JPH073374A - 耐熱マグネシウム合金 - Google Patents
耐熱マグネシウム合金Info
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- JPH073374A JPH073374A JP17101393A JP17101393A JPH073374A JP H073374 A JPH073374 A JP H073374A JP 17101393 A JP17101393 A JP 17101393A JP 17101393 A JP17101393 A JP 17101393A JP H073374 A JPH073374 A JP H073374A
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- Japan
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- alloy
- heat
- magnesium alloy
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- resistant magnesium
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱処理をしない鋳造のままでクリープ特性に
優れた耐熱マグネシウム合金を提供する。 【構成】 重量%でSn:6.0〜20.0%、Si:0.2
〜2.0%を含み、残部がマグネシウムと不可避物質とか
らなり、優れたクリープ特性を有することを特徴とする
耐熱マグネシウム合金。
優れた耐熱マグネシウム合金を提供する。 【構成】 重量%でSn:6.0〜20.0%、Si:0.2
〜2.0%を含み、残部がマグネシウムと不可避物質とか
らなり、優れたクリープ特性を有することを特徴とする
耐熱マグネシウム合金。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クリープ特性に優れた
鋳造用マグネシウム合金に関し、さらに詳しくは、熱処
理なしでも使用に耐える、成分として錫(Sn)と珪素
(Si)を含有する耐熱マグネシウム合金に関するもの
である。
鋳造用マグネシウム合金に関し、さらに詳しくは、熱処
理なしでも使用に耐える、成分として錫(Sn)と珪素
(Si)を含有する耐熱マグネシウム合金に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、材料の軽量化へのニーズが高ま
り、実用合金中最も密度の小さいマグネシウム合金が注
目されている。しかしながら、このマグネシウム合金
は、一般に高温(100℃以上)下でのクリープ特性が
よくないという問題を有している。
り、実用合金中最も密度の小さいマグネシウム合金が注
目されている。しかしながら、このマグネシウム合金
は、一般に高温(100℃以上)下でのクリープ特性が
よくないという問題を有している。
【0003】そこで、この問題を解決するため、重量%
で、Sn:1.0〜12.0%、Al:4〜10%、残りマ
グネシウムであるマグネシウム基合金(特許庁編,「技
術動向シリーズ 特許からみた合金」,社団法人発明協
会,昭和58年6月15日発行,第1077頁,特許7109
2)が提案されている。
で、Sn:1.0〜12.0%、Al:4〜10%、残りマ
グネシウムであるマグネシウム基合金(特許庁編,「技
術動向シリーズ 特許からみた合金」,社団法人発明協
会,昭和58年6月15日発行,第1077頁,特許7109
2)が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】マグネシウム合金のク
リープ強度の向上には固溶などによる母相の強化と、粒
界の強化が必要である。しかしながら、上記Mg−1.0
〜12.0%Sn−4〜10%Al合金は、両者の添加元
素ともに固溶強化に寄与する元素であり、マグネシウム
合金の粒界を強化するには適切な元素ではない。特に、
粒界に晶出するAlを多量に含む相はクリープ特性に害
を及ぼし、二次クリープ速度を大きくしてしまうという
欠点を有している。従って、この従来のマグネシウム合
金は、クリープ特性が十分ではないという問題を有して
いる。
リープ強度の向上には固溶などによる母相の強化と、粒
界の強化が必要である。しかしながら、上記Mg−1.0
〜12.0%Sn−4〜10%Al合金は、両者の添加元
素ともに固溶強化に寄与する元素であり、マグネシウム
合金の粒界を強化するには適切な元素ではない。特に、
粒界に晶出するAlを多量に含む相はクリープ特性に害
を及ぼし、二次クリープ速度を大きくしてしまうという
欠点を有している。従って、この従来のマグネシウム合
金は、クリープ特性が十分ではないという問題を有して
いる。
【0005】そこで、本発明者らは、上述の如き従来技
術の問題点を解決すべく鋭意研究し、各種の系統的実験
を重ねた結果、本発明を成すに至ったものである。
術の問題点を解決すべく鋭意研究し、各種の系統的実験
を重ねた結果、本発明を成すに至ったものである。
【0006】(発明の目的)本発明の目的は、熱処理を
しない鋳造のままでクリープ特性に優れた耐熱マグネシ
ウム合金を提供するにある。
しない鋳造のままでクリープ特性に優れた耐熱マグネシ
ウム合金を提供するにある。
【0007】本発明者らは、上述の従来技術の問題に対
して、以下のことに着眼した。すなわち、まず、マグネ
シウム合金のクリープ特性の挙動について検討した。そ
の結果、クリープ特性を改善するためには、高融点化合
物を晶出し、固溶強化も期待でき、かつ拡散係数の小さ
い元素が不可欠であることに着眼した。そして、これら
特性を有する添加元素成分として、Snが顕著な効果が
あることを見いだし、このSnを第1添加元素とするM
g−Sn合金系を選定した。さらに本発明者らは、この
Mg−Sn合金に対して、クリープ特性の改善に有効で
あるとともに、鋳放しのままでも良好なクリープ特性を
発現できる合金用添加元素としてSiに着目し、熱処理
をしない鋳造のままでクリープ特性に優れた耐熱マグネ
シウム合金を得るに至った。
して、以下のことに着眼した。すなわち、まず、マグネ
シウム合金のクリープ特性の挙動について検討した。そ
の結果、クリープ特性を改善するためには、高融点化合
物を晶出し、固溶強化も期待でき、かつ拡散係数の小さ
い元素が不可欠であることに着眼した。そして、これら
特性を有する添加元素成分として、Snが顕著な効果が
あることを見いだし、このSnを第1添加元素とするM
g−Sn合金系を選定した。さらに本発明者らは、この
Mg−Sn合金に対して、クリープ特性の改善に有効で
あるとともに、鋳放しのままでも良好なクリープ特性を
発現できる合金用添加元素としてSiに着目し、熱処理
をしない鋳造のままでクリープ特性に優れた耐熱マグネ
シウム合金を得るに至った。
【0008】
(第1発明の構成)本発明の耐熱マグネシウム合金は、
重量%でSn:6.0〜20.0%、Si:0.2〜2.0%を
含み、残部がマグネシウムと不可避物質とからなること
を特徴とする。
重量%でSn:6.0〜20.0%、Si:0.2〜2.0%を
含み、残部がマグネシウムと不可避物質とからなること
を特徴とする。
【0009】(第2発明の構成)本発明の耐熱マグネシ
ウム合金は、重量%でSn:6.0〜20.0%、Si:0.
2〜2.0%と、少なくともAl,Znのうちの一種以上
4.0%以下を含み、残部がマグネシウムと不可避物質と
からなることを特徴とする。
ウム合金は、重量%でSn:6.0〜20.0%、Si:0.
2〜2.0%と、少なくともAl,Znのうちの一種以上
4.0%以下を含み、残部がマグネシウムと不可避物質と
からなることを特徴とする。
【0010】
【作用】本第1発明および第2発明の耐熱マグネシウム
合金が優れた効果を発揮するメカニズムについては、未
だ必ずしも明らかではないが、次のように考えられる。
合金が優れた効果を発揮するメカニズムについては、未
だ必ずしも明らかではないが、次のように考えられる。
【0011】(第1発明の作用)本発明の耐熱マグネシ
ウム合金は、添加元素としてSnとSiを含有してな
る。この耐熱マグネシウム合金の基本系をなすMg−S
n合金は、溶融温度が高い共晶系合金である。このた
め、高温まで機械的性質が安定である。また、粒界はS
iとの化合物である高融点のMg2 Siによって強化さ
れ、粒界すべりによる変形を抑制するとともに、粒界拡
散の抵抗となり、二次クリープ速度を抑制する。
ウム合金は、添加元素としてSnとSiを含有してな
る。この耐熱マグネシウム合金の基本系をなすMg−S
n合金は、溶融温度が高い共晶系合金である。このた
め、高温まで機械的性質が安定である。また、粒界はS
iとの化合物である高融点のMg2 Siによって強化さ
れ、粒界すべりによる変形を抑制するとともに、粒界拡
散の抵抗となり、二次クリープ速度を抑制する。
【0012】錫(Sn)の含有量は、6.0重量%以上2
0.0重量%以下である。Snは、固溶強化によってマグ
ネシウムを強化する元素である。Snの含有量が6.0重
量%未満の場合は、十分な強化向上効果が得られず、二
次クリープ速度は小さくならない。また、該含有量が2
0.0重量%を超える場合は、脆弱な共晶相が増加し靱性
が著しく低下する。
0.0重量%以下である。Snは、固溶強化によってマグ
ネシウムを強化する元素である。Snの含有量が6.0重
量%未満の場合は、十分な強化向上効果が得られず、二
次クリープ速度は小さくならない。また、該含有量が2
0.0重量%を超える場合は、脆弱な共晶相が増加し靱性
が著しく低下する。
【0013】珪素(Si)の含有量は、0.2重量%以上
2.0重量%以下である。Siは、粒界に晶出して粒界が
関与する変形機構によるクリープ変形を抑制する元素で
ある。このSiの含有量が0.2重量%未満の場合は、M
g2 Siの晶出量が少なく強化の効果が発現しない。ま
た、該含有量が2.0重量%を超える場合は、Mg2 Si
が粗大化してしまい十分な強化効果が得られず、靱性が
低下する。また、この場合は、製造上溶解温度を高温と
しなければならず、溶解が困難となる。
2.0重量%以下である。Siは、粒界に晶出して粒界が
関与する変形機構によるクリープ変形を抑制する元素で
ある。このSiの含有量が0.2重量%未満の場合は、M
g2 Siの晶出量が少なく強化の効果が発現しない。ま
た、該含有量が2.0重量%を超える場合は、Mg2 Si
が粗大化してしまい十分な強化効果が得られず、靱性が
低下する。また、この場合は、製造上溶解温度を高温と
しなければならず、溶解が困難となる。
【0014】以上により、本発明の耐熱マグネシウム合
金は、熱処理をしない鋳造のままでクリープ特性に優れ
た耐熱マグネシウム合金とすることができるものと考え
られる。
金は、熱処理をしない鋳造のままでクリープ特性に優れ
た耐熱マグネシウム合金とすることができるものと考え
られる。
【0015】(第2発明の作用)本第2発明の耐熱マグ
ネシウム合金の作用は、前記第1発明の作用と同様の作
用を奏するのに加えて、下記のような作用を奏する。
ネシウム合金の作用は、前記第1発明の作用と同様の作
用を奏するのに加えて、下記のような作用を奏する。
【0016】すなわち、本発明の耐熱マグネシウム合金
は、重量%で6.0〜20.0%のSnと0.2〜2.0%のS
iに加えて、さらに第4元素として、少なくともAl,
Znのうちの一種以上を含んでなる。これら第4元素を
含有することにより、良好なクリープ特性を保ちつつ、
耐力、伸びを向上させて靱性が向上する。
は、重量%で6.0〜20.0%のSnと0.2〜2.0%のS
iに加えて、さらに第4元素として、少なくともAl,
Znのうちの一種以上を含んでなる。これら第4元素を
含有することにより、良好なクリープ特性を保ちつつ、
耐力、伸びを向上させて靱性が向上する。
【0017】珪素(Si)の含有量は、0.2重量%以上
2.0重量%以下である。Siは、粒界に晶出して粒界が
関与する変形機構によりクリープ変形を抑制する元素で
ある。このSiの含有量が0.2重量%未満の場合は、M
g2 Siの晶出量が少なく強化の効果が発現しない。ま
た、該含有量が2.0重量%を超える場合は、Mg2 Si
が粗大化してしまい十分な強化効果が得られず、靱性が
低下する。また、この場合は、製造上溶解温度を高温と
しなければならず、溶解が困難となる。
2.0重量%以下である。Siは、粒界に晶出して粒界が
関与する変形機構によりクリープ変形を抑制する元素で
ある。このSiの含有量が0.2重量%未満の場合は、M
g2 Siの晶出量が少なく強化の効果が発現しない。ま
た、該含有量が2.0重量%を超える場合は、Mg2 Si
が粗大化してしまい十分な強化効果が得られず、靱性が
低下する。また、この場合は、製造上溶解温度を高温と
しなければならず、溶解が困難となる。
【0018】アルミニウム(Al)の含有量は、4.0重
量%以下である。Alは、固溶強化によって、耐力、伸
びを改善する元素である。Alは含有量が増加するに従
って室温での引張強さや耐力は大きくなるが、Alの含
有量が4.0重量%を超えると二次クリープ速度が大きく
なる。
量%以下である。Alは、固溶強化によって、耐力、伸
びを改善する元素である。Alは含有量が増加するに従
って室温での引張強さや耐力は大きくなるが、Alの含
有量が4.0重量%を超えると二次クリープ速度が大きく
なる。
【0019】亜鉛(Zn)の含有量は、4.0重量%以下
である。Znは、固溶強化によって耐力、伸びを改善す
るとともに、時効効果を誘起し、熱処理の効果を大きく
する元素である。Znの含有量が増加するに従って室温
での引張強さや耐力は大きくなるが、Znの含有量が
4.0重量%を超えると二次クリープ速度が大きくなる。
なお、本発明において、前記Al、Znの一方のみを前
記所定量含んでもよく、また両方を合計量で4.0重量%
以下含んでもよい。
である。Znは、固溶強化によって耐力、伸びを改善す
るとともに、時効効果を誘起し、熱処理の効果を大きく
する元素である。Znの含有量が増加するに従って室温
での引張強さや耐力は大きくなるが、Znの含有量が
4.0重量%を超えると二次クリープ速度が大きくなる。
なお、本発明において、前記Al、Znの一方のみを前
記所定量含んでもよく、また両方を合計量で4.0重量%
以下含んでもよい。
【0020】以上により、本発明の耐熱マグネシウム合
金は、熱処理をしない鋳造のままでクリープ特性に優れ
た耐熱マグネシウム合金とすることができるものと考え
られる。
金は、熱処理をしない鋳造のままでクリープ特性に優れ
た耐熱マグネシウム合金とすることができるものと考え
られる。
【0021】
【発明の効果】本第1発明および第2発明の耐熱マグネ
シウム合金は、熱処理をしない鋳造のままでクリープ特
性に優れた耐熱マグネシウム合金とすることができる。
また、本発明の耐熱マグネシウム合金は、従来のAlを
多く含有するダイカスト用マグネシウム合金に比べ、ク
リープ特性が優れるため、耐熱ダイカスト用合金として
も使用できる。これより、マグネシウムダイカスト品の
適用範囲が拡大し、各種部品の軽量化が可能となる。ま
た、本発明の耐熱マグネシウム合金を使用することによ
り、熱処理を施して使用されるAgやZn、R.E.を
含む高価な砂型鋳造合金よりも単純な溶解作業でクリー
プ特性の優れた部品を作製することができるので、地金
の低コスト化、溶解作業の効率化を達成することができ
る。
シウム合金は、熱処理をしない鋳造のままでクリープ特
性に優れた耐熱マグネシウム合金とすることができる。
また、本発明の耐熱マグネシウム合金は、従来のAlを
多く含有するダイカスト用マグネシウム合金に比べ、ク
リープ特性が優れるため、耐熱ダイカスト用合金として
も使用できる。これより、マグネシウムダイカスト品の
適用範囲が拡大し、各種部品の軽量化が可能となる。ま
た、本発明の耐熱マグネシウム合金を使用することによ
り、熱処理を施して使用されるAgやZn、R.E.を
含む高価な砂型鋳造合金よりも単純な溶解作業でクリー
プ特性の優れた部品を作製することができるので、地金
の低コスト化、溶解作業の効率化を達成することができ
る。
【0022】さらに、本第2発明の耐熱マグネシウム合
金は、第4元素として少なくともAl,Znのうちの一
種以上を含んでなるので、前記第1発明の耐熱マグネシ
ウム合金に比べて、耐力、伸びが大きくなり、靱性がよ
り優れている。
金は、第4元素として少なくともAl,Znのうちの一
種以上を含んでなるので、前記第1発明の耐熱マグネシ
ウム合金に比べて、耐力、伸びが大きくなり、靱性がよ
り優れている。
【0023】
【実施例】以下に、前記第1発明および第2発明をさら
に具体的にした発明(具体例)について説明する。
に具体的にした発明(具体例)について説明する。
【0024】(発明の具体的説明)本第1発明および第
2発明の耐熱マグネシウム合金において、Snの含有量
が8.0重量%以上20重量%以下であることが好まし
い。Snの含有量を8.0重量%〜20重量%とすること
により、Snによる固溶強化を十分に行うことができる
とともに、二次クリープ速度をより小さくできるので好
適である。
2発明の耐熱マグネシウム合金において、Snの含有量
が8.0重量%以上20重量%以下であることが好まし
い。Snの含有量を8.0重量%〜20重量%とすること
により、Snによる固溶強化を十分に行うことができる
とともに、二次クリープ速度をより小さくできるので好
適である。
【0025】珪素(Si)の含有量は、0.5重量%以上
1.0重量%以下であることが好ましい。Siの含有量を
0.5重量%〜1.0重量%とすることにより、該元素によ
る強化効果がより顕著になるので好適である。
1.0重量%以下であることが好ましい。Siの含有量を
0.5重量%〜1.0重量%とすることにより、該元素によ
る強化効果がより顕著になるので好適である。
【0026】本発明の耐熱マグネシウム合金の製造方法
の一例を簡単に示すと、以下のようである。すなわち、
本合金は、各元素を純金属、合金または塩化物やフッ化
物の形態で溶融Mgに添加し、鋳造することにより、良
好なクリープ特性を有する耐熱マグネシウム合金を得る
ことができる。なお、溶解作業中には、従来のマグネシ
ウム合金と同様にSF6 ガスやフラックス等による防燃
や精錬を必要において行うことが好ましい。
の一例を簡単に示すと、以下のようである。すなわち、
本合金は、各元素を純金属、合金または塩化物やフッ化
物の形態で溶融Mgに添加し、鋳造することにより、良
好なクリープ特性を有する耐熱マグネシウム合金を得る
ことができる。なお、溶解作業中には、従来のマグネシ
ウム合金と同様にSF6 ガスやフラックス等による防燃
や精錬を必要において行うことが好ましい。
【0027】第1実施例 電気炉中で予熱した高クロム合金鋼(SUS430)製坩堝
(内径:80mm,高さ:230 mm)の内面に、塩化マグネシ
ウム系のフラックスを塗布し、その中に純Mg地金を投
入して溶解した。700℃に保持した溶湯に金属Sn、
Siを合金組成でSnが8重量%、Siが0.5重量%と
なるように添加し、これらが完全に溶解したことを確認
してから、精錬を行った。精錬終了後、700℃から7
50℃に昇温・保持した。添加金属が溶解したことを確
認したのち、10分間保持してから150℃に予熱した
舟金型に注湯し、自然冷却することにより鋳造した。な
お、溶解・鋳造作業中は、燃焼防止のために溶湯表面に
SF6 ガスを0.2l/min.吹きつけるとともに、適宜フ
ラックスを溶湯表面に散布した。
(内径:80mm,高さ:230 mm)の内面に、塩化マグネシ
ウム系のフラックスを塗布し、その中に純Mg地金を投
入して溶解した。700℃に保持した溶湯に金属Sn、
Siを合金組成でSnが8重量%、Siが0.5重量%と
なるように添加し、これらが完全に溶解したことを確認
してから、精錬を行った。精錬終了後、700℃から7
50℃に昇温・保持した。添加金属が溶解したことを確
認したのち、10分間保持してから150℃に予熱した
舟金型に注湯し、自然冷却することにより鋳造した。な
お、溶解・鋳造作業中は、燃焼防止のために溶湯表面に
SF6 ガスを0.2l/min.吹きつけるとともに、適宜フ
ラックスを溶湯表面に散布した。
【0028】次いで、舟型鋳物(試料番号1)から、φ
8mm,l=100mmの試験片を採取し、等分布荷重が作
用する条件で曲げクリープ試験を行った。この時の最大
作用応力は、60MPa(弾性式による)であった。そ
の結果を、二次クリープ領域での100時間当たりのた
わみ量を二次クリープ速度として、図1に示す。
8mm,l=100mmの試験片を採取し、等分布荷重が作
用する条件で曲げクリープ試験を行った。この時の最大
作用応力は、60MPa(弾性式による)であった。そ
の結果を、二次クリープ領域での100時間当たりのた
わみ量を二次クリープ速度として、図1に示す。
【0029】なお、比較のために、組成が8%Sn−4
%Al−Mg(試料番号:C1)、8%Sn−Mg(試
料番号:C2)、4%Sn−0.5%Si−Mg(試料番
号:C3)としたほかは、前記実施例と同様にして比較
用マグネシウム合金を得、同様に性能評価試験をクリー
プ試験によって行った。得られた結果を、同様に図1に
併せて示す。
%Al−Mg(試料番号:C1)、8%Sn−Mg(試
料番号:C2)、4%Sn−0.5%Si−Mg(試料番
号:C3)としたほかは、前記実施例と同様にして比較
用マグネシウム合金を得、同様に性能評価試験をクリー
プ試験によって行った。得られた結果を、同様に図1に
併せて示す。
【0030】図1より、本実施例にかかる耐熱マグネシ
ウム合金は、従来合金(試料番号:C1))に比べて二
次クリープ速度が1/5 と、クリープ特性に優れている
ことが分かる。
ウム合金は、従来合金(試料番号:C1))に比べて二
次クリープ速度が1/5 と、クリープ特性に優れている
ことが分かる。
【0031】第2実施例 前記第1実施例と同様にして、前記実施例のMg−8%
Sn−0.5%Si合金に対して、さらにAl,Znを含
有量が2重量%となるようにそれぞれ添加し、同様にし
て本実施例の耐熱マグネシウム合金を鋳造した(試料番
号2,試料番号3)。得られたマグネシウム合金の性能
評価試験を、前記第1実施例と同様にしてクリープ試験
により行った。その結果を、図1に示す。
Sn−0.5%Si合金に対して、さらにAl,Znを含
有量が2重量%となるようにそれぞれ添加し、同様にし
て本実施例の耐熱マグネシウム合金を鋳造した(試料番
号2,試料番号3)。得られたマグネシウム合金の性能
評価試験を、前記第1実施例と同様にしてクリープ試験
により行った。その結果を、図1に示す。
【0032】クリープ試験の結果、Al,Znの添加に
より、第1実施例のMg−8%Sn−0.5%Si合金に
対して耐力は向上するが、僅かにクリープ速度が大きく
なることが分かった。しかし、その値は、従来合金の約
1/2以下であった。
より、第1実施例のMg−8%Sn−0.5%Si合金に
対して耐力は向上するが、僅かにクリープ速度が大きく
なることが分かった。しかし、その値は、従来合金の約
1/2以下であった。
【図1】第1実施例および第2実施例の耐熱マグネシウ
ム合金と比較用Mg合金のクリープ試験結果を示す図で
ある。
ム合金と比較用Mg合金のクリープ試験結果を示す図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 粟野 洋司 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 竹内 正 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 射場 英紀 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 松井 彰 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 重量%でSn:6.0〜20.0%、Si:
0.2〜2.0%を含み、残部がマグネシウムと不可避物質
とからなることを特徴とする耐熱マグネシウム合金。 - 【請求項2】 重量%でSn:6.0〜20.0%、Si:
0.2〜2.0%と、少なくともAl,Znのうちの一種以
上4.0%以下を含み、残部がマグネシウムと不可避物質
とからなることを特徴とする耐熱マグネシウム合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17101393A JPH073374A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 耐熱マグネシウム合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17101393A JPH073374A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 耐熱マグネシウム合金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH073374A true JPH073374A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=15915484
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17101393A Pending JPH073374A (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 耐熱マグネシウム合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073374A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101948975A (zh) * | 2010-09-21 | 2011-01-19 | 华南理工大学 | 一种Mg-Sn-Si-La系耐热镁合金及其制备方法 |
| CN102888544A (zh) * | 2012-09-11 | 2013-01-23 | 西安理工大学 | 一种Sn、Si复合强化的新型耐热镁合金及其制备方法 |
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| WO2016137210A1 (ko) * | 2015-02-25 | 2016-09-01 | 이인영 | 열전도성과 난연성이 우수한 소성가공용 마그네슘 합금과 그의 제조방법 |
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| WO2020042745A1 (zh) * | 2018-08-27 | 2020-03-05 | 重庆大学 | 降解速率可控的Mg-Zn-Sn系镁合金及其制备方法和应用 |
-
1993
- 1993-06-16 JP JP17101393A patent/JPH073374A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US20190112693A1 (en) * | 2015-02-25 | 2019-04-18 | In-Young Lee | Plastic deformation magnesium alloy having excellent thermal conductivity and flame retardancy, and preparation method therefor |
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