JPH07333201A - 配管の超音波探傷方法 - Google Patents
配管の超音波探傷方法Info
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- JPH07333201A JPH07333201A JP6122125A JP12212594A JPH07333201A JP H07333201 A JPH07333201 A JP H07333201A JP 6122125 A JP6122125 A JP 6122125A JP 12212594 A JP12212594 A JP 12212594A JP H07333201 A JPH07333201 A JP H07333201A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 少数の超音波探触子を装備したピグにより配
管の欠陥を高精度で検出できる超音波探傷方法、及び溶
接部余盛りからのエコーに影響されない超音波探傷方法
を得ること。 【構成】 タイヤ型超音波探触子10a,10b,10
c,…よりピグの進行方向に対して±35°〜55°又
は±125°〜145°の方向に超音波を送信し、欠陥
からのエコーを検出する。
管の欠陥を高精度で検出できる超音波探傷方法、及び溶
接部余盛りからのエコーに影響されない超音波探傷方法
を得ること。 【構成】 タイヤ型超音波探触子10a,10b,10
c,…よりピグの進行方向に対して±35°〜55°又
は±125°〜145°の方向に超音波を送信し、欠陥
からのエコーを検出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピグを用いて配管の腐
食欠陥や溶接欠陥などを連続的に検出する超音波探傷方
法に関するものである。
食欠陥や溶接欠陥などを連続的に検出する超音波探傷方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の配管溶接部の欠陥を検出するピグ
の一例として実開昭62−91254号公報に開示され
た考案がある。この考案は、管内を走行する管内面検査
用ピグに、管の円周方向の溶接部位置を検知するための
超音波表面波探触子と、管内面の欠陥を検出するための
斜角探触子とを管軸方向に所定間隔をあけて配置し、溶
接部の検査を連続的にかつ適確に行なうようにしたもの
である。
の一例として実開昭62−91254号公報に開示され
た考案がある。この考案は、管内を走行する管内面検査
用ピグに、管の円周方向の溶接部位置を検知するための
超音波表面波探触子と、管内面の欠陥を検出するための
斜角探触子とを管軸方向に所定間隔をあけて配置し、溶
接部の検査を連続的にかつ適確に行なうようにしたもの
である。
【0003】また、例えば、特開平5−119025号
公報に示すように、管の表面に溶接部を中心に対称的に
超音波探触子を配置し、管を移動させて溶接部の欠陥を
検出する2探触子法も実用化されている。
公報に示すように、管の表面に溶接部を中心に対称的に
超音波探触子を配置し、管を移動させて溶接部の欠陥を
検出する2探触子法も実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】実開昭62−9125
4号公報に記載されたピグは、円周溶接部に直交する方
向に超音波を送信しているので、円周溶接部の欠陥ある
いは母材部のピット状腐食欠陥を探傷する場合、欠陥検
出率は探傷のカバリングレーショに比例するため、ピグ
にできるだけ多くの探触子を装備する必要がある。
4号公報に記載されたピグは、円周溶接部に直交する方
向に超音波を送信しているので、円周溶接部の欠陥ある
いは母材部のピット状腐食欠陥を探傷する場合、欠陥検
出率は探傷のカバリングレーショに比例するため、ピグ
にできるだけ多くの探触子を装備する必要がある。
【0005】例えば、600Aの鋼管の円周溶接部を探
傷する場合、探触子の探傷有効幅を20mmとすると、
全線探傷のためにはピグに約95個の探触子を装備する
必要があり、このため、ピグの大きさによっては、探触
子を2段、3段あるいは千鳥状に装備するなどの工夫を
こらさなければならず、現実には、カバリングレーショ
100%の要求を満すことは困難であった。なお、この
ようなピグによっては、縦シーム溶接部の探傷は、原理
的に不可能であった。
傷する場合、探触子の探傷有効幅を20mmとすると、
全線探傷のためにはピグに約95個の探触子を装備する
必要があり、このため、ピグの大きさによっては、探触
子を2段、3段あるいは千鳥状に装備するなどの工夫を
こらさなければならず、現実には、カバリングレーショ
100%の要求を満すことは困難であった。なお、この
ようなピグによっては、縦シーム溶接部の探傷は、原理
的に不可能であった。
【0006】また、上記のようなピグにおいては、溶接
部の余盛りからのエコーがノイズとなって検出精度を低
下させるため、余盛りエコーに対するノイズ除去のため
の手段を特別に設ける必要があるという問題があった。
部の余盛りからのエコーがノイズとなって検出精度を低
下させるため、余盛りエコーに対するノイズ除去のため
の手段を特別に設ける必要があるという問題があった。
【0007】さらに、特開平5−119025号公報に
係る2探触子法によれば、上記の問題は解決できるが、
管内を走行するピグには超音波探触子の配置が複雑にな
るため適用することができない。
係る2探触子法によれば、上記の問題は解決できるが、
管内を走行するピグには超音波探触子の配置が複雑にな
るため適用することができない。
【0008】本発明は、上記の課題を解決すべくなされ
たもので、少数の超音波探触子を装備したピグにより、
配管の縦シーム溶接部、円周溶接部の欠陥及び母材の欠
陥を高精度で検出することのできる超音波探傷方法を得
ることを目的としたものである。また、本発明の他の目
的は、溶接部余盛りからのエコーに影響されない超音波
探傷方法を得ることにある。
たもので、少数の超音波探触子を装備したピグにより、
配管の縦シーム溶接部、円周溶接部の欠陥及び母材の欠
陥を高精度で検出することのできる超音波探傷方法を得
ることを目的としたものである。また、本発明の他の目
的は、溶接部余盛りからのエコーに影響されない超音波
探傷方法を得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る配管の超音
波探傷方法は、タイヤ型超音波探触子よりピグの進行方
向に対して±35°〜55°又は±125°〜145°
の方向に超音波を送信し、欠陥からのエコーを検出する
ようにしたものである。
波探傷方法は、タイヤ型超音波探触子よりピグの進行方
向に対して±35°〜55°又は±125°〜145°
の方向に超音波を送信し、欠陥からのエコーを検出する
ようにしたものである。
【0010】また、上記の配管の超音波探傷方法におい
て、超音波の送信方向をピグの進行方向に対して±45
°又は±135°としたものである。さらに、タイヤ型
超音波探触子として、屈折角の大きい横波及び表面波を
同時に送信できる探触子、斜角探触子、表面波探触子、
又は斜角探触子と表面波探触子の併用の何れかを使用し
たものである。
て、超音波の送信方向をピグの進行方向に対して±45
°又は±135°としたものである。さらに、タイヤ型
超音波探触子として、屈折角の大きい横波及び表面波を
同時に送信できる探触子、斜角探触子、表面波探触子、
又は斜角探触子と表面波探触子の併用の何れかを使用し
たものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、タイヤ型超音波探触子から送
信された超音波は、基本的に配管の管壁内又は表面を伝
播し、あるいは管壁内又は表面をヘリカル状に伝播し、
ピグの進行に伴って実質的に母材の全面探傷、縦シーム
溶接部の全線探傷及び円周溶接部の全線探傷を行なうこ
とができる。極端な場合、即ち、探触子の出力が大で受
信感度が高く、探傷距離が十分長くとれ、これに対して
配管の径が相対的に小であれば、1個の探触子で全面及
び全線探傷を行なうことができる。
信された超音波は、基本的に配管の管壁内又は表面を伝
播し、あるいは管壁内又は表面をヘリカル状に伝播し、
ピグの進行に伴って実質的に母材の全面探傷、縦シーム
溶接部の全線探傷及び円周溶接部の全線探傷を行なうこ
とができる。極端な場合、即ち、探触子の出力が大で受
信感度が高く、探傷距離が十分長くとれ、これに対して
配管の径が相対的に小であれば、1個の探触子で全面及
び全線探傷を行なうことができる。
【0012】また、一般的に溶接線に対して平面上で超
音波が斜めに入射する場合、余盛りからの反射があった
としても、そのエコーは入射方向にはかえらない。した
がって、通常、超音波探傷につきものの余盛りエコーに
対するノイズ除去のための配慮が不要になり、ハード及
びソフト上の煩雑さをなくすことができる。
音波が斜めに入射する場合、余盛りからの反射があった
としても、そのエコーは入射方向にはかえらない。した
がって、通常、超音波探傷につきものの余盛りエコーに
対するノイズ除去のための配慮が不要になり、ハード及
びソフト上の煩雑さをなくすことができる。
【0013】なお、縦シーム溶接部と円周溶接部がT字
状に交差する交差部は、本発明に係る探傷方法において
は超音波の反射源となる可能性があるが、通常、配管の
縦シーム溶接部の管端部近傍の内外面余盛りは削除され
ているため、この点に対する配慮は不要となる。
状に交差する交差部は、本発明に係る探傷方法において
は超音波の反射源となる可能性があるが、通常、配管の
縦シーム溶接部の管端部近傍の内外面余盛りは削除され
ているため、この点に対する配慮は不要となる。
【0014】
【実施例】図2は本発明に使用するピグの一例の側面
図、図3はそのA−A拡大断面図である。両図におい
て、1はピグで、1輌目と2輌目の計測器ピグ2,3に
は記憶装置7と超音波計測装置8が搭載されており、3
輌目のセンサピグ4には複数のタイヤ型超音波探触子1
0a〜10hが搭載されている。そして、これらは連結
器5a,5bで連結されている。6a,6bはセンサピ
グ4の後端部に設けられたメジャーリングローラであ
る。
図、図3はそのA−A拡大断面図である。両図におい
て、1はピグで、1輌目と2輌目の計測器ピグ2,3に
は記憶装置7と超音波計測装置8が搭載されており、3
輌目のセンサピグ4には複数のタイヤ型超音波探触子1
0a〜10hが搭載されている。そして、これらは連結
器5a,5bで連結されている。6a,6bはセンサピ
グ4の後端部に設けられたメジャーリングローラであ
る。
【0015】センサピグ4には板ばね9を介して等間隔
で複数(図には8個の場合が示してある)のタイヤ型超
音波探触子(以下探触子という)10a〜10h(以下
単に符号10で示すことがある)が装備されている。こ
の探触子10は、図4、図5にその一例を示すように、
軸11を中心として、内側の超音波信号伝播体としての
水が収容されている水室12と、外側のゴムタイヤ13
と、水室12内において軸11に取付けられた超音波セ
ンサ14とからなっている。なお、15はホルダ、Pは
配管である。
で複数(図には8個の場合が示してある)のタイヤ型超
音波探触子(以下探触子という)10a〜10h(以下
単に符号10で示すことがある)が装備されている。こ
の探触子10は、図4、図5にその一例を示すように、
軸11を中心として、内側の超音波信号伝播体としての
水が収容されている水室12と、外側のゴムタイヤ13
と、水室12内において軸11に取付けられた超音波セ
ンサ14とからなっている。なお、15はホルダ、Pは
配管である。
【0016】ところで、発明者らは、管軸方向欠陥と円
周方向欠陥のエコー高さ、縦シーム溶接部余盛り及び円
周溶接部余盛りのエコー高さと、超音波の送受信方向
(角度)との関係について長期の研究と多くの実験を重
ねた結果、図6に示すような結論を得た。
周方向欠陥のエコー高さ、縦シーム溶接部余盛り及び円
周溶接部余盛りのエコー高さと、超音波の送受信方向
(角度)との関係について長期の研究と多くの実験を重
ねた結果、図6に示すような結論を得た。
【0017】図6から明らかなように、探触子による超
音波の送受信方向、したがって送受信角度αが、ピグの
進行方向に対して45°を中心とする35°〜55°
(又は125°〜145°)の範囲においては、管軸方
向欠陥及び円周方向欠陥は何れもそのエコー高さが欠陥
検出レベルを超えているため、1種類の探触子で全方向
の欠陥を検出することができる。このため探触子の数を
低減することができる。また、上記の範囲では、縦シー
ム溶接部余盛り及び円周溶接部余盛りからのエコー高さ
は、いずれもノイズレベルより低いので、欠陥の検出に
際してノイズの影響を受けることはない。
音波の送受信方向、したがって送受信角度αが、ピグの
進行方向に対して45°を中心とする35°〜55°
(又は125°〜145°)の範囲においては、管軸方
向欠陥及び円周方向欠陥は何れもそのエコー高さが欠陥
検出レベルを超えているため、1種類の探触子で全方向
の欠陥を検出することができる。このため探触子の数を
低減することができる。また、上記の範囲では、縦シー
ム溶接部余盛り及び円周溶接部余盛りからのエコー高さ
は、いずれもノイズレベルより低いので、欠陥の検出に
際してノイズの影響を受けることはない。
【0018】一方、α<35°の範囲Aでは管軸方向欠
陥のエコーは欠陥検出レベルより低く、また、α>55
°の範囲Bでは円周方向欠陥のエコーは欠陥検出レベル
より低いため、これらの範囲では、1種類の探触子では
全方向の欠陥の検出は不可能であり、全方向の欠陥を検
出するためには2種類以上の探触子が必要なため、探触
子の数を減らすことはできない。また、上記のα<35
°及びα>55°の範囲では、円周溶接部余盛り及び縦
シーム溶接部余盛りからのエコーの高さが高いため、ノ
イズの影響を受け易く、正確な探傷ができないことがあ
る。
陥のエコーは欠陥検出レベルより低く、また、α>55
°の範囲Bでは円周方向欠陥のエコーは欠陥検出レベル
より低いため、これらの範囲では、1種類の探触子では
全方向の欠陥の検出は不可能であり、全方向の欠陥を検
出するためには2種類以上の探触子が必要なため、探触
子の数を減らすことはできない。また、上記のα<35
°及びα>55°の範囲では、円周溶接部余盛り及び縦
シーム溶接部余盛りからのエコーの高さが高いため、ノ
イズの影響を受け易く、正確な探傷ができないことがあ
る。
【0019】本発明に係るピグ1に装備した各探触子1
0は、上記の研究、実験の結果に基いて、図7に示すよ
うに、超音波センサ14からピグ1の進行方向aに対し
て±35°〜55°又は±125°〜145°の方向、
好ましくは、±45°又は±135°の方向に超音波を
送信するように構成されている。
0は、上記の研究、実験の結果に基いて、図7に示すよ
うに、超音波センサ14からピグ1の進行方向aに対し
て±35°〜55°又は±125°〜145°の方向、
好ましくは、±45°又は±135°の方向に超音波を
送信するように構成されている。
【0020】図8は計測装置の一例のブロック図であ
る。パルサー22は遅延回路21からの信号により探触
子10a〜10hに順次送信パルスを送信する。探触子
10a〜10hからの受信信号は、プリアンプ23及び
欠陥検出用メインアンプ24aで増幅される。欠陥検出
用メインアンプ24aは、自動感度調整用アンプ24b
及び基準エコー検出回路25bによって自動的に感度が
調整される。
る。パルサー22は遅延回路21からの信号により探触
子10a〜10hに順次送信パルスを送信する。探触子
10a〜10hからの受信信号は、プリアンプ23及び
欠陥検出用メインアンプ24aで増幅される。欠陥検出
用メインアンプ24aは、自動感度調整用アンプ24b
及び基準エコー検出回路25bによって自動的に感度が
調整される。
【0021】欠陥からのエコーは欠陥エコー検出回路2
5aで検出され、エコー高さはエコー高さ計測回路27
で計測される。また、超音波の送信から欠陥によるエコ
ーの受信までの時間は、時間計測回路26で計測する。
そして、欠陥エコーの高さ及び時間計測データは、メジ
ャーリングローラ6及び走行距離計30からの信号によ
って、一定距離ごとにデータ集約回路28で集約し、集
約したデータは記憶装置29に記憶される。計測装置8
は制御信号回路20によって制御される。
5aで検出され、エコー高さはエコー高さ計測回路27
で計測される。また、超音波の送信から欠陥によるエコ
ーの受信までの時間は、時間計測回路26で計測する。
そして、欠陥エコーの高さ及び時間計測データは、メジ
ャーリングローラ6及び走行距離計30からの信号によ
って、一定距離ごとにデータ集約回路28で集約し、集
約したデータは記憶装置29に記憶される。計測装置8
は制御信号回路20によって制御される。
【0022】次に、図1により上述のようなピグ1を使
用して配管の欠陥を検出する超音波探傷方法の一例を説
明する。図1はパイプラインにおいて、本発明に係る超
音波探傷方法により配管の欠陥を検出する実施例を示す
模式図で、Pは被検査配管を平面状に展開した状態を示
す。図において、10a,10b,10c,…は図2、
図3に示したピグ1に間隔Lで装備された探触子で、ピ
グ1は配管P内を矢印a方向に進行する。そして、この
各探触子10a,10b,10c,…は、図7で説明し
たように、屈折角の大きい横波及び表面波を同時にピグ
1の進行方向aに対して+35°〜55°方向(本実施
例では+45°方向)に送信し、伝播させている。
用して配管の欠陥を検出する超音波探傷方法の一例を説
明する。図1はパイプラインにおいて、本発明に係る超
音波探傷方法により配管の欠陥を検出する実施例を示す
模式図で、Pは被検査配管を平面状に展開した状態を示
す。図において、10a,10b,10c,…は図2、
図3に示したピグ1に間隔Lで装備された探触子で、ピ
グ1は配管P内を矢印a方向に進行する。そして、この
各探触子10a,10b,10c,…は、図7で説明し
たように、屈折角の大きい横波及び表面波を同時にピグ
1の進行方向aに対して+35°〜55°方向(本実施
例では+45°方向)に送信し、伝播させている。
【0023】34は縦シーム溶接部の余盛り、35は円
周溶接部の余盛りで、36は配管Pの母材欠陥、37は
縦シーム溶接部の欠陥、38は円周溶接部の欠陥であ
る。
周溶接部の余盛りで、36は配管Pの母材欠陥、37は
縦シーム溶接部の欠陥、38は円周溶接部の欠陥であ
る。
【0024】上記のような構成において、ピグ1と配管
Pの内面との相対位置、即ち、探触子10a,10b,
10cと配管Pの内面との位置関係が状態Iにあるとき
は、各探触子10a,10b,10cから送信された超
音波31a,31b,31cは、欠陥36,37,38
と遭遇していない。また、縦シーム溶接部の余盛り34
は、場合によっては超音波を反射するが、その余盛りエ
コー32aは探触子10aには戻らない。したがって、
ノイズ源とはならない。
Pの内面との相対位置、即ち、探触子10a,10b,
10cと配管Pの内面との位置関係が状態Iにあるとき
は、各探触子10a,10b,10cから送信された超
音波31a,31b,31cは、欠陥36,37,38
と遭遇していない。また、縦シーム溶接部の余盛り34
は、場合によっては超音波を反射するが、その余盛りエ
コー32aは探触子10aには戻らない。したがって、
ノイズ源とはならない。
【0025】ピグ1の進行に伴って探触子10a,10
b,10cは状態IIからIII へと変化するが、状態Iか
らIIに変化する間に、探触子10bで母材欠陥36を検
知し、状態IIにおいて、縦シーム溶接部内の欠陥37
を、探触子10aが検知する。状態III においては、探
触子10aからの超音波31aが、縦シーム溶接部の余
盛り34と円周溶接部の余盛り35との交差部39を通
り抜け、円周溶接部の探傷を行なっている。この交差部
39は、通常は超音波の反射源になる可能性があるが、
配管管端部の縦シーム溶接部の余盛り34は、内外面と
も母材と同一面になるように削除されているので、反射
源、したがって、この場合はノイズ源とならない。
b,10cは状態IIからIII へと変化するが、状態Iか
らIIに変化する間に、探触子10bで母材欠陥36を検
知し、状態IIにおいて、縦シーム溶接部内の欠陥37
を、探触子10aが検知する。状態III においては、探
触子10aからの超音波31aが、縦シーム溶接部の余
盛り34と円周溶接部の余盛り35との交差部39を通
り抜け、円周溶接部の探傷を行なっている。この交差部
39は、通常は超音波の反射源になる可能性があるが、
配管管端部の縦シーム溶接部の余盛り34は、内外面と
も母材と同一面になるように削除されているので、反射
源、したがって、この場合はノイズ源とならない。
【0026】また、円周溶接部の余盛り35における超
音波の反射及び透過は、縦シーム溶接部で述べた場合と
同様である。要するに、健全な溶接部からの余盛りエコ
ーは無視することができる。なお、円周溶接部の欠陥3
8は、ピグ1がさらに進行することにより、探触子10
aにより検出される。
音波の反射及び透過は、縦シーム溶接部で述べた場合と
同様である。要するに、健全な溶接部からの余盛りエコ
ーは無視することができる。なお、円周溶接部の欠陥3
8は、ピグ1がさらに進行することにより、探触子10
aにより検出される。
【0027】このようにして、探触子10a,10b,
10c,…から送信された超音波は、配管の管壁内又は
表面を伝播し、あるいは管壁内又は表面をヘリカル状に
伝播し、ピグ1の進行に伴って実質的に母材、縦シーム
溶接部及び円周溶接部の全面探傷を行ない、検出された
欠陥は、図8で説明した計測装置8で計測され、その欠
陥状態及び位置が記憶装置7に記憶される。
10c,…から送信された超音波は、配管の管壁内又は
表面を伝播し、あるいは管壁内又は表面をヘリカル状に
伝播し、ピグ1の進行に伴って実質的に母材、縦シーム
溶接部及び円周溶接部の全面探傷を行ない、検出された
欠陥は、図8で説明した計測装置8で計測され、その欠
陥状態及び位置が記憶装置7に記憶される。
【0028】また、若し、縦シーム溶接部及び円周溶接
部の余盛り37,38からの反射があっても、その余盛
りエコーは超音波の入射方向、したがって探触子にはか
えらないので、余盛りエコー、したがってノイズの影響
を受けることがない。
部の余盛り37,38からの反射があっても、その余盛
りエコーは超音波の入射方向、したがって探触子にはか
えらないので、余盛りエコー、したがってノイズの影響
を受けることがない。
【0029】このように、本発明は、ピグ1の進行方向
に対して超音波を斜めに、即ち、本実施例においては4
5°の方向に伝播させることにより、少数かつ1種類の
探触子で配管母材の全面探傷及び縦シーム溶接部、円周
溶接部の全線探傷を行うことが可能になり、これらの欠
陥36,37,38を容易かつ高精度で検出することが
できる。
に対して超音波を斜めに、即ち、本実施例においては4
5°の方向に伝播させることにより、少数かつ1種類の
探触子で配管母材の全面探傷及び縦シーム溶接部、円周
溶接部の全線探傷を行うことが可能になり、これらの欠
陥36,37,38を容易かつ高精度で検出することが
できる。
【0030】上記の説明では、屈折角の大きい横波及び
表面波を同時に送信できる探触子により、ピグの進行方
向に対して超音波を45°の方向に送信させる場合を示
したが、本発明はこれに限定するものではなく、斜角探
触子又は表面波探触子あるいはその両者を用いてもよ
い。また、超音波の送信方向も、ピグの進行方向に対し
て±35°〜55°方向あるいは±125°〜145°
方向であってもよい。
表面波を同時に送信できる探触子により、ピグの進行方
向に対して超音波を45°の方向に送信させる場合を示
したが、本発明はこれに限定するものではなく、斜角探
触子又は表面波探触子あるいはその両者を用いてもよ
い。また、超音波の送信方向も、ピグの進行方向に対し
て±35°〜55°方向あるいは±125°〜145°
方向であってもよい。
【0031】さらに、本発明に使用するピグは図2〜図
5に示した構成及び図8に示した計測装置に限定するも
のではなく、他の構成及び計測装置に係るピグでも使用
することができる。
5に示した構成及び図8に示した計測装置に限定するも
のではなく、他の構成及び計測装置に係るピグでも使用
することができる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
はタイヤ型超音波探触子によりピグの進行方向に対して
±35°〜55°又は±125°〜145°の方向に超
音波を送信して配管の欠陥を検出するようにしたので、
次のような顕著な効果を得ることができる。
はタイヤ型超音波探触子によりピグの進行方向に対して
±35°〜55°又は±125°〜145°の方向に超
音波を送信して配管の欠陥を検出するようにしたので、
次のような顕著な効果を得ることができる。
【0033】(1)少数の探触子で探傷のカバリングレ
ーショを上げることができるため、検出率及び検出精度
を向上させることができる。 (2)溶接部の余盛りからの余盛りエコーの影響を受け
ないので、余盛りエコーに対するノイズ除去のための配
慮が不要になり、ハード、ソフト共に簡素化することが
できる。
ーショを上げることができるため、検出率及び検出精度
を向上させることができる。 (2)溶接部の余盛りからの余盛りエコーの影響を受け
ないので、余盛りエコーに対するノイズ除去のための配
慮が不要になり、ハード、ソフト共に簡素化することが
できる。
【0034】(3)探触子の数を大幅に低減できピグも
少輌編成でよいので、設備費及びランニングコストを節
減することができる。 (4)ピグが少輌編成でよいため走行安定性が向上し、
スタックの危険性が減少する。
少輌編成でよいので、設備費及びランニングコストを節
減することができる。 (4)ピグが少輌編成でよいため走行安定性が向上し、
スタックの危険性が減少する。
【図1】本発明に係る探傷方法を説明するための模式図
である。
である。
【図2】本発明に使用するピグの一例を示す側面図であ
る。
る。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2の探触子の断面図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】超音波の送受信方向とエコー高さとの関係を示
す線図である。
す線図である。
【図7】図2の探触子の超音波の伝播方向を示す模式図
である。
である。
【図8】ピグによる欠陥の計測装置の一例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
1 ピグ 7 記憶装置 8 計測装置 10a〜10h 探触子 P 配管
Claims (3)
- 【請求項1】 タイヤ型超音波探触子を装備して配管内
を走行するピグにより前記配管の母材や溶接部の欠陥を
検出する超音波探傷方法において、 前記タイヤ型超音波探触子より前記ピグの進行方向に対
して±35°〜55°又は±125°〜145°の方向
に超音波を送信し、前記欠陥からのエコーを検出するこ
とを特徴とする配管の超音波探傷方法。 - 【請求項2】 超音波の送信方向がピグの進行方向に対
して±45°又は±135°である請求項1記載の配管
の超音波探傷方法。 - 【請求項3】 タイヤ型超音波探触子が、屈折角の大き
い横波及び表面波を同時に送信できる探触子、斜角探触
子、表面波探触子又は斜角探触子と表面波探触子の併用
の何れかである請求項1記載の配管の超音波探傷方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6122125A JP3033438B2 (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 配管の超音波探傷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6122125A JP3033438B2 (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 配管の超音波探傷方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07333201A true JPH07333201A (ja) | 1995-12-22 |
| JP3033438B2 JP3033438B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=14828243
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6122125A Expired - Lifetime JP3033438B2 (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 配管の超音波探傷方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3033438B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007017299A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Toshiba Corp | レーザ照射装置 |
| KR100971073B1 (ko) * | 2009-12-02 | 2010-07-20 | 한국가스공사 | 피그에 장착된 피복 결함 탐상 장치 |
| WO2017158578A1 (en) | 2016-03-18 | 2017-09-21 | Invert Robotics Limited | Surface wave detection of surface defects |
| CN110220972A (zh) * | 2019-05-25 | 2019-09-10 | 中海油能源发展股份有限公司 | 一种长输管道压电超声波探伤内检测器 |
| CN111220701A (zh) * | 2019-10-17 | 2020-06-02 | 中国人民解放军陆军炮兵防空兵学院 | 一种身管损伤状态超声导波诊断方法 |
| CN118148197A (zh) * | 2024-05-13 | 2024-06-07 | 四川省水利科学研究院 | 基于超声波技术的桥梁基桩检测装置及其检测方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4228907B2 (ja) * | 2003-12-19 | 2009-02-25 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 管内検査方法 |
-
1994
- 1994-06-03 JP JP6122125A patent/JP3033438B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007017299A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Toshiba Corp | レーザ照射装置 |
| KR100971073B1 (ko) * | 2009-12-02 | 2010-07-20 | 한국가스공사 | 피그에 장착된 피복 결함 탐상 장치 |
| WO2017158578A1 (en) | 2016-03-18 | 2017-09-21 | Invert Robotics Limited | Surface wave detection of surface defects |
| EP3430388A4 (en) * | 2016-03-18 | 2019-12-04 | Invert Robotics Limited | SURFACE WAVE DETECTION OF SURFACE ERRORS |
| US11420692B2 (en) | 2016-03-18 | 2022-08-23 | Invert Robotics Limited | Surface wave detection of surface defects |
| CN110220972A (zh) * | 2019-05-25 | 2019-09-10 | 中海油能源发展股份有限公司 | 一种长输管道压电超声波探伤内检测器 |
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| CN118148197A (zh) * | 2024-05-13 | 2024-06-07 | 四川省水利科学研究院 | 基于超声波技术的桥梁基桩检测装置及其检测方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3033438B2 (ja) | 2000-04-17 |
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