JPH0733678A - 尿石症予防及び治療作用を有する茶葉抽出エキス、それからなる尿石症予防・治療剤及び尿石症予防・治療方法 - Google Patents
尿石症予防及び治療作用を有する茶葉抽出エキス、それからなる尿石症予防・治療剤及び尿石症予防・治療方法Info
- Publication number
- JPH0733678A JPH0733678A JP5176656A JP17665693A JPH0733678A JP H0733678 A JPH0733678 A JP H0733678A JP 5176656 A JP5176656 A JP 5176656A JP 17665693 A JP17665693 A JP 17665693A JP H0733678 A JPH0733678 A JP H0733678A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- urolithiasis
- preventing
- tea leaf
- treating
- leaf extract
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リン酸塩を主成分とする尿結石を溶解して体
外へ排出し得る、生体に対して安全性が高く、容易にし
かも大量に入手し得る原料から得られる、優れた尿石症
予防・治療作用を有する茶葉抽出エキス、それからなる
家畜及びペット動物の尿石症予防・治療剤並びに尿石症
予防・治療方法を提供する。 【構成】 茶葉を水単独又は水と有機溶媒との混合物に
より抽出することにより得られる尿石症の予防及び治療
作用を有する茶葉抽出エキス、それからなる家畜及びペ
ット動物の尿石症予防・治療剤並びに尿石症予防・治療
方法。
外へ排出し得る、生体に対して安全性が高く、容易にし
かも大量に入手し得る原料から得られる、優れた尿石症
予防・治療作用を有する茶葉抽出エキス、それからなる
家畜及びペット動物の尿石症予防・治療剤並びに尿石症
予防・治療方法を提供する。 【構成】 茶葉を水単独又は水と有機溶媒との混合物に
より抽出することにより得られる尿石症の予防及び治療
作用を有する茶葉抽出エキス、それからなる家畜及びペ
ット動物の尿石症予防・治療剤並びに尿石症予防・治療
方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、尿石症の予防及び治療
作用を有する茶葉抽出エキス、それからなる家畜及びペ
ット動物の尿石症予防・治療剤及びそれを投与する家畜
及びペット動物の尿石症予防・治療方法に関する。
作用を有する茶葉抽出エキス、それからなる家畜及びペ
ット動物の尿石症予防・治療剤及びそれを投与する家畜
及びペット動物の尿石症予防・治療方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の畜産は、単位面積当りの生産性を
高め、肥育技術も改変されてきた結果、多頭飼育の形態
が著しく促進されてきた。より効率の良い飼育管理を行
うため、家畜は、ふすま等の濃厚飼料を中心とした画一
的な飼料を長期に渡って多給されることが普通となっ
た。このような濃厚飼料の多給等の飼養給与条件の変化
に伴って、家畜に尿石症が多発するようになった。
高め、肥育技術も改変されてきた結果、多頭飼育の形態
が著しく促進されてきた。より効率の良い飼育管理を行
うため、家畜は、ふすま等の濃厚飼料を中心とした画一
的な飼料を長期に渡って多給されることが普通となっ
た。このような濃厚飼料の多給等の飼養給与条件の変化
に伴って、家畜に尿石症が多発するようになった。
【0003】尿石症とは、尿中に溶解している無機塩類
が尿成分の変化により結石を形成し、これが泌尿器中に
入り込んでいろいろな障害を招く病気である。この内、
結石が尿路系に形成されるものを尿結石又は尿路結石と
いい、これにより尿道閉塞をきたし、排尿障害などの臨
床症状を伴ったものを尿石症あるいは尿路結石症と呼
ぶ。その他、結石の所在部位によって、腎結石症、膀胱
結石症、尿道結石症などと呼ぶ。一般臨床所見として
は、陰毛部に微細な灰白色の結石が付着し、食欲低下、
下痢等がみられ、重篤なものでは血尿、尿点滴、尿閉、
疝痛症状、四肢開張姿勢などを呈し、尿毒症、膀胱破裂
などにより斃死するものもある。
が尿成分の変化により結石を形成し、これが泌尿器中に
入り込んでいろいろな障害を招く病気である。この内、
結石が尿路系に形成されるものを尿結石又は尿路結石と
いい、これにより尿道閉塞をきたし、排尿障害などの臨
床症状を伴ったものを尿石症あるいは尿路結石症と呼
ぶ。その他、結石の所在部位によって、腎結石症、膀胱
結石症、尿道結石症などと呼ぶ。一般臨床所見として
は、陰毛部に微細な灰白色の結石が付着し、食欲低下、
下痢等がみられ、重篤なものでは血尿、尿点滴、尿閉、
疝痛症状、四肢開張姿勢などを呈し、尿毒症、膀胱破裂
などにより斃死するものもある。
【0004】本症は、我が国では去勢肥育牛に多発する
代表的な泌尿器疾患である。その発症機構についてはま
だ明らかにされていないが、濃厚飼料を多給した場合
は、特にリンの代謝の変化によって結石形成が促進され
るものと考えられる。
代表的な泌尿器疾患である。その発症機構についてはま
だ明らかにされていないが、濃厚飼料を多給した場合
は、特にリンの代謝の変化によって結石形成が促進され
るものと考えられる。
【0005】尿石症に見られる結石の主成分は、我が国
においては主にリン酸マグネシウム塩であるが、他に尿
酸塩、硅酸塩が挙げられる。
においては主にリン酸マグネシウム塩であるが、他に尿
酸塩、硅酸塩が挙げられる。
【0006】従来、本症の治療・予防には、尿のpHを
下げるとともに、利尿効果を目的として塩化アンモニウ
ムを連続投与することが有効とされてきたが、本剤を大
量投与すると食欲不振や中毒を起こすことが有る。ま
た、一般に肥育牛は、血中カロチン及びビタミンA濃度
が低く、特に尿石症多発症群において不足あるいは欠乏
状態が認められており、ビタミンAの欠乏が尿石症の要
因とされている。そのため、ビタミンA及びD3の混合
剤の投与が効果的であるとされているが、結石の性状や
組成によりその効果にはかなりなバラツキがある。
下げるとともに、利尿効果を目的として塩化アンモニウ
ムを連続投与することが有効とされてきたが、本剤を大
量投与すると食欲不振や中毒を起こすことが有る。ま
た、一般に肥育牛は、血中カロチン及びビタミンA濃度
が低く、特に尿石症多発症群において不足あるいは欠乏
状態が認められており、ビタミンAの欠乏が尿石症の要
因とされている。そのため、ビタミンA及びD3の混合
剤の投与が効果的であるとされているが、結石の性状や
組成によりその効果にはかなりなバラツキがある。
【0007】特開昭50−12217号公報には、マグ
ネシウム塩を牛に経口投与することを特徴とする牛の尿
石症の治療・予防方法が開示されている。この方法は、
飼料中のリン酸が、投与されたマグネシウム塩と消化管
内で反応し、不溶性のリン酸マグネシウム塩を生成さ
せ、リン酸の腸管における吸収を阻害し、リン酸の過剰
摂取による尿中へのリンの排泄を防止するものである。
ネシウム塩を牛に経口投与することを特徴とする牛の尿
石症の治療・予防方法が開示されている。この方法は、
飼料中のリン酸が、投与されたマグネシウム塩と消化管
内で反応し、不溶性のリン酸マグネシウム塩を生成さ
せ、リン酸の腸管における吸収を阻害し、リン酸の過剰
摂取による尿中へのリンの排泄を防止するものである。
【0008】特開昭58−67624号公報には、緑葉
植物末、尿酸性化剤、緩和な利尿剤及びカルシウムキレ
ート剤からなる猫の泌尿器系症侯群を予防するための動
物薬組成物が開示されている。この方法では、緑葉植物
末は全く特定されておらず、合成クロロフィルによる代
用も可能であり、これらはカロチン及び植物に含まれる
その他の寡少元素をもたらすものである旨記載されてい
る。この動物薬組成物は、尿を酸性化し、泌尿器系の炎
症を予防する助けをなし、尿中の乾性物質の量を減少さ
せ、かつ尿石症等の泌尿器病の予防を助けるものであ
る。
植物末、尿酸性化剤、緩和な利尿剤及びカルシウムキレ
ート剤からなる猫の泌尿器系症侯群を予防するための動
物薬組成物が開示されている。この方法では、緑葉植物
末は全く特定されておらず、合成クロロフィルによる代
用も可能であり、これらはカロチン及び植物に含まれる
その他の寡少元素をもたらすものである旨記載されてい
る。この動物薬組成物は、尿を酸性化し、泌尿器系の炎
症を予防する助けをなし、尿中の乾性物質の量を減少さ
せ、かつ尿石症等の泌尿器病の予防を助けるものであ
る。
【0009】特開昭63−87948号公報には、ウラ
ジロガシエキス及びサイクロデキストリンを含有する家
畜用飼料添加剤が開示されている。ウラジロガシは、ヒ
トの尿石の排出促進、結石の増大予防に早くから民間伝
承的に有効とされてきたものである。しかしながら、そ
の乾燥葉又はそのエキスはそのままでは牛が激しく忌避
するため、そのエキスにサイクロデキストリンを混合す
ることにより牛が忌避しない形態としたものである。
ジロガシエキス及びサイクロデキストリンを含有する家
畜用飼料添加剤が開示されている。ウラジロガシは、ヒ
トの尿石の排出促進、結石の増大予防に早くから民間伝
承的に有効とされてきたものである。しかしながら、そ
の乾燥葉又はそのエキスはそのままでは牛が激しく忌避
するため、そのエキスにサイクロデキストリンを混合す
ることにより牛が忌避しない形態としたものである。
【0010】また、特開平4−208227号公報に
も、塩化アンモニウム及びウラジロガシエキスを主成分
とする尿石予防治療剤が開示されている。
も、塩化アンモニウム及びウラジロガシエキスを主成分
とする尿石予防治療剤が開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】尿石症の予防・治療の
ための薬物療法として従来行われてきた塩化アンモニウ
ムの投与等は、治療効果が思わしくなく、さらに牛の健
康を損ねる場合も有る。また、ウラジロガシは大量入手
が困難である等の理由により実用的ではない。
ための薬物療法として従来行われてきた塩化アンモニウ
ムの投与等は、治療効果が思わしくなく、さらに牛の健
康を損ねる場合も有る。また、ウラジロガシは大量入手
が困難である等の理由により実用的ではない。
【0012】また、外科手術による結石の除去は、生産
性の低下につながり、また再発の可能性が高く、適当な
治療方法とは言えない。肥育農家が国際的競争力を培う
ため、生産性や肉質の向上をめざし、安定した経営を営
むうえで尿石症の治療予防法の確立が現在急務となって
いる。
性の低下につながり、また再発の可能性が高く、適当な
治療方法とは言えない。肥育農家が国際的競争力を培う
ため、生産性や肉質の向上をめざし、安定した経営を営
むうえで尿石症の治療予防法の確立が現在急務となって
いる。
【0013】さらに、尿石症は、肥育牛ばかりではな
く、乳牛、豚、めん羊、その他の家畜、犬、猫、その他
ペット動物での発生も多い泌尿器疾患であり、肥育牛同
様の問題が生じている。
く、乳牛、豚、めん羊、その他の家畜、犬、猫、その他
ペット動物での発生も多い泌尿器疾患であり、肥育牛同
様の問題が生じている。
【0014】そこで、本発明の第1の目的は、家畜又は
ペット動物に対して安全性が高く、容易にしかも大量に
入手し得る原料である茶葉から得られる尿石症予防・治
療効果を有する茶葉抽出エキスを提供することである。
本発明の第2の目的は、上記茶葉抽出エキスからなる家
畜及びペット動物の尿石症予防・治療剤を提供すること
である。更に、本発明の第3の目的は、上記尿石症予防
・治療剤を家畜及びペット動物に投与する尿石症予防・
治療方法を提供することである。
ペット動物に対して安全性が高く、容易にしかも大量に
入手し得る原料である茶葉から得られる尿石症予防・治
療効果を有する茶葉抽出エキスを提供することである。
本発明の第2の目的は、上記茶葉抽出エキスからなる家
畜及びペット動物の尿石症予防・治療剤を提供すること
である。更に、本発明の第3の目的は、上記尿石症予防
・治療剤を家畜及びペット動物に投与する尿石症予防・
治療方法を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、尿石症予
防・治療作用を有する成分を含むものを見出すため、種
々探索を行った結果、茶葉抽出エキスに尿石症予防・治
療作用があることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
防・治療作用を有する成分を含むものを見出すため、種
々探索を行った結果、茶葉抽出エキスに尿石症予防・治
療作用があることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0016】即ち、本発明の第1の目的は、茶葉を水単
独又は水と有機溶媒との混合物により抽出することによ
り得られる尿石症の予防及び治療作用を有する茶葉抽出
エキスにより、本発明の第2の目的は、上記茶葉抽出エ
キス単独、又は茶葉抽出エキス及び生理的に許容し得る
賦形剤からなる家畜及びペット動物の尿石症予防・治療
剤により、本発明の第3の目的は、上記尿石症予防・治
療剤を投与する家畜及びペット動物の尿石症予防・治療
方法により、それぞれ達成された。
独又は水と有機溶媒との混合物により抽出することによ
り得られる尿石症の予防及び治療作用を有する茶葉抽出
エキスにより、本発明の第2の目的は、上記茶葉抽出エ
キス単独、又は茶葉抽出エキス及び生理的に許容し得る
賦形剤からなる家畜及びペット動物の尿石症予防・治療
剤により、本発明の第3の目的は、上記尿石症予防・治
療剤を投与する家畜及びペット動物の尿石症予防・治療
方法により、それぞれ達成された。
【0017】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
用いる茶葉は、煎茶、玉露、抹茶等の不発酵の緑茶、及
び鳥龍茶、紅茶、プアール茶等の発酵茶の茶葉である。
茶葉は、1種のみでも、2種以上を組合せて用いてもよ
い。
用いる茶葉は、煎茶、玉露、抹茶等の不発酵の緑茶、及
び鳥龍茶、紅茶、プアール茶等の発酵茶の茶葉である。
茶葉は、1種のみでも、2種以上を組合せて用いてもよ
い。
【0018】茶葉エキスの抽出に用いる溶媒は、水単独
又は水とメタノール、エタノール、プロパノール、イソ
プロパノール等の低級アルコール類、アセトン、メチル
エチルケトン等の低級ケトン類などの極性有機溶媒から
選ばれる1種又は2種以上の混合物である。なお、極性
溶媒のみでは本発明の有効成分を効率よく抽出できない
ため、必ず水との混合物とし、かつ、その混合割合は、
極性溶媒が90容量%以下であることが好ましい。
又は水とメタノール、エタノール、プロパノール、イソ
プロパノール等の低級アルコール類、アセトン、メチル
エチルケトン等の低級ケトン類などの極性有機溶媒から
選ばれる1種又は2種以上の混合物である。なお、極性
溶媒のみでは本発明の有効成分を効率よく抽出できない
ため、必ず水との混合物とし、かつ、その混合割合は、
極性溶媒が90容量%以下であることが好ましい。
【0019】抽出に際しての茶葉と抽出溶媒との比率は
特に制限されるものではないが、茶葉の1重量に対して
溶媒20〜100重量倍が好ましい。
特に制限されるものではないが、茶葉の1重量に対して
溶媒20〜100重量倍が好ましい。
【0020】抽出温度は、室温から常圧下での溶媒の沸
点の範囲とするのが便利であり、抽出時間は、抽出温度
により異なるが、10分〜24時間の範囲とするのが望
ましい。
点の範囲とするのが便利であり、抽出時間は、抽出温度
により異なるが、10分〜24時間の範囲とするのが望
ましい。
【0021】得られる茶葉抽出エキスは、液状ないしゼ
リー状の湿潤状態あるいは粉状、粒状、ブロック状など
の乾燥状態で供せられる。
リー状の湿潤状態あるいは粉状、粒状、ブロック状など
の乾燥状態で供せられる。
【0022】本発明の尿石症予防・治療剤は、上記のよ
うにして得られた茶葉抽出エキス単独、又は茶葉抽出エ
キス及び生理的に許容し得る賦形剤からなる。生理的に
許容し得る賦形剤としては、例えばスクロース、澱粉、
マンニット、ソルビット、ラクトース、グルコース、セ
ルロース、タルク、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム
等の賦形剤、例えばセルロース、メチルセルロース、ヒ
ドロキシメチルセルロース、ポリプロピルピロリドン、
ゼラチン、アラビアゴム、ポリエチレングリコール、ス
クロース、澱粉等の結合剤、例えば澱粉、カルボキシメ
チルセルロース、ヒドロキシプロピル澱粉、炭酸水素ナ
トリウム、リン酸カルシウム、クエン酸カルシウム等の
崩壊剤、例えばステアリン酸マグネシウム、エアロシ
ル、タルク、ラウリル硫酸ナトリウム等の滑沢剤、例え
ば安息香酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、メチルパ
ラベン、プロピルパラベン等の保存剤、例えばクエン
酸、クエン酸ナトリウム、酢酸等の安定化剤、例えばメ
チルセルロース、ポリビニルピロリドン、ステアリン酸
アルミニウム等の懸濁化剤、例えばヒドロキシプロピル
メチルセルロース等の分散剤、例えば水等の希釈剤など
が挙げられる。
うにして得られた茶葉抽出エキス単独、又は茶葉抽出エ
キス及び生理的に許容し得る賦形剤からなる。生理的に
許容し得る賦形剤としては、例えばスクロース、澱粉、
マンニット、ソルビット、ラクトース、グルコース、セ
ルロース、タルク、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム
等の賦形剤、例えばセルロース、メチルセルロース、ヒ
ドロキシメチルセルロース、ポリプロピルピロリドン、
ゼラチン、アラビアゴム、ポリエチレングリコール、ス
クロース、澱粉等の結合剤、例えば澱粉、カルボキシメ
チルセルロース、ヒドロキシプロピル澱粉、炭酸水素ナ
トリウム、リン酸カルシウム、クエン酸カルシウム等の
崩壊剤、例えばステアリン酸マグネシウム、エアロシ
ル、タルク、ラウリル硫酸ナトリウム等の滑沢剤、例え
ば安息香酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、メチルパ
ラベン、プロピルパラベン等の保存剤、例えばクエン
酸、クエン酸ナトリウム、酢酸等の安定化剤、例えばメ
チルセルロース、ポリビニルピロリドン、ステアリン酸
アルミニウム等の懸濁化剤、例えばヒドロキシプロピル
メチルセルロース等の分散剤、例えば水等の希釈剤など
が挙げられる。
【0023】また、他の従来から使用されている尿石症
予防・治療剤、栄養剤等と配合使用することもできる。
例えば、茶葉抽出エキスと塩化アンモニウム及び/又は
食塩、ビタミンA、ビタミンD3、カルシウム、その他
種々の利尿剤との混合剤が考えられる。
予防・治療剤、栄養剤等と配合使用することもできる。
例えば、茶葉抽出エキスと塩化アンモニウム及び/又は
食塩、ビタミンA、ビタミンD3、カルシウム、その他
種々の利尿剤との混合剤が考えられる。
【0024】剤型としては、特に制限はなく、液剤、粉
剤、顆粒剤、錠剤、丸剤、ボーラー等が挙げられる。製
剤中の茶葉抽出エキスの含有割合は、一般的には5〜7
0重量%、好ましくは40〜50重量%である。
剤、顆粒剤、錠剤、丸剤、ボーラー等が挙げられる。製
剤中の茶葉抽出エキスの含有割合は、一般的には5〜7
0重量%、好ましくは40〜50重量%である。
【0025】本発明の尿石症予防・治療剤を家畜又はペ
ット動物に投与する場合、動物種、年齢(月齢)、性
別、症状の程度、剤型、投与系等により異なるが、一般
的に家畜動物では経口投与で茶葉抽出エキス5〜30g
/100Kg、ペット動物では経口投与で50〜300
mg/1Kgが好ましい。
ット動物に投与する場合、動物種、年齢(月齢)、性
別、症状の程度、剤型、投与系等により異なるが、一般
的に家畜動物では経口投与で茶葉抽出エキス5〜30g
/100Kg、ペット動物では経口投与で50〜300
mg/1Kgが好ましい。
【0026】経口投与は、茶葉抽出エキスそのもの又は
茶葉抽出エキス含有製剤を直接に、あるいは飲水又は飼
料に混合して投与する方法等がある。
茶葉抽出エキス含有製剤を直接に、あるいは飲水又は飼
料に混合して投与する方法等がある。
【0027】本発明において、家畜としては牛、豚、山
羊、羊等が挙げられ、ペット動物としては犬、猫等が挙
げられる。
羊、羊等が挙げられ、ペット動物としては犬、猫等が挙
げられる。
【0028】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。 実施例1(茶葉エキスの抽出) 鳥龍茶葉100kgに対し45%エチルアルコール10
00リットルを加え、室温にて約20時間抽出を行っ
た。抽出液を珪藻土濾過し、減圧濃縮(60℃、150
torr)にて固形分濃度を30〜40%にした後、ス
プレードライヤーにて粉末化し、鳥龍茶葉抽出エキス
(以下、UEと言うことがある)18kgが得られた。
明する。 実施例1(茶葉エキスの抽出) 鳥龍茶葉100kgに対し45%エチルアルコール10
00リットルを加え、室温にて約20時間抽出を行っ
た。抽出液を珪藻土濾過し、減圧濃縮(60℃、150
torr)にて固形分濃度を30〜40%にした後、ス
プレードライヤーにて粉末化し、鳥龍茶葉抽出エキス
(以下、UEと言うことがある)18kgが得られた。
【0029】 製剤例1(液剤) 実施例1で調製した鳥龍茶葉抽出エキス 50g サッカリン 1g メチルセルロース 50g 蒸留水 適 量 500ml
【0030】 製剤例2(粉剤) 実施例1で調製した鳥龍茶葉抽出エキス 100g ラクトース 620g カルボキシメチルセルロースナトリウム 200g ヒドロキシプロピルセルロース 30g タルク 50g 1000g
【0031】 試験例1(尿石症牛への投与による治療効果試験) 尿石症と診断された4ヵ月齢ホルスタイン雄肥育成牛1
0頭を供試し、各5頭の2群に分けた。前記実施例1に
て調製した鳥龍茶葉抽出エキス(粉末)を体重100k
g当り5g又は10gとなるように水に懸濁したもの
を、各群に強制経口投与し、それぞれ投与前、投与3日
後、7日後、13日後の尿を採取した。尿石症の程度の
診断法として、尿のpH及び尿中のリン酸塩結晶値(U
PV)を測定した。得られた結果を下記表1に示す。ま
た、図1及び図2にpH並びにリン酸塩結晶値(UP
V)の推移を示す。
0頭を供試し、各5頭の2群に分けた。前記実施例1に
て調製した鳥龍茶葉抽出エキス(粉末)を体重100k
g当り5g又は10gとなるように水に懸濁したもの
を、各群に強制経口投与し、それぞれ投与前、投与3日
後、7日後、13日後の尿を採取した。尿石症の程度の
診断法として、尿のpH及び尿中のリン酸塩結晶値(U
PV)を測定した。得られた結果を下記表1に示す。ま
た、図1及び図2にpH並びにリン酸塩結晶値(UP
V)の推移を示す。
【0032】 表1 投与後日数 0 3 7 13 (5g/100kg投与群) 尿のpH 8.5 8.3 8.0 6.8 尿中のUPV 3 6 10 18 (10g/100kg投与群) 尿のpH 8.5 7.3 7.2 7.0 尿中のUPV 18 22 24 10
【0033】尚、表1並びに図1及び2中のリン酸塩結
晶値(UPV)は、次のようにして測定した。採取した
尿の上清2mlに1Mアンモニア水2mlを加え、20
分間放置後、これを3000rpmで15分間遠心分離
した。上清3.6mlを捨て、残分をよく振った後、ヘ
マトクリック用毛細管に入れ、3000rpmで10分
間遠心分離した。ヘマトクリック用毛細管中の試料全体
の高さに対する結晶の高さを測定し、これをリン酸塩結
晶値(UPV)として「%」で表示した。
晶値(UPV)は、次のようにして測定した。採取した
尿の上清2mlに1Mアンモニア水2mlを加え、20
分間放置後、これを3000rpmで15分間遠心分離
した。上清3.6mlを捨て、残分をよく振った後、ヘ
マトクリック用毛細管に入れ、3000rpmで10分
間遠心分離した。ヘマトクリック用毛細管中の試料全体
の高さに対する結晶の高さを測定し、これをリン酸塩結
晶値(UPV)として「%」で表示した。
【0034】上記表1並びに図1及び図2から明らかな
ように、リン酸塩を核とした結石を有する尿石症の牛の
尿は、高いアルカリ性を示しているが、鳥龍茶葉抽出エ
キスを投与することにより、投与後3、7、13日後に
採取した尿は、投与前に比較し、pHはアルカリ性域よ
り中性〜弱酸性域に移行し、リン酸塩結晶値(UPV)
は、投与前に比較し、漸次増加した。これらの結果か
ら、尿石症の牛に茶葉抽出エキスを投与すると、尿中の
リン酸塩を核とした結石が溶解し、尿中に溶出し、その
ためにリン酸塩結晶値が上昇したものと考えられる。そ
れに伴って、尿のpHが正常範囲となり、結石ができに
くい状態に改善されたものと考えられる。 試験例2(結石溶解試験) 尿石症発症牛の膀胱より採取したリン酸アンモニウムマ
グネシウムを主成分とする結石を供試して実施例1で調
製した鳥龍茶葉抽出エキスによる溶解性試験を実施し
た。
ように、リン酸塩を核とした結石を有する尿石症の牛の
尿は、高いアルカリ性を示しているが、鳥龍茶葉抽出エ
キスを投与することにより、投与後3、7、13日後に
採取した尿は、投与前に比較し、pHはアルカリ性域よ
り中性〜弱酸性域に移行し、リン酸塩結晶値(UPV)
は、投与前に比較し、漸次増加した。これらの結果か
ら、尿石症の牛に茶葉抽出エキスを投与すると、尿中の
リン酸塩を核とした結石が溶解し、尿中に溶出し、その
ためにリン酸塩結晶値が上昇したものと考えられる。そ
れに伴って、尿のpHが正常範囲となり、結石ができに
くい状態に改善されたものと考えられる。 試験例2(結石溶解試験) 尿石症発症牛の膀胱より採取したリン酸アンモニウムマ
グネシウムを主成分とする結石を供試して実施例1で調
製した鳥龍茶葉抽出エキスによる溶解性試験を実施し
た。
【0035】尿結石を乳鉢で粉砕した後、試験管に各1
mgを分取し、室温にて、それぞれに水、1%鳥龍茶葉
抽出エキス溶液(1%UE)及び0.1%鳥龍茶葉抽出
エキス溶液(0.1%UE)を20mlずつ加えた。添
加0、15、30、60、120分後の溶液中のマグネ
シウム及びリン濃度(mg/dl)を測定した。得られ
た結果を下記表2並びに図3及び図4に示す。
mgを分取し、室温にて、それぞれに水、1%鳥龍茶葉
抽出エキス溶液(1%UE)及び0.1%鳥龍茶葉抽出
エキス溶液(0.1%UE)を20mlずつ加えた。添
加0、15、30、60、120分後の溶液中のマグネ
シウム及びリン濃度(mg/dl)を測定した。得られ
た結果を下記表2並びに図3及び図4に示す。
【0036】 表2 経過時間(分) 0 15 30 60 120 (Mg溶出量 水 0 0.3 0.4 0.5 0.5 mg/dl) 1%UE 0 1.3 2.0 2.3 2.5 0.1%UE 0 0.9 1.4 1.8 2.0 (P溶出量 水 0 0.3 0.5 0.6 0.7 mg/dl) 1%UE 0 1.6 2.5 2.8 3.1 0.1%UE 0 1.2 1.9 2.2 2.3
【0037】尚、マグネシウム濃度(mg/dl)は、
キシリジンブルー法、リン濃度(mg/dl)はp−メ
チルアミノフェノール還元法により測定した。
キシリジンブルー法、リン濃度(mg/dl)はp−メ
チルアミノフェノール還元法により測定した。
【0038】本試験の結果、リン酸アンモニウムマグネ
シウムを主成分としている尿結石試料に鳥龍葉抽出エキ
ス溶液を加えると、溶液中のマグネシウム及びリン濃度
が速やかに増加したことから、結石の晶質が溶解するも
のと考えられる。即ち、茶葉抽出エキスにはリン酸塩結
石を溶解する作用があることは明らかである。本試験の
結果は、試験例1の結果を裏付けるものである。
シウムを主成分としている尿結石試料に鳥龍葉抽出エキ
ス溶液を加えると、溶液中のマグネシウム及びリン濃度
が速やかに増加したことから、結石の晶質が溶解するも
のと考えられる。即ち、茶葉抽出エキスにはリン酸塩結
石を溶解する作用があることは明らかである。本試験の
結果は、試験例1の結果を裏付けるものである。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、リン酸塩を主成分とす
る尿結石を溶解して体外へ排出し得る、生体に対して安
全性が高く、容易にしかも大量に入手し得る原料から得
られる等の利点を有し、優れた尿石症予防・治療作用を
有する茶葉抽出エキス、それからなる家畜及びペット動
物の尿石症予防・治療剤並びに尿石症予防・治療方法が
提供された。
る尿結石を溶解して体外へ排出し得る、生体に対して安
全性が高く、容易にしかも大量に入手し得る原料から得
られる等の利点を有し、優れた尿石症予防・治療作用を
有する茶葉抽出エキス、それからなる家畜及びペット動
物の尿石症予防・治療剤並びに尿石症予防・治療方法が
提供された。
【図1】図1は、鳥龍茶葉抽出エキス5g/100kg
を投与した尿石症発症牛から採取した尿のpH及びリン
酸塩結晶値(UPV)の時間的推移を示す図である。
を投与した尿石症発症牛から採取した尿のpH及びリン
酸塩結晶値(UPV)の時間的推移を示す図である。
【図2】図2は、鳥龍茶葉抽出エキス10g/100k
gを投与した尿石症発症牛から採取した尿のpH及びリ
ン酸塩結晶値(UPV)の時間的推移を示す図である。
gを投与した尿石症発症牛から採取した尿のpH及びリ
ン酸塩結晶値(UPV)の時間的推移を示す図である。
【図3】図3は、尿結石を粉砕したものに水及び鳥龍茶
葉抽出エキス溶液を加えた場合のマグネシウム溶出量の
時間的推移を示す図である。
葉抽出エキス溶液を加えた場合のマグネシウム溶出量の
時間的推移を示す図である。
【図4】図4は、尿結石を粉砕したものに水及び鳥龍茶
葉抽出エキス溶液を加えた場合のリン溶出量の時間的推
移を示す図である。
葉抽出エキス溶液を加えた場合のリン溶出量の時間的推
移を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須田 久也 東京都中央区日本橋本町3−4−10 科研 製薬株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 茶葉を水単独又は水と有機溶媒との混合
物により抽出することにより得られる尿石症の予防及び
治療作用を有する茶葉抽出エキス。 - 【請求項2】 茶葉が鳥龍茶葉である請求項1に記載の
茶葉抽出エキス。 - 【請求項3】 請求項1に記載の茶葉抽出エキス単独又
は茶葉抽出エキス及び生理的に許容し得る賦形剤からな
る家畜及びペット動物の尿石症予防・治療剤。 - 【請求項4】 茶葉抽出エキスを5〜50重量%含有す
る請求項3に記載の尿石症予防・治療剤。 - 【請求項5】 請求項3に記載の尿石症予防・治療剤を
投与する家畜及びペット動物の尿石症予防・治療方法。 - 【請求項6】 家畜がウシである請求項5に記載の尿石
症予防・治療方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5176656A JPH0733678A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 尿石症予防及び治療作用を有する茶葉抽出エキス、それからなる尿石症予防・治療剤及び尿石症予防・治療方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5176656A JPH0733678A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 尿石症予防及び治療作用を有する茶葉抽出エキス、それからなる尿石症予防・治療剤及び尿石症予防・治療方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0733678A true JPH0733678A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=16017400
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5176656A Withdrawn JPH0733678A (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 尿石症予防及び治療作用を有する茶葉抽出エキス、それからなる尿石症予防・治療剤及び尿石症予防・治療方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0733678A (ja) |
-
1993
- 1993-07-16 JP JP5176656A patent/JPH0733678A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN102397552B (zh) | 一种含喹诺酮类的药物复合制剂及其制备方法和应用 | |
| EP1942902A1 (en) | Pharmaceutical preparation containing meloxicam | |
| DE69929703T2 (de) | Neue orale formulierungen für 5-ht4 agonisten oder antagonisten | |
| CN104666401A (zh) | 一种兽用中西药复方口崩微粉片及其制备方法 | |
| CN117715639A (zh) | Sglt-2抑制剂用于预防和/或治疗非人哺乳动物中的肾脏病的用途 | |
| JPH04159223A (ja) | 止瀉剤組成物 | |
| DE60030654T2 (de) | Verwendung von Lasofoxifen | |
| CN103751201A (zh) | 一种犬、猫用抗寄生虫口服崩解片及其制备方法 | |
| US9757415B2 (en) | Composition comprising solanum glaucophyllum for preventing and/or treating hypocalcaemia and for stabilizing blood calcium levels | |
| EP2914262A2 (en) | A method of managing urolithiasis and related urological disorders | |
| JP2019076007A (ja) | ペット用サプリメント、ペット用飲料水、ペットフード、ペット用食品添加物、ペット用血中尿素窒素上昇抑制剤およびペット用医薬組成物、ならびにペットの血中尿素窒素上昇を抑制する方法 | |
| JPH0733678A (ja) | 尿石症予防及び治療作用を有する茶葉抽出エキス、それからなる尿石症予防・治療剤及び尿石症予防・治療方法 | |
| JP2004525165A (ja) | 膀胱疾患の処置のためのカッパ−オピエートアゴニスト | |
| Greatorex et al. | Experimental ergotism in sheep | |
| WO2000048613A1 (en) | Method of treatment of equine disease | |
| KR102531540B1 (ko) | 류마티스 관절염 예방 또는 치료용 조성물 | |
| EP3962471B1 (en) | Composition for the prevention and treatment of urinary stones | |
| English et al. | Renal cortical hypoplasia in a dog | |
| JP6556526B2 (ja) | モサプリドクエン酸塩におけるウシの消化器疾患の予防剤または治療剤 | |
| CN106902147B (zh) | 一种苦参末及其制备方法与应用 | |
| CN104586801A (zh) | 一种兽用驱虫口崩片剂 | |
| KR101779513B1 (ko) | 애엽의 이소프로판올 추출물을 포함하는 약제학적 조성물 | |
| CN112472725A (zh) | 褐藻提取物及其应用 | |
| EP3981423B1 (en) | Composition for preventing or treating uric acid-related disease | |
| CN108524494A (zh) | 穿琥宁在制备兽用药物中的应用及穿琥宁兽用药剂 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001003 |