JPH07336926A - 小型モータ - Google Patents

小型モータ

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JPH07336926A
JPH07336926A JP6125458A JP12545894A JPH07336926A JP H07336926 A JPH07336926 A JP H07336926A JP 6125458 A JP6125458 A JP 6125458A JP 12545894 A JP12545894 A JP 12545894A JP H07336926 A JPH07336926 A JP H07336926A
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small motor
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Akira Harigaya
明 張ケ谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受とアーマチュアシャフトのクリアランス
調整を極めて容易に行えるとともに生産性が良好で、し
かも生産コストの減少を図れる小型モータを提供する。 【構成】 ケース25の軸受4,6の外側にケース25
の板厚よりも小さい厚さ寸法を有する調芯用薄肉部5c
を設けている小型モータ1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車の冷暖房装置
に備えられているエアミックスドアやモードドアやイン
テークドアやバイレベルドアなどの空調用ドアを開閉す
るアクチュエータに内蔵される小型モータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の冷暖房装置に備えられて
いる空調用ドアを開閉するアクチュエータに内蔵されて
いる小型モータとしては、モータヨークの内周に取付け
たマグネットの内側にアーマチュアが収容されているも
のが知られている。モータヨークには開放端部にエンド
カバーが固着されており、モータヨークのエンドカバー
とは反対側に取付けたモータヨーク側軸受と、エンドカ
バーに取付けたエンドカバー側軸受とによってアーマチ
ュアに備えたアーマチュアシャフトが回転可能に支持さ
れている。
【0003】このような小型モータは、アーマチュアに
備えたアーマチュアコイルに電流を供給することによっ
てアーマチュアコイルより発生する磁力とマグネットよ
り発生している磁力とによってアーマチュアシャフトが
回転するため、アクチュエータ内でアーマチュアシャフ
トに連結した出力アームを動かして空気ドアに結合した
ロッドを作動させることにより冷暖房装置の空気ドアを
開けたり、あるいは閉めたりする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の小型モ
ータにおいて、モータヨーク側軸受は軸受押え部材によ
ってモータヨークの内面に対する球面対偶を介して移動
可能にモータヨークに取付けられたボール型ジャーナル
軸受であり、エンドカバー側軸受も軸受押え部材によっ
てエンドカバーに対する球面対偶を介して移動可能にエ
ンドカバーに取付けられたボール型ジャーナル軸受であ
るため、アーマチュアシャフトと両軸受との間の公差
は、アーマチュアシャフトの回転にともなってモータヨ
ーク側軸受がモータヨークに対して移動するとともに、
エンドカバー側軸受がエンドカバーに対して移動するこ
とによって小さく定めている。そのため、エンドカバー
をモータヨークに取付けてからアーマチュアシャフトと
軸受とのあいだでクリアランス量を調整することが難し
く、エンドカバー側の軸受とモータヨーク側の軸受とが
組込み時に傾斜していると、アーマチュアの回転が低下
するため、初期の目標回転数に達しないことがありえる
ので、エンドカバーをモータヨークに取付けた組付け完
了状態でクリアランス量の調整を行えるようにすること
によって、モータ特性のばらつきや不具合製品の誤出荷
を防ぐようにする必要があるという問題点を有するとと
もに、両軸受をモータヨークやエンドカバーに球面対偶
を介して移動可能に取付けるための軸受押え部材の形状
が複雑になりうることから、生産性に劣る原因となりう
るという問題点もあり、しかも、ボール型ジャーナル軸
受は、一般的に広く用いられている円筒型ジャーナル軸
受よりも高価であり、より一般的な円筒型ジャーナル軸
受を用いることができれば、生産コストの減少を図れる
という問題点があった。
【0005】
【発明の目的】この発明に係わる小型モータは、軸受と
アーマチュアシャフトのクリアランス調整を極めて容易
に行えるとともに生産性が良好で、しかも生産コストの
減少を図れる小型モータを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる小型モータは、中空の円筒状に形成され、端面部の
中央部に軸受が一体的に備えられたケースと、ケースの
内周部に固着されたマグネットと、マグネットの内側に
配置され、ケースの軸受により回転可能に支持されたア
ーマチュアシャフトを有するアーマチュアとを備えた小
型モータにおいて、ケースは、ケースの軸受の外側に、
ケースの板厚よりも小さい厚さ寸法に形成された調芯用
薄肉部が設けられている構成としたことを特徴としてお
り、この発明の請求項2に係わる小型モータは、ケース
は、円板状をなし、中央部に第1の軸受が一体的に備え
られたエンドカバーと、一面に開口部を有する円筒状を
なし、開口部にエンドカバーが固着され、且つ、端面部
の中央部に第2の軸受が一体的に備えられたモータヨー
クとにより形成されていることとしており、この発明の
請求項3に係わる小型モータは、調芯用薄肉部は、エン
ドカバー側の第1の軸受の外周側を囲んでエンドカバー
上に形成されていることとしており、この発明の請求項
4に係わる小型モータは、調芯用薄肉部は、モータヨー
ク側の第2の軸受の外周側を囲んでモータヨーク上に形
成されていることとしており、この発明の請求項5に係
わる小型モータは、調芯用薄肉部が形成されたエンドカ
バーの第1の軸受または調芯用薄肉部が形成されたモー
タヨークの第2の軸受は、円筒型の軸受であることとし
ており、この発明の請求項6に係わる小型モータは、調
芯用薄肉部は、ケースの外側の側面および内側の側面の
いずれか一方に形成された凹状溝であることとしてお
り、この発明の請求項7に係わる小型モータは、調芯用
薄肉部は、ケースの両側面に形成された凹状溝であるこ
ととしている。
【0008】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わる小型モータ
において、調芯用薄肉部がケース上で移動されると、軸
受はアーマチュアシャフトの軸方向に対して変位され
る。それ故、軸受はケース上で移動可能に配置されてア
ーマチュアシャフトを回転可能に支持する。この発明の
請求項2に係わる小型モータにおいて、エンドカバーに
第1の軸受が備えられ、モータヨークに第2の軸受が備
えられ、調芯用薄肉部はエンドカバー上またはモータヨ
ーク上に設けられているため、調芯用薄肉部がエンドカ
バー上で移動されると第1の軸受はアーマチュアシャフ
トの軸方向に対して変位され、調芯用薄肉部がモータヨ
ーク上で移動されると第2の軸受はアーマチュアシャフ
トの軸方向に対して変位される。それ故、第1の軸受ま
たは第2の軸受はエンドカバーまたはモータヨーク上で
移動可能に配置されてアーマチュアシャフトを回転可能
に支持する。この発明の請求項3に係わる小型モータに
おいて、エンドカバー側の第1の軸受の外周側を囲んで
形成された調芯用薄肉部がエンドカバー上で移動される
と、第1の軸受のみがアーマチュアシャフトの軸方向に
対して変位される。それ故、第1の軸受はエンドカバー
上で移動可能に配置されてアーマチュアシャフトを回転
可能に支持する。この発明の請求項4に係わる小型モー
タにおいて、モータヨーク側の第2の軸受の外周側を囲
んで形成された調芯用薄肉部がモータヨーク上で移動さ
れると、第2の軸受のみがアーマチュアシャフトの軸方
向に対して変位される。それ故、第2の軸受はモータヨ
ーク上で移動可能に配置されてアーマチュアシャフトを
回転可能に支持する。この発明の請求項5に係わる小型
モータにおいて、調芯用薄肉部がエンドカバー上で移動
されると第1の軸受はアーマチュアシャフトの軸方向に
対して変位され、調芯用薄肉部がモータヨーク上で移動
されると第2の軸受はアーマチュアシャフトの軸方向に
対して変位され、第1の軸受または第2の軸受が円筒型
の軸受であって調芯機能がなくてもエンドカバーまたは
モータヨーク上で移動可能に配置されてアーマチュアシ
ャフトを回転可能に支持する。この発明の請求項6に係
わる小型モータにおいて、調芯用薄肉部は、ケースの外
側の側面および内側の側面のいずれか一方に形成された
凹状溝に調芯用の治具が挿入されることによって軸受を
アーマチュアシャフトの軸方向に対して変位させる。そ
れ故、軸受はケース上で移動可能に配置されてアーマチ
ュアシャフトを回転可能に支持する。この発明の請求項
7に係わる小型モータにおいて、調芯用薄肉部は、ケー
スの両側面に形成された凹状溝に調芯用の治具が挿入さ
れることによって軸受をアーマチュアシャフトの軸方向
に対して変位させる。それ故、軸受はケース上で移動可
能に配置されてアーマチュアシャフトを回転可能に支持
する。
【0009】
【実施例】図1ないし図6にはこの発明に係わる小型モ
ータの実施例が示されている。図1ないし図3はこの発
明に係わる小型モータの第1実施例が示されており、図
4ないし図6はこの発明に係わる小型モータの第2実施
例が示されている。
【0010】図1に示す小型モータ1において、ケース
25はモータヨーク2およびエンドカバー5によって形
成されており、モータヨーク2は、略円筒形状に形成さ
れたモータヨーク本体2aと、このモータヨーク本体2
aの一端側を閉塞するように形成されたトップ2bとか
らなる。
【0011】上記モータヨーク本体2aの内周面には円
筒形状に形成したマグネット3が取付けられている。
【0012】上記トップ2bの中央部分には略円筒突出
状に形成された第1の軸受装着部2cが設けられてお
り、この第1の軸受装着部2cはモータヨーク2の内側
に凹状に形成されているため、第1の軸受装着部2cに
モータヨーク側軸受4が装着されている。第1の軸受装
着部2cの内径はモータヨーク側軸受4の外径よりもわ
ずかに大きく形成されており、モータヨーク側軸受4は
円筒形状をなす円筒型ジャーナル軸受であって中央にア
ーマチュアシャフト挿入孔4aを設けている。モータヨ
ーク側軸受4は第1の軸受装着部2cに収められること
によって第1の軸受装着部2c内で支持されている。モ
ータヨーク本体2aの開放部分にはエンドカバー5が固
着されている。
【0013】エンドカバー5には円盤板状に成形された
エンドカバー本体5aと、このエンドカバー本体5aの
中央において略円筒突出状に形成された第2の軸受装着
部5bと、上記エンドカバー本体5a上で第2の軸受装
着部5bの外側に配置された調芯用薄肉部5cとが備え
られている。
【0014】上記エンドカバー本体5aの外周縁はモー
タヨーク本体2aの他端側に設けられた開放部2a1に
加締めによってモータヨーク本体2aに一体的に固着さ
れている。
【0015】上記第2の軸受装着部5bにはエンドカバ
ー側軸受6が装着されている。第2の軸受装着部5bの
内径はエンドカバー側軸受6の外径よりもわずかに大き
く形成されており、エンドカバー側軸受6は上記モータ
ヨーク側軸受4と同様に円筒形状をなす円筒型ジャーナ
ル軸受であって中央にアーマチュアシャフト挿入孔6a
を設けている。エンドカバー側軸受6は第2の軸受装着
部5bに収められることによって第2の軸受装着部5b
内で支持されている。エンドカバー側軸受6のアーマチ
ュアシャフト挿入孔6aはモータヨーク側軸受4のアー
マチュアシャフト挿入孔4aに対応した位置に配置され
ている。
【0016】また、上記エンドカバー本体5a上の第2
の軸受装着部5bの外側には、図2に示すように、エン
ドカバー本体5aの板厚よりも小さい厚さ寸法を有して
環状に形成された調芯用薄肉部5cが設けられており、
この薄肉部5cにはエンドカバー本体5aに対するモー
タヨーク2の内側からおよびモータヨーク2の外側から
リング状に切削することによって形成された凹状溝5c
1が形成されているため、エンドカバー本体5aよりも
剛性が低くなっている。第2の軸受装着部5bはエンド
カバー5において薄肉部5cに囲まれて配置されてい
る。
【0017】上記薄肉部5cはエンドカバー本体5a上
でリング形の凹状をなすため、図2に示すように、薄肉
部5cのリング形状に対応したものとして予め形成した
パイプ状の治具20を、薄肉部5cに対して挿し込んで
から薄肉部5cをこじるように押圧すると、薄肉部5c
の剛性がエンドカバー本体5aよりも低くなっているの
で、薄肉部5cの凹状溝5c1が歪んで第2の軸受装着
部5bをエンドカバー本体5a上で傾斜させ、それによ
って、第2の軸受装着部5b内に配置しているエンドカ
バー側軸受6のアーマチュアシャフト挿入孔6aの開口
方向を傾斜させる。
【0018】一方、モータヨーク2内にはアーマチュア
7、ホルダベース8、ブラシケース9,10、ブラシ1
1,12が配置されており、アーマチュア7は、アーマ
チュアシャフト13、アーマチュアコア14、アーマチ
ュアコイル15、コンミュテータ16からなる。
【0019】アーマチュアシャフト13は、エンドカバ
ー5からトップ2bまでの長さよりも大きい長さ寸法に
形成されており、一方側がエンドカバー側軸受6のアー
マチュアシャフト挿入孔6a内に挿入され、他方側がモ
ータヨーク側軸受4のアーマチュアシャフト挿入孔4a
内に挿入されたうえでトップ2bから外側に向けて突出
しているため、エンドカバー側軸受6およびモータヨー
ク側軸受4によって回転可能に支持されている。また、
アーマチュアシャフト13のほぼ中央には、第1ローレ
ット成形部13aが設けられているとともに、アーマチ
ュアシャフト13上の上記第1ローレット成形部13a
の近傍に第2ローレット成形部13bが設けられている
ため、第1のローレット成形部13aに複数枚の板を重
ね合わせたアーマチュアコア14が固定され、第2のロ
ーレット成形部13bに樹脂製円筒状のコンミュテータ
16が固定されている。アーマチュアコア14には予め
定めたスロット数に対応したコイル巻回部14aが形成
されている。
【0020】コンミュテータ16の外周面上には上記コ
イル巻回部14aの数と同一枚数で導電材製のコンミュ
テータ片16aが固着されており、上記各コンミュテー
タ片16aに夫々電気的に接続したエナメル線を上記ア
ーマチュアコア14の巻回部14a毎に巻回することに
よってアーマチュアコイル15が形成されている。エナ
メル線はアーマチュアコア14の巻回部14aにシング
ル巻きあるいはダブル巻きによって巻回されている。
【0021】コンミュテータ16の外周には円盤板状で
中央にコンミュテータ挿入孔8aを形成したホルダベー
ス8が配置されており、このホルダベース8の相対向す
る2個所にブラシケース9,10が取付けられている。
上記各ブラシケース9,10内には各ブラシスプリング
9a,10aを介してブラシ11,12が収容されてい
るため、一方のブラシ11は一方のブラシスプリング9
aの弾性反発力によってコンミュテータ16のコンミュ
テータ片16aに圧接され、他方のブラシ12は他方の
ブラシスプリング10aの弾性反発力によってコンミュ
テータ16のコンミュテータ片16aに圧接されてい
る。各ブラシ11,12は各ピグテール11a,12a
によって図示しない外部回路に電気的に接続される。
【0022】このような構造の小型モータ1は、エンド
カバー5の第2の軸受装着部5bに取付けたエンドカバ
ー側軸受6のアーマチュアシャフト挿入孔6aに、アー
マチュアシャフト13の一方側を挿入し、各ブラシスプ
リング9a,10aを介して各ブラシ11,12をコン
ミュテータ16のコンミュテータ片16aに圧接させた
うえで、第1の軸受装着部2cにモータヨーク側軸受4
を取付けたモータヨーク2をアーマチュア7に被せ、モ
ータヨーク2の開放部2a1をエンドカバー本体5aの
外周縁に加締めることによってエンドカバー5をモータ
ヨーク2に固着して組込みを終了する。
【0023】この状態で、ピグテール11a,12aに
図示しないターミナルを介して検査用の外部回路を電気
的に接続してから、外部回路を介して各ピグテール11
a,12a間に電位差を生じさせると、一方のブラシ1
1、このブラシ11に圧接している一つのコンミュテー
タ片16a、このコンミュテータ片16aに電気的に接
続されたアーマチュアコア14の巻回部14a毎のアー
マチュアコイル15、アーマチュアコイル15に接続さ
れたもう一つのコンミュテータ片16a、もう一つのコ
ンミュテータ片16aに圧接している他方のブラシ12
に電流が流れ、アーマチュアコア14の各巻回部14a
毎にアーマチュアコイル15が順次励磁されるため磁力
が発生し、アーマチュアコイル15よりの磁力とマグネ
ット3より発生している磁力とによるフレミングの左手
の法則によってアーマチュア7が回転する。
【0024】そこで、検査用の外部回路から小型モータ
1に対する検査用として定めた値の電流を供給した際
に、アーマチュア7の回転数が目標値よりも小さくなっ
ている場合、図2に示す治具20を薄肉部5cに対して
挿し込んでから薄肉部5cをこじるように押圧すること
によって、薄肉部5cの凹状溝5c1を歪ませて第2の
軸受装着部5bをエンドカバー本体5a上で傾斜させ、
第2の軸受装着部5b内に配置しているエンドカバー側
軸受6に有するアーマチュアシャフト挿入孔6aの開口
方向も傾斜させるため、アーマチュア7の回転数が目標
値に達するまでエンドカバー側軸受6とアーマチュアシ
ャフト13との間のクリアランス調整をする。
【0025】そして、この小型モータ1をアクチュエー
タに組み付け、このアクチュエータ内で、アーマチュア
シャフト13のトップ2bから突出した部分に減速機構
を介して出力アームが連結され、この出力アームは車両
の冷暖房装置の空調用ドアに連結され、ピグテール11
a,12aに図示しないターミナルを介して車両内の外
部回路が電気的に接続されるので、車両への搭載後に、
乗員によってモード切換えが行われると、アーマチュア
7が回転することによって、アーマチュアシャフト13
により出力アームを回動させて冷暖房装置の空調用ドア
を作動させるものとなる。
【0026】図4ないし図6には、この発明に係わる小
型モータの第2実施例が示されている。
【0027】この場合、小型モータ1は、図4に示され
るように、トップ2bの中央部分に設けた第1の軸受装
着部2cにボール型ジャーナル軸受であるモータヨーク
側軸受17が取付けられており、調芯用薄肉部5cはエ
ンドカバー本体5aに対するモータヨーク2の外側から
円形状に切削することによってリング状の凹状溝5c1
が形成されていて、その他の部位は第1実施例と同一に
なっている。
【0028】この場合も、検査用の外部回路から小型モ
ータ1に対する検査用として定めた値の電流を供給した
際に、アーマチュア7の回転数が目標値よりも小さくな
っている場合、図2に示す治具20を薄肉部5cに対し
て挿し込んでから薄肉部5cをこじるように押圧するこ
とによって、薄肉部5cを歪ませて第2の軸受装着部5
bをエンドカバー本体5a上で傾斜させ、第2の軸受装
着部5b内に配置しているエンドカバー側軸受6に有す
るアーマチュアシャフト挿入孔6aの開口方向も傾斜さ
せるため、アーマチュア7の回転数が目標値に達するま
でエンドカバー側軸受5とアーマチュアシャフト13と
の間のクリアランス調整をするものとなる。
【0029】また、調芯用薄肉部5cは、図6に示され
るように、エンドカバー本体5aに対するモータヨーク
2の内側から円形状に切削することによってリング状の
凹状溝5c1を形成してもよく、その場合には、図2に
示す治具20によって第2の軸受装着部5bの全体を傾
斜させる。
【0030】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
わる小型モータによれば、アーマチュアをケース内に組
入れてからアーマチュアシャフトと軸受のクリアランス
量を調整することができ、万が一、アーマチュアをケー
ス内に組入れてから不具合が発見されたとしても、その
不具合の修正を外部から極めて容易に行って不具合を解
消することによってモータ特性のばらつきを小さくでき
るとともに騒音の減少を図れ、且つ各部品の寸法精度を
高くする必要がないので、不具合製品の誤出荷を防いで
生産性の向上を図れ、低コストな軸受により組立てられ
ることによって生産コストの減少も図れるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる小型モータの第1実施例の一
部縦断側面図である。
【図2】図1に示した小型モータにおいてのエンドカバ
ーまわりの外観斜視図である。
【図3】図1に示した小型モータにおいての調芯用薄肉
部まわりの拡大断面図である。
【図4】この発明に係わる小型モータの第2実施例の一
部縦断側面図である。
【図5】図4に示した小型モータにおいての調芯用薄肉
部まわりの拡大断面図である。
【図6】図4に示した小型モータの調芯用薄肉部とは異
なる調芯用薄肉部まわりの拡大断面図である。
【符号の説明】
1 小型モータ 2 モータヨーク 3 マグネット 4 (軸受)(第1の軸受)モータヨーク側軸受 5 エンドカバー 5c 調芯用薄肉部 5c1 凹状溝 6 (軸受)(第2の軸受)エンドカバー側軸受 13 アーマチュアシャフト 25 ケース

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の円筒状に形成され、端面部の中央
    部に軸受が一体的に備えられたケースと、 ケースの内周部に固着されたマグネットと、 マグネットの内側に配置され、ケースの軸受により回転
    可能に支持されたアーマチュアシャフトを有するアーマ
    チュアとを備えた小型モータにおいて、 ケースは、ケースの軸受の外側に、ケースの板厚よりも
    小さい厚さ寸法に形成された調芯用薄肉部が設けられて
    いることを特徴とする小型モータ。
  2. 【請求項2】 ケースは、円板状をなし、中央部に第1
    の軸受が一体的に備えられたエンドカバーと、一面に開
    口部を有する円筒状をなし、開口部にエンドカバーが固
    着され、且つ、端面部の中央部に第2の軸受が一体的に
    備えられたモータヨークとにより形成されている請求項
    1に記載の小型モータ。
  3. 【請求項3】 調芯用薄肉部は、エンドカバー側の第1
    の軸受の外周側を囲んでエンドカバー上に形成されてい
    る請求項2に記載の小型モータ。
  4. 【請求項4】 調芯用薄肉部は、モータヨーク側の第2
    の軸受の外周側を囲んでモータヨーク上に形成されてい
    る請求項2に記載の小型モータ。
  5. 【請求項5】 調芯用薄肉部が形成されたエンドカバー
    の第1の軸受または調芯用薄肉部が形成されたモータヨ
    ークの第2の軸受は、円筒型の軸受である請求項2、
    3、4のいずれかに記載の小型モータ。
  6. 【請求項6】 調芯用薄肉部は、ケースの外側の側面お
    よび内側の側面のいずれか一方に形成された凹状溝であ
    る請求項1、2、3、4、5のいずかに記載の小型モー
    タ。
  7. 【請求項7】 調芯用薄肉部は、ケースの両側面に形成
    された凹状溝である請求項1、2、3、4、5のいずか
    に記載の小型モータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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