JPH07336798A - 音場信号再生装置 - Google Patents

音場信号再生装置

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Publication number
JPH07336798A
JPH07336798A JP6123657A JP12365794A JPH07336798A JP H07336798 A JPH07336798 A JP H07336798A JP 6123657 A JP6123657 A JP 6123657A JP 12365794 A JP12365794 A JP 12365794A JP H07336798 A JPH07336798 A JP H07336798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
input
output
signals
sound
Prior art date
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Pending
Application number
JP6123657A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Matsumoto
正治 松本
Akihisa Kawamura
明久 川村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP6123657A priority Critical patent/JPH07336798A/ja
Publication of JPH07336798A publication Critical patent/JPH07336798A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 FIRフィルタを用いた音像制御により臨場感
のある音響再生を実現する。 【構成】 差信号抽出器3において入力された2つの信
号の差が求められ、その出力信号は演算回路4、5、6、7に
おいてFIRフィルタリング処理により受聴者16の左右側
方又は左右後方に音像が定位させられる。演算回路4、5、
6、7の出力は遅延器8、9、10、11を介して加算器12、13に与
えられ、それぞれ遅延時間τ1、τ2だけ時間遅延させ
る。加算器12は入力端子2、遅延器8、遅延器10の出力信
号を任意の割合で加算し、加算器13は入力端子1、遅延
器9、遅延器11の出力信号を任意の割合で加算し、その
出力はそれぞれスピーカ14、15に出力される。 【効果】 簡単なシステム構成で逆相感のない広がりの
ある音響再生が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、AV(オーディオ・ビ
ジュアル)機器において、臨場感のある音響再生を行う
音場信号再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像・音響分野においてはVTR
の普及により映画を家庭で楽しむために大画面及び臨場
感のある音響再生が望まれ、また映画に限らず、音楽ソ
フトを楽しむためにも臨場感のある音響再生が望まれ、
これに対応するハードウェアの開発が必要となってい
る。
【0003】以下、従来の音場信号再生装置について図
面を参照しながら説明する。図15は、従来の音場信号
再生装置の構成を示すハードウェアブロック図である。
図15において、1、2は信号を入力する入力端子、62
は入力信号に−1を掛ける乗算器、63入力信号を加算す
る加算器、64は入力信号を時間遅延させる遅延器、12ー
5、13ー5は入力信号を加算する加算器、65は入力信号に
−1を掛ける乗算器、14、15は信号を外部に音響再生す
るスピーカ、16はスピーカ14、15に対面した受聴者で、M
L(t)(tは連続的な時間を表し、ML(t)が時間関数であ
ることを表している。以下同様)はステレオ・オーディ
オ信号のLch信号、MR(t)はステレオ・オーディオ信
号のRch信号、τ3は遅延器64での遅延時間である。
【0004】以上のように構成された従来の音場信号再
生装置について、その動作を図15を用いて説明する。
【0005】入力端子1から、ML(t)が入力され、入力
端子2から、MR(t)が入力され、その入力された信号は
それぞれ2つに分割され、MR(t)は加算器63と加算器12ー
5に入力され、ML(t)は乗算器62と加算器13ー5に入力され
る。乗算器62ではML(t)に−1が掛けられ、その結果で
ある−ML(t)が加算器63に入力される。加算器63ではMR
(t)と−ML(t)が加算され、その結果としてMR(t)-ML(t)
が出力され遅延器64に入力される。遅延器64ではMR(t)-
ML(t)を時間τ3だけ遅延させMR(tーτ3)-ML(t-τ3)を出
力する。遅延器64の出力信号は2つに分岐され一方の信
号は加算器12ー5に入力され、他方は乗算器65に入力され
る。乗算器65ではMR(tーτ3)-ML(tーτ3)に−1が掛けら
れその結果である−(MR(tーτ3)-ML(tーτ3))が加算器1
3ー5に入力される。加算器12ー5ではMR(t)とMR(tーτ3)-ML
(tーτ3)の加算が行われ、その結果であるMR(t)+MR(tー
τ3)-ML(tーτ3)がスピーカ14から出力される。加算器13
ー5ではML(t)と−(MR(tーτ3)-ML(tーτ3))が加算され、
その結果であるML(t)−(MR(tーτ3)-ML(tーτ3))がスピ
ーカ15から出力される。
【0006】このとき、2つのスピーカの一方からはMR
(tーτ3)-ML(tーτ3)、他方からは−(MR(tーτ3)-ML(tーτ
3))というお互い逆相であるような信号が入力信号にミ
ックスされて再生され、このことにより音像の定位が分
からないような音場が生成される。(または、マイナス
される信号がクロストーク成分を打ち消すことにより左
右信号が各スピーカより外側からなっているような感覚
になる。)そして、何も加工処理のされていない直接音
であるML(t)、MR(t)とのミックス・バランスを調整する
ことにより、広がり感や臨場感のある音場が生成され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、逆相音と直接音のミックス・バランス
による調整を行うことになり、逆相音が小さいと効果が
少なく、効果が分かるように逆相音を大きくすると逆相
感が強く不快感をもたらしてしまう。更に、入力信号が
音声信号である場合、入力信号の差信号を入力信号に加
算したとき音声成分が減少するため、再生される音声が
不明瞭になるという課題があった。
【0008】本発明の目的は、以上のような従来の課題
を考慮し、音声信号も明瞭に再生でき、簡単なシステム
構成で臨場感のある自然な広がりを再生可能な音場信号
再生装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の請求項1記載の発明は、2ch信号を入力す
る入力手段と、入力手段に入力された2つの信号の差又
は和を求める信号抽出手段と、任意の方向に音像を定位
させるため畳み込み演算を行う演算手段と、演算手段の
出力信号を任意の時間だけ遅延させる遅延手段と、遅延
手段の出力信号と入力手段に入力された信号を任意の割
合で加算する加算手段と、加算手段の出力信号を外部に
出力する出力手段とを具備することを特徴とする。
【0010】本願の請求項2記載の発明は、2ch信号
を入力する入力手段と、入力手段に入力された2ch信
号が音声信号か非音声信号かを判別する信号判別手段
と、入力手段に入力された信号の相関を求める相関度演
算手段と、入力された2つの信号の差又は和を求める信
号抽出手段と、信号抽出手段の出力信号を任意の時間だ
け遅延させる遅延手段と、遅延手段の出力信号と入力手
段に入力された信号を信号判別手段と相関度演算手段と
により求められた結果から重みづけをして加算する加算
手段と、加算手段の出力信号を外部に出力する出力手段
とを具備することを特徴とする。
【0011】本願の請求項3記載の発明は、2ch信号
を入力する入力手段と、入力手段に入力された2ch信
号が音声信号か非音声信号かを判別する信号判別手段
と、入力手段に入力された信号の相関を求める相関度演
算手段と、入力された2つの信号の差又は和を求める信
号抽出手段と、任意の方向に音像を定位させるため畳み
込み演算を行う演算手段と、演算手段の出力信号を任意
の時間だけ遅延させる遅延手段と、遅延手段の出力信号
と入力手段に入力された信号を信号判別手段と相関度演
算手段とにより求められた結果から重みづけをして加算
する加算手段と、加算手段の出力信号を外部に出力する
出力手段とを具備することを特徴とする。
【0012】本願の請求項4記載の発明は、2ch信号
を入力する入力手段と、入力手段に入力された2つの信
号の差又は和を求める信号抽出手段と、信号抽出手段の
出力信号に対し反射音や残響を付加する信号加工手段
と、任意の方向に音像を定位させるため畳み込み演算を
行う演算手段と、演算手段の出力信号を任意の時間だけ
遅延させる遅延手段と、遅延手段の出力信号と入力手段
に入力された信号を任意の割合で加算する加算手段と、
加算手段の出力信号を外部に出力する出力手段とを具備
することを特徴とする。
【0013】本願の請求項5記載の発明は、2ch信号
を入力する入力手段と、入力手段に入力された2ch信
号が音声信号か非音声信号かを判別する信号判別手段
と、入力手段に入力された2ch信号の相関を求める相
関度演算手段と、入力手段に入力された2つの信号の差
又は和を求める信号抽出手段と、信号抽出手段の出力信
号に対し反射音や残響を付加する信号加工手段と、任意
の方向に音像を定位させるため畳み込み演算を行う演算
手段と、演算手段の出力信号を任意の時間だけ遅延させ
る遅延手段と、遅延手段の出力信号と入力手段に入力さ
れた信号を信号判別手段と相関度演算手段とにより求め
られた結果から重みづけをして加算する加算手段と、加
算手段の出力信号を外部に出力する出力手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0014】本願の請求項6記載の発明は、2ch信号
を入力する入力手段と、入力手段に入力された2ch信
号が音声信号か非音声信号かを判別する信号判別手段
と、入力された2ch信号の相関を求める相関度演算手
段と、入力手段に入力された2つの信号の差を求める差
信号抽出手段と、差信号抽出手段の出力信号に反射音や
残響を付加する信号加工手段と、信号加工手段の出力信
号と入力手段に入力された信号を信号判別手段と相関度
演算手段とにより求められた結果から重みづけをして加
算する加算手段と、加算手段の出力信号を外部に出力す
る出力手段とを具備することを特徴とする。
【0015】本願の請求項7記載の発明は、2ch信号
を入力する入力手段と、入力手段に入力された2ch信
号が音声信号か非音声信号かを判別する信号判別手段
と、入力された2ch信号の相関を求める相関度演算手
段と、入力手段に入力された2つの信号の差を求める差
信号抽出手段と、入力手段に入力された2つの信号の和
を求める和信号生成手段と、差信号抽出手段の出力信号
に反射音や残響を付加する第1の信号加工手段と、和信
号生成手段の出力信号に反射音を残響付加する第2の信
号加工手段と、第1の信号加工手段の出力信号と前記第
2の信号加工手段の出力信号と入力手段に入力された信
号を、信号判別手段と相関度演算手段とにより求められ
た結果から重みづけをして加算する加算手段と、加算手
段の出力信号を外部に出力する出力手段とを具備するこ
とを特徴とする。
【0016】本願の請求項8記載の発明は、2ch信号
を入力する入力手段と、入力手段に入力された2ch信
号が音声信号か非音声信号かを判別する信号判別手段
と、入力された2ch信号の相関を求める相関度演算手
段と、入力手段に入力された2つの信号の差を求める差
信号抽出手段と、入力手段に入力された2つの信号の和
を求める和信号生成手段と、差信号抽出手段の出力信号
に反射音や残響を付加する第1の信号加工手段と、和信
号生成手段の出力信号に反射音や残響を付加する第2の
信号加工手段と、前記第1の信号加工手段の出力信号と
前記第2の信号加工手段の出力信号とを加算する第1の
加算手段と、第1の加算手段からの出力信号をそれぞれ
2つに分割する2つの第1、第2の信号分割手段と、第
1、第2の信号分割手段の出力信号と入力手段に入力さ
れた信号を信号判別手段と相関度演算手段とにより求め
られた結果から重みづけをして加算する2つの第2の加
算手段と、第2の加算手段の出力信号を外部に出力する
出力手段とを有し、第2の加算手段のうち一方の第2の
加算手段は第1、第2の信号分割手段の出力信号の2つ
の信号のうちの一方の信号に−1を乗じた後加算を行う
ことを特徴とする。
【0017】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1記載の
発明によれば、信号抽出手段は入力手段に入力された2
つの信号の差叉は和を求める。そして演算手段は信号抽
出手段の出力信号が入力されると、任意の方向に音像を
定位させるため畳み込み演算を行う。次に、遅延手段は
演算手段の出力信号を任意の時間だけ遅延させ、加算手
段は遅延手段の出力信号と入力手段に入力された信号を
任意の割合で加算する。そして、出力手段は加算手段の
出力信号を外部に出力する。
【0018】又、本願の請求項2記載の発明によれば、
信号判定手段は、入力手段に入力された2ch信号から
その信号が音声信号か非音声信号かを判別し、同様に相
関度演算手段は入力手段に入力された2ch信号の相関
を求める。信号抽出手段は入力手段に入力された2ch
信号の差又は和を求める。そして遅延手段は信号抽出手
段の出力信号を任意の時間だけ遅延させる。次に、加算
手段は遅延手段の出力信号と入力手段に入力された信号
を信号判別手段と相関度演算手段とにより求められた結
果から重みづけをして加算する。そして、出力手段は加
算手段の出力信号を外部に出力する。
【0019】又、本願の請求項3記載の発明によれば、
信号判定手段は入力手段に入力された2ch信号が音声
信号か非音声信号かを判別し、同様に相関度演算手段は
入力手段に入力された信号の相関を求める。信号抽出手
段は入力された2ch信号の差叉は和を求める。そし
て、演算手段は信号抽出手段の出力信号が入力される
と、任意の方向に音像を定位させるため畳み込み演算を
行う。次に、遅延手段は演算手段の出力信号を任意の時
間だけ遅延させ、加算手段は遅延手段の出力信号と入力
手段に入力された信号を信号判別手段と相関度演算手段
とにより求められた結果から重みづけをして加算する。
そして、出力手段は加算手段の出力信号を外部に出力す
る。
【0020】又、本願の請求項4記載の発明によれば、
信号抽出手段は入力手段に入力された2つの信号の差叉
は和を求める。そして、信号加工手段は信号抽出手段の
出力信号に対し反射音や残響を付加する。次に、演算手
段は信号加工手段の出力信号が入力されると、任意の方
向に音像を定位させるため畳み込み演算を行う。そし
て、遅延手段は演算手段の出力信号を任意の時間だけ遅
延させる。加算手段は遅延手段の出力信号と入力手段に
入力された信号を任意の割合で加算し、出力手段は加算
手段の出力信号を外部に出力する。
【0021】又、本願の請求項5記載の発明によれば、
信号判定手段は入力手段に入力された2ch信号が音声
か非音声かを判別し、同様に相関度演算手段は入力手段
に入力された信号の相関を求める。信号抽出手段は入力
手段に入力された2ch信号の差叉は和を求める。そし
て、信号加工手段は信号抽出手段の出力信号に対し反射
音や残響を付加する。次に、演算手段は信号加工手段の
出力信号が入力されると、任意の方向に音像を定位させ
るため畳み込み演算を行う。そして、遅延手段は演算手
段の出力信号を任意の時間だけ遅延させる。加算手段は
遅延手段の出力信号と入力手段に入力された信号を信号
判別手段と相関度演算手段とにより求められた結果から
重みづけをして加算し、出力手段は、加算手段の出力信
号を外部に出力する。
【0022】又、本願の請求項6記載の発明によれば、
信号判定手段は入力手段に入力された2ch信号が音声
信号か非音声信号かを判別し、同様に相関度演算手段は
入力された信号の相関を求める。差信号抽出手段は入力
手段に入力された2つの信号の差を求める。そして、信
号加工手段は差信号抽出手段の出力信号に反射音や残響
を付加する。次に、加算手段は信号加工手段の出力信号
と入力手段に入力された信号を信号判別手段と相関度演
算手段とにより求められた結果から重みづけして加算
し、出力手段は加算手段の出力信号を外部に出力する。
【0023】又、本願の請求項7記載の発明によれば、
信号判定手段は入力手段に入力された信号が音声信号か
非音声信号かを判別し、同様に相関度演算手段は入力さ
れた信号の相関を求める。差信号抽出手段は入力手段に
入力された2ch信号の差を求め、和信号生成手段は入
力手段に入力された2ch信号の和を求める。そして、
第1の反射音付加手段は差信号抽出手段の出力信号に反
射音や残響を付加し、第2の信号加工手段は和信号生成
手段の出力信号に反射音や残響を付加する。次に、加算
手段は、第1の信号加工手段の出力信号と前記第2の信
号加工手段の出力信号と入力手段に入力された信号を信
号判別手段と相関度演算手段とにより求められた結果か
ら重みづけをして加算し、出力手段は加算手段の出力信
号を外部に出力する。
【0024】又、本願の請求項8記載の発明によれば、
信号判定手段は入力手段に入力された2ch信号が音声
信号か非音声信号かを判別し、同様に相関度演算手段は
入力された2ch信号の相関を求める。差信号抽出手段
は入力手段に入力された2ch信号の差を求め、和信号
生成手段は入力手段に入力された2ch信号の和を求め
る。そして、第1の反射音付加手段は差信号抽出手段の
出力信号に反射音や残響を付加し、第2の信号加工手段
は和信号生成手段の出力信号に反射音や残響を付加す
る。次に、第1の加算手段は、第1の信号加工手段の出
力信号と第2の信号加工手段の出力信号とを加算する。
そして、第1、第2の信号分割手段は第1の加算手段か
らの出力信号をそれぞれ2つに分割し、第2の加算手段
は、第1、第2の信号分割手段の出力信号と入力手段に
入力された信号を信号判別手段と相関度演算手段とによ
り求められた結果から重みづけをして加算する。出力手
段は、第2の加算手段の出力信号を外部に出力する。ま
た、第2の加算手段のうち一方の第2の加算手段は第
1、第2の信号分割手段の出力信号の一方の信号に−1
を乗じた後加算を行う。
【0025】以上のような構成、作用により、音声信号
も明瞭に再生でき、簡単なシステム構成で臨場感のある
自然な広がりを再生可能となる。
【0026】
【実施例】本発明の第1の実施例における音場信号再生
装置について図面を参照しながら説明する。図1は第1
の実施例における音場信号再生装置の構成を示すブロッ
ク図である。なお、従来例と同一機能を有する部分は同
一の符号をつけて詳細な説明を省略する。
【0027】図1において、入力端子1に入力されたL
chの信号ML(t)と、入力端子2に入力されたRchの
信号MR(t)はそれぞれ2つに分岐され、一方の信号は差
信号抽出器3に与えられ、他方の信号は加算器13、12に
入力される。差信号抽出器3は入力された2つの信号の
差を求める回路で、その出力は演算回路4、5、6、7に与え
られる。演算回路4、5はFIRフィルタリングにより受聴者
16の右側方又は右後方に音像が定位するようなインパル
ス応答を有するFIRフィルタで、演算回路6、7は畳み込み
演算により受聴者16の左側方叉は左後方に音像が定位す
るようなインパルス応答を有するFIRフィルタである。
【0028】即ち、演算回路4はインパルス応答hRR(t)
を有し、演算回路5はインパルス応答hRL(t)を有し、演
算回路6はインパルス応答hLR(t)を有し、演算回路7はイ
ンパルス応答hLL(t)を有している。演算回路4の出力は
遅延器8を介して加算器12に、演算回路5の出力は遅延器
9を介して加算器13に、演算回路6の出力は遅延器10を介
して加算器12に、演算回路7の出力は遅延器11を介して
加算器13に与えられる。遅延器8、9、10、11はそれぞれ遅
延時間τ1、τ2だけ入力信号を時間遅延させる回路であ
る。
【0029】加算器12は入力端子2、遅延器8、遅延器10
の出力信号を任意の割合で加算し、加算器13は入力端子
1、遅延器9、遅延器11の出力信号を任意の割合で加算す
る回路である。加算器12、13の加算出力はそれぞれスピ
ーカ14、15に出力される。尚、図では示していないがス
ピーカ14、15に出力される信号は信号を増幅する電力増
幅器が介されてスピーカ14、15に出力される。
【0030】このように構成された第1の実施例におけ
る音場信号再生装置の動作について説明する。
【0031】まず、入力端子1、2から音声や音楽等の音
響信号が入力され、それぞれ2つに分岐されて一方の信
号は加算器12、13に入力され、他方の信号は差信号抽出
器3に入力される。差信号抽出器3では入力された信号
の差を求め、演算回路4、5、6、7に入力される。差信号抽
出器3で求められる差信号は、例えば入力信号が歌手を
伴う音楽信号のとき、中央に定位する歌手の音声信号は
相殺され、録音又は放送時に挿入されるLchとRch
の残響成分が主となることが多い。このため、この差信
号はサラウンド信号と呼ばれることがある。演算回路6、
7では入力された信号が左側方又は左後方に音像が定位
するよう畳み込み演算が行われる。
【0032】ここで、音像を任意の方向に仮想的に定位
させる方法について、図2を用いて説明する。図2は左
チャンネルのスピーカ15と右チャンネルのスピーカ14を
用いて左側方に設けられたスピーカ45から信号が再生さ
れた場合と同等な音像定位を仮想的に生成する原理図で
ある。本図において、スピーカ14、15が受聴者16の左右
前方に配置されている。そして、入力信号S(t)が演算
回路6、7に入力される。演算回路6、7は、入力信号をそれ
ぞれインパルス応答hLR(t)、hLL(t)で畳み込み演算をす
るFIRフィルタである。図で示すh1(t)はスピーカ15と受
聴者16の左耳の位置(正確には鼓膜の位置であり、測定
を行う場合は耳道入口の位置とする)におけるインハ゜ルス応
答である。同様に、h2(t)はスピーカ15と受聴者16の右
耳の位置におけるインパルス応答、h3(t)はスピーカ14
と受聴者16の左耳の位置におけるインパルス応答、h4
(t)はスピーカ14と受聴者16の右耳の位置におけるイン
パルス応答、h5(t)はスピーカ45と受聴者16の左耳の位
置におけるインパルス応答、h6(t)はスピーカ45と受聴
者16の右耳の位置におけるインパルス応答である。
【0033】このような構成において、信号S(t)をスピ
ーカ45から出力した場合、受聴者16の耳に達する音は以
下のようになる。
【0034】即ち、左耳における音圧L(t)は(数1)で
表される。
【0035】
【数1】
【0036】右耳における音圧R(t)は(数2)で表され
る。
【0037】
【数2】
【0038】但し、*は畳込み演算を表している。ま
た、実際は、スピ−カ自身の伝達関数などが掛け合わさ
れることとなるが、これは無視することとする、またス
ピ−カ等の伝達関数が含まれていると考えても良い。
【0039】また、(数1)、(数2)の音圧、インパ
ルス応答及び信号S(t)を時間が離散的なディジタル信
号として考え、それぞれ(数3)、(数4)、(数
5)、(数6)、(数7)のように変換する。
【0040】
【数3】
【0041】
【数4】
【0042】
【数5】
【0043】
【数6】
【0044】
【数7】
【0045】この場合、(数1)、(数2)は次の(数
8)、(数9)のようになる。
【0046】
【数8】
【0047】
【数9】
【0048】ここで、自然数nは実際はnTで表記すべ
きであり、Tはサンプリング時間を表すが一般的にTを
省略して(数8)、(数9)のように表記する。
【0049】また、同様に信号S(t)がスピ−カ14、15か
ら放射されて、受聴者16に到達する音について次の(数
10)、(数11)が成立する。即ち、左耳の音圧は、
次の(数10)となる。
【0050】
【数10】
【0051】右耳の音圧は、次の(数11)となる。
【0052】
【数11】
【0053】頭部伝達関数が等しければ音が同方向から
聞こえるということを前提にする(この前提は一般的に
正しい)と、次の(数12)〜(数15)が成立する。
【0054】
【数12】
【0055】
【数13】
【0056】
【数14】
【0057】
【数15】
【0058】従って(数13)、(数15)が成立する
ように、インパルス応答hLL(n),hLR(n)を決定すれば
良い。
【0059】例えば、インパルス応答h1(t)〜h6(t)、hL
L(t)〜hLR(t)を周波数領域の表現で書き直すと、次の
(数16)〜(数23)のようになる。
【0060】
【数16】
【0061】
【数17】
【0062】
【数18】
【0063】
【数19】
【0064】
【数20】
【0065】
【数21】
【0066】
【数22】
【0067】
【数23】
【0068】但し、FFT()はフーリエ変換(FFT)さ
れた関数を表す。次に(数13)、(数15)を周波数
領域の表現で書き直すと、次に示す(数24)(数2
5)のように畳込み演算が乗算に変わり、後はそれぞれ
のインパルス応答をフーリエ変換した伝達関数になる。
【0069】
【数24】
【0070】
【数25】
【0071】(数24)、(数25)において、伝達関
数HLL(n)、HLR(n)の値以外は測定により得られることか
ら、次に示す(数26)(数27)のように伝達関数HL
L(n)、HLR(n)を求めることができる。
【0072】
【数26】
【0073】
【数27】
【0074】このようにして決定されたHLL(n)、HLR(n)
を逆フーリエ変換(IFFT)したhLL(n),hLR(n)を用
い、信号S(n)を演算回路6、7に与え、スピ−カ15から出
力される信号にはhLL(n) と、スピ−カ14から出力され
る信号にはhLR(n)を畳み込み、その信号を放射するこ
とにより受聴者16は実際に左側方のスピ−カ45を鳴らさ
なくても、その方向から音が鳴っていると感じることが
できる。
【0075】以上のような方法により、音像を任意の方
向に仮想的に定位させることができる。
【0076】畳込み演算を行うFIRフィルタの基本的
な構成を図3に示す。本図において、46は信号を入力す
る入力端子、47は信号をτだけ遅延させる遅延素子、48
はh(n)で示されるタップ係数と呼ぶ値と入力信号の乗
算を行う乗算器、49は入力信号を加算する加算器、50は
信号を出力する出力端子である。通常このようなFIR
フィルタは乗加算を高速に行うDSP(Digital Signal
processor)や専用LSIが用いられる。
【0077】乗算器48には図3のようにインパルス応答
h(n)(n:0〜N-1、Nは必要とするインパルス応答の長
さ)がタップ係数として設定される。又、遅延素子47に
はアナログ信号をディジタル信号に変換する際のサンプ
リング周波数に対応する遅延時間が設定される。そして
入力端子46に入力される信号に対してそれぞれ乗加算と
遅延を繰り返すことにより(数8)、(数9)で示した
ような畳込み演算を実行する。これは、信号処理はディ
ジタル信号の場合で行われるので、実際はこのFIRフ
ィルタの前にアナログ信号をディジタル信号に変換する
A/Dコンバ−タ及び後ろにディジタル信号をアナログ
信号に変換するD/Aコンバ−タが必要であるが図では
省略している(以下同様)。
【0078】以上のようにして、hLL(t)、hLR(t)を求
め、演算回路6、7により音像を左側方又は左後方に仮想
的にスピーカを作成する。
【0079】同様にして、演算回路4、5では入力された
信号が右側方又は右後方に音像が定位するよう畳み込み
演算が行われる。
【0080】演算回路4、5、6、7の出力信号はそれぞれ遅
延器8,9,10,11に入力され、τ1、τ2時間だけ遅延され
る。これらの遅延時間は入力信号に対し約10msec程度の
遅延が最適であることが実験的に求められており、また
τ1、τ2の差も実験的に約10msec程度が良いことがわか
っている。また、τ1、τ2でそれぞれ右側方と左側方に
定位させる仮想的な信号間に差を設けているのは、左右
側方に定位する信号を分離するためである。
【0081】次に、遅延器8、9、10、11の出力信号はそれ
ぞれ加算器12、13に入力され、入力端子1、2に入力さ
れた信号MR(t)、ML(t)と任意の割合で加算されて、スピ
ーカ14、15より音響再生される。
【0082】次に、本発明の第2の実施例の音場信号再
生装置について図4を参照しつつ説明する。図4は第2
の実施例における音場信号再生装置の構成を示すブロッ
ク図である。第1の実施例と同一機能を有する部分は同
一の符号をつけて説明は省略する。
【0083】図4において、入力端子1、2に入力され
た信号ML(t)、MR(t)は差信号抽出器3で差信号に変換さ
れ、演算回路6、7に入力される。演算回路6、7の出力信号
はそれぞれ2つに分岐され遅延器8、9、10、11に入力され
て、加算器12、13を介してスピーカ14、15より放射され
る。
【0084】このように構成された第2の実施例におけ
る音場信号再生装置の動作について、以下に第1の実施
例と異なる部分のみを説明する。
【0085】演算回路6、7の出力信号はそれぞれ2つに
分岐されて、演算回路6の出力信号は遅延器9、10
へ、演算回路7の出力信号は遅延器8、11へ入力され
る。受聴者に対し音像を左右に定位させる場合、左へ音
像を定位させるための2つのインパルス応答hLL(t)、hL
R(t)を左右逆に設定することにより、簡易的に音像を右
方向に定位させることが可能である。これは、受聴者の
左右両耳のインパルス応答が左右対象であるという仮定
のもとに成り立つ。従って、本図のように演算回路6、7
の出力信号を遅延器8、9、10、11を介し、一方の信号はそ
のままストレートに、他方の信号は左右逆になるように
接続することにより、左右の音像を演算回路の規模を少
なくして生成することが可能となる。尚、以後の動作は
第1の実施例と同様である。
【0086】次に、本発明の第3の実施例の音場信号再
生装置について図5を参照しつつ説明する。図5は第3
の実施例における音場信号再生装置の構成を示すブロッ
ク図である。第1の実施例と同一機能を有する部分は同
一の符号をつけて説明は省略する。
【0087】図5において、入力端子1、2に入力され
た信号ML(t)、MR(t)は差信号抽出器3で差信号S(t)に変
換され、遅延器19ー1、19ー2に入力される。遅延器19ー1、
19ー2は入力された信号S(t)をτ1、τ2時間だけ遅延させ
る。
【0088】また、入力端子1、2に入力された信号ML
(t)、MR(t)は信号判定回路20及び相関器21に入力され
る。信号判定回路20は、入力された信号の無音区間を検
出して、その信号が音声信号か非音声信号かを判定す
る。また、相関器21は入力信号間の相関量をもとめる回
路である。S(tーτ1)は遅延器19ー2からの出力信号であ
り、同様にS(tーτ2)は遅延器19ー1からの出力信号であ
り、加算器23、22に入力される。遅延器19ー1、19ー2の出力
信号及び入力端子1、2に入力された信号は加算器22、2
3に入力される。加算器22、23は入力された信号を信号判
定回路20及び相関路21で求められた結果から加算する量
を変えて加算し、スピーカ14、15から放射する。
【0089】このように構成された第3の実施例におけ
る音場信号再生装置の動作について、以下に第1実施例
と異なる部分のみを説明する。
【0090】信号判別回路20は、入力されるMR(t)
とML(t)を加算して、その和信号の無音区間(信号
の途切れ)の発生頻度を検出し、その発生頻度により入
力信号が音声信号か非音声信号かを判定する信号判定手
段である。
【0091】図6に音声信号の波形を示す。図6におい
て横軸は時間を、縦軸は振幅を示し、波形の上にロ−マ
字で示しているように“どうも ありがとうございまし
た”と話した場合を示している。この図が示すように、
音声信号の場合、必ずある時間間隔に無音区間がいくつ
か発生する(この例では1秒間に2回無音区間が発生し
ている)。本実施例の信号判定回路20では、この性質を
利用し、ある時間内に無音区間がある一定数だけ発生し
た場合音声であるとし、そうでないときは非音声信号と
見なすことにより、信号が音声か非音声かを判定する。
そして、この判定度合いAを 非音声信号 のとき A=(A+ΔA ) 音声信号 のとき A=(A−ΔA ) 但し、ΔAは音声であると判断されたときの変化量であ
る。とする。この式により、入力信号が音声信号と判定
された場合、Aは小さくなり、入力信号が非音声信号と
判定された場合、Aは大きくなる。このように、入力信
号が音声か非音声かをその都度0、1で判定するのでは
なく、ΔAというある一定の量を決め、判定毎に上式の
ようにして判定度合いを更新していく方法をとることに
より誤判定が生じた場合に対処可能となる。そして、こ
のようにして求められた判定度合いAを加算器22、23に
出力する。
【0092】相関器21は、入力信号間の相関量を求める
相関度演算手段であり、入力信号間の相関を次式のよう
にして求める。
【0093】
【数28】
【0094】上式により、入力された2ch信号がモノ
ラル信号またはそれに近い信号の場合は分子が零か小さ
くなり、αも零に近くなる。また、入力された2ch信
号がステレオ信号の(ML(t) とMR(t) 間の相関が低い)
場合は分子が大きくなりαも大きくなる。
【0095】信号判別回路20の判定結果と相関器21に求
められた値によって加算器22、23におけるそれぞれの信
号の加算の割合が制御される。加算器22、23では、次式
のような加算が行われる。
【0096】
【数29】
【0097】
【数30】
【0098】ここでMR'(t)、ML'(t)は加算器22、23からの
出力信号である。上式では、前方に定位すべきML(t),MR
(t)とサラウンド信号の割合を調整し、自然な臨場感を
得られるような加算計算をしている。つまり、この式に
より、入力信号の相関が小さい場合(ステレオ感が大き
い)は、差信号抽出器3により抽出された信号が大きく
再生され、入力信号の相関が大きい場合(ステレオ感が
小さい)は、差信号抽出器3により抽出された信号は小
さく再生されることとなる。但し、入力された信号が音
声か非音声かということを同時に判定させるため、音声
の明瞭性を確保可能となる。
【0099】また、(数29)、(数30)においてα
は(数28)の値そのままを使用したが実際は0〜1程
度に対応する値に変換して使用する。更に、この値はス
テレオ感の拡大の効果の大小をどの程度にするかにより
変更しても良い。
【0100】また、ML(t),MR(t) に(1- α・A) を掛け
たが、これはαの値によって全体の音量ML'(t),MR'(t)
が変動しないようにするためで、(1- α・A) を入力信
号に掛けることは限定しない(つまり、音量が変化して
もよい場合は掛けなくても良い)。
【0101】このα・Aを更新するタイミングは、これ
により効果がふらつく可能性があるため、ある時間間隔
で行う。
【0102】また、αは相関量を示しているが、これ自
体を使用せず、音声判別度合いAと同様に α>X のとき B=(B+ΔB ) α<X のとき B=(B−ΔB ) 但し、X:ある一定の値 ΔB:ある一定の変化量 として求め、αの代わりにBを使用しても良い。これも
αを更新するタイミングによって効果がふらつく現象を
避けたり、誤判定を避けるためである。
【0103】なお、本実施例では信号判別回路20での入
力信号の音声、非音声の判定を信号の無音区間の発生頻
度により行う例を示したが、他の入力信号の立ち上が
り、立ち下がりのエンベロ−プの傾きにより判定する方
法や、この方法と本実施例における判定方法との組合せ
による方法などを用いて行っても良い。
【0104】また、信号判別回路20で、入力信号の和を
とって判定を行ったが、和をとらずそれぞれの信号で判
定を行う方法をとってもよい。尚、以後の動作は第1の
実施例と同様である。
【0105】次に、本発明の第4の実施例における音場
信号再生装置について図面を参照しながら説明する。図
7は第4の実施例における音場信号再生装置の構成を示
すブロック図である。尚、第1、第3の実施例と同一機
能を有する部分は同一の符号をつけて詳細な説明を省略
する。
【0106】図7において、入力端子1に入力されたL
chの信号ML(t)と、入力端子2に入力されたRchの
信号MR(t)はそれぞれ2つに分岐され、一方の信号は差
信号抽出器3に与えられ、他方の信号は加算器22ー1、23
ー1に入力される。また、差信号抽出器3の出力は演算回
路4、5、6、7に与えられる。
【0107】また、入力端子1、2に入力された信号ML
(t)、MR(t)は入力信号が音声信号か非音声信号かを判定
する信号判定回路20及び入力信号間の相関量を求める相
関器21に入力される。演算回路4、5、6、7の出力は遅延器
8、9、10、11を介して加算器22ー1、23ー1に与えられる。ま
た、信号S1(t),S2(t),S3(t),S4(t)は各演算回路4、5、6、7
の出力信号である。
【0108】加算器22ー1は入力端子2、遅延器8、遅延器
10の出力信号を信号判定回路20及び相関器21で求められ
た結果で重み付けして加算し、加算器23ー1は入力端子
1、遅延器9、遅延器11の出力信号を信号判定回路20及び
相関器21で求められた結果で重み付けして加算する回路
である。また、信号MR1'(t)、ML'1(t)は加算器22ー1、23ー
1から出力される信号である。加算器22ー1、23ー1の加算出
力はそれぞれスピーカ14、15に出力される。
【0109】このように構成された第4の実施例におけ
る音場信号再生装置の動作について、以下に第1、第3
の実施例と異なる部分のみを説明する。
【0110】本実施例は、信号判定回路20及び相関器21
を除くと第1の実施例と同様の構成となっており、その
動作は基本的に第1の実施例と同様である。また、信号
判定回路20及び相関器21の動作も第3の実施例と同様で
ある。但し、加算器22ー1、23ー1の動作が第3の実施例と
多少異なる。
【0111】加算器22ー1では次式のような加算を行う。
【0112】
【数31】
【0113】同様に、加算器23ー1では次式のような加算
を行う。
【0114】
【数32】
【0115】尚、以後の動作は第1、2、3の実施例と
同様である。また、本実施例において信号判定回路20、
相関器21及び加算器22ー1、23ー1を除いた部分については
第2の実施例のような構成にすることも可能で、このよ
うにすることにより構成を簡略化することができる。
【0116】次に、本発明の第5の実施例における音場
信号再生装置について図面を参照しながら説明する。図
8は第5の実施例における音場信号再生装置の構成を示
すブロック図である。尚、第1の実施例と同一機能を有
する部分は同一の符号をつけて詳細な説明を省略する。
【0117】図8において、入力端子1に入力されたL
chの信号ML(t)と、入力端子2に入力されたRchの
信号MR(t)はそれぞれ2つに分岐され、一方の信号は差
信号抽出器3に与えられ、他方の信号は加算器12、13に
入力される。また、差信号抽出器3の出力はホール等の
音場をシミュレートし反射音や残響音を作成する反射音
作成回路24、25に与えられる。また、反射音作成回路24、
25の出力は演算回路4、5、6、7に与えられる。演算回路4、
5、6、7の出力は遅延器8、9、10、11を介して加算器12、13に
与えられる。
【0118】加算器12、13は入力端子2、遅延器8、遅延
器10の出力信号を任意の割合で加算し、加算器13は入力
端子1、遅延器9、遅延器11の出力信号を任意の割合で加
算する。加算器12、13の加算出力はそれぞれスピーカ14、
15に出力される。
【0119】このように構成された第5の実施例におけ
る音場信号再生装置の動作について、以下に第1の実施
例と異なる部分のみを説明する。
【0120】差信号抽出器3で求められた差信号は反射
音作成回路24、25に与えられる。そして、反射音作成回
路24、25はホール等の音場をシミュレーションする反射
音や残響音を作成する。
【0121】図9(a)(b)は各々反射音作成回路2
4、25で作成される反射音系列を模式的に示しており、横
軸は時間で縦軸は振幅を示している。これらの反射音は
実際のホールにおける測定や、音線法等を利用したシミ
ュレーションにより求められる。
【0122】図10は、この反射音を生成する反射音作
成回路24、25を説明する図である。図10において、50
は入力端子、51はτi(iはサフックス、以下同様)で
示された時間だけ遅延させる遅延器、52はX(i)で示さ
れるタップ係数と呼ぶ値と各遅延器から出力される信号
の乗算を行う乗算器(タップと呼ぶ)、53は各タップか
ら出力される信号の総和をとる加算器、54は出力端子で
ある。この表示はディジタル信号を使用する場合の表記
を行っており、アナログ信号を扱う場合は、この反射音
作成回路24、25に入力される前に、A/Dコンバータに
よるディジタル信号への変換が必要である(この実施例
において、アナログからディジタルへの変換が必要な部
分においても、このA/Dコンバータは省略して示して
いる)。
【0123】この反射音作成回路24、25は、第1の実施
例における演算回路4、5、6、7と同様の構成で、先に説明
したように遅延器51とタップ52により構成され、この場
合、図9(b)に示すような反射音系列が得られる。逆
に、図10(b)のような反射音を設定したい場合は、そ
れぞれの振幅Xiと遅延時間τiを図10(a)のタップ
と遅延器に設定すれば良い。これは、実際にはDRAM
(ダイナッミック・ランダム・アクセス・メモリ)とD
SP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)等により構
成される。尚、反射音作成回路24、25と演算回路4、5、6、7
の構成が等しいことから、反射音作成回路24、25の特性
を演算回路4、5、6、7の特性に含ませることも可能であ
る。
【0124】このように、差信号に対し反射音を付加す
ることにより、差信号(サラウンド信号)によるサラウ
ンド感を強調することが可能である。
【0125】次に、反射音作成回路24、25の出力信号
は、それぞれ2つに分岐され、演算回路4、5、6、7に入力
される。以降の動作は第1の実施例と同様である。
【0126】尚、本実施例において信号判定回路20、相
関器21及び反射音作成回路24、25を除いた部分について
は第2の実施例のような構成にすることも可能で、この
ようにすることにより構成を簡略化することができる。
【0127】次に、本発明の第6の実施例における音場
信号再生装置について図面を参照しながら説明する。図
11は第6の実施例における音場信号再生装置の構成を
示すブロック図である。尚、第1、第3、第5の実施例
と同一機能を有する部分は同一の符号をつけて詳細な説
明を省略する。
【0128】図11において、入力端子1に入力された
Lchの信号ML(t)と、入力端子2に入力されたRch
の信号MR(t)はそれぞれ2つに分岐され、一方の信号は
差信号抽出器3に与えられ、他方の信号は加算器23ー1、2
2ー1に入力される。
【0129】また、入力端子1、2に入力された信号ML
(t)、MR(t)は入力信号が音声信号か非音声信号かを判定
する信号判定回路20及び入力信号間の相関量を求める相
関器21に入力される。
【0130】差信号抽出器3の出力はホール等の音場を
シミュレートし反射音や残響音を作成する反射音作成回
路24、25に与えられる。また、反射音作成回路24、25の出
力は演算回路4、5、6、7に与えられる。演算回路4、5、6、7の
出力は遅延器8、9、10、11を介して加算器22ー1、23ー1に与え
られる。加算器22ー1は入力端子2、遅延器8、遅延器10の
出力信号を信号判定回路20及び相関器21で求められた結
果で重み付けして加算し、加算器23ー1は入力端子1、遅
延器9、遅延器11の出力信号を信号判定回路20及び相関
器21で求められた結果で重み付けして加算する。加算器
22ー1、23ー1の加算出力はそれぞれスピーカ14、15に出力さ
れる。
【0131】本実施例の動作は基本的に第4の実施例と
同様であるが、演算回路4、5、6、7で処理をされる信号が
差信号抽出器3の差信号に反射音作成回路24、25におい
て反射音が付加された信号である点のみが異なる。
【0132】次に、本発明の第7の実施例における音場
信号再生装置について図面を参照しながら説明する。図
12は第7の実施例における音場信号再生装置の構成を
示すブロック図である。尚、第1、第3、第5の実施例
と同一機能を有する部分は同一の符号をつけて詳細な説
明を省略する。
【0133】図12において、入力端子1に入力された
Lchの信号ML(t)と、入力端子2に入力されたRch
の信号MR(t)はそれぞれ2つに分岐され、一方の信号は
差信号抽出器3に与えられ、他方の信号は加算器23ー2、2
2ー2に入力される。
【0134】また、入力端子1、2に入力された信号ML
(t)、MR(t)は入力信号が音声信号か非音声信号かを判定
する信号判定回路20及び入力信号間の相関量を求める相
関器21に入力される。
【0135】差信号抽出器3の出力は反射音作成回路2
4、25に与えられ、反射音作成回路24、25の出力信号SSR
(t),SSL(t)は加算器22ー2、23ー2を介してスピーカ14、15に
出力される。MR2'(t)、ML2'(t)は加算器22ー2、23ー2の出力
信号である。
【0136】このように構成された第7の実施例におけ
る音場信号再生装置の動作について、以下に第1、第
3、第5の実施例と異なる部分のみを説明する。
【0137】差信号抽出器3で求められた差信号は、反
射音作成回路24、25において反射音が付加される。加算
器22ー2は入力端子2、反射音作成回路24の出力信号を信
号判定回路20及び相関器21で求められた結果で重み付け
して加算し、加算器23ー2は入力端子1、反射音作成回路2
5の出力信号を信号判定回路20及び相関器21で求められ
た結果で重み付けして加算する。加算は第3の実施例と
同様にして、次式のようにして行う。
【0138】
【数33】
【0139】
【数34】
【0140】加算器22ー2、23ー2の加算出力はそれぞれス
ピーカ14、15に出力される。次に、本発明の第8の実施
例における音場信号再生装置について図面を参照しなが
ら説明する。図13は第8の実施例における音場信号再
生装置の構成を示すブロック図である。尚、第1、第
3、第5、第7の実施例と同一機能を有する部分の詳細
な説明は省略する。
【0141】図13において、乗算器30は入力された
信号に−1を掛ける乗算回路、加算器56は入力端子2
に与えられた信号と乗算器30からの出力を加算する回
路、また、加算器55は入力端子2に与えられた信号と
入力端子1に与えられた信号を加算する回路である。
【0142】反射音作成回路26、27は加算器55の
出力に反射音を付加し、反射音作成回路28、29は加
算器56の出力に反射音を付加する。加算器22ー3、23ー3
は信号判定手段20及び相関器21により求められた値
を用いて入力信号の重み付けを行って加算する回路で、
S1'(t),S2'(t),S3'(t),S4'(t)は反射音作成回路26,27,2
8,29の出力信号、MR3'(t),ML3'(t)は加算器22ー3、23ー3の
出力信号であり、スピーカ14、15より出力される。
【0143】このように構成された第8の実施例におけ
る音場信号再生装置の動作について、以下に第1、第
3、第5、第7の実施例と異なる部分のみを説明する。
【0144】入力端子2から入力された信号MR(t)は2
つに分割され、一方は加算器55に入力され、もう一方
は加算器56に入力される。また、入力端子2に入力さ
れた信号MR(t)は加算器に22ー3にも入力される。入力端
子1に入力された信号ML(t)は2つに分岐され、一方は
乗算器30を介して−1が掛けられ加算器56に入力さ
れ、他方は加算器55に入力される。また、入力端子1
に入力された信号ML(t)は加算器23ー3にも入力される。
【0145】加算器56ではMR(t)とーML(t)の加算が行
われ、その結果であるMR(t)−ML(t)が出力される。つま
り乗算器30と加算器56が差信号抽出手段をなしてい
る。加算器56からの出力は2つに分割されてそれぞれ
反射音作成回路28、29に入力され、MR(t)-ML(t)に反射音
付加を行い、その結果がそれぞれ加算器22ー3、23ー3に入
力される。
【0146】同様に、加算器55ではMR(t)とML(t)の加
算が行われ、その結果であるMR(t)+ML(t)が出力され
る。つまり加算器55が和信号作成手段をなしている。
加算器55からの出力は2つに分割されてそれぞれ反射
音作成回路26、27に入力され、MR(t)+ML(t)に反射音付加
を行い、その結果がそれぞれ加算器22ー3、23ー3に入力さ
れる。
【0147】加算器22ー3は反射音作成回路26、28の出力
信号S1'(t),S2'(t)及び入力端子2に入力された信号MR
(t)信号を入力し、加算器23ー3は反射音作成回路27、29の
出力信号S3'(t),S4'(t)及び入力端子1に入力された信
号ML(t)信号を入力し、第3の実施例と同様にして次式
のような加算を行う。
【0148】
【数35】
【0149】
【数36】
【0150】そして、MR3'(t)、ML3'(t)はスヒ゜ーカ14、15よ
り放射される。尚、反射音作成回路26、27、28、29は第5
の実施例で説明した反射音作成回路24、25と同じ機能を
持つものである。
【0151】このように反射音作成回路を有し、入力信
号の差成分に反射音を畳み込むことにより、逆相感の無
い、自然な広がり感や臨場感のある音場を再生すること
ができる。また、反射音作成回路を1chに対して2つ
備えていることにより、2つのスヒ゜ーカ14、15から出力され
る信号ではそれぞれ畳み込まれた反射音が異なるような
音場が再生でき、つまり反射音の付加もステレオで行う
ことができる。また、反射音作成回路内部の遅延器の遅
延量や乗算器の係数を換えることにより、響きの豊かな
音場や反射音の少ない音場など、複数種類の音場の生成
ができる。
【0152】次に、本発明の第9の実施例における音場
信号再生装置について図面を参照しながら説明する。図
14は第9の実施例における音場信号再生装置の構成を
示すブロック図である。尚、第1、第3、第5、第8の
実施例と同一機能を有する部分の詳細な説明は省略す
る。
【0153】図14において、乗算器31は入力された
信号に−1を掛ける乗算回路、加算器22ー4、23ー4は信号
判定手段20及び相関器21により求められた値を用い
て入力信号の重み付けを行って加算する回路で、MR4'
(t),ML4'(t)は加算器22ー4、23ー4の出力信号である。又、
信号SS1(t),SS3(t)は加算器12ー1の出力信号、信号SS2
(t)は乗算器31の出力信号、信号SS4(t)は加算器13ー1
の出力信号である。
【0154】このように構成された第9の実施例におけ
る音場信号再生装置の動作について、以下に第3、第
5、第8の実施例と異なる部分のみを説明する。
【0155】反射音作成回路26,27,28,29の出力信号
は、それぞれ加算器12ー1、13ー1に入力される。加算器12ー
1では反射音作成回路26、28からの出力の加算が行われ、
その結果が2つに分割され、一方が加算器22ー4に、もう
一方が加算器23ー4に入力される。加算器13ー1では反射音
作成回路27、29からの出力の加算が行われ、その結果が
2つに分割され、一方が乗算器31に、もう一方が加算
器23ー4に入力される。乗算器31では加算器13ー1からの
出力に−1を乗じて、その結果を加算器22ー4に入力す
る。
【0156】加算器22ー4は加算器12ー1の出力信号SS1
(t)、乗算器31の出力信号SS2(t)及び入力端子2に入
力された信号MR(t)信号を入力し、加算器23ー4は加算器1
2ー1の出力信号SS3(t)、加算器13ー1の出力信号SS4(t)及
び入力端子1に入力された信号ML(t)信号を入力し、第
3の実施例と同様にして次式のような加算を行う。
【0157】
【数37】
【0158】
【数38】
【0159】そして、MR4'(t)、ML4'(t)はスピーカ14、15
より放射される。このように、反射音作成回路26、28か
らの出力はスピーカ14から同相で出力されるが、反射音
作成回路27、29からの出力はスピーカ15から逆相で出力
される。
【0160】このように、ステレオ信号の差信号と和信
号それぞれについて、同相で再生するものと逆相で再生
するものとに分けて反射音を付加することにより、逆相
再生する事による広がり感も得られ、かつ同相再生する
信号との加算により不快な逆相感をやわらげることがで
きる。
【0161】
【発明の効果】以上のように、本発明の音場信号再生装
置によれば、音声信号も明瞭に再生でき、簡単なシステ
ム構成で臨場感のある自然な広がりを再生可能としてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における音場信号再生装
置のハードウエアブロック図
【図2】本発明の第1の実施例における音場信号再生装
置の演算回路の原理を説明するブロック図
【図3】本発明の第1の実施例における音場信号再生装
置の演算回路の構成を説明するブロック図
【図4】本発明の第2の実施例における音場信号再生装
置のハードウエアブロック図
【図5】本発明の第3の実施例における音場信号再生装
置のハードウエアブロック図
【図6】本発明の第3の実施例における音場信号再生装
置の信号判定回路の原理を説明する図
【図7】本発明の第4の実施例における音場信号再生装
置のハードウエアブロック図
【図8】本発明の第5の実施例における音場信号再生装
置のハードウエアブロック図
【図9】本発明の第5の実施例における音場信号再生装
置の反射音付加方法を説明する図
【図10】本発明の第5の実施例における音場信号再生
装置の反射音作成回路の構成を説明する図
【図11】本発明の第6の実施例における音場信号再生
装置のハードウエアブロック図
【図12】本発明の第7の実施例における音場信号再生
装置のハードウエアブロック図
【図13】本発明の第8の実施例における音場信号再生
装置のハードウエアブロック図
【図14】本発明の第9の実施例における音場信号再生
装置のハードウエアブロック図
【図15】従来の音場信号再生装置のハードウエアブロ
ック図
【符号の説明】
1、2 入力端子 3 差信号抽出器 4、5、6、7 演算回路 8、9、10、11 遅延器 12、13 加算器 14,15 スピーカ 16 受聴者

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2ch信号を入力する入力手段と、前記入
    力手段に入力された2つの信号の差又は和を求める信号
    抽出手段と、任意の方向に音像を定位させるため畳み込
    み演算を行う演算手段と、前記演算手段の出力信号を任
    意の時間だけ遅延させる遅延手段と、前記遅延手段の出
    力信号と前記入力手段に入力された信号を任意の割合で
    加算する加算手段と、前記加算手段の出力信号を外部に
    出力する出力手段とを有する音場信号再生装置。
  2. 【請求項2】2ch信号を入力する入力手段と、前記入
    力手段に入力された2ch信号が音声信号か非音声信号
    かを判別する信号判別手段と、前記入力手段に入力され
    た信号の相関を求める相関度演算手段と、入力された2
    つの信号の差又は和を求める信号抽出手段と、前記信号
    抽出手段の出力信号を任意の時間だけ遅延させる遅延手
    段と、前記遅延手段の出力信号と前記入力手段に入力さ
    れた信号を前記信号判別手段と前記相関度演算手段とに
    より求められた結果から重みづけをして加算する加算手
    段と、前記加算手段の出力信号を外部に出力する出力手
    段とを有する音場信号再生装置。
  3. 【請求項3】2ch信号を入力する入力手段と、前記入
    力手段に入力された2ch信号が音声信号か非音声信号
    かを判別する信号判別手段と、前記入力手段に入力され
    た信号の相関を求める相関度演算手段と、入力された2
    つの信号の差又は和を求める信号抽出手段と、任意の方
    向に音像を定位させるため畳み込み演算を行う演算手段
    と、前記演算手段の出力信号を任意の時間だけ遅延させ
    る遅延手段と、前記遅延手段の出力信号と前記入力手段
    に入力された信号を前記信号判別手段と前記相関度演算
    手段とにより求められた結果から重みづけをして加算す
    る加算手段と、前記加算手段の出力信号を外部に出力す
    る出力手段とを有する音場信号再生装置。
  4. 【請求項4】2ch信号を入力する入力手段と、前記入
    力手段に入力された2つの信号の差又は和を求める信号
    抽出手段と、前記信号抽出手段の出力信号に対し反射音
    や残響を付加する信号加工手段と、任意の方向に音像を
    定位させるため畳み込み演算を行う演算手段と、前記演
    算手段の出力信号を任意の時間だけ遅延させる遅延手段
    と、前記遅延手段の出力信号と前記入力手段に入力され
    た信号を任意の割合で加算する加算手段と、前記加算手
    段の出力信号を外部に出力する出力手段とを有する音場
    信号再生装置。
  5. 【請求項5】2ch信号を入力する入力手段と、前記入
    力手段に入力された2ch信号が音声信号か非音声信号
    かを判別する信号判別手段と、前記入力手段に入力され
    た2ch信号の相関を求める相関度演算手段と、前記入
    力手段に入力された2つの信号の差又は和を求める信号
    抽出手段と、前記信号抽出手段の出力信号に対し反射音
    や残響を付加する信号加工手段と、任意の方向に音像を
    定位させるため畳み込み演算を行う演算手段と、前記演
    算手段の出力信号を任意の時間だけ遅延させる遅延手段
    と、前記遅延手段の出力信号と前記入力手段に入力され
    た信号を前記信号判別手段と前記相関度演算手段とによ
    り求められた結果から重みづけをして加算する加算手段
    と、前記加算手段の出力信号を外部に出力する出力手段
    とを有する音場信号再生装置。
  6. 【請求項6】2ch信号を入力する入力手段と、前記入
    力手段に入力された2ch信号が音声信号か非音声信号
    かを判別する信号判別手段と、入力された2ch信号の
    相関を求める相関度演算手段と、前記入力手段に入力さ
    れた2つの信号の差を求める差信号抽出手段と、前記差
    信号抽出手段の出力信号に反射音や残響を付加する信号
    加工手段と、前記信号加工手段の出力信号と前記入力手
    段に入力された信号を前記信号判別手段と前記相関度演
    算手段とにより求められた結果から重みづけをして加算
    する加算手段と、前記加算手段の出力信号を外部に出力
    する出力手段とを有する音場信号再生装置。
  7. 【請求項7】2ch信号を入力する入力手段と、前記入
    力手段に入力された2ch信号が音声信号か非音声信号
    かを判別する信号判別手段と、入力された2ch信号の
    相関を求める相関度演算手段と、前記入力手段に入力さ
    れた2つの信号の差を求める差信号抽出手段と、前記入
    力手段に入力された2つの信号の和を求める和信号生成
    手段と、前記差信号抽出手段の出力信号に反射音や残響
    を付加する第1の信号加工手段と、前記和信号生成手段
    の出力信号に反射音や残響を付加する第2の信号加工手
    段と、前記第1の信号加工手段の出力信号と前記第2の
    信号加工手段の出力信号と前記入力手段に入力された信
    号を、前記信号判別手段と前記相関度演算手段とにより
    求められた結果から重みづけをして加算する加算手段
    と、前記加算手段の出力信号を外部に出力する出力手段
    とを有する音場信号再生装置。
  8. 【請求項8】2ch信号を入力する入力手段と、前記入
    力手段に入力された2ch信号が音声信号か非音声信号
    かを判別する信号判別手段と、入力された2ch信号の
    相関を求める相関度演算手段と、前記入力手段に入力さ
    れた2つの信号の差を求める差信号抽出手段と、前記入
    力手段に入力された2つの信号の和を求める和信号生成
    手段と、前記差信号抽出手段の出力信号に反射音や残響
    を付加する第1の信号加工手段と、前記和信号生成手段
    の出力信号に反射音を残響を付加する第2の信号加工手
    段と、前記第1の信号加工手段の出力信号と前記第2の
    信号加工手段の出力信号とを加算する第1の加算手段
    と、前記第1の加算手段からの出力信号をそれぞれ2つ
    に分割する第1、第2の信号分割手段と、前記第1、第
    2の信号分割手段の出力信号と前記入力手段に入力され
    た信号を前記信号判別手段と前記相関度演算手段とによ
    り求められた結果から重みづけをして加算する2つの第
    2の加算手段と、前記第2の加算手段の出力信号を外部
    に出力する出力手段とを有し、前記第2の加算手段のう
    ち一方の第2の加算手段は前記第1、第2の信号分割手
    段の出力信号の2つの信号のうちの一方の信号に−1を
    乗じた後加算を行うことを特徴とする音場信号再生装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100693702B1 (ko) * 2006-04-14 2007-03-12 주식회사 대우일렉트로닉스 음성 출력 장치의 음성 출력 방법
JP2009021664A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Sharp Corp 音声再生装置及び音声再生方法
JP2010500806A (ja) * 2006-08-10 2010-01-07 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ オーディオ信号を処理する装置及び方法

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