JPH0733676B2 - 函渠壁材および函渠壁を形成する方法 - Google Patents

函渠壁材および函渠壁を形成する方法

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JPH0733676B2
JPH0733676B2 JP2217144A JP21714490A JPH0733676B2 JP H0733676 B2 JPH0733676 B2 JP H0733676B2 JP 2217144 A JP2217144 A JP 2217144A JP 21714490 A JP21714490 A JP 21714490A JP H0733676 B2 JPH0733676 B2 JP H0733676B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Sewage (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、土木,建築分野におけるハイブリッド構造に
かかる函渠壁用の函渠壁材および該函渠壁材を用いた各
種函渠壁たとえば建築物の地下室,共用溝,ピットもし
くは擁壁などの函渠壁を形成する方法に関する。
(従来の技術) 建築物の地下室,共用溝,ピットもしくは擁壁などの函
渠壁を築造するには、経済性の利点から鉄筋コンクリー
ト工法が一般に採択されている。しかし、鉄筋コンクリ
ート工法は現場での制作工事を主体とするため、工期が
長く、多くの人手間を必要とし、また止水性にも問題が
多いことから、業界では函渠壁築造の工期の短縮,工事
の省力化,信頼性の改善に対する要望が高く、種々の新
しい提案が行われている。中でも鋼板とコンクリートを
組み合わせたハイブリッド構造による函渠壁は、強度,
剛性、止水性に優れ、あらかじめ現地作業場もしくは工
場で制作された函渠壁材が型枠と補強材の性能を兼ね備
えるため工期も短くて済み、最近、特に注目を集めてい
る。
ハイブリッド構造に用いる函渠壁材は、1対の表面平鋼
板の内側面にコンクリートとの一体化を図るためにL型
アングル,T型形鋼,フラットバー等のスチフナまたはス
タッドボルト等のずれ止めを溶接し、さらに適宜間隔で
ウエブ鋼板や通しボルトによって表面平鋼板相互を連結
して制作し、また函渠壁を形成する方法は、予め所定寸
法に大ブロックに加工した壁材を現地に据え付け、つい
で函渠壁材の内部にコンクリートを充填する方法が一般
的であるが、業界では函渠壁材の加工性の改善あるいは
利用形態に対する適応性向上を目的として、種々の新し
い提案が行われている。たとえば実開昭62−34012公報
には芯材をフランジ部を有する薄鋼板で包み込んで成形
したスチフナのフランジ部を平鋼板に点溶接により接合
してスチフナ溶接時の熱歪を低減した鋼製壁が、また、
特開昭64−80640公報では表面鋼板とウエブ鋼板との間
にモルタル注入外管を配設することによりプレパックド
コンクリートの骨材充填を容易にした新規な鋼殻体が開
示されている。
(発明が解決しようとする課題) ハイブリッド構造による函渠壁築造に用いる函渠壁材
は、前述したごとく、表面平鋼板内側に各種スチフナま
たはスタッドボルトを溶接し、さらに適宜間隔でウエブ
鋼板や通しボルトで表面平鋼板相互を連結して制作する
ことを基本とするため、スチフナおよびウエブ鋼板溶接
加工時に多くの手間を要し、また熱歪が大きいためその
矯正に難渋し、さらに該函渠壁材を用いて壁体を形成す
る際、函渠壁材相互の接合部において表面平鋼板の突き
合わせ溶接が難しく、別途接続板を設ける必要があり、
函渠壁材の価格および函渠壁を形成する方法とも高額で
あるとされている。
また函渠壁を形成する過程において、ウエブ鋼板で表面
平鋼板相互を連結した函渠壁材はコンクリートの充填空
間がウエブ鋼板で仕切られるため、コンクリートの充填
作業性が悪く、ついで通しボルトで表面平鋼板相互を連
結した壁材は壁材の剛性が小さいためハンドリング性が
悪く、また通しボルトが表面に露出するため美観上も好
ましくない。さらに、平面的に複雑な形状の壁体を築造
しようとする場合、その形状に合わせた様々な種類の函
渠壁材を制作する必要があり、経済性はさらに損なわれ
る。
本発明は、以上の課題を鑑み、剛性か高く、機械的強度
が優れ、制作およびハンドリングが容易で、しかも価格
も低廉であり、さらにコンクリートの充填性や密着性に
も優れた性能を有する函渠壁材を提供すると共に、該函
渠壁材を用い施工性がよく、止水性の高い函渠壁を経済
的に形成する方法を提供することを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は、前記課題を克服し、前記目的を達成するもの
で、第1発明は、対向する溝形鋼の片側もしくは両側の
フランジ内側面相互をトラスもしくは格子梁から構成さ
れた定間隔ウエブ材で連結し柱状フレームに形成してな
る函渠壁材であり、第2発明は、対向する溝形鋼の片側
もしくは両側のフランジ内側面相互をトラスもしくは格
子梁から構成された定間隔ウエブ材で連結し柱状フレー
ムに形成し、ついで所望数の前記柱状フレームのウエブ
相互を逐次当接固着し、二重壁面ブロック体に構成して
なる函渠壁材であり、第3発明は、対向する溝形鋼の片
側フランジ内側面相互をトラスもしくは格子梁から構成
された定間隔ウエブ材で連結し、ついで他側のフランジ
内側面相互間に適宜間隔で形状保定金物を固着し柱状フ
レームに形成してなる函渠壁材である。
また第4発明は、対向する溝形鋼の片側フランジ内側面
相互をトラスもしくは格子梁から構成された定間隔ウエ
ブ材で連結し、ついで他側のフランジ内側面相互間に適
宜間隔で形状保定金物を固着し柱状フレームに形成し、
ついで所望数の前記柱状フレームのウエブ相互を逐次当
接固着し、二重壁面ブロック体に構成してなる函渠壁材
であり、さらに第5発明は、対向する溝形鋼の片側もし
くは両側のフランジ内側面相互をトラスもしくは格子梁
から構成された定間隔ウエブ材で連結して柱状フレーム
を形成し、ついで所望数の前記柱状フレームのウエブ相
互を逐次当接固着し、二重壁面ブロック体に構成してな
る函渠壁材の一端に雌継手部材を縦設すると共に、該函
渠壁材の前記雌継手部材と連接函渠壁材の開放ウエブ先
端を継手嵌合したのち、ウエブ相互を当接固着すること
により所望寸法の函渠壁を形成する方法である。
また、第6発明は、対向する溝形鋼の片側フランジ内側
面相互をトラスもしくは格子梁から構成された定間隔ウ
エブ材で連結し、ついで他側のフランジ内側面相互間に
適宜間隔で形状保定金物を固着して柱状フレームに形成
し、ついで所望数の前記柱状フレームのウエブ相互を逐
次当接固着し、二重壁面ブロック体に構成してなる函渠
壁材の一端に雌継手部材を縦設すると共に、該函渠壁材
の前記雌継手部材と連接函渠壁材の開放ウエブ先端を継
手嵌合したのち、ウエブ相互を当接固着することにより
所望寸法の函渠壁を形成する方法である。
(作用) 本発明にかかる函渠壁材は、対向する溝形鋼の片側もし
くは両側のフランジ内側面相互をトランスもしくは格子
梁から構成された定間隔ウエブ材で連結し柱状フレーム
に形成したものであり、構成が極めて簡単で製造し易い
利点を有し、かつ構成素材である溝形鋼のフランジが縦
方向のリブとしての作用を有するので力学的な強度が高
く、その上ハンドリングも容易で、充填コンクリートと
の馴染みも良く、定間隔ウエブ材が鉄筋として機能する
ので高強度のハイブリッド構造体を形成でき価格も安い
ため経済性が高い。
また、本発明にかかる二重壁面ブロック体の函渠壁材
は、対向する溝形鋼の片側もしくは両側のフランジ内側
面相互をトラスもしくは格子梁から構成された定間隔ウ
エブ材で連結し柱状フレームを形成し、ついで所望数の
前記柱状フレームのウエブ相互を逐次当接固着し、二重
壁面ブロック体に構成するものであり、あらかじめ所定
寸法のものを、現地作業場もしくは工場で制作するの
で、生産および建込み能率が良く、函渠壁構築コストを
著しく低減することが可能である。
また、本発明において、対向する溝形鋼の片側フランジ
内側面相互をトラスもしくは格子梁から構成された定間
隔ウエブ材で連結し、ついで他側のフランジ内側面相互
間に適宜間隔で形状保定金物を固着し柱状フレームに形
成してなる函渠壁材を用いる場合は、構成材料がさらに
簡単でコストが安く、ハンドリングの際に形状を保つこ
とが確実なため、比較的規模の小さい函渠壁構築におい
て、力学的な信頼性を保ちつつ、経済的な建設が期待で
きる。
また、函渠壁材として、前述の対向する溝形鋼の片端フ
ランジ内側面相互をトラスもしくは格子梁から構成され
た定間隔ウエブ材で連結し、ついで他側のフランジ内側
面相互間に適宜間隔で形状保定金物を固着し柱状フレー
ムに形成し、ついで所望数の前記柱状フレームのウエブ
相互を逐次当接固着し、二重壁面ブロック体に構成し函
渠壁材としたものは、同様に、あらかじめ所定寸法のも
のを、簡単に現地作業場もしくは工場で制作することが
可能であり、ハンドリングの際に形状を保つことが確実
なため、生産および建込み能率が良く、函渠壁構築コス
トを著しく低減することが可能である。
さらに、対向する溝形鋼の片側もしくは両側のフランジ
内側面相互をトラスもしくは格子梁から構成された定間
隔ウエブ材で連結して柱状フレームに形成し、ついで所
望数の前記柱状フレームのウエブ相互を逐次当接固着
し、二重壁面ブロック体に構成してなる函渠壁材の一端
に雌継手部材を縦設すると共に、該函渠壁材の前記雌継
手部材と連接函渠壁材の開放ウエブ先端を継手嵌合した
のち、ウエブ相互を当接固着することにより所望寸法の
函渠壁を形成する本発明の方法は、形成された該函渠壁
が、二重の鋼壁を定間隔ウエブ材で固定する構造であ
り、かつ該鋼壁は構成素材である溝形鋼のフランジによ
って縦方向の剛性が高められているため水平方向の作用
に対する抵抗力が大きくその上載荷力も大きいと云う特
徴を有し、また函渠壁材自体の構造が簡単であるためハ
ンドリングが容易で作業性に優れまた、寸法裕度に制限
が無く目的とする函渠の強度要求に対応して、最適な函
渠壁を構築できる。
さらに、コンクリートの充填も円滑に実施でき、その際
に前記フランジと定間隔ウエブ材が鉄筋として作用し、
コンクリートとの堅固なハイブリッド構造体が形成でき
る。
さらに、対向する溝形鋼の片側フランジ内側面相互をト
ラスもしくは格子梁から構成された定間隔ウエブ材で連
結し、ついで他側のフランジ内側面相互間に適宜間隔で
形状保定金物を固着し柱状フレームに形成し、ついで所
望数の前記柱状フレームのウエブ相互を逐次当接固着
し、二重壁面ブロック体に構成してなる函渠壁材の一端
に雌継手部材を縦設すると共に、該函渠壁材の前記雌継
手部材と連接函渠壁材の開放ウエブ先端を継手嵌合した
のち、ウエブ相互を当接固着することにより所望寸法の
函渠壁を形成する方法は、同様に形状保定性および作業
性が良く、ハンドリングやコンクリートの充填も円滑に
実施でき力学的にも高い機能を有するにもかかわらず、
構成素材が少なく、それだけ価格が安いので、あまり力
学的な強度を要求しない小・中規模な函渠の建設に適
し、高い経済効果を奏しうる。
(実施例) 第1図は本発明にかかる函渠壁1の部分切欠概略斜視図
で、該函渠壁1は函渠壁材2a,2bを後に詳述する雌継手
部材3と開放ウエブ先端4aを用い継手嵌合することによ
り建設構成したものである。しかして、函渠壁材のウエ
ブ4は、換言すると構成素材である溝形鋼のフランジ部
分を含むので、以下説明の都合で同部分を溝形鋼フラン
ジ4とも云う場合がある。
さて、前記函渠壁材2a,2bは、それぞれ内側が対向する
ように配置された溝形鋼5a,5bのフランジ内側面6a,6b,6
c,6d相互を鉄筋トラス7,7(図示の都合上一方の鉄筋ト
ラス7は示していない)からなる定間隔ウエブ材で連結
して単位の柱状フレーム8を形成し、ついで所望数の前
記柱状フレーム8のウエブ相互を逐次当接して溶接によ
り固着9(以下固着を代表せしめて溶接とも云う)する
ことにより二重壁面ブロック体として構成する。
つぎに、10は等辺山形鋼からなる挟持金具で、根固めコ
ンクリート11から僅かに突出するように埋設され、函渠
壁材2aを図示していないクレーンで根固めコンクリート
11上に吊り降した際、函渠壁材2aのウエブ突出部4dと接
触挟持し、該ウエブ突出部4dを介して函渠壁材2aの位置
決めを行う。
このように、本発明にかかる函渠壁材2aは、その位置決
めを簡単にしかも確実に実施することができ、コンクリ
ートの充填が容易で頑丈なハイブリッド構造壁を効率良
く構築できる。
前記挟持金具10は、等辺山形鋼以外に棒鋼やU字形鋼な
ど挟持機能を備えた金具であれば、適宜に採用すること
ができる。
第2図は、本発明にかかる柱状フレーム8を詳述するた
めの部分斜視図で、前述のように溝形鋼5a,5bのフラン
ジ内側面6a,6b,6c,6d相互を鉄筋トラス7,7からなる定間
隔ウエブ材を介して溶接12することにより連結して単位
の柱状フレーム8を構成している。
本発明の柱状フレーム8は、このように構造が簡単であ
って、ハンドリングが極めて良好でありながら、高い剛
性を備え、コンクリートとの馴染みも良く、かつ鋼構造
であるため溶接によって自由に連接でき、経済的な函渠
壁の構築を可能とする。
さて、第2図から明らかなように、溝形鋼5a,5bのフラ
ンジ内側面6a,6b,6c,6d相互を鉄筋トラス7,7からなる定
間隔ウエブ材で連結した場合、形態的に柱状のフレーム
が形成され、鉄筋トラス7,7が配設された側がウエブ49
となり、溝形鋼5a,5bの本来のウエブが該柱状フレーム
のフランジ50となる。
本発明において、柱状フレーム8のフランジおよびウエ
ブとは前述の意味において用いるものであり、従って説
明の都合上、溝形鋼5a,5bのフランジと柱状フレーム8
のウエブに関し、同一部分を云う場合があるものと理解
せらるべきである。
つぎに、第3図は、他の実施例にかかる柱状フレーム8
の概略斜視図で、該柱状フレーム8は、溝形鋼5a,5bの
片側フランジ内側面6a,6b相互を鉄筋トラス7からなる
定間隔ウエブ材を介して溶接12することにより単位部材
として構成されているので、ハンドリングの際のフラン
ジ支持のため形態的な安定方法例えば棒状スペーサーや
クランプなどを補助的に利用せねばならない点はあるも
のの、素材数が少ないので経済的な利点は大きく、函渠
壁を構築したのちに、力学的な問題が生ずる懸念は少な
い。
第4図は、大規模な函渠構築に際しての厚壁用の函渠壁
材用に適した柱状フレーム8の概略斜視図で、形鋼を溶
接し長方形枠材13に構成した定間隔ウエブ材を用いて溝
形鋼5a,5bの片側フランジ内側面6a,6b相互を溶接接合し
て構成したものであり、構造的に丈夫で鉛直方向および
水平方向からの作用に対し大きな抵抗力を有するが、さ
らに強度が要求される場合は、溝形鋼5a,5bの両側フラ
ンジ内側面それぞれに前記長方形枠材13からなる定間隔
ウエブ材を溶接する。
つぎに、第5図,第6図は他の実施例にかかる柱状フレ
ーム8の概略斜視図で、溝形鋼5a,5bの片側フランジ内
側面6a,6bに鉄筋トラス7、長方形型枠13が溶接され、
他側のフランジ内側面相互間に適宜間隔で形状保定金物
例えば形状保定帯板47、形状保定棒鋼48が固着されてい
るが、この場合柱状フレーム8の単位重量が少ないの
で、経済的であり強度要求が大きくない函渠壁材とし
て、利用度が大きい。
前記溝形鋼としては、JIS−G−3101、JIS−G−3350に
規定値される形鋼や、軽量形鋼および各種の圧延鋼板に
加えてメッキ鋼板や塗装鋼板を溝形に成型したものを目
的に応じて利用するが、溶接や接着などの接合技術を考
慮して適宜に選択することは云うまでもない。
さて、第7図,第8図は前記函渠壁材2bの横断図および
正面図で、本実施例では、前記函渠壁材2bは、柱状フレ
ーム8の4個連結構成としているが、設計強度およびハ
ンドリングを考慮し必要に応じて任意数連結する。
つぎに、柱状フレーム8の相互固着による函渠壁材すな
わち二重壁面ブロック体2bについて詳述する。
第7図,第8図に示すように、柱状フレーム8a,8bのウ
エブ49a,49bを外側フランジ50が一体の平面に揃うよう
に当接し、ウエブとフランジとの屈曲点相互を逐次溶接
により固着9して二重壁面ブロック体2bを構成する。
第7図において、二重壁面ブロック体2bは継手接続のた
め、本来ウエブに構成すべき面つまり図に向かって左端
面について、定間隔ウエブ材を溶接せず、そのため溝形
鋼のフランジが突出している。そこで本発明では前記溝
形鋼のフランジ突出部分を開放ウエブ先端4と云う。
さて、前記固着9は本実施例では溶接法を採用したが、
場合によっては接着法を採用しても良い。
さて、つぎに第9図、第10図および第11図は、二重壁面
ブロック体2aの一端に雌継手部材3を縦設した状況を示
す部分平面図、正面図および側面図で、このように雌継
手部材3を備えた所定数の二重壁面ブロック体2aについ
て、前述のように前記雌継手部材3と連設すべき二重壁
面ブロック体2b(図示していない)の開放ウエブ先端4
を嵌合したのち二重壁面ブロック体のウエブ相互を固着
することにより所望寸法の函渠壁を形成することが出来
る。
第11図において、符号15は雌継手部材3を開放ウエブ先
端4にスポット溶接法によって固着するための電極挿入
用の貫通孔であるが、あらかじめ雌継手部材3を開放ウ
エブ先端4の内側に溶接したのち、鉄筋トラス7を固着
しても良い。つぎに、第12図,第13図,第14図は本発明
における柱状フレーム8a,8c,8dの縦断面図で、柱状フレ
ーム8aでは定間隔ウエブ材として鉄筋トラス7を用いた
が、柱状フレーム8cでは、山形鋼16を、柱状フレーム8d
では帯鋼板17を採用している。
本発明において、対向する溝形鋼の片側もしくは両側の
フランジ内側面相互をトラスもしくは格子梁からなる定
間隔ウエブ材で連結するとは、かかる連結を云うもので
あり、目的を逸脱しない限りにおいて適宜な連結部材を
用いることができる。
さて、本発明にかかる函渠壁材について、水平方向に所
望の長大な直立壁を容易に形成できることは、前述のと
おりで有るが、直角方向に対する連結も極めて容易であ
り、それを第15図、第16図の部分平面図について説明す
る。
第15図は、函渠壁の直角部を構築する部分平面図で、二
重壁面ブロック体2bのウエブ4を二重壁面ブロック体2c
のフランジ18の端部に突合せ溶接により固着9した状況
を示すもので、19は堰板である。
また、第16図は、函渠壁の途中において直角壁例えば区
画壁を構築する場合の部分平面図で、二重壁面ブロック
体2bのウエブ4を二重壁面ブロック体2cのフランジ18の
中央部に突合せ溶接により固着9した例であって、本発
明では、二重壁面ブロック体が突合せ可能なウエブを有
し、かつ、そのフランジが平面であり突合せ溶接が簡単
確実に実施出来るため、函渠壁のいかなる場所でも随意
に区画壁を構築することが可能であり、また井筒やピッ
トのような囲壁も簡単に構築できる。
しかして、本発明において柱状フレームや二重壁面ブロ
ック体の溶接に際して、加工歪や運搬時の不適当な取扱
で変形し、溶接に際してギャップが広すぎる場合、第16
図において破線で示すように仮付け金具20とボルト21を
用いるなど相互を引き寄せる手段を採用するが、これら
の手段は周知であるため詳細な説明は省略する。
さて、本発明にかかる函渠壁材は、いずれも建造物を構
築する際に、床や天井の躯体鉄筋との結合は極めて容易
であり、また鉄筋コンクリートの充填も円滑に実施でき
るため、構造的に非常に堅固な函渠壁を迅速に形成する
ことが可能であり、結果として多種類の函渠を経済的に
構築できる。
第17は、本発明にかかる函渠壁材を用いて建築物の底板
を構築する状況を示す部分断面図で、第18図はおなじく
上版結合、第19図は中間床結合を示す。
第17図〜第19図において、22は通し鉄筋、23は補助鉄筋
で、前記通し鉄筋23はカップラー24で適宜に接続されて
いる。
25は二重壁面ブロック体2cに適宜に植設されたスタッド
ジベルであり、26はアンカーナット,27は止水用の膨潤
ゴムを示す。
前記スタッドジベル25,アンカーナット26は保護コンク
リート28で被覆される。
29は二重壁面ブロック体2cの空腔部に充填された側壁コ
ンクリート,30は底版コンクリートである。
さらに、31はデッキプレート32の支点プレートで、33は
上版コンクリートを示す。
34はキャッピング金物で、35は支点アングル、36はシャ
ーキーを、37は中間床コンクリートを示す。
前記二重壁面ブロック体2cを除き、第17図〜第19図に示
す結合手段は周知であるので詳細な説明は省略する。
つぎに、本発明の函渠壁材および函渠壁形成方法を地下
埋設形共用溝構築に用いた実施例について、第20図〜第
27図の施工要領図に従って説明する。
施工手順としては、第20図に示すように、破線で示す建
設予定の共用溝38の所定寸法どおりパワーショベル39を
用いて掘削し、ついで第21図のように鉄筋40を配筋する
とともに、第1図で説明した挟持金具10を植設し、つぎ
に底版コンクリート41を打設する。
さらに、第22図に示すようにクレーン車42で函渠壁材2
を取付け、つぎに第23図のように移動スタンド43を利用
して函渠壁材2を対設する工程を繰り返すとともに、該
函渠壁材2には支点プレート31を溶着する。
さらに、第24図,第25図の順にビーム44,デッキプレー
ト45の取り付けを行い、第26図のように函渠壁1と上版
コンクリート33とのコンクリート打設を実施し、最後に
第27図のように埋め戻し46を行い共用溝38を完成する。
(発明の効果) 本発明の函渠壁材は、制作が簡単でありながら、極めて
剛性が高く、機械的強度およびハンドリングの点で優れ
た特質を備え、しかも価格も低廉であり、さらに他の躯
体鉄筋との接合性をはじめコンクリートの充填性や密着
性にも優れた性能を有するので、実用効果は誠に多大で
ある。
また、該函渠壁材を用いる函渠壁形式方法は、函渠壁材
の一端に雌継手を設けるのみで、長大な函渠壁を所望の
どおり短期間に完工しうるため、結果として、多種類の
函渠を経済的に構築できるので、その経済効果は極めて
大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる函渠壁の部分切欠概略斜視図、
第2図は柱状フレームの部分概略斜視図、第3図は他の
実施例にかかる柱状フレームの部分切欠概略斜視図、第
4図は他の柱状フレームの部分概略斜視図、第5図およ
び第6図は形状保定金物を有する実施例にかかる柱状フ
レームの部粉概略斜視図、第7図は二重壁面ブロック体
の横断平面図、第8図はその一部切欠正面図、第9図な
いし第11図は二重壁面ブロック体の一端に雌継手部材を
縦設した状況を示すものであって、第9図は一部の平面
図、第10図は正面図、第11は側面図である。 第12図,第13図および第14はそれぞれ本発明の実施例に
おいて使用できる柱状フレームの縦断面図、第15図は函
渠壁の直角部を構築する部分平面図、第16図は区画壁を
構築する場合の部分平面図、第17図は本発明にかかる函
渠壁材を用いて建築物の底版を構築する状況を示す部分
断面図、第18図は上版結合を示す部分断面図、第19図は
中間床結合を示す部分断面図、第20図〜第27図は本発明
を実施した共用溝構築順次説明図である。 1……函渠壁、2a,2b……函渠壁材、3……雌継手部
材、4……ウエブ、4a……開放ウエブ先端、4b……ウエ
ブ突出部、5a,5b……溝形鋼、6a,6b,6c,6d……フランジ
内側面、7……鉄筋トラス、8……柱状フレーム、9…
…固着(溶接)、10……挟持金具、11……根固めコンク
リート、12……溶接、13……長方形枠材、14……リップ
溝形鋼フレーム、15……電極挿入用の貫通孔、16……山
形鋼、17……帯鋼板、18……フランジ、19……堰板、20
……仮付け金物、21……ボルト、22……通し鉄筋、23…
…補助鉄筋、24……カップラー、25……スタッドジベ
ル、26……アンカーナット、27……止水用の膨潤ゴム、
28……保護コンクリート、29……側壁コンクリート、30
……底版コンクリート、31……支点プレート、32……デ
ッキプレート、33……上版コンクリート、34……キャッ
ピング金物、35……支点アングル、36……シャーキー、
37……中間床コンクリート、38……共用溝、39……パワ
ーショベル、40……鉄筋、41……底版コンクリート、42
……クレーン車、43……移動スタンド、44……ビーム、
45……デッキプレート、46……埋め戻し、47……形状保
定帯板、48……形状保定棒鋼、49……ウエブ、50……フ
ランジ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する溝形鋼の片側もしくは両側のフラ
    ンジ内側面相互をトラスもしくは格子梁から構成された
    定間隔ウエブ材で連結し柱状フレームに形成してなる函
    渠壁材。
  2. 【請求項2】対向する溝形鋼の片側もしくは両側のフラ
    ンジ内側面相互をトラスもしくは格子梁から構成された
    定間隔ウエブ材で連結し柱状フレームを形成し、ついで
    所望数の前記柱状フレームのウエブ相互を逐次当接固着
    し、二重壁面ブロック体に構成してなる函渠壁材。
  3. 【請求項3】対向する溝形鋼の片側フランジ内側面相互
    をトラスもしくは格子梁から構成された定間隔ウエブ材
    で連結し、ついで他側のフランジ内側面相互間に適宜間
    隔で形状保定金物を固着し柱状フレームに形成してなる
    函渠壁材。
  4. 【請求項4】対向する溝形鋼の片側フランジ内側面相互
    をトラスもしくは格子梁から構成された定間隔ウエブ材
    で連結し、ついで他側のフランジ内側面相互間に適宜間
    隔で形状保定金物を固着し柱状フレームに形成し、つい
    で所望数の前記柱状フレームのウエブ相互を逐次当接固
    着し、二重壁面ブロック体に構成してなる函渠壁材。
  5. 【請求項5】対向する溝形鋼の片側もしくは両側のフラ
    ンジ内側面相互をトラスもしくは格子梁から構成された
    定間隔ウエブ材で連結して柱状フレームを形成し、つい
    で所望数の前記柱状フレームのウエブ相互を逐次当接固
    着し、二重壁面ブロック体に構成してなる函渠壁材の一
    端に雌継手部材を縦設すると共に、該函渠壁材の前記雌
    継手部材と連設函渠壁材の開放ウエブ先端を継手嵌合し
    たのち、ウエブ相互を当接固着することにより所望寸法
    の函渠壁を形成する方法。
  6. 【請求項6】対向する溝形鋼の片側フランジ内側面相互
    をトラスもしくは格子梁から構成された定間隔ウエブ材
    で連結し、ついで他側のフランジ内側面相互間に適宜間
    隔で形状保定金物を固着して柱状フレームに形成し、つ
    いで所望数の前記柱状フレームのウエブ相互を逐次当接
    固着し、二重壁面ブロック体に構成してなる函渠壁材の
    一端に雌継手部材を縦設すると共に、該函渠壁材の前記
    雌継手部材と連接函渠壁材の開放ウエブ先端を継手嵌合
    したのち、ウエブ相互を当接固着することにより所望寸
    法の函渠壁を形成する方法。
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