JPH0733325B2 - ウリ科植物の培養根の抽出物を配合した化粧料 - Google Patents
ウリ科植物の培養根の抽出物を配合した化粧料Info
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- JPH0733325B2 JPH0733325B2 JP61071819A JP7181986A JPH0733325B2 JP H0733325 B2 JPH0733325 B2 JP H0733325B2 JP 61071819 A JP61071819 A JP 61071819A JP 7181986 A JP7181986 A JP 7181986A JP H0733325 B2 JPH0733325 B2 JP H0733325B2
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- melon
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
- A61Q19/08—Anti-ageing preparations
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/96—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution
- A61K8/97—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution from algae, fungi, lichens or plants; from derivatives thereof
- A61K8/9783—Angiosperms [Magnoliophyta]
- A61K8/9789—Magnoliopsida [dicotyledons]
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ウリ科植物の培養根の抽出物を配合したこと
を特徴とする化粧料に関する。より詳しくは、ウリ科植
物の芽ばえ切片からα−ナフタレン酢酸などの植物ホル
モンにより生ずる誘発根、または、オクトピンタイプの
アグロバクテリウム・チュメファシエンス種の菌(Agro
bacterium tumefaciens以下A.チュメファシエンスと略
記する)の感染により生ずる誘発根を培養して得られた
培養根の抽出物を配合したことを特徴とする化粧料に関
する。
を特徴とする化粧料に関する。より詳しくは、ウリ科植
物の芽ばえ切片からα−ナフタレン酢酸などの植物ホル
モンにより生ずる誘発根、または、オクトピンタイプの
アグロバクテリウム・チュメファシエンス種の菌(Agro
bacterium tumefaciens以下A.チュメファシエンスと略
記する)の感染により生ずる誘発根を培養して得られた
培養根の抽出物を配合したことを特徴とする化粧料に関
する。
従来から、ウリ科植物の果実の絞り汁または茎から浸出
する液汁を用いて化粧水にすることは知られていた。特
にヘチマの茎から浸出する液汁はヘチマ水として、その
まま化粧水として使用されていた。しかしながら、化粧
料基材として優れているウリ科植物の栽培は、天候に左
右される為、栽培品からの採取では安定した供給が得ら
れないという問題があった。
する液汁を用いて化粧水にすることは知られていた。特
にヘチマの茎から浸出する液汁はヘチマ水として、その
まま化粧水として使用されていた。しかしながら、化粧
料基材として優れているウリ科植物の栽培は、天候に左
右される為、栽培品からの採取では安定した供給が得ら
れないという問題があった。
本発明の目的は、ウリ科植物の子葉、胚軸などの組織片
から植物ホルモンによって生じた誘発根、または、オク
トピンタイプのA.チュメファシエンス菌の感染によって
生じた誘発根を培養し、得られた培養根の抽出物を化粧
料に配合することにある。
から植物ホルモンによって生じた誘発根、または、オク
トピンタイプのA.チュメファシエンス菌の感染によって
生じた誘発根を培養し、得られた培養根の抽出物を化粧
料に配合することにある。
この目的を達成するため、本発明は、ウリ科植物を無菌
的に育成し、その子葉、胚軸等の切片から植物ホルモン
によるか、あるいは無菌的に育成した芽ばえの胚軸等に
A.チュメファシエンス菌を感染させることで誘発根を発
生させ、これらの誘発根より得られた培養根の抽出物を
化粧料に配合することよりなる。
的に育成し、その子葉、胚軸等の切片から植物ホルモン
によるか、あるいは無菌的に育成した芽ばえの胚軸等に
A.チュメファシエンス菌を感染させることで誘発根を発
生させ、これらの誘発根より得られた培養根の抽出物を
化粧料に配合することよりなる。
本発明で使用するウリ科職は、ウリ科(Cucurbitacea
e)、キュウリ属(Cucumis)のメロン(Cucumis melo
L.)およびヘチマ属(Luffa)のヘチマ(Luffa cylindr
ica Roem.)が例示される。さらに、メロンとしては、
ネットメロン〔Cucumis melo L.(reticulatus grou
p)〕、マクワウリ〔Cucumis melo L.(makuwagrou
p)〕、ウインターメロン〔Cucumis melo L.(inodorou
s group)〕、シロウリ〔Cucumis melo L.(conomon gr
oup)〕、および交配種のプリンスメロン等が挙げられ
る。
e)、キュウリ属(Cucumis)のメロン(Cucumis melo
L.)およびヘチマ属(Luffa)のヘチマ(Luffa cylindr
ica Roem.)が例示される。さらに、メロンとしては、
ネットメロン〔Cucumis melo L.(reticulatus grou
p)〕、マクワウリ〔Cucumis melo L.(makuwagrou
p)〕、ウインターメロン〔Cucumis melo L.(inodorou
s group)〕、シロウリ〔Cucumis melo L.(conomon gr
oup)〕、および交配種のプリンスメロン等が挙げられ
る。
上述のウリ科キュウリ属のメロン、またはウリ科ヘチマ
属のヘチマの培養根を得るには、植物ホルモンの添加に
よる方法とA.チュメファシエンス菌の感染による方法の
二種類の方法が適用できる。以下、メロンを例に、具体
的な操作手順を示す。
属のヘチマの培養根を得るには、植物ホルモンの添加に
よる方法とA.チュメファシエンス菌の感染による方法の
二種類の方法が適用できる。以下、メロンを例に、具体
的な操作手順を示す。
次亜塩素酸ナトリウム溶液で滅菌し、無菌水洗したメロ
ン種子を寒天上で無菌的に発芽させ、発芽後10〜20日目
の子葉、胚軸を適当な大きさに滅菌メスで切断し、これ
をα−ナフタレン酢酸などのオーキシン類を含むMurash
ige−Skoog(MS)培地等の寒天上に置床し培養する。か
かる培養により、二週間目には、切断面から誘発根が発
生する。誘発根を得るのに用いられる培地組成として
は、通常の植物組織培養において多く用いられるMS培
地、Linsmaier−Skoog(LS)培地、White培地等いずれ
の培地でも良いが、MS培地の様な高濃度の培地が好まし
い。このような基本培地に、ビタミン、アミノ酸等の有
機物、炭素源、植物ホルモン、および天然抽出物を添加
したものを用いる。
ン種子を寒天上で無菌的に発芽させ、発芽後10〜20日目
の子葉、胚軸を適当な大きさに滅菌メスで切断し、これ
をα−ナフタレン酢酸などのオーキシン類を含むMurash
ige−Skoog(MS)培地等の寒天上に置床し培養する。か
かる培養により、二週間目には、切断面から誘発根が発
生する。誘発根を得るのに用いられる培地組成として
は、通常の植物組織培養において多く用いられるMS培
地、Linsmaier−Skoog(LS)培地、White培地等いずれ
の培地でも良いが、MS培地の様な高濃度の培地が好まし
い。このような基本培地に、ビタミン、アミノ酸等の有
機物、炭素源、植物ホルモン、および天然抽出物を添加
したものを用いる。
上記有機物としては、チアミン塩酸塩、ニコチン酸、ピ
リドキシン、ビオチン等のビタミン、グルタミン、アス
パラギン、アラニン等のアミノ酸が挙げられるが、これ
ら微量有機物は必ずしも培地に添加する必要はない。
リドキシン、ビオチン等のビタミン、グルタミン、アス
パラギン、アラニン等のアミノ酸が挙げられるが、これ
ら微量有機物は必ずしも培地に添加する必要はない。
炭素源としては、ショ糖、ブドウ等、麦芽糖、ソルビト
ール等の糖類が挙げられ、糖類を添加したほうが生育も
早く望ましい。特に、ショ糖の添加が好ましく、培地に
1〜6%(W/V)添加するのが良い。
ール等の糖類が挙げられ、糖類を添加したほうが生育も
早く望ましい。特に、ショ糖の添加が好ましく、培地に
1〜6%(W/V)添加するのが良い。
植物ホルモンとしては、α−ナフタレン酢酸(NAA)、
2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(2,4−D)、2,4,5−ト
リクロロフェノキシ酢酸(2,4,5−T)、インドール−
3−酢酸(IAA)、ピクロラム(Pic)等のオーキシンが
挙げられ、これらは単独または組合せて用いる。培地に
0.001〜5ppm程度添加するのが好ましい。
2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(2,4−D)、2,4,5−ト
リクロロフェノキシ酢酸(2,4,5−T)、インドール−
3−酢酸(IAA)、ピクロラム(Pic)等のオーキシンが
挙げられ、これらは単独または組合せて用いる。培地に
0.001〜5ppm程度添加するのが好ましい。
天然抽出物としては、ココナッツミルク(0〜25%W/
V)、カゼイン加水分解物(0〜2%W/V)、酵母エキス
(0〜2%W/V)等があり、これらは単独または組み合
わせて使用することができる。なお、寒天固型培地での
培養では、上記の培地組成成分の他、寒天(0.5〜2%W
/V)を加え、培地を固めるのが好ましい。
V)、カゼイン加水分解物(0〜2%W/V)、酵母エキス
(0〜2%W/V)等があり、これらは単独または組み合
わせて使用することができる。なお、寒天固型培地での
培養では、上記の培地組成成分の他、寒天(0.5〜2%W
/V)を加え、培地を固めるのが好ましい。
培地は、最終的に、0.1〜1Nの水酸化ナトリウム(また
は水酸化カリウム)と塩酸によりpH5.4−6.0の間に調整
する。
は水酸化カリウム)と塩酸によりpH5.4−6.0の間に調整
する。
培養は、20〜35℃の一定条件下の明所または暗所におい
て、好ましくは28℃前後の暗所で行なうのがよい。
て、好ましくは28℃前後の暗所で行なうのがよい。
次に、オクトピンタイプのA.チュメファシエンスの感染
によって誘発根を得る方法について詳述する。
によって誘発根を得る方法について詳述する。
用いられるオクトピンタイプのA.チュメファシエンスと
しては、たとえば、A6、B6、A277の株など公知のものが
あげられる。
しては、たとえば、A6、B6、A277の株など公知のものが
あげられる。
これらのA.チュメファシエンスは使用に先立って培養す
るのが好ましい。通常、LB(Luria−Bertani)培地など
の培地にA.チュメファシエンスを植菌し、25〜30℃で24
〜30時間振とう培養すると対数増殖期の培養菌液が得ら
れ、これをそのまま用いるか、あるいは寒天培地上で静
置培養したものを用いる。
るのが好ましい。通常、LB(Luria−Bertani)培地など
の培地にA.チュメファシエンスを植菌し、25〜30℃で24
〜30時間振とう培養すると対数増殖期の培養菌液が得ら
れ、これをそのまま用いるか、あるいは寒天培地上で静
置培養したものを用いる。
本発明で用いるA.チュメファシエンスは、オクトピンタ
イプのA.チュメファシエンスであり、たとえば、A6、B
6、A277株など公知のものを利用することができる。こ
れらのオクトピンタイプのA.チュメファシエンスA6、B
6、A277株などは、農林水産省植物防疫所の使用許可を
得た後に、財団法人発酵研究所(大阪、IFO13263、IFO1
3264、IFO13265)、名古屋大学理学部生物学教室、ワシ
ントン州立大学のDr.E.W.Nesterなどより入手できる。
イプのA.チュメファシエンスであり、たとえば、A6、B
6、A277株など公知のものを利用することができる。こ
れらのオクトピンタイプのA.チュメファシエンスA6、B
6、A277株などは、農林水産省植物防疫所の使用許可を
得た後に、財団法人発酵研究所(大阪、IFO13263、IFO1
3264、IFO13265)、名古屋大学理学部生物学教室、ワシ
ントン州立大学のDr.E.W.Nesterなどより入手できる。
A.チュメファイセンスをウリ科植物に感染させるには、
植物個体の茎部に傷をつけてそこに接種する方法が適用
される。メロンの場合、次亜塩素酸ナトリウム水溶液等
で滅菌し無菌水洗した種子を寒天上で発芽させ、発芽後
3〜5日後の芽ばえの子葉直下の胚軸に傷をつけて、そ
こにA.チュメファシエンスを接種する。接種後10〜20日
後に誘発根が形成される。
植物個体の茎部に傷をつけてそこに接種する方法が適用
される。メロンの場合、次亜塩素酸ナトリウム水溶液等
で滅菌し無菌水洗した種子を寒天上で発芽させ、発芽後
3〜5日後の芽ばえの子葉直下の胚軸に傷をつけて、そ
こにA.チュメファシエンスを接種する。接種後10〜20日
後に誘発根が形成される。
このようにして得られた誘発根を一般微生物の培養と同
じ操作で静置培養法、液体培養法(振とう培養、通常培
養)などを用いて大量増殖させることにより培養根を得
ることができる。
じ操作で静置培養法、液体培養法(振とう培養、通常培
養)などを用いて大量増殖させることにより培養根を得
ることができる。
この培養根から、化粧料基材として優れている成分を分
離採取するには、公知の方法、例えば溶媒抽出法によっ
て行なうことができる。
離採取するには、公知の方法、例えば溶媒抽出法によっ
て行なうことができる。
すなわち、本発明で用いる培養根の抽出物は、培養根
を、例えば、水、エタノール、メタノール、プロピレン
グリコール等の水溶性溶媒、あるいは、これらの混合溶
媒で抽出したものであり、必要に応じて濃縮あるいは希
釈して化粧料基材として用いることができる。抽出操作
は、通常、熱水で、好ましくは、加圧条件下で、例え
ば、120〜200℃の温度で約30〜120分熱水抽出する方法
がよい。また、低温での抽出法も用いることができる。
抽出溶媒の使用量には特別な制約はないが、通常、培養
根の重量に対して、約1〜100倍量の溶媒を使用して抽
出を行なうとよい。また、抽出は繰り返し行なうことも
可能である。
を、例えば、水、エタノール、メタノール、プロピレン
グリコール等の水溶性溶媒、あるいは、これらの混合溶
媒で抽出したものであり、必要に応じて濃縮あるいは希
釈して化粧料基材として用いることができる。抽出操作
は、通常、熱水で、好ましくは、加圧条件下で、例え
ば、120〜200℃の温度で約30〜120分熱水抽出する方法
がよい。また、低温での抽出法も用いることができる。
抽出溶媒の使用量には特別な制約はないが、通常、培養
根の重量に対して、約1〜100倍量の溶媒を使用して抽
出を行なうとよい。また、抽出は繰り返し行なうことも
可能である。
得られた培養根の抽出物は、種々の化粧料基材ととも
に、基礎、メイクアップ、頭髪化粧料等に用いることが
できる。また、これらの化粧料は常法により製造でき
る。
に、基礎、メイクアップ、頭髪化粧料等に用いることが
できる。また、これらの化粧料は常法により製造でき
る。
本発明で用いるウリ科植物の培養根の抽出物は、化粧料
基材に対して、0.001〜20.0%(W/W)使用するのが適当
である。配合量が、0.001%(W/W)より少ない量では充
分な効果が得られず、また、20.0%(W/W)を超える量
では、効果の増強がないので不経済である。上記のウリ
科植物の培養根の抽出物の使用量は、抽出物を凍結乾
燥、濃縮等により得られた乾燥品(粉末またはエキス)
を用いた場合の配合量である。抽出液をそのまま使用す
るならば、100%配合することも可能である。
基材に対して、0.001〜20.0%(W/W)使用するのが適当
である。配合量が、0.001%(W/W)より少ない量では充
分な効果が得られず、また、20.0%(W/W)を超える量
では、効果の増強がないので不経済である。上記のウリ
科植物の培養根の抽出物の使用量は、抽出物を凍結乾
燥、濃縮等により得られた乾燥品(粉末またはエキス)
を用いた場合の配合量である。抽出液をそのまま使用す
るならば、100%配合することも可能である。
本発明によれば、植物ホルモンの添加、またはオクトピ
ンタイプのA.チュメファシエンス菌の感染により、ウリ
科植物の培養根を取得することができる。この方法によ
れば、寒天栽培とは異なり、気象条件等に左右されず、
工業的に植物組織を計画生産することができるという利
点を有している。
ンタイプのA.チュメファシエンス菌の感染により、ウリ
科植物の培養根を取得することができる。この方法によ
れば、寒天栽培とは異なり、気象条件等に左右されず、
工業的に植物組織を計画生産することができるという利
点を有している。
また、先に本発明者らは、ウリ科植物の全草(葉、茎、
根)および組織培養カルスの抽出物が、保湿性に優れて
おり、かつ皮膚に対して優れた美肌効果を与えることを
見出した。さらに、化粧料に配合したとき、皮膚の色つ
やを良くし、小ジワの防止および改善等の優れた整肌効
果が得られるとともに、保湿性が向上することを見出し
たが、本発明者らは、本発明によって得られたウリ科植
物の培養根の抽出成分に関して同様な効果が得られるこ
とを見出した。
根)および組織培養カルスの抽出物が、保湿性に優れて
おり、かつ皮膚に対して優れた美肌効果を与えることを
見出した。さらに、化粧料に配合したとき、皮膚の色つ
やを良くし、小ジワの防止および改善等の優れた整肌効
果が得られるとともに、保湿性が向上することを見出し
たが、本発明者らは、本発明によって得られたウリ科植
物の培養根の抽出成分に関して同様な効果が得られるこ
とを見出した。
さらに本発明のウリ科植物の培養根の水抽出成分につい
て、平井らの報告(生薬学雑誌、37、374−380(198
3))に従ってラット腹腔内から採取した肥満細胞に対
するヒスタミン遊離抑制作用を測定した。いずれもヒス
タミン遊離作用は認められず、逆に、コンカナバリンA
(ConA)あるいはコンパウンド48/80(Comp 48/80)に
よるヒスタミン遊離を抑制する作用が認められ、抗炎症
剤としても優れていることを見出した(表1)。
て、平井らの報告(生薬学雑誌、37、374−380(198
3))に従ってラット腹腔内から採取した肥満細胞に対
するヒスタミン遊離抑制作用を測定した。いずれもヒス
タミン遊離作用は認められず、逆に、コンカナバリンA
(ConA)あるいはコンパウンド48/80(Comp 48/80)に
よるヒスタミン遊離を抑制する作用が認められ、抗炎症
剤としても優れていることを見出した(表1)。
表1からも明らかなように、本発明のメロンおよびヘチ
マの培養根の水抽出物は、メロンおよびヘチマの果実ま
たはヘチマ水等と同様な抗炎症作用が認められた。
マの培養根の水抽出物は、メロンおよびヘチマの果実ま
たはヘチマ水等と同様な抗炎症作用が認められた。
以下に実施例をあげて本発明をさらに詳述する。
実施例1. 植物ホルモンによる、メロン、ヘチマからの
培養根の取得 メロン、ヘチマの種子を1晩水道水に浸漬後、2.5%次
亜塩素酸ナトリウム溶液に10〜15分間浸漬して表面に付
着している雑菌を殺菌した後、無菌蒸留水で洗浄する。
ペーパータオルで水を吸い取った後、0.8%(W/V)寒天
上で無菌的に発芽させる。28℃の明所で培養し、発芽後
5mm程度の大きさになったところで、MS培地100mlを入れ
た300mlトールビーカーに移し、白色螢光灯をつけた室
内で育てる。発芽10〜20日目に芽ばえの子葉、胚軸を3m
m角程度の大きさに滅菌メスで切断して小片とし、ショ
糖3%、NAA0.1ppm、寒天0.8%加えたMS培地(pH5.7、
オートクレーブ120℃、1.2kg/cm2)で約20分間滅菌した
もの)に置床し、28℃、2週間培養室内(暗所)で静置
培養して誘発根を取得する。さらに得られた誘発根を、
ショ糖3%、NAA0.1ppm加えたMS液体培地で振とう培養
を行ない、誘発根の増殖を行なう。このようにして増殖
したメロン、ヘチマの培養根を凍結乾燥する。
培養根の取得 メロン、ヘチマの種子を1晩水道水に浸漬後、2.5%次
亜塩素酸ナトリウム溶液に10〜15分間浸漬して表面に付
着している雑菌を殺菌した後、無菌蒸留水で洗浄する。
ペーパータオルで水を吸い取った後、0.8%(W/V)寒天
上で無菌的に発芽させる。28℃の明所で培養し、発芽後
5mm程度の大きさになったところで、MS培地100mlを入れ
た300mlトールビーカーに移し、白色螢光灯をつけた室
内で育てる。発芽10〜20日目に芽ばえの子葉、胚軸を3m
m角程度の大きさに滅菌メスで切断して小片とし、ショ
糖3%、NAA0.1ppm、寒天0.8%加えたMS培地(pH5.7、
オートクレーブ120℃、1.2kg/cm2)で約20分間滅菌した
もの)に置床し、28℃、2週間培養室内(暗所)で静置
培養して誘発根を取得する。さらに得られた誘発根を、
ショ糖3%、NAA0.1ppm加えたMS液体培地で振とう培養
を行ない、誘発根の増殖を行なう。このようにして増殖
したメロン、ヘチマの培養根を凍結乾燥する。
実施例2. オクトピンタイプのA.チュメファシエンスの
感染による、メロン、ヘチマからの培養根の取得。
感染による、メロン、ヘチマからの培養根の取得。
実施例1と同様にしてメロン、ヘチマの種子を無菌的に
発芽させ、発芽3〜5日後の芽ばえの子葉直下の胚軸に
傷をつけて、そこにA.チュメファシエンスA277株を接種
する。接種するA.チュメファシエンスA277株は、あらか
じめLB(Luria−Bertani)培地中で、30℃、24〜30時間
振とう培養したものを用いる。接種後10〜20日後に誘発
根が形成される。
発芽させ、発芽3〜5日後の芽ばえの子葉直下の胚軸に
傷をつけて、そこにA.チュメファシエンスA277株を接種
する。接種するA.チュメファシエンスA277株は、あらか
じめLB(Luria−Bertani)培地中で、30℃、24〜30時間
振とう培養したものを用いる。接種後10〜20日後に誘発
根が形成される。
実施例3. メロン、ヘチマ培養根の水抽出物 メロン、ヘチマ培養根(凍結乾燥品)5.0gを粉砕した
後、水300mlを用いて、95℃、3時間抽出する。加熱
後、残渣を別し、ついで、液を凍結乾燥して淡白色
〜淡黄色の粉末をそれぞれ1.5g、1.7gを得た。
後、水300mlを用いて、95℃、3時間抽出する。加熱
後、残渣を別し、ついで、液を凍結乾燥して淡白色
〜淡黄色の粉末をそれぞれ1.5g、1.7gを得た。
実施例4. 化粧水 処方 配合量 A)メロン培養根の水抽出物 0.7部 1,3−ブチレングリコール 8.0 ゲリセリン 2.0 キサンタンガム 0.2 精製水 44.6 B)エタノール 5.0 防腐剤 適量 ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 0.1 香 料 適量 精製水 10.0 製造方法:成分Aおよび成分Bをそれぞれ均一に溶解
後、混合し製品とする。
後、混合し製品とする。
実施例5. 化粧水 メロン培養根の水抽出物の代わりに、ヘチマ培養根の水
抽出物を用いて、実施例4と同様にして、化粧水を得
た。
抽出物を用いて、実施例4と同様にして、化粧水を得
た。
実施例6. スキンクリーム 処方 配合量 A)ステアリン酸 4.0部 セチルアルコール 3.0 ステアリルアルコール 1.0 流動パラフィン 6.5 ワセリン 10.0 ソルビタンモノステアレート 1.5 ポリオキシエチレン(25)モノステアレート 3.0 B)1,3−ブチレングリコール 5.0 水酸化カリウム 0.1 メロン培養根の水抽出物 0.8 防腐剤 適量 精製水 65.1 C)香料 適量 製造方法:油相成分Aおよび水相成分Bをそれぞれ70〜
75℃に加熱溶解した後、成分Aに成分Bを加えて乳化
し、冷却途上で成分Cを加えて混合し、30℃まで冷却し
製品とする。
75℃に加熱溶解した後、成分Aに成分Bを加えて乳化
し、冷却途上で成分Cを加えて混合し、30℃まで冷却し
製品とする。
実施例7. 乳液 処方 配合量 A)ステアリン酸 5.0部 セチルアルコール 5.0 流動パラフィン 2.0 グリセリンモノステアレート 1.3 ソルビタンモノオレート 1.5 ポリオキシエチレン(10)ソルビタンモ ノオレート 0.8 B)グリセリン 6.0 ヘチマ培養根の水抽出物 0.5 防腐剤 適量 精製水 77.9 C)香料 適量 製造方法:実施例6と同様にして、製品とする。
実施例8. パック 処方 配合量 グリセリン 15.0 1,3−ブチレングリコール 10.0 ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 0.5 メロン培養根の水抽出物 2.0 クエン酸 0.1 クエン酸ナトリウム 0.3 防腐剤 適量 香料 適量 精製水 72.1 製造方法:各成分を均一に溶解し製品とする。
本発明のウリ科植物の培養根の安全性を明らかにするた
め、人体に対する一次刺激性試験を閉塞パッチテストに
より行なった。すなわち、フィンチャンバー(大正製
薬)を用い、健康人30名に対し、前腕屈側部に48時間閉
塞貼布を行ない、パッチテスト用絆創膏除去後、1時間
後、24時間後、および48時間後の判定の平均値を用いて
判定した。ウリ科植物培養根の抽出物のいずれの場合
も、明らかな紅斑は認められず、一次刺激性が低いこと
が確認された。なお、試料はそれぞれ10%(W/W)水溶
液のものを用いて試験を行なった(表2)。
め、人体に対する一次刺激性試験を閉塞パッチテストに
より行なった。すなわち、フィンチャンバー(大正製
薬)を用い、健康人30名に対し、前腕屈側部に48時間閉
塞貼布を行ない、パッチテスト用絆創膏除去後、1時間
後、24時間後、および48時間後の判定の平均値を用いて
判定した。ウリ科植物培養根の抽出物のいずれの場合
も、明らかな紅斑は認められず、一次刺激性が低いこと
が確認された。なお、試料はそれぞれ10%(W/W)水溶
液のものを用いて試験を行なった(表2)。
さらに本発明化粧料の効果を明らかにするため25〜50才
の一般女性30名を対象に使用試験を行ない、ダブルブラ
インド法により、整肌効果を中心にアンケート調査を行
なった。メロン培養根の水抽出成分配合の化粧水(実施
例4)、ヘチマ培養根の水抽出成分の化粧水(実施例
5)、およびメロンまたはヘチマ培養根の水抽出物を全
く含まない従来の化粧水(実施例1)を1ケ月間使用し
た結果を表5にまとめて示す。なお、使用期間中の皮膚
トラブルは1件も発生しなかった。
の一般女性30名を対象に使用試験を行ない、ダブルブラ
インド法により、整肌効果を中心にアンケート調査を行
なった。メロン培養根の水抽出成分配合の化粧水(実施
例4)、ヘチマ培養根の水抽出成分の化粧水(実施例
5)、およびメロンまたはヘチマ培養根の水抽出物を全
く含まない従来の化粧水(実施例1)を1ケ月間使用し
た結果を表5にまとめて示す。なお、使用期間中の皮膚
トラブルは1件も発生しなかった。
表3でも明らかなように、メロンまたはヘチマ培養根の
抽出物を添加することにより、優れた整肌効果が得られ
た。
抽出物を添加することにより、優れた整肌効果が得られ
た。
Claims (1)
- 【請求項1】ウリ科植物の組織培養またはオクトピンタ
イプのアグロバクテリウム・チュメファシエンス菌の感
染によって生じた誘発根より得られる培養根の抽出物を
配合したことを特徴とする化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61071819A JPH0733325B2 (ja) | 1986-03-29 | 1986-03-29 | ウリ科植物の培養根の抽出物を配合した化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61071819A JPH0733325B2 (ja) | 1986-03-29 | 1986-03-29 | ウリ科植物の培養根の抽出物を配合した化粧料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62226912A JPS62226912A (ja) | 1987-10-05 |
| JPH0733325B2 true JPH0733325B2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=13471542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61071819A Expired - Lifetime JPH0733325B2 (ja) | 1986-03-29 | 1986-03-29 | ウリ科植物の培養根の抽出物を配合した化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0733325B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2620240B2 (ja) | 1987-06-10 | 1997-06-11 | 株式会社日立製作所 | 液晶表示装置 |
| JP4716692B2 (ja) * | 2004-08-18 | 2011-07-06 | サンスター株式会社 | ヘチマ根部の抽出物を含有する抗炎症皮膚外用剤 |
| JP5946717B2 (ja) * | 2012-08-08 | 2016-07-06 | 日本メナード化粧品株式会社 | 皮膚のしわ形成防止・改善剤及び創傷治癒促進剤 |
| EP4110278A1 (en) * | 2020-02-25 | 2023-01-04 | Clariant International Ltd | Compositions comprising luffa cylindrica root extract |
-
1986
- 1986-03-29 JP JP61071819A patent/JPH0733325B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62226912A (ja) | 1987-10-05 |
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