JPH07336832A - 導線被覆除去装置 - Google Patents
導線被覆除去装置Info
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- JPH07336832A JPH07336832A JP7139041A JP13904195A JPH07336832A JP H07336832 A JPH07336832 A JP H07336832A JP 7139041 A JP7139041 A JP 7139041A JP 13904195 A JP13904195 A JP 13904195A JP H07336832 A JPH07336832 A JP H07336832A
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Abstract
供する。 【構成】 2つの締付けあごにより形成されたプライヤ
の口部内に長手方向に移動できる2つの絶縁被覆除去器
が設けられる。少なくとも1つの絶縁被覆除去器が、複
数の薄板75を積層してなる積層体76を有する。これ
ら薄板75は、前記口部長手方向に対して横方向に動く
ことが可能であり、導線の絶縁被覆に食い込む切断エッ
ジ80を持つ。導線は、口部が閉じたとき、締付けあご
により保持される。導線の輪郭形状に合い、それに応じ
て薄板75の前記横方向の動きを制限する薄板案内器8
3、87、88が、積層体76の後ろに配設されてい
る。
Description
取り除く導線被覆除去装置(ストリッパ)に関する。
例が、ドイツ特許第2,827,587号に開示されて
いる。この公知の装置は、被覆除去用プライヤとして設
計されており、一対の切断除去づめが、プライヤのアー
ムの相互に対向する端部に配設されている。これら各切
断除去づめは、複数の薄板が重ねて積層した積層体から
なっている。この薄板は、プライヤのアームの動く方向
に弾力的にたわむような形状の薄い鋼板で作製されてい
る。そして、各切断除去づめは、プライヤのアームに実
質的に平行に延びる本体部を有しており、各プライヤア
ームのプライヤ支点に面した端部に取り付けられてい
る。そして、各切断除去づめは、プライヤのアームに対
して小さな角度だけ弾性的に回動可能となっている。さ
らに、本体部は、プライヤのそれぞれのアーム端の領域
内において、切断突起を有している。この切断突起は、
前記本体部に対して実質的に直角に延び、本体と一体形
成され、切断エッジを持っている。さらに、本体部は、
切断突起と反対の側のプライヤアームに臨む面に、支持
部を有する。この支持部も本体部と一体的に形成され
る。支持部は、2つの積層体の薄板の切断エッジで形成
される刃が、プライヤアームが閉じたため一直線上に静
止して対向した状態となったときに、ストッパとして作
用する。
線の一端が、プライヤの口部において締め付けられてい
る場合、薄板は導線により多少曲げられ、その切断エッ
ジが導線の絶縁被覆に食い込む。しかし、薄板はすべて
同一の弾力性を有し、圧力は、導線の中心から切断エッ
ジにより形成される切断直線に沿って外側に向かって放
射状に減少するので、外側に位置する薄板の切断エッジ
が、導線の絶縁被覆に十分深く食い込まない恐れがあ
り、そのため被覆が完全に除去できない可能性がある。
をより確実かつきれいに除去する装置を提供することで
ある。
装置は、導線の輪郭形状に適合し、その輪郭形状に従っ
て薄板の横方向(すなわち、締付けあごの口部の長手方
向に対して垂直な方向)の動きを制限する薄板案内器
が、積層体の後面に位置していることを特徴とする。
の積層物)は、導線により圧力が加えられたとき、導線
の縁領域の部分が導線の中心領域の部分ほど大きく曲が
らないよう、上記の薄板案内器により案内(ガイド)さ
れる。この結果、導線の縁領域における薄板の過度の回
動又はふれ(偏向: deflection)が薄板案内器により実
質的に防止されるので、導線の縁の領域に位置する薄板
は、導線の絶縁被覆により深く食い込むことになり、そ
の結果、絶縁被覆をよりよく取り除くことができる。薄
板がある程度の固有の弾力性を持つ場合は、その薄板案
内器に完全には適合しない輪郭を持つ導線の絶縁被覆も
剥くことができる。しかし、いずれの場合においても、
本発明の構成によれば、外側に位置する薄板は、その切
断エッジが常に導線の絶縁被覆に対しより良く食い込む
ので、より満足な結果が得られる。
体を備えることは、本発明の範囲内である。また、被覆
除去器の一方だけに本発明に係る積層体を備え、他方
に、例えば従来の積層体を備えることも可能である。
覆除去器の平面内すなわち当該除去器口部の平面内の動
きであり、口部に向かう方向及び口部から離れる方向に
向かって生じる動きである。
が、回動可能に取り付けられる。したがって、薄板案内
器は、口部が閉じる過程で回動することにより最初に薄
板に対して作用し、その後薄板の横方向の動きを制限す
る。これにより、薄板は、導線により発生したのではな
い薄板調整力を永久的に受ける必要がなくなる。その結
果、装置がより低エネルギーの静止状態となることによ
り磨耗が小さくなる。
的に結合された締付けあごの一部として形成できる。そ
して、この締付けあごを回動させることにより、薄板案
内器が回動する。また、たとえば、締付けあごがL形で
あり、長い水平アームと短い垂直アームを持っている場
合、薄板案内器は、長い水平アームの自由端に、たとえ
ば長い水平アームの端部に一体化したV字形部分として
設けることができる。薄板積層体が締付けあごの長い水
平アームの上に来ると、積層体の個々の薄板は、V字形
部を有する長い水平アームの縁に載り、その回動姿勢が
この縁によりプリセットされる。V字形以外の形を使用
して、異なる機能又は異なる配置構成に従って薄板の偏
りを防止することも可能である。この場合、締付けあご
は、薄板案内器の領域、つまり上記V字形部の領域に、
回動可能に取り付けられる。
つまり締付けアームが確実に垂直姿勢になるように、締
付けあご自体を、たとえば短いアームと長いアームの接
続部分において関節運動可能に形成することもできる。
沿って大きく離れていない様々な位置に配置することに
より、締付・切断力を既存の条件、たとえば導線の被覆
の硬さなどの条件に対してより精密に適合させることが
できる。また、締付けあごを口部の長手方向に変位させ
ると、薄板案内器が変位し、その結果個々の薄板のふれ
挙動がそれぞれ異なるようになり、各薄板についてそれ
ぞれ異なった締付・切断力を得ることができる。
器上を口部の長手方向に沿って摺動しつつ変位可能とす
ることができ、水平な薄板底部(底面)が薄板前部の切
断エッジの方向に向かって持ち上がっている。薄板案内
器が回動したときに積層体が口部の長手方向に沿って薄
板案内器を乗り越えて移動した場合は、薄板底部は持ち
上がっているので、各薄板はさらに幾分偏向し、絶縁被
覆が導線から剥き取られたときに導線からわずかに離れ
る。したがって、絶縁被覆を剥き取る際に薄板の切断エ
ッジが残った導線を傷つけることが防止される。
に、回動可能に取り付けられる。積層体カセットは、口
部の長手方向に変位可能な引張り部材(連接棒)に接続
される。この引張り部材は、所定の駆動手段により駆動
され、積層体カセットを口部の長手方向に沿って前後に
移動させる。この場合、2つの被覆除去器のうちのもう
一方(すなわち、上記積層体カセットを有する被覆除去
器と対になる方)も同様に引張り部材に接続することが
できる。こうすれば、この被覆除去器も前記積層体カセ
ットの運動に応じて動くことができる。
ットとの間には、圧縮ばねが設けられる。この圧縮ばね
は、積層体カセットを、その積層体カセットが取り付け
られている案内面に対して押し付ける。この案内面は、
たとえば、装置のハウジング内に設けることができる。
しくは、薄板案内器が備えられた締付けあごの後側にば
ねを配設する。このばねは、締付けあごを、口部の方向
へ押し付ける。このばねとしては、たとえば、口部の長
手方向に沿って配設され、口部の後端に取り付けられる
板ばねを用いることができる。この場合、薄板案内器を
持つ締付けあごは、口部が閉じられるときにもう一方の
締付けあごが移動する先の静止ハウジング部材の間に配
設される。
の中に位置している場合、導線は、口部が閉じている
間、締付けあご同士の間で締め付けられ、静止ハウジン
グ部材間に配設されている締付けあごが、正確にはその
下に設けられたばねの力に応じて回動する。この締付け
あごが回動することにより、薄板案内器も回動し、その
結果、積層体を構成する薄板の偏向(ふれ)が最大にな
る。口部が完全に閉じ、そして導線の絶縁被覆が完全に
切断されると、積層体カセットが薄板積層体と共に締付
けあごに対して変位し、各薄板は、薄板案内器を乗り越
えて摺動し、導線の芯から徐々に離れる。しかし、前記
のように、この場合、薄板の切断エッジは、切断された
絶縁被覆片の後ろで噛み合い、切断された被覆を導線か
ら引き剥がす。限界位置に達し、絶縁被覆が導線から完
全に除去されると、締付けあごは元の位置に戻り、積層
体は薄板案内器の作用は受けずに口部前部の定位置に戻
るので、積層体を構成する各薄板が相対的に変位したり
捻じれたりすることはない。
覆除去装置は、2つの把手を持つプライヤとして設計す
ることができ、このプライヤにより、2つの把手を握り
締めたとき、引張り部材がプライヤの後端まで案内さ
れ、口部が閉じ、逆に2つの把手をゆるめると、口部が
開く。また、導線被覆除去装置は、たとえば卓上に永久
的に設置される固定装置としても設計できる。更には、
締付けあご及び被覆除去器ならびに引張り部材を、機械
的にではなく、電動モータなどの装置により電気的に駆
動することもできる。このような電気駆動装置の電源
は、本線でも電池でもよい。
より一層明白になるであろう。
説明を行なう。以下の実施例は、手に握って操作するプ
ライヤとして構成されている。ただし、前述したよう
に、本発明の実施例は、固定装置又は卓上装置として構
成することもできる。
のプライヤとして構成した場合の第1の実施例を図1か
ら図5に示す。
イヤ1は、プライヤハウジング2を持ち、このハウジン
グ2に把手3が、たとえば一体的に結合されている。図
1及び図2は、内部構造を示すために、外側の部材の一
部を省略してある。すなわち、図1及び図2は、ハウジ
ング2の後壁だけを示しているが、実際の実施例では前
壁が備えられている。ハウジング2に固定されている把
手3についても、図には同じ省略を行っている。可動の
締付けあご4が、ハウジング2に回動可能に取り付けら
れている。具体的には、締付けあご4は、図示しない支
持ピンにより、ハウジング2に回動可能に取り付けられ
る。この支持ピンは、締付けあご4の穴5に挿通され、
ハウジング2の互いに対向する壁の内側に設けられたホ
ルダーに収容される。穴5は、締付けあご4の2つの側
壁6に設けられおり、それら2つの側壁6は、相互に離
間して配設されている。これら側壁6は、ハウジング2
の壁の内側に配設され、その壁により案内(ガイド)さ
れる。可動の締付けあご4の前端部分は、つめ状になっ
ており、そこに締付け面7が形成されている。この締付
け面7には、穴5の中心軸に平行な溝が形成されてい
る。反対に、締付けあご4の端のうち前記締付け面7の
反対側の端には、側壁片8及び9が形成されている。こ
れら側壁片8及び9は、相互に離間して配設され、穴5
に平行に走る枢軸ピン10を保持するために使用され
る。本実施例では、側壁片8及び9の下側に、枢軸ピン
10のための凹部を形成することができ、これら凹部に
対し枢軸ピン10を挟むようにはめ込み、側壁片8及び
9を、枢軸ピン10の周囲につめのように係合させるこ
とができる。
ヤのハウジングの相互に対向する側壁に取り付けられた
別の枢軸ピン11が、プライヤの下側のハウジング2
に、穴5から下方に離れた位置に配設されている。可動
の把手12は、この枢軸ピン11を軸として回動するこ
とができる。本実施例では、可動の把手12は、その一
端に穴13を持ち、その穴13に枢軸ピン11が挿入さ
れる。さらに別の枢軸ピン14が、把手12上の枢軸ピ
ン11から少し離れた位置、より詳しくいえば把手12
の後部の自由端の方向から見える位置に設けられてい
る。この枢軸ピン14には、2つの相互に離間した摺動
レバー15及び16が回動可能に取り付けられている。
これらの摺動レバー15及び16は、枢軸ピン14の長
手方向に互いにずれて配設されており、それらの自由端
がつめ状に形成されており、そこに枢軸ピン17がはめ
込まれている。この枢軸ピン17の中央部分は、側壁片
8と9との間に位置しかつ摺動レバー15と16との間
に位置する摺動部材18に嵌め込まれている。同時に、
枢軸ピン10も、枢軸ピン17から所定の距離だけ離れ
た位置において、摺動部材18に対し挿通されている。
つまり、枢軸ピン14、摺動レバー15及び16、枢軸
ピン17、摺動部材18、枢軸ピン10及び側壁片8及
び9が、トグルレバー継手を形成する。本実施例におい
ては、摺動部材18は、プライヤの後端に向かって膨ら
んだ形状をしており、その凸状に膨らんだ部分が有効面
19を形成している。
把手3及び12が相互に最大距離まで離間した状態を示
している。把手3及び12が互いに近づくにつれ、把手
12は、枢軸ピン11を中心として、反時計方向に回
り、摺動レバー15及び16を、ハウジングに固定され
ている把手3の方向に押し上げる。同時に、トグルレバ
ー継手が、把手3の自由端の方向に向かって後方に偏向
すると共に、摺動部材18が、可動の締付けあご4を、
穴5を通る回動軸を中心にして反時計方向に回動させ
る。把手3及び12が解放されると、上記とは逆の動き
が発生する。図2に示すように、ばね20が備えられて
おり、把手12が元の位置に戻るようになっている。ば
ね20は、枢軸ピン11に巻き付けられており、一方端
がハウジングに固定されているピン21に掛けられ、他
方端が可動の把手12に備えられたピン22に掛けられ
ている。正確には、ばね20は、枢軸ピン11と枢軸ピ
ン14との間の領域に配設されている。把手3及び12
が互いに近づくように動かされると、ばね20に張力が
かかる。反対に、把手3及び12が解放されると、ばね
20が、ピン22を介して、枢軸ピン11を中心にして
反時計回りに把手12を押す。このような把手12の動
きは、適当なストッパによって、あるいはトグルレバー
継手の限界位置によって、制限される。
グに固定されているピン21には、静止ブレード23も
設けられている。反対に、把手12の端部のうち枢軸ピ
ン11から突出した方の端部には、ブレード24が形成
されている。ブレード23及び24には、両方ともカッ
ター25及び26が付いている。これらのカッターは互
いに対向して配設され、切断器を形成している。この切
断器は、把手12が把手3に近づくと閉じ、反対に、両
者が離れると開く。支持体27は、ハウジングに固定さ
れており、上記切断装置で切断すべきストランド(撚
線)状の物体の位置決めに使用される。
すなわち下側の締付けあご28を持つ。プライヤ1の口
部29は、上側のすなわち可動の締付けあご4と下側の
締付けあご28との間に形成される。なお、下側の締付
けあご28は、2つの静止あご壁30及び31を持ち、
図1及び図2には後部あご壁30だけが図示されてい
る。なお、図4にはあご壁30及び31の両方が図示さ
れている。これらあご壁は、離間して平行に位置してお
り、上部ストッパ面32及び33を持つ。プライヤ1の
口部29が閉じると、上側の締付けあご4の締付け面7
が、これらストッパ面に当接する。下方にたわむように
取り付けられた締付け部材34が、2つのあご壁30及
び31に間に位置する。被覆を除去すべき導線36は、
締付け部材34の上向きの締付け面35の上に置かれ
る。そして、プライヤ1の口部29が閉じている間、導
線36は、締付け面7及び35の間で締め付けられる。
この動きについては、後にさらに詳しく説明する。
た引張り部材37が、プライヤ1の長手方向に変位可能
な状態で取り付けられている。この引張り部材37は、
棒状に形成されており、プライヤ1の口部29側の端に
は、枢軸ピン39を保持するための通し穴38が形成さ
れている。ただし、枢軸ピン39は図1及び図2には図
示されておらず、例えば図4に図示されている。本実施
例では、枢軸ピン39は、プライヤ1の長手方向に沿っ
て前後にも動くことができる。つまり、この枢軸ピン3
9は、プライヤ1のハウジング2の固定位置に対して取
り付けられているのではない。
かう方向に向かって二股に分かれており、その二股に分
かれた部分が、垂直で互いに離間した2つのサイドブラ
ケット40及び41を構成している。引張り部材37
は、たとえば、サイドブラケット40及び41と一体
に、金属で製作することができる。サイドブラケット4
0及び41は、プライヤ1の長手方向に設けられた溝に
沿って案内される。図1及び2には、これらの長手方向
の溝として、サイドブラケット40のための後部長手溝
42だけが図示されている。これらの長手方向の溝は、
プライヤ1のハウジング2の側壁に設けられ、水平方
向、つまり、プライヤ1の長手方向に延びている。これ
らの溝により、引張り部材37の前後の動きが可能にな
る。
及び41の間に位置する前述の摺動部材18により駆動
される。より具体的には、引張り部材37は、摺動部材
18の凸状の有効面19を介して駆動される。この目的
のために、サイドブラケット40及び41に堅固に結合
された水平支持ピン43が、それらサイドブラケットの
自由端の領域に設けられている。前述のすべての支持ピ
ン及び枢軸ピンは、互いに平行に配置されている。同一
の厚さを持つ2つのスペーサ座金44及び45が、サイ
ドブラケット40及び41の間において、この支持ピン
43に配設されている。そして、これらのスペーサ座金
44及び45の間において、駆動ヘッド46が支持ピン
43上に配設されている。この駆動ヘッド46は、支持
ピン43を軸に回動できるように配設されており、プラ
イヤ1の口部29の方向を向いた凸状の有効面47を持
つ。この凸状の有効面47は、摺動部材18の凸状の有
効面19と接している。駆動ロッド48が、駆動ヘッド
46に一体的に接続されている。この駆動ロッド48
は、実質的に直線状の棒として形成されており、上側の
把手3、つまり、ハウジング2に固定された把手の中に
配置されている。駆動ロッド48の、駆動ヘッド46と
反対側の方向の端は、把手3の後端に固設されている2
つのピン49a及び49bの間を案内される。圧縮ばね
50が駆動ロッド48上に設けられており、その圧縮ば
ね50の一端はピン49aおよび49bに支持され、他
端は、たとえば、駆動ヘッド46の後面に支持されてい
る。把手3及び12が互いに接近し、同時に、駆動ロッ
ド48が、凸状有効面19及び凸状有効面47を介し
て、後方に把手3の自由端の方向へ押されると、ばね5
0が圧縮され弾性力を生じる。把手3及び12が解放さ
れると、圧縮ばね50が、引張り部材37をプライヤ1
の口部29の方向へ押す。駆動ロッド48は、その動き
全体を通じて、ピン49a及び49bによって案内(ガ
イド)される。
4の下側、締付け面7の後ろに、被覆除去づめ51が設
けられている。
53が貫通している突出部52が設けられている。枢軸
ピン39が、この通し穴53に挿通されると共に、引張
り部材37の通し穴38にも挿通される。したがって、
引張り部材37がプライヤ1の長手方向に変位すると、
同時に、被覆除去づめ51もプライヤ1の長手方向に変
位する。この例では、被覆除去づめ51と可動締付けあ
ご4との間に、相対的な変位が発生する。被覆除去づめ
51は、その前端部に、適切に設計された切断エッジ5
4を有している。この切断エッジ54は、プライヤ1の
口部29が閉じているとき、そこで締め付けられている
導線36の被覆に食い込む。プライヤ1の口部29が締
付けあご4を回動することにより閉じられると、被覆除
去づめ51も、締付けあご4に案内されて導線36の方
向に移動する。プライヤ口部の長手方向に沿った被覆除
去づめ51の変位はこのあとに生じるが、これについて
は後に詳述する。
56の切断端55により形成することができる。複数の
薄板56は、すべて同じ形状をしており、被覆除去づめ
の側壁に取り付けられた回動軸57を中心として回動す
る。これは、図7に明確に示されている。たとえば弾性
クッションなどの弾性部材58を上記薄板の自由端の後
ろに配置することにより、薄板56に柔軟性を持たすこ
とができる。この例では、弾性部材58は、ストッパ5
9上に支持される。切断端55が被覆を除去すべき導線
の被覆に食い込んだ結果として薄板56に力がかかる
と、薄板56は、回動軸57を中心として時計方向にわ
ずかに変位する。その結果、弾性部材58が、薄板56
の後側で、切断端55から離れる方向に圧縮される。
する。
は、それらの上部ストッパ面32及び33と共に、下側
締付けあご28に属している。さらに、2つのあご壁3
0及び31の間には、積層体カセット59、締付けアー
ム60、板ばね61及び積層体カセット59の案内軌道
62が配設されている。
ト59は、案内軌道62上を案内される。なお、図2に
は、案内軌道62が1つしか示されていない。実際に
は、案内軌道62は、ハウジング2の両方の側壁にそれ
ぞれ備えられており、互いに平行に配設されている。積
層体カセット59は、これらの案内軌道62上を、プラ
イヤ1の長手方向に沿って前後に移動する。同様に、積
層体カセット59の横方向の案内は、ハウジング2の側
壁によって行なわれる。
積層体カセット59を引張り部材37に結合することに
より行なわれる。この目的のために、積層体カセット5
9は、フランジ63を持つ。フランジ63は、積層体カ
セット59と一体に形成されており、通し穴64を備え
ている。この通し穴64を、前述の枢軸ピン39が通過
する。引張り部材37、フランジ63を介して積層体カ
セット59、及び突出部52を介して被覆除去づめ51
の三者が、この枢軸ピン39を中心として回動自在に取
り付けられている。
カセット59は、案内軌道62に対して押し付けられ
る。正確には、プライヤ1の口部29に配設されている
圧縮ばね65により、押し付けられる。圧縮ばね65の
上端は、被覆除去づめの下側のホルダーにより保持さ
れ、圧縮ばね65の下端は、積層体カセット59の上側
に挿入された調整用部材66により支持される。この調
整用部材66を、積層体カセット59の長手方向に変位
させることにより、導線端がどれだけ深くまでプライヤ
1の口部29内に挿入されるかを決定することができ
る。除去すべき被覆の長さは、このように調整用部材6
6のプライヤ1の長手方向に沿った位置を調整すること
により、前もって決めることができる。この調整用部材
66は、導線端のストッパとして使用される。
して説明する。
カセット59は、実質的に中空の箱状に形成されてお
り、2つの側壁67及び68を持つ。こららの側壁67
及び68は、その上部に案内面69及び70を備えてお
り、これらの案内面69及び70の上に調整用部材66
が載り、カセット59の長手方向に変位するようになっ
ている。側壁67及び68の面のうち、案内面69及び
70に対向する下側の面については、すでに説明した通
りである。積層体カセット59は、前端部、すなわち図
3(a)においては右側に示されている部分に、横断ウ
ェブ71を有している。このウェブ71は、カセット5
9の底部に位置しており、このウェブ71を介して側壁
67及び68が接続され安定を確保する。横断ウェブ7
1の領域において、側壁67及び68は、下方に向いた
アタッチメント72を持つ。これらのアタッチメント7
2により、プライヤ1の後端に向かう積層体カセット5
9の変位が制限される。本実施例では、アタッチメント
72の下方に向いた縁が、案内軌道62の領域における
前部ストッパ面に当たる。積層体カセット59は、その
後端部、すなわち図3(a)においては左側に示されて
いる部分において、前述のフランジ63に対して一体的
に接続されており、このフランジ63には、案内ピン3
9が通過する通し穴64が設けられている。側壁67及
び68は互いに平行に配設されており、通し穴64の中
心軸はこれらの側壁に対して垂直方向を向いている。
が開いており、この通し穴73は、図3(a)の積層体
カセット59の後部において水平に、通し穴64に対し
て平行に配設されている。この通し穴73は、複数の薄
板75が回動自在に取り付けられている軸74を保持す
る。これら薄板75は、それぞれ比較的薄く、起立状態
で互いに密接して配設されている。このようにして、図
3(b)に示されている薄板積層体76が形成される。
図3(b)の左側、つまり後部における薄板75のそれ
ぞれの端には、軸74が通過する通し穴77が備えられ
ている。したがって、各薄板75は、軸74を中心とし
て自由に回動する。軸74は、側壁67及び68の間に
保持されているので、積層体76は、組み立てられた状
態では、積層体カセット59の内部の後寄りに収容され
る。
ており、最初の領域では、通し穴77から前端に向かっ
て、その高さは一定である。この第1の領域において、
薄板下面78は、薄板上面79に平行である。次に、図
3(b)における右側方向に進むにつれて、薄板下面7
8は、薄板の中央部領域においてわずかに上方へ曲が
り、薄板上面79に対して小さな角度αで上昇する。つ
まり、薄板の高さは、その前端部に向かうにつれて小さ
くなる。そして、各々の薄板75は、斜め上方へ、つま
り案内面69及び70の方向へ向かって曲がり、その自
由端には切断エッジ80が設けられる。これらの切断エ
ッジ80は、側壁67及び68の間、かつ積層体カセッ
ト59の前部に位置し、横断ウェブ71の後ろに配設さ
れる。ただし、プライヤ1を使用しているとき、このウ
ェブ71に対しては、薄板75や薄板の上方へ曲がって
いる部分81は絶対に接触しない。
料、たとえば鋼のような材料で作製することができる。
積層体カセット59に組み付けた後は、薄板75は下か
らは自由に出入りすることができるが、上部は、安全の
ために横断壁82により覆われている。しかし、その横
断壁82は積層体カセットの前端部までは延びていない
ので、切断エッジ80は積層体カセットの上方に自由に
出入りすることができる。この横断壁82は、導線36
が上方から積層体カセット59の中に十分深く入り込ん
で切断エッジ80の作用を受けるような深さに位置す
る。
ト59の下に配設される。この締付けアーム60は、L
字形に形成されており、長い水平方向のアーム83と短
い垂直方向のアーム84とを持つ。短い垂直アーム84
は、その上部の自由端に締付け部材34を備え、この締
付け部材34はその先端に締付け面35を持つ。本実施
例では、アーム83及び84は、互いに堅固に接続され
ている。他方、後部においては、長いアーム83の自由
端は、互いに対向する半円形の2つの支持アタッチメン
ト85及び86を持つ。これらの支持アタッチメント8
5及び86により、締付けアーム60が、ハウジング2
内部の側壁に配設されている支持胴に配設される。図2
には支持アタッチメント86が示されている。このよう
にして、締付けアーム60は、積層体カセット59の下
方に、その積層体カセット59を実質的に保持するよう
に、プライヤ1に対して配列される。同時に、積層体カ
セット59及び/または横断ウェブ71が締付けアーム
60の短いアーム84の内側面に配設され、積層体76
が、締付けアーム60の長いアーム83の内側面87に
配設される。
す。締付けアーム60は、長いアーム83の部分にV字
形の凹部88を持つ。このV字形凹部88は、長いアー
ム83の自由端からそのアーム内に延び、短いアーム8
4の方向にむかって先細りとなっており、短いアーム8
4まで達しない。しかし、内面87に関して垂直方向か
ら見ると、V字形凹部88は、アーム83全体に延びて
いる。このV字形は、被覆を除去すべき導線の形に従
い、より詳細に定められる。本実施例では、導線の断面
形状に応じて、ある程度のクリアランスを設けることが
可能である。V字形凹部88は、導線が細いか太いかに
従って、小さく又は大きくすることができる。また、導
線の断面形状に従い、凹部88を特殊な形状にすること
も可能である。
プライヤ1の口部29が完全に開いているときには、締
付けアーム60は、内面87が薄板下面78に平行にな
る位置に保持される。これら薄板下面78は、内面87
に接触している。この状態を図1及び図2に示す。この
状態では、V字形凹部88は、薄板75同士の相対的位
置に対しては影響を及ぼしていない。V字形凹部88の
存在が各薄板75の相対的位置に影響しないので、プラ
イヤ1の口部29が閉じているときに締付けアーム60
が図3(c)の支持アタッチメント85及び86を中心
に時計方向に回動するまでは、導線36がプライヤ1の
口部29内に存在するために締付けアーム60が下方に
押された場合には、薄板75は軸74を中心として下方
へ自由に動くことができる。この場合、内面87の領域
にあるV字形凹部88の縁は、外側に位置している薄板
75が下方へ大きく回動することを防止する。この回動
防止の効果は中心部の薄板についてはそれほど得られな
い。これら中央部の薄板は、さらに下方へ回動すること
ができる。したがって、全体的には、薄板75は、V字
形凹部88の上縁により、V字形凹部88の形状に応じ
た所望の力のプロファイル(分布)をもって、導線の被
覆に食い込む。その結果、より良くきれいに被覆除去を
行うことが可能になる。
置を、複数のホルダーにより、長いアーム83の長手方
向に沿ってプリセットすることも可能である。これら複
数のホルダーは、支持アタッチメント85及び86に対
して、前後に配置され、その結果接触圧力が一般的な方
法でプリセット可能となる。
9に挟まれている導線の絶縁被覆が切断されると、積層
体カセット59は、プライヤ1の後端方向へ移動し、そ
れにつれて、積層体76も移動する。同時に、枢支され
た締付けアーム60は、その回動位置を維持し、プライ
ヤ1の長手方向には移動しないので、積層体76は、V
字形凹部88の内面87内に位置している縁を乗り越え
て引かれる。薄板75の高さが変化しないかぎり、つま
り、薄板下面78及び薄板上面79の距離が一定である
かぎり、薄板75はそれ以上は相対的な回動を行わな
い。しかし、角度αで斜行する薄板下面78の部分が、
上記V字形凹部88の縁に向かって移動すると、個々の
薄板75は、さらにたわみ、そして下方へ落ちるので、
切断エッジ80は、金属導線芯からわずかに解放され、
金属導線芯を傷つけることはない。しかし、上述したよ
うに、切断エッジ80は、切断された絶縁被覆の後ろで
係合するので、絶縁被覆を導線芯から抜き取ることが可
能となる。以下、この過程を詳細に説明する。
61が、図3(c)に示されている締付けアーム60の
下に配設されている。この板ばね61は、広い後端部8
9を持ち、プライヤ1の前端に行くに従い先細りとな
る。板ばね61は、広い後端部89においてハウジング
2の側壁に固定されている。この固定は、広い後端部8
9の互いに対向する側面部分が、ハウジング2の側壁の
縦溝の堅固に係合することで行なわれる。板ばね61の
弾力のある先端は、締付けアーム60の基部すなわち長
いアーム83を押し、プライヤ1が静止状態にあり口部
29が開いているときに、締付けアーム60を図2に示
されているような水平姿勢に保持する。導線36が締付
けアーム60の短いアーム84上に置かれ、導線36に
より締付けアーム60が支持アタッチメント86を中心
にして回動した場合、この回動は板ばね61の力に抗し
て行われ、その結果、必要な切断力が生じる。この場
合、板ばね61は、切断力を発生するだけでなく、導線
36を締め付ける力も提供する。したがって、本実施例
では、非常に頑丈な、そして上記の働きをするように設
計された板ばねが、板ばね61として使用されている。
この板ばねは、異なる種類のばねと置き換えることがで
きるが、その場合、下側の締付あご28の内部、かつ締
付けアーム60の下に配設される。
プライヤの第2の実施例を示す。図1から図3に示され
ている部材と同一の部材には同一の符号を付し、これら
についての説明は省略する。
は、締付けアーム60の構造は、図5(c)に示されて
いるようになっている。基本的な相違は、第2の実施例
では、長いアーム83及び短いアーム84が、関節状に
結合されていることである。関節状に結合するために、
両方のアーム83及び84を、たとえば、弾性を持つ角
ブラケット91に結合し、これらの角ブラケット91を
それぞれアーム83及び84に堅固に挿入する。あるい
は、長いアーム83の内側に、連続的なまたは平坦な案
内面87を備える。切断された被覆が導線から抜き取ら
れる間に、締付けアーム60がプライヤ1の後端の方向
へ変位することを防止するため、対応するストッパを長
いアーム83の自由端の位置に設けることができる。具
体的には、このストッパは、ハウジング2の側壁に配設
される。図4に示されているように、このストッパは、
板ばね61の広い後端部89に対しいくらか上方に来る
ように配設される。第2の実施例による締付けアーム6
0の長いアーム83の後部の自由端は、第1の実施例の
場合とは異なり、独立した支持アタッチメントを持たな
い。その代わりに、この自由端は、ハウジング2の側壁
に設けられた支持アタッチメント92(図7参照)に取
り付けることができる。支持アタッチメント92は、板
ばね61の上に配設した1本の連続した支持棒で置き換
えることもできる。その場合、図7に示されているよう
に、板ばね61は、対応する支持棒の周りを通るように
配設しなければならない。あるいは、図4に示されてい
るように、下側の締付けあご20の前部の下側の領域
を、壁部材93で覆うことができる。なお、図5(a)
及び図5(b)に示される積層体カセット59及び薄板
積層体76は、前記第1実施例のものと同様である。
施例を、図6を参照して説明する。この実施例は、締付
けアーム60の構造が第1及び第2の実施例の場合とは
異なる。第1又は第2の実施例の部材と同一の部材には
同一の符号を付し、説明を省略する。
て、案内アタッチメント94及び95が、短いアーム8
4の両側に配設され、垂直方向に延び、そして、ハウジ
ング2の対向する内側面に配設された溝に係合する。短
いアーム84は、締付けアーム60の長いアーム83に
対して回動するように取り付けられている。締付けアー
ム60の長いアーム83の自由端には、横方向の支持ア
タッチメント85及び86が備えられ、これらの支持ア
タッチメント85及び86は、ハウジング2の内側面の
対応する凹部に配置される。本実施例では、これらの支
持アタッチメント85及び86は、円環状に形成され、
わずかな量の磨耗しか呈さない。これらの支持アタッチ
メント85及び86は、締付けアーム60に一体的に結
合されている。あるいは、この例では、これらの支持ア
タッチメントはたとえば高力メタルのような低磨耗金属
の円形アタッチメントとしてもよく、この場合、締付け
アーム60に一体的に結合された円筒アタッチメント
(図示しない)にはめ込まれる。
は、プレート状部材96として形成される。このプレー
ト状部材96は、底面が平らな凹部97にはめ込まれ
る。この凹部97は、締付けアーム60の上面87に配
設されている。短いアーム84から遠ざかるにつれ幅広
くなるV字形凹部88が、プレート状部材96に設けら
れている。上述したように、プレート状部材96は、凹
部97に対してぴったりと遊びなくはめ込まれる。プレ
ート状部材96は、たとえば、低磨耗材料、たとえば、
高力メタルなどで作製することができる。
を参照しながら詳細に説明する。
つまり、プライヤ1の口部29が最大限に開いている状
態を示す。この状態では、被覆除去づめ51と積層体カ
セット59は、ばね65により、互いに引き離されてお
り、積層体カセット59は、案内軌道62の方へ押し付
けられている。弾性部材58の作用により、薄板56の
切断端55が最大限度まで突き出し、上側締付けあごの
導線端ホルダ94内まで出る。
ね61又はその弾力を生じる先端領域90により、最高
位置に保持されている。この最高位置において、長いア
ーム83は、水平に、つまり案内軌道62に対して平行
となっている。薄板75は、その下面が、長いアーム8
3の平らなすなわち水平な内面87に乗り、定位置に位
置している。この定位置において、切断エッジ80は、
最大限上方を向いている。締付けアーム16の長いアー
ム83のV字形凹部88は、この段階では、個々の薄板
75を相対的に回動させない。図7には、積層体76の
中央の薄板75だけが示されている。図7からわかるよ
うに、薄板下面78は、薄板のほぼ中央部から、プライ
ヤ1の前端に向かって少し上向きに案内され、薄板の前
端部分81に達する。すでに図3(b)において説明し
た角度αは、この薄板の曲った(傾いた)面の領域と内
面87との間に生じる。なお、V字形凹部88の先端
は、図7から図9においては、破線で示されている。ま
た、この破線は、中央の薄板75の支えをも示してい
る。
から図9の上側締付けあご4が、上記のトグルレバー継
手を介して、支持ピン39を中心として反時計方向に回
動する。この場合、摺動部材18は、最初は、駆動ヘッ
ド46をプライヤ1の後端方向にまったく変位させない
か、あるいは非常にわずかしか変位させない。プライヤ
1の口部29は、把手3及び12がまだ完全に閉じない
うちに閉じられ、切断端55並びに切断エッジ80が、
プライヤ1の口部29に挟まれている図示しない導線の
被覆に食い込む。この状態で、締付け部材34の締付け
面35上に置かれている導線36が締付け面7によりば
ね61に抗して下方へ押される間に、図1の締付け面7
が上側のストッパ面32に当たる。同時に、締付けアー
ム60が、その動き応じて、下方へたわむ。
付力の作用の結果、締付けアーム60の短いアーム84
が、ばね61の力に抗して、支持アタッチメント92の
周りを回動するので、V字形凹部88の作用により各薄
板75同士の相対的変位が確実に生じる。積層体の中央
の薄板は下方へ最大限ふれる(偏向する)ことができ
る。なぜなら、V字形凹部88の上側の縁により形成さ
れる支えが、その中央の薄板について最も前方にあるか
らである。しかし、積層体76の外側の薄板75は、V
字形凹部88のために大きく下方へふれることができな
いので、導線の絶縁被覆によりよく食い込むことができ
る。このようにして、V字形凹部88の存在により、薄
板75の切断エッジ80は、導線36の輪郭形状に対し
てよりよく適合し、導線の絶縁被覆の特に外側の領域に
対してよりよく食い込む。なぜなら、外側の、つまり外
部に位置している薄板75は、それ以上たわまないから
である。この結果、絶縁被覆を、よりよく、よりきれい
に導線端から剥き取ることができる。
は、プライヤ1の後端に向かって、V字形凹部88の中
へ、ますます深く入り込む。この状態は、プライヤ1の
口部29における、ほぼ最大の締付・切断力状態を示し
ている。
2が完全に閉じられると、枢軸ピン17の上を枢軸ピン
14の方向へ張り出している摺動部材18の後部自由端
が、プライヤ1の後端の方向へ最大に回動し、駆動ヘッ
ド46をその最も後ろの限界位置へ押す。それにより、
積層体カセット59も、被覆除去づめ51と共に、その
最も後ろの限界位置まで移動する。締付けアーム60
は、その回動姿勢を保持するが、薄板75は、それらの
薄板下面78によって、V字形凹部88により形成され
る面87の縁を摺動する。同時に、後部まで到達する上
記運動の過程において、薄板下面78の角度αだけ曲が
った領域が、上記の縁(支え)に達し、その結果、積層
体76の中央の薄板75とその近傍の薄板75とが下降
する。それにより、切断エッジ80が、導線36の芯か
ら、わずかに離れるが、被覆からは離れない。積層体7
6の外側に位置する薄板は、それほど大きく下降しない
が、このような下降は、薄板75が両側において導線の
芯を通過して移動するので不必要でもある。
9の移動中、上側の被覆除去器51も、アタッチメント
51aを介して支持されつつ後部へ移動する。アタッチ
メント51aは、上側の締付けあご4の内部に配設され
た案内面4aの前部の上側に配設されている。把手3及
び12が解放されると、それら把手はばね20により再
び伸展し、同時に、圧縮ばね50により、引張り部材3
7と被覆除去づめ51と積層体カセット59とが再び前
方へ押し付けられる。プライヤ1の口部29がばね65
によりさらに開き、ばね61により、締付けアーム60
が、その元の定位置に戻される。
の動きを限定する薄板案内器を、薄板積層体の後面に配
設したことにより、積層体において外側に位置する薄板
の切断エッジが中央部の薄板の切断エッジよりも、導線
の絶縁被覆に対しより良く食い込むようにすることがで
き、導線の輪郭形状に合わせてきれいに絶縁被覆を取り
除くことが可能となる。
被覆除去装置の第1実施例の斜視図であり、ハウジング
が部分的に取り外された状態を示している。
した図1のプライヤの斜視図である。
造を示すための斜視図であり、(a)は積層体カセット
を、(b)は薄板積層体を、(c)は薄板案内器を持つ
締め付けあごを、それぞれ示している。
視図である。
(a)は積層体カセットを、(b)は薄板積層体を、
(c)は薄板案内器を備え関節を持つ締め付けあごを、
それぞれ示している。
成を示す斜視図である。
の部分側面図であり、プライヤの口部が開いている状態
を示す。
の部分側面図であり、プライヤの口部が閉じている状態
を示す。
の部分側面図であり、プライヤの口部が閉じており、被
覆除去器が後退している状態を示す。
締付けあご、6 側壁、7 締付け面、8,9 側壁
片、10,11,14,17 枢軸ピン、15,16
摺動レバー、18 摺動部材、20 ばね、21,22
ピン、23 静止ブレード、24 ブレード、25,
26 カッター、27 支持体、28 締付けあご、2
9 口部、30,31 あご壁、32,33 上部スト
ッパ面、34 締付け部材、35 締付け面、36 導
線、37 引張り部材、39 枢軸ピン、40,41
サイドブラケット、42 後部長手溝、43 支持ピ
ン、44,45 スペーサ座金、46 駆動ヘッド、4
8 駆動ロッド、50 圧縮ばね、51 絶縁被覆除去
づめ、52 突出部、54 切断エッジ、55 切断
端、56 薄板、57 回動軸、58 弾性部材、59
積層体カセット、60締付けアーム、61 板ばね、
62 案内軌道、65 圧縮ばね、66 調整用部材、
67,68 側壁、69,70 案内面、71 横断ウ
ェブ、72 アタッチメント、74 軸、75 薄板、
76 薄板積層体、77 通し穴、78薄板下面、79
薄板上面、80 切断エッジ、82 横断壁、83
長いアーム、84 短いアーム、85,86 支持アタ
ッチメント、87 内面、88V字形凹部、91 角ブ
ラケット、92 支持アタッチメント、93 壁部材、
94,95 案内アタッチメント、96プレート状部
材。
Claims (18)
- 【請求項1】 2つの締付けあごにより形成された口部
内に配設されると共に前記口部の長手方向に変位可能な
2つの被覆除去器を有し、前記被覆除去器の少なくとも
一方が、複数の薄板を重ねてなる積層体を持ち、前記口
部の長手方向に対して横方向に動くことができ、前記口
部が閉じたときに前記締付けあごによって保持される導
線の絶縁被覆に食い込む切断エッジを持つ導線被覆除去
装置であって、 前記導線の輪郭形状に適合し前記薄板の横方向の動きを
それに対応して制限する薄板案内器が、前記積層体の後
面に配設されていることを特徴とする導線被覆除去装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の導線被覆除去装置にお
いて、前記薄板案内器が回動自在に取り付けられている
ことを特徴とする導線被覆除去装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の導線被覆除去装置にお
いて、前記薄板案内器が、前記一方の締付けあごの一部
として構成されることを特徴とする導線被覆除去装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の導線被覆除去装置にお
いて、前記薄板案内器が、前記一方の締付けあごに一体
的に結合されていることを特徴とする導線被覆除去装
置。 - 【請求項5】 請求項3又は請求項4に記載の導線被覆
除去装置において、前記一方の締付けあごが関節状に形
成されていることそ特徴とする導線被覆除去装置。 - 【請求項6】 請求項3〜請求項5のいずれかに記載の
導線被覆除去装置において、前記一方の締付けあごは、
前記口部の長手方向に沿った様々な位置に配置可能なこ
とを特徴とする導線被覆除去装置。 - 【請求項7】 請求項3〜請求項6のいずれかに記載の
導線被覆除去装置において、前記一方の締付けあごは、
前記薄板案内器の領域内に、回動自在に設けられている
導線被覆除去装置。 - 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の
導線被覆除去装置において、前記積層体が前記薄板案内
器上を前記口部の長手方向に沿って摺動しつつ変位し、
前記各薄板の水平部分の薄板底部が、薄板前部領域にあ
る前記切断エッジに向かってわずかに曲がっていること
を特徴とする導線被覆除去装置。 - 【請求項9】 請求項8に記載の導線被覆除去装置にお
いて、前記積層体が、積層体カセットに回動自在に取り
付けられ、前記口部の長手方向に変位する引張り部材に
結合されていることを特徴とする導線被覆除去装置。 - 【請求項10】 請求項3〜請求項9のいずれかに記載
の導線被覆除去装置において、前記一方の締付けあごを
前記口部の方向へ押し付けるばねが、前記締付けあごの
後面に配設されていることを特徴とする導線被覆除去装
置。 - 【請求項11】 請求項10に記載の導線被覆除去装置
において、前記ばねが、前記口部の長手方向に沿って配
設された板ばねであり、前記口部の後端に取り付けられ
ることを特徴とする導線被覆除去装置。 - 【請求項12】 請求項3〜請求項11のいずれかに記
載の導線被覆除去装置において、前記薄板案内器を有す
る前記一方の締付けあごが、前記口部が閉じられるとき
に他方の締付けあごが移動する先の静止ハウジング部材
の間に配設されていることを特徴とする導線被覆除去装
置。 - 【請求項13】 請求項9〜請求項12のいずれかに記
載の導線被覆除去装置において、前記他方の被覆除去器
も、前記引張り部材に結合されていることを特徴とする
導線被覆除去装置。 - 【請求項14】 請求項13に記載の導線被覆除去装置
において、圧縮ばねが前記他方の被覆除去器と前記積層
体カセットとの間に設けられ、この圧縮ばねは前記積層
体カセットを案内軌道に対して押し付け、前記積層体カ
セットは前記案内軌道上を変位することを特徴とする導
線被覆除去装置。 - 【請求項15】 請求項1〜請求項14のいずれかに記
載の導線被覆除去装置において、2つの把手を持つプラ
イヤとして形成され、前記2つの把手が握り締められ前
記引張り部材が前記プライヤの後端へ案内されたとき
に、前記プライヤにより前記口部が閉じることを特徴と
する導線被覆除去装置。 - 【請求項16】 請求項2〜請求項15のいずれかに記
載の導線被覆除去装置において、前記薄板案内器は、前
記締付けあごに嵌め込まれるプレート状部材として形成
されることを特徴とする導線被覆除去装置。 - 【請求項17】 請求項16に記載の導線被覆除去装置
において、前記プレート状部材は、縁部分にV字形凹部
を持つプレートとして形成されることを特徴とする導線
被覆除去装置。 - 【請求項18】 請求項17に記載の導線被覆除去装置
において、前記プレートは、前記締付けあごの回動自在
の長いアームの平らな凹部に嵌め込まれることを特徴と
する導線被覆除去装置。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| DE4420050.1 | 1994-06-08 | ||
| DE4420050A DE4420050C1 (de) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | Abisoliervorrichtung |
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|---|---|
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