JPH0733343U - 眼窩底補填材 - Google Patents

眼窩底補填材

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JPH0733343U
JPH0733343U JP6408593U JP6408593U JPH0733343U JP H0733343 U JPH0733343 U JP H0733343U JP 6408593 U JP6408593 U JP 6408593U JP 6408593 U JP6408593 U JP 6408593U JP H0733343 U JPH0733343 U JP H0733343U
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orbital
bottom filling
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一郎 小野
孝 西尾
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旭光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実際の眼窩部のような複合曲面を有する形状
の眼窩底補填材を提供すること。 【構成】 眼球の下部を支える眼窩底補填材1におい
て、眼球を保持するための、眼球側に凹の曲面からなる
眼球保持部2と、この眼球保持部2より鼻骨6側の奥部
に位置する、眼球側に凸の曲面からなる鼻骨側曲面3と
を有することを特徴とする眼窩底補填材である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本考案は、頭蓋骨の眼窩における欠損部を補填するのに有用な眼窩底補填材に 関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
様々な事故による損傷や悪性腫瘍などによる切除の結果、眼窩底に欠損部が生 じたときに、これを補填するには、従来、円錐や三角錐の一部を切り取った形状 のような一定の曲面だけを有する補填材が使用されていた。このものは、実際の 眼窩部の曲面形状とは異なるため、補填材及びその上に保持する眼球の安定性に 問題があり、実際の眼窩部のような複合曲面を有する形状の補填材が求められて いる。
【0003】
【考案の目的】
本考案は、実際の眼窩部のような複合曲面を有する形状の眼窩底補填材を提供 することを目的とする。
【0004】
【考案の概要】
本考案は、眼球を受ける部分と、その鼻骨側の奥部とを、実際の眼窩部の骨の 形状と類似した形状にすることによって上記目的を達成したものである。 すなわち、本考案による眼窩底補填材は、眼球側に凹の曲面からなる眼球保持 部と、この眼球保持部より鼻骨側の奥部に位置する、眼球側に凸の曲面からなる 鼻骨側曲面とを有することを特徴とする。
【0005】
【考案の実施例】
以下、図示した実施例に基づいて本考案を詳述する。 本考案の眼窩底補填材1は、図7に示すように、左右の眼球用に、鼻骨6を中 心とする左右対称形状をしている。図1ないし図6は、右目用の眼窩底補填材1 を示している。この眼窩底補填材1は、その平面形状において、鼻骨6側の幅が 広く、鼻骨6から離れるに従って幅が狭くなっている。この眼窩底補填材1は、 全体として眼(上)側に凹形状をなし、その鼻骨6から離れた側に眼球保持部2 が設けられ、鼻骨6に近い鼻骨側曲面3とを有する。この眼球保持部2は、眼球 4の側に凹の曲面から成り、鼻骨側曲面3は、鼻骨6側の奥部に位置し、眼球4 の側に凸の曲面から成る。眼球保持部4の凹の曲面は、眼球4を自然な状態で保 持するのに好ましい形状であり、鼻骨側曲面3の眼球4側に凸の曲面は、眼球保 持部2の曲面から連続し、外眼筋等の組織を圧迫しない曲率で曲げてある。
【0006】 さらに、眼窩補填材1の前端部の鼻骨6側には、前方に突出する突起5が形成 されていて、この突起5の鼻骨6から離れる側には、突起5の結果として、凹部 5aが形成されている。この凹部5aは、涙腺部分7を通過させるための空間を 形成する作用を有する。つまり、突起5そのものには特定の機能はないが、突起 5によって形成される凹部5aにより涙腺部分7を栓塞しない機能が与えられて いる。
【0007】 このように、眼球4側に凹の曲面からなる眼球保持部2と、この眼球保持部2 より鼻骨6側の奥部に位置する、眼球4側に凸の曲面からなる鼻骨側曲面3とを 設けることによって、実際の眼窩部位の骨の形状と類似した形状の眼窩底補填材 を得ることができる。
【0008】 本考案による眼窩底補填材は、生体適合性セラミックス材料から構成するのが 好ましく、特に、Ca/P比が1.5〜2.0のリン酸カルシウム系化合物から 成る気孔率0〜70%の焼結体から成るのが好ましい。リン酸カルシウム系化合 物としては、例えば、ハイドロキシアパタイト、フッ素アパタイト等のアパタイ ト類、リン酸水素カルシウム、リン酸三カルシウム、リン酸四カルシウムなどが 挙げられ、これらのうち1種又は2種以上を使用することができる。本考案にお いては、これらのリン酸カルシウム系化合物を500〜1300℃の温度で焼成 して用いるが、緻密質であっても多孔質であってもよい。多孔質焼結体は、例え ば、過酸化水素などの発泡剤を用いる方法、加熱により消失する物質の粒子と混 合し、加熱して多孔質化する方法など、公知の任意の方法によって製造すること ができる。また、多孔質焼結体を用いる場合、気孔率は強度の点から70%以下 であるのが好ましい。
【0009】 さらに具体的には、焼成後に、上記のような複合曲面を有する本考案の眼窩底 補填材に加工してもよいが、予めブロック状乾燥体を作製した後、焼成収縮率を 考慮した寸法で加工することもできる。 実際に補填するには、眼窩底全体が欠損している場合には、本考案の眼窩底補 填材をそのまま埋設すればよく、眼窩底の一部分が欠損している場合には、その 欠損部の形状に合わせて切削して埋設する。
【0010】 実施例1 公知の湿式法によって得られたハイドロキシアパタイトスラリーを回転ドラム 式乾燥機により乾燥し、ハイドロキシアパタイト粉末を得た。得られた粉末をハ ンドリング上の処理として電気炉で500℃で6時間仮焼した。得られた仮焼ハ イドロキシアパタイトから公知の過酸化水素発泡法で多孔質乾燥体を作製し、こ れをNCフライスを用いて焼成収縮率を考慮した寸法で図1〜3に示した眼窩底 形状に加工した。これを電気炉で1100℃で5時間焼成してハイドロキシアパ タイト眼窩底補填材を得た。なお、このものの気孔率は55%であり、寸法は長 径33mm、短径25mm、厚さ3mmであった。
【0011】
【考案の効果】
本考案による眼窩底補填材は、複合曲面を有し、実際の眼窩部の骨の形状に類 似した形状を有するため、安定した補填を行うことができ、また、眼球を安定し て保持することができる。また、涙腺を栓塞しない形状となっており、また、材 料として生体適合性であるリン酸カルシウム系化合物の焼結体を用いることによ り、周囲の組織に対する為害性がなく、生理学的にも好適な補填材を提供するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す眼窩底補填材の平面図
である。
【図2】図1の眼窩底補填材のA−A線断面図である。
【図3】図1の眼窩底補填材のB−B線断面図である。
【図4】図1の眼窩底補填材のC−C線断面図である。
【図5】図1の眼窩底補填材のD−D線断面図である。
【図6】図1に示した眼窩底補填材の背面図である。
【図7】本考案の眼窩底補填材の補填状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 眼窩底補填材 2 眼球保持部 3 鼻骨側曲面 4 眼球 5 突起 6 鼻骨 7 涙腺部分

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼球の下部を支える眼窩底の補填材にお
    いて、 眼球を保持するための、眼球側に凹の曲面からなる眼球
    保持部と、 この眼球保持部より鼻骨側の奥部に位置する、眼球側に
    凸の曲面からなる鼻骨側曲面と、 を有することを特徴とする眼窩底補填材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前端部の鼻骨側に
    は、前方に突出する突起が形成されている眼窩底補填
    材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、Ca/P比が
    1.5〜2.0のリン酸カルシウム系化合物から成る気
    孔率0〜70%の焼結体から成る眼窩底補填材。
  4. 【請求項4】 眼球の下部を支える眼窩底の補填材にお
    いて、 眼球を保持するための眼球保持部と、 この眼球保持部より鼻骨側において前方に突出する突起
    と、 を有することを特徴とする眼窩底補填材。
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