JPH07334764A - 盗難警報装置 - Google Patents
盗難警報装置Info
- Publication number
- JPH07334764A JPH07334764A JP14530394A JP14530394A JPH07334764A JP H07334764 A JPH07334764 A JP H07334764A JP 14530394 A JP14530394 A JP 14530394A JP 14530394 A JP14530394 A JP 14530394A JP H07334764 A JPH07334764 A JP H07334764A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- output
- level
- closed space
- wave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Burglar Alarm Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡易な構成でショウケース内の陳列品や自動
車等の閉空間内の盗難防止を実現した盗難警報装置を提
供する。 【構成】 盗難から防護すべき閉空間(ショウケース
2)の異常開放時に警報を発する盗難警報装置である。
この盗難警報装置は前記閉空間内に設置されて、一定レ
ベルの音を発する音源(送波器4)と、前記閉空間内で
受音するとともに、その受音レベルを表す電気信号を発
生する受音手段(受波器6)と、この受音手段が出力す
る前記電気信号を受け、前記閉空間が開放されたとき、
前記受音手段に生じるレベル変化を検出し、前記閉空間
が開放されたことを検知する検知手段(検知回路60)
と、この検知手段の検知出力により警報を発生する警報
手段(警報器10)とを備えたものである。
車等の閉空間内の盗難防止を実現した盗難警報装置を提
供する。 【構成】 盗難から防護すべき閉空間(ショウケース
2)の異常開放時に警報を発する盗難警報装置である。
この盗難警報装置は前記閉空間内に設置されて、一定レ
ベルの音を発する音源(送波器4)と、前記閉空間内で
受音するとともに、その受音レベルを表す電気信号を発
生する受音手段(受波器6)と、この受音手段が出力す
る前記電気信号を受け、前記閉空間が開放されたとき、
前記受音手段に生じるレベル変化を検出し、前記閉空間
が開放されたことを検知する検知手段(検知回路60)
と、この検知手段の検知出力により警報を発生する警報
手段(警報器10)とを備えたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショウケースや自動車
等の閉空間における盗難、窃盗等による異常開放時に警
報を発する盗難警報装置に関する。
等の閉空間における盗難、窃盗等による異常開放時に警
報を発する盗難警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ショーケースやキャビネット等に陳列さ
れる貴金属、装飾品、陶器、カメラ、家電品、書画等を
盗難から防護するための手段としては、扉に金属錠前を
施すものが殆どであり、その施錠構造は非常に簡単であ
る。開錠を困難にする手法としては、複数の錠前を設置
することが行われている。
れる貴金属、装飾品、陶器、カメラ、家電品、書画等を
盗難から防護するための手段としては、扉に金属錠前を
施すものが殆どであり、その施錠構造は非常に簡単であ
る。開錠を困難にする手法としては、複数の錠前を設置
することが行われている。
【0003】また、このような機械的な錠前とは別に赤
外線センサや、ショウケースの破壊を検知する衝撃セン
サ等を使用する場合もある。
外線センサや、ショウケースの破壊を検知する衝撃セン
サ等を使用する場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】盗難における錠前の開
錠は非常に巧妙であり、複数の錠前の開錠は難なく行わ
れることが報告されている。ショウケースの機能上、錠
前の設置数には限界がある。また、赤外線センサや衝撃
センサは、盗難を防止するための感応エリアや設備の大
きさに問題がある。
錠は非常に巧妙であり、複数の錠前の開錠は難なく行わ
れることが報告されている。ショウケースの機能上、錠
前の設置数には限界がある。また、赤外線センサや衝撃
センサは、盗難を防止するための感応エリアや設備の大
きさに問題がある。
【0005】そして、ショーケースやキャビネットの盗
難防止を余り厳重な監視システムを構成して具現するこ
とは、購買者のプライドを傷つけ、ひいてはその購買意
欲を阻害するおそれがある。当然のことながら、盗難か
ら防護する陳列品と盗難対策との価格的なバランスも問
題となる。また、警報システムが複雑な場合には、その
目的達成のため、監督者に無理を強いることにもなる。
如何にして簡単なシステム構成と簡易な操作で可及的に
秘密裡にかつ確実に盗難防止を実現するかも課題であ
る。
難防止を余り厳重な監視システムを構成して具現するこ
とは、購買者のプライドを傷つけ、ひいてはその購買意
欲を阻害するおそれがある。当然のことながら、盗難か
ら防護する陳列品と盗難対策との価格的なバランスも問
題となる。また、警報システムが複雑な場合には、その
目的達成のため、監督者に無理を強いることにもなる。
如何にして簡単なシステム構成と簡易な操作で可及的に
秘密裡にかつ確実に盗難防止を実現するかも課題であ
る。
【0006】そこで、本発明は、簡易な構成でショーケ
ース等の陳列品や自動車等の閉空間における盗難防止を
実現した盗難警報装置を提供することを目的とする。
ース等の陳列品や自動車等の閉空間における盗難防止を
実現した盗難警報装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の盗難警報装置
は、図1に例示するように、盗難から防護すべき閉空間
(ショーケース2)の異常開放時に警報を発する盗難警
報装置であって、閉空間内に設置されて、一定レベルの
音波を発する音源(送波器4)と、閉空間内で受音する
とともに、その受音レベルを表す電気信号を発生する受
音手段(受波器6)と、この受音手段が出力する電気信
号を受け、閉空間が開放されたとき、受音手段に生じる
レベル変化を検出し、閉空間が開放されたことを検知す
る検知手段(検知回路60)と、この検知手段の検知出
力により警報を発生する警報手段(警報器10)とを備
えたものである。
は、図1に例示するように、盗難から防護すべき閉空間
(ショーケース2)の異常開放時に警報を発する盗難警
報装置であって、閉空間内に設置されて、一定レベルの
音波を発する音源(送波器4)と、閉空間内で受音する
とともに、その受音レベルを表す電気信号を発生する受
音手段(受波器6)と、この受音手段が出力する電気信
号を受け、閉空間が開放されたとき、受音手段に生じる
レベル変化を検出し、閉空間が開放されたことを検知す
る検知手段(検知回路60)と、この検知手段の検知出
力により警報を発生する警報手段(警報器10)とを備
えたものである。
【0008】この盗難警報装置において、音源は、一定
周波数の連続した音波を発生すればよく、その手段とし
て送波器を用いている。
周波数の連続した音波を発生すればよく、その手段とし
て送波器を用いている。
【0009】この盗難警報装置において、受音手段は、
前記音源が発した音波を受信し、その受音レベルに応じ
たレベルを持つ電気信号に変換する受波器で構成するこ
とができる。
前記音源が発した音波を受信し、その受音レベルに応じ
たレベルを持つ電気信号に変換する受波器で構成するこ
とができる。
【0010】そして、この盗難警報装置において、検知
手段は、受音手段に生じるレベル変化から閉空間が開放
されたことを検知するものであれば、その形態は何れの
ものでもよく、その構成の一例として、AGC回路を備
えて音波のレベル変化に応じた出力を取り出す増幅手段
と、この増幅手段の出力レベルが基準レベル範囲を逸脱
したことを表す検知出力を発生する比較手段とにより構
成することができる。
手段は、受音手段に生じるレベル変化から閉空間が開放
されたことを検知するものであれば、その形態は何れの
ものでもよく、その構成の一例として、AGC回路を備
えて音波のレベル変化に応じた出力を取り出す増幅手段
と、この増幅手段の出力レベルが基準レベル範囲を逸脱
したことを表す検知出力を発生する比較手段とにより構
成することができる。
【0011】また、この盗難警報装置によって防護すべ
き閉空間は、開放によって受音レベルに変化を生じる空
間であればどのような形態でもよく、その一例としてシ
ョウケース、キャビネット又は自動車等は防護空間とし
て好適である。
き閉空間は、開放によって受音レベルに変化を生じる空
間であればどのような形態でもよく、その一例としてシ
ョウケース、キャビネット又は自動車等は防護空間とし
て好適である。
【0012】
【作用】ショウケース等の閉空間に音源を設置した場
合、その閉空間は音場となる。そして、受音手段は、そ
の音源からの音波及び閉空間内の反射音等を受け、その
レベルを表す電気信号を出力する。この電気信号は検知
手段に加えられ、そのレベル変化が検知される。この場
合、音源が発する音波のレベルを一定とすると、受音手
段が出力する電気信号のレベルは一定となるが、閉空間
が開放された場合、受音手段に入力される音波のレベル
が変化(一時的には低下)し、検知手段には閉空間が開
放されたことを表す検知出力が得られる。即ち、盗難等
によって閉空間が開放されると、音源と受音手段との間
の音場が乱されることになる。即ち、受音手段における
受音環境が変化することになる。これは、受音手段に検
出される音波のレベルの変化を来し、それが受音手段の
出力する電気信号に現れるのである。
合、その閉空間は音場となる。そして、受音手段は、そ
の音源からの音波及び閉空間内の反射音等を受け、その
レベルを表す電気信号を出力する。この電気信号は検知
手段に加えられ、そのレベル変化が検知される。この場
合、音源が発する音波のレベルを一定とすると、受音手
段が出力する電気信号のレベルは一定となるが、閉空間
が開放された場合、受音手段に入力される音波のレベル
が変化(一時的には低下)し、検知手段には閉空間が開
放されたことを表す検知出力が得られる。即ち、盗難等
によって閉空間が開放されると、音源と受音手段との間
の音場が乱されることになる。即ち、受音手段における
受音環境が変化することになる。これは、受音手段に検
出される音波のレベルの変化を来し、それが受音手段の
出力する電気信号に現れるのである。
【0013】また、閉空間へ外部から攪乱による音響が
与えられた場合には、そのような外部音響によって受音
手段の検出出力に変化を来すことになり、音源又は受音
手段側の配線を切断した場合にも、検知手段の検出出力
には極端なレベル変化が生じる。
与えられた場合には、そのような外部音響によって受音
手段の検出出力に変化を来すことになり、音源又は受音
手段側の配線を切断した場合にも、検知手段の検出出力
には極端なレベル変化が生じる。
【0014】そして、この検知手段の検知出力は警報手
段に加えられており、この検知手段の検知出力により警
報を発する。即ち、警報により、閉空間が開放されたこ
と、又は配線切断等の事態の発生を告知することができ
る。
段に加えられており、この検知手段の検知出力により警
報を発する。即ち、警報により、閉空間が開放されたこ
と、又は配線切断等の事態の発生を告知することができ
る。
【0015】また、この盗難警報装置において、音源
は、一定周波数の連続した音波を発生すればよく、その
手段として送波器を用いていた場合、閉空間内に一定レ
ベルの音場を形成することができる。
は、一定周波数の連続した音波を発生すればよく、その
手段として送波器を用いていた場合、閉空間内に一定レ
ベルの音場を形成することができる。
【0016】また、この盗難警報装置において、受音手
段は、その受音レベルに応じたレベルを持つ電気信号に
変換する受波器で構成すれば、閉空間の変化、即ち、開
放による音波のレベル変化を電気信号の変化として捉え
ることができる。
段は、その受音レベルに応じたレベルを持つ電気信号に
変換する受波器で構成すれば、閉空間の変化、即ち、開
放による音波のレベル変化を電気信号の変化として捉え
ることができる。
【0017】そして、この盗難警報装置において、受音
手段が出力する電気信号を増幅する増幅手段と、この増
幅手段の出力レベルが基準レベル範囲を逸脱したことを
検知する比較器とにより検知手段を構成すれば、増幅手
段が持つ特性、即ち、入力信号のレベル変化に敏感に作
用する特性からレベル変化を高感度に検出し、その出力
と基準レベルとを比較することにより、閉空間の開放の
有無を容易かつ的確に検出し、それを表す検出出力を取
り出すことができる。
手段が出力する電気信号を増幅する増幅手段と、この増
幅手段の出力レベルが基準レベル範囲を逸脱したことを
検知する比較器とにより検知手段を構成すれば、増幅手
段が持つ特性、即ち、入力信号のレベル変化に敏感に作
用する特性からレベル変化を高感度に検出し、その出力
と基準レベルとを比較することにより、閉空間の開放の
有無を容易かつ的確に検出し、それを表す検出出力を取
り出すことができる。
【0018】また、この盗難警報装置によって防護すべ
き閉空間は、音源と受音手段との関係からその大きさや
形状等が任意に定められる。本発明の盗難警報装置の適
用可能な閉空間は、どのような容積又は形態でもよい
が、開放によって受音レベルに変化を生じる防護空間と
しては、ショウケース、キャビネット又は自動車等が好
適である。
き閉空間は、音源と受音手段との関係からその大きさや
形状等が任意に定められる。本発明の盗難警報装置の適
用可能な閉空間は、どのような容積又は形態でもよい
が、開放によって受音レベルに変化を生じる防護空間と
しては、ショウケース、キャビネット又は自動車等が好
適である。
【0019】
【実施例】以下、本発明を図面に示した実施例を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の盗難警報装置の実施例を
示している。閉空間としてショウケース2は、閉じられ
た音場空間を形成すればよく、どのような形状又は大き
さでもよく、形成される材質も金属材料、合成樹脂、木
材、ガラス等、任意である。この実施例では、閉空間と
してショウケース2を例に挙げて説明するが、本発明の
盗難警報装置が適用できる閉空間としてはショウケース
の他、キャビネットや自動車の車室等がある。
示している。閉空間としてショウケース2は、閉じられ
た音場空間を形成すればよく、どのような形状又は大き
さでもよく、形成される材質も金属材料、合成樹脂、木
材、ガラス等、任意である。この実施例では、閉空間と
してショウケース2を例に挙げて説明するが、本発明の
盗難警報装置が適用できる閉空間としてはショウケース
の他、キャビネットや自動車の車室等がある。
【0021】このショウケース2には、音源としての送
波器4、受音手段としての受波器6、装置本体8等が設
置されており、ショウケース2の外部には警報器10が
設置されている。この実施例の場合、音源としての単一
の送波器4を用いているが、必要に応じて、例えば、シ
ョーケース2の容積や形状に応じて複数の送波器4を設
置してもよい。また、装置本体8にはプラグ12を以て
商用電源が駆動電源として加えられる。送波器4は、圧
電型スピーカ等で構成されて連続した一定周波数の音波
を発する音源であって、その駆動信号は装置本体8から
加えられる。また、受波器6は、圧電型マイクロフォン
等で構成されていて、その周波数の音波を電気信号に返
還する受音手段である。そして、受波器6を圧電型マイ
クロフォン等の小型で感度の良い受音手段で構成する場
合には、閉空間の隅に設置することにより、そのショウ
ケース2内の容積を犠牲にすることなしに、また、送波
器4側の出力を低減できるとともに、その駆動源側の回
路の規模の小型化を図ることができる。
波器4、受音手段としての受波器6、装置本体8等が設
置されており、ショウケース2の外部には警報器10が
設置されている。この実施例の場合、音源としての単一
の送波器4を用いているが、必要に応じて、例えば、シ
ョーケース2の容積や形状に応じて複数の送波器4を設
置してもよい。また、装置本体8にはプラグ12を以て
商用電源が駆動電源として加えられる。送波器4は、圧
電型スピーカ等で構成されて連続した一定周波数の音波
を発する音源であって、その駆動信号は装置本体8から
加えられる。また、受波器6は、圧電型マイクロフォン
等で構成されていて、その周波数の音波を電気信号に返
還する受音手段である。そして、受波器6を圧電型マイ
クロフォン等の小型で感度の良い受音手段で構成する場
合には、閉空間の隅に設置することにより、そのショウ
ケース2内の容積を犠牲にすることなしに、また、送波
器4側の出力を低減できるとともに、その駆動源側の回
路の規模の小型化を図ることができる。
【0022】装置本体8は、送波器4を駆動する送波器
回路、受波器6の検知回路及びその制御部等を内蔵して
いる。装置本体8はショウケース2の外部から赤外線リ
モートコントロールユニット14と連係される。このよ
うな赤外線リモートコントロールユニット14を用いて
装置本体8を操作する場合には、ショウケース2の開閉
を伴うことなく、その動作開始や動作停止を行うことが
でき、操作性の向上を図ることができ、しかも、防護す
べきショウケース2毎に設置された装置本体8に対し、
個別に赤外線リモートコントロールユニット14を設置
して制御できる他、複数のショウケース2に対して識別
のための専用番号を付して単一の赤外線リモートコント
ロールユニット14を以て各ショウケース2を個別に制
御するように構成することができる。なお、この実施例
では、装置本体8がショウケース2の内部に設置されて
いるが、ショウケース2の外部に設置してもよい。
回路、受波器6の検知回路及びその制御部等を内蔵して
いる。装置本体8はショウケース2の外部から赤外線リ
モートコントロールユニット14と連係される。このよ
うな赤外線リモートコントロールユニット14を用いて
装置本体8を操作する場合には、ショウケース2の開閉
を伴うことなく、その動作開始や動作停止を行うことが
でき、操作性の向上を図ることができ、しかも、防護す
べきショウケース2毎に設置された装置本体8に対し、
個別に赤外線リモートコントロールユニット14を設置
して制御できる他、複数のショウケース2に対して識別
のための専用番号を付して単一の赤外線リモートコント
ロールユニット14を以て各ショウケース2を個別に制
御するように構成することができる。なお、この実施例
では、装置本体8がショウケース2の内部に設置されて
いるが、ショウケース2の外部に設置してもよい。
【0023】そして、警報器10は、ブザーや警報ラン
プ等の警報・告知手段であって、ショウケース2の場合
には、例えばレジスタ等に隣接した監視者の確認しやす
い場所に設置される。この警報器10には、外部に接続
される警報システムを活用した音声、発光、監視者への
告知等の警報手段も含むものである。
プ等の警報・告知手段であって、ショウケース2の場合
には、例えばレジスタ等に隣接した監視者の確認しやす
い場所に設置される。この警報器10には、外部に接続
される警報システムを活用した音声、発光、監視者への
告知等の警報手段も含むものである。
【0024】次に、図1に示した盗難警報装置につい
て、図2、図3、図4及び図5を参照して各部の構成を
説明する。
て、図2、図3、図4及び図5を参照して各部の構成を
説明する。
【0025】図2は、ショウケース2の形態、送波器4
及び受波器6の配置を示している。盗難から防護すべき
ショウケース2は、図2に示すように、壁面21、2
2、23、扉24、25、底板26及び天板を以て閉塞
されているとともに、扉24、25は引き戸で構成され
ており、左右に開閉される。このショウケース2では、
商品等の陳列を省略して記載しているが、送波器4及び
受波器6は任意の箇所に設置される。この実施例では、
送波器4と受波器6は直交方向に設置され、受波器6
は、その受波面が扉24側に向けられている。
及び受波器6の配置を示している。盗難から防護すべき
ショウケース2は、図2に示すように、壁面21、2
2、23、扉24、25、底板26及び天板を以て閉塞
されているとともに、扉24、25は引き戸で構成され
ており、左右に開閉される。このショウケース2では、
商品等の陳列を省略して記載しているが、送波器4及び
受波器6は任意の箇所に設置される。この実施例では、
送波器4と受波器6は直交方向に設置され、受波器6
は、その受波面が扉24側に向けられている。
【0026】図3の(A)は、送波器4及びその送波器
回路40の一例を示している。送波器4は圧電素子で構
成されている。この送波器4を駆動する送波器回路40
は、インバータ402、404、増幅器406、40
8、410、412、可変抵抗414、抵抗416、4
18及びキャパシタ420、422で構成されている。
インバータ402、404はCMOS−ICであって、
可変抵抗414、抵抗416、418及びキャパシタ4
20とともに方形波発振器が構成されている。この方形
波発振器の発振周波数fは、キャパシタ420の容量C
と、可変抵抗414及び抵抗418の合成抵抗値Rとか
らなる時定数CRで決定される。この実施例では、抵抗
値Rが可変抵抗414によって可変され、所望の発振周
波数fを送波器4毎に設定することができる。
回路40の一例を示している。送波器4は圧電素子で構
成されている。この送波器4を駆動する送波器回路40
は、インバータ402、404、増幅器406、40
8、410、412、可変抵抗414、抵抗416、4
18及びキャパシタ420、422で構成されている。
インバータ402、404はCMOS−ICであって、
可変抵抗414、抵抗416、418及びキャパシタ4
20とともに方形波発振器が構成されている。この方形
波発振器の発振周波数fは、キャパシタ420の容量C
と、可変抵抗414及び抵抗418の合成抵抗値Rとか
らなる時定数CRで決定される。この実施例では、抵抗
値Rが可変抵抗414によって可変され、所望の発振周
波数fを送波器4毎に設定することができる。
【0027】そして、この方形波発振器の出力は、増幅
器406、408、410、412で増幅して取り出さ
れ、送波器4の駆動出力として出力端子424、426
を通して送波器4に加えられる。この場合、出力端子4
24には正相出力、出力端子426からその逆相出力が
取り出される。図3の(B)は、その出力を示してお
り、aは正相出力、bは逆相出力である。この実施例で
は、出力電流の容量を増すため、送波器4を駆動するた
めの駆動手段としての増幅回路は、4組の増幅器40
6、408、410、412により直並列化構成とされ
ている。
器406、408、410、412で増幅して取り出さ
れ、送波器4の駆動出力として出力端子424、426
を通して送波器4に加えられる。この場合、出力端子4
24には正相出力、出力端子426からその逆相出力が
取り出される。図3の(B)は、その出力を示してお
り、aは正相出力、bは逆相出力である。この実施例で
は、出力電流の容量を増すため、送波器4を駆動するた
めの駆動手段としての増幅回路は、4組の増幅器40
6、408、410、412により直並列化構成とされ
ている。
【0028】図4は、検知回路、警報出力回路及び制御
回路の一例を示している。受波器6側にはその出力を増
幅し、受音レベルの変化を検知する検知回路60が設置
されている。この検知回路60は、受波器6の出力を増
幅する増幅手段としての増幅回路62とともに、その出
力レベルの変化を基準レベルとの比較によって検知する
比較手段としてウインドコンパレータ64を備えてい
る。
回路の一例を示している。受波器6側にはその出力を増
幅し、受音レベルの変化を検知する検知回路60が設置
されている。この検知回路60は、受波器6の出力を増
幅する増幅手段としての増幅回路62とともに、その出
力レベルの変化を基準レベルとの比較によって検知する
比較手段としてウインドコンパレータ64を備えてい
る。
【0029】受波器6は圧電素子で構成され、この受波
器6にはインダクタ602が並列に接続されている。こ
のインダクタ602と圧電素子からなる受波器6は共振
回路を構成し、一定の周波数foに共振する。この共振
周波数foは、送波器4側の送信周波数fと一致させる
ことにより、一定の周波数f=foによる送受関係が成
立する。
器6にはインダクタ602が並列に接続されている。こ
のインダクタ602と圧電素子からなる受波器6は共振
回路を構成し、一定の周波数foに共振する。この共振
周波数foは、送波器4側の送信周波数fと一致させる
ことにより、一定の周波数f=foによる送受関係が成
立する。
【0030】この受波器6の出力は、入力端子604、
606を通して増幅回路62に加えられる。増幅回路6
2には、増幅器608、610が設置されているととも
に、AGC回路66が設置されている。受波器6の出力
は増幅器608の正相入力側に加えられて増幅器608
で増幅された後、増幅器610で増幅される。増幅器6
10の出力側にはダイオード612とともにトランジス
タ614が設置され、ダイオード612は増幅器610
の出力を半波整流する。その整流出力は、トランジスタ
614のベースに加えられる。トランジスタ614のコ
レクタは電源に接続されて正電圧が加えられ、そのエミ
ッタ側には負荷抵抗として抵抗616が接続されてい
る。抵抗616には、抵抗618を介してキャパシタ6
20が並列に接続され、抵抗618の抵抗値Rとキャパ
シタ620の容量CによってAGC回路66の時定数τ
が設定される。キャパシタ620に発生するAGC電圧
は、AGC回路66の制御素子としての電界効果トラン
ジスタ(FET)640のゲートに加えられる。このF
ET640は、増幅器608の正相入力側と接地点との
間にキャパシタ642を介して直列に接続されており、
キャパシタ620に発生するAGC電圧により、増幅器
608の正相入力側の側路を成すFET640の抵抗値
が制御される。
606を通して増幅回路62に加えられる。増幅回路6
2には、増幅器608、610が設置されているととも
に、AGC回路66が設置されている。受波器6の出力
は増幅器608の正相入力側に加えられて増幅器608
で増幅された後、増幅器610で増幅される。増幅器6
10の出力側にはダイオード612とともにトランジス
タ614が設置され、ダイオード612は増幅器610
の出力を半波整流する。その整流出力は、トランジスタ
614のベースに加えられる。トランジスタ614のコ
レクタは電源に接続されて正電圧が加えられ、そのエミ
ッタ側には負荷抵抗として抵抗616が接続されてい
る。抵抗616には、抵抗618を介してキャパシタ6
20が並列に接続され、抵抗618の抵抗値Rとキャパ
シタ620の容量CによってAGC回路66の時定数τ
が設定される。キャパシタ620に発生するAGC電圧
は、AGC回路66の制御素子としての電界効果トラン
ジスタ(FET)640のゲートに加えられる。このF
ET640は、増幅器608の正相入力側と接地点との
間にキャパシタ642を介して直列に接続されており、
キャパシタ620に発生するAGC電圧により、増幅器
608の正相入力側の側路を成すFET640の抵抗値
が制御される。
【0031】そして、キャパシタ620に発生したAG
C電圧は、分圧回路を成す抵抗644、646の抵抗比
を以て分圧されて取り出され、ウインドコンパレータ6
4に加えられる。ウインドコンパレータ64は、一対の
コンパレータ641、643を以て構成されており、分
圧して取り出されたAGC電圧はコンパレータ641の
正相入力側に加えられるとともにコンパレータ643の
逆相入力側に加えられている。また、抵抗616には、
基準電圧を設定するための分圧回路を成す抵抗651、
652、653の直列回路が並列に接続されており、抵
抗652の両端部には上限基準電圧VH及び下限基準電
圧VLが形成される。上限基準電圧VHはコンパレータ
641の逆相入力側に加えられ、また、下限基準電圧V
Lはコンパレータ643の正相入力側に加えられてい
る。
C電圧は、分圧回路を成す抵抗644、646の抵抗比
を以て分圧されて取り出され、ウインドコンパレータ6
4に加えられる。ウインドコンパレータ64は、一対の
コンパレータ641、643を以て構成されており、分
圧して取り出されたAGC電圧はコンパレータ641の
正相入力側に加えられるとともにコンパレータ643の
逆相入力側に加えられている。また、抵抗616には、
基準電圧を設定するための分圧回路を成す抵抗651、
652、653の直列回路が並列に接続されており、抵
抗652の両端部には上限基準電圧VH及び下限基準電
圧VLが形成される。上限基準電圧VHはコンパレータ
641の逆相入力側に加えられ、また、下限基準電圧V
Lはコンパレータ643の正相入力側に加えられてい
る。
【0032】コンパレータ641、643の各出力は、
警報出力回路68に加えられる。即ち、コンパレータ6
41、643の出力はダイオード654、655を通し
て結合され、ダイオード654、655のカソード側に
は接地点との間に抵抗658が接続されているととも
に、抵抗658に生じる出力(コンパレータ入力が上限
基準電圧VHより大きいか又は下限基準電圧VLより小
さいとき)は出力端子656から第1の出力OUT1と
して取り出され、キャパシタ660及び抵抗662から
なる微分回路を通して第1のSRフリップフロップ回路
(FF回路)664のセット入力Sに加えられている。
警報出力回路68に加えられる。即ち、コンパレータ6
41、643の出力はダイオード654、655を通し
て結合され、ダイオード654、655のカソード側に
は接地点との間に抵抗658が接続されているととも
に、抵抗658に生じる出力(コンパレータ入力が上限
基準電圧VHより大きいか又は下限基準電圧VLより小
さいとき)は出力端子656から第1の出力OUT1と
して取り出され、キャパシタ660及び抵抗662から
なる微分回路を通して第1のSRフリップフロップ回路
(FF回路)664のセット入力Sに加えられている。
【0033】このFF回路664の出力Qは、AND回
路666を通して発振器668の出力と論理積が取ら
れ、出力Qと発振器668の出力による変調出力を成す
論理積出力は抵抗670を介して警報ドライバとしての
トランジスタ672のベースに加えられる。トランジス
タ672は、AND回路666の出力が高レベルの区間
で導通し、その導通区間で警報手段を動作させることが
できる。出力端子673には第2の出力OUT2が取り
出され、この実施例では、この出力端子673と電源と
の間に警報器10が接続される。
路666を通して発振器668の出力と論理積が取ら
れ、出力Qと発振器668の出力による変調出力を成す
論理積出力は抵抗670を介して警報ドライバとしての
トランジスタ672のベースに加えられる。トランジス
タ672は、AND回路666の出力が高レベルの区間
で導通し、その導通区間で警報手段を動作させることが
できる。出力端子673には第2の出力OUT2が取り
出され、この実施例では、この出力端子673と電源と
の間に警報器10が接続される。
【0034】そして、この警報出力回路68には、警報
出力をリセットするための制御回路70が接続され、こ
の制御回路70は、赤外線リモートコントロールユニッ
ト14によってFF回路664のリセット入力Rを付与
するものである。赤外線リモートコントロールユニット
14には、複数のキースイッチからなるキーボード14
0が備えられ、その選択的な操作はエンコーダ142に
加えられて電気信号に変換される。このエンコーダ14
2の符号化出力は、増幅器144を通して赤外線ダイオ
ード146に加えられ、その符号化出力を表す赤外線L
が制御回路70の受光手段であるフォトトランジタ70
2に向けて送信される。
出力をリセットするための制御回路70が接続され、こ
の制御回路70は、赤外線リモートコントロールユニッ
ト14によってFF回路664のリセット入力Rを付与
するものである。赤外線リモートコントロールユニット
14には、複数のキースイッチからなるキーボード14
0が備えられ、その選択的な操作はエンコーダ142に
加えられて電気信号に変換される。このエンコーダ14
2の符号化出力は、増幅器144を通して赤外線ダイオ
ード146に加えられ、その符号化出力を表す赤外線L
が制御回路70の受光手段であるフォトトランジタ70
2に向けて送信される。
【0035】フォトトランジタ702のコレクタと電源
との間には負荷抵抗704が接続されており、フォトト
ランジタ702の導通時、その導通を表す低レベルの出
力が得られる。この検知出力は増幅器706を通して取
り出され、その出力はデコーダ708に加えられる。そ
の復号化出力は、装置本体8を選択するアドレススイッ
チ710を通してOR回路712を通して第2のSRフ
リップフロップ回路(FF回路)714のセット入力S
に加えられている。即ち、キーボード140の何れかの
スイッチが操作されたとき、その出力は赤外線リモート
コントロールユニット14からの赤外線Lを通して制御
回路70側に加えられ、その結果、FF回路714がセ
ット状態に移行し、その出力QによってFF回路664
がリセット状態となる。
との間には負荷抵抗704が接続されており、フォトト
ランジタ702の導通時、その導通を表す低レベルの出
力が得られる。この検知出力は増幅器706を通して取
り出され、その出力はデコーダ708に加えられる。そ
の復号化出力は、装置本体8を選択するアドレススイッ
チ710を通してOR回路712を通して第2のSRフ
リップフロップ回路(FF回路)714のセット入力S
に加えられている。即ち、キーボード140の何れかの
スイッチが操作されたとき、その出力は赤外線リモート
コントロールユニット14からの赤外線Lを通して制御
回路70側に加えられ、その結果、FF回路714がセ
ット状態に移行し、その出力QによってFF回路664
がリセット状態となる。
【0036】また、制御回路70には、このような赤外
線リモートコントロールユニット14による操作とは別
にマニアル操作のためのスイッチ716が設けられてい
る。このスイッチ716は、電源と接地点との間にプル
アップ用の抵抗718を介して直列に接続されており、
スイッチ716が導通したとき、それを表すLレベル出
力が得られる。この出力はインバータ720を通して反
転された後、OR回路712を通してFF回路714の
セット入力Sに加えられている。したがって、スイッチ
716の操作によっても、FF回路664をリセット状
態に移行させることができる。このようなDISABL
E回路は、外部スイッチ回路に代えて排他的論理和素子
を以て構成してもよい。
線リモートコントロールユニット14による操作とは別
にマニアル操作のためのスイッチ716が設けられてい
る。このスイッチ716は、電源と接地点との間にプル
アップ用の抵抗718を介して直列に接続されており、
スイッチ716が導通したとき、それを表すLレベル出
力が得られる。この出力はインバータ720を通して反
転された後、OR回路712を通してFF回路714の
セット入力Sに加えられている。したがって、スイッチ
716の操作によっても、FF回路664をリセット状
態に移行させることができる。このようなDISABL
E回路は、外部スイッチ回路に代えて排他的論理和素子
を以て構成してもよい。
【0037】そして、図5は、警報器10の一例を示し
ている。警報器10には、電源端子102と駆動入力端
子104が形成されており、電源端子102には駆動電
源の正電圧が加えられ、また、駆動入力端子104は、
警報出力回路68の出力端子673に接続される。この
実施例の場合、音響出力を得るためのブザー106とと
もに発光素子としてLED108が並列に接続されてい
る。したがって、この実施例では、トランジスタ672
が導通したとき、ブザー106が動作して音響を発生す
るとともに、LED108が点灯して異常を告知する。
ている。警報器10には、電源端子102と駆動入力端
子104が形成されており、電源端子102には駆動電
源の正電圧が加えられ、また、駆動入力端子104は、
警報出力回路68の出力端子673に接続される。この
実施例の場合、音響出力を得るためのブザー106とと
もに発光素子としてLED108が並列に接続されてい
る。したがって、この実施例では、トランジスタ672
が導通したとき、ブザー106が動作して音響を発生す
るとともに、LED108が点灯して異常を告知する。
【0038】次に、この盗難警報装置の動作を説明す
る。
る。
【0039】図6のAに示すように、赤外線リモートコ
ントロールユニット14のキーボードを押すと、図6の
Bに示すように、振幅変調波形出力である赤外線Lが送
出される。この赤外線出力は、アイデンティフィケーシ
ョンコード(IDコード)B1とデータコードB2を単
位として構成されており、IDコードは赤外線コントロ
ールシステムの機種毎に割り当てられた特有のコード
で、16ビットで構成される。このコードによって他の
機種との混信が防止される。また、データコードB2
は、8ビット以上で構成され、この実施例では、このデ
ータコードがアドレス番号を示しており、DISABL
E信号とENABLE信号に対応している。
ントロールユニット14のキーボードを押すと、図6の
Bに示すように、振幅変調波形出力である赤外線Lが送
出される。この赤外線出力は、アイデンティフィケーシ
ョンコード(IDコード)B1とデータコードB2を単
位として構成されており、IDコードは赤外線コントロ
ールシステムの機種毎に割り当てられた特有のコード
で、16ビットで構成される。このコードによって他の
機種との混信が防止される。また、データコードB2
は、8ビット以上で構成され、この実施例では、このデ
ータコードがアドレス番号を示しており、DISABL
E信号とENABLE信号に対応している。
【0040】そして、ショウケース2に設置されている
送波器4から発した音波は、図7に示すように、直接波
S1とともに、ショウケース2の壁面又はその陳列物等
の反射物28からの反射波S2が受波器6に入る。これ
ら直接波S1及び反射波S2は、両者を区別する実益は
なく、受波器6からみれば、同種の音波である。この受
波器では、送波器4と受波器6とは共通の周波数に設定
されているので、直接波S1及び反射波S2の瞬時値の
和に比例した交流電圧が受波器6から取り出される。
送波器4から発した音波は、図7に示すように、直接波
S1とともに、ショウケース2の壁面又はその陳列物等
の反射物28からの反射波S2が受波器6に入る。これ
ら直接波S1及び反射波S2は、両者を区別する実益は
なく、受波器6からみれば、同種の音波である。この受
波器では、送波器4と受波器6とは共通の周波数に設定
されているので、直接波S1及び反射波S2の瞬時値の
和に比例した交流電圧が受波器6から取り出される。
【0041】ここで、直接波S1と反射波S2の強度
(即ち、音圧又は振幅)が等しいと仮定すると、反射波
S2の経路長が波長λの2分の1変化する度に反射波S
2と直接波S1の位相が変化するため、受波器6の出力
は、図8に示すようなレベル変化を呈する。即ち、直接
波S1の出力のレベルをVとすると、受波器6の出力
は、0〜2Vの範囲で変化することとなる。この盗難警
報装置は、この振幅変化を利用しているのである。実際
のショウケースにおいては、送波器4と受波器6との間
の経路は複雑であり、図8に示すような大きな振幅変化
は得られないが、実験では±10%以上のレベル変化が
得られ、実用的な警報動作ができる。
(即ち、音圧又は振幅)が等しいと仮定すると、反射波
S2の経路長が波長λの2分の1変化する度に反射波S
2と直接波S1の位相が変化するため、受波器6の出力
は、図8に示すようなレベル変化を呈する。即ち、直接
波S1の出力のレベルをVとすると、受波器6の出力
は、0〜2Vの範囲で変化することとなる。この盗難警
報装置は、この振幅変化を利用しているのである。実際
のショウケースにおいては、送波器4と受波器6との間
の経路は複雑であり、図8に示すような大きな振幅変化
は得られないが、実験では±10%以上のレベル変化が
得られ、実用的な警報動作ができる。
【0042】そして、図9は、図2ないし図5に示す盗
難警報装置の具体的な動作波形を示している。図9のA
は、送波器4の一定レベルの出力に対する受波器6の出
力レベル(=入力音圧レベル)を示しており、VmはA
GC回路の制御範囲、A1は正常時の緩やかな変化、A
2〜A5は異常時のレベル変化を示しており、その内、
A5はレベルが低下してAGCの制御範囲を超えてい
る。A2´〜A4´は変化の方向は逆であるが前記A2
〜A4に対応している。
難警報装置の具体的な動作波形を示している。図9のA
は、送波器4の一定レベルの出力に対する受波器6の出
力レベル(=入力音圧レベル)を示しており、VmはA
GC回路の制御範囲、A1は正常時の緩やかな変化、A
2〜A5は異常時のレベル変化を示しており、その内、
A5はレベルが低下してAGCの制御範囲を超えてい
る。A2´〜A4´は変化の方向は逆であるが前記A2
〜A4に対応している。
【0043】このレベル変化は、AGC回路66からウ
インドコンパレータ64に加えられ、図9のBに示すよ
うに、B1はAGC制御範囲、B2及びB3は飽和状
態、B4、B5はAGCの時定数τによるレベルの回復
を示している。VHはウインドコンパレータ64におけ
る上限基準電圧、VLは下限基準電圧である。
インドコンパレータ64に加えられ、図9のBに示すよ
うに、B1はAGC制御範囲、B2及びB3は飽和状
態、B4、B5はAGCの時定数τによるレベルの回復
を示している。VHはウインドコンパレータ64におけ
る上限基準電圧、VLは下限基準電圧である。
【0044】そして、図9のCはAGC回路の制御電圧
でAのレベル変化を平均化していることを示している。
でAのレベル変化を平均化していることを示している。
【0045】図9のDはウインドコンパレータ64の出
力を示し、B2、B3、B2´、B3´等の入力による
変化を表している。但し、このウインドコンパレータ6
4の出力は、FF回路664のセット入力Sに加えられ
ているが、図9のFに示すFF回路714の入力S、即
ち、DISABLE信号がHのとき、FF回路664は
リセットされることになり、ウインドコンパレータ64
の出力の取出しが禁止される。図9のEはFF回路66
4の出力Qとして取り出される警報出力を示しており、
この出力はウインドコンパレータ64の出力及びFF回
路664の出力により得られる。
力を示し、B2、B3、B2´、B3´等の入力による
変化を表している。但し、このウインドコンパレータ6
4の出力は、FF回路664のセット入力Sに加えられ
ているが、図9のFに示すFF回路714の入力S、即
ち、DISABLE信号がHのとき、FF回路664は
リセットされることになり、ウインドコンパレータ64
の出力の取出しが禁止される。図9のEはFF回路66
4の出力Qとして取り出される警報出力を示しており、
この出力はウインドコンパレータ64の出力及びFF回
路664の出力により得られる。
【0046】このような動作により、ショウケース2が
開放されたとき、その開放を表すレベル変換が音圧レベ
ルの変換として検出され、それに応じて警報が発せら
れ、その警報告知に応じて管理者が対応することによ
り、また、その警報により、盗難からショウケース2の
内容物を防護することができる。
開放されたとき、その開放を表すレベル変換が音圧レベ
ルの変換として検出され、それに応じて警報が発せら
れ、その警報告知に応じて管理者が対応することによ
り、また、その警報により、盗難からショウケース2の
内容物を防護することができる。
【0047】次に、実験結果を説明すると、例えば、8
50mm×800mm×300mmの容積を持ち2枚のガラス
引戸からなる扉を持つショウケースに対し、本発明の盗
難警報装置を設置した。即ち、ショウケースの側板のほ
ぼ中央に相対向して送波器及び受波器を設置し、図10
のA及びBは、検知回路のショウケースをオシロスコー
プで監視しながら、扉を開けた場合の動作を示してい
る。扉の0〜4cmの開度に対し、出力は1周期でレベ
ルは0.7Vの変化である。これは本装置を作動させる
ための感度としては十分な大きさである。また、扉を開
く速さは、1cm/sec 以上あれば、同一の結果が得られ
る。
50mm×800mm×300mmの容積を持ち2枚のガラス
引戸からなる扉を持つショウケースに対し、本発明の盗
難警報装置を設置した。即ち、ショウケースの側板のほ
ぼ中央に相対向して送波器及び受波器を設置し、図10
のA及びBは、検知回路のショウケースをオシロスコー
プで監視しながら、扉を開けた場合の動作を示してい
る。扉の0〜4cmの開度に対し、出力は1周期でレベ
ルは0.7Vの変化である。これは本装置を作動させる
ための感度としては十分な大きさである。また、扉を開
く速さは、1cm/sec 以上あれば、同一の結果が得られ
る。
【0048】なお、実施例では、増幅回路にAGC回路
66を付加した回路を用いているが、このようなAGC
回路を使っている理由は、レベルのゆっくりした変化は
無視し早い変化を感度よく検出するためであり、同様な
機能が実現できれば、どのような増幅手段を用いdもよ
い。例えば、レベルをA/D変換しマイクロプロセッサ
等を利用してディジタル処理することも可能である。
66を付加した回路を用いているが、このようなAGC
回路を使っている理由は、レベルのゆっくりした変化は
無視し早い変化を感度よく検出するためであり、同様な
機能が実現できれば、どのような増幅手段を用いdもよ
い。例えば、レベルをA/D変換しマイクロプロセッサ
等を利用してディジタル処理することも可能である。
【0049】また、AGC素子としてFETを使用して
いるが、これは他の例えば、OTA(OPERATIONAL TRAN
SCONDUCTANCE AMPLIFIER) 、アナログ乗算器、CdS素
子又はパラメトリック制御(例えば、コンデンサ・マイ
クロフォンのバイアス電圧を変えて感度を変える。)等
に置き換えてもよい。
いるが、これは他の例えば、OTA(OPERATIONAL TRAN
SCONDUCTANCE AMPLIFIER) 、アナログ乗算器、CdS素
子又はパラメトリック制御(例えば、コンデンサ・マイ
クロフォンのバイアス電圧を変えて感度を変える。)等
に置き換えてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果が得られる。 a.閉空間に連続する一定レベルの音場を形成し、音波
を受音手段で受け、その電気信号のレベル変化を検出手
段で検出し、その検出出力によって警報を発するように
したので、閉空間を開放した場合、受音手段に生じる電
気信号のレベル変化からその開放を検出し、その検出出
力によって警報を発することができ、閉空間を防護する
ことができる。 b.複数の音源及び受音手段を設置でき、防護範囲は任
意に設定できる。 c.音源は連続波を発生させているので、音源側の構成
を簡略化でき、しかも、装置の全体的構成の簡略化に寄
与することができる。 d.音源又は受音手段の配線を遮断又は短絡しても、検
知手段及び警報手段が動作している限り、遮断又は短絡
による異常状態をレベル変化として捉え、警報を発する
ことができ、信頼性の高い盗難防止を図ることができ
る。 e.閉空間内における音源及び受音手段は任意の位置に
設置でき、配置が容易である。 f.警報手段と検知手段との電気的な関係に拘束を受け
ることがなく、例えば、常時は閉、異常時は開となるよ
うに設定でき、警報手段側の配線切断にも対応すること
ができる。警報手段側の常時の導通抵抗を監視し、短絡
させるような異常にも対応できる。 g.電源は商用電源のみならず、電池による駆動を併用
でき、停電や故意の電源遮断時の異常にも対応すること
ができる。 h.ショウケース等の閉空間内にコンパクトに設置でき
るので、その閉空間の容積を損なうことがない。また、
購買者等に厳重な監視体制を敷いているような不快な感
じを与えることもないので購買意欲の阻害といった不都
合もない。
次の効果が得られる。 a.閉空間に連続する一定レベルの音場を形成し、音波
を受音手段で受け、その電気信号のレベル変化を検出手
段で検出し、その検出出力によって警報を発するように
したので、閉空間を開放した場合、受音手段に生じる電
気信号のレベル変化からその開放を検出し、その検出出
力によって警報を発することができ、閉空間を防護する
ことができる。 b.複数の音源及び受音手段を設置でき、防護範囲は任
意に設定できる。 c.音源は連続波を発生させているので、音源側の構成
を簡略化でき、しかも、装置の全体的構成の簡略化に寄
与することができる。 d.音源又は受音手段の配線を遮断又は短絡しても、検
知手段及び警報手段が動作している限り、遮断又は短絡
による異常状態をレベル変化として捉え、警報を発する
ことができ、信頼性の高い盗難防止を図ることができ
る。 e.閉空間内における音源及び受音手段は任意の位置に
設置でき、配置が容易である。 f.警報手段と検知手段との電気的な関係に拘束を受け
ることがなく、例えば、常時は閉、異常時は開となるよ
うに設定でき、警報手段側の配線切断にも対応すること
ができる。警報手段側の常時の導通抵抗を監視し、短絡
させるような異常にも対応できる。 g.電源は商用電源のみならず、電池による駆動を併用
でき、停電や故意の電源遮断時の異常にも対応すること
ができる。 h.ショウケース等の閉空間内にコンパクトに設置でき
るので、その閉空間の容積を損なうことがない。また、
購買者等に厳重な監視体制を敷いているような不快な感
じを与えることもないので購買意欲の阻害といった不都
合もない。
【図1】本発明の盗難警報装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】閉空間の一例を示す図である。
【図3】音源及び音源回路の一例を示す回路図である。
【図4】受波器回路の一例を示す回路図である。
【図5】警報器の一例を示す回路図である。
【図6】リモコン動作を示す波形図である。
【図7】閉空間内の送波器及び受波器の音波の送受関係
を示す図である。
を示す図である。
【図8】閉空間内における反射波との干渉を示す図であ
る。
る。
【図9】図2、図3、図4及び図5に示した盗難警報装
置の盗難警報動作を示す図である。
置の盗難警報動作を示す図である。
【図10】実験結果を示す図である。
2 ショウケース(閉空間) 4 送波器(音源) 6 受波器(受音手段) 10 警報器(警報手段) 60 検知回路(検知手段) 62 増幅回路(増幅手段) 64 ウインドコンパレータ(比較手段)
Claims (5)
- 【請求項1】 盗難から防護すべき閉空間の異常開放時
に警報を発する盗難警報装置であって、 前記閉空間内に設置されて、一定レベルの音波を発する
音源と、 前記閉空間内で受音するとともに、その受音レベルを表
す電気信号を発生する受音手段と、 この受音手段が出力する前記電気信号を受け、前記閉空
間が開放されたとき、前記受音手段に生じるレベル変化
を検出し、前記閉空間が開放されたことを検知する検知
手段と、 この検知手段の検知出力により警報を発生する警報手段
と、を備えたことを特徴とする盗難警報装置。 - 【請求項2】 前記音源は一定周波数の連続した音波を
発生する送波器であることを特徴とする請求項1記載の
盗難警報装置。 - 【請求項3】 前記受音手段は、前記音源が発した音波
を受信し、その受音レベルに応じたレベルを持つ電気信
号に変換する受波器であることを特徴とする請求項1記
載の盗難警報装置。 - 【請求項4】 前記検知手段は、AGC回路を備えて前
記レベル変化を増幅して取り出す増幅手段と、この増幅
手段の出力レベルが基準レベル範囲を逸脱したことを表
す検知出力を発生する比較手段とを備えたことを特徴と
する請求項1記載の盗難警報装置。 - 【請求項5】 前記閉空間は、ショウケース、キャビネ
ット又は自動車であることを特徴とする請求項1記載の
盗難警報装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14530394A JPH07334764A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 盗難警報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14530394A JPH07334764A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 盗難警報装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07334764A true JPH07334764A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=15382036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14530394A Pending JPH07334764A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 盗難警報装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07334764A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102176268A (zh) * | 2011-01-30 | 2011-09-07 | 重庆市科学技术研究院 | 一种陈设品防盗检测装置及其检测方法 |
| CN106667149A (zh) * | 2017-02-26 | 2017-05-17 | 湖北阳超机电科技有限公司 | 一种金店防盗抢展示柜 |
-
1994
- 1994-06-03 JP JP14530394A patent/JPH07334764A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102176268A (zh) * | 2011-01-30 | 2011-09-07 | 重庆市科学技术研究院 | 一种陈设品防盗检测装置及其检测方法 |
| CN102176268B (zh) | 2011-01-30 | 2013-03-27 | 重庆市科学技术研究院 | 一种陈设品防盗检测装置的检测方法 |
| CN106667149A (zh) * | 2017-02-26 | 2017-05-17 | 湖北阳超机电科技有限公司 | 一种金店防盗抢展示柜 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4099168A (en) | Intrusion alarm and emergency illumination apparatus and method | |
| US4325058A (en) | Pre-intrusion detection and alarm system | |
| US4737769A (en) | Fire detection alarm system | |
| CN101334923A (zh) | 应变传感报警系统 | |
| US4737763A (en) | Trailer theft and burglary alarm system | |
| US5532670A (en) | Method of indicating the threat level of an incoming shock to an electronically secured vehicle and apparatus therefore | |
| JPH07334764A (ja) | 盗難警報装置 | |
| GB2119931A (en) | Proximity detection devices | |
| EP0385800A1 (en) | Anti-theft device | |
| US5648754A (en) | Wireless car security system | |
| US4973945A (en) | Magnetically linked theft sensing system | |
| US4800361A (en) | Anti-theft alarm system for motor vehicles | |
| GB2154037A (en) | Alarm unit | |
| CN219012244U (zh) | 人体感应联动门锁装置以及门体 | |
| CN212809384U (zh) | 防误操作电气控制设备 | |
| CN2171889Y (zh) | 照相机与探测器和报警器组合的保安装置 | |
| KR100511865B1 (ko) | 혼돈광을 이용한 광 울타리 장치 및 그 방법 | |
| KR0112691Y1 (ko) | 전자경보장치 | |
| CN211427452U (zh) | 一种红外微波双鉴报警器 | |
| CN206819486U (zh) | 一种新型防盗门系统 | |
| KR910009305B1 (ko) | 경보기용 센서회로 | |
| KR200336567Y1 (ko) | 방범보조용 경보시스템 | |
| KR850002489Y1 (ko) | 적외선 다중화 경보장치 | |
| JPS61249195A (ja) | コ−ドにより制御される電気機械式操作装置 | |
| JPH043098Y2 (ja) |