に向かって流れ
る燃焼ガスの対流による熱伝達によって加温される。さ
らに、外筒21とハウジング3との間の空間52を流れ
る外気も、外筒21を介して空間51を流れる燃焼ガス
によって加温される。
【0034】本例の熱交換部21では、チューブ22お
よび空間52を流れる空気と、空間51を流れる燃焼ガ
スとは対向流となるので、熱交換効率が高い。さらに、
チューブ22を用いて熱交換する表面積を大きくしてい
るので、いっそう効率の良い熱交換を行える。また、燃
焼室50側にも、チューブ22は面しているので、放射
による加熱を行われ、効率的にチューブを通る空気を加
温できる。熱交換部20の出口近傍は燃焼ガス温度が最
も高くなる部分なので、空気の出口温度も高く設定でき
る。このため、本例のような熱交換部を採用すれば、先
に説明した筒型の部材を組み合わせた熱交換部と同等の
性能をほぼ2/3の長さの熱交換部で実現でき、熱交換
部20を小型化できると同時に、温風発生機全体をコン
パクトにできる。
【0035】図5に、上記にて説明したと略同様の熱交
換部20の設置されたハウジング3を一部欠いて示して
ある。本例の熱交換部20では、スパイラル状に成形さ
れた凹凸を備えた波板を用いて外筒21を構成してあ
り、外筒21には、その周囲を巡るようにスパイラル状
に成形された凹凸27を形成してある。この凹凸27に
よって外筒21の表面積を増やすことができ、空間52
を通る空気との熱交換効率をさらに向上できる。また、
スパイラル状に成形された凹凸27によって空間52を
通って放出された空気はハウジング3の吹き出し口近傍
で旋回流となるので、チューブ22を通って加熱された
空気とのミキシングも起こしやすい。外筒21には、周
方向に沿って凹凸を成形しても良く、また、軸方向に沿
って凹凸を成形しても良い。さらに、チューブ22も後
側板から前側板に向かって設置された直管でなくとも良
く、若干湾曲したチューブをスパイラル状に組み合わせ
て燃焼室50を覆うても良い。このようなチューブを用
いれば熱交換部の長さに対して長いチューブを採用でき
るので、出口空気温度を高くすることができる。
【0036】なお、上記の例では、12本のチューブを
用いて燃焼室を構成しているが、チューブの本数は上記
に限られないことはもちろんであり、温風発生機の仕様
に合わせてチューブの本数や長さなどの諸数値を調整す
れば良いことはもちろんである。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る熱
交換部を用いれば、組み立てが簡単であり、熱交換効率
も高くでき、さらに、簡易な構成のコンパクトな熱交換
部および温風発生機を実現できる。また、溶接などによ
って固定する箇所を最小限に止め、高いシール性も確保
できる。本発明に係る温風発生機では、熱交換部を構成
するのに必要な溶接などを全て熱交換部の外側からでき
るようにしてあるので、本発明に係る熱交換部の組み立
て、製造は容易であり、作業員の労力の軽減を図れる。
従って、製造に係るコストを縮減でき、小型で高性能の
温風発生機を安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る温風発生機の概略構成を
示す断面図である。
【図2】本発明の実施例に係る温風発生機の熱交換部の
構成を示す軸に沿った断面図である。
【図3】図2に示す温風発生機の熱交換部の構成を示す
軸と垂直な方向の断面図である。
【図4】図2に示す温風発生機の熱交換部の分解斜視図
である。
【図5】図2に示す温風発生機の熱交換部の異なる実施
例を示す、ハウジングおよび外筒の一部を欠いて示す斜
視図である。
【図6】熱交換型の温風発生機の一般的な構造を示す断
面図である。
【符号の説明】
1・・温風発生機 2・・燃料タンク 3・・ハウジング 4・・熱交換部および燃焼室を構成する筒材 5・・筒材によって構成された空間 6・・排気管 7・・フレームコーン 8・・バーナー 9・・点火棒 10・・ブロワー 11・・燃料ポンプ 12・・サクションパイプ 13・・送風ファン 15・・燃料フィルター 16・・イグナイター 20・・熱交換部 21・・外筒 22・・チューブ 23・・チューブ同士の隙間 25・・チューブおよび仕切り板によって構成された内
筒 27・・外筒の凹凸 29・・スペーサー 30・・仕切り板 31・・帯状の部分 32・・取付部分 35・・バッフル板 40・・前側板 45・・後側板 50・・燃焼室 51・・燃焼ガスの経路 52・・外気の経路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方が温風吹き出し口となっている筒状
    のハウジングと、このハウジングの内にほぼ同軸状に配
    置された熱交換部とを有し、前記ハウジングの後方から
    供給された外気を前記熱交換部によって加熱し前記温風
    吹き出し口から吹き出す温風発生機において、 前記熱交換部は、前記ハウジング内にほぼ同軸状に配置
    され、前記後方の側に排気管の接続された外筒と、 この外筒の前記前方の側を塞ぐ前側板と、 前記外筒の前記後方の側を塞ぐ後側板と、 前記外筒内に前記外筒と略同心円状に配置され前記後側
    板および前側板を貫通する複数の空気管、および隣接す
    るこれらの空気管の隙間の少なくとも前記後方の側に取
    り付けられた仕切部材を備えた内筒とを有し、 前記内筒によって燃焼室が構成されていることを特徴と
    する温風発生機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記外筒と内筒との
    間に、前記前方の側から後方の側に延び、前記外筒と内
    筒の隙間を小さくするバッフル部材を有することを特徴
    とする温風発生機。
  3. 【請求項3】 請求項2において、長さの異なる複数の
    前記バッフル部材がその前方の側をほぼ揃えて取り付け
    られており、前記排気管の近傍に長い前記バッフル部材
    が配置されていることを特徴とする温風発生機。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記外筒は、少なく
    とも1部に複数の凹凸を有することを特徴とする温風発
    生機。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記仕切部材は、前
    記隣接する空気管の隙間とほぼ同じ幅の帯状部分と、こ
    の帯状部材の長手方向の2辺から前記空気管の外周に沿
    って延びる取付部分とを有することを特徴とする温風発
    生機。
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Citations (5)

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