JPH07334245A - 超精密送り装置およびこれを用いたxyテ−ブル並びにテ−ブル移送装置 - Google Patents
超精密送り装置およびこれを用いたxyテ−ブル並びにテ−ブル移送装置Info
- Publication number
- JPH07334245A JPH07334245A JP15415694A JP15415694A JPH07334245A JP H07334245 A JPH07334245 A JP H07334245A JP 15415694 A JP15415694 A JP 15415694A JP 15415694 A JP15415694 A JP 15415694A JP H07334245 A JPH07334245 A JP H07334245A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- axis direction
- feed
- displacement
- ultra
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000009826 distribution Methods 0.000 claims abstract description 6
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims abstract description 5
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 90
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 86
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 38
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 17
- 230000008602 contraction Effects 0.000 claims description 4
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 19
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 9
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 9
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 5
- 230000005674 electromagnetic induction Effects 0.000 description 2
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 229910001374 Invar Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 238000012840 feeding operation Methods 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000036316 preload Effects 0.000 description 1
- 230000005641 tunneling Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Machine Tool Units (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Automatic Control Of Machine Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】絶対的な位置を保証し得る超精密送り装置およ
びこれを用いたXYテーブル並びにテーブル移送装置を
提供する。 【構成】送り量を検出する送り量検出手段S1と、送り
位置毎の形状誤差Eに関する情報と、装置の温度分布に
よる熱変形に関する情報Hと、外力Fによる変形に関す
る情報の内の少なくともいずれか一つを逐次検出するた
めに装置内部に設けられる情報検出手段S2,S3と、情
報検出手段S2,S3の検出情報と位置決め誤差Δの関係
及びその他装置各部の形状誤差Eと位置決め誤差Δの関
係を予め知識とする記憶手段30と、送り量検出手段S
1および情報検出手段S2,S3によって逐次検出される
検出情報と前記記憶情報に基づいて補正制御量を求めて
アクチュエータAを制御する計算機Cと、を備えたこと
を特徴とする。
びこれを用いたXYテーブル並びにテーブル移送装置を
提供する。 【構成】送り量を検出する送り量検出手段S1と、送り
位置毎の形状誤差Eに関する情報と、装置の温度分布に
よる熱変形に関する情報Hと、外力Fによる変形に関す
る情報の内の少なくともいずれか一つを逐次検出するた
めに装置内部に設けられる情報検出手段S2,S3と、情
報検出手段S2,S3の検出情報と位置決め誤差Δの関係
及びその他装置各部の形状誤差Eと位置決め誤差Δの関
係を予め知識とする記憶手段30と、送り量検出手段S
1および情報検出手段S2,S3によって逐次検出される
検出情報と前記記憶情報に基づいて補正制御量を求めて
アクチュエータAを制御する計算機Cと、を備えたこと
を特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば工作機械,ロ
ボット,半導体製造装置,各種検査装置等に用いられる
精密位置決め用の送り装置に関し、特に内部モニタ方式
の送り装置およびこれを用いたXYテーブル並びにテー
ブル移送装置に関する。
ボット,半導体製造装置,各種検査装置等に用いられる
精密位置決め用の送り装置に関し、特に内部モニタ方式
の送り装置およびこれを用いたXYテーブル並びにテー
ブル移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体技術で代表されるように微
細加工の高精度化の要求が高まっている。NC(数値制
御)が開発されて以来、機械各部の高剛性化と位置制御
により加工精度は飛躍的に向上した。
細加工の高精度化の要求が高まっている。NC(数値制
御)が開発されて以来、機械各部の高剛性化と位置制御
により加工精度は飛躍的に向上した。
【0003】このような位置制御は、テーブル位置や工
具位置はすべて製品形状で決まるため、あらかじめ加工
テーブルや工具の送り量及び手順を決め、駆動機構側、
すなわち送る側の位置をロータリエンコーダ等によって
監視しながら制御するものがほとんどであった。
具位置はすべて製品形状で決まるため、あらかじめ加工
テーブルや工具の送り量及び手順を決め、駆動機構側、
すなわち送る側の位置をロータリエンコーダ等によって
監視しながら制御するものがほとんどであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように送
る側の位置を監視しているものは、実際に送られている
工具やテーブル位置を推測しているにすぎず、工具やテ
ーブルの本当の位置情報はでてこない。
る側の位置を監視しているものは、実際に送られている
工具やテーブル位置を推測しているにすぎず、工具やテ
ーブルの本当の位置情報はでてこない。
【0005】すなわち、加工現場においては、図13に
示すように、機械のすべての構成要素は力Nと熱Hで変
形しており、送る側の位置を監視したとしても、力Nと
熱Hによる変形の影響で実際の送り位置は目標位置から
変化してしまう。
示すように、機械のすべての構成要素は力Nと熱Hで変
形しており、送る側の位置を監視したとしても、力Nと
熱Hによる変形の影響で実際の送り位置は目標位置から
変化してしまう。
【0006】通常の機械では、力による変形に対抗する
ために高剛性を、熱の変形に対抗するために恒温環境を
用いて機械の変形の影響を受けないようにしているが、
いずれも受動的な対応でしかなく限界がある。
ために高剛性を、熱の変形に対抗するために恒温環境を
用いて機械の変形の影響を受けないようにしているが、
いずれも受動的な対応でしかなく限界がある。
【0007】また、従来から送られる側の位置をリニア
スケール等で実際に検出して位置決め制御することも行
われているが、実際の加工現場等ではリニアスケール自
身も熱や力の影響で変形しており、絶対的な基準とはな
り得ない。そこで、装置外部から送り位置を監視するこ
とも考えられるが、センサが置かれる外部環境の問題等
によって絶対的な基準を得ることは困難である。
スケール等で実際に検出して位置決め制御することも行
われているが、実際の加工現場等ではリニアスケール自
身も熱や力の影響で変形しており、絶対的な基準とはな
り得ない。そこで、装置外部から送り位置を監視するこ
とも考えられるが、センサが置かれる外部環境の問題等
によって絶対的な基準を得ることは困難である。
【0008】そこで、より高精度の位置決めを図るに
は、”加工の知能化”の考えを取り入れる必要がある。
は、”加工の知能化”の考えを取り入れる必要がある。
【0009】加工の知能化とは、加工現場で生じている
物理現象を情報としてサンセでとりこみ、予め用意した
モデルに入力し、そこからの出力と設計から定まる目標
値とを比較して、その差に応じてアクチュエータを動か
し、加工で生じる現象そのものをリアルタイムで変化さ
せて所期の目的の加工を行うものである。
物理現象を情報としてサンセでとりこみ、予め用意した
モデルに入力し、そこからの出力と設計から定まる目標
値とを比較して、その差に応じてアクチュエータを動か
し、加工で生じる現象そのものをリアルタイムで変化さ
せて所期の目的の加工を行うものである。
【0010】かかる見地から、加工の知能化を実現する
べく、目下具体的な工作機械の製作が種々試みられてお
り、本発明は知能化送り装置に関するものである。
べく、目下具体的な工作機械の製作が種々試みられてお
り、本発明は知能化送り装置に関するものである。
【0011】また、送り装置については、上記した位置
決め誤差の問題に加えて、次のような問題もある。
決め誤差の問題に加えて、次のような問題もある。
【0012】すなわち、従来からオングストロームオー
ダの微小な分解能を実現するアクチュエータとして、圧
電素子が知られており、走査形トンネル顕微鏡や電子線
描画装置の各種超精密機械に用いられている。しかし、
これはストロークが、てこ機構を併用しても300[n
m]程度と小さいことが欠点である。
ダの微小な分解能を実現するアクチュエータとして、圧
電素子が知られており、走査形トンネル顕微鏡や電子線
描画装置の各種超精密機械に用いられている。しかし、
これはストロークが、てこ機構を併用しても300[n
m]程度と小さいことが欠点である。
【0013】一方、100[mm]程度と大きいストロ
ークを実現できるアクチュエータとして、ボールねじを
利用する機構が、工作機械や自動移送装置に広く用いら
れている。しかし、このボールねじ(たとえば直径4
[mm])は剛性が10[N/μm]程度と小さく、外
力によってそれ自体が変形すること、これを研削仕上げ
する時の加工精度に起因する送り方向の位置決め誤差が
8[μm]と大きいことが欠点である。
ークを実現できるアクチュエータとして、ボールねじを
利用する機構が、工作機械や自動移送装置に広く用いら
れている。しかし、このボールねじ(たとえば直径4
[mm])は剛性が10[N/μm]程度と小さく、外
力によってそれ自体が変形すること、これを研削仕上げ
する時の加工精度に起因する送り方向の位置決め誤差が
8[μm]と大きいことが欠点である。
【0014】また、これらの圧電素子やボールねじを固
定する構造体には、しばしば熱膨張が発生し、たとえば
工作機械ではアクチュエータの分解能が0.1[μm]
と小さくても、工具・被加工物間の距離は設定値から1
0[μm]以上と大きくずれて、位置決め精度が劣化す
ることが知られている。
定する構造体には、しばしば熱膨張が発生し、たとえば
工作機械ではアクチュエータの分解能が0.1[μm]
と小さくても、工具・被加工物間の距離は設定値から1
0[μm]以上と大きくずれて、位置決め精度が劣化す
ることが知られている。
【0015】本発明は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
加工の知能化の考え方を取り入れ、位置決め誤差の要因
となる熱変形,力変形,構成要素の形状誤差の諸要因を
逐次検出する検出手段を設け、総合的に制御することに
よって絶対的な位置を保証し得る超精密送り装置および
これを用いたXYテーブル並びにテーブル移送装置を提
供することにある。
するためになされたもので、その目的とするところは、
加工の知能化の考え方を取り入れ、位置決め誤差の要因
となる熱変形,力変形,構成要素の形状誤差の諸要因を
逐次検出する検出手段を設け、総合的に制御することに
よって絶対的な位置を保証し得る超精密送り装置および
これを用いたXYテーブル並びにテーブル移送装置を提
供することにある。
【0016】また、大ストロークで高分解能かつ精密な
位置決め、さらに任意の剛性などを実現し得る超精密送
り装置およびこれを用いたXYテーブル並びにテーブル
移送装置を提供することにある。
位置決め、さらに任意の剛性などを実現し得る超精密送
り装置およびこれを用いたXYテーブル並びにテーブル
移送装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、駆動手段と、送り量を検出する
送り量検出手段と、送り位置毎の形状誤差に関する情報
と、装置の温度分布による熱変形に関する情報と、外力
による変形に関する情報の内の少なくともいずれか一つ
を逐次検出するために装置内部に設けられる情報検出手
段と、前記情報検出手段の検出情報と位置決め誤差の関
係及びその他装置各部の形状誤差と位置決め誤差の関係
を予め知識として記憶する記憶手段と、前記送り量検出
手段及び情報検出手段によって逐次検出される検出情報
と前記記憶情報に基づいて補正制御量を求めて前記駆動
手段を駆動する制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
に、本発明にあっては、駆動手段と、送り量を検出する
送り量検出手段と、送り位置毎の形状誤差に関する情報
と、装置の温度分布による熱変形に関する情報と、外力
による変形に関する情報の内の少なくともいずれか一つ
を逐次検出するために装置内部に設けられる情報検出手
段と、前記情報検出手段の検出情報と位置決め誤差の関
係及びその他装置各部の形状誤差と位置決め誤差の関係
を予め知識として記憶する記憶手段と、前記送り量検出
手段及び情報検出手段によって逐次検出される検出情報
と前記記憶情報に基づいて補正制御量を求めて前記駆動
手段を駆動する制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0018】制御手段は、位置決め誤差と、送り量検出
手段及び情報検出手段と、駆動手段の補正制御量との関
係を前もって学習することを特徴とする。
手段及び情報検出手段と、駆動手段の補正制御量との関
係を前もって学習することを特徴とする。
【0019】学習は基準位置からの距離を測定している
距離検出手段によって行うことを特徴とする。
距離検出手段によって行うことを特徴とする。
【0020】駆動手段は、粗動機構と微動機構を直列に
配したアクチュエータ群によって構成され、位置決め誤
差を微動機構によって補正することを特徴とする。
配したアクチュエータ群によって構成され、位置決め誤
差を微動機構によって補正することを特徴とする。
【0021】力センサが装置内部の外力が伝達される経
路に配されていることを特徴とする。
路に配されていることを特徴とする。
【0022】熱変形を検出する変形センサが、位置決め
誤差に影響を与える部分の軸方向伸縮を検出することを
特徴とする。
誤差に影響を与える部分の軸方向伸縮を検出することを
特徴とする。
【0023】粗動機構はボールねじ等のねじ送り機構で
あることを特徴とする。
あることを特徴とする。
【0024】微動機構は、圧電素子,電歪素子,熱膨張
を利用して伸縮するアクチュエータ,流体圧を利用して
伸縮するアクチュエータ,ボイスコイルを利用したアク
チュエータ,磁歪素子を利用したアクチュエータ等の指
令値に比例して伸縮する微小変位手段を備えていること
を特徴とする。
を利用して伸縮するアクチュエータ,流体圧を利用して
伸縮するアクチュエータ,ボイスコイルを利用したアク
チュエータ,磁歪素子を利用したアクチュエータ等の指
令値に比例して伸縮する微小変位手段を備えていること
を特徴とする。
【0025】微動機構は、微小変位手段と、該微小変位
手段の変位方向には変形可能で変位方向と直交する方向
には剛な弾性部材とを備えていることを特徴とする。
手段の変位方向には変形可能で変位方向と直交する方向
には剛な弾性部材とを備えていることを特徴とする。
【0026】微動機構は、微小変位手段と並列に変形セ
ンサを配し、微小変位手段の制御をフィードバック制御
によって行うことを特徴とする。
ンサを配し、微小変位手段の制御をフィードバック制御
によって行うことを特徴とする。
【0027】また、本発明のXYテーブルは、基台と、
該基台上に直線運動案内機構を介してX軸方向に移動自
在に配設される第1テーブルと、該第1テーブル上に直
線運動案内機構を介してX軸に対して直交するY軸方向
に移動自在に配設されるテーブルと、前記基台と第1テ
ーブルの間に設けられ第1テーブルをX軸方向に送る送
り機構と、前記第1テーブルと第2テーブルの間に設け
られ第2テーブルをY軸方向に送る送り機構と、を備
え、X,Y軸方向の送り機構として上記超精密送り装置
を用いてX軸方向とY軸方向の平面的な位置決め誤差を
補正可能としたことを特徴とする。
該基台上に直線運動案内機構を介してX軸方向に移動自
在に配設される第1テーブルと、該第1テーブル上に直
線運動案内機構を介してX軸に対して直交するY軸方向
に移動自在に配設されるテーブルと、前記基台と第1テ
ーブルの間に設けられ第1テーブルをX軸方向に送る送
り機構と、前記第1テーブルと第2テーブルの間に設け
られ第2テーブルをY軸方向に送る送り機構と、を備
え、X,Y軸方向の送り機構として上記超精密送り装置
を用いてX軸方向とY軸方向の平面的な位置決め誤差を
補正可能としたことを特徴とする。
【0028】また、基台のX軸及びY軸と直交するZ軸
方向の反り量を逐次検出する反り量検出手段と、基台と
第1テーブルの間の距離及び第1テーブルと第2テーブ
ル間の前記Z軸方向の距離を検出する距離検出手段と、
を設けると共に、前記直線運動案内装置にZ軸方向に変
位を発生する微小変位手段を設け、前記反り量検出手段
と距離検出手段の検出情報と前記XY軸方向の送り位置
毎のZ軸方向の位置決め誤差の関係を予め知識として記
憶し、前記反り量検出手段と距離検出手段によって逐次
検出される検出情報と前記記憶情報に基づいてZ軸方向
の補正制御量を求めて前記Z軸方向の微小変位手段を制
御する制御手段を設け、X,Y,Z軸方向の立体的な位
置決め誤差を補正可能としたことを特徴とする。
方向の反り量を逐次検出する反り量検出手段と、基台と
第1テーブルの間の距離及び第1テーブルと第2テーブ
ル間の前記Z軸方向の距離を検出する距離検出手段と、
を設けると共に、前記直線運動案内装置にZ軸方向に変
位を発生する微小変位手段を設け、前記反り量検出手段
と距離検出手段の検出情報と前記XY軸方向の送り位置
毎のZ軸方向の位置決め誤差の関係を予め知識として記
憶し、前記反り量検出手段と距離検出手段によって逐次
検出される検出情報と前記記憶情報に基づいてZ軸方向
の補正制御量を求めて前記Z軸方向の微小変位手段を制
御する制御手段を設け、X,Y,Z軸方向の立体的な位
置決め誤差を補正可能としたことを特徴とする。
【0029】また、本発明のテーブル移送装置は、基台
と、基台上に直線運動案内機構を介して移動自在に配設
されるテーブルと、前記基台とテーブルの間に設けられ
テーブルを駆動する送り機構と、を備え、送り機構とし
て前記超精密送り装置を用い、一方、前記基台の送り方
向と直交する高さ方向の反り量を逐次検出する反り量検
出手段と、基台とテーブルの間の距離を検出する距離検
出手段と、を設けると共に、前記直線運動案内装置に送
り方向と直交する高さ方向に変位を発生する微小変位発
生手段を設け、前記反り量検出手段と距離検出手段の検
出情報と前記テーブルの送り位置毎の高さ方向の位置決
め誤差の関係を予め知識として記憶し、前記反り量検出
手段と距離検出手段によって逐次検出される検出情報と
前記記憶情報に基づいて高さ方向の補正制御量を求めて
前記微小変位発生手段を駆動する制御手段を設けたこと
を特徴とする。
と、基台上に直線運動案内機構を介して移動自在に配設
されるテーブルと、前記基台とテーブルの間に設けられ
テーブルを駆動する送り機構と、を備え、送り機構とし
て前記超精密送り装置を用い、一方、前記基台の送り方
向と直交する高さ方向の反り量を逐次検出する反り量検
出手段と、基台とテーブルの間の距離を検出する距離検
出手段と、を設けると共に、前記直線運動案内装置に送
り方向と直交する高さ方向に変位を発生する微小変位発
生手段を設け、前記反り量検出手段と距離検出手段の検
出情報と前記テーブルの送り位置毎の高さ方向の位置決
め誤差の関係を予め知識として記憶し、前記反り量検出
手段と距離検出手段によって逐次検出される検出情報と
前記記憶情報に基づいて高さ方向の補正制御量を求めて
前記微小変位発生手段を駆動する制御手段を設けたこと
を特徴とする。
【0030】
【作用】本発明では、外力や熱等の誤差要因情報を検出
する情報検出手段の検出情報と位置決め誤差の関係及び
その他装置各部の形状誤差と位置決め誤差の関係を学習
によって予め知識として記憶しておく。
する情報検出手段の検出情報と位置決め誤差の関係及び
その他装置各部の形状誤差と位置決め誤差の関係を学習
によって予め知識として記憶しておく。
【0031】送り動作中に、装置それ自体に設けられて
いる送り量検出手段によって送り位置を逐次検出する。
また、装置それ自体に設けられている情報検出手段によ
って、送り位置毎の形状誤差に起因する位置決め誤差、
装置の温度分布による熱変形に起因する位置決め誤差及
び外力による変形に起因する位置決め誤差の内の少なく
ともいずれか一つを逐次検出する。
いる送り量検出手段によって送り位置を逐次検出する。
また、装置それ自体に設けられている情報検出手段によ
って、送り位置毎の形状誤差に起因する位置決め誤差、
装置の温度分布による熱変形に起因する位置決め誤差及
び外力による変形に起因する位置決め誤差の内の少なく
ともいずれか一つを逐次検出する。
【0032】もちろん、誤差要因の検出は、送り位置毎
の形状誤差と、熱変形と、外力のすべてを検出すること
が最も効果的であるが、いずれか一つの誤差をなくすだ
けでも効果はあり、精度要求に応じて種々選択し得る。
の形状誤差と、熱変形と、外力のすべてを検出すること
が最も効果的であるが、いずれか一つの誤差をなくすだ
けでも効果はあり、精度要求に応じて種々選択し得る。
【0033】制御手段において、これらの検出情報と記
憶情報とに基づいて補正制御量を求め、駆動手段を制御
して位置決め誤差を補正する。
憶情報とに基づいて補正制御量を求め、駆動手段を制御
して位置決め誤差を補正する。
【0034】駆動手段を、粗動機構と微動機構を直列に
配したアクチュエータ群によって構成すれば、粗動機構
によって大ストロークを実現でき、微動機構によって精
密位置決めと高分解能を実現できる。
配したアクチュエータ群によって構成すれば、粗動機構
によって大ストロークを実現でき、微動機構によって精
密位置決めと高分解能を実現できる。
【0035】また、本発明のXYテーブルは、上記内部
モニタ方式の送り装置によってX,Y軸方向の平面的な
絶対位置決めが可能となる。
モニタ方式の送り装置によってX,Y軸方向の平面的な
絶対位置決めが可能となる。
【0036】さらに、基台の反り量と、基台と第1テー
ブル間の距離と、第1テーブルと第2テーブル間の距離
を検出することによって、XY軸方向の平面的な送り位
置毎のZ軸方向の位置決め誤差を検出でき、このZ軸方
向の位置決め誤差を直線運動案内機構に設けたZ軸方向
の微小変位手段によって補正することで、立体的な絶対
位置決めが可能となる。
ブル間の距離と、第1テーブルと第2テーブル間の距離
を検出することによって、XY軸方向の平面的な送り位
置毎のZ軸方向の位置決め誤差を検出でき、このZ軸方
向の位置決め誤差を直線運動案内機構に設けたZ軸方向
の微小変位手段によって補正することで、立体的な絶対
位置決めが可能となる。
【0037】本発明のテーブル移送装置は、基台の反り
量と、基台とテーブル間の距離を検出することによっ
て、テーブルの送り位置毎の高さ方向の位置決め誤差を
検出でき、この高さ方向の位置決め誤差を直線運動案内
機構に設けた高さ方向の微小変位手段によって補正する
ことで、立体的な絶対位置決めが可能となる。
量と、基台とテーブル間の距離を検出することによっ
て、テーブルの送り位置毎の高さ方向の位置決め誤差を
検出でき、この高さ方向の位置決め誤差を直線運動案内
機構に設けた高さ方向の微小変位手段によって補正する
ことで、立体的な絶対位置決めが可能となる。
【0038】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
する。
【0039】図1乃至図3は本発明の内部モニタ方式の
超精密送り装置の第1実施例を示している。
超精密送り装置の第1実施例を示している。
【0040】図1は概念構成を示すもので、図2,図3
はより具体化した図を示す。このうち、図2(B)は図
2(A)を概念的に示したものにすぎず、構成は全く同
一である。
はより具体化した図を示す。このうち、図2(B)は図
2(A)を概念的に示したものにすぎず、構成は全く同
一である。
【0041】この送り装置は、図1(B)に示すよう
に、装置の形状誤差E・外力F・熱Hの影響による位置
決め誤差Δをモニタするために、送り量検出手段として
の送り位置センサS1,位置決め誤差に影響を与える要
因の情報を検出する情報検出手段としての力センサS
2,熱変形センサS3あるいは図示しないが送り位置毎
の形状誤差に関する情報を検出するるセンサ等のセンサ
群と、これらセンサ群の検出情報と位置決め誤差Δの関
係その他装置各部の形状誤差Eと位置決め誤差Δの関係
を予め知識として記憶して微小変位アクチュエータAに
よる補正量を判断する計算機Cとによって、所望の機能
を実現する送り装置である。
に、装置の形状誤差E・外力F・熱Hの影響による位置
決め誤差Δをモニタするために、送り量検出手段として
の送り位置センサS1,位置決め誤差に影響を与える要
因の情報を検出する情報検出手段としての力センサS
2,熱変形センサS3あるいは図示しないが送り位置毎
の形状誤差に関する情報を検出するるセンサ等のセンサ
群と、これらセンサ群の検出情報と位置決め誤差Δの関
係その他装置各部の形状誤差Eと位置決め誤差Δの関係
を予め知識として記憶して微小変位アクチュエータAに
よる補正量を判断する計算機Cとによって、所望の機能
を実現する送り装置である。
【0042】この第1実施例では、内部モニタ方式によ
って、形状誤差Eと、力Fによる変形に起因する位置決
め誤差のみを補正する例である。
って、形状誤差Eと、力Fによる変形に起因する位置決
め誤差のみを補正する例である。
【0043】内部モニタ方式とは、自分自身につけたセ
ンサで、作業時、インプロセスで自分の姿勢を知ること
である。
ンサで、作業時、インプロセスで自分の姿勢を知ること
である。
【0044】送り装置1は、図1(A),図2及び図3
に示すように、概略、粗動機構2と、この粗動機構2と
直列に配される微動機構3とから構成され、粗動機構2
によって大ストロークを確保し、図1(A)に示すよう
に、その目標位置Oに対する位置決め誤差Δを微動機構
3によって補償するものである。
に示すように、概略、粗動機構2と、この粗動機構2と
直列に配される微動機構3とから構成され、粗動機構2
によって大ストロークを確保し、図1(A)に示すよう
に、その目標位置Oに対する位置決め誤差Δを微動機構
3によって補償するものである。
【0045】粗動機構2は、図2(A)に示すように、
ボールねじ軸4と、ボールねじ軸4に螺合されるボール
ナット5と、ボールねじ軸4とボールナット5間に介在
される多数個のボール6と、ボールねじ軸4を回転駆動
するモータMと、から構成されている。ボールねじ軸4
は基台7上に立設される軸受台8にアンギュラコンタク
ト玉軸受等の軸受9を介して回転自在に支持されてい
る。モータMは基台7に設けらモータ支持壁10に支持
され、モータMの駆動軸11とボールねじ軸4とが継手
部材12を介して作動連結されている。
ボールねじ軸4と、ボールねじ軸4に螺合されるボール
ナット5と、ボールねじ軸4とボールナット5間に介在
される多数個のボール6と、ボールねじ軸4を回転駆動
するモータMと、から構成されている。ボールねじ軸4
は基台7上に立設される軸受台8にアンギュラコンタク
ト玉軸受等の軸受9を介して回転自在に支持されてい
る。モータMは基台7に設けらモータ支持壁10に支持
され、モータMの駆動軸11とボールねじ軸4とが継手
部材12を介して作動連結されている。
【0046】また、ボールナット5は、図3に示すよう
に、その左右側面を支持する直線運動案内機構13を介
してボールねじ軸4の軸方向に直線案内されている。こ
の直線運動案内機構13は、基台7に固定される直線状
の固定レール14と、ボールナット5に固定される可動
レール15と、この固定レール14と可動レール15間
に転動自在に介装される図示しないボール等の転動体と
から構成される。
に、その左右側面を支持する直線運動案内機構13を介
してボールねじ軸4の軸方向に直線案内されている。こ
の直線運動案内機構13は、基台7に固定される直線状
の固定レール14と、ボールナット5に固定される可動
レール15と、この固定レール14と可動レール15間
に転動自在に介装される図示しないボール等の転動体と
から構成される。
【0047】微動機構3は、圧電素子等の微小変位アク
チュエータ16と、微小変位アクチュエータ16と並列
に設けられて微小変位を検出する変位センサ17と、か
ら構成されている。変位センサ17は、微小変位アクチ
ュエータ16と並列に設けられる平行平板構造の弾性部
材18と、弾性部材18に貼着された歪ゲージ19と、
から構成される。弾性部材18は、図2(D)に誇張し
て示すように、軸方向には変形可能で軸方向と直交する
方向以外の方向には剛な構成となっている。この歪ゲー
ジ19によって微小変位アクチュエータ16の変位量を
検出し、微動制御回路31にフィードバックして補正量
を正確に制御している。
チュエータ16と、微小変位アクチュエータ16と並列
に設けられて微小変位を検出する変位センサ17と、か
ら構成されている。変位センサ17は、微小変位アクチ
ュエータ16と並列に設けられる平行平板構造の弾性部
材18と、弾性部材18に貼着された歪ゲージ19と、
から構成される。弾性部材18は、図2(D)に誇張し
て示すように、軸方向には変形可能で軸方向と直交する
方向以外の方向には剛な構成となっている。この歪ゲー
ジ19によって微小変位アクチュエータ16の変位量を
検出し、微動制御回路31にフィードバックして補正量
を正確に制御している。
【0048】すなわち、弾性部材18は、ボールナット
5に固定される固定部20と、固定部20と離間して設
けられる自由端側の可動部21と、固定部20と可動部
21を連結する軸と直交する方向に延びる平行平板構造
のばね部22とから構成され、歪ゲージ19は、ばね部
22の固定部20及び可動部21との付け根位置に貼付
けられている。また、上記微小変位アクチュエータ16
は、この弾性部材18の可動部21と固定部20間に装
着されている。
5に固定される固定部20と、固定部20と離間して設
けられる自由端側の可動部21と、固定部20と可動部
21を連結する軸と直交する方向に延びる平行平板構造
のばね部22とから構成され、歪ゲージ19は、ばね部
22の固定部20及び可動部21との付け根位置に貼付
けられている。また、上記微小変位アクチュエータ16
は、この弾性部材18の可動部21と固定部20間に装
着されている。
【0049】微動機構3の変位センサとしては上記実施
例のような平行平板構造を用いたものの他に、歪ゲージ
等の抵抗式センサ、圧電素子や電歪素子を用いて変位を
電圧変化として検出する電圧式センサ、差動トランスや
渦電流センサ等の電磁誘導式センサ、静電容量式セン
サ,光ファイバ等を用いた光干渉式センサ等、微小変位
を検出可能な公知の種々のセンサを用いることができ
る。
例のような平行平板構造を用いたものの他に、歪ゲージ
等の抵抗式センサ、圧電素子や電歪素子を用いて変位を
電圧変化として検出する電圧式センサ、差動トランスや
渦電流センサ等の電磁誘導式センサ、静電容量式セン
サ,光ファイバ等を用いた光干渉式センサ等、微小変位
を検出可能な公知の種々のセンサを用いることができ
る。
【0050】また、微小変位アクチュエータ16として
は、圧電素子,電歪素子,熱膨張を利用して伸縮するア
クチュエータ,流体圧を利用して伸縮するアクチュエー
タ,ボイスコイルを利用したアクチュエータ,磁歪素子
を利用したアクチュエータ等の指令値に比例して伸縮す
る各種アクチュエータを用いることができる。
は、圧電素子,電歪素子,熱膨張を利用して伸縮するア
クチュエータ,流体圧を利用して伸縮するアクチュエー
タ,ボイスコイルを利用したアクチュエータ,磁歪素子
を利用したアクチュエータ等の指令値に比例して伸縮す
る各種アクチュエータを用いることができる。
【0051】上記モータMには送り位置を検出するため
の送り量検出手段としてのエンコーダ23が設けられて
いる。このエンコーダ23は、図示例ではロータリエン
コーダを用いている。ロータリエンコーダはモータMの
回転量を検出してもよいし、ボールねじ軸4の回転量を
検出するようにしてもよい。また、ロータリエンコーダ
の代わりにリニアエンコーダを用いてもよい。
の送り量検出手段としてのエンコーダ23が設けられて
いる。このエンコーダ23は、図示例ではロータリエン
コーダを用いている。ロータリエンコーダはモータMの
回転量を検出してもよいし、ボールねじ軸4の回転量を
検出するようにしてもよい。また、ロータリエンコーダ
の代わりにリニアエンコーダを用いてもよい。
【0052】リニアエンコーダを用いる場合には、ボー
ルナット5あるいは被動部24の送り位置を読み取るよ
うにしてもよいし、直線運動案内装置13の固定レール
14に対する移動レール15の移動量を検出するように
してもよい。
ルナット5あるいは被動部24の送り位置を読み取るよ
うにしてもよいし、直線運動案内装置13の固定レール
14に対する移動レール15の移動量を検出するように
してもよい。
【0053】一方、装置に作用する外力が装置内部を伝
わる経路には力センサ25が設けられている。力センサ
25は、この実施例では微動機構3の可動部21と被送
り部材が取り付けられる被動部24の間に直列に設けら
れている。
わる経路には力センサ25が設けられている。力センサ
25は、この実施例では微動機構3の可動部21と被送
り部材が取り付けられる被動部24の間に直列に設けら
れている。
【0054】力センサ25も、図2(C)に誇張して示
すように、軸方向には弾性変形可能で軸と直交する方向
には剛な平行平板構造の弾性部材26と、この弾性部材
26の歪量を検出する歪ゲージ27と、から構成されて
おり、弾性部材26の歪量の検出値から軸方向荷重を検
出するものである。
すように、軸方向には弾性変形可能で軸と直交する方向
には剛な平行平板構造の弾性部材26と、この弾性部材
26の歪量を検出する歪ゲージ27と、から構成されて
おり、弾性部材26の歪量の検出値から軸方向荷重を検
出するものである。
【0055】ここで、微動機構3を構成する弾性部材2
6、上記力センサ25及び被動部24までが一つのブロ
ック体によって構成されている。
6、上記力センサ25及び被動部24までが一つのブロ
ック体によって構成されている。
【0056】力が通る経路は、上記被動部24,力セン
サ25,微小アクチュエータ16と弾性部材26、ボー
ルナット5,ボール6、ボールねじ軸4、軸受9及び軸
受台8を通して基台7に至る経路である。力センサ25
は、上記被動部24と微動機構3の間ではなく、微動機
構3とボールナット5の間、ボールナット5自体、軸受
9と軸受台8の間、軸受台8自体、軸受台8と基台7の
間等、必要に応じて種々の位置に設けることができる。
サ25,微小アクチュエータ16と弾性部材26、ボー
ルナット5,ボール6、ボールねじ軸4、軸受9及び軸
受台8を通して基台7に至る経路である。力センサ25
は、上記被動部24と微動機構3の間ではなく、微動機
構3とボールナット5の間、ボールナット5自体、軸受
9と軸受台8の間、軸受台8自体、軸受台8と基台7の
間等、必要に応じて種々の位置に設けることができる。
【0057】図1(A)にはこの送り装置の制御構成を
示している。
示している。
【0058】制御系としては、粗動機構2の粗動制御系
と、微動機構3の微動制御系を有している。
と、微動機構3の微動制御系を有している。
【0059】粗動制御系は、粗動制御回路28に送り量
が指令値として入力され、この指令値に基づいてモータ
Mの駆動信号が出され、駆動回路29を介してモータM
が所定量回転駆動される。これによってボールねじ軸4
が所定量回転され、ボールねじ軸4の回転運動がボール
ナット5の直線運動に変換されて軸方向に所定量移動す
る。
が指令値として入力され、この指令値に基づいてモータ
Mの駆動信号が出され、駆動回路29を介してモータM
が所定量回転駆動される。これによってボールねじ軸4
が所定量回転され、ボールねじ軸4の回転運動がボール
ナット5の直線運動に変換されて軸方向に所定量移動す
る。
【0060】一方、微動制御系は、送り位置毎の装置の
形状誤差としてボールねじ軸4の送り位置毎のピッチ誤
差と位置決め誤差との関係、力センサ25の検出情報と
位置決め誤差との関係を学習して、メモリ30に記憶し
ている。
形状誤差としてボールねじ軸4の送り位置毎のピッチ誤
差と位置決め誤差との関係、力センサ25の検出情報と
位置決め誤差との関係を学習して、メモリ30に記憶し
ている。
【0061】被動部24の位置決め誤差に影響を与える
装置の形状誤差としては、たとえばボールねじ軸4のピ
ッチ誤差が大きい要因として考えられる。もちろん、位
置決め誤差に影響を及ぼす装置各部の形状誤差として
は、その他装置構成によって適宜選択される。このピッ
チ誤差は予め検出して知識としてメモリ30に記憶され
ている。
装置の形状誤差としては、たとえばボールねじ軸4のピ
ッチ誤差が大きい要因として考えられる。もちろん、位
置決め誤差に影響を及ぼす装置各部の形状誤差として
は、その他装置構成によって適宜選択される。このピッ
チ誤差は予め検出して知識としてメモリ30に記憶され
ている。
【0062】そして、力センサ25によって検出される
外力Fの情報と、エンコーダ23からの送り位置情報と
が微動制御部31に入力され、この微動制御部31にお
いて、外力情報及び送り位置情報とメモリ30に記憶さ
れている位置決め誤差との関係から微動機構3の補正制
御量を演算し、微動機構3の補正移動量を制御するもの
である。この微動機構3の微小変位アクチュエータ16
は微動制御回路31からの補正制御信号に基づいて駆動
回路31aを介して所定量伸縮作動する。
外力Fの情報と、エンコーダ23からの送り位置情報と
が微動制御部31に入力され、この微動制御部31にお
いて、外力情報及び送り位置情報とメモリ30に記憶さ
れている位置決め誤差との関係から微動機構3の補正制
御量を演算し、微動機構3の補正移動量を制御するもの
である。この微動機構3の微小変位アクチュエータ16
は微動制御回路31からの補正制御信号に基づいて駆動
回路31aを介して所定量伸縮作動する。
【0063】ここで、実験例を示す。
【0064】ボールねじ軸は直径4[mm]、リード1
[mm]で、2個のナットを中央の板ばねで予圧をかけ
てバックラッシュを無くした構造のものを用いた。位置
決めの再現性は100[nm]以下で、常に3[N・m
m]の摩擦トルクが発生して発熱が生じる。
[mm]で、2個のナットを中央の板ばねで予圧をかけ
てバックラッシュを無くした構造のものを用いた。位置
決めの再現性は100[nm]以下で、常に3[N・m
m]の摩擦トルクが発生して発熱が生じる。
【0065】微小変位アクチュエータ16としては5×
5×9[mm]の寸法の積層構成の圧電素子を用いた。
一般に圧電素子にかける電圧とその時の伸縮量との関係
は、ヒステリシス・非線形性ともに5%程度と大きいた
め、平行平板構造の変位センサを圧電素子と並列に配し
て、フィードバック回路、すなわちコンピュータが支持
する信号電圧の設定値と、変位センサ18から出力され
る測定値とが等しくなるように、微小変位アクチュエー
タ16に電圧を与える回路を設計した。
5×9[mm]の寸法の積層構成の圧電素子を用いた。
一般に圧電素子にかける電圧とその時の伸縮量との関係
は、ヒステリシス・非線形性ともに5%程度と大きいた
め、平行平板構造の変位センサを圧電素子と並列に配し
て、フィードバック回路、すなわちコンピュータが支持
する信号電圧の設定値と、変位センサ18から出力され
る測定値とが等しくなるように、微小変位アクチュエー
タ16に電圧を与える回路を設計した。
【0066】これを用いると、ヒステリシス・非線形性
は小さくなり、圧電素子の伸縮量の再現性も5[nm]
と小さくなる。
は小さくなり、圧電素子の伸縮量の再現性も5[nm]
と小さくなる。
【0067】力センサ25は微小変位アクチュエータ1
6と直列に配してある。これは平行平板構造の弾性部材
26と歪ゲージ27によって、ヒステリシス・非線形性
は2%以下と小さい。力センサ25の定格荷重は5N、
剛性は1.4[N/μm]である。
6と直列に配してある。これは平行平板構造の弾性部材
26と歪ゲージ27によって、ヒステリシス・非線形性
は2%以下と小さい。力センサ25の定格荷重は5N、
剛性は1.4[N/μm]である。
【0068】また、基準位置からの距離を測定する距離
検出手段としてのレーザ測長器32によって位置決め誤
差を測定した。このレーザ測長器32は、送り装置の学
習及び評価のために用いたもので、この情報を用いて微
小変位アクチュエータ16をインプロセスで制御するも
のではない。ただし、装置の形状誤差としてのボールね
じの送りピッチ誤差を検出してメモリに記憶するもので
あり、その意味で本願発明の情報検出手段を構成する。
このレーザ測長器は装置外部に設けてもよいし、装置内
部に設けても良い。
検出手段としてのレーザ測長器32によって位置決め誤
差を測定した。このレーザ測長器32は、送り装置の学
習及び評価のために用いたもので、この情報を用いて微
小変位アクチュエータ16をインプロセスで制御するも
のではない。ただし、装置の形状誤差としてのボールね
じの送りピッチ誤差を検出してメモリに記憶するもので
あり、その意味で本願発明の情報検出手段を構成する。
このレーザ測長器は装置外部に設けてもよいし、装置内
部に設けても良い。
【0069】内部モニタ方式の制御をせずに、位置決め
誤差を測定したのが、図4(A)に示す結果である。
誤差を測定したのが、図4(A)に示す結果である。
【0070】図4(A)は、外力をかけない状態で、
1.389[μm]ごとに間欠的に計5[mm]送る場
合の、レーザ測長器32で測定した位置と、操作によっ
て送りたかった目標位置Oとの差を示す。ピッチ分を1
周期として加工による誤差が±3[μm]生じているこ
と、ボールナット5において、ボールがリテーナからナ
ット溝に挿入される時に0.3[μm]の衝撃値が生じ
ていること、測定しながら5[mm]送るのに45分か
かるため0.5[μm]の熱膨張が生じることが分か
る。
1.389[μm]ごとに間欠的に計5[mm]送る場
合の、レーザ測長器32で測定した位置と、操作によっ
て送りたかった目標位置Oとの差を示す。ピッチ分を1
周期として加工による誤差が±3[μm]生じているこ
と、ボールナット5において、ボールがリテーナからナ
ット溝に挿入される時に0.3[μm]の衝撃値が生じ
ていること、測定しながら5[mm]送るのに45分か
かるため0.5[μm]の熱膨張が生じることが分か
る。
【0071】図4(B)は、モータMを停止している状
態で、外力Fを送り方向にかけた場合の、外力Fの大き
さとそれによって変動した位置決め誤差(変化量)Δと
の関係を示している。この剛性1.4[μm/N]はほ
ぼ力センサ25の剛性に等しい。
態で、外力Fを送り方向にかけた場合の、外力Fの大き
さとそれによって変動した位置決め誤差(変化量)Δと
の関係を示している。この剛性1.4[μm/N]はほ
ぼ力センサ25の剛性に等しい。
【0072】図1(B)に示したように、計算機は前も
って予備実験を通して、位置決め誤差Δと、力センサ2
5出力値、微小変位アクチュエータ16入力値との関係
を学習しなければならない。位置決め誤差Δと、エンコ
ーダ23出力信号との関係は先の図4(A)で、力セン
サ25の出力信号との関係は次の図4(C)で、微小変
位アクチュエータ16の入力信号との関係は次の図5
(A)で示す。
って予備実験を通して、位置決め誤差Δと、力センサ2
5出力値、微小変位アクチュエータ16入力値との関係
を学習しなければならない。位置決め誤差Δと、エンコ
ーダ23出力信号との関係は先の図4(A)で、力セン
サ25の出力信号との関係は次の図4(C)で、微小変
位アクチュエータ16の入力信号との関係は次の図5
(A)で示す。
【0073】図4(B),図5(A)に示すように、力
センサ25も微動機構5も、ともに平行平板構造を用い
ているため線形性がよい。
センサ25も微動機構5も、ともに平行平板構造を用い
ているため線形性がよい。
【0074】次に、計算機に記憶した関係を用いて、入
力信号をモニタしながら位置決め誤差を補正する。形状
誤差を補正した結果は図5(B)、外力を補正した結果
が図5(C)である。補正制御を行わない図4(A),
4(B)と比較してみると、加工精度に起因する位置決
め誤差は±3[μm]から±0.3[μm]へ小さく、
剛性は1.4[μm/N]から20[μm/N]へと大
きく、それぞれ一桁変化していることがわかる。
力信号をモニタしながら位置決め誤差を補正する。形状
誤差を補正した結果は図5(B)、外力を補正した結果
が図5(C)である。補正制御を行わない図4(A),
4(B)と比較してみると、加工精度に起因する位置決
め誤差は±3[μm]から±0.3[μm]へ小さく、
剛性は1.4[μm/N]から20[μm/N]へと大
きく、それぞれ一桁変化していることがわかる。
【0075】なお、外力をかけない場合の位置決め誤
差、すなわち外乱による振動は±0.05[μm]であ
った。これと先述の熱の影響を考慮すると、上述の補正
はさらに、改善されることは明らかである。
差、すなわち外乱による振動は±0.05[μm]であ
った。これと先述の熱の影響を考慮すると、上述の補正
はさらに、改善されることは明らかである。
【0076】図6及び図7は本発明の第2実施例を示し
ている。
ている。
【0077】この第2実施例は、上記第1実施例の送り
装置に熱変形センサ33を加えた例であり、第1実施例
と同一の構成部分については、同一の符号を付してその
説明を省略する。
装置に熱変形センサ33を加えた例であり、第1実施例
と同一の構成部分については、同一の符号を付してその
説明を省略する。
【0078】すなわち、図6に示すように、外力による
変形に起因する位置決め誤差と、熱変形に起因する位置
決め誤差を検出するための誤差要因検出手段として、第
1実施例と同一の力センサ25に加えて、熱変形センサ
33を設け、学習記憶する知識として、熱変形に起因す
る位置決め誤差を加え、力センサ25及び熱変形センサ
33から逐次得られる位置決め誤差要因の情報と、知識
として持っている位置決め誤差の情報に基づいて微動機
構3の補正制御量を求めるものである。
変形に起因する位置決め誤差と、熱変形に起因する位置
決め誤差を検出するための誤差要因検出手段として、第
1実施例と同一の力センサ25に加えて、熱変形センサ
33を設け、学習記憶する知識として、熱変形に起因す
る位置決め誤差を加え、力センサ25及び熱変形センサ
33から逐次得られる位置決め誤差要因の情報と、知識
として持っている位置決め誤差の情報に基づいて微動機
構3の補正制御量を求めるものである。
【0079】図示例は、熱変形に起因する位置決め誤差
に影響する代表的部位として基台7を選び、熱変形セン
サ33によって基台7の熱変形量を検出するようにした
ものである。この基台7は軸受台8が固定されていて、
基台7が伸縮するとボールねじ軸4の位置も変化して位
置決め誤差の原因となる部分で、しかもモータMの発熱
や基台7が固定される設置環境の温度変化に影響され
る。
に影響する代表的部位として基台7を選び、熱変形セン
サ33によって基台7の熱変形量を検出するようにした
ものである。この基台7は軸受台8が固定されていて、
基台7が伸縮するとボールねじ軸4の位置も変化して位
置決め誤差の原因となる部分で、しかもモータMの発熱
や基台7が固定される設置環境の温度変化に影響され
る。
【0080】熱変形センサ33は、ボールねじ軸4と平
行に配設された基台7とほぼ同一長さの基準部材34
と、基準部材34と基台7との軸方向の相対変位を検出
する変位センサ35とを備えている。すなわち、上記基
準部材34の一端を基台7の一端に固定し、この基準部
材34の他端と基台7の他端の相対変位量を変位センサ
35によって検出するものである。これにより基台7の
熱変形量を検出し、熱変形に起因する位置決め誤差を求
めるものである。
行に配設された基台7とほぼ同一長さの基準部材34
と、基準部材34と基台7との軸方向の相対変位を検出
する変位センサ35とを備えている。すなわち、上記基
準部材34の一端を基台7の一端に固定し、この基準部
材34の他端と基台7の他端の相対変位量を変位センサ
35によって検出するものである。これにより基台7の
熱変形量を検出し、熱変形に起因する位置決め誤差を求
めるものである。
【0081】基準部材34としては、線膨張率が極めて
小さくほとんど熱膨張量を無視できる材料、たとえばス
ーパーインバー棒を用いることが望ましいが、熱膨張率
が既知の部材であれば、その相対変位量によって温度変
化を知ることができる。
小さくほとんど熱膨張量を無視できる材料、たとえばス
ーパーインバー棒を用いることが望ましいが、熱膨張率
が既知の部材であれば、その相対変位量によって温度変
化を知ることができる。
【0082】変位センサ35としては、図7(B)に示
すように、軸方向には変形可能で軸方向と直交する方向
には剛な平行平板構造の弾性部材36と、この弾性部材
36に貼付けられる歪ゲージ37とから構成されてい
る。弾性部材36は、基台7に固定される基台側固定部
38と、基準部材36に固定される基準部材側固定部3
9と、基台側固定部38と基準部材側固定部39間を連
結する軸方向と直交する方向に延びる平行平板状のばね
部40と、から構成され、歪ゲージ37は、ばね部40
の基台側及び基準部材側固定部38,39との付け根位
置に貼付けられている。
すように、軸方向には変形可能で軸方向と直交する方向
には剛な平行平板構造の弾性部材36と、この弾性部材
36に貼付けられる歪ゲージ37とから構成されてい
る。弾性部材36は、基台7に固定される基台側固定部
38と、基準部材36に固定される基準部材側固定部3
9と、基台側固定部38と基準部材側固定部39間を連
結する軸方向と直交する方向に延びる平行平板状のばね
部40と、から構成され、歪ゲージ37は、ばね部40
の基台側及び基準部材側固定部38,39との付け根位
置に貼付けられている。
【0083】変位センサ35としては、弾性部材36を
用いないで、歪ゲージ等の抵抗式センサ、圧電素子や電
歪素子を用いて変位を電圧変化として検出する電圧式セ
ンサ、差動トランスや渦電流センサ等の電磁誘導式セン
サ、静電容量式センサ,光ファイバ等を用いた光り干渉
式センサ等、微小変位を検出可能な公知の種々のセンサ
を用いることができる。
用いないで、歪ゲージ等の抵抗式センサ、圧電素子や電
歪素子を用いて変位を電圧変化として検出する電圧式セ
ンサ、差動トランスや渦電流センサ等の電磁誘導式セン
サ、静電容量式センサ,光ファイバ等を用いた光り干渉
式センサ等、微小変位を検出可能な公知の種々のセンサ
を用いることができる。
【0084】図8は第1実施例と同様の条件で、熱変形
について実験した結果である。
について実験した結果である。
【0085】図8(A)は熱変形センサ33の出力と位
置決め誤差Δの関係を示すものである。このデータを知
識として記憶しておき、熱変形センサ33の出力に対応
する位置決め誤差量を微小変位アクチュエータ16によ
って補正した結果が図8(B)である。このように、熱
変形による影響をなくすことができる。
置決め誤差Δの関係を示すものである。このデータを知
識として記憶しておき、熱変形センサ33の出力に対応
する位置決め誤差量を微小変位アクチュエータ16によ
って補正した結果が図8(B)である。このように、熱
変形による影響をなくすことができる。
【0086】この実施例では、熱変形センサ33を基台
7側面に設けたが、ボールねじ軸4の場合にはボールナ
ット5とボールねじ軸4間の摩擦発熱も生じるので、熱
膨張位置決め誤差に直接影響する部位としては、ボール
ねじ軸4の軸方向の熱膨張を直接検出することが効果的
である。
7側面に設けたが、ボールねじ軸4の場合にはボールナ
ット5とボールねじ軸4間の摩擦発熱も生じるので、熱
膨張位置決め誤差に直接影響する部位としては、ボール
ねじ軸4の軸方向の熱膨張を直接検出することが効果的
である。
【0087】その場合には、たとえば、図9(A)に示
すようにボールねじ軸4を中空構成とし、この中空穴4
1内に基準部材34を挿入し、基準部材34の一端をボ
ールねじ軸4の一端に固定し、基準部材34の自由端と
ボールねじ軸4の自由端の相対変位を変位センサ35に
よって検出するようにすればよい。
すようにボールねじ軸4を中空構成とし、この中空穴4
1内に基準部材34を挿入し、基準部材34の一端をボ
ールねじ軸4の一端に固定し、基準部材34の自由端と
ボールねじ軸4の自由端の相対変位を変位センサ35に
よって検出するようにすればよい。
【0088】熱変形センサ33の設置位置としては、そ
の他、図9(B)(C)に示すように、ボールナット5
を直線案内する直線運動案内機構の軌道レール42に設
けてもよい。図示例は直線運動案内装置の一例で、軌道
レール42にボール等の転動体43を介して移動ブロッ
ク44が直線方向に移動自在に組み付けられたものであ
る。この軌道レール42に軸方向に貫通する中空穴45
を設け、ボールねじ軸4と同様に基準部材34を挿入
し、軌道レール42と基準部材34の自由端の相対変位
を変位センサ35によって検出するようにすればよい。
の他、図9(B)(C)に示すように、ボールナット5
を直線案内する直線運動案内機構の軌道レール42に設
けてもよい。図示例は直線運動案内装置の一例で、軌道
レール42にボール等の転動体43を介して移動ブロッ
ク44が直線方向に移動自在に組み付けられたものであ
る。この軌道レール42に軸方向に貫通する中空穴45
を設け、ボールねじ軸4と同様に基準部材34を挿入
し、軌道レール42と基準部材34の自由端の相対変位
を変位センサ35によって検出するようにすればよい。
【0089】リニアエンコーダを有する場合には、リニ
アエンコーダの基体自体に取り付けてリニアエンコーダ
自体の熱膨張量を検出するようにしてもよい。すなわ
ち、リニアエンコーダによって送り位置を検出している
のだから、送り位置の温度変化に起因する位置決め誤差
はリニアエンコーダの熱変形量が分かれば正しい位置が
判断できる。
アエンコーダの基体自体に取り付けてリニアエンコーダ
自体の熱膨張量を検出するようにしてもよい。すなわ
ち、リニアエンコーダによって送り位置を検出している
のだから、送り位置の温度変化に起因する位置決め誤差
はリニアエンコーダの熱変形量が分かれば正しい位置が
判断できる。
【0090】また、上記実施例では熱変形に関する情報
として熱変形量を直接検出しているが、温度分布に対応
する熱変形量を知識として持っておき、温度分布を検出
することによって熱変形を検出するようにしてもよい。
として熱変形量を直接検出しているが、温度分布に対応
する熱変形量を知識として持っておき、温度分布を検出
することによって熱変形を検出するようにしてもよい。
【0091】図10は、本発明の第3実施例を示してい
る。
る。
【0092】この第3実施例も第2実施例と同様に、熱
変形の要因を除去するように構成したものであるが、第
1,第2実施例と異なる点は、ボールねじ軸4の両端を
軸受9,9を介して支持する構成となっており、両軸受
台8,8間に熱変形センサ33を設けたものである。こ
の場合には、熱変形センサ33には、厳密な意味では熱
変形だけでなく力による変形分も検出されるが、熱によ
る変形に比べて力による変形は小さいので、熱変形を代
表するものと考えることができる。
変形の要因を除去するように構成したものであるが、第
1,第2実施例と異なる点は、ボールねじ軸4の両端を
軸受9,9を介して支持する構成となっており、両軸受
台8,8間に熱変形センサ33を設けたものである。こ
の場合には、熱変形センサ33には、厳密な意味では熱
変形だけでなく力による変形分も検出されるが、熱によ
る変形に比べて力による変形は小さいので、熱変形を代
表するものと考えることができる。
【0093】その他の構成および作用は第2実施例と同
様なので、同一の構成部分については同一の符号を付し
てその説明を省略する。
様なので、同一の構成部分については同一の符号を付し
てその説明を省略する。
【0094】上記各実施例はいずれも1軸方向の送り装
置を例にとって説明したが、この送り装置を用いてXY
テーブルを構成することもできる。
置を例にとって説明したが、この送り装置を用いてXY
テーブルを構成することもできる。
【0095】図11はXYテーブルの一例を示す。
【0096】すなわち、基台51上にX軸方向に送られ
る第1テーブル52を配置し、さらに第1テーブル52
の上にX軸と直交するY軸方向に送られる第2テーブル
53を配置したものである。
る第1テーブル52を配置し、さらに第1テーブル52
の上にX軸と直交するY軸方向に送られる第2テーブル
53を配置したものである。
【0097】第1テーブル52は直線運動案内機構54
を介して基台51に対してX軸方向に移動自在に支持さ
れ、第2テーブル53は第1テーブル52に直線運動案
内機構55を介してY軸方向に移動自在に支持されてい
る。
を介して基台51に対してX軸方向に移動自在に支持さ
れ、第2テーブル53は第1テーブル52に直線運動案
内機構55を介してY軸方向に移動自在に支持されてい
る。
【0098】そして、基台51と第1テーブル52の間
にはX軸方向に送るための送り機構56が、第1テーブ
ル52と第2テーブル53の間にはY軸方向に送るため
の送り機構57がそれぞれ設けられている。
にはX軸方向に送るための送り機構56が、第1テーブ
ル52と第2テーブル53の間にはY軸方向に送るため
の送り機構57がそれぞれ設けられている。
【0099】X軸及びY軸方向の送り装置56,57の
構成は、第1〜第3実施例と同様の構成で、モータMに
よって回転駆動されるボールねじ軸58と、このボール
ねじ軸58にボールを介して螺合され予圧が付与された
ボールナット59と、から構成される粗動機構60と、
圧電素子等の微小変位アクチュエータによって構成され
る微動機構61とから構成されている。
構成は、第1〜第3実施例と同様の構成で、モータMに
よって回転駆動されるボールねじ軸58と、このボール
ねじ軸58にボールを介して螺合され予圧が付与された
ボールナット59と、から構成される粗動機構60と、
圧電素子等の微小変位アクチュエータによって構成され
る微動機構61とから構成されている。
【0100】そして、このXY軸方向の送り機構56,
57によって第2テーブルをXY方向に位置決めするこ
とができる。
57によって第2テーブルをXY方向に位置決めするこ
とができる。
【0101】この実施例では、さらに、直線運動案内機
構の54,55の移動ブロックに微小変位アクチュエー
タ62を設けてZ軸方向の変位についても補正可能と
し、3次元的に絶対位置決め可能としたものである。
構の54,55の移動ブロックに微小変位アクチュエー
タ62を設けてZ軸方向の変位についても補正可能と
し、3次元的に絶対位置決め可能としたものである。
【0102】直線運動案内機構54,55としては、図
12(B)(C)に示すように、軌道レール63と、軌
道レール63にボール等の転動体64を介して移動自在
に支持される移動ブロック65と、から構成されるもの
で、この移動ブロック65に上記微小変位発生アクチュ
エータ62が設けられる。
12(B)(C)に示すように、軌道レール63と、軌
道レール63にボール等の転動体64を介して移動自在
に支持される移動ブロック65と、から構成されるもの
で、この移動ブロック65に上記微小変位発生アクチュ
エータ62が設けられる。
【0103】微小変位アクチュエータ62は、図示する
ように、Z軸方向には変形可能でその他の方向には剛な
平板構造の弾性部材66と圧電素子等の微小変位アクチ
ュエータ67を組み合わせた構成とし、弾性部材66に
貼着した歪ゲージ68で微小変位アクチュエータ62の
変位量をフィードバック制御するようにしてもよいし、
その他圧電素子,電歪素子,あるいは熱膨張を利用して
伸縮するアクチュエータ,流体圧を利用して伸縮するア
クチュエータ,ボイスコイルを利用したアクチュエー
タ,磁歪素子を利用したアクチュエータ等の指令値に比
例して伸縮する各種アクチュエータを用いることができ
る。
ように、Z軸方向には変形可能でその他の方向には剛な
平板構造の弾性部材66と圧電素子等の微小変位アクチ
ュエータ67を組み合わせた構成とし、弾性部材66に
貼着した歪ゲージ68で微小変位アクチュエータ62の
変位量をフィードバック制御するようにしてもよいし、
その他圧電素子,電歪素子,あるいは熱膨張を利用して
伸縮するアクチュエータ,流体圧を利用して伸縮するア
クチュエータ,ボイスコイルを利用したアクチュエー
タ,磁歪素子を利用したアクチュエータ等の指令値に比
例して伸縮する各種アクチュエータを用いることができ
る。
【0104】図12(A)は、このXYテーブルの制御
構成を概略的に示している。XY絶対位置制御系72に
ついては、上記した送り装置の制御系と同一であり、X
軸方向もY軸方向も同じである。
構成を概略的に示している。XY絶対位置制御系72に
ついては、上記した送り装置の制御系と同一であり、X
軸方向もY軸方向も同じである。
【0105】すなわち、XY軸方向共に粗動機構60と
微動機構61を有し、粗動機構60は粗動制御回路69
で制御され、微動機構61は微動制御回路70で制御さ
れる。この微動制御回路70の制御は、メモリ71に予
め形状誤差と位置決め誤差の関係、熱変形および力変形
に起因する位置決め誤差の関係が学習記憶されており、
インプロセスで逐次入力される熱変形センサ72および
力センサ73からの検出情報と記憶された情報から位置
決め誤差を判断し、補正量を求めて微動機構61を制御
するものである。
微動機構61を有し、粗動機構60は粗動制御回路69
で制御され、微動機構61は微動制御回路70で制御さ
れる。この微動制御回路70の制御は、メモリ71に予
め形状誤差と位置決め誤差の関係、熱変形および力変形
に起因する位置決め誤差の関係が学習記憶されており、
インプロセスで逐次入力される熱変形センサ72および
力センサ73からの検出情報と記憶された情報から位置
決め誤差を判断し、補正量を求めて微動機構61を制御
するものである。
【0106】一方、Z軸方向の絶対位置制御系は、直線
運動案内機構54,55の各移動ブロック65に設けた
微小変位アクチュエータ62を、Z軸方向位置制御回路
74によって制御される。このZ軸方向位置制御は、X
軸およびY軸方向の送り位置におけるZ軸方向の絶対位
置を検出するものであり、XY軸方向の微動制御部70
と対応して制御される。
運動案内機構54,55の各移動ブロック65に設けた
微小変位アクチュエータ62を、Z軸方向位置制御回路
74によって制御される。このZ軸方向位置制御は、X
軸およびY軸方向の送り位置におけるZ軸方向の絶対位
置を検出するものであり、XY軸方向の微動制御部70
と対応して制御される。
【0107】Z軸方向の変位を検出するために、本実施
例では、基台51のX軸方向の側面およびY軸方向の側
面に熱変形センサ75が上下に離間して2個取り付けら
れている。この基台51側面の熱変形センサ75は、X
軸,Y軸方向の送り位置の位置決め誤差を割り出すため
の情報の他に、上下に複数設けることによって、基台5
1自体の上下の反り量を知ることができる。
例では、基台51のX軸方向の側面およびY軸方向の側
面に熱変形センサ75が上下に離間して2個取り付けら
れている。この基台51側面の熱変形センサ75は、X
軸,Y軸方向の送り位置の位置決め誤差を割り出すため
の情報の他に、上下に複数設けることによって、基台5
1自体の上下の反り量を知ることができる。
【0108】また、XY軸方向の送り位置毎の基台51
と第1テーブル52の間のZ軸方向の距離、第1テーブ
ル52と第2テーブル53間のZ軸方向の距離を測定す
るために、基台51と第1テーブル52の間及び第1テ
ーブル52と第2テーブル53の間には距離計76が設
けられ、逐次Z軸方向の距離を検出している。図11で
は基台51と第1テーブル52の間の距離計は図示を省
略している。距離計76はX軸,Y軸方向にそれぞれ直
線上を測定し、X軸方向の送り位置のZ方向の変位と、
Y軸方向の送り位置のZ方向の変位を検出しているの
で、X軸方向Y軸方向のいずれの送り位置についてもZ
軸方向の変位を検出でき、立体的な空間での絶対位置決
めが可能となる。
と第1テーブル52の間のZ軸方向の距離、第1テーブ
ル52と第2テーブル53間のZ軸方向の距離を測定す
るために、基台51と第1テーブル52の間及び第1テ
ーブル52と第2テーブル53の間には距離計76が設
けられ、逐次Z軸方向の距離を検出している。図11で
は基台51と第1テーブル52の間の距離計は図示を省
略している。距離計76はX軸,Y軸方向にそれぞれ直
線上を測定し、X軸方向の送り位置のZ方向の変位と、
Y軸方向の送り位置のZ方向の変位を検出しているの
で、X軸方向Y軸方向のいずれの送り位置についてもZ
軸方向の変位を検出でき、立体的な空間での絶対位置決
めが可能となる。
【0109】すなわち、基台51の反り量を検出し、基
台51と第1テーブル52の間の距離を検出し、さらに
第1テーブル52と第2テーブル53間の距離を検出
し、それらを足し合わせることによって第2テーブル5
3上のXY方向の位置決め部におけるZ軸方向の位置決
め誤差を知り、Z軸方向の位置決め誤差を微小変位アク
チュエータ62によって補正する。
台51と第1テーブル52の間の距離を検出し、さらに
第1テーブル52と第2テーブル53間の距離を検出
し、それらを足し合わせることによって第2テーブル5
3上のXY方向の位置決め部におけるZ軸方向の位置決
め誤差を知り、Z軸方向の位置決め誤差を微小変位アク
チュエータ62によって補正する。
【0110】この補正をするために、予め上下2つの熱
変形センサの検出情報と反りによって生じるZ軸方向変
位の関係等を予め学習して知識としてメモリ77に記憶
しておいて、熱変形センサ75および距離計76によっ
て逐次検出される情報に基づいてZ軸方向の位置決め誤
差を求めて補正を行えばよい。この距離計76によって
検出される値は、結局は熱と力による各構成要素のZ軸
方向の変形と形状誤差分である。
変形センサの検出情報と反りによって生じるZ軸方向変
位の関係等を予め学習して知識としてメモリ77に記憶
しておいて、熱変形センサ75および距離計76によっ
て逐次検出される情報に基づいてZ軸方向の位置決め誤
差を求めて補正を行えばよい。この距離計76によって
検出される値は、結局は熱と力による各構成要素のZ軸
方向の変形と形状誤差分である。
【0111】以上はXYテーブルの位置決めについてで
あるが、基台に1軸方向の送り装置によってテーブルを
移送する1軸のテーブル移送装置の立体的な位置決めに
ついても適用でき、上記XYテーブルと全く同様に、基
台の反りを基台とテーブル間の距離を測定することによ
って、立体的な絶対位置決めが可能である。
あるが、基台に1軸方向の送り装置によってテーブルを
移送する1軸のテーブル移送装置の立体的な位置決めに
ついても適用でき、上記XYテーブルと全く同様に、基
台の反りを基台とテーブル間の距離を測定することによ
って、立体的な絶対位置決めが可能である。
【0112】図示はしないが、図11(A)のXYテー
ブルの基台51と第1テーブル52のみとし、基台51
と第1テーブル52の間に図示しない距離計を設けた構
成とすればよい。制御構成は図12に示す構成と全く同
一である。
ブルの基台51と第1テーブル52のみとし、基台51
と第1テーブル52の間に図示しない距離計を設けた構
成とすればよい。制御構成は図12に示す構成と全く同
一である。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
装置内部に取付部がある検出手段によって位置決め誤差
に影響のある装置自体の外力や熱等による変形を逐次検
出し、この検出情報と位置決め誤差の関係を学習して記
憶している知識を用いて位置決め誤差を求め、補正する
ようにしたので、従来得られなかった超高精度の位置決
めが可能となった。
装置内部に取付部がある検出手段によって位置決め誤差
に影響のある装置自体の外力や熱等による変形を逐次検
出し、この検出情報と位置決め誤差の関係を学習して記
憶している知識を用いて位置決め誤差を求め、補正する
ようにしたので、従来得られなかった超高精度の位置決
めが可能となった。
【0114】特に、粗動機構と微動機構を組み合わせる
ことによって、大ストロークでしかも高精度かつ分解能
の高い送り装置を実現することができる。
ことによって、大ストロークでしかも高精度かつ分解能
の高い送り装置を実現することができる。
【0115】また、本発明の超精密送り装置をXYテー
ブルの送り機構に用いれば、平面的な絶対位置決め,立
体的な位置決めを行うことができる。
ブルの送り機構に用いれば、平面的な絶対位置決め,立
体的な位置決めを行うことができる。
【0116】また、本発明の超精密送り装置を1軸方向
のテーブル移送装置に用いた場合も、立体的な位置決め
を行うことができる。
のテーブル移送装置に用いた場合も、立体的な位置決め
を行うことができる。
【図1】図1(A)は本発明の一実施例に係る超精密送
り装置の制御構成図、同図(B)は本発明の概念図であ
る。
り装置の制御構成図、同図(B)は本発明の概念図であ
る。
【図2】図2(A),(B)は図1の送り装置の構造を
示す図、同図(C)は力センサの変形状態を誇張して示
す図、同図(D)は微動機構の動作状態を誇張して示す
図である。
示す図、同図(C)は力センサの変形状態を誇張して示
す図、同図(D)は微動機構の動作状態を誇張して示す
図である。
【図3】図3は図1の送り装置をより具体化した構成例
の斜視図である。
の斜視図である。
【図4】図4(A)はボールねじ軸のピッチ誤差を示す
図、同図(B)は外力と位置決め誤差の関係を示す図、
同図(C)は力センサの出力と位置決め誤差の関係を示
す図である。
図、同図(B)は外力と位置決め誤差の関係を示す図、
同図(C)は力センサの出力と位置決め誤差の関係を示
す図である。
【図5】図5(A)は圧電素子の入力電圧と変位量の関
係を示す図、同図(B)はピッチ誤差を補正した状態を
示す図、同図(C)は力変形による位置決め誤差を補正
した状態を示す図である。
係を示す図、同図(B)はピッチ誤差を補正した状態を
示す図、同図(C)は力変形による位置決め誤差を補正
した状態を示す図である。
【図6】図6(A)は本発明の第2実施例に係る超精密
送り装置の構成図、同図(B)は制御システム構成図で
ある。
送り装置の構成図、同図(B)は制御システム構成図で
ある。
【図7】図7は図6の装置をより具体化した構成例を示
す図である。
す図である。
【図8】図8(A)は図7の熱変形センサの出力と位置
決め誤差の関係を示す図、同図(B)は熱変形に起因す
る位置決め誤差を補正した図である。
決め誤差の関係を示す図、同図(B)は熱変形に起因す
る位置決め誤差を補正した図である。
【図9】図9は熱変形センサの他の構成例を示す図であ
る。
る。
【図10】図10(A)は本発明の第3実施例に係る超
精密送り装置の構成図、同図(B)は制御システム構成
図である。
精密送り装置の構成図、同図(B)は制御システム構成
図である。
【図11】図11(A)は本発明のXYテーブルの構成
図、同図(B)は外観斜視図である。
図、同図(B)は外観斜視図である。
【図12】図12(A)は図11のXYテーブルの制御
構成図、同図(B),(C)はZ軸方向微小変位アクチ
ュエータの一例を示す図である。
構成図、同図(B),(C)はZ軸方向微小変位アクチ
ュエータの一例を示す図である。
【図13】図13は工作機器の加工で生じる基本的な物
理現象を示す図である。
理現象を示す図である。
1 送り装置 2 粗動機構 3 微動機構 4 ボールねじ軸 5 ボールナット 6 ボール 7 基台 8 軸受台 9 軸受 10 モータ支持壁 11 駆動軸 12 継手部材 13 直線運動案内機構 14 固定レール 15 可動レール 16 微小変位アクチュエータ 17 変位センサ 18 弾性部材 19 歪ゲージ 20 固定部 21 可動部 22 ばね部 23 エンコーダ 24 被動部 25 力センサ 26 弾性部材 27 歪ゲージ 28 粗動制御回路 29 駆動回路 30 メモリ 31 微動制御回路 32 レーザ測長器 33 熱変形センサ 34 基準部材 35 変位センサ 36 弾性部材 37 歪ゲージ 38 基台側固定部 39 基準部材側固定部 40 ばね部 51 基台 52 第1テーブル 53 第2テーブル 54,55 直線運動案内機構 56,57 送り機構 58 ボールねじ軸 59 ボールナット 60 粗動機構 61 微動機構 62 微動機構 63 軌道レール 64 転動体 65 微小変位アクチュエータ 66 弾性部材 67 微小変位素子 68 歪ゲージ 69 粗動制御回路 70 微動制御回路 71 メモリ 72 熱変形センサ 73 力センサ 74 Z軸方向位置制御回路 75 熱変形センサ 76 距離計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23Q 5/22 520 C 5/28 C 15/18 15/22 (72)発明者 金 子 和 史 東京都品川区西五反田3丁目11番6号テイ エチケ−株式会社内
Claims (13)
- 【請求項1】駆動手段と、 送り量を検出する送り量検出手段と、 送り位置毎の形状誤差に関する情報と、装置の温度分布
による熱変形に関する情報と、外力による変形に関する
情報の内の少なくともいずれか一つを逐次検出するため
に装置内部に設けられる情報検出手段と、 前記情報検出手段の検出情報と位置決め誤差の関係及び
その他装置各部の形状誤差と位置決め誤差の関係を予め
知識として記憶する記憶手段と、 前記送り量検出手段及び情報検出手段によって逐次検出
される検出情報と前記記憶情報に基づいて補正制御量を
求めて前記駆動手段を駆動する制御手段と、を備えたこ
とを特徴とする超精密送り装置。 - 【請求項2】制御手段は、位置決め誤差と、送り量検出
手段及び情報検出手段と、駆動手段の補正制御量との関
係を前もって学習することを特徴とする請求項1に記載
の超精密送り装置。 - 【請求項3】学習は基準位置からの距離を測定している
距離検出手段によって行う請求項2に記載の超精密送り
装置。 - 【請求項4】駆動手段は、粗動機構と微動機構を直列に
配したアクチュエータ群によって構成され、位置決め誤
差を微動機構によって補正することを特徴とする請求項
1に記載の超精密送り装置。 - 【請求項5】力センサが装置の外力が伝達される経路に
設けられていることを特徴とする請求項1に記載の超精
密送り装置。 - 【請求項6】熱変形を検出する変形センサが、位置決め
誤差に影響が大きい部分の送り方向の伸縮量を検出する
ものである請求項1に記載の超精密送り装置。 - 【請求項7】粗動機構はねじ送り機構である請求項1に
記載の超精密送り装置。 - 【請求項8】微動機構は、圧電素子,電歪素子,熱膨張
を利用して伸縮するアクチュエータ,流体圧を利用して
伸縮するアクチュエータ,ボイスコイルを利用したアク
チュエータ,磁歪素子を利用したアクチュエータ等の指
令値に比例して伸縮する微小変位手段を備えている請求
項1に記載の超精密送り装置。 - 【請求項9】微動機構は、微小変位手段と、該微小変位
手段の変位方向には変形可能で変位方向と直交する方向
には剛な弾性部材とを備えていることを特徴とする請求
項8に記載の超精密送り装置。 - 【請求項10】微動機構は、微小変位手段と並列に変形
センサを配し、微小変位手段の制御をフィードバック制
御によって行うことを特徴とする請求項8または9に記
載の超精密送り装置。 - 【請求項11】基台と、 該基台上に直線運動案内機構を介してX軸方向に移動自
在に配設される第1テーブルと、 該第1テーブル上に直線運動案内機構を介してX軸に対
して直交するY軸方向に移動自在に配設される第2テー
ブルと、 前記基台と第1テーブルの間に設けられ第1テーブルを
X軸方向に送る送り機構と、 前記第1テーブルと第2テーブルの間に設けられ第2テ
ーブルをY軸方向に送る送り機構と、を備え、 前記X軸方向及びY軸方向の送り機構として請求項1乃
至10のうちいずれかの項に記載の超精密送り装置を用
いてX軸方向とY軸方向の平面的な位置決め誤差を補正
可能としたことを特徴とするXYテーブル。 - 【請求項12】前記基台のX軸及びY軸と直交するZ軸
方向の反り量を逐次検出する反り量検出手段と、基台と
第1テーブルの間の距離及び第1テーブルと第2テーブ
ル間の前記Z軸方向の距離を検出する距離検出手段と、
を設けると共に、 前記直線運動案内装置にZ軸方向に変位を発生する微小
変位発生手段を設け、 前記反り量検出手段と距離検出手段の検出情報と前記X
Y軸方向の送り位置毎のZ軸方向の位置決め誤差の関係
を予め知識として記憶し、前記反り量検出手段と距離検
出手段によって逐次検出される検出情報と前記記憶情報
に基づいてZ軸方向の補正制御量を求めて前記Z軸方向
の微小変位発生手段を制御する制御手段を設け、X,
Y,Z軸方向の立体的な位置決め誤差を補正可能とした
ことを特徴とするXYテーブル。 - 【請求項13】基台と、 該基台上に直線運動案内機構を介して移動自在に配設さ
れるテーブルと、 前記基台とテーブルの間に設けられテーブルを駆動する
送り機構と、を備え、 該送り機構として請求項1乃至10のうちいずれかの項
に記載の超精密送り装置を用い、 一方、前記基台の送り方向と直交する高さ方向の反り量
を逐次検出する反り量検出手段と、基台とテーブルの間
の距離を検出する距離検出手段と、を設けると共に、 前記直線運動案内装置に送り方向と直交する高さ方向に
変位を発生する微小変位発生手段を設け、 前記反り量検出手段と距離検出手段の検出情報と前記テ
ーブルの送り位置毎の高さ方向の位置決め誤差の関係を
予め知識として記憶し、前記反り量検出手段と距離検出
手段によって逐次検出される検出情報と前記記憶情報に
基づいて高さ方向の補正制御量を求めて前記微小変位発
生手段を駆動する制御手段を設けたことを特徴とするテ
ーブル移送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15415694A JPH07334245A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 超精密送り装置およびこれを用いたxyテ−ブル並びにテ−ブル移送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15415694A JPH07334245A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 超精密送り装置およびこれを用いたxyテ−ブル並びにテ−ブル移送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07334245A true JPH07334245A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=15578069
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15415694A Pending JPH07334245A (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 超精密送り装置およびこれを用いたxyテ−ブル並びにテ−ブル移送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07334245A (ja) |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002059340A (ja) * | 2000-08-18 | 2002-02-26 | Univ Chuo | 移動装置の位置誤差評価方法およびその評価結果に基づく移動精度向上方法 |
| JP2003025178A (ja) * | 2001-07-11 | 2003-01-29 | Yaskawa Electric Corp | 同期制御装置 |
| JP2004223641A (ja) * | 2003-01-22 | 2004-08-12 | Iai:Kk | 位置決め装置 |
| JP2005124263A (ja) * | 2003-10-14 | 2005-05-12 | Nano Control:Kk | 積層型圧電アクチュエータ用予圧機構および位置決め装置 |
| JP2006212765A (ja) * | 2005-02-07 | 2006-08-17 | Enshu Ltd | 工作機械の熱変位補正方法 |
| JP2009136999A (ja) | 2007-12-04 | 2009-06-25 | Ind Technol Res Inst | 変形補償装置を具えたワイヤカット放電加工機 |
| JP2010284737A (ja) * | 2009-06-10 | 2010-12-24 | Jtekt Corp | 位置決め装置 |
| JP2011060139A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Toshiba Corp | 位置決め装置 |
| JP2011134280A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Toshiba Corp | 位置決め装置及び位置決め方法 |
| JP2015055605A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | 日本精工株式会社 | テーブル装置、及び搬送装置 |
| WO2018194097A1 (ja) * | 2017-04-20 | 2018-10-25 | Thk株式会社 | 運動案内装置のモーメント検知装置 |
| CN109308051A (zh) * | 2017-07-26 | 2019-02-05 | 发那科株式会社 | 数值控制装置 |
| CN116276835A (zh) * | 2023-03-23 | 2023-06-23 | 贝茂智能系统(苏州)有限公司 | 一种用于高精密装配的工装平台 |
| WO2023175960A1 (ja) * | 2022-03-18 | 2023-09-21 | 株式会社日立ハイテク | 電気泳動装置 |
-
1994
- 1994-06-13 JP JP15415694A patent/JPH07334245A/ja active Pending
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002059340A (ja) * | 2000-08-18 | 2002-02-26 | Univ Chuo | 移動装置の位置誤差評価方法およびその評価結果に基づく移動精度向上方法 |
| JP2003025178A (ja) * | 2001-07-11 | 2003-01-29 | Yaskawa Electric Corp | 同期制御装置 |
| JP2004223641A (ja) * | 2003-01-22 | 2004-08-12 | Iai:Kk | 位置決め装置 |
| JP2005124263A (ja) * | 2003-10-14 | 2005-05-12 | Nano Control:Kk | 積層型圧電アクチュエータ用予圧機構および位置決め装置 |
| JP2006212765A (ja) * | 2005-02-07 | 2006-08-17 | Enshu Ltd | 工作機械の熱変位補正方法 |
| JP2009136999A (ja) | 2007-12-04 | 2009-06-25 | Ind Technol Res Inst | 変形補償装置を具えたワイヤカット放電加工機 |
| JP2010284737A (ja) * | 2009-06-10 | 2010-12-24 | Jtekt Corp | 位置決め装置 |
| JP2011060139A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Toshiba Corp | 位置決め装置 |
| JP2011134280A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Toshiba Corp | 位置決め装置及び位置決め方法 |
| JP2015055605A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | 日本精工株式会社 | テーブル装置、及び搬送装置 |
| WO2018194097A1 (ja) * | 2017-04-20 | 2018-10-25 | Thk株式会社 | 運動案内装置のモーメント検知装置 |
| CN109308051A (zh) * | 2017-07-26 | 2019-02-05 | 发那科株式会社 | 数值控制装置 |
| JP2019025552A (ja) * | 2017-07-26 | 2019-02-21 | ファナック株式会社 | 数値制御装置 |
| CN109308051B (zh) * | 2017-07-26 | 2020-10-16 | 发那科株式会社 | 数值控制装置 |
| WO2023175960A1 (ja) * | 2022-03-18 | 2023-09-21 | 株式会社日立ハイテク | 電気泳動装置 |
| JPWO2023175960A1 (ja) * | 2022-03-18 | 2023-09-21 | ||
| CN116276835A (zh) * | 2023-03-23 | 2023-06-23 | 贝茂智能系统(苏州)有限公司 | 一种用于高精密装配的工装平台 |
| CN116276835B (zh) * | 2023-03-23 | 2023-09-08 | 贝茂智能系统(苏州)有限公司 | 一种用于高精密装配的工装平台 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN104317218B (zh) | 一种微纳操作环境下的精密宏动并联定位系统及方法 | |
| Awaddy et al. | Nanometer positioning of a linear motion stage under static loads | |
| Liu et al. | A flexure-based long-stroke fast tool servo for diamond turning | |
| Kouno et al. | A fast response piezoelectric actuator for servo correction of systematic errors in precision machining | |
| Clark et al. | Laser-based sensing, measurement, and misalignment control of coupled linear and angular motion for ultrahigh precision movement | |
| Sollapur et al. | Design and development aspects of flexure mechanism for high precision application | |
| WO1993009911A1 (fr) | Dispositif a vis de commande et systeme de commande de micro-mouvement a positionnement de precision | |
| Wang et al. | A long-stroke nanopositioning control system of the coplanar stage | |
| JP3972001B2 (ja) | 超精密位置決めシステム | |
| JP2006212765A (ja) | 工作機械の熱変位補正方法 | |
| JP2886452B2 (ja) | 変形量検出手段付き直線運動装置 | |
| JPH10138075A (ja) | ワーク姿勢調整装置、調整具及び調整方法 | |
| Oiwa | Error compensation system for joints, links and machine frame of parallel kinematics machines | |
| Matsukuma et al. | Closed-loop control of an XYZ micro-stage and designing of mechanical structure for reduction in motion errors | |
| US20090281652A1 (en) | Controller of three-axis tool unit and working machine | |
| Serge et al. | Motion systems: An overview of linear, air bearing, and piezo stages | |
| Hartisch et al. | Flexure-based environmental compliance for high-speed robotic contact tasks | |
| Zhang et al. | Design of an additive manufactured XY compliant manipulator with spatial redundant constraints | |
| Fujita et al. | Dynamic characteristics and dual control of a ball screw drive with integrated piezoelectric actuator | |
| JP2000176761A (ja) | 垂直軸直動機構 | |
| JPS63193089A (ja) | 6自由度微動装置 | |
| JPH05138484A (ja) | 精密位置決め微動送り装置およびシステム | |
| JP2002022868A (ja) | X−yステージの可動テーブルの支持構造 | |
| KR100381974B1 (ko) | 무마찰탄성베어링과 액튜에이터의 차동구동을 이용한3축스테이지 제어장치 | |
| Chetwynd | Linear translation mechanisms for nanotechnology applications |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011009 |