JPH07335139A - カラー陰極線管 - Google Patents
カラー陰極線管Info
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- JPH07335139A JPH07335139A JP12554294A JP12554294A JPH07335139A JP H07335139 A JPH07335139 A JP H07335139A JP 12554294 A JP12554294 A JP 12554294A JP 12554294 A JP12554294 A JP 12554294A JP H07335139 A JPH07335139 A JP H07335139A
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Links
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Landscapes
- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カラー陰極線管のファンネル1とパネル2を
接合する熱処理工程において、フレーム4に所定の張力
を加えられた状態で支持されたシャドウマスク3の塑性
変形を防止する。 【構成】 フレーム4を、その各辺の外側にフレーム4
の材料よりも熱膨張係数の大きな金属片50を接合した
バイメタル構成とし、高温安定状態においてフレーム4
を強制的に内側に歪曲させ、シャドウマスク3に加わる
張力を緩和する。
接合する熱処理工程において、フレーム4に所定の張力
を加えられた状態で支持されたシャドウマスク3の塑性
変形を防止する。 【構成】 フレーム4を、その各辺の外側にフレーム4
の材料よりも熱膨張係数の大きな金属片50を接合した
バイメタル構成とし、高温安定状態においてフレーム4
を強制的に内側に歪曲させ、シャドウマスク3に加わる
張力を緩和する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファンネルとパネルと
を接合する際における、熱膨張によるシャドウマスクの
塑性変形を防止するためのシャドウマスク構体を備えた
カラー陰極線管に関するものである。
を接合する際における、熱膨張によるシャドウマスクの
塑性変形を防止するためのシャドウマスク構体を備えた
カラー陰極線管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】平面型カラー陰極線管の一般的な構成を
図10に示す。図10において、カラー陰極線管は、ガ
ラス等で形成されたファンネル1と、ガラス等で形成さ
れたパネル2と、パネル2の内面に設けられた蛍光スク
リーン8と、蛍光スクリーン8に略平行に設けられたシ
ャドウマスク3と、シャドウマスク3を支持するための
フレーム4と、ファンネル部1のネックに設けられた電
子銃6とを具備する。例えば、インライン型の電子銃6
から出射されたRGB各色に対応する電子ビーム7は、
それぞれシャドウマスク3に設けられた所定の孔を通過
し、蛍光スクリーン8上のRGB各色に対応する蛍光体
に到達する。電子ビーム7が照射された各蛍光体は、そ
れぞれRGBの各色を発光し、パネル2の画面上にカラ
ー画像が形成される。
図10に示す。図10において、カラー陰極線管は、ガ
ラス等で形成されたファンネル1と、ガラス等で形成さ
れたパネル2と、パネル2の内面に設けられた蛍光スク
リーン8と、蛍光スクリーン8に略平行に設けられたシ
ャドウマスク3と、シャドウマスク3を支持するための
フレーム4と、ファンネル部1のネックに設けられた電
子銃6とを具備する。例えば、インライン型の電子銃6
から出射されたRGB各色に対応する電子ビーム7は、
それぞれシャドウマスク3に設けられた所定の孔を通過
し、蛍光スクリーン8上のRGB各色に対応する蛍光体
に到達する。電子ビーム7が照射された各蛍光体は、そ
れぞれRGBの各色を発光し、パネル2の画面上にカラ
ー画像が形成される。
【0003】電子銃6から出射された電子ビーム7の
内、シャドウマスク3を通過して蛍光スクリーン8に到
達するものは約20%であり、残りの約80%はシャド
ウマスク3に衝突する。シャドウマスク3は、電子ビー
ム7の衝突により発熱し、熱膨張により変形しようとす
る。ところが、シャドウマスク3はフレーム4によりそ
の各辺を拘束されているため、シャドウマスク3の熱膨
張はシャドウマスク3の表面に凹凸を生じる方向に作用
する。ここで、仮にシャドウマスク3の表面が凹凸に変
形したとすると、シャドウマスク3に設けられている孔
の位置と蛍光スクリーン8の各蛍光体の位置とが対応し
なくなる。そうすると、シャドウマスク3の孔を通過し
た電子ビームは本来到達すべき蛍光体とは異なる蛍光体
に到達し、本来の色とは異なった色が発光する。もしく
は、本来照射すべき蛍光体を完全に照射せず、その部分
の輝度が下がり、色むらが発生する。その結果、パネル
2の画面上に形成される画像の色純度が低下し、画質が
低下する。
内、シャドウマスク3を通過して蛍光スクリーン8に到
達するものは約20%であり、残りの約80%はシャド
ウマスク3に衝突する。シャドウマスク3は、電子ビー
ム7の衝突により発熱し、熱膨張により変形しようとす
る。ところが、シャドウマスク3はフレーム4によりそ
の各辺を拘束されているため、シャドウマスク3の熱膨
張はシャドウマスク3の表面に凹凸を生じる方向に作用
する。ここで、仮にシャドウマスク3の表面が凹凸に変
形したとすると、シャドウマスク3に設けられている孔
の位置と蛍光スクリーン8の各蛍光体の位置とが対応し
なくなる。そうすると、シャドウマスク3の孔を通過し
た電子ビームは本来到達すべき蛍光体とは異なる蛍光体
に到達し、本来の色とは異なった色が発光する。もしく
は、本来照射すべき蛍光体を完全に照射せず、その部分
の輝度が下がり、色むらが発生する。その結果、パネル
2の画面上に形成される画像の色純度が低下し、画質が
低下する。
【0004】従って、シャドウマスク3の変形による画
質の低下を防止するために、従来からシャドウマスク3
に一定の張力を加えた状態でフレーム4に固定すること
が行われている。このようにシャドウマスク3にあらか
じめ一定の張力を加えておくことにより、電子ビームの
衝突によりシャドウマスクが発熱し熱膨張したとして
も、シャドウマスク3に加えられた張力により変形が吸
収され、シャドウマスク3の表面に凹凸が生じることが
なくなる。その結果、シャドウマスク3と蛍光スクリー
ン8とが略平行に保たれ、シャドウマスク3の孔と蛍光
スクリーン8の蛍光体との位置関係が対応し、色純度の
低下を防止することが可能になる。
質の低下を防止するために、従来からシャドウマスク3
に一定の張力を加えた状態でフレーム4に固定すること
が行われている。このようにシャドウマスク3にあらか
じめ一定の張力を加えておくことにより、電子ビームの
衝突によりシャドウマスクが発熱し熱膨張したとして
も、シャドウマスク3に加えられた張力により変形が吸
収され、シャドウマスク3の表面に凹凸が生じることが
なくなる。その結果、シャドウマスク3と蛍光スクリー
ン8とが略平行に保たれ、シャドウマスク3の孔と蛍光
スクリーン8の蛍光体との位置関係が対応し、色純度の
低下を防止することが可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】カラー陰極線管の組立
ては、パネル2の内側に蛍光スクリーン8を形成し、フ
レーム4に支持されたシャドウマスク3を組込んだ後、
ファンネル1とパネル2とを加熱し、ガラスどうしの接
着によりファンネル1とパネル2とを結合し、ファンネ
ル1のネックに電子銃6を組み込む。ファンネル1とパ
ネル2とを結合させるために、例えば400〜500℃
という高温で熱処理を行わなければならず、また、この
熱処理に長時間(例えば2〜3時間)を要する。そのた
め、シャドウマスク3やフレーム4等も同時に400〜
500℃に加熱され、その後冷却される。ところが、シ
ャドウマスク3及びフレーム4が加熱及び冷却の熱処理
を受けると、シャドウマスク3が塑性変形を起こす。
ては、パネル2の内側に蛍光スクリーン8を形成し、フ
レーム4に支持されたシャドウマスク3を組込んだ後、
ファンネル1とパネル2とを加熱し、ガラスどうしの接
着によりファンネル1とパネル2とを結合し、ファンネ
ル1のネックに電子銃6を組み込む。ファンネル1とパ
ネル2とを結合させるために、例えば400〜500℃
という高温で熱処理を行わなければならず、また、この
熱処理に長時間(例えば2〜3時間)を要する。そのた
め、シャドウマスク3やフレーム4等も同時に400〜
500℃に加熱され、その後冷却される。ところが、シ
ャドウマスク3及びフレーム4が加熱及び冷却の熱処理
を受けると、シャドウマスク3が塑性変形を起こす。
【0006】次に、シャドウマスク3が塑性変形を起こ
すメカニズムを図11を参照しつつ説明する。図11
(a)は初期状態、すなわち常温におけるシャドウマス
ク3とフレーム4の状態を示す。常温では、シャドウマ
スク3には、一定の張力(図中、矢印で示す)が加えら
れており、表面が平坦となるようにフレーム4に支持さ
れている。なお、シャドウマスク3及びフレーム4の材
料として、一般的によく用いられる軟鋼が用いられてい
る。また、シャドウマスク3の厚さは0.02mm程
度、フレーム4の厚さは1.8〜2mm程度である。
すメカニズムを図11を参照しつつ説明する。図11
(a)は初期状態、すなわち常温におけるシャドウマス
ク3とフレーム4の状態を示す。常温では、シャドウマ
スク3には、一定の張力(図中、矢印で示す)が加えら
れており、表面が平坦となるようにフレーム4に支持さ
れている。なお、シャドウマスク3及びフレーム4の材
料として、一般的によく用いられる軟鋼が用いられてい
る。また、シャドウマスク3の厚さは0.02mm程
度、フレーム4の厚さは1.8〜2mm程度である。
【0007】次に、図11(b)は、ファンネル1とパ
ネル2とを接合するために加熱を開始した直後の昇温開
始状態を示している。フレーム4の厚さはシャドウマス
ク3の厚さの約100倍もあるため、シャドウマスク3
の熱容量はフレーム4の熱容量よりもはるかに小さい。
そのため、昇温開始直後はシャドウマスク3の方が先に
温度が高くなり、大きく膨張する。一方、フレーム4も
若干は膨張するが、シャドウマスク3ほどではないた
め、シャドウマスク3の熱膨張による変形は、(b)に
示すように表面を凹凸させるように作用する。このと
き、シャドウマスク3に加えられた張力は、シャドウマ
スク3の熱膨張により緩和される。
ネル2とを接合するために加熱を開始した直後の昇温開
始状態を示している。フレーム4の厚さはシャドウマス
ク3の厚さの約100倍もあるため、シャドウマスク3
の熱容量はフレーム4の熱容量よりもはるかに小さい。
そのため、昇温開始直後はシャドウマスク3の方が先に
温度が高くなり、大きく膨張する。一方、フレーム4も
若干は膨張するが、シャドウマスク3ほどではないた
め、シャドウマスク3の熱膨張による変形は、(b)に
示すように表面を凹凸させるように作用する。このと
き、シャドウマスク3に加えられた張力は、シャドウマ
スク3の熱膨張により緩和される。
【0008】図11(c)は、シャドウマスク3及びフ
レーム4の温度が均一になった状態、すなわち400〜
500℃に加熱された高温安定状態を示している。この
時、シャドウマスク3及びフレーム4は、図中2点鎖線
で示す初期状態とほぼ相似形となっており、シャドウマ
スク3には初期状態とほぼ等しい張力が加わる。ところ
が、高温条件下では、シャドウマスク3の材料の弾性限
界は、常温における値よりも著しく低下する。材料によ
っては、常温で例えば15Kgf/mm2であった弾性
限界が、400〜500℃では6Kgf/mm2程度に
まで下がる場合もある。そのため、シャドウマスク3に
加えられていた張力の大きさによっては、この時点で塑
性変形が生じる場合がある。
レーム4の温度が均一になった状態、すなわち400〜
500℃に加熱された高温安定状態を示している。この
時、シャドウマスク3及びフレーム4は、図中2点鎖線
で示す初期状態とほぼ相似形となっており、シャドウマ
スク3には初期状態とほぼ等しい張力が加わる。ところ
が、高温条件下では、シャドウマスク3の材料の弾性限
界は、常温における値よりも著しく低下する。材料によ
っては、常温で例えば15Kgf/mm2であった弾性
限界が、400〜500℃では6Kgf/mm2程度に
まで下がる場合もある。そのため、シャドウマスク3に
加えられていた張力の大きさによっては、この時点で塑
性変形が生じる場合がある。
【0009】図11(d)は、ファンネル1とパネル2
との接合工程において、加熱を終了した直後の降温開始
状態を示している。前述のように、シャドウマスク3の
熱容量の方がフレーム4の熱容量よりもはるかに小さい
ため、シャドウマスク3の収縮量の方が大きい。そのた
め、シャドウマスク3は図中2点鎖線で示すように内側
に湾曲するように変形しようとするが、フレーム4に拘
束されているため、実際にはほとんど変形しない。その
結果、シャドウマスク3の収縮しようとする力はシャド
ウマスクの張力を増加させる方向に作用する。仮に、
(c)に示した段階でシャドウマスク3が塑性変形が生
じていなかったとしても、(d)に示す段階で、もとも
とシャドウマスク3に加えられていた張力に、さらにシ
ャドウマスク3の収縮力が加わり、材料の弾性限界を超
え塑性変形が生じる。
との接合工程において、加熱を終了した直後の降温開始
状態を示している。前述のように、シャドウマスク3の
熱容量の方がフレーム4の熱容量よりもはるかに小さい
ため、シャドウマスク3の収縮量の方が大きい。そのた
め、シャドウマスク3は図中2点鎖線で示すように内側
に湾曲するように変形しようとするが、フレーム4に拘
束されているため、実際にはほとんど変形しない。その
結果、シャドウマスク3の収縮しようとする力はシャド
ウマスクの張力を増加させる方向に作用する。仮に、
(c)に示した段階でシャドウマスク3が塑性変形が生
じていなかったとしても、(d)に示す段階で、もとも
とシャドウマスク3に加えられていた張力に、さらにシ
ャドウマスク3の収縮力が加わり、材料の弾性限界を超
え塑性変形が生じる。
【0010】塑性変形を起こしたシャドウマスク3で
は、最初に加えた張力が低下しているため、電子ビーム
の衝突によりシャドウマスク3が発熱し熱膨張したとし
ても、シャドウマスク3に加えられた張力により変形を
吸収することはできず、シャドウマスク3の表面に凹凸
が生じ、シャドウマスク3と蛍光スクリーン8とが略平
行に保たれなくなる。そのため、シャドウマスク3の孔
と蛍光スクリーン8の蛍光体との位置関係が対応せず、
色純度が低下し画質が低下する。すなわち、シャドウマ
スクに張力を加える本来の目的である「パネル2の画面
上に形成される画像の色純度が低下し、画質が低下する
という問題を解決する」ことができなくなる。
は、最初に加えた張力が低下しているため、電子ビーム
の衝突によりシャドウマスク3が発熱し熱膨張したとし
ても、シャドウマスク3に加えられた張力により変形を
吸収することはできず、シャドウマスク3の表面に凹凸
が生じ、シャドウマスク3と蛍光スクリーン8とが略平
行に保たれなくなる。そのため、シャドウマスク3の孔
と蛍光スクリーン8の蛍光体との位置関係が対応せず、
色純度が低下し画質が低下する。すなわち、シャドウマ
スクに張力を加える本来の目的である「パネル2の画面
上に形成される画像の色純度が低下し、画質が低下する
という問題を解決する」ことができなくなる。
【0011】本発明は以上のような問題点を解決するた
めになされたものであり、ファンネルとパネルとを接合
させるために熱処理を行う際、シャドウマスクに加わる
張力を緩和し、シャドウマスクの塑性変形を防止するシ
ャドウマスク構体を備えたカラー陰極線管を得ることを
目的としている。
めになされたものであり、ファンネルとパネルとを接合
させるために熱処理を行う際、シャドウマスクに加わる
張力を緩和し、シャドウマスクの塑性変形を防止するシ
ャドウマスク構体を備えたカラー陰極線管を得ることを
目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のカラー陰極線管は、略矩形断面を有するフ
レームの一方の開口端部にシャドウマスクを所定の張力
を加えた状態で支持したシャドウマスク構体を備え、前
記シャドウマスク構体は、前記フレームの各辺の外側
に、前記フレームの材料の熱膨張係数よりも大きな熱膨
張係数を有する材料で形成され、前記シャドウマスクの
表面に対し略垂直な方向に配列された複数の垂直部分
と、前記シャドウマスクの表面に対し略平行でかつ隣接
する2つの垂直部分間にそれぞれ形成された水平部分と
を有する金属片を、前記垂直部分において接合したもの
である。
め、本発明のカラー陰極線管は、略矩形断面を有するフ
レームの一方の開口端部にシャドウマスクを所定の張力
を加えた状態で支持したシャドウマスク構体を備え、前
記シャドウマスク構体は、前記フレームの各辺の外側
に、前記フレームの材料の熱膨張係数よりも大きな熱膨
張係数を有する材料で形成され、前記シャドウマスクの
表面に対し略垂直な方向に配列された複数の垂直部分
と、前記シャドウマスクの表面に対し略平行でかつ隣接
する2つの垂直部分間にそれぞれ形成された水平部分と
を有する金属片を、前記垂直部分において接合したもの
である。
【0013】または、本発明のカラー陰極線管は、略矩
形断面を有するフレームの一方の開口端部にシャドウマ
スクを所定の張力を加えた状態で支持下シャドウマスク
構体を備え、前記シャドウマスク構体は、前記フレーム
の各辺の内側に、前記フレームの材料の熱膨張係数より
も小さな熱膨張係数を有する材料で形成され、前記シャ
ドウマスクの表面対し略垂直な方向に配列された複数の
垂直部分と、前記シャドウマスクの表面に対し略平行で
かつ隣接する2つの垂直部分間にそれぞれ形成された水
平部分とを有する金属片を、前記垂直部分において接合
したものである。
形断面を有するフレームの一方の開口端部にシャドウマ
スクを所定の張力を加えた状態で支持下シャドウマスク
構体を備え、前記シャドウマスク構体は、前記フレーム
の各辺の内側に、前記フレームの材料の熱膨張係数より
も小さな熱膨張係数を有する材料で形成され、前記シャ
ドウマスクの表面対し略垂直な方向に配列された複数の
垂直部分と、前記シャドウマスクの表面に対し略平行で
かつ隣接する2つの垂直部分間にそれぞれ形成された水
平部分とを有する金属片を、前記垂直部分において接合
したものである。
【0014】上記各構成において、金属片の水平部分は
垂直部分が配列されている方向に対して湾曲するように
形成され、フレームの各辺に対し前記湾曲が凸となるよ
うに接合されていることが好ましい。また、上記各構成
において、水平部分はシャドウマスクに対して近い側又
は遠い側のいずれかに設けられ、垂直部分が略櫛歯状に
配列されていることが好ましい。また、上記構成におい
て、略櫛歯状に配列された垂直部分の高さが、配列の両
端部から中心部に向ってその高さが低くなることが好ま
しい。または、上記構成において、水平部分は1つおき
に、シャドウマスクに近い側と遠い側とに設けられてい
ることが好ましい。または、金属片は1枚の略矩形の金
属板を、1つおきに平坦な部分と湾曲した部分とが繰返
し連続するように折曲げたものであることが好ましい。
または、水平部分は垂直部分の略中央部に設けられてい
ることが好ましい。または、水平部分は、シャドウマス
クに近い側と遠い側の両方に設けられていることが好ま
しい。また、上記各構成において、フレームの各辺と金
属片の各垂直部分とが複数のスポット溶接により接合さ
れたものであることが好ましい。
垂直部分が配列されている方向に対して湾曲するように
形成され、フレームの各辺に対し前記湾曲が凸となるよ
うに接合されていることが好ましい。また、上記各構成
において、水平部分はシャドウマスクに対して近い側又
は遠い側のいずれかに設けられ、垂直部分が略櫛歯状に
配列されていることが好ましい。また、上記構成におい
て、略櫛歯状に配列された垂直部分の高さが、配列の両
端部から中心部に向ってその高さが低くなることが好ま
しい。または、上記構成において、水平部分は1つおき
に、シャドウマスクに近い側と遠い側とに設けられてい
ることが好ましい。または、金属片は1枚の略矩形の金
属板を、1つおきに平坦な部分と湾曲した部分とが繰返
し連続するように折曲げたものであることが好ましい。
または、水平部分は垂直部分の略中央部に設けられてい
ることが好ましい。または、水平部分は、シャドウマス
クに近い側と遠い側の両方に設けられていることが好ま
しい。また、上記各構成において、フレームの各辺と金
属片の各垂直部分とが複数のスポット溶接により接合さ
れたものであることが好ましい。
【0015】
【作用】以上のように、本発明のカラー陰極線管によれ
ば、フレームの各辺の外側に、フレームの材料の熱膨張
係数よりも大きな熱膨張係数を有する材料で形成され、
シャドウマスクの表面に対し略垂直な方向に配列された
複数の垂直部分と、シャドウマスクの表面に対し略平行
でかつ隣接する2つの垂直部分間にそれぞれ形成された
水平部分とを有する金属片を垂直部分において接合し、
または、フレームの各辺の内側に、フレームの材料の熱
膨張係数よりも小さな熱膨張係数を有する材料で形成さ
れ、シャドウマスクの表面に対し略垂直な方向に配列さ
れた複数の垂直部分と、シャドウマスクの表面に対し略
平行でかつ隣接する2つの垂直部分間にそれぞれ形成さ
れた水平部分とを有する金属片を垂直部分において接合
し、フレームをバイメタル状に形成したので、シャドウ
マスク及びフレームが均一な温度に加熱された高温安定
状態でも、フレームは各辺に接合された金属片の作用に
より、内側に歪曲する。すなわち、本発明では、高温安
定状態においてフレームを強制的に内側へ歪曲させ、シ
ャドウマスクの張力が緩和される方向へシャドウマスク
を変形させる。従って、本発明では、図11(c)及び
(d)に示した状態になることはなく、シャドウマスク
の表面には図11(b)に示すような凹凸が形成され
る。その結果、シャドウマスクの材料の弾性限界が、高
温時において著しく低下したとしても、シャドウマスク
に塑性変形は生じない。
ば、フレームの各辺の外側に、フレームの材料の熱膨張
係数よりも大きな熱膨張係数を有する材料で形成され、
シャドウマスクの表面に対し略垂直な方向に配列された
複数の垂直部分と、シャドウマスクの表面に対し略平行
でかつ隣接する2つの垂直部分間にそれぞれ形成された
水平部分とを有する金属片を垂直部分において接合し、
または、フレームの各辺の内側に、フレームの材料の熱
膨張係数よりも小さな熱膨張係数を有する材料で形成さ
れ、シャドウマスクの表面に対し略垂直な方向に配列さ
れた複数の垂直部分と、シャドウマスクの表面に対し略
平行でかつ隣接する2つの垂直部分間にそれぞれ形成さ
れた水平部分とを有する金属片を垂直部分において接合
し、フレームをバイメタル状に形成したので、シャドウ
マスク及びフレームが均一な温度に加熱された高温安定
状態でも、フレームは各辺に接合された金属片の作用に
より、内側に歪曲する。すなわち、本発明では、高温安
定状態においてフレームを強制的に内側へ歪曲させ、シ
ャドウマスクの張力が緩和される方向へシャドウマスク
を変形させる。従って、本発明では、図11(c)及び
(d)に示した状態になることはなく、シャドウマスク
の表面には図11(b)に示すような凹凸が形成され
る。その結果、シャドウマスクの材料の弾性限界が、高
温時において著しく低下したとしても、シャドウマスク
に塑性変形は生じない。
【0016】また、金属片をシャドウマスクの表面に対
し略垂直な方向に配列された複数の垂直部分と、シャド
ウマスクの表面に対し略平行でかつ隣接する2つの垂直
部分間にそれぞれ形成された水平部分とで構成すること
により、フレームを任意の形状、例えばシャドウマスク
の表面に略垂直な方向にだけ歪曲させるように変形させ
ることができる。また、金属片の水平部分は垂直部分が
配列されている方向に対して湾曲するように形成し、フ
レームの各辺に対し湾曲が凸となるように接合させるこ
とにより、水平部分の膨張を湾曲部分で吸収することが
でき、フレームはその各辺に平行な方向にほとんど歪曲
することはない。また、水平部分をシャドウマスクに対
して近い側又は遠い側のいずれかに設け、垂直部分を略
櫛歯状に配列することにより、金属片の材料の歩留率が
向上する。または、水平部分を1つおきに、シャドウマ
スクに近い側と遠い側とに設けても、同様に金属片の材
料の歩留率が向上する。また、略櫛歯状に配列された垂
直部分の高さを、配列の両端部から中心部に向ってその
高さが低くなるように構成することにより、配列の両端
部に近い部分ほど大きな力でフレームを変形(歪曲)さ
せることができ、一般に機械的強度の高いフレームの各
辺の接合部近傍(角の部分)と、機械的強度はそれより
も低い各辺の中央部とを均一に歪曲させることができ
る。または、1枚の略矩形の金属板を1つおきに平坦な
部分と湾曲した部分とが繰返し連続するように折曲げて
金属片を形成することにより、金属片の形状及び加工が
簡単になり、取扱も容易になる。また、水平部分を垂直
部分のほぼ中央に設けるように構成することにより、金
属片の形状及び加工が簡単になり、取扱も容易になる。
また、水平部分をシャドウマスクに対して近い側及び遠
い側の両方に設けるように構成することにより、金属片
の形状及び加工が容易になると共に、重量の増加を少な
くすることができる。また、フレームの各辺と金属片の
各垂直部分とを複数のスポット溶接により接合すること
により、フレームと金属片との拘束点を任意に選択する
ことができ、フレームの歪曲を調節することができる。
また、ロボット溶接機を使用することができ、組立て工
程の自動化を図ることができる。
し略垂直な方向に配列された複数の垂直部分と、シャド
ウマスクの表面に対し略平行でかつ隣接する2つの垂直
部分間にそれぞれ形成された水平部分とで構成すること
により、フレームを任意の形状、例えばシャドウマスク
の表面に略垂直な方向にだけ歪曲させるように変形させ
ることができる。また、金属片の水平部分は垂直部分が
配列されている方向に対して湾曲するように形成し、フ
レームの各辺に対し湾曲が凸となるように接合させるこ
とにより、水平部分の膨張を湾曲部分で吸収することが
でき、フレームはその各辺に平行な方向にほとんど歪曲
することはない。また、水平部分をシャドウマスクに対
して近い側又は遠い側のいずれかに設け、垂直部分を略
櫛歯状に配列することにより、金属片の材料の歩留率が
向上する。または、水平部分を1つおきに、シャドウマ
スクに近い側と遠い側とに設けても、同様に金属片の材
料の歩留率が向上する。また、略櫛歯状に配列された垂
直部分の高さを、配列の両端部から中心部に向ってその
高さが低くなるように構成することにより、配列の両端
部に近い部分ほど大きな力でフレームを変形(歪曲)さ
せることができ、一般に機械的強度の高いフレームの各
辺の接合部近傍(角の部分)と、機械的強度はそれより
も低い各辺の中央部とを均一に歪曲させることができ
る。または、1枚の略矩形の金属板を1つおきに平坦な
部分と湾曲した部分とが繰返し連続するように折曲げて
金属片を形成することにより、金属片の形状及び加工が
簡単になり、取扱も容易になる。また、水平部分を垂直
部分のほぼ中央に設けるように構成することにより、金
属片の形状及び加工が簡単になり、取扱も容易になる。
また、水平部分をシャドウマスクに対して近い側及び遠
い側の両方に設けるように構成することにより、金属片
の形状及び加工が容易になると共に、重量の増加を少な
くすることができる。また、フレームの各辺と金属片の
各垂直部分とを複数のスポット溶接により接合すること
により、フレームと金属片との拘束点を任意に選択する
ことができ、フレームの歪曲を調節することができる。
また、ロボット溶接機を使用することができ、組立て工
程の自動化を図ることができる。
【0017】
【実施例】本発明のカラー陰極線管のシャドウマスク構
体の好適な第1の実施例について、図1及び図2を参照
しつつ説明する。図1は、常温におけるフレーム及びシ
ャドウマスクの状態を示す斜視図であり、図2は高温安
定状態におけるシャドウマスク及びフレームの変形の状
態を示す斜視図である。
体の好適な第1の実施例について、図1及び図2を参照
しつつ説明する。図1は、常温におけるフレーム及びシ
ャドウマスクの状態を示す斜視図であり、図2は高温安
定状態におけるシャドウマスク及びフレームの変形の状
態を示す斜視図である。
【0018】図1において、フレーム4は略矩形断面を
有し、その一方の開口端部45には所定の張力を加えた
状態でシャドウマスク3が支持されている。フレーム4
の各辺41、42・・・の外側には、略櫛歯状の金属片
50がそれぞれスポット溶接等により接合されている。
金属片50は、フレーム4の材料の熱膨張係数よりも大
きな熱膨張係数を有する材料で形成され、シャドウマス
ク3の表面31に対し略垂直な方向(図中矢印Xで示
す)に配列された複数の垂直部分51と、シャドウマス
ク3の表面31に対し略平行な方向(図中矢印Yで示
す)で、かつ隣接する2つの垂直部分51間にそれぞれ
形成された水平部分52とを有する。フレーム4の各辺
41、42・・・と金属片50とは、垂直部分51にお
いて接合されている。金属片50の水平部分52は、垂
直部分51が配列されている方向Xに対して湾曲するよ
うに形成され、フレーム4の各辺41、42・・・に対
し湾曲が凸(フレーム4の外側)となるようになってお
り、フレーム4と金属片50とでバイメタルを構成す
る。
有し、その一方の開口端部45には所定の張力を加えた
状態でシャドウマスク3が支持されている。フレーム4
の各辺41、42・・・の外側には、略櫛歯状の金属片
50がそれぞれスポット溶接等により接合されている。
金属片50は、フレーム4の材料の熱膨張係数よりも大
きな熱膨張係数を有する材料で形成され、シャドウマス
ク3の表面31に対し略垂直な方向(図中矢印Xで示
す)に配列された複数の垂直部分51と、シャドウマス
ク3の表面31に対し略平行な方向(図中矢印Yで示
す)で、かつ隣接する2つの垂直部分51間にそれぞれ
形成された水平部分52とを有する。フレーム4の各辺
41、42・・・と金属片50とは、垂直部分51にお
いて接合されている。金属片50の水平部分52は、垂
直部分51が配列されている方向Xに対して湾曲するよ
うに形成され、フレーム4の各辺41、42・・・に対
し湾曲が凸(フレーム4の外側)となるようになってお
り、フレーム4と金属片50とでバイメタルを構成す
る。
【0019】シャドウマスク3及びフレーム4の材料と
して、従来例と同様に一般的によく用いられる軟鋼(S
PCC)を用いる。シャドウマスク3の厚さは従来例と
同様に0.02mm程度であり、またフレーム4の厚さ
も従来例と同様に1.8〜2.0mm程度である。ま
た、金属片50の材料としては、軟鋼よりも熱膨張係数
の大きなSUS303等のステンレス鋼を用い、その厚
さは1.2mm程度である。軟鋼(SPCC)の熱膨張
係数は12〜14×10-6/°C程度であり、SUS3
03の熱膨張係数は17×10-6/°C程度である。な
お、金属片50の垂直部分51の長さ、幅及び数は、フ
レーム4の各辺41、42・・・の長さ及び幅に応じて
適宜選択することができ、図1に示すものには限定され
ない。
して、従来例と同様に一般的によく用いられる軟鋼(S
PCC)を用いる。シャドウマスク3の厚さは従来例と
同様に0.02mm程度であり、またフレーム4の厚さ
も従来例と同様に1.8〜2.0mm程度である。ま
た、金属片50の材料としては、軟鋼よりも熱膨張係数
の大きなSUS303等のステンレス鋼を用い、その厚
さは1.2mm程度である。軟鋼(SPCC)の熱膨張
係数は12〜14×10-6/°C程度であり、SUS3
03の熱膨張係数は17×10-6/°C程度である。な
お、金属片50の垂直部分51の長さ、幅及び数は、フ
レーム4の各辺41、42・・・の長さ及び幅に応じて
適宜選択することができ、図1に示すものには限定され
ない。
【0020】以上のように構成された第1の実施例のカ
ラー陰極線管のシャドウマスク構体を加熱し、シャドウ
マスク3、フレーム4及び金属片50の温度が均一に例
えば400〜500℃になったとすると、シャドウマス
ク3とフレーム4の熱膨張係数はほぼ等しいが、金属片
50の熱膨張係数はフレーム4の熱膨張係数よりも大き
いため、図2に示すようにフレーム4の各辺41、42
・・・の一方の開孔端部が内側へ傾斜するように変形す
る。このとき、金属片50は垂直部分51の膨張がフレ
ーム4の各辺41、42・・・をX方向に歪曲させるよ
うに作用する。しかし、水平部分52は各辺41、42
・・・に対して外側に凸になるように湾曲して形成され
ているため、水平部分52の膨張は、水平部分52の湾
曲量の変化として吸収され、各辺41、42・・・をY
方向に歪曲させるようには作用しない。すなわち、フレ
ーム4は、金属片50により強制的に内側へ歪曲させら
れるので、高温安定状態になっても、フレーム4は図1
1(c)及び(d)に示すような状態にはならない。こ
こで、シャドウマスク3が支持されている側の開口端部
45に着目すると、フレーム4の歪曲は開口端部45の
開口面積を小さくする方向に作用するので、シャドウマ
スク3は図11(d)に示す従来例のようにフレームに
引張られるのではなく、逆にフレーム4の歪曲により押
し縮められる。その結果、シャドウマスク3に加えられ
た張力は減少し、場合によってはシャドウマスク3の表
面32には凹凸32が形成され、弾性限界を超えること
はない。従って、シャドウマスク3には塑性変形が生じ
ない。
ラー陰極線管のシャドウマスク構体を加熱し、シャドウ
マスク3、フレーム4及び金属片50の温度が均一に例
えば400〜500℃になったとすると、シャドウマス
ク3とフレーム4の熱膨張係数はほぼ等しいが、金属片
50の熱膨張係数はフレーム4の熱膨張係数よりも大き
いため、図2に示すようにフレーム4の各辺41、42
・・・の一方の開孔端部が内側へ傾斜するように変形す
る。このとき、金属片50は垂直部分51の膨張がフレ
ーム4の各辺41、42・・・をX方向に歪曲させるよ
うに作用する。しかし、水平部分52は各辺41、42
・・・に対して外側に凸になるように湾曲して形成され
ているため、水平部分52の膨張は、水平部分52の湾
曲量の変化として吸収され、各辺41、42・・・をY
方向に歪曲させるようには作用しない。すなわち、フレ
ーム4は、金属片50により強制的に内側へ歪曲させら
れるので、高温安定状態になっても、フレーム4は図1
1(c)及び(d)に示すような状態にはならない。こ
こで、シャドウマスク3が支持されている側の開口端部
45に着目すると、フレーム4の歪曲は開口端部45の
開口面積を小さくする方向に作用するので、シャドウマ
スク3は図11(d)に示す従来例のようにフレームに
引張られるのではなく、逆にフレーム4の歪曲により押
し縮められる。その結果、シャドウマスク3に加えられ
た張力は減少し、場合によってはシャドウマスク3の表
面32には凹凸32が形成され、弾性限界を超えること
はない。従って、シャドウマスク3には塑性変形が生じ
ない。
【0021】次に、本発明のカラー陰極線管のシャドウ
マスク構体の好適な第2の実施例について、図3を参照
しつつ説明する。図3は、常温におけるフレーム及びシ
ャドウマスクの状態を示す斜視図である。図3におい
て、フレーム4は図1に示す第1の実施例と同様に略矩
形断面を有し、その一方の開口端部45には所定の張力
を加えた状態でシャドウマスク3が支持されている。フ
レーム4の各辺43、44・・・の内側には、略櫛歯状
の金属片60がそれぞれスポット溶接等により接合され
ている。金属片60は、フレーム4の材料の熱膨張係数
よりも小さな熱膨張係数を有する材料で形成され、シャ
ドウマスク3の表面31に対し略垂直な方向(図中矢印
Xで示す)に配列された複数の垂直部分61と、シャド
ウマスク3の表面31に対し略平行な方向(図中矢印Y
で示す)で、かつ隣接する2つの垂直部分61間にそれ
ぞれ形成された水平部分62とを有する。フレーム4の
各辺43、44・・・と金属片60とは、垂直部分61
において接合されている。金属片60の水平部分62
は、垂直部分61が配列されている方向Xに対して湾曲
するように形成され、フレーム4の各辺43、44・・
・に対し湾曲が凸(フレーム4の内側)となるようにな
っており、フレーム4と金属片60とでバイメタルを構
成する。
マスク構体の好適な第2の実施例について、図3を参照
しつつ説明する。図3は、常温におけるフレーム及びシ
ャドウマスクの状態を示す斜視図である。図3におい
て、フレーム4は図1に示す第1の実施例と同様に略矩
形断面を有し、その一方の開口端部45には所定の張力
を加えた状態でシャドウマスク3が支持されている。フ
レーム4の各辺43、44・・・の内側には、略櫛歯状
の金属片60がそれぞれスポット溶接等により接合され
ている。金属片60は、フレーム4の材料の熱膨張係数
よりも小さな熱膨張係数を有する材料で形成され、シャ
ドウマスク3の表面31に対し略垂直な方向(図中矢印
Xで示す)に配列された複数の垂直部分61と、シャド
ウマスク3の表面31に対し略平行な方向(図中矢印Y
で示す)で、かつ隣接する2つの垂直部分61間にそれ
ぞれ形成された水平部分62とを有する。フレーム4の
各辺43、44・・・と金属片60とは、垂直部分61
において接合されている。金属片60の水平部分62
は、垂直部分61が配列されている方向Xに対して湾曲
するように形成され、フレーム4の各辺43、44・・
・に対し湾曲が凸(フレーム4の内側)となるようにな
っており、フレーム4と金属片60とでバイメタルを構
成する。
【0022】シャドウマスク3及びフレーム4の材料と
して、従来例及び第1の実施例と同様に一般的によく用
いられる軟鋼(SPCC)を用いる。シャドウマスク3
の厚さは従来例と同様に0.02mm程度であり、また
フレーム4の厚さも従来例と同様に1.8〜2.0mm
程度である。また、金属片60の材料としては、軟鋼よ
りも熱膨張係数の小さな50%Ni−Fe、18%Cr
−Fe等を用い、その厚さは1.2mm程度である。軟
鋼(SPCC)の熱膨張係数は、前述のように12〜1
4×10-6/°C程度であり、50%Ni−Feの熱膨
張係数は9〜10×10-6/°C程度である。また、1
8%Cr−Feの熱膨張係数は11〜12×10-6/°
C程度である。なお、金属片60の垂直部分61の長
さ、幅及び数は、フレーム4の各辺43、44・・・の
長さ及び幅に応じて適宜選択することができ、図3に示
すものには限定されない。
して、従来例及び第1の実施例と同様に一般的によく用
いられる軟鋼(SPCC)を用いる。シャドウマスク3
の厚さは従来例と同様に0.02mm程度であり、また
フレーム4の厚さも従来例と同様に1.8〜2.0mm
程度である。また、金属片60の材料としては、軟鋼よ
りも熱膨張係数の小さな50%Ni−Fe、18%Cr
−Fe等を用い、その厚さは1.2mm程度である。軟
鋼(SPCC)の熱膨張係数は、前述のように12〜1
4×10-6/°C程度であり、50%Ni−Feの熱膨
張係数は9〜10×10-6/°C程度である。また、1
8%Cr−Feの熱膨張係数は11〜12×10-6/°
C程度である。なお、金属片60の垂直部分61の長
さ、幅及び数は、フレーム4の各辺43、44・・・の
長さ及び幅に応じて適宜選択することができ、図3に示
すものには限定されない。
【0023】以上のように構成された第2の実施例のカ
ラー陰極線管のシャドウマスク構体を加熱し、シャドウ
マスク3、フレーム4及び金属片60の温度が均一に例
えば400〜500℃になったとすると、金属片60の
熱膨張係数がフレーム4の熱膨張係数よりも小さいた
め、図2に示す第1の実施例と同様にフレーム4の各辺
43、44・・・が内側に湾曲する(図示せず)。フレ
ーム4は、金属片50により強制的に内側へ歪曲させら
れるので、高温安定状態になっても、フレーム4は図1
1(c)及び(d)に示すような状態にはならず、シャ
ドウマスク3に加えられた張力は減少し、場合によって
はシャドウマスク3の表面32には凹凸が形成され、弾
性限界を超えることはない。従って、シャドウマスク3
には塑性変形が生じない。
ラー陰極線管のシャドウマスク構体を加熱し、シャドウ
マスク3、フレーム4及び金属片60の温度が均一に例
えば400〜500℃になったとすると、金属片60の
熱膨張係数がフレーム4の熱膨張係数よりも小さいた
め、図2に示す第1の実施例と同様にフレーム4の各辺
43、44・・・が内側に湾曲する(図示せず)。フレ
ーム4は、金属片50により強制的に内側へ歪曲させら
れるので、高温安定状態になっても、フレーム4は図1
1(c)及び(d)に示すような状態にはならず、シャ
ドウマスク3に加えられた張力は減少し、場合によって
はシャドウマスク3の表面32には凹凸が形成され、弾
性限界を超えることはない。従って、シャドウマスク3
には塑性変形が生じない。
【0024】次に、上記各構成に適する金属片50又は
60の形状を図4から図9に例示する。図4は、水平部
分52又は62がシャドウマスク3に対して近い側又は
遠い側のいずれかに設けられ、垂直部分51又は61が
略櫛歯状に配列されている場合を例示している。図4
中、(a)は金属片50又は60の構成を示す平面図で
あり、(b)はその側面図である。また、図中70はス
ポット溶接されるポイントを例示している。このような
構成により、帯状の材料をプレス加工により打ち抜くこ
とができ、ほぼ同一形状に金属片が2枚同時に形成さ
れ、材料の歩留率が向上する。図5は、略櫛歯状に配列
された垂直部分51又は61の高さが、配列の両端部か
ら中心部に向ってその高さが低くなるように形成された
場合を例示している。側面図は図4(b)とほぼ同じで
ある。このような構成により、配列の両端部に近い部分
ほど大きな力でフレーム4を変形(歪曲)させることが
でき、一般に機械的強度の高いフレームの各辺41、4
2・・・の接合部近傍(角の部分)と、機械的強度はそ
れよりも低い各辺の中央部とを均一に歪曲させることが
できる。図6は、水平部分52又は62が1つおきに、
シャドウマスクに近い側と遠い側とに設けられている場
合を例示している。側面図は図4(b)とほぼ同じであ
る。このような構成により、図4に示す場合と同様に帯
状の材料をプレス加工により打ち抜くことができ、ほぼ
同一形状に金属片が2枚同時に形成され、材料の歩留率
が向上する。図7は、1枚の略矩形の金属板を、1つお
きに平坦な部分51又は61と湾曲した部分52又は6
2とが繰返し連続するように折曲げ、金属片50又は6
0を形成した場合を例示している。側面図は図4(b)
とほぼ同じである。このように構成することにより、金
属片50又は60の形状及び加工が簡単になり、取扱も
容易になる。図8は、垂直部分51又は61が略櫛歯状
に配列され、水平部分52又は62が垂直部分51又は
61のほぼ中央に設けられている場合を例示している。
側面図は図4(b)とほぼ同じである。このように構成
することにより、金属片50又は60の形状及び加工が
簡単になり、取扱も容易になる。図9は、水平部分52
又は62がシャドウマスク3に対して近い側及び遠い側
の両方に設けられ、垂直部分51又は61が略櫛歯状に
配列されている場合を例示している。側面図は図4
(b)とほぼ同じである。この場合、図7に示したもの
と比較して、金属片50又は60の形状及び加工が簡単
であり、かつ重量の増加を少なくすることができる。
60の形状を図4から図9に例示する。図4は、水平部
分52又は62がシャドウマスク3に対して近い側又は
遠い側のいずれかに設けられ、垂直部分51又は61が
略櫛歯状に配列されている場合を例示している。図4
中、(a)は金属片50又は60の構成を示す平面図で
あり、(b)はその側面図である。また、図中70はス
ポット溶接されるポイントを例示している。このような
構成により、帯状の材料をプレス加工により打ち抜くこ
とができ、ほぼ同一形状に金属片が2枚同時に形成さ
れ、材料の歩留率が向上する。図5は、略櫛歯状に配列
された垂直部分51又は61の高さが、配列の両端部か
ら中心部に向ってその高さが低くなるように形成された
場合を例示している。側面図は図4(b)とほぼ同じで
ある。このような構成により、配列の両端部に近い部分
ほど大きな力でフレーム4を変形(歪曲)させることが
でき、一般に機械的強度の高いフレームの各辺41、4
2・・・の接合部近傍(角の部分)と、機械的強度はそ
れよりも低い各辺の中央部とを均一に歪曲させることが
できる。図6は、水平部分52又は62が1つおきに、
シャドウマスクに近い側と遠い側とに設けられている場
合を例示している。側面図は図4(b)とほぼ同じであ
る。このような構成により、図4に示す場合と同様に帯
状の材料をプレス加工により打ち抜くことができ、ほぼ
同一形状に金属片が2枚同時に形成され、材料の歩留率
が向上する。図7は、1枚の略矩形の金属板を、1つお
きに平坦な部分51又は61と湾曲した部分52又は6
2とが繰返し連続するように折曲げ、金属片50又は6
0を形成した場合を例示している。側面図は図4(b)
とほぼ同じである。このように構成することにより、金
属片50又は60の形状及び加工が簡単になり、取扱も
容易になる。図8は、垂直部分51又は61が略櫛歯状
に配列され、水平部分52又は62が垂直部分51又は
61のほぼ中央に設けられている場合を例示している。
側面図は図4(b)とほぼ同じである。このように構成
することにより、金属片50又は60の形状及び加工が
簡単になり、取扱も容易になる。図9は、水平部分52
又は62がシャドウマスク3に対して近い側及び遠い側
の両方に設けられ、垂直部分51又は61が略櫛歯状に
配列されている場合を例示している。側面図は図4
(b)とほぼ同じである。この場合、図7に示したもの
と比較して、金属片50又は60の形状及び加工が簡単
であり、かつ重量の増加を少なくすることができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、フレー
ムの各辺の外側に、フレームの材料の熱膨張係数よりも
大きな熱膨張係数を有する材料で形成され、シャドウマ
スクの表面に対し略垂直な方向に配列された複数の垂直
部分と、シャドウマスクの表面に対し略平行でかつ隣接
する2つの垂直部分間にそれぞれ形成された水平部分と
を有する金属片を垂直部分において接合し、または、フ
レームの各辺の内側に、フレームの材料の熱膨張係数よ
りも小さな熱膨張係数を有する材料で形成され、シャド
ウマスクの表面に対し略垂直な方向に配列された複数の
垂直部分と、シャドウマスクの表面に対し略平行でかつ
隣接する2つの垂直部分間にそれぞれ形成された水平部
分とを有する金属片を垂直部分において接合し、フレー
ムをバイメタル状に形成したので、シャドウマスク及び
フレームが均一な温度に加熱された高温安定状態でも、
フレームは各辺に接合された金属片の作用により、内側
に歪曲する。すなわち、本発明では、高温安定状態にお
いてフレームを強制的に内側へ歪曲させ、シャドウマス
クの張力が緩和される方向へシャドウマスクを変形させ
る。その結果、シャドウマスクの材料の弾性限界が、高
温時において著しく低下したとしても、シャドウマスク
に塑性変形は生じない。
ムの各辺の外側に、フレームの材料の熱膨張係数よりも
大きな熱膨張係数を有する材料で形成され、シャドウマ
スクの表面に対し略垂直な方向に配列された複数の垂直
部分と、シャドウマスクの表面に対し略平行でかつ隣接
する2つの垂直部分間にそれぞれ形成された水平部分と
を有する金属片を垂直部分において接合し、または、フ
レームの各辺の内側に、フレームの材料の熱膨張係数よ
りも小さな熱膨張係数を有する材料で形成され、シャド
ウマスクの表面に対し略垂直な方向に配列された複数の
垂直部分と、シャドウマスクの表面に対し略平行でかつ
隣接する2つの垂直部分間にそれぞれ形成された水平部
分とを有する金属片を垂直部分において接合し、フレー
ムをバイメタル状に形成したので、シャドウマスク及び
フレームが均一な温度に加熱された高温安定状態でも、
フレームは各辺に接合された金属片の作用により、内側
に歪曲する。すなわち、本発明では、高温安定状態にお
いてフレームを強制的に内側へ歪曲させ、シャドウマス
クの張力が緩和される方向へシャドウマスクを変形させ
る。その結果、シャドウマスクの材料の弾性限界が、高
温時において著しく低下したとしても、シャドウマスク
に塑性変形は生じない。
【0026】また、金属片をシャドウマスクの表面に対
し略垂直な方向に配列された複数の垂直部分と、シャド
ウマスクの表面に対し略平行でかつ隣接する2つの垂直
部分間にそれぞれ形成された水平部分とで構成すること
により、フレームを任意の形状、例えばシャドウマスク
の表面に略垂直な方向にだけ歪曲させるように変形させ
ることができる。また、金属片の水平部分は垂直部分が
配列されている方向に対して湾曲するように形成し、フ
レームの各辺に対し湾曲が凸となるように接合させるこ
とにより、水平部分の膨張を湾曲部分で吸収することが
でき、フレームはその各辺に平行な方向にほとんど歪曲
することはない。また、水平部分をシャドウマスクに対
して近い側又は遠い側のいずれかに設け、垂直部分を略
櫛歯状に配列することにより、金属片の材料の歩留率が
向上する。または、水平部分を1つおきに、シャドウマ
スクに近い側と遠い側とに設けても、同様に金属片の材
料の歩留率が向上する。また、略櫛歯状に配列された垂
直部分の高さを、配列の両端部から中心部に向ってその
高さが低くなるように構成することにより、配列の両端
部に近い部分ほど大きな力でフレームを変形(歪曲)さ
せることができ、一般に機械的強度の高いフレームの各
辺の接合部近傍(角の部分)と、機械的強度はそれより
も低い各辺の中央部とを均一に歪曲させることができ
る。または、1枚の略矩形の金属板を1つおきに平坦な
部分と湾曲した部分とが繰返し連続するように折曲げて
金属片を形成することにより、金属片の形状及び加工が
簡単になり、取扱も容易になる。また、水平部分を垂直
部分のほぼ中央に設けるように構成することにより、金
属片の形状及び加工が簡単になり、取扱も容易になる。
また、水平部分をシャドウマスクに対して近い側及び遠
い側の両方に設けるように構成することにより、金属片
の形状及び加工が容易になると共に、重量の増加を少な
くすることができる。また、フレームの各辺と金属片の
各垂直部分とを複数のスポット溶接により接合すること
により、フレームと金属片との拘束点を任意に選択する
ことができ、フレームの歪曲を調節することができる。
また、ロボット溶接機を使用することができ、組立て工
程の自動化を図ることができる。
し略垂直な方向に配列された複数の垂直部分と、シャド
ウマスクの表面に対し略平行でかつ隣接する2つの垂直
部分間にそれぞれ形成された水平部分とで構成すること
により、フレームを任意の形状、例えばシャドウマスク
の表面に略垂直な方向にだけ歪曲させるように変形させ
ることができる。また、金属片の水平部分は垂直部分が
配列されている方向に対して湾曲するように形成し、フ
レームの各辺に対し湾曲が凸となるように接合させるこ
とにより、水平部分の膨張を湾曲部分で吸収することが
でき、フレームはその各辺に平行な方向にほとんど歪曲
することはない。また、水平部分をシャドウマスクに対
して近い側又は遠い側のいずれかに設け、垂直部分を略
櫛歯状に配列することにより、金属片の材料の歩留率が
向上する。または、水平部分を1つおきに、シャドウマ
スクに近い側と遠い側とに設けても、同様に金属片の材
料の歩留率が向上する。また、略櫛歯状に配列された垂
直部分の高さを、配列の両端部から中心部に向ってその
高さが低くなるように構成することにより、配列の両端
部に近い部分ほど大きな力でフレームを変形(歪曲)さ
せることができ、一般に機械的強度の高いフレームの各
辺の接合部近傍(角の部分)と、機械的強度はそれより
も低い各辺の中央部とを均一に歪曲させることができ
る。または、1枚の略矩形の金属板を1つおきに平坦な
部分と湾曲した部分とが繰返し連続するように折曲げて
金属片を形成することにより、金属片の形状及び加工が
簡単になり、取扱も容易になる。また、水平部分を垂直
部分のほぼ中央に設けるように構成することにより、金
属片の形状及び加工が簡単になり、取扱も容易になる。
また、水平部分をシャドウマスクに対して近い側及び遠
い側の両方に設けるように構成することにより、金属片
の形状及び加工が容易になると共に、重量の増加を少な
くすることができる。また、フレームの各辺と金属片の
各垂直部分とを複数のスポット溶接により接合すること
により、フレームと金属片との拘束点を任意に選択する
ことができ、フレームの歪曲を調節することができる。
また、ロボット溶接機を使用することができ、組立て工
程の自動化を図ることができる。
【図1】本発明のカラー陰極線管のシャドウマスク構体
の好適な第1の実施例における、常温におけるフレーム
及びシャドウマスクの状態を示す斜視図
の好適な第1の実施例における、常温におけるフレーム
及びシャドウマスクの状態を示す斜視図
【図2】第1の実施例における、高温安定状態における
シャドウマスク及びフレームの変形の状態を示す斜視図
シャドウマスク及びフレームの変形の状態を示す斜視図
【図3】本発明のカラー陰極線管のシャドウマスク構体
の好適な第2の実施例における、常温におけるフレーム
及びシャドウマスクの状態を示す斜視図
の好適な第2の実施例における、常温におけるフレーム
及びシャドウマスクの状態を示す斜視図
【図4】(a)は金属片50又は60の一例の構成を示
す平面図、(b)はその側面図
す平面図、(b)はその側面図
【図5】金属片50又は60の他の例の構成を示す平面
図
図
【図6】金属片50又は60のさらに別の一例の構成を
示す平面図
示す平面図
【図7】金属片50又は60のさらに別の一例の構成を
示す平面図
示す平面図
【図8】金属片50又は60のさらに別の一例の構成を
示す平面図
示す平面図
【図9】金属片50又は60のさらに別の一例の構成を
示す平面図
示す平面図
【図10】一般的な平面カラー陰極線管の構成を示す断
面図
面図
【図11】シャドウマスクに塑性変形が生じるメカニズ
ムを示す斜視図
ムを示す斜視図
1:ファンネル 2:パネル 3:シャドウマスク 4:フレーム 6:電子銃 7:電子ビーム 8:蛍光スクリーン 31:シャドウマスク表面 32:凹凸 41:フレームの辺 42:フレームの辺 43:フレームの辺 44:フレームの辺 45:開口端部 50:金属片 51:垂直部分 52:水平部分 60:金属片 61:垂直部分 62:水平部分
Claims (10)
- 【請求項1】 略矩形断面を有するフレームの一方の開
口端部にシャドウマスクを所定の張力を加えた状態で支
持するシャドウマスク構体を備え、前記シャドウマスク
構体は、前記フレームの各辺の外側に、前記フレームの
材料の熱膨張係数よりも大きな熱膨張係数を有する材料
で形成され、前記シャドウマスクの表面に対し略垂直な
方向に配列された複数の垂直部分と、前記シャドウマス
クの表面に対し略平行でかつ隣接する2つの垂直部分間
にそれぞれ形成された水平部分とを有する金属片を、前
記垂直部分において接合したカラー陰極線管。 - 【請求項2】 略矩形断面を有するフレームの一方の開
口端部にシャドウマスクを所定の張力を加えた状態で支
持するシャドウマスク構体を備え、前記シャドウマスク
構体は、前記フレームの各辺の内側に、前記フレームの
材料の熱膨張係数よりも小さな熱膨張係数を有する材料
で形成され、前記シャドウマスクの表面対し略垂直な方
向に配列された複数の垂直部分と、前記シャドウマスク
の表面に対し略平行でかつ隣接する2つの垂直部分間に
それぞれ形成された水平部分とを有する金属片を、前記
垂直部分において接合したカラー陰極線管。 - 【請求項3】 金属片の水平部分は垂直部分が配列され
ている方向に対して湾曲するように形成され、フレーム
の各辺に対し前記湾曲が凸となるように結合されている
請求項1又は2記載のカラー陰極線管。 - 【請求項4】 水平部分はシャドウマスクに対して近い
側又は遠い側のいずれかに設けられ、垂直部分が略櫛歯
状に配列されている請求項3記載のカラー陰極線管。 - 【請求項5】 略櫛歯状に配列された垂直部分の高さ
が、配列の両端部から中心部に向ってその高さが低くな
る請求項4記載のカラー陰極線管。 - 【請求項6】 水平部分は1つおきに、シャドウマスク
に近い側と遠い側とに設けられている請求項3記載のカ
ラー陰極線管。 - 【請求項7】 金属片は1枚の略矩形の金属板を、1つ
おきに平坦な部分と湾曲した部分とが繰返し連続するよ
うに折曲げたものである請求項3記載のカラー陰極線
管。 - 【請求項8】 水平部分は垂直部分の略中央部に設けら
れている請求項3記載のカラー陰極線管。 - 【請求項9】 水平部分は、シャドウマスクに近い側と
遠い側の両方に設けられている請求項3記載のカラー陰
極線管。 - 【請求項10】 フレームの各辺と金属片の各垂直部分
とが複数のスポット溶接により接合されたものである請
求項1から9のいずれかに記載のカラー陰極線管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12554294A JPH07335139A (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | カラー陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12554294A JPH07335139A (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | カラー陰極線管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07335139A true JPH07335139A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=14912779
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12554294A Pending JPH07335139A (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | カラー陰極線管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07335139A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000033506A (ko) * | 1998-11-24 | 2000-06-15 | 김순택 | 음극선관용 마스크 프레임 |
| WO2001048784A1 (en) * | 1999-12-24 | 2001-07-05 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | A color cathode ray tube comprising a tension mask |
| EP1235249A3 (en) * | 2001-02-26 | 2003-10-22 | Thomson Licensing S.A. | A tension mask frame assembly for a CRT |
-
1994
- 1994-06-07 JP JP12554294A patent/JPH07335139A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000033506A (ko) * | 1998-11-24 | 2000-06-15 | 김순택 | 음극선관용 마스크 프레임 |
| WO2001048784A1 (en) * | 1999-12-24 | 2001-07-05 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | A color cathode ray tube comprising a tension mask |
| EP1235249A3 (en) * | 2001-02-26 | 2003-10-22 | Thomson Licensing S.A. | A tension mask frame assembly for a CRT |
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