JPH07333106A - ダンパープーリの検査方法及びその検査装置 - Google Patents

ダンパープーリの検査方法及びその検査装置

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JPH07333106A
JPH07333106A JP6151590A JP15159094A JPH07333106A JP H07333106 A JPH07333106 A JP H07333106A JP 6151590 A JP6151590 A JP 6151590A JP 15159094 A JP15159094 A JP 15159094A JP H07333106 A JPH07333106 A JP H07333106A
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pulley
damper
driven
engine
damper pulley
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JP6151590A
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Hiromi Jinnan
裕巳 神南
Yoshihiro Murata
善博 村田
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン用ダンパープーリのダンピング性能
を、エンジン外の検査装置によって、簡単に且つ精度よ
く検査し得るようにすること。 【構成】 ダンパープーリ検査装置20には、駆動プー
リ33、第1,第2被駆動プーリ36,35、ダンパー
プーリ7、第3被駆動プーリ34が、V型6気筒エンジ
ンと同様の位置関係にて装着され、駆動プーリ33を駆
動するサーボモータが設けられ、駆動プーリ33と第3
被駆動プーリ34のプーリ比は1対2/3に設定され、
第3被駆動プーリ34には、エンジンにおいて発生する
のと同等の挙動を発生させる挙動発生手段が設けられて
いる。この挙動発生手段は、プーリ34を楕円形にした
非真円形構造と、プーリ34の中心を回転中心に対して
偏心させた偏心構造とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダンパープーリの検査
方法及びその検査装置に関し、特にエンジン用ダンパー
プーリにエンジン外の検査装置においてエンジンにおい
て発生するのと同等の挙動を作用させて、ダンパープー
リのダンピング性能を検査する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンのクランクシャフトには
クランクプーリが取付けられ、クランクシャフトの回転
により、冷却水を循環させるウォーターポンプ用の被駆
動プーリ、パワーステアリングの為の油圧ポンプ用の被
駆動プーリ、スーパーチャージャー(過給機)の為の被
駆動プーリなどの複数の被駆動プーリを駆動させる為
に、これらクランクプーリと複数の被駆動プーリとに亙
ってベルトが巻装される。クランクプーリに伝達される
気筒爆発による回転速度変動や、ウォーターポンプ用の
被駆動プーリに発生する回転速度変動などの影響を受け
ることが好ましくない機器を駆動する被駆動プーリをダ
ンパープーリで構成する場合が多い。
【0003】ところで、自動車メーカーにおいて、例え
ば、ダンパープーリのダンピング特性に改良を加えた場
合などにおいては、通常、その改良したダンパープーリ
のダンピング性能を検査する場合、そのダンパープーリ
を実際のエンジンに装着し、エンジンを実際に作動させ
て、ダンパープーリの出力軸の回転速度変動を検出し、
その検出結果に基づいて、ダンパープーリのダンピング
性能を検査する。尚、参考までに、実開平3─1753
6号公報には、ベルトが巻装された駆動プーリと複数の
被駆動プーリとアイドラプーリとの回転状態を検出し
て、ベルトのスリップを検出する検出装置が提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ダン
パープーリのダンピング性能を検査する場合、ダンパー
プーリを実際のエンジンに取付けて検査するので、検査
が複雑化するとともに、検査能率が低下すること、ダン
ピング性能の検査用に実際のエンジンを必要とすること
から、検査装置が大掛かりになり、高価になること、な
どの問題がある。
【0005】本発明は、実際のエンジンを用いることな
く、簡単に且つ精度よくダンパープーリのダンピング性
能を検査し得るようなダンパープーリの検査方法及びそ
の検査装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のダンパープー
リの検査装置は、エンジン用のダンパープーリの性能を
検査する検査装置であって、ダンパープーリと、エンジ
ンのクランクプーリの代わりの駆動プーリと、この駆動
プーリを回転駆動する回転駆動手段と、クランクプーリ
で駆動される複数の実被駆動プーリに代わる複数の被駆
動プーリと、ダンパープーリと駆動プーリと複数の被駆
動プーリとに亙って巻装される動力伝達部材とを備え、
複数の被駆動プーリのうちの何れかに設けられ、エンジ
ンにおいてクランクプーリと複数の実被駆動プーリに発
生する挙動と同等の挙動を発生させる挙動発生手段を設
けたものである。
【0007】ここで、前記駆動プーリと、挙動発生手段
が設けられる被駆動プーリとのプーリ比は、エンジンの
機種に基づいて設定されるように構成にしてもよい(請
求項1に従属の請求項2)。前記挙動発生手段は、それ
が設けられる被駆動プーリを、その被駆動プーリの回転
中心に対して偏心させた偏心構造を含む構成にしてもよ
い(請求項2に従属の請求項3)。前記挙動発生手段
は、それが設けられる被駆動プーリを、非真円形に構成
した非真円形構造を含む構成にしてもよい(請求項2に
従属の請求項4)。
【0008】前記挙動発生手段は、それが設けられる被
駆動プーリを、非真円形に構成した非真円形構造を含む
構成にしてもよい(請求項3に従属の請求項5)。前記
非真円形構造は、挙動発生手段が設けられる被駆動プー
リを、楕円形にした構成にしてもよい(請求項5に従属
の請求項6)。前記エンジンがV型6気筒エンジンであ
り、前記駆動プーリと、挙動発生手段が設けられる被駆
動プーリとのプーリ比が、1対2/3に設定され、前記
非真円形構造により、エンジンの各気筒の爆発に対応す
る挙動を発生させるように構成してもよい(請求項6に
従属の請求項7)。
【0009】請求項8のダンパープーリの検査方法は、
エンジン用のダンパープーリの性能を検査するダンパー
プーリの検査方法であって、ダンパープーリをダンパー
プーリ検査装置に装着した状態で、そのダンパープーリ
検査装置により、ダンパープーリを、エンジンに装着し
た場合と同等の回転速度変動をもって回転駆動し、ダン
パープーリの少なくとも出力部材の回転速度を検出手段
で高精度に検出し、その検出信号を高速フーリエ変換器
で解析することにより、ダンパープーリの出力部材の振
動周波数スペクトルを求めてダンパープーリのダンピン
グ性能を検査することを特徴とするものである。
【0010】
【発明の作用及び効果】請求項1のダンパープーリ検査
装置においては、ダンパープーリと、エンジンのクラン
クプーリの代わりの駆動プーリと、クランクプーリで駆
動される複数の実被駆動プーリに代わる複数の被駆動プ
ーリとに亙って動力伝達部材が巻装され、駆動プーリは
回転駆動手段により回転駆動されるので、動力伝達部材
を介して、これらダンパープーリと複数の被駆動プーリ
が一体的に回転駆動される。ここで、これら複数の被駆
動プーリのうちの何れかに設けられた挙動発生手段は、
エンジンにおいてクランクプーリと複数の実被駆動プー
リに発生する挙動と同等の挙動を発生させる。
【0011】従って、挙動発生手段が設けられた被駆動
プーリから動力伝達部材に、エンジンにおいてクランク
プーリと複数の実被駆動プーリに発生する挙動と同等の
挙動が伝達されるので、ダンパープーリをエンジンに取
付けることなく、ダンパープーリのダンピング性能を、
簡単に、高精度に且つ能率的に検査できる。
【0012】請求項2のダンパープーリ検査装置におい
ては、駆動プーリと、挙動発生手段が設けられる被駆動
プーリとのプーリ比は、エンジンの機種(エンジンの気
筒数等の型式)に基づいて設定されるので、エンジンの
機種に応じたプーリ比に変更することで、エンジンの機
種に応じた複数種類もの挙動を発生させることができ
る。
【0013】請求項3のダンパープーリ検査装置におい
ては、挙動発生手段は、それが設けられる被駆動プーリ
を、その被駆動プーリの回転中心に対して偏心させた偏
心構造を含むものである。例えば、エンジンのウォータ
ーポンプ用の実被駆動プーリには、ウォーターポンプの
1回転当り1回の回転速度変動が伝達されるが、このウ
ォーターポンプ用の実被駆動プーリの代わりの被駆動プ
ーリに、挙動発生手段を設け、この挙動発生手段に偏心
構造を設けることで、エンジンのウォーターポンプによ
る回転速度変動に相当する回転速度変動を発生させるこ
とができる。
【0014】請求項4のダンパープーリ検査装置におい
ては、前記挙動発生手段は、それが設けられる被駆動プ
ーリを、非真円形に構成した非真円形構造を含むもので
ある。この非真円形構造は、楕円形状、三角形的な円形
状、四角形的な円形状等の構造を意味する。請求項5の
ダンパープーリ検査装置においては、前記挙動発生手段
は、前記偏心構造と、前記非真円形構造とを含むもので
あるので、偏心構造で発生する挙動と、非真円形構造で
発生する挙動との両方を発生させることができる。
【0015】請求項6のダンパープーリ検査装置におい
ては、請求項5の装置において、前記非真円形構造は、
被駆動プーリを楕円形にした構成であるので、この被駆
動プーリの1回転当り2回の回転速度変動を発生させる
ことができる。請求項7のダンパープーリ検査装置にお
いては、請求項6の装置において、エンジンがV型6気
筒エンジンであり、駆動プーリと、挙動発生手段が設け
られる被駆動プーリとのプーリ比が、1対2/3に設定
され、前記挙動発生手段は、前記楕円形の構成からなる
非真円形構造により、エンジンの各気筒の爆発に対応す
る挙動を発生させる。
【0016】つまり、V型6気筒エンジンにおいては、
気筒爆発によりクランクプーリ1回転当り3回の回転速
度変動が発生する。そして、検査装置において、クラン
クプーリに対応する駆動プーリが1回転すると、挙動発
生手段が設けられる被駆動プーリが1.5 回転するが、こ
の被駆動プーリが1.0 回転すると、楕円形の構成からな
る非真円形構造により、2回の回転速度変動が発生す
る。それ故、駆動プーリ1回転当り3回の回転速度変動
(回転振動の挙動)、つまり、エンジンにおける気筒爆
発による回転速度変動に相当する回転速度変動を発生で
きる。しかも、挙動発生手段を構成する偏心構造によ
り、駆動プーリ1回転当り1.5回の回転速度変動、つ
まり、エンジンにおけるウォーターポンプによる回転速
度変動に相当する回転速度変動を発生できる。
【0017】請求項8のダンパープーリ検査方法におい
ては、前記ダンパープーリをダンパープーリ検査装置に
装着した状態で、そのダンパープーリ検査装置により、
ダンパープーリを、エンジンに装着した場合と同等の回
転速度変動をもって回転駆動する。次に、ダンパープー
リの少なくとも出力部材の回転速度を検出手段で高精度
に検出し、その検出信号を高速フーリエ変換器で解析す
ることにより、ダンパープーリの出力部材の振動周波数
スペクトルを求めてダンパープーリのダンピング性能を
検査する。従って、ダンパープーリをエンジンに取付け
ることなく、ダンパープーリのダンピング性能を、簡単
に正確に能率的に検査できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しつつ説明する。本実施例は、V型6気筒エンジンに装
着されるダンパープーリであって機械式過給機を駆動す
る為のダンパープーリのダンピング性能を検査するダン
パープーリ検査装置に本発明を適用した場合のものであ
る。尚、以下の説明は、ダンパープーリの検査方法を含
むものである。先ず、最初に、V型6気筒エンジンEに
おける、クランクプーリと、このクランクプーリでベル
トを介して駆動される複数の被駆動プーリについて説明
する。
【0019】図1に示すように、V型エンジンEにおい
て、オイルパン2の上側に位置するクランクケースの前
端面外には、次のように、クランクプーリ3を含むベル
ト電動機構が付設されている。前記クランクプーリ3
は、クランクシャフト(図示略)に固着され、クランク
プーリ3の直ぐ上側には、ウォーターポンプ用プーリ4
が冷却水を加圧するウォーターポンプ(図示略)の入力
軸に取付けられている。更に、クランクプーリ3の左側
のやや上側において、パワーステアリング用プーリ5が
パワーステアリング用油圧ポンプ(図示略)に取付けら
れ、そのパワーステアリング用プーリ5の右斜め上側に
おいて、アイドルプーリ6がバネ付勢された枢支アーム
に取付けられ、そのアイドルプーリ6の右斜め上側に
は、ダンパープーリ7が配設され、このダンパープーリ
7のインナープーリ(出力部材)は、V型エンジンEの
左右のバンク間に配置された機械式過給機(スーパーチ
ャージャー)の駆動軸に連結されている。
【0020】ここで、これらクランクプーリ3と、アイ
ドルプーリ6と、パワーステアリング用プーリ5と、ダ
ンパープーリ7と、ウォーターポンプ用プーリ4とに亙
って、無端ベルト14が巻装され、このベルト14に
は、アイドルプーリ6によりベルトテンション側への弾
性付勢力が作用している。6つの気筒の爆発で駆動され
るクランクプーリ3の回転駆動力により、ベルト14を
介して、これらプーリ3〜7が回転駆動される。
【0021】次に、このV型6気筒エンジンEに装着す
るダンパープーリ7を検査する検査装置20について、
図2・図3に参照して説明する。鉛直板状のメインフレ
ームFには、クランクプーリ3に対応する駆動プーリ3
3と、アイドルプーリ6に対応する第1被駆動プーリ3
6と、パワーステアリング用プーリ5に対応する第2被
駆動プーリ35と、ダンパープーリ7と、ウォーターポ
ンプ用プーリ4に対応する第3被駆動プーリ34とが、
V型6気筒エンジンEに装着されるのと同様の位置関係
に配置され、これら第1・第2被駆動プーリ36・35
の各々は、枢支軸(図示略)によりメインフレームFに
夫々回転可能に枢支されるとともに、第3被駆動プーリ
34は、枢支軸21によりメインフレームFに回転可能
に枢支されている。
【0022】ダンパープーリ7は、図3に示すように、
メインフレームFを挿通する前後方向向きの枢支軸22
でメインフレームFに回転可能に枢支され、駆動プーリ
33は、図3に示すように、メインフレームFを挿通す
る前後方向向きの枢支軸23でメインフレームFに回転
可能に枢支され、その枢支軸23は、メインフレームF
の後側の補助フレームFs内に設けられたサーボモータ
24の駆動軸24aに、カップリング25を介して連結
されている。
【0023】そして、これら駆動プーリ33と、第1被
駆動プーリ36と、第2被駆動プーリ35と、ダンパー
プーリ7と、第3被駆動プーリ34とに亙って、1本の
無端ベルト28が巻装されており、このベルト28に
は、第1被駆動プーリ36によりベルトテンション側へ
付勢する弾性付勢力が作用している。即ち、サーボモー
タ24が、図2の矢印方向へ所定回転速度で駆動される
と、枢支軸23を介して駆動プーリ33が、図2におい
て時計回り方向に回転駆動されると、これらプーリ7・
34〜36は、図2に示す各矢印の方向に夫々一体的に
回転駆動される。
【0024】ところで、前記ウォーターポンプ用プーリ
4に代わる第3被駆動プーリ34は、図4に示すよう
に、楕円形に構成されており、その楕円形の中心Oは、
回転中心Pに対して、Δxだけ長軸方向に偏心してお
り、更に、駆動プーリ33と、第3被駆動プーリ34と
のプーリ比は、1対2/3に設定されている。即ち、駆
動プーリ33が1回転すると、第3被駆動プーリ34は
1.5 回転し、第3被駆動プーリ34の回転中心Pからベ
ルト28が接する第3被駆動プーリ34の外周上の接点
までの距離が略正弦波のように変化する。
【0025】前記のように、前記プーリ比が、1対2/
3に設定され、第3被駆動プーリ34が楕円形に構成さ
れているため、駆動プーリ33が1回転すると、回転速
度増加方向への3回の回転速度変動がベルト28に作用
することになる。この構成により、エンジンEにおける
気筒爆発による回転速度変動(ベルト14に作用する回
転振動の、クランク軸1回転当り3回発生する3次成
分)と同等の回転速度変動が発生することになる。
【0026】また、前記プーリ比が、1対2/3に設定
され、第3被駆動プーリ34の中心Oがその回転中心に
対して偏心しているため、駆動プーリ33が1回転する
と、ベルト28に1.5 回の回転速度増加方向への回転速
度変動が作用することになる。この構成により、エンジ
ンEのウォータポンプで発生する回転速度変動(ベルト
14に作用する回転振動の、クランク軸1回転当り1.5
回発生する1.5 次成分)と同等の回転速度変動が発生す
ることになる。
【0027】前記ベルト28に、駆動プーリ33の1回
転当り3回の回転速度変動と、駆動プーリ33の1回転
当り1.5 回の回転速度変動とを発生させる構成が、挙動
発生手段に相当する。つまり、この挙動発生手段は、第
3被駆動プーリ34を楕円形にした構成からなる非真円
構造と、第3被駆動プーリ34の中心Oをその回転中心
Pに対して偏心させた偏心構造とで構成されていること
になる。また、この挙動発生手段により、ベルト28に
発生される回転速度変動(これは、回転トルク変動と言
うこともできる)が、挙動発生手段で発生させられる挙
動に相当するものである。
【0028】次に、ダンパープーリ7について説明する
と、図5に示すように、内側のインナープーリ8と外側
のアウタープーリ9とは、これらの前端部において、リ
ングの硬質の緩衝用ゴム10により弾性的に結合され、
これらの後端部において、ニードルベアリング11によ
り、これら両プーリ8・9が相対回動可能に構成されて
いる。そして、インナープーリ8が枢支軸22の前端部
にボルト12で固着され、ベルト28がアウタープーリ
9に掛装されている。
【0029】即ち、ベルト28の回転により、アウター
プーリ9が回転駆動され、このアウタープーリ9の回転
が緩衝用ゴム10を介してインナープーリ8に伝達さ
れ、このインナープーリ8と枢支軸22とが一体的に回
転駆動される。このとき、ベルト28の回転速度変動
は、この緩衝用ゴム10のダンピング作用により減衰さ
れ、枢支軸22は、この減衰した回転速度変動を以て回
転駆動される。ここで、符号37は、図示外の過給機の
慣性モーメントと同等の慣性モーメントを有するフライ
ホイールである。
【0030】次に、ダンパープーリ検査装置20の制御
系について、図6を参照しつつ説明する。図2・図4に
示すように、発光素子41と受光素子42とを含む光セ
ンサ40は、第3被駆動プーリ34の近傍に設けられ、
発光素子41から投射された投射光が、第3被駆動プー
リ34の外周側の等間隔の4点D〜Gに貼着された反射
シール(図示略)で反射され、この反射光を受光素子4
2で受光して、検出パルス信号列である回転数信号をコ
ントロールユニット48に出力する。
【0031】一方、図2・図3・図5に示すように、第
1電磁ピックアップ43は、ダンパープーリ7の枢支軸
22に固着された磁性材料からなるギヤ状の複数の歯を
有する検出用ディスク38に近接して設けられ、枢支軸
22の回転と共に回転する検出用ディスク38の歯部を
検出し、検出パルス信号列である回転速度信号を出力す
る。更に、第2電磁ピックアップ44は、ダンパープー
リ7のアウタープーリ9に固着された磁性材料からなる
複数の歯を有するリング状の検出用リング39に近接し
て設けられ、この検出用リング39の歯部を検出し、検
出パルス信号列である回転速度信号を出力する。即ち、
第1電磁ピックアップ43からは、インナープーリ8の
回転速度信号が出力され、第2電磁ピックアップ44か
らは、アウタープーリ9の回転速度信号が出力される。
【0032】これら第1・第2電磁ピックアップ43・
44に、切換えスイッチ45を介して接続された周波数
/電圧変換器46は、第1電磁ピックアップ43又は第
2電磁ピックアップ44から出力された回転速度信号を
受けて、その回転速度信号からなる周波数信号を電圧信
号に変換して出力するものである。この周波数/電圧変
換器46に接続された高速フーリエ変換器47は、周波
数/電圧変換器46から供給された電圧信号を受けて、
各振動周波数成分毎に解析し、各振動周波数の回転速度
変動値(回転速度変動の大きさ)、つまり、アウタープ
ーリ9又はインナープーリ8の各振動周波数の回転速度
変動値を出力する(図7・図8参照)。
【0033】コントロールユニット48は、マイクロコ
ンピュータや複数の駆動回路を備え、操作パネル49か
ら指示された回転速度となるようにサーボモータ24を
回転駆動するとともに、高速フーリエ変換器47から受
けた振動周波数スペクトルをCRTディスプレイ50に
表示させるとともに、高速フーリエ変換器47から受け
た振動周波数スペクトルをプリンタ51にプリント出力
させる。更に、操作パネル49からの切換え信号を受け
て、切換えスイッチ45を、第1電磁ピックアップ43
側又は第2電磁ピックアップ44側に択一的に切換え
る。
【0034】次に、以上のように構成されたダンパープ
ーリ検査装置20の作用であって、ダンパープーリ7の
検査方法を含む作用について説明する。起動スイッチが
操作され、操作パネル49から、アイドリング状態に対
応する例えば600rpmの回転速度が指示されると、
コントロールユニット48で制御されるサーボモータ2
4が600rpmの回転速度で回転駆動される。その結
果、駆動プーリ33の回転により、ベルト28を介して
各プーリ7・34〜36が一体的に回転駆動される。こ
こで、コントロールユニット48は、光センサ40から
の回転数信号に基づいて、サーボモータ24を常に60
0rpmとなるように駆動制御する。
【0035】このとき、第3被駆動プーリ34に設けた
挙動発生手段の前記の作用により、駆動プーリ33が1
回転する毎に、クランクシャフトの1回転当り3回の気
筒爆発による回転速度変動と同等の3回の回転速度変動
がベルト28に発生し、ウォーターポンプによるクラン
クシャフトの1回転当り1.5 回の回転速度変動と同等の
回転速度変動がベルト28に発生する。
【0036】その結果、これらの回転速度変動が、ベル
ト28を介してダンパープーリ7に伝達され、切換えス
イッチ45が第2電磁ピックアップ44側に切換えられ
ているときには、ダンパープーリ7のアウタープーリ9
の回転速度信号が周波数/電圧変換器46に入力され、
この周波数/電圧変換器46から出力される回転速度変
動の電圧信号が高速フーリエ変換器47に入力され、こ
の高速フーリエ変換器47から出力されるアウタープー
リ9の各振動周波数の回転速度変動値がコントロールユ
ニット48に出力される。
【0037】前記コントロールユニット48は、CRT
ディスプレイ50に、例えば、図7に示すように、振動
周波数スペクトルを表示させる。この振動周波数スペク
トルにおいて、振動周波数が約30Hzの回転振動の回
転速度変動値は、約160mVであるが、この約30H
zの回転振動は、駆動プーリ33の1回転当り3回の回
転速度変動に対応し、エンジンEの回転振動の3次成分
に相当するものである。一方、振動周波数が約15Hz
の回転振動の回転速度変動値は、約30Hzの回転振動
の回転速度変動値に比較して小さい値であるが、この約
15Hzの回転振動は、駆動プーリ33の1回転当り1.
5 回の回転速度変動に対応し、エンジンEのウォーター
ポンプで発生する、エンジンEの回転振動の1.5 次成分
に相当するものである。
【0038】次に、切換えスイッチ45を第1電磁ピッ
クアップ43側に切換えられているときには、ダンパー
プーリ7のインナープーリ8の回転速度信号が周波数/
電圧変換器46に入力され、高速フーリエ変換器47か
ら出力されるインナープーリ8の各振動周波数の回転速
度変動値がコントロールユニット48に出力され、CR
Tディスプレイ50には、例えば、図8に示すように、
振動周波数スペクトルが表示される。
【0039】ここで、図7の振動周波数スペクトルと、
図8の振動周波数スペクトルとから判るように、ダンパ
ープーリ7のダンピング作用により、約15Hzのエン
ジンEの振動の1.5 次成分についてもダンピング効果が
現れているが、特に約30HzのエンジンEの振動の3
次成分は、約40mVに減衰されている。前記3次成分
の回転速度変動値に基づいて、ダンパープーリ7の合否
を判定する場合、例えば、合否判定のしきい値として5
0mVを設定した場合には、この判定しきい値を基準に
して、ダンパープーリ7のダンピング性能の合否を評価
することができる。
【0040】以上説明したように、ダンパープーリ検査
装置20においては、駆動プーリ33、第1被駆動プー
リ36、第2被駆動プーリ35、ダンパープーリ7、第
3被駆動プーリ34が、V型6気筒エンジンEにおける
クランクプーリ3、アイドルプーリ6、パワーステアリ
ング用プーリ5、ダンパープーリ7、ウォーターポンプ
用プーリ4に夫々対応する位置関係にて装着され、駆動
プーリ33を種々の回転速度で回転駆動可能なサーボモ
ータ24が設けられている。
【0041】そして、第3被駆動プーリ34に設けた挙
動発生手段(非真円形構造と、偏心構造とからなる挙動
発生手段)により、第3被駆動プーリ34を介してベル
ト28に、エンジンEで発生するのと同等の挙動(回転
速度変動)、特に、エンジンEにおける回転振動の1.5
次成分(ウォーターポンプによる回転振動)及び3次成
分(気筒爆発による回転振動)を発生させるように構成
し、図6に示す制御系の機器を介して、ダンパープーリ
7のインナープーリ8と、アウタープーリ9の振動周波
数スペクトルを作成できるように構成してあるので、ダ
ンパープーリ7をエンジンEに装着することなく、エン
ジンEに装着したのと同等の条件にてダンパープーリ7
の性能を、高精度に、能率的に検査し、その合否を簡単
に判定することができる。
【0042】次に、前記実施例の種々の変更態様につい
て説明する。 1〕 前記挙動発生手段における非円形構造は、楕円形
構造に限るものではなく、エンジンEの機種やプーリ比
に応じて、3角形的円形や四角形的円形などの非真円形
構造を適用することもできる。前記駆動プーリ33と第
3被駆動プーリ34のプーリ比は、エンジンEの機種に
応じて変更可能である。例えば、第3被駆動プーリ34
を楕円形に構成するものとして、直列4気筒エンジンを
対象する場合には、前記プーリ比は、1対1に設定する
ことになる。 2〕 前記実施例では、第3被駆動プーリ34に挙動発
生手段を設けた場合を例として説明したが、第1被駆動
プーリ36または第2被駆動プーリ35に挙動発生手段
を設けることも可能である。また、前記実施例の一部に
その他の種々の変更を付加した態様で、本発明を実施で
きることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】V型6気筒エンジンの概略正面図である。
【図2】ダンパープーリ検査装置の正面図である。
【図3】ダンパープーリ検査装置の側面図である。
【図4】第3被駆動プーリの部分拡大正面図である。
【図5】図2のA─A線断拡大図である。
【図6】ダンパープーリ検査装置の制御系のブロック図
である。
【図7】ダンパープーリのアウタープーリの振動周波数
スペクトルの線図である。
【図8】ダンパープーリのインナープーリの振動周波数
スペクトルの線図である。
【符号の説明】
1 V型6気筒エンジン 3 クランクプーリ 4 ウォーターポンプ用プーリ 5 パワーステアリング用プーリ 6 アイドルプーリ 7 ダンパープーリ 8 インナープーリ 9 アウタープーリ 20 ダンパープーリ検査装置 24 サーボモータ 28 ベルト 33 駆動プーリ 34 第3被駆動プーリ 35 第2被駆動プーリ 36 第1被駆動プーリ 46 周波数/電圧変換器 47 高速フーリエ変換器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン用のダンパープーリの性能を検
    査する検査装置であって、 前記ダンパープーリと、エンジンのクランクプーリの代
    わりの駆動プーリと、この駆動プーリを回転駆動する回
    転駆動手段と、前記クランクプーリで駆動される複数の
    実被駆動プーリに代わる複数の被駆動プーリと、ダンパ
    ープーリと駆動プーリと複数の被駆動プーリとに亙って
    巻装される動力伝達部材とを備え、 前記複数の被駆動プーリのうちの何れかに設けられ、エ
    ンジンにおいてクランクプーリと複数の実被駆動プーリ
    に発生する挙動と同等の挙動を発生させる挙動発生手段
    を設けたことを特徴とするダンパープーリの検査装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動プーリと、挙動発生手段が設け
    られる被駆動プーリとのプーリ比は、エンジンの機種に
    基づいて設定されることを特徴とする請求項1に記載の
    ダンパープーリの検査装置。
  3. 【請求項3】 前記挙動発生手段は、それが設けられる
    被駆動プーリを、その被駆動プーリの回転中心に対して
    偏心させた偏心構造を含むことを特徴とする請求項2に
    記載のダンパープーリの検査装置。
  4. 【請求項4】 前記挙動発生手段は、それが設けられる
    被駆動プーリを、非真円形に構成した非真円形構造を含
    むことを特徴とする請求項2に記載のダンパープーリの
    検査装置。
  5. 【請求項5】 前記挙動発生手段は、それが設けられる
    被駆動プーリを、非真円形に構成した非真円形構造を含
    むことを特徴とする請求項3に記載のダンパープーリの
    検査装置。
  6. 【請求項6】 前記非真円形構造は、挙動発生手段が設
    けられる被駆動プーリを、楕円形にした構成であること
    を特徴とする請求項5に記載のダンパープーリの検査装
    置。
  7. 【請求項7】 前記エンジンがV型6気筒エンジンであ
    り、前記駆動プーリと、挙動発生手段が設けられる被駆
    動プーリとのプーリ比が、1対2/3に設定され、前記
    非真円形構造により、エンジンの各気筒の爆発に対応す
    る挙動を発生させるように構成したことを特徴とする請
    求項6に記載のダンパープーリの検査装置。
  8. 【請求項8】 エンジン用のダンパープーリの性能を検
    査するダンパープーリの検査方法であって、 前記ダンパープーリをダンパープーリ検査装置に装着し
    た状態で、そのダンパープーリ検査装置により、ダンパ
    ープーリを、エンジンに装着した場合と同等の回転速度
    変動をもって回転駆動し、 前記ダンパープーリの少なくとも出力部材の回転速度を
    検出手段で高精度に検出し、その検出信号を高速フーリ
    エ変換器で解析することにより、ダンパープーリの出力
    部材の振動周波数スペクトルを求めてダンパープーリの
    ダンピング性能を検査することを特徴とするダンパープ
    ーリの検査方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100405463B1 (ko) * 2001-09-07 2003-11-14 현대자동차주식회사 축하중 시험기
KR100428127B1 (ko) * 2001-07-19 2004-04-28 현대자동차주식회사 자동차의 동력 발생 장치 테스트 리그
KR100926545B1 (ko) * 2008-01-11 2009-11-12 평화산업주식회사 댐퍼풀리 시험장치
CN104792515A (zh) * 2015-05-12 2015-07-22 中国电力科学研究院 一种放线滑轮试验架

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