JPH07336184A - エネルギー閉じ込め型圧電共振子 - Google Patents
エネルギー閉じ込め型圧電共振子Info
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- JPH07336184A JPH07336184A JP12657194A JP12657194A JPH07336184A JP H07336184 A JPH07336184 A JP H07336184A JP 12657194 A JP12657194 A JP 12657194A JP 12657194 A JP12657194 A JP 12657194A JP H07336184 A JPH07336184 A JP H07336184A
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Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エネルギー閉じ込め効率が高められており、
共振特性が良好である、厚みモードを利用したエネルギ
ー閉じ込め型圧電共振子を得る。 【構成】 厚み方向に一様に分極処理された矩形の圧電
板2の上面2a及び下面2bに、第1,第2の共振電極
3,4をそれぞれ形成し、第1,第2の共振電極3,4
が対向し合っている共振領域の外側に、別部材を固着す
ることにより動吸振部9,10を設けてなるエネルギー
閉じ込め型圧電共振子1。
共振特性が良好である、厚みモードを利用したエネルギ
ー閉じ込め型圧電共振子を得る。 【構成】 厚み方向に一様に分極処理された矩形の圧電
板2の上面2a及び下面2bに、第1,第2の共振電極
3,4をそれぞれ形成し、第1,第2の共振電極3,4
が対向し合っている共振領域の外側に、別部材を固着す
ることにより動吸振部9,10を設けてなるエネルギー
閉じ込め型圧電共振子1。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厚みモードを利用した
エネルギー閉じ込め型圧電共振子に関し、特に、振動エ
ネルギーを共振領域及びその近傍に効果的に閉じ込め得
る構造が備えられたエネルギー閉じ込め型圧電共振子に
関する。
エネルギー閉じ込め型圧電共振子に関し、特に、振動エ
ネルギーを共振領域及びその近傍に効果的に閉じ込め得
る構造が備えられたエネルギー閉じ込め型圧電共振子に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、厚み縦振動モードや厚みすべり振
動モードをなどの厚みモードを利用した種々のエネルギ
ー閉じ込め型圧電共振子が知られている。厚みモードを
利用したエネルギー閉じ込め型圧電共振子では、例えば
圧電板の両主面に共振電極が形成されており、両主面に
形成された共振電極は圧電板を介して互いに重なり合う
ように配置されている。また、両主面に形成された共振
電極は、それぞれ、該共振電極が形成されている面より
も狭く形成されており、それによって、両主面の共振電
極が重なり合っている共振領域が、圧電板の主面よりも
狭い領域に限定され、振動エネルギーの閉じ込めが行わ
れている。
動モードをなどの厚みモードを利用した種々のエネルギ
ー閉じ込め型圧電共振子が知られている。厚みモードを
利用したエネルギー閉じ込め型圧電共振子では、例えば
圧電板の両主面に共振電極が形成されており、両主面に
形成された共振電極は圧電板を介して互いに重なり合う
ように配置されている。また、両主面に形成された共振
電極は、それぞれ、該共振電極が形成されている面より
も狭く形成されており、それによって、両主面の共振電
極が重なり合っている共振領域が、圧電板の主面よりも
狭い領域に限定され、振動エネルギーの閉じ込めが行わ
れている。
【0003】エネルギー閉じ込め型圧電共振子では、共
振領域を圧電板の面積よりも狭く限定することにより、
共振領域外で圧電共振子を機械的に保持することが可能
であるため、種々の共振部品や帯域フィルタなどに広く
用いられている。
振領域を圧電板の面積よりも狭く限定することにより、
共振領域外で圧電共振子を機械的に保持することが可能
であるため、種々の共振部品や帯域フィルタなどに広く
用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の厚みモードを利
用したエネルギー閉じ込め型圧電共振子では、共振領域
を圧電体の電極が形成されている面よりも狭く限定する
ことにより、振動エネルギーの閉じ込めが行われてい
る。しかしながら、この振動エネルギーの閉じ込めは、
共振領域外に全く振動が漏洩しないほど完全なものでは
なく、幾分かの振動が共振領域外に漏洩せざるを得なか
った。
用したエネルギー閉じ込め型圧電共振子では、共振領域
を圧電体の電極が形成されている面よりも狭く限定する
ことにより、振動エネルギーの閉じ込めが行われてい
る。しかしながら、この振動エネルギーの閉じ込めは、
共振領域外に全く振動が漏洩しないほど完全なものでは
なく、幾分かの振動が共振領域外に漏洩せざるを得なか
った。
【0005】従って、共振領域外で圧電共振子を機械的
に保持した場合、共振特性に影響が生じることがあっ
た。本発明の目的は、より一層エネルギー閉じ込め効率
に優れ、従って、優れた共振特性を発揮し得る厚みモー
ドを利用したエネルギー閉じ込め型圧電共振子を提供す
ることにある。
に保持した場合、共振特性に影響が生じることがあっ
た。本発明の目的は、より一層エネルギー閉じ込め効率
に優れ、従って、優れた共振特性を発揮し得る厚みモー
ドを利用したエネルギー閉じ込め型圧電共振子を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、厚みモードを
利用したエネルギー閉じ込め型圧電共振子において、動
吸振現象を利用することによりエネルギー閉じ込め効率
を高めたことに特徴を有する。
利用したエネルギー閉じ込め型圧電共振子において、動
吸振現象を利用することによりエネルギー閉じ込め効率
を高めたことに特徴を有する。
【0007】すなわち、本発明のエネルギー閉じ込め型
圧電共振子は、対向し合う第1,第2の面を有し、第
1,第2の面を結ぶ方向が厚み方向とされている圧電体
と、前記第1,第2の面において、それぞれ、部分的に
形成されており、かつ圧電体を介して厚み方向に重なり
合うように形成された第1,第2の共振電極とを備え、
第1,第2の共振電極の重なり合う領域が共振領域とさ
れている、厚みモードを利用したエネルギー閉じ込め型
圧電共振子であり、前記第1,第2の面の少なくとも一
方の面において、共振領域の外側に設けられた動吸振部
をさらに備えることを特徴とする。
圧電共振子は、対向し合う第1,第2の面を有し、第
1,第2の面を結ぶ方向が厚み方向とされている圧電体
と、前記第1,第2の面において、それぞれ、部分的に
形成されており、かつ圧電体を介して厚み方向に重なり
合うように形成された第1,第2の共振電極とを備え、
第1,第2の共振電極の重なり合う領域が共振領域とさ
れている、厚みモードを利用したエネルギー閉じ込め型
圧電共振子であり、前記第1,第2の面の少なくとも一
方の面において、共振領域の外側に設けられた動吸振部
をさらに備えることを特徴とする。
【0008】本発明は、上記のように、厚みモードを利
用したエネルギー閉じ込め型圧電共振子に関する。厚み
モードとしては、厚み縦モードあるいは厚みすべりモー
ドなどの従来より公知の種々の厚みモードを挙げること
ができる。
用したエネルギー閉じ込め型圧電共振子に関する。厚み
モードとしては、厚み縦モードあるいは厚みすべりモー
ドなどの従来より公知の種々の厚みモードを挙げること
ができる。
【0009】また、本発明のエネルギー閉じ込め型圧電
共振子は、対向し合う第1,第2の面を有する圧電体を
用いて構成されるが、使用する圧電体としては、チタン
酸ジルコン酸鉛系圧電セラミックスのようなセラミック
スの他、LiTaO3 もしくはLiNbO3 などの圧電
単結晶や水晶などを用いることも可能である。
共振子は、対向し合う第1,第2の面を有する圧電体を
用いて構成されるが、使用する圧電体としては、チタン
酸ジルコン酸鉛系圧電セラミックスのようなセラミック
スの他、LiTaO3 もしくはLiNbO3 などの圧電
単結晶や水晶などを用いることも可能である。
【0010】本発明では、上記圧電体の対向し合う第
1,第2の面に共振電極を形成することにより共振領域
が構成され、それによって共振領域に厚みモードの振動
エネルギーが閉じ込められる。ここまでは、従来の厚み
モードを利用したエネルギー閉じ込め型圧電共振子と同
様である。
1,第2の面に共振電極を形成することにより共振領域
が構成され、それによって共振領域に厚みモードの振動
エネルギーが閉じ込められる。ここまでは、従来の厚み
モードを利用したエネルギー閉じ込め型圧電共振子と同
様である。
【0011】本発明では、エネルギー閉じ込め効率を高
めるために、さらに、上記動吸振部が設けられている。
動吸振部とは、動吸振現象により伝達してきた振動を抑
制するように作用する部分であり、この動吸振現象の詳
細は、例えば谷口修著「振動工学」第113頁〜第11
6頁(コロナ社発行)に記載されている。簡単に言え
ば、動吸振現象とは、振動が防止されるべき主振動体
に、副振動体を連結し、該副振動体の固有振動数を適当
に選ぶことにより、主振動体の振動が抑制される現象で
ある。本発明の圧電共振子における上記動吸振部は、こ
の動吸振現象における副振動体に相当し、伝搬してきた
振動が、該動吸振部により、動吸振現象に基づいて抑制
される。
めるために、さらに、上記動吸振部が設けられている。
動吸振部とは、動吸振現象により伝達してきた振動を抑
制するように作用する部分であり、この動吸振現象の詳
細は、例えば谷口修著「振動工学」第113頁〜第11
6頁(コロナ社発行)に記載されている。簡単に言え
ば、動吸振現象とは、振動が防止されるべき主振動体
に、副振動体を連結し、該副振動体の固有振動数を適当
に選ぶことにより、主振動体の振動が抑制される現象で
ある。本発明の圧電共振子における上記動吸振部は、こ
の動吸振現象における副振動体に相当し、伝搬してきた
振動が、該動吸振部により、動吸振現象に基づいて抑制
される。
【0012】本発明では、上記動吸振部は、圧電体の第
1,第2の面の少なくとも一方の面において、上記共振
領域の外側に設けられ、それによって共振領域から伝搬
してきた振動を動吸振現象により抑制することが可能と
されている。
1,第2の面の少なくとも一方の面において、上記共振
領域の外側に設けられ、それによって共振領域から伝搬
してきた振動を動吸振現象により抑制することが可能と
されている。
【0013】本発明のある限定的な局面では、上記動吸
振部は、圧電体の第1,第2の面の少なくとも一方に固
着された動吸振部材で構成されている。このような動吸
振部材を構成する材料としては、特に圧電材料を用いる
必要はなく、適宜の材料により構成することができる。
もっとも、動吸振現象により伝搬してきた振動を減衰さ
せるためには、動吸振部材は、伝搬してきた振動の振動
数と等しい、もしくは該振動数に近い固有振動数を発揮
し得るような材料により構成することが好ましい。もっ
とも、動吸振部の固有振動数は、材料だけでなく、該動
吸振部の形状によっても異なるため、動吸振部の形状を
工夫することにより上記のように伝達されてきた振動を
抑制し得る限り、適宜の材料を用いることができる。
振部は、圧電体の第1,第2の面の少なくとも一方に固
着された動吸振部材で構成されている。このような動吸
振部材を構成する材料としては、特に圧電材料を用いる
必要はなく、適宜の材料により構成することができる。
もっとも、動吸振現象により伝搬してきた振動を減衰さ
せるためには、動吸振部材は、伝搬してきた振動の振動
数と等しい、もしくは該振動数に近い固有振動数を発揮
し得るような材料により構成することが好ましい。もっ
とも、動吸振部の固有振動数は、材料だけでなく、該動
吸振部の形状によっても異なるため、動吸振部の形状を
工夫することにより上記のように伝達されてきた振動を
抑制し得る限り、適宜の材料を用いることができる。
【0014】また、本発明では、好ましくは、動吸振部
材は、第1,第2の共振電極と同一の材料により構成さ
れる。すなわち、動吸振部材を、電極材料と共通の材料
で構成することにより、電極形成工程において動吸振部
を同時に形成することができる。
材は、第1,第2の共振電極と同一の材料により構成さ
れる。すなわち、動吸振部材を、電極材料と共通の材料
で構成することにより、電極形成工程において動吸振部
を同時に形成することができる。
【0015】さらに、本発明は、上記共振領域を有する
エネルギー閉じ込め型圧電共振子であるが、共振領域に
おいて、第1の共振電極を、所定のギャップを隔てて形
成した第3,第4の共振電極部に分割し、それによって
第3の共振電極部及び第4の共振電極部を入出力端とす
る圧電フィルタを構成してもよい。
エネルギー閉じ込め型圧電共振子であるが、共振領域に
おいて、第1の共振電極を、所定のギャップを隔てて形
成した第3,第4の共振電極部に分割し、それによって
第3の共振電極部及び第4の共振電極部を入出力端とす
る圧電フィルタを構成してもよい。
【0016】さらに、2重モード圧電フィルタを構成す
るために、上記圧電体に2個の共振領域を構成し、該2
個の共振領域間に上記動吸振部を設けてもよい。
るために、上記圧電体に2個の共振領域を構成し、該2
個の共振領域間に上記動吸振部を設けてもよい。
【0017】
【作用】本発明のエネルギー閉じ込め型圧電共振子で
は、圧電体の対向し合う第1,第2の面に第1,第2の
共振電極を部分的に形成することにより、エネルギー閉
じ込め型の共振領域が構成されている。従って、共振領
域で発生した振動エネルギーは、上記共振領域にほぼ閉
じ込められる。
は、圧電体の対向し合う第1,第2の面に第1,第2の
共振電極を部分的に形成することにより、エネルギー閉
じ込め型の共振領域が構成されている。従って、共振領
域で発生した振動エネルギーは、上記共振領域にほぼ閉
じ込められる。
【0018】さらに、本発明では、共振領域の外側に動
吸振部が設けられている。従って、共振領域から漏洩し
てきた振動のエネルギーが、動吸振現象に基づいて上記
動吸振部により抑制される。よって、本発明のエネルギ
ー閉じ込め型圧電共振子では、上記動吸振部が構成され
ている部分までに、ほぼ確実に振動エネルギーを閉じ込
めることが可能とされている。
吸振部が設けられている。従って、共振領域から漏洩し
てきた振動のエネルギーが、動吸振現象に基づいて上記
動吸振部により抑制される。よって、本発明のエネルギ
ー閉じ込め型圧電共振子では、上記動吸振部が構成され
ている部分までに、ほぼ確実に振動エネルギーを閉じ込
めることが可能とされている。
【0019】すなわち、本発明は、従来のエネルギー閉
じ込め型圧電共振子に、さらに動吸振部を設けることに
より、エネルギー閉じ込め効率を一層高めたことに特徴
を有する。
じ込め型圧電共振子に、さらに動吸振部を設けることに
より、エネルギー閉じ込め効率を一層高めたことに特徴
を有する。
【0020】
【実施例の説明】以下、図面を参照しつつ実施例を説明
することにより、本発明を明らかにする。
することにより、本発明を明らかにする。
【0021】図1は、本発明の第1の実施例に係るエネ
ルギー閉じ込め型圧電共振子を示す斜視図であり、図2
は、該圧電共振子の平面図、図3は正面断面図である。
圧電共振子1は、厚み縦モードを利用したエネルギー閉
じ込め型圧電共振子である。圧電共振子1では、平面形
状が矩形の圧電板2が用いられている。本実施例では、
圧電板2は、チタン酸ジルコン酸鉛系圧電セラミックス
により構成されており、図示の矢印P方向に、すなわち
圧電板2の厚み方向に一様に分極処理されている。
ルギー閉じ込め型圧電共振子を示す斜視図であり、図2
は、該圧電共振子の平面図、図3は正面断面図である。
圧電共振子1は、厚み縦モードを利用したエネルギー閉
じ込め型圧電共振子である。圧電共振子1では、平面形
状が矩形の圧電板2が用いられている。本実施例では、
圧電板2は、チタン酸ジルコン酸鉛系圧電セラミックス
により構成されており、図示の矢印P方向に、すなわち
圧電板2の厚み方向に一様に分極処理されている。
【0022】圧電板2の上面2a上には、中央に、平面
形状が円形の第1の共振電極3が形成されている。ま
た、圧電板2の下面2bには、第1の共振電極3と表裏
対向するように、同じく平面形状が円形の第2の共振電
極4が形成されている。第1,第2の共振電極3,4間
に交流電圧が印加されることにより、第1,第2の共振
電極3,4が重なり合っている領域、すなわち共振領域
が厚み縦振動モードで振動される。共振領域は、圧電板
2の主面の一部の領域に限定されて構成されている。従
って、従来のエネルギー閉じ込め型圧電共振子と同様
に、共振領域に振動エネルギーがほぼ閉じ込められる。
形状が円形の第1の共振電極3が形成されている。ま
た、圧電板2の下面2bには、第1の共振電極3と表裏
対向するように、同じく平面形状が円形の第2の共振電
極4が形成されている。第1,第2の共振電極3,4間
に交流電圧が印加されることにより、第1,第2の共振
電極3,4が重なり合っている領域、すなわち共振領域
が厚み縦振動モードで振動される。共振領域は、圧電板
2の主面の一部の領域に限定されて構成されている。従
って、従来のエネルギー閉じ込め型圧電共振子と同様
に、共振領域に振動エネルギーがほぼ閉じ込められる。
【0023】第1の共振電極3は、一対の接続導電部5
a,5bを介して端子電極6に電気的に接続されてい
る。端子電極6は、圧電板2の上面2aにおいて一方端
縁に沿うように形成されており、外部との電気的接続の
ために用いられる。同様に、圧電板2の下面2bにおい
ても、第2の共振電極4に電気的に接続されるように、
一対の接続導電部7a,7bが形成されている。第2の
共振電極4は、接続導電部7a,7bを介して第2の端
子電極8に電気的に接続されている。
a,5bを介して端子電極6に電気的に接続されてい
る。端子電極6は、圧電板2の上面2aにおいて一方端
縁に沿うように形成されており、外部との電気的接続の
ために用いられる。同様に、圧電板2の下面2bにおい
ても、第2の共振電極4に電気的に接続されるように、
一対の接続導電部7a,7bが形成されている。第2の
共振電極4は、接続導電部7a,7bを介して第2の端
子電極8に電気的に接続されている。
【0024】上記第1,第2の共振電極3,4、接続導
電部5a,5b,7a,7b及び第1,第2の端子電極
6,8は、圧電板2の上面2a及び下面2bに全面に蒸
着、スパッタリングもしくはメッキ等の薄膜形成法によ
り導電膜を形成し、しかる後パターニングすることによ
り形成され得る。もっとも、上記圧電板2の上面2a及
び下面2b上の上記電極構造は、例えば導電ペーストを
スクリーン印刷し、硬化させることによって形成するこ
とも可能である。
電部5a,5b,7a,7b及び第1,第2の端子電極
6,8は、圧電板2の上面2a及び下面2bに全面に蒸
着、スパッタリングもしくはメッキ等の薄膜形成法によ
り導電膜を形成し、しかる後パターニングすることによ
り形成され得る。もっとも、上記圧電板2の上面2a及
び下面2b上の上記電極構造は、例えば導電ペーストを
スクリーン印刷し、硬化させることによって形成するこ
とも可能である。
【0025】第1,第2の共振電極3,4、接続導電部
5a,5b,7a,7b及び端子電極6,8は、上記の
ように同一材料により同一工程を経て形成されてもよい
が、別工程を経て形成されていてもよい。また、第1,
第2の共振電極3,4、接続導電部5a,5b,7a,
7b、端子電極6,8を構成する導電性材料としても特
に限定されるものではなく、Cu、Ag、Alもくしは
これらの合金等の適宜の材料を用いることができる。
5a,5b,7a,7b及び端子電極6,8は、上記の
ように同一材料により同一工程を経て形成されてもよい
が、別工程を経て形成されていてもよい。また、第1,
第2の共振電極3,4、接続導電部5a,5b,7a,
7b、端子電極6,8を構成する導電性材料としても特
に限定されるものではなく、Cu、Ag、Alもくしは
これらの合金等の適宜の材料を用いることができる。
【0026】本実施例の圧電共振子1では、共振領域の
外側において、圧電板2の上面2a上及び下面2b上
に、それぞれ、円環状の動吸振部9,10が設けられて
いる。動吸振部9,10は、例えば樹脂やガラスなどか
らなる絶縁性ペースト状材料を、圧電板2の上面2a及
び下面2bにリング状に印刷することなどにより構成さ
れている。
外側において、圧電板2の上面2a上及び下面2b上
に、それぞれ、円環状の動吸振部9,10が設けられて
いる。動吸振部9,10は、例えば樹脂やガラスなどか
らなる絶縁性ペースト状材料を、圧電板2の上面2a及
び下面2bにリング状に印刷することなどにより構成さ
れている。
【0027】動吸振部9,10の寸法及び材料について
は、共振領域から漏洩してきた振動の周波数に、動吸振
部9,10の固有振動数が一致するように選択される。
上記のように選択することにより、動吸振部9,10に
おいて、漏洩してきた振動を動吸振現象に基づいて抑制
することができる。従って、本実施例の圧電共振子1で
は、エネルギー閉じ込め型の共振部においてほぼ振動エ
ネルギーが閉じ込められ、さらにわずかに漏洩してきた
振動が、共振領域の外側に設けられている上記動吸振部
9,10により抑制される。よって、従来のエネルギー
閉じ込め型圧電共振子に比べて、振動エネルギーの閉じ
込め効率を効果的に高めることができる。
は、共振領域から漏洩してきた振動の周波数に、動吸振
部9,10の固有振動数が一致するように選択される。
上記のように選択することにより、動吸振部9,10に
おいて、漏洩してきた振動を動吸振現象に基づいて抑制
することができる。従って、本実施例の圧電共振子1で
は、エネルギー閉じ込め型の共振部においてほぼ振動エ
ネルギーが閉じ込められ、さらにわずかに漏洩してきた
振動が、共振領域の外側に設けられている上記動吸振部
9,10により抑制される。よって、従来のエネルギー
閉じ込め型圧電共振子に比べて、振動エネルギーの閉じ
込め効率を効果的に高めることができる。
【0028】従って、第1,第2の端子電極6,8が形
成されている部分を外部との接続に用い、かつ端子電極
6,8が形成されている領域を利用して機械的に保持し
たとしても、共振領域における共振特性に影響が生じ難
い。よって、特性の良好なエネルギー閉じ込め型圧電共
振子を提供することができる。
成されている部分を外部との接続に用い、かつ端子電極
6,8が形成されている領域を利用して機械的に保持し
たとしても、共振領域における共振特性に影響が生じ難
い。よって、特性の良好なエネルギー閉じ込め型圧電共
振子を提供することができる。
【0029】図4は、本発明の第2の実施例に係るエネ
ルギー閉じ込め型圧電共振子を示す斜視図であり、図5
は、その正面断面図である。圧電共振子21は、細長い
矩形板状の圧電板22を用いて構成されており、厚みす
べり振動モードを利用したエネルギー閉じ込め型圧電共
振子として構成されている。
ルギー閉じ込め型圧電共振子を示す斜視図であり、図5
は、その正面断面図である。圧電共振子21は、細長い
矩形板状の圧電板22を用いて構成されており、厚みす
べり振動モードを利用したエネルギー閉じ込め型圧電共
振子として構成されている。
【0030】本実施例では、圧電板22は、平面形状が
細長い矩形のチタン酸ジルコン酸鉛系圧電セラミックス
により構成されており、図示の矢印P方向、すなわちそ
の主面と平行な方向に分極処理されている。圧電板22
の上面22a上には、一方端面22cから圧電板22の
中央に延びるように第1の共振電極23が形成されてい
る。また、圧電板22の下面22b上においては、端面
22dから圧電板の中央領域に延びるように、第2の共
振電極24が形成されている。
細長い矩形のチタン酸ジルコン酸鉛系圧電セラミックス
により構成されており、図示の矢印P方向、すなわちそ
の主面と平行な方向に分極処理されている。圧電板22
の上面22a上には、一方端面22cから圧電板22の
中央に延びるように第1の共振電極23が形成されてい
る。また、圧電板22の下面22b上においては、端面
22dから圧電板の中央領域に延びるように、第2の共
振電極24が形成されている。
【0031】第1,第2の共振電極23,24は、圧電
板22の中央領域において互いに対向するように配置さ
れており、該第1,第2の共振電極23,24が対向さ
れている領域により、共振領域が構成される。
板22の中央領域において互いに対向するように配置さ
れており、該第1,第2の共振電極23,24が対向さ
れている領域により、共振領域が構成される。
【0032】すなわち、第1,第2の共振電極23,2
4間に交流電圧を印加することにより、上記共振領域が
厚みすべり振動モードで励振される。この共振領域にお
ける振動は、共振領域が圧電板22の一部の領域に限定
されて構成されているため、上記振動エネルギーは、ほ
ぼ共振領域内に閉じ込められる。
4間に交流電圧を印加することにより、上記共振領域が
厚みすべり振動モードで励振される。この共振領域にお
ける振動は、共振領域が圧電板22の一部の領域に限定
されて構成されているため、上記振動エネルギーは、ほ
ぼ共振領域内に閉じ込められる。
【0033】本実施例では、共振領域の外側に、すなわ
ち、圧電板22の上面22a上においては、共振領域と
端面22cとの間、並びに共振領域と端面22dとの間
に、動吸振部材25,26が固定されている。動吸振部
材25,26は、平面形状が矩形の細長いストライプ状
の形状を有し、圧電板22の全幅に至るように構成され
ている。もっとも、動吸振部25,26の形状について
は、図4に示した形状に限定されるものではなく、共振
領域から漏洩してきた振動を動吸振現象により抑制し得
る限り、適宜変更することができる。
ち、圧電板22の上面22a上においては、共振領域と
端面22cとの間、並びに共振領域と端面22dとの間
に、動吸振部材25,26が固定されている。動吸振部
材25,26は、平面形状が矩形の細長いストライプ状
の形状を有し、圧電板22の全幅に至るように構成され
ている。もっとも、動吸振部25,26の形状について
は、図4に示した形状に限定されるものではなく、共振
領域から漏洩してきた振動を動吸振現象により抑制し得
る限り、適宜変更することができる。
【0034】なお、本実施例では、圧電板22の下面2
2b上においても、共振領域の外側に、動吸振部27,
28が設けられている。動吸振部27,28について
も、上面22a上の動吸振部25,26と同様に構成さ
れている。
2b上においても、共振領域の外側に、動吸振部27,
28が設けられている。動吸振部27,28について
も、上面22a上の動吸振部25,26と同様に構成さ
れている。
【0035】本実施例の圧電共振子21では、動吸振部
25,26の外側の領域及び動吸振部27,28の外側
の領域において、第1,第2の共振電極23,24を外
部と電気的に接続し、かつ上記動吸振部25〜28の設
けられている部分よりも外側の領域で機械的に保持する
ことにより、第1の実施例の圧電共振子と同様に、動吸
振部が設けられている部分までに、振動エネルギーを確
実に閉じ込めることができる。よって、従来の厚みすべ
り振動モードを利用したエネルギー閉じ込め型圧電共振
子に比べて、エネルギー閉じ込め効率を効果的に高める
ことが可能となる。
25,26の外側の領域及び動吸振部27,28の外側
の領域において、第1,第2の共振電極23,24を外
部と電気的に接続し、かつ上記動吸振部25〜28の設
けられている部分よりも外側の領域で機械的に保持する
ことにより、第1の実施例の圧電共振子と同様に、動吸
振部が設けられている部分までに、振動エネルギーを確
実に閉じ込めることができる。よって、従来の厚みすべ
り振動モードを利用したエネルギー閉じ込め型圧電共振
子に比べて、エネルギー閉じ込め効率を効果的に高める
ことが可能となる。
【0036】図6は、本発明の第3の実施例に係るエネ
ルギー閉じ込め型圧電共振子の平面図である。第3の実
施例のエネルギー閉じ込め型圧電共振子31は、平面形
状が矩形の圧電板2を用いて構成されており、本実施例
は、矩形の圧電板2の厚み縦振動モードを利用したエネ
ルギー閉じ込め型の圧電共振子である。従って、基本的
には、第3の実施例の圧電共振子31は、第1の実施例
の圧電共振子1と同様に構成されている。よって、第1
の実施例の圧電共振子1と同一部分については、同一の
参照番号を付することにより、その説明は省略する。
ルギー閉じ込め型圧電共振子の平面図である。第3の実
施例のエネルギー閉じ込め型圧電共振子31は、平面形
状が矩形の圧電板2を用いて構成されており、本実施例
は、矩形の圧電板2の厚み縦振動モードを利用したエネ
ルギー閉じ込め型の圧電共振子である。従って、基本的
には、第3の実施例の圧電共振子31は、第1の実施例
の圧電共振子1と同様に構成されている。よって、第1
の実施例の圧電共振子1と同一部分については、同一の
参照番号を付することにより、その説明は省略する。
【0037】第3の実施例が、第1の実施例の圧電共振
子1と異なるところは、動吸振部の構造にある。すなわ
ち、図6に示されているように、本実施例の圧電共振子
31では、第1の共振電極3が形成されている共振領域
の外側において、第1の共振電極3と同一材料を用いて
動吸振部33,34が形成されている。動吸振部33,
34は、共振領域の外側において、共振電極を囲む円環
の一部を切断した形状に相当する。言い換えれば、動吸
振部33,34は、第1の実施例の動吸振部9の一部を
分断した形状に相当する。
子1と異なるところは、動吸振部の構造にある。すなわ
ち、図6に示されているように、本実施例の圧電共振子
31では、第1の共振電極3が形成されている共振領域
の外側において、第1の共振電極3と同一材料を用いて
動吸振部33,34が形成されている。動吸振部33,
34は、共振領域の外側において、共振電極を囲む円環
の一部を切断した形状に相当する。言い換えれば、動吸
振部33,34は、第1の実施例の動吸振部9の一部を
分断した形状に相当する。
【0038】このように、動吸振部33,34が円環を
分断した形状を有するように構成されているのは、動吸
振部33,34が共振電極3と同一材料により構成され
ており、従って共振電極3と電気的に絶縁する必要があ
るからである。
分断した形状を有するように構成されているのは、動吸
振部33,34が共振電極3と同一材料により構成され
ており、従って共振電極3と電気的に絶縁する必要があ
るからである。
【0039】なお、図7に、圧電板32を透かして下方
の電極形状を平面図で示すように、圧電板32の下面に
おいても、第2の共振電極4の外側に、動吸振部35,
36が形成されている。動吸振部35,36は、上面側
に形成された動吸振部33,34と同様に構成されてい
る。
の電極形状を平面図で示すように、圧電板32の下面に
おいても、第2の共振電極4の外側に、動吸振部35,
36が形成されている。動吸振部35,36は、上面側
に形成された動吸振部33,34と同様に構成されてい
る。
【0040】本実施例では、上記動吸振部33〜36
が、第1,第2の共振電極3,4などと同一の材料によ
り構成されているため、第1,第2の共振電極3,4や
端子電極6,8と同一工程により形成することができ
る。従って、動吸振部33〜36を形成するために別途
新たな工程を実施する必要がなく、よって、生産性を低
めることなく動吸振部を構成することができる。
が、第1,第2の共振電極3,4などと同一の材料によ
り構成されているため、第1,第2の共振電極3,4や
端子電極6,8と同一工程により形成することができ
る。従って、動吸振部33〜36を形成するために別途
新たな工程を実施する必要がなく、よって、生産性を低
めることなく動吸振部を構成することができる。
【0041】なお、動吸振部33〜36の寸法及び厚み
については、共振領域から漏洩してきた振動を動吸振現
象により抑制し得るように、適宜定められる。図8は、
本発明の第4の実施例に係るエネルギー閉じ込め型圧電
共振子を説明するための模式的平面図である。本実施例
のエネルギー閉じ込め型圧電共振子41は、厚み縦振動
モードを利用した2重モード圧電フィルタとして構成さ
れている。
については、共振領域から漏洩してきた振動を動吸振現
象により抑制し得るように、適宜定められる。図8は、
本発明の第4の実施例に係るエネルギー閉じ込め型圧電
共振子を説明するための模式的平面図である。本実施例
のエネルギー閉じ込め型圧電共振子41は、厚み縦振動
モードを利用した2重モード圧電フィルタとして構成さ
れている。
【0042】圧電共振子41は、平面形状が矩形の圧電
セラミック板42を用いて構成されており、圧電板42
において、所定距離を隔てて2個の共振領域A,Bが形
成されている。
セラミック板42を用いて構成されており、圧電板42
において、所定距離を隔てて2個の共振領域A,Bが形
成されている。
【0043】第1の共振領域Aにおいては、圧電板42
の上面42aにおいて、第3,第4の共振電極部43
a,43bが所定距離を隔てて形成されている。第3,
第4の共振電極部43a,43bは、圧電板42の下面
42bに形成された第2の共振電極44と重なり合うよ
うに形成されている。すなわち、第3,第4の共振電極
部43a,43bは、下面に形成された第2の共振電極
44を上方に投影することにより形成された円を分割す
ることにより得られた形状となるように構成されてい
る。従って、第3,第4の共振電極部43a,43b
は、第1の実施例における第1の共振電極3を2つに分
割した構造に相当する。
の上面42aにおいて、第3,第4の共振電極部43
a,43bが所定距離を隔てて形成されている。第3,
第4の共振電極部43a,43bは、圧電板42の下面
42bに形成された第2の共振電極44と重なり合うよ
うに形成されている。すなわち、第3,第4の共振電極
部43a,43bは、下面に形成された第2の共振電極
44を上方に投影することにより形成された円を分割す
ることにより得られた形状となるように構成されてい
る。従って、第3,第4の共振電極部43a,43b
は、第1の実施例における第1の共振電極3を2つに分
割した構造に相当する。
【0044】同様に、共振領域Bにおいても、圧電板4
2の上面に第3,第4の共振電極部45a,45bが、
圧電板42の下面に第2の共振電極46が形成されてい
る。さらに、圧電板42の上面においては、圧電板42
の1つのコーナー部分近傍に、第1の端子電極47が形
成されており、圧電板42の側面42cに沿う他方のコ
ーナー部分に第2の端子電極48が形成されている。ま
た、第4の共振電極部43bと第3の共振電極部45a
とが導電パターンにより電気的に接続されている。第1
の端子電極47は、接続導電部50を介して第3の共振
電極部43aに電気的に接続されている。また、共振領
域Bの第4の共振電極部45bが、第2の端子電極48
に電気的に接続されている。他方、第2の共振電極4
4,46が圧電板42の下面において接地電極49に電
気的に接続されている。
2の上面に第3,第4の共振電極部45a,45bが、
圧電板42の下面に第2の共振電極46が形成されてい
る。さらに、圧電板42の上面においては、圧電板42
の1つのコーナー部分近傍に、第1の端子電極47が形
成されており、圧電板42の側面42cに沿う他方のコ
ーナー部分に第2の端子電極48が形成されている。ま
た、第4の共振電極部43bと第3の共振電極部45a
とが導電パターンにより電気的に接続されている。第1
の端子電極47は、接続導電部50を介して第3の共振
電極部43aに電気的に接続されている。また、共振領
域Bの第4の共振電極部45bが、第2の端子電極48
に電気的に接続されている。他方、第2の共振電極4
4,46が圧電板42の下面において接地電極49に電
気的に接続されている。
【0045】よって、本実施例の圧電共振子41では、
エネルギー閉じ込め型の2個の厚み縦振動モードを利用
した共振部が所定距離を隔てて構成されており、第1の
端子電極47を入力端、第2の端子電極48を出力端と
することによりエネルギー閉じ込め型の2重モード圧電
フィルタが構成されている。
エネルギー閉じ込め型の2個の厚み縦振動モードを利用
した共振部が所定距離を隔てて構成されており、第1の
端子電極47を入力端、第2の端子電極48を出力端と
することによりエネルギー閉じ込め型の2重モード圧電
フィルタが構成されている。
【0046】さらに、本実施例の圧電共振子41では、
上記第1,第2の共振領域A,B間において、圧電板4
2の上面42a上に動吸振部53が形成されている。動
吸振部53は、第3の実施例と同様に、上記共振電極等
を構成するための電極材料と同一の材料で構成されてい
る。すなわち、細長い矩形形状を有するように、各共振
領域A,Bの外側の領域に、導電膜を形成することによ
り形成されている。
上記第1,第2の共振領域A,B間において、圧電板4
2の上面42a上に動吸振部53が形成されている。動
吸振部53は、第3の実施例と同様に、上記共振電極等
を構成するための電極材料と同一の材料で構成されてい
る。すなわち、細長い矩形形状を有するように、各共振
領域A,Bの外側の領域に、導電膜を形成することによ
り形成されている。
【0047】よって、第4の実施例においても、共振電
極等を形成する工程において、動吸振部53を同時に形
成することができる。もっとも、動吸振部53は、電極
材料以外の材料、例えば、絶縁性樹脂やセラミックスを
固着することによって構成してもよい。
極等を形成する工程において、動吸振部53を同時に形
成することができる。もっとも、動吸振部53は、電極
材料以外の材料、例えば、絶縁性樹脂やセラミックスを
固着することによって構成してもよい。
【0048】なお、第4の実施例においては、2個の共
振領域A,Bを設けた2重モード圧電フィルタを例にと
り説明したが、1つの共振領域において、上記のような
第3,第4の共振電極部を第2の共振電極と対向するよ
うに圧電板の一方面に形成することにより、圧電フィル
タを構成したものにも、本発明を適用することができ
る。
振領域A,Bを設けた2重モード圧電フィルタを例にと
り説明したが、1つの共振領域において、上記のような
第3,第4の共振電極部を第2の共振電極と対向するよ
うに圧電板の一方面に形成することにより、圧電フィル
タを構成したものにも、本発明を適用することができ
る。
【0049】さらに、第1〜第3の実施例では、圧電板
の両主面において、第1,第2の共振電極の外側に、そ
れぞれ動吸振部を形成していたが、動吸振部は、圧電板
の第1の面または第2の面の何れか一方にのみ形成され
ていてもよい。
の両主面において、第1,第2の共振電極の外側に、そ
れぞれ動吸振部を形成していたが、動吸振部は、圧電板
の第1の面または第2の面の何れか一方にのみ形成され
ていてもよい。
【0050】さらに、例えば、第2の実施例の圧電共振
子21では、圧電板22の上面22a上及び下面22b
上のいずれにおいても、共振領域の両側に動吸振部2
5,26または動吸振部27,28を設けていたが、一
方側にのみ動吸振部を設けていてもよい。すなわち、図
4に示した構造において、動吸振部25〜28のうち、
任意の3個以内の動吸振部を省略してもよい。
子21では、圧電板22の上面22a上及び下面22b
上のいずれにおいても、共振領域の両側に動吸振部2
5,26または動吸振部27,28を設けていたが、一
方側にのみ動吸振部を設けていてもよい。すなわち、図
4に示した構造において、動吸振部25〜28のうち、
任意の3個以内の動吸振部を省略してもよい。
【0051】もっとも、動吸振部により共振領域から漏
洩してきた振動を効果的に抑制するためには、共振領域
の両側において対称に動吸振部を配置することが好まし
い。さらに、本発明においては、上述した実施例で示し
た動吸振部をさらに多く配置してもよい。例えば、図4
において、動吸振部25〜28の外側に(共振部とは反
対側に)、さらに動吸振部を設けてもよい。また、図1
において、動吸振部9の外側にさらにリング状の1以上
の動吸振部を設けてもよい。
洩してきた振動を効果的に抑制するためには、共振領域
の両側において対称に動吸振部を配置することが好まし
い。さらに、本発明においては、上述した実施例で示し
た動吸振部をさらに多く配置してもよい。例えば、図4
において、動吸振部25〜28の外側に(共振部とは反
対側に)、さらに動吸振部を設けてもよい。また、図1
において、動吸振部9の外側にさらにリング状の1以上
の動吸振部を設けてもよい。
【0052】また、第1〜第4の実施例では、圧電体と
して厚みの比較的薄い圧電板2,22,42を用いてい
たが、本発明における圧電体としては、板状のものに限
らず、ブロック状の圧電体を用いることも可能であり、
要するに、共振電極が形成される第1,第2の面を結ぶ
方向が厚み方向とされており、厚み縦モードもしくは厚
みすべりモードを利用した適宜のエネルギー閉じ込め型
圧電共振子に、本発明を適用することができる。
して厚みの比較的薄い圧電板2,22,42を用いてい
たが、本発明における圧電体としては、板状のものに限
らず、ブロック状の圧電体を用いることも可能であり、
要するに、共振電極が形成される第1,第2の面を結ぶ
方向が厚み方向とされており、厚み縦モードもしくは厚
みすべりモードを利用した適宜のエネルギー閉じ込め型
圧電共振子に、本発明を適用することができる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、厚みモードを利用した
エネルギー閉じ込め型圧電共振子において、まず、第
1,第2の共振電極が重なり合っている共振領域に振動
エネルギーが閉じ込められ、該共振領域から漏洩してき
たわずかな振動が、共振領域の外側に設けられた動吸振
部により、動吸振現象に基づいて抑制される。
エネルギー閉じ込め型圧電共振子において、まず、第
1,第2の共振電極が重なり合っている共振領域に振動
エネルギーが閉じ込められ、該共振領域から漏洩してき
たわずかな振動が、共振領域の外側に設けられた動吸振
部により、動吸振現象に基づいて抑制される。
【0054】従って、従来のエネルギー閉じ込め型圧電
共振子に比べて、エネルギー閉じ込め効率が飛躍的に高
められたエネルギー閉じ込め型圧電共振子を得ることが
できる。よって、動吸振部の外側で圧電共振子を機械的
に保持した場合、該機械的保持により共振特性への影響
がほとんど生じないため、共振特性の良好な共振子を提
供することができる。
共振子に比べて、エネルギー閉じ込め効率が飛躍的に高
められたエネルギー閉じ込め型圧電共振子を得ることが
できる。よって、動吸振部の外側で圧電共振子を機械的
に保持した場合、該機械的保持により共振特性への影響
がほとんど生じないため、共振特性の良好な共振子を提
供することができる。
【0055】好ましくは、上記動吸振部を、共振電極と
同一の材料で構成することにより、製造工程を増大させ
ることなく、上記のような共振特性に優れたエネルギー
閉じ込め型圧電共振子を得ることができる。
同一の材料で構成することにより、製造工程を増大させ
ることなく、上記のような共振特性に優れたエネルギー
閉じ込め型圧電共振子を得ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例のエネルギー閉じ込め型
圧電共振子を示す斜視図。
圧電共振子を示す斜視図。
【図2】第1の実施例のエネルギー閉じ込め型圧電共振
子の平面図。
子の平面図。
【図3】第1の実施例のエネルギー閉じ込め型圧電共振
子の正面断面図。
子の正面断面図。
【図4】本発明の第2の実施例のエネルギー閉じ込め型
圧電共振子を示す斜視図。
圧電共振子を示す斜視図。
【図5】第2の実施例の圧電共振子の正面断面図。
【図6】本発明の第3の実施例に係るエネルギー閉じ込
め型圧電共振子を示す平面図。
め型圧電共振子を示す平面図。
【図7】第3の実施例において圧電板を透かして下方の
電極形状を示した模式的平面図。
電極形状を示した模式的平面図。
【図8】本発明の第4の実施例の圧電共振子であって、
2重モード圧電フィルタとして構成されている構造を示
す平面図。
2重モード圧電フィルタとして構成されている構造を示
す平面図。
【図9】第4の実施例において圧電板を透かして下面の
電極形状を示す模式的平面図。
電極形状を示す模式的平面図。
1…圧電共振子 2…圧電板 2a…上面(第1の面) 2b…下面(第2の面) 3,4…第1,第2の共振電極 9,10…動吸振部 21…圧電共振子 22…圧電板 22a…上面(第1の面) 22b…下面(第2の面) 23,24…第1,第2の共振電極 25〜28…動吸振部 31…圧電共振子 32…圧電板 33〜36…動吸振部 41…圧電共振子 42…圧電板 42a…上面(第1の面) 42b…下面(第2の面) 43a,43b,45a,45b…第3,第4の共振電
極 44,46…第2の共振電極 53…動吸振部
極 44,46…第2の共振電極 53…動吸振部
Claims (5)
- 【請求項1】 対向し合う第1,第2の面を有し、第
1,第2の面を結ぶ方向が厚み方向とされている圧電体
と、 前記第1,第2の面において、それぞれ、部分的に形成
されており、かつ圧電体を介して厚み方向に重なり合う
ように形成された第1,第2の共振電極とを備え、 第1,第2の共振電極の重なり合う領域が共振領域とさ
れている、厚みモードを利用したエネルギー閉じ込め型
圧電共振子において、 前記第1,第2の面の少なくとも一方の面において、共
振領域の外側に設けられた動吸振部をさらに備えること
を特徴とする、エネルギー閉じ込め型圧電共振子。 - 【請求項2】 前記動吸振部が、前記圧電体の第1,第
2の面の少なくとも一方に固着された動吸振部材で構成
されている、請求項1に記載のエネルギー閉じ込め型圧
電共振子。 - 【請求項3】 前記動吸振部材が、第1,第2の共振電
極と同一の材料により構成されている、請求項2に記載
のエネルギー閉じ込め型圧電共振子。 - 【請求項4】 前記第1の共振電極が、所定のギャップ
を隔てて形成された第3の共振電極部及び第4の共振電
極部を有し、第3の共振電極部及び第4の共振電極部を
入出力端とする圧電フィルタが構成されている、請求項
1〜3に記載のエネルギー閉じ込め型圧電共振子。 - 【請求項5】 2重モードフィルタを構成するように前
記圧電体に2個の共振領域が構成されており、該2個の
共振領域間に前記動吸振部が設けられている、請求項4
に記載のエネルギー閉じ込め型圧電共振子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12657194A JPH07336184A (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | エネルギー閉じ込め型圧電共振子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12657194A JPH07336184A (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | エネルギー閉じ込め型圧電共振子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07336184A true JPH07336184A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=14938465
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12657194A Pending JPH07336184A (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | エネルギー閉じ込め型圧電共振子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07336184A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001339272A (ja) * | 2000-05-30 | 2001-12-07 | Kyocera Corp | 圧電共振子 |
| JP2007124516A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-05-17 | Kyocera Kinseki Corp | 圧電振動板 |
| JP2008288819A (ja) * | 2007-05-17 | 2008-11-27 | Fujitsu Media Device Kk | 圧電薄膜共振器およびフィルタ |
| JP2011097183A (ja) * | 2009-10-27 | 2011-05-12 | Seiko Epson Corp | 圧電振動子 |
| JP4803183B2 (ja) * | 2005-11-04 | 2011-10-26 | 株式会社村田製作所 | 圧電薄膜共振子 |
| JP2012142733A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 圧電振動子、膜厚センサ、エッチング量センサ及び膜厚検出方法並びにエッチング量検出方法 |
| US9503045B2 (en) | 2015-01-19 | 2016-11-22 | Seiko Epson Corporation | Resonator element, resonator, oscillator, electronic apparatus, and moving object |
| US10205432B2 (en) | 2015-12-14 | 2019-02-12 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Piezoelectric thin film resonator, filter, and duplexer |
-
1994
- 1994-06-08 JP JP12657194A patent/JPH07336184A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001339272A (ja) * | 2000-05-30 | 2001-12-07 | Kyocera Corp | 圧電共振子 |
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| US9503045B2 (en) | 2015-01-19 | 2016-11-22 | Seiko Epson Corporation | Resonator element, resonator, oscillator, electronic apparatus, and moving object |
| US10205432B2 (en) | 2015-12-14 | 2019-02-12 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Piezoelectric thin film resonator, filter, and duplexer |
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