JPH0733401Y2 - カードコネクタ - Google Patents

カードコネクタ

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JPH0733401Y2
JPH0733401Y2 JP1988131152U JP13115288U JPH0733401Y2 JP H0733401 Y2 JPH0733401 Y2 JP H0733401Y2 JP 1988131152 U JP1988131152 U JP 1988131152U JP 13115288 U JP13115288 U JP 13115288U JP H0733401 Y2 JPH0733401 Y2 JP H0733401Y2
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card
slider
lever
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locking piece
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山本  明
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Hosiden Corp
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ICカードなどのカードとコンピュータなどの
機器本体との間で信号を送受するのに使用されるカード
コネクタに関する。
〔従来の技術〕
従来のカードコネクタは一旦挿入したカードを無理に引
き抜かれるといった所謂カードの無理抜きが可能であっ
た。また、通信許可スイッチなどのスイッチが具備され
たコネクタにあっては、そのスイッチの切り換え動作を
コネクタに対するカードのセットの前または後に行うこ
とが要求されるものもあった。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、カードの無理抜きが可能な従来のカードコネク
タでは、カードが不慮に引き抜かれることにより生じる
不都合を防止することができないという問題があった。
また、通信許可スイッチなどのスイッチを具備するコネ
クタでは、コネクタにカードをセットする前またはセッ
トした後に誤ってスイッチの切換動作を行ったり、スイ
ッチの切換動作を行う前または行った後にカードをコネ
クタに誤ってセットすることがあった。
本考案は以上の問題に鑑みてなされたものである。すな
わち、第1および第2の考案は、カードが無理に引き抜
かれることを未然に防止することが可能で、しかも通信
許可スイッチなどのスイッチの切換動作をコネクタに対
してカードがセットされているか否かによって制限する
ことが可能なカードコネクタを提供することを目的とす
る。
また、第3の考案は、カードが無理に引き抜かれること
を未然に防止することが可能なカードコネクタを提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1の考案のカードコネクタは、ばね力によって常時前
進方向に付勢され、かつカード挿入に伴いカードにより
上記ばね力に抗して後退位置に押し込まれるスライダが
ボディに収容され、スライダが後退位置に押し込まれた
ときにスライダをその位置で位置決めするロック機構が
設けられているカードコネクタであって、ボディの側壁
に設けられた前後方向に延びる横溝とこの横溝に直角に
交差する縦溝とよりなるガイド溝に、スライダに保持さ
せたばね性の係止片を上記縦溝に嵌まり込む方向に付勢
した状態で係合させることによりロック機構が形成さ
れ、中間部がボディの上記側壁に揺動自在に支持された
揺動レバーの一端部が上記係止片に連結されていると共
に、他端部にカードストッパが設けられ、係止片が縦溝
に嵌まり込む動作で揺動レバーが正揺動されてカードス
トッパがボディのカード挿抜口に臨む一方、揺動レバー
を逆揺動させてカードストッパをカード挿抜口から逃が
す動作で係止片が縦溝から抜け出る構成になっている一
方、ボディの上記側壁にスイッチの切換つまみが二位置
で変位可能に取り付けられ、この切換つまみが一方の切
換位置に設定されているときにはこのつまみで揺動レバ
ーの逆揺動が阻止され、つまみが他方の切換位置に設定
されているときのみ揺動レバーの逆揺動が許容される構
成になっていることを特徴とする。
第2の考案のカードコネクタは、ばね力によって常時前
進方向に付勢され、かつカード挿入に伴いカードにより
上記ばね力に抗して後退位置に押し込まれるスライダが
ボディに収容され、スライダが後退位置に押し込まれた
ときにスライダをその位置で位置決めするロック機構が
設けられているカードコネクタであって、ボディの側壁
に設けられた前後方向に延びる横溝とこの横溝に直角に
交差する縦溝とよりなるガイド溝に、スライダに保持さ
せたばね性の係止片を上記縦溝に嵌まり込む方向に付勢
した状態で係合させることによりロック機構が形成さ
れ、中間部がボディの上記側壁に揺動自在に支持された
揺動レバーの一端部が上記係止片に連結されていると共
に、他端部にカードストッパが設けられ、係止片が縦溝
に嵌まり込む動作で揺動レバーが正揺動されてカードス
トッパがボディのカード挿抜口に臨む一方、揺動レバー
を逆揺動させてカードストッパをカード挿抜口から逃が
す動作で係止片が縦溝から抜け出る構成になっている一
方、ボディにスイッチの切換レバーが二位置で変位可能
に取り付けられていると共に、この切換レバーに上記揺
動レバーの他端部に対応する押引レバーが連結され、切
換レバーが一方の切換位置に設定されているときには上
記押引レバーが揺動レバーの逆揺動を阻止する位置に突
出し、切換レバーが他方の切換位置に設定されていると
きには上記押引レバーが揺動レバーの逆揺動を許容する
位置に退入する構成になっていることを特徴とする。
第3の考案のカードコネクタは、ばね力によって常時前
進方向に付勢され、かつカード挿入に伴いカードにより
上記ばね力に抗して後退位置に押し込まれるスライダが
ボディに収容され、スライダが後退位置に押し込まれた
ときにスライダをその位置で位置決めするロック機構が
設けられているカードコネクタであって、上記ロック機
構がスライダに設けられた凹入部とボディに設けられた
ばね性の係止片とを有し、スライダが後退位置に押し込
まれたときに係止片が凹入部に嵌まり込む構成になって
おり、凹入部に嵌まり込んだ係止片を凹入部から押し出
すための押込レバーがボディの外側方に突出されている
一方、中間部がボディに支持された揺動レバーの一端部
に突起が設けられていると共に、他端部にカードストッ
パが設けられ、ボディに上記押込レバーの押込みを阻止
する係合位置とその押込みを許す退避位置との間で前後
にスライド自在につまみ部材が取り付けられ、このつま
み部材に形成されたカム溝に上記突起が係合され、つま
み部材を係合位置に移動させるとカム溝により突起が変
位して揺動レバーが正揺動してカードストッパがボディ
のカード挿抜口に臨む一方、つまみ部材を退避位置に移
動させるとカム溝により突起が変位して揺動レバーが逆
揺動してカードストッパがカード挿抜口から逃げる構成
になっていることを特徴とする。
〔作用〕
第1の考案のカードコネクタによると、カードによりス
ライダを後退位置に押し込んでカードをセットすると、
当初は横溝に係合していた係止片がスライダが後退位置
に達した時点で縦溝に嵌まり込み、その位置でスライダ
がロックされる。そして、係止片が縦溝に嵌まり込むの
に伴って揺動レバーが正揺動し、カードストッパがカー
ド挿抜口に臨み、そのカードストッパによってカードの
無理抜きが防止される。また、揺動レバーが正揺動して
カードストッパがカード挿抜口に臨んでいる状態におい
て、スイッチの切換つまみを一方の切換位置に設定する
と、この切換つまみによって揺動レバーの逆揺動が阻止
され、切換つまみを他方の切換位置に設定しない限り揺
動レバーを逆揺動させることができない。さらに、コネ
クタにカードがセットされていない状態では、スイッチ
の切換つまみが他方の切換位置に設定されているときの
み、揺動レバーが正揺動または逆揺動できる状態にな
り、切換つまみが一方の切換位置に設定されているとき
にはカードストッパがカード挿抜口に臨んでコネクタに
カードを挿入できない状態になる(カードのセットタイ
ミングの制限)。
第2の考案のカードコネクタによると、上述したと同様
の作用でカードの無理抜きが防止される。また、揺動レ
バーが正揺動してカードストッパがカード挿抜口に臨ん
でいる状態において、スイッチの切換レバーを一方の切
換位置に設定すると、押引レバーによって揺動レバーの
逆揺動が阻止され、押引レバーを他方の切換位置に設定
しない限り揺動レバーを逆揺動させることができなくな
り、カードのセットタイミングが制限される。
第3の考案のカードコネクタによると、つまみ部材を退
避位置から係合位置にスライドさせることにより揺動レ
バーが正揺動してカードストッパがカード挿抜口に臨
み、そのカードストッパによりカードの無理抜きが防止
される。また、つまみ部材を係合位置から退避位置にス
ライドさせることにより揺動レバーが逆揺動してカード
ストッパがカード挿抜口から逃がされ、カードの引抜き
が可能になる。そして、つまみ部材が係合位置に設定さ
れているときには押込レバーを押し込むことができない
ため、スライダが後退位置で位置決めされている状態を
解除できない。つまみ部材が退避位置に設定されている
と、カードストッパがカード挿抜口より逃がされてお
り、押込レバーを押し込むことにより上記状態が解除さ
れ、スライダがばね力によって前進位置に復帰し、カー
ドが押し出される。
〔実施例〕
第1図乃至第4図は第1の考案によるカードコネクタの
実施例を示している。ボディ1は金属製のフレーム2と
フレーム2に装着された合成樹脂製のカバー3とよりな
る偏平な箱形状のものであって、その前方にフレーム2
に一体に延出された枠部4が設けられている。ボディ1
の底面を形成している上記フレーム2には三個所に隆起
部5が形成されている。6はボディ1に収容されたスラ
イダで、ボディ1の左右の側壁面1a,1aによりガイドさ
れてその前端面がボディ1の前壁面1bに当たる前進位置
(第3b図の位置)とその後端面がボディ1の後壁面1cに
当たる後退位置(第3a図の位置)との間で前後に移動可
能になっており、しかもばね7,7により常時前進方向
(矢印A)に付勢されている。このスライダ6は後端部
に後述するカードCの前端縁が係合する段付部8を有す
ると共に、第3a図および第3b図のように下面側の三個所
に傾斜面9…を有する。これらの傾斜面9…は上記隆起
部5…に各別に対応しているのであって、これらの隆起
部5…と傾斜面9…とによって迫上げ機構10が構成され
ている。この迫上げ機構はスライダ6の下面に形成した
隆起部とボディ1の底面に形成した傾斜面とによって構
成してもよい。図例において、スライダ6が前進位置に
移動しているときには第3b図のように傾斜面9…が隆起
部5…にその手前側から臨んでおり、スライダ6が前進
位置からばね7,7の付勢に抗して後退位置まで押し込ま
れたときには、傾斜面9…が隆起部5…を迫り上がって
スライダ6が徐々に上昇し、後退位置では第3a図のよう
にスライダ6の下面が隆起部5…に乗り上がる。
11,12はそれぞればね性を有する細長い金属片により製
作された接片で、第1図で明らかなようにこれらの接片
11,12に形成された円弧状のコンタクト11a,12aはカード
Cに前後方向に間隔を隔てて形成された外部端子C1,C2
に各別に対応する。そして、それぞれの接片11,12は第
1図に示した接片保持枠13や図示していないボディ1の
上壁部分に保持されており、それらのコンタクト11a,12
aが、スライダ6が前進位置に移動しているとき、すな
わちカードCが非セット状態のときには第3b図のように
スライダ6の上に挿入されたカードCの表面とは非接触
状態を保つ位置に設定され、スライダ6が後退位置に移
動しているとき、すなわちカードCがセットされたとき
には第3a図のようにカードCの外部端子C1,C2に弾接す
る位置に設定されるようになっている。なお、カードC
の外部端子C1,C2は左右方向に四個ずつ設けられ、これ
らのそれぞれに対して接片11,12が設けられている。
15はロック機構である。このロック機構15はボディ1の
側壁に設けられたガイド溝16とスライダ6に保持された
ばね性の係止片17とよりなる。上記ガイド溝16は前後方
向に延びる横溝16aとこの横溝16aに直角に交差する縦溝
16bとを有する。また、係止片17はねじりコイルばねに
よって形成されており、上記縦溝16bに嵌まり込む方向
に付勢された状態で上記ガイド溝16に係合されている。
18は揺動レバーで、中間部がフレーム2の枠部4に支軸
19を介してボディ1の上記側壁に正方向および逆方向に
揺動自在に支持されている。この揺動レバー18はその一
端部に長い切欠孔20を有し、この切欠孔20に上記係止片
17を係合させることによって一端部を係止片17に連結し
てある。また、揺動レバー18の他端部にはカードストッ
パ21が一体に設けられている。このカードストッパ21は
揺動レバー18と一体の直角に折曲された板片により形成
されている。22はカード挿抜口、23はカード排出ボタン
で、カード排出ボタンは23は揺動レバー18に設けられて
いる。
第2a図および第2b図のように揺動レバー18には凹所18a
が形成されている一方、ボディ1の上記側壁における凹
所18aと対応する位置にスイッチのスライド式切換つま
み24が取り付けられている。この切換つまみ24により操
作されるスイッチはたとえば通信許可スイッチであっ
て、カードCの非セット時には図の実線で示した切換位
置に設定されていることが要求され、カードCがセット
された後に図の仮想線で示した切換位置に設定されるこ
とが要求されるものである。そして、上記凹所18aは実
線の切換位置に設定された切換つまみ24に対向する。
次に作用を説明する。
カードCを挿入していないとき(非セット時)にはスラ
イダ6が第1図の仮想線で示すようにばね7,7により押
されて前進位置に移動している。また、係止片17は横溝
16aに係合しており、カードストッパ21はカード挿抜口2
2から逃がされた位置にある。さらに、第2b図のように
切換つまみ24は凹所18aに嵌まり込んで切換不可能にな
っている。この状態から第3b図に示すようにカード挿抜
口22を通してカードCを挿入してその前端縁をスライダ
6の段付部8に押し当て、続いてカードCを押し込む
と、スライダ6がカードCによりばね7,7のばね力に抗
して後退位置に押し込まれる。このようにスライダ6が
押し込まれる途中の段階では、上述した迫上げ機構10の
作用によってスライダ6が徐々に上昇される。そして、
スライダ6の上昇過程でカードCの外部端子C1,C2に接
片11,12のコンタクト11a,12aがそれぞれ各別に接触し、
その後のスライダ6の上昇により接片11,12がそれら自
体のばね性に抗して上方へ変位し、スライダ6が後退に
達した時点ではコンタクト11a,12aが接片11,12の復元力
によって外部端子C1,C2に大きな接点圧で強く弾接す
る。この場合、コンタクト11a,12aは外部端子C1,C2に少
し擦れて両者の接触面をクリーニングする(セルフクリ
ーニング機能)。
また、スライダ6が後退すると係止片17が第2b図に示し
た位置から横溝16a内で移動し、スライダ6が後退位置
に達した時点で第2a図のように係止片17が縦溝16bに嵌
まり込む。したがって、スライダ6が後退位置に達する
と、縦溝16bと係止片17との係合によってスライダ6が
その位置で位置決めされる。ロック状態である。さら
に、係止片17が縦溝16bに嵌まり込むと、係止片17に連
結されている揺動レバー18が正揺動し、カードストッパ
21が第2b図および第4図仮想線の位置から第2a図および
第4図実線の位置に変位してカード挿抜口22(第4図参
照)に臨み、カードCの後端縁を覆う。したがって、こ
の状態ではカードCを無理に引き抜こうとしても、カー
ドストッパ21によって無理抜きが防止される。また、揺
動レバー18が正揺動すると、第2a図のように切換つまみ
24が凹所18aから抜け出るため、切換つまみ24を第2a図
の仮想線の位置に切り換えることが可能になる。そし
て、つまみ24を仮想線の位置に切り換えておくことによ
って揺動レバー18の逆揺動が阻止され、しかもカード挿
抜口22がカードストッパ21により塞がれるので、誤って
揺動レバー18を揺動させるといった不慮の事態を未然に
防止できると同時に、切換スイッチ24が仮想線の位置に
設定されているときにカードCが誤って挿入されたり引
き抜かれたりするといった事態を未然に防止できる。す
なわち、切換スイッチ24の機能は、通信を許可または不
許可にするといった本来の機能のほかに、カードCのセ
ットタイミングを適切に制限するといった機能を具備し
ている。
第2a図の状態からカード排出ボタン23を押し下げて揺動
レバー18を逆揺動させると、係止片17が縦溝16b内を下
降して横溝16aに臨み、同時にカードストッパ21が第2b
図の位置に変位する。そして、ばね7,7(第1図参照)
のばね力によりスライダ6が前進すると共に、係止片17
が横溝16aに嵌まり込み、カードCがスライダ6によっ
て押し出される。また、切換つまみ24が凹所18aに嵌ま
り込んで切換つまみ24をスライドさせることができなく
なり、カードCの非セット時につまみ24を誤ってスライ
ドさせるといった不慮の事態を未然に防止できる。
第9図乃至第12図は第2の考案の実施例によるカードコ
ネクタを示している。
この実施例において、第1の考案の実施例と異なる点
は、カードCのセットタイミングを適切に制限するため
の構成だけである。したがって、同一部分または相応す
る部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
カードCのセットタイミングを適切に制限するための構
成は、スイッチSWの切換レバー50が二位置で変位可能に
取り付けられていると共に、この切換レバー50に揺動レ
バー18の他端部に対応する押引レバー51が連結され、切
換レバー50が一方の切換位置(第9図の実線の切換位
置)に設定されているときには上記押引レバー51が第9
図および第13図のように揺動レバー18の下側、つまり揺
動レバー18の逆揺動を阻止する位置に突出し、切換レバ
ー50が他方の切換位置(第9図の仮想線の位置)に設定
されているときには第14図のように上記押引レバー51が
揺動レバー18の内側、つまり揺動レバー18の逆揺動を許
可する位置に退入する構成になっている。
上記切換レバー50および押引レバー51を設ける代わり
に、またはそれらと共に、第9図の仮想線で示すように
ソレノイド70を用いて揺動レバー18の正揺動または逆揺
動を行わせることも可能である。すなわち、第15図に示
すようにソレノイド70のスピンドル71に制御部材72を取
り付け、この制御部材72のカム面73を揺動レバー18の一
端部に対応させておくと、ソレノイド70の出退動作に応
じてカム面73の作用により揺動レバー18が正揺動または
逆揺動される。なお、ソレノイド70に対しては、カード
Cと機器本体との通信完了後に機器本体側からカードC
の排出信号を入力させることも可能である。
この実施例では、ボディ1にカードCが挿入されたか否
かの検知スイッチ60を設け、この検知スイッチ60を揺動
レバー18に取り付けたアクチュエータ61によってオンオ
フする構成にしてある。
第1図ないし第4図で説明したカード押し込みに伴う迫
上げ作用、セルフクリーニング機能、カードCのセット
タイミングを適切に制限する機能については第1の考案
の実施例と同様である。
第5図乃至第8図は第3の考案の実施例によるカードコ
ネクタを示している。
この実施例において、30はロック機構である。このロッ
ク機構30は、スライダ6の前端縁に形成した突出片31の
爪片部32とスライダ6の前端縁との間に設けられた凹入
部33と、ボディ1に保持されたばね性の係止片34とを有
し、スライダ6が第5図で示した後退位置に押し込まれ
たときに係止片34が爪片部32の傾斜縁32aに案内されて
凹入部33に嵌まり込み、爪片部34に係合する構成になっ
ている。35は押込レバーで、その先端は上記係止片34に
連結され、その基端部はボディ1の外側方に突出されて
いる。また、押込レバー35の基端部には下方に折曲して
形成された垂下部36が設けられている。37は揺動レバー
で、中間部がフレーム2に支軸38を介して支持されてお
り、その一端部に突起39が設けられていると共に、他端
部にカードストッパ40が設けられている。41はつまみ部
材である。このつまみ部材41はボディ1に上記押込レバ
ー36の押込みを阻止する係合位置とその押込みを許す退
避位置との間で前後にスライド自在に取り付けられてい
る。すなわち、つまみ部材41には突出部42と操作用突起
43が設けられており、突起43を第5図の実線の位置にス
ライドさせると突出部42が上記押込レバー35の垂下片36
の内側へ入り込んで係合位置に設定され、反対に突起43
を同図の仮想線の位置にスライドさせると突出部42が上
記垂下片36の外側へ抜け出て退避位置に設定されるよう
になっている。また、つまみ部材41にはカム溝45が設け
られており、このカム溝45に上記突起38が係合されてい
る。第6図のようにカム溝45は傾斜しており、つまみ部
材41が係合位置から退避位置にスライドしたときには突
起39が下方に変位され、退避位置から係合位置にスライ
ダしたときには突起39が上方に変位されるようになって
いる。さらにカードストッパ40は突起39が上方に変位し
たときに揺動レバー37の揺動に伴ってカード挿抜口22に
臨む位置に変位し、突起39が下方に変位したときに揺動
レバー37の揺動に伴ってカード挿抜口22から逃げるよう
になっている。
その他の構成、たとえばボディ1の底面の三個所に隆起
部5が形成されている点、ボディ1に収容されたスライ
ダ6が前進位置と後退位置との間で前後に移動可能にな
っている点、スライダ6がばね7,7により常時前進方向
に付勢されている点、スライダ6が下面側の三個所に傾
斜面9…を有する点、これらの傾斜面9…が上記隆起部
5…に各別に対応している点、これらの隆起部5…と傾
斜面9…とによって迫上げ機構10が構成されている点、
ばね性を有する接片11,12のコンタクト11a,12aがカード
Cの外部端子C1,C2に各別に対応する点、カードCの構
成などは第1図乃至第4図で説明したところと同様であ
るので、同一または相応する部分には同一符号を付して
詳細な説明を省略する。
次に作用に説明する。
カードCを挿入していないときにはスライダ6がばね7,
7により押されて第7図の仮想線で示した前進位置に移
動している。また、係止片34は第8図のように爪片部32
の傾斜縁32aに倣っており、カードストッパ40は第6図
の仮想線のようにカード挿抜口22(第7図参照)から逃
がされた位置にある。この状態から第7図に示すように
カード挿抜口22を通して挿入したカードCの前端縁をス
ライダ6の段付部8に押し当て、続いてカードCを押し
込むと、スライダ6がカードCによりばね7,7のばね力
に抗して後退位置に押し込まれる。このようにスライダ
6が押し込まれる途中の段階では、迫上げ機構10の作用
によってスライダ6が徐々に上昇され、スライダ6の上
昇過程でカードCの外部端子C1,C2に接片11,12のコンタ
クト11a,12aがそれぞれ各別に接触し、その後のスライ
ダ6の上昇により接片11,12がそれら自体のばね性に抗
して上方へ変位し、スライダ6が後退位置に達した時点
ではコンタクト11a,12aが接片11,12の復元力によって外
部端子C1,C2に大きな接点圧で強く弾接する。この場
合、コンタクト11a,12aはセルフクリーニング機能を発
揮する。
また、スライダ6が後退すると係止片34が第8図に示し
た位置から傾斜縁32aにガイドされて凹所33に嵌まり込
む。したがって、スライダ6が後退位置に達すると、第
5図のように爪片部32と係止片34との係合によってスラ
イダ6がその位置で位置決めされる。ロック状態であ
る。
カードCを排出するときは、つまみ部材41を退避位置に
設定することにより突起部42を第8図のように垂下片36
の外側へ抜き出し、押込レバー35を押し込んで係止片34
を凹所33の外側へ押し出す。こうすると、ばね7,7のば
ね力によってスライダ6が前進し、カードCが排出され
る。
また、つまみ部材41を第5図および第6図のように係合
位置に設定すると、カム溝45により突起39が上方に変位
され、それに伴って揺動レバー37が揺動し、カードスト
ッパ40がカードCの後端部を覆う。したがって、この状
態ではカードCを無理に引き抜こうとしても、カードス
トッパ21によって無理抜きが防止される。同時に、突出
部42が垂下片36に対応して押込レバー35を押込不可能な
状態に保つ。そのため、カードCがセットされていると
きに誤ってスライダ6が前進してカードCを排出すると
いった不慮の事態が未然に防止される。
なお、第1図および第5図において100はカード検出ス
イッチであり、これは第9図の検知スイッチに相応す
る。
〔考案の効果〕
第1および第2の考案のカードコネクタによれば、カー
ド挿入が完了した時点でカードストッパによりカードの
無理抜きが確実に防止されるため、特別の操作を行うこ
となくカードが不慮に引き抜かれるといった事態を未然
に防止することができ、さらに、カードストッパをカー
ド挿抜口から逃がす動作を行うだけでカードが自動的に
押し出される。また、スイッチの切換位置によっては揺
動レバーの逆揺動が阻止されるため、スイッチがその切
換位置に切り換えられているときに誤って揺動レバーが
逆揺動されることがなくなり、禁止されている不用意な
カードの抜き出しや不用意のカードの挿入を未然に防止
できる効果もある(セットタイミングの制限効果)。
第3の考案のカードコネクタによれば、つまみ部材を退
避位置にしてはじめてカード挿入が可能になり、つまみ
部材を係合位置にするとカードの無理抜きが防止され、
同時にロック機構によるスライダの位置決め状態を解除
できなくなる。したがって、スライダの復帰動作(前進
動作)をつまみ部材の操作によって確実に阻止しておく
ことが可能になり、特別の操作を行うことなくカードが
不慮に引き抜かれるといった事態を未然に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は第1の考案の実施例を示し、第1
図はカードコネクタの概略横断平面図、第2a図は第1図
のX矢視図、第2b図はカード非セット時の状態を示す第
1図のX矢視図、第3a図および第3b図は迫上げ機構の作
用を説明するための縦断面図、第4図は第1図のY矢視
図、第5図ないし第8図は第3の考案の実施例を示し、
第5図はカードコネクタの概略横断平面図、第6図は第
5図のZ矢視図、第7図は迫上げ機構の作用を説明する
ための縦断面図、第8図はカード非セット時の状態を示
す要部横断平面図、第9図ないし第15図は第2の考案の
実施例を示し、第9図はカードコネクタの概略横断平面
図、第10図はその正面図、第11図は第9図のN−N矢視
図、第12図は要部の側面図、第13図および第14図は押引
レバーの作用説明図、第15図はソレノイドと制御部材と
揺動レバーとの関係を示す説明図である。 1……ボディ、5……隆起部、6……スライダ、7……
ばね、9……傾斜面、10……迫上げ機構、11,12……接
片、11a,12a……コンタクト、15,30……ロック機構、16
……ガイド溝、16a……横溝、16b……縦溝、17,34……
係止片、18,37……揺動レバー、21,40……カードストッ
パ、22……カード挿抜口、24……切換つまみ、33……凹
入部、35……押込レバー、39……突起、41……つまみ部
材、45……カム溝、50……切換レバー、51……押引レバ
ー、C……カード挿入、C1,C2……外部端子。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ばね力によって常時前進方向に付勢され、
    かつカード挿入に伴いカードにより上記ばね力に抗して
    後退位置に押し込まれるスライダがボディに収容され、
    スライダが後退位置に押し込まれたときにスライダをそ
    の位置で位置決めするロック機構が設けられているカー
    ドコネクタであって、 ボディの側壁に設けられた前後方向に延びる横溝とこの
    横溝に直角に交差する縦溝とよりなるガイド溝に、スラ
    イダに保持させたばね性の係止片を上記縦溝に嵌まり込
    む方向に付勢した状態で係合させることによりロック機
    構が形成され、中間部がボディの上記側壁に揺動自在に
    支持された揺動レバーの一端部が上記係止片に連結され
    ていると共に、他端部にカードストッパが設けられ、係
    止片が縦溝に嵌まり込む動作で揺動レバーが正揺動され
    てカードストッパがボディのカード挿抜口に臨む一方、
    揺動レバーを逆揺動させてカードストッパをカード挿抜
    口から逃がす動作で係止片が縦溝から抜け出る構成にな
    っている一方、ボディの上記側壁にスイッチの切換つま
    みが二位置で変位可能に取り付けられ、この切換つまみ
    が一方の切換位置に設定されているときにはこのつまみ
    で揺動レバーの逆揺動が阻止され、つまみが他方の切換
    位置に設定されているときのみ揺動レバーの逆揺動が許
    容される構成になっていることを特徴とするカードコネ
    クタ。
  2. 【請求項2】ばね力によって常時前進方向に付勢され、
    かつカード挿入に伴いカードにより上記ばね力に抗して
    後退位置に押し込まれるスライダがボディに収容され、
    スライダが後退位置に押し込まれたときにスライダをそ
    の位置で位置決めするロック機構が設けられているカー
    ドコネクタであって、 ボディの側壁に設けられた前後方向に延びる横溝とこの
    横溝に直角に交差する縦溝とよりなるガイド溝に、スラ
    イダに保持させたばね性の係止片を上記縦溝に嵌まり込
    む方向に付勢した状態で係合させることによりロック機
    構が形成され、中間部がボディの上記側壁に揺動自在に
    支持された揺動レバーの一端部が上記係止片に連結され
    ていると共に、他端部にカードストッパが設けられ、係
    止片が縦溝に嵌まり込む動作で揺動レバーが正揺動され
    てカードストッパがボディのカード挿抜口に臨む一方、
    揺動レバーを逆揺動させてカードストッパをカード挿抜
    口から逃がす動作で係止片が縦溝から抜け出る構成にな
    っている一方、ボディにスイッチの切換レバーが二位置
    で変位可能に取り付けられていると共に、この切換レバ
    ーに上記揺動レバーの他端部に対応する押引レバーが連
    結され、切換レバーが一方の切換位置に設定されている
    ときには上記押引レバーが揺動レバーの逆揺動を阻止す
    る位置に突出し、切換レバーが他方の切換位置に設定さ
    れているときには上記押引レバーが揺動レバーの逆揺動
    を許容する位置に退入する構成になっていることを特徴
    とするカードコネクタ。
  3. 【請求項3】ばね力によって常時前進方向に付勢され、
    かつカード挿入に伴いカードにより上記ばね力に抗して
    後退位置に押し込まれるスライダがボディに収容され、
    スライダが後退位置に押し込まれたときにスライダをそ
    の位置で位置決めするロック機構が設けられているカー
    ドコネクタであって、 上記ロック機構がスライダに設けられた凹入部とボディ
    に設けられたばね性の係止片とを有し、スライダが後退
    位置に押し込まれたときに係止片が凹入部に嵌まり込む
    構成になっており、凹入部に嵌まり込んだ係止片を凹入
    部から押し出すための押込レバーがボディの外側方に突
    出されている一方、中間部がボディに支持された揺動レ
    バーの一端部に突起が設けられていると共に、他端部に
    カードストッパが設けられ、ボディに上記押込レバーの
    押込みを阻止する係合位置とその押込みを許す退避位置
    との間で前後にスライド自在につまみ部材が取り付けら
    れ、このつまみ部材に形成されたカム溝に上記突起が係
    合され、つまみ部材を係合位置に移動させるとカム溝に
    より突起が変位して揺動レバーが正揺動してカードスト
    ッパがボディのカード挿抜口に臨む一方、つまみ部材を
    退避位置に移動させるとカム溝により突起が変位して揺
    動レバーが逆揺動してカードストッパがカード挿抜口か
    ら逃げる構成になっていることを特徴とするカードコネ
    クタ。
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