JPH0733392A - 昇降装置における緊急下降速度制御装置 - Google Patents
昇降装置における緊急下降速度制御装置Info
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- JPH0733392A JPH0733392A JP13275593A JP13275593A JPH0733392A JP H0733392 A JPH0733392 A JP H0733392A JP 13275593 A JP13275593 A JP 13275593A JP 13275593 A JP13275593 A JP 13275593A JP H0733392 A JPH0733392 A JP H0733392A
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- motor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 発熱に伴う品質、性能、安全上の問題を生じ
ることなく、ひんぱんな保守点検を行う必要のない緊急
下降速度制御装置を提供する。 【構成】 錘部材(34)がモータと一体的に回転する
第2の回転体(28,29)に固着されたピン(32)
に沿って遠心力により半径方向外側に摺動する。皿ばね
(36)たわみ量が設定値を越えると急激にばね荷重が
減少し、錘部材(34)がシーブ本体13の内周面に圧
接されることによりブレーキがかかる。
ることなく、ひんぱんな保守点検を行う必要のない緊急
下降速度制御装置を提供する。 【構成】 錘部材(34)がモータと一体的に回転する
第2の回転体(28,29)に固着されたピン(32)
に沿って遠心力により半径方向外側に摺動する。皿ばね
(36)たわみ量が設定値を越えると急激にばね荷重が
減少し、錘部材(34)がシーブ本体13の内周面に圧
接されることによりブレーキがかかる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は作業用ゴンドラ、ウイン
チ、ホイスト等上昇下降の作動を伴う昇降装置における
緊急下降速度制御装置に関する。
チ、ホイスト等上昇下降の作動を伴う昇降装置における
緊急下降速度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これらの昇降装置において下降時におけ
る慣性力を制御する一方法として従来メカニカルブレー
キが使用されている。その一例として特開平2−158
597号公報に記載されたメカニカルブレーキがある。
このメカニカルブレーキは、図6に示すように、モータ
aから減速機Qを介してシーブrに動力を伝達し回転駆
動されるシーブrに牽引ロープsを巻回しながらこのロ
ープs上を移動するロープ牽引装置において設けられた
ものであって、モータaの出力軸b側のクラッチ部材c
の外周部にブレーキフランジdと対抗するフランジを供
えたブレーキ部材eが軸方向にスライド可能に設けら
れ、クラッチ部材cのフランジfの背面との間にローラ
スラストベアリングが介装され、クラッチ部材cの外周
部との間には、ローラベアリングが介装されている。こ
のブレーキ部材eとブレーキフランジdとの間には、シ
ーブ本体gの内周部に形成したスプラインhに沿って軸
方向に移動可能なブレーキディスクiが設けられ、ブレ
ーキディスクiの両側には、ブレーキライニングjが取
付けられている。
る慣性力を制御する一方法として従来メカニカルブレー
キが使用されている。その一例として特開平2−158
597号公報に記載されたメカニカルブレーキがある。
このメカニカルブレーキは、図6に示すように、モータ
aから減速機Qを介してシーブrに動力を伝達し回転駆
動されるシーブrに牽引ロープsを巻回しながらこのロ
ープs上を移動するロープ牽引装置において設けられた
ものであって、モータaの出力軸b側のクラッチ部材c
の外周部にブレーキフランジdと対抗するフランジを供
えたブレーキ部材eが軸方向にスライド可能に設けら
れ、クラッチ部材cのフランジfの背面との間にローラ
スラストベアリングが介装され、クラッチ部材cの外周
部との間には、ローラベアリングが介装されている。こ
のブレーキ部材eとブレーキフランジdとの間には、シ
ーブ本体gの内周部に形成したスプラインhに沿って軸
方向に移動可能なブレーキディスクiが設けられ、ブレ
ーキディスクiの両側には、ブレーキライニングjが取
付けられている。
【0003】また、ブレーキ部材eの背面とシーブ本体
gとの間には、皿ばねkが介装され、ブレーキディスク
iをブレーキフランジdとブレーキ部材eとで挾圧する
ことでブレーキをかけることができるようになってい
る。
gとの間には、皿ばねkが介装され、ブレーキディスク
iをブレーキフランジdとブレーキ部材eとで挾圧する
ことでブレーキをかけることができるようになってい
る。
【0004】そして、このブレーキ機構の係合及び開放
を行うための機構として、クラッチ部材c,eのフラン
ジf,mにそれぞれ円周方向に長く、円周等間隔に3個
の溝nが設けられ、これらの溝nが中央部が深く両側が
浅いV字状に形成してある。これらの溝n内には、転動
体として鋼球oが入れられており、溝nのどの位置に存
在するかによってフランジf,mの間隔を変更できるよ
うにしてある。そして、これらフランジf,mの間隔が
開いたときに鋼球oが溝nから外れないようにクラッチ
部材cとブレーキ部材eとの間にばねpが入れてある。
を行うための機構として、クラッチ部材c,eのフラン
ジf,mにそれぞれ円周方向に長く、円周等間隔に3個
の溝nが設けられ、これらの溝nが中央部が深く両側が
浅いV字状に形成してある。これらの溝n内には、転動
体として鋼球oが入れられており、溝nのどの位置に存
在するかによってフランジf,mの間隔を変更できるよ
うにしてある。そして、これらフランジf,mの間隔が
開いたときに鋼球oが溝nから外れないようにクラッチ
部材cとブレーキ部材eとの間にばねpが入れてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のメカニカル
ブレーキは、原理的に下降時の位置エネルギーを熱エネ
ルギーに置換するものであるため、下降時に常に発熱を
伴い、このため油脂の変化、ブレーキトルクの変化、ブ
レーキライニングの摩耗や破損等品質、性能および安全
上の変化が生じ易く、したがってひんぱんにブレーキの
保守点検を行う必要があり、メンテナンス費用が嵩むと
いう問題点があった。
ブレーキは、原理的に下降時の位置エネルギーを熱エネ
ルギーに置換するものであるため、下降時に常に発熱を
伴い、このため油脂の変化、ブレーキトルクの変化、ブ
レーキライニングの摩耗や破損等品質、性能および安全
上の変化が生じ易く、したがってひんぱんにブレーキの
保守点検を行う必要があり、メンテナンス費用が嵩むと
いう問題点があった。
【0006】本発明は、上記従来のメカニカルブレーキ
の問題点にかんがみなされたものであって、ライニング
の摩耗や破損等発熱に伴う品質、性能および安全上の問
題を生じるおそれがなく、ひんぱんな保守点検を行う必
要がない昇降装置における緊急下降速度制御装置を提供
しようとするものである。
の問題点にかんがみなされたものであって、ライニング
の摩耗や破損等発熱に伴う品質、性能および安全上の問
題を生じるおそれがなく、ひんぱんな保守点検を行う必
要がない昇降装置における緊急下降速度制御装置を提供
しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
する昇降装置における緊急下降速度制御装置は、モータ
から減速機を介して動力を伝達され回転される半径方向
内側に空間を有する第1の回転体と、該第1の回転体の
内側空間内に配置され該モータの回転軸に固着されてお
り、該モータの回転軸と一体的に回転する第2の回転体
と、該第2の回転体に固着され半径方向に延長する複数
のピンと、該ピンの外径よりも僅かに大きい径を有する
ピン挿入孔と、該ピン挿入孔の外側に形成された皿ばね
収容用凹所とを備え、該ピン挿入孔に嵌装された該ピン
に沿って半径方向に摺動可能に該第2の回転体と該第1
の回転体の内周面との間に配設された複数の錘部材と、
該ピンの外端部に係止するようにして該錘部材の該皿ば
ね収容用凹所内に収容されており、たわみ量が設定値に
達するまではたわみ量の増加に応じてばね荷重が増加す
るがたわみ量が該設定値を越えるとばね荷重が急激に減
少する特性を有する皿ばねとを備えることを特徴とする
ものである。
する昇降装置における緊急下降速度制御装置は、モータ
から減速機を介して動力を伝達され回転される半径方向
内側に空間を有する第1の回転体と、該第1の回転体の
内側空間内に配置され該モータの回転軸に固着されてお
り、該モータの回転軸と一体的に回転する第2の回転体
と、該第2の回転体に固着され半径方向に延長する複数
のピンと、該ピンの外径よりも僅かに大きい径を有する
ピン挿入孔と、該ピン挿入孔の外側に形成された皿ばね
収容用凹所とを備え、該ピン挿入孔に嵌装された該ピン
に沿って半径方向に摺動可能に該第2の回転体と該第1
の回転体の内周面との間に配設された複数の錘部材と、
該ピンの外端部に係止するようにして該錘部材の該皿ば
ね収容用凹所内に収容されており、たわみ量が設定値に
達するまではたわみ量の増加に応じてばね荷重が増加す
るがたわみ量が該設定値を越えるとばね荷重が急激に減
少する特性を有する皿ばねとを備えることを特徴とする
ものである。
【0008】
【作用】錘部材がモータと一体的に回転する第2の回転
体に固着されたピンに沿って半径方向に摺動するように
構成されているので、モータの回転数の増加に伴って遠
心力が増加すると、錘部材は遠心力によりピンに沿って
半径方向外側に摺動し皿ばねを圧縮することにより皿ば
ねのたわみ量が増加する。ブレーキ力は遠心力と皿ばね
のばね荷重との差であるが、皿ばねはたわみ量が設定値
に達するまではたわみ量の増加に応じてばね荷重が増加
し、このばね荷重はブレーキ力の増加を抑制する力とし
て作用する。モータ回転数がさらに増加して遠心力が増
加する一方皿ばねのたわみ量が設定値を越えると、ばね
荷重が急激に減少する結果、遠心力とばね荷重の差であ
るあるブレーキ力は急激に増加し錘部材の外周面が第1
の回転体の内周面に圧接されることによりブレーキがか
かる。
体に固着されたピンに沿って半径方向に摺動するように
構成されているので、モータの回転数の増加に伴って遠
心力が増加すると、錘部材は遠心力によりピンに沿って
半径方向外側に摺動し皿ばねを圧縮することにより皿ば
ねのたわみ量が増加する。ブレーキ力は遠心力と皿ばね
のばね荷重との差であるが、皿ばねはたわみ量が設定値
に達するまではたわみ量の増加に応じてばね荷重が増加
し、このばね荷重はブレーキ力の増加を抑制する力とし
て作用する。モータ回転数がさらに増加して遠心力が増
加する一方皿ばねのたわみ量が設定値を越えると、ばね
荷重が急激に減少する結果、遠心力とばね荷重の差であ
るあるブレーキ力は急激に増加し錘部材の外周面が第1
の回転体の内周面に圧接されることによりブレーキがか
かる。
【0009】したがって、上記皿ばねのたわみ量の設定
値を昇降装置の定格下降速度によるたわみ量を越えるあ
る値に設定しておき、定格速度による下降時の慣性によ
る下降速度の増加はモータの回生制動を利用して抑制す
るように構成すれば、モータの電源の断線時等モータの
回生制動が作動しない状態であってモータの自己保持型
ブレーキを手動開放した状態で下降しなければならない
緊急時において、下降する昇降装置の慣性による異常な
速度増加により下降速度が定格速度を越えた場合には、
皿ばねのたわみ量が設定値を越えるのでブレーキ力が働
き、異常な加速が抑制され、昇降装置はほぼ定格速度に
近い安全な下降速度で下降することができる。なお、緊
急事態が解除され、下降速度が定格速度に戻ると皿ばね
のたわみ量は設定値以下となるのでブレーキは自動的に
解除される。
値を昇降装置の定格下降速度によるたわみ量を越えるあ
る値に設定しておき、定格速度による下降時の慣性によ
る下降速度の増加はモータの回生制動を利用して抑制す
るように構成すれば、モータの電源の断線時等モータの
回生制動が作動しない状態であってモータの自己保持型
ブレーキを手動開放した状態で下降しなければならない
緊急時において、下降する昇降装置の慣性による異常な
速度増加により下降速度が定格速度を越えた場合には、
皿ばねのたわみ量が設定値を越えるのでブレーキ力が働
き、異常な加速が抑制され、昇降装置はほぼ定格速度に
近い安全な下降速度で下降することができる。なお、緊
急事態が解除され、下降速度が定格速度に戻ると皿ばね
のたわみ量は設定値以下となるのでブレーキは自動的に
解除される。
【0010】
【実施例】以下図1〜図5を参照して本発明の1実施例
について説明する。この実施例は本発明にかかる緊急下
降速度制御装置を上記特開平2−158597号公報記
載のロープ牽引装置に適用したものである。図1は本実
施例の縦断面図、図2は同実施例の要部の正面図、図3
は同斜視図、図4は遠心力と皿ばね荷重−たわみ特性の
関係を示すグラフ、図5は皿ばねの1例を示す断面図で
ある。
について説明する。この実施例は本発明にかかる緊急下
降速度制御装置を上記特開平2−158597号公報記
載のロープ牽引装置に適用したものである。図1は本実
施例の縦断面図、図2は同実施例の要部の正面図、図3
は同斜視図、図4は遠心力と皿ばね荷重−たわみ特性の
関係を示すグラフ、図5は皿ばねの1例を示す断面図で
ある。
【0011】このロープ牽引装置10では、機枠11内
に設けられるシーブ12はシーブ本体13とこれの両側
に取付けられてワイヤロープ14の溝を形成するシーブ
側板15,15とで構成されている。
に設けられるシーブ12はシーブ本体13とこれの両側
に取付けられてワイヤロープ14の溝を形成するシーブ
側板15,15とで構成されている。
【0012】このシーブ本体13は、第1の回転体を構
成するものであって、その先端部の厚さがワイヤロープ
14の直径よりわずかに薄くされるとともに、溝の底部
分となる先端部外周には、必要に応じて凹凸加工の一つ
としてローレット加工が施され、摩擦係数を増大するよ
うになっている。そして、シーブ本体13の溝となる部
分の外側部分の外周が機枠11にボールベアリング16
を介して回転できるように取付けられている。シーブ本
体13は半径方向内側に後述のブレーキ機構が配置され
る空間を有している。
成するものであって、その先端部の厚さがワイヤロープ
14の直径よりわずかに薄くされるとともに、溝の底部
分となる先端部外周には、必要に応じて凹凸加工の一つ
としてローレット加工が施され、摩擦係数を増大するよ
うになっている。そして、シーブ本体13の溝となる部
分の外側部分の外周が機枠11にボールベアリング16
を介して回転できるように取付けられている。シーブ本
体13は半径方向内側に後述のブレーキ機構が配置され
る空間を有している。
【0013】また、このシーブ本体13に取り付けられ
るシーブ側板15,15は板ばねを用いてリング状に形
成されており、片側からそれぞれ8本のボルト26で固
定されるようになっている。
るシーブ側板15,15は板ばねを用いてリング状に形
成されており、片側からそれぞれ8本のボルト26で固
定されるようになっている。
【0014】このようなシーブ12内にワイヤロープ1
4を確実に案内するためシーブ12の外側の機枠11部
分には、ロープガイド18が設けられ、ロープガイド1
8の先端部が2つのシーブ側板15,15の間に非接触
状態で入り込んだ状態となるように配置されている。
4を確実に案内するためシーブ12の外側の機枠11部
分には、ロープガイド18が設けられ、ロープガイド1
8の先端部が2つのシーブ側板15,15の間に非接触
状態で入り込んだ状態となるように配置されている。
【0015】次に、このようなシーブ12の駆動機構と
ブレーキ機構について説明する。まず、駆動源として機
枠11の側部に自己保持型ブレーキ付きインダクション
モータ23が取付けられ、その出力軸24にスプライン
を介して一方の回転部材28が取付けられている。この
回転部材28には4本の等間隔に配置されたピン30を
介して他方の回転部材29が取付けられている。回転部
材28,29は第2の回転体を構成しモータの出力軸2
4と一体的に回転する。なお図2、図3においては回転
部材28の図示を省略している。
ブレーキ機構について説明する。まず、駆動源として機
枠11の側部に自己保持型ブレーキ付きインダクション
モータ23が取付けられ、その出力軸24にスプライン
を介して一方の回転部材28が取付けられている。この
回転部材28には4本の等間隔に配置されたピン30を
介して他方の回転部材29が取付けられている。回転部
材28,29は第2の回転体を構成しモータの出力軸2
4と一体的に回転する。なお図2、図3においては回転
部材28の図示を省略している。
【0016】回転部材29には半径方向に延長する4本
のピン32が等間隔で配置されネジ止めされている。な
お図1においてはピン30および32は便宜上それぞれ
1本のみが示されている。
のピン32が等間隔で配置されネジ止めされている。な
お図1においてはピン30および32は便宜上それぞれ
1本のみが示されている。
【0017】回転部材29のピン32を植設した外周面
とシーブ本体13の内周面の間には、4個の錘部材34
が等間隔に配置されている。錘部材34はピン32の外
径よりも僅かに大きい径を有するピン挿入孔34aとそ
の半径方向外側に形成され軸方向に延長する皿ばね収容
用凹所34bとを有し、ピン挿入孔34aに嵌装された
ピン32に沿って半径方向に摺動可能に構成されてい
る。なお、錘部材34およびシーブ本体13は鋳物で形
成されている。なお、ブレーキライニングを外周に沿っ
て設けてもよい。
とシーブ本体13の内周面の間には、4個の錘部材34
が等間隔に配置されている。錘部材34はピン32の外
径よりも僅かに大きい径を有するピン挿入孔34aとそ
の半径方向外側に形成され軸方向に延長する皿ばね収容
用凹所34bとを有し、ピン挿入孔34aに嵌装された
ピン32に沿って半径方向に摺動可能に構成されてい
る。なお、錘部材34およびシーブ本体13は鋳物で形
成されている。なお、ブレーキライニングを外周に沿っ
て設けてもよい。
【0018】ピン32の外端部は拡径部32aとなって
おり、この拡径部32aは皿ばね収容用凹所34a内に
位置している。このピンの拡径部32aと錘部材34の
凹所34aの底面との間には皿ばね36が収容されてい
る。この皿ばね36は、図4に示すように、たわみ量が
ある設定値Pに達するまではたわみ量の増加に応じてば
ね荷重が増加するが、たわみ量がPを越えるとばね荷重
が急激に減少する特性を有するように設計されている。
このような特性を有する皿ばねは、たとえば、図5に示
すような、外径Da=16mm、内径Di=8.2m
m、板厚S=0.25mm、全たわみh=0.7mm、
自由高さIo=0.95mmの市販の皿ばね3枚を図示
のように組合わせることにより得ることができる。な
お、図3においては、皿ばね36およびピン32の図示
を省略している。
おり、この拡径部32aは皿ばね収容用凹所34a内に
位置している。このピンの拡径部32aと錘部材34の
凹所34aの底面との間には皿ばね36が収容されてい
る。この皿ばね36は、図4に示すように、たわみ量が
ある設定値Pに達するまではたわみ量の増加に応じてば
ね荷重が増加するが、たわみ量がPを越えるとばね荷重
が急激に減少する特性を有するように設計されている。
このような特性を有する皿ばねは、たとえば、図5に示
すような、外径Da=16mm、内径Di=8.2m
m、板厚S=0.25mm、全たわみh=0.7mm、
自由高さIo=0.95mmの市販の皿ばね3枚を図示
のように組合わせることにより得ることができる。な
お、図3においては、皿ばね36およびピン32の図示
を省略している。
【0019】図2および図3から明らかなように、回転
部材29のフランジ部29aには円周方向等間隔に断面
ほぼ3角形の柱状部29bが軸方向に延長するように形
成されており、各錘部材34は隣り合う2本の柱状部2
9b間の空間内に収容されている。この構成により回転
部材29の回転に伴う慣性による錘部材34の円周方向
の移動を抑止することができる。
部材29のフランジ部29aには円周方向等間隔に断面
ほぼ3角形の柱状部29bが軸方向に延長するように形
成されており、各錘部材34は隣り合う2本の柱状部2
9b間の空間内に収容されている。この構成により回転
部材29の回転に伴う慣性による錘部材34の円周方向
の移動を抑止することができる。
【0020】なお、モータの出力軸24と同軸上にサイ
クロン減速機39の入力軸40が配置され、さらにサイ
クロ減速機39の出力部41がシーブ12のシーブ本体
13の側部とがボルト42で一体に連結され、モータ2
3からの駆動力が回転部材28,29及びサイクロン減
速機39を介してシーブ12に伝達されるようになって
いる。
クロン減速機39の入力軸40が配置され、さらにサイ
クロ減速機39の出力部41がシーブ12のシーブ本体
13の側部とがボルト42で一体に連結され、モータ2
3からの駆動力が回転部材28,29及びサイクロン減
速機39を介してシーブ12に伝達されるようになって
いる。
【0021】次にこの緊急下降速度制御装置の動作につ
いて説明する。皿ばね36のたわみ量の設定値Pをロー
プ牽引装置の定格下降速度(たとえば図4におけるよう
に60Hzの場合のモータ回転数1700rpm)に対
応するたわみ量に設定しておく。
いて説明する。皿ばね36のたわみ量の設定値Pをロー
プ牽引装置の定格下降速度(たとえば図4におけるよう
に60Hzの場合のモータ回転数1700rpm)に対
応するたわみ量に設定しておく。
【0022】定格下降速度における下降時の慣性による
下降速度の増加はインダクションモータの回生制動を利
用して抑制する。なお使用するモータがインダクション
モータでない場合でも、下降速度が定格速度を越えた時
サーボ制御により定格速度に戻すような制御装置を設け
ることは可能である。
下降速度の増加はインダクションモータの回生制動を利
用して抑制する。なお使用するモータがインダクション
モータでない場合でも、下降速度が定格速度を越えた時
サーボ制御により定格速度に戻すような制御装置を設け
ることは可能である。
【0023】モータの電源の断線時等モータの回生制動
が作動しない状態であってモータの自己保持型ブレーキ
を手動開放した状態で下降しなければならない緊急時に
おいて、下降するロープ牽引装置の慣性による異常な速
度増加により下降速度が定格速度を越えた場合は、錘部
材34は遠心力の増加により半径方向外側に摺動して皿
ばね36を圧縮することにより皿ばね36のたわみ量が
設定値Pを越えて増加する。すると図4において皿ばね
36のばね荷重は急激に減少する一方遠心力は増加し、
設定回転数1820rpmにおけるQ点における遠心力
とばね荷重の差はブレーキ力として作用する。すなわ
ち、錘部材34の外周面34cがシーブ本体13の内周
面に圧接されることによりシーブ本体13に対しブレー
キがかかる。
が作動しない状態であってモータの自己保持型ブレーキ
を手動開放した状態で下降しなければならない緊急時に
おいて、下降するロープ牽引装置の慣性による異常な速
度増加により下降速度が定格速度を越えた場合は、錘部
材34は遠心力の増加により半径方向外側に摺動して皿
ばね36を圧縮することにより皿ばね36のたわみ量が
設定値Pを越えて増加する。すると図4において皿ばね
36のばね荷重は急激に減少する一方遠心力は増加し、
設定回転数1820rpmにおけるQ点における遠心力
とばね荷重の差はブレーキ力として作用する。すなわ
ち、錘部材34の外周面34cがシーブ本体13の内周
面に圧接されることによりシーブ本体13に対しブレー
キがかかる。
【0024】その結果シーブ12の回転速度およびモー
タ23の回転速度が減少すると、遠心力の減少に伴い錘
部材34は半径方向内側に摺動するので、皿ばね36の
たわみ量が減少する。このたわみ量が定格速度に対応す
る設定値Pまで減少するとブレーキ力は急激に減少して
錘部材34によるシーブ本体13に対するブレーキが解
除される。
タ23の回転速度が減少すると、遠心力の減少に伴い錘
部材34は半径方向内側に摺動するので、皿ばね36の
たわみ量が減少する。このたわみ量が定格速度に対応す
る設定値Pまで減少するとブレーキ力は急激に減少して
錘部材34によるシーブ本体13に対するブレーキが解
除される。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、緊
急下降速度制御装置を従来のメカニカルブレーキに代え
遠心力ブレーキにより構成し、しかもこの遠心力ブレー
キを皿ばねのたわみ量が設定値を越えるとばね荷重が急
激に減少する特性を有する皿ばねを利用して構成したの
で、皿ばねのたわみ量の設定値を昇降装置の定格下降速
度によるたわみ量を越えるある値に設定しておき、定格
速度による下降時の慣性による下降速度の増加はモータ
の回生制動を利用して抑制するように構成すれば、モー
タの電源の断線時等モータの回生制動が作動しない状態
であってモータの自己保持型ブレーキを手動開放した状
態で下降しなければならない緊急時において、下降する
昇降装置の慣性による異常な速度増加により下降速度が
定格速度を越えた増合には、皿ばねのたわみ量が設定値
を越えるのでブレーキ力が働き、異常な加速が抑制さ
れ、昇降装置はほぼ定格速度に近い安全な下降速度で下
降することができる。
急下降速度制御装置を従来のメカニカルブレーキに代え
遠心力ブレーキにより構成し、しかもこの遠心力ブレー
キを皿ばねのたわみ量が設定値を越えるとばね荷重が急
激に減少する特性を有する皿ばねを利用して構成したの
で、皿ばねのたわみ量の設定値を昇降装置の定格下降速
度によるたわみ量を越えるある値に設定しておき、定格
速度による下降時の慣性による下降速度の増加はモータ
の回生制動を利用して抑制するように構成すれば、モー
タの電源の断線時等モータの回生制動が作動しない状態
であってモータの自己保持型ブレーキを手動開放した状
態で下降しなければならない緊急時において、下降する
昇降装置の慣性による異常な速度増加により下降速度が
定格速度を越えた増合には、皿ばねのたわみ量が設定値
を越えるのでブレーキ力が働き、異常な加速が抑制さ
れ、昇降装置はほぼ定格速度に近い安全な下降速度で下
降することができる。
【0026】そして本発明の速度制御装置においては、
ブレーキライニング等摩擦部分が設けられていないので
該摩擦部分の摩耗や破損等発熱に伴う品質、性能および
安全上の問題を生じるおそれがなく、ひんぱんな保守点
検を行う必要がない。したがって従来のメカニカルブレ
ーキに比べメンテナンスコストを大幅に削減することが
できる。
ブレーキライニング等摩擦部分が設けられていないので
該摩擦部分の摩耗や破損等発熱に伴う品質、性能および
安全上の問題を生じるおそれがなく、ひんぱんな保守点
検を行う必要がない。したがって従来のメカニカルブレ
ーキに比べメンテナンスコストを大幅に削減することが
できる。
【図1】本発明の1実施例を示す縦断面図である。
【図2】同実施例の要部を示す正面図である。
【図3】同実施例の要部を示す斜視図である。
【図4】遠心力と皿ばね荷重−たわみ特性の関係を示す
グラフである。
グラフである。
【図5】皿ばねの1例を示す断面図である。
【図6】従来のメカニカルブレーキの1例を示す縦断面
図である。
図である。
13 シーブ本体(第1の回転体) 23 モータ 28,29 回転部材(第2の回転体) 32 ピン 34 錘部材 34a ピン挿入孔 34b 皿ばね収容用凹所 36 皿ばね
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】そして本発明の速度制御装置においては、
ブレーキライニング等摩擦部分が設けられていないので
該摩擦部分の摩耗や破損等発熱に伴う品質、性能および
安全上の問題を生じるおそれがなく、ひんばんな保守点
検を行う必要がない。したがって従来のメカニカルブレ
ーキに比ベメンテナンスコストを大幅に削減することが
できる。また本発明の速度制御装置においては、モータ
直結の第2の回転体とブレーキを作用させるべき第1の
回転体との間には第2の回転体に固着されたピンに沿っ
て摺動する錘部材が存在するのみであり、第1の回転体
にブレーキを作用させる場合は錘部材がピンに沿って半
径方向外側に摺動してその外周面が第1の回転体の内周
面に圧接されるのみでブレーキを作用させることがで
き、錘部材と第1の回転体との間に他の中幹部材をいっ
さい必要としないという利点がある。
ブレーキライニング等摩擦部分が設けられていないので
該摩擦部分の摩耗や破損等発熱に伴う品質、性能および
安全上の問題を生じるおそれがなく、ひんばんな保守点
検を行う必要がない。したがって従来のメカニカルブレ
ーキに比ベメンテナンスコストを大幅に削減することが
できる。また本発明の速度制御装置においては、モータ
直結の第2の回転体とブレーキを作用させるべき第1の
回転体との間には第2の回転体に固着されたピンに沿っ
て摺動する錘部材が存在するのみであり、第1の回転体
にブレーキを作用させる場合は錘部材がピンに沿って半
径方向外側に摺動してその外周面が第1の回転体の内周
面に圧接されるのみでブレーキを作用させることがで
き、錘部材と第1の回転体との間に他の中幹部材をいっ
さい必要としないという利点がある。
Claims (1)
- 【請求項1】 モータから減速機を介して動力を伝達さ
れ回転される半径方向内側に空間を有する第1の回転体
と、 該第1の回転体の内側空間内に配置され該モータの回転
軸に固着されており、該モータの回転軸と一体的に回転
する第2の回転体と、 該第2の回転体に固着され半径方向に延長する複数のピ
ンと、 該ピンの外径よりも僅かに大きい径を有するピン挿入孔
と、該ピン挿入孔の外側に形成された皿ばね収容用凹所
とを備え、該ピン挿入孔に嵌装された該ピンに沿って半
径方向に摺動可能に該第2の回転体と該第1の回転体の
内周面との間に配設された複数の錘部材と、 該ピンの外端部に係止するようにして該錘部材の該皿ば
ね収容用凹所内に収容されており、たわみ量が設定値に
達するまではたわみ量の増加に応じてばね荷重が増加す
るがたわみ量が該設定値を越えるとばね荷重が急激に減
少する特性を有する皿ばねとを備えることを特徴とする
昇降装置における緊急下降速度制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5132755A JPH0755792B2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 昇降装置における緊急下降速度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5132755A JPH0755792B2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 昇降装置における緊急下降速度制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0733392A true JPH0733392A (ja) | 1995-02-03 |
| JPH0755792B2 JPH0755792B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=15088803
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5132755A Expired - Fee Related JPH0755792B2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 昇降装置における緊急下降速度制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0755792B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6688438B2 (en) * | 2001-05-18 | 2004-02-10 | Siemens Building Technologies Ag | Actuator with a centrifugal brake |
| JP2011246279A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-08 | Kyb Engineering & Service Co Ltd | 昇降装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6271364B2 (ja) * | 2014-07-25 | 2018-01-31 | 株式会社神戸製鋼所 | 電動ウインチ装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4819238U (ja) * | 1971-07-13 | 1973-03-05 | ||
| JPS522202U (ja) * | 1975-06-24 | 1977-01-08 |
-
1993
- 1993-05-11 JP JP5132755A patent/JPH0755792B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4819238U (ja) * | 1971-07-13 | 1973-03-05 | ||
| JPS522202U (ja) * | 1975-06-24 | 1977-01-08 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6688438B2 (en) * | 2001-05-18 | 2004-02-10 | Siemens Building Technologies Ag | Actuator with a centrifugal brake |
| JP2011246279A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-08 | Kyb Engineering & Service Co Ltd | 昇降装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0755792B2 (ja) | 1995-06-14 |
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