JPH0733760A - トリオキサン誘導体および化学発光方法 - Google Patents

トリオキサン誘導体および化学発光方法

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JPH0733760A
JPH0733760A JP20200893A JP20200893A JPH0733760A JP H0733760 A JPH0733760 A JP H0733760A JP 20200893 A JP20200893 A JP 20200893A JP 20200893 A JP20200893 A JP 20200893A JP H0733760 A JPH0733760 A JP H0733760A
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group
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organic
general formula
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JP20200893A
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English (en)
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Hidejiro Sakaki
秀次郎 榊
Motohiro Mitani
元宏 三谷
Yuko Miyazaki
祐子 宮崎
Satoshi Yamada
智 山田
Hideji Ichikawa
秀二 市川
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 5−(9−アントリルアミノ)−3−イソプ
ロピル−6,6−ジメチル−1,2,4−トリオキサン
よりも強い発光量を有する新規なトリオキサン誘導体、
その製造方法および化学発光方法を提供する。 【構成】 一般式(1) 【化29】 (式中のaは2から4までの整数を示し、そしてX1
びX2 は同一又は異なって、それぞれ有機基を示し、し
かしてこれら有機基は隣接する窒素原子を介して環状構
造を形成してもよく、或いはこれら有機基は隣接する窒
素原子以外に他の複素原子を介して環状構造を形成して
もよく、そしてこれら有機基及び環状構造には置換基を
有していてもよい。またX1 とX2 とは、いずれか一方
が水素原子であってもよい。)で表わされるトリオキサ
ン誘導体、及びその製造方法並びに該誘導体と塩基とに
よる化学発光方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なトリオキサン誘導
体、その製造法及び化学発光方法に関する。本発明の誘
導体は玩具類、各種診断薬の検出剤、非常用光源等とし
て利用される。
【0002】
【従来の技術】化学発光とは、原子ないし分子が、化学
反応によって生ずるエネルギーによって励起されて光を
発する現象を云う。化学発光性化合物として現在までに
種々の骨格を有するものが開発されており、アクリジニ
ウムエステル、シュウ酸エステルなどが知られている
(「生物発光と化学発光」今井一洋編、広川書店出版、
75〜150ページ、1989年)。これらの化合物は
診断薬の検出剤として、あるいは非常時用の光源として
利用されている。
【0003】そして、例えば、血痕の鑑定で有名なルミ
ノール、ルシゲニン〔ビス(N−メチルアクリジニウム
硝酸塩)〕、ロフィン(2,4,5−トリフェニルイミ
ダゾール)或いは没食子酸による反応などがよく知られ
ている。
【0004】これらはアルカリ性の下で、過酸化水素と
Feなどの金属が存在すると発光する。ここで発生した
光を光電子増倍管により検知することにより反応に関与
する原子ないし分子を定量することが出来る。ビタミン
12、グルコースなど多くのものが測定されている。
【0005】更に、別の従来技術としてシュウ酸エステ
ルと過酸化水素とが反応して生ずる活性中間体が蛍光物
質を励起発光させる発光系が知られている。グルコース
オキシダーゼの作用によりグルコースから生ずる過酸化
水素を、この従来技術により定量し、もとのグルコース
量を測る方法が確立されている。
【0006】一方、トリオキサン骨格を有する5−(9
−アントリルアミノ)−6,6−ジメチル−3−イソプロ
ピル−1,2,4−トリオキサンにも化学発光能がある
ことが知られている。(J. C. S. Chem. Comm., 180, 1
976)
【0007】然しながら、かかる従来のトリオキサン化
合物の発光量は十分ではなく、診断薬の検出剤として、
あるいは非常用の光源として、一層発光量の強いトリオ
キサン誘導体の開発が強く望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、5−(9−アントリルアミノ)−6,6−ジ
メチル−3−イソプロピル−1,2,4−トリオキサン
よりも強い発光量を有する新規なトリオキサン誘導体を
提供することである。
【0009】本発明が解決しようとする別の課題は、5
−(9−アントリルアミノ)−6,6−ジメチル−3−イソ
プロピル−1,2,4−トリオキサンよりも強い発光量
を有する新規なトリオキサン誘導体の製造方法を提供す
ることである。
【0010】本発明が解決しようとする更なる課題は、
本発明の新規なトリオキサン誘導体と、塩基との組み合
わせより成るキット、すなわち、いわゆる「キット製
品」を提供することである。本発明のキット製品によれ
ば、新規トリオキサン誘導体と、塩基とを、その場で
(in situ)混合することにより、化学発光させることが
できる。
【0011】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための一
つの手段は、一般式(1)
【0012】
【化8】
【0013】(式中のは2から4の整数を示し、そして
1 及びX2 は同一又は異なって、それぞれ有機基を示
し、しかしてこれら有機基は隣接する窒素原子を介して
環状構造を形成してもよく、或いはこれら有機基は隣接
する窒素原子以外に他の複素原子を介して環状構造を形
成してもよく、そしてこれら有機基及び環状構造には置
換基を有していてもよい。またX1 とX2 とは、いずれ
か一方が水素原子であってもよい。)で表わされるトリ
オキサン誘導体を提供することである。
【0014】課題を解決するための別の手段は、一般式
(2)
【0015】
【化9】
【0016】(式X1 及びX2 は同一又は異なって、そ
れぞれ有機基を示し、しかしてこれら有機基は隣接する
窒素原子を介して環状構造を形成してもよく、或いはこ
れら有機基は隣接する窒素原子以外に他の複素原子を介
して環状構造を形成してもよく、そしてこれら有機基及
び環状構造には置換基を有していてもよい。またX1
2 とは、いずれか一方が水素原子であってもよい。)
で表わされるアントラセン誘導体と、一般式(3)
【0017】
【化10】
【0018】(式中のaは2から4までの整数を示
す。)で表わされるアルデヒド誘導体と、酸素とを反応
させることから成る、一般式(1)
【0019】
【化11】
【0020】(式中のaは2から4までの整数を示し、
そしてX1 及びX2 は同一又は異なって、それぞれ有機
基を示し、しかしてこれら有機基は隣接する窒素原子を
介して環状構造を形成してもよく、或いはこれら有機基
は隣接する窒素原子以外に他の複素原子を介して環状構
造を形成してもよく、そしてこれら有機基及び環状構造
には置換基を有していてもよい。またX1 とX2 とは、
いずれか一方が水素原子であってもよい。)で表わされ
るトリオキサン誘導体の製造方法を提供することであ
る。
【0021】課題を解決するための更なる手段は、一般
式(1)
【0022】
【化12】
【0023】(式中のaは2から4までの整数を示し、
そしてX1 及びX2 は同一又は異なって、それぞれ有機
基を示し、しかしてこれら有機基は隣接する窒素原子を
介して環状構造を形成してもよく、或いはこれら有機基
は隣接する窒素原子以外に他の複素原子を介して環状構
造を形成してもよく、そしてこれら有機基及び環状構造
には置換基を有していてもよい。またX1 とX2 とは、
いずれか一方が水素原子であってもよい。)で表わされ
るトリオキサン誘導体と、塩基とを適当な比率で混合す
ることにより化学発光させることを特徴とする化学発光
法を提供することである。
【0024】課題を解決するための別の手段は、一般式
(1)
【0025】
【化13】
【0026】(式中のaは2から4までの整数を示し、
そしてX1 及びX2 は同一又は異なって、それぞれ有機
基を示し、しかしてこれら有機基は隣接する窒素原子を
介して環状構造を形成してもよく、或いはこれら有機基
は隣接する窒素原子以外に他の複素原子を介して環状構
造を形成してもよく、そしてこれら有機基及び環状構造
には置換基を有してもよい。またX1 とX2 とは、いず
れか一方が水素原子であってもよい。)で表わされるト
リオキサン誘導体と、塩基との組み合わせより成る化学
発光キットを提供することである。
【0027】以下、本発明を更に詳しく説明する。
【0028】本発明の一般式(1)に示される新規なト
リオキサン誘導体としては、例えば1,2,4−トリオ
キサ−3−シクロペンチル−5−〔10−〔1−(4−カ
ルボキシピペリジノ)カルボニル〕−9−アントリルア
ミノ〕スピロ〔4,5〕デカン、1,2,4−トリオキサ
−3−シクロペンチル−5−〔10−〔(4−スクシニ
ミジロキシカルボニル)ピペリジニルカルボニル〕−9
−アントリルアミノ〕スピロ〔4,5〕デカン、1,2,
4−トリオキサ−3−シクロヘキシル−5−〔10〔1
−(4−カルボキシピペリジノ)カルボニル〕−9−ア
ントリルアミノ〕スピロ〔5,5〕ウンデカン、1,2,
4−トリオキサ−3−シクロヘキシル−5−〔10−
〔(4−スクシニミジロキシカルボニル)ピペリジニル
カルボニル〕−9−アントリルアミノ〕スピロ〔5,5〕
ウンデカン、1,2,4−トリオキサ−3−シクロヘプ
チル−5−〔10−〔1−(4−カルボキシピペリジノ)
カルボニル〕−9−アントリルアミノ〕スピロ〔6,5〕
ドデカン、1,2,4−トリオキサ−3−シクロヘプチ
ル−5−〔10〔(4−スクシニミジロキシカルボニル)
ピペリジニルカルボニル〕−9−アントリルアミノ〕ス
ピロ〔6,5〕ドデカン等を列挙することができる。
【0029】また、一般式(1)において、X1 又はX
2 はY1 −X3 −又はY2 −X4 −であって、この場合
3 とX4 はそれぞれ独立して2価の有機残基であっ
て、次のものを列挙することができる。
【0030】
【化14】
【0031】
【化15】
【0032】
【化16】
【0033】
【化17】
【0034】
【化18】
【0035】
【化19】
【0036】
【化20】
【0037】
【化21】
【0038】
【化22】
【0039】
【化23】
【0040】
【化24】
【0041】これらの式でm及びnは1から10までの
整数を示し、そしてYは低級アルキル基、Zは低級アル
キレン基を示し、かつY1 とY2 とはそれぞれ独立して
カルボキシル基、アミノ基、ヒドロキシル基、又はメル
カプト基を示し、さらに、スクシニミジルオキシカルボ
ニル基、マレイミド基又はピリミジルジチオ基であって
もよい。
【0042】一般式(3)で示されるアルデヒドとして
は、次のものを例挙することができる。シクロペンタン
カルボアルデヒド、シクロヘキサンカルボアルデヒド、
シクロヘプタンカルボアルデヒド。
【0043】本発明に従って本発明の新規なトリオキサ
ン誘導体を製造する手段及び条件等は、広範に変化され
得る。一般式(2)及び一般式(3)で表わされる本発
明の出発物質の量は、一般式(2)で表わされるアント
ラセンアミン誘導体対一般式(3)で表わされるアルデ
ヒド誘導体のモル比で約1:2〜約1:1000、好ま
しくは約1:3〜約1:100の範囲で変化され得る。
【0044】本発明で採用される反応温度は、通常、室
温でよいが、場合により、数時間加熱還流した後、室温
で反応させることにより短時間で目的物質を好収率で収
得することができる。
【0045】本発明の反応は不活性溶媒中で実施され
る。反応条件下で不活性で且つ生成されたトリオキサン
誘導体からの分離が容易であるならば種々の溶媒が使用
される。特にエーテル、ジメトキシエタン、テトラヒド
ロフラン、ヘキサン、ベンゼン、トルエンまたはそれら
の混合溶媒が適当である。使用される溶媒の量は、特に
限定されないが、出発物質の総重量当り約0.5倍〜約1
00倍の範囲で変化され得る。
【0046】本発明に係る一般式(2)で表わされるア
ントラセンアミン誘導体と、一般式(3)で表わされる
アルデヒド誘導体と酸素との反応は、通常大気圧下で実
施されるが、他の反応条件、使用される材料、希望する
反応速度等に依存して過圧下でも実施される。また、酸
素は不活性ガス例えば窒素、アルゴンとの混合ガスの状
態で用いても良く、好ましくは水分を除いた空気が望ま
しい。なお、必要に応じて一般式(2)で表わされるア
ントラセンアミン誘導体の官能基は保護化されていても
よい。保護基としては、t−ブチルジフェニルシリル
基、トリメチルシリルエトキシカルボニル基、アセチル
基などがあげられる。
【0047】本発明の反応は、トリオキサン誘導体の粗
生成物が製造されるのに十分な時間に亘って実施され
る。正確な反応は反応温度、反応圧力、出発物質の量比
等の要件によって決定されるが、通常約1時間〜約14
日間、好ましくは約10時間〜約7日間の範囲である。
【0048】製造されたトリオキサン誘導体の粗生成物
はアセトン、ジクロロメタン等適当な溶媒またはそれら
の混合溶媒に溶解させた後、常法により結晶として析出
させるか、またはカラムクロマトグラフィー法により精
製することができる。
【0049】本発明の化学発光方法は、有機溶媒のみな
らず水を存在させた系でも化学発光現象が誘起される。
塩基としては例えば、t−ブトキシカリウム、メトキシ
ナトリウム、エトキシカリウム、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水
素ナトリウム、テトラブチルアンモニウムヒドロキシド
等である。
【0050】本発明の化学発光方法に用いる有機溶媒と
しては極性溶媒がよく、ジメチルスルオキシド、ジメチ
ルホルムアミド、HMPA、ジオキサン、アセトニトリ
ル、メチルアルコール、エチルアルコール、t−ブチル
アルコールまたはニトロメタンなどが適切である。
【0051】
【実施例】本発明を実施例及び比較例によりさらに具体
的に説明する。尚、実施例1及び実施例2では、目的と
するトリオキサン誘導体を同定するデータとして日本分
光社製IR−810による赤外吸収スペクトルデータ及
び日本電子社製DX−303による質量分析データをこ
の順序で記載し、実施例3及び比較例1ではアロカ社製
BLX−201を用いた化学発光量測定カウント数を記
載した。
【0052】実施例1 構造式(4)で表わされる1,2,4−トリオキサ−3
−シクロヘキシル−5−〔10−〔1−(4−カルボキ
シピペリジノ)カルボニル〕−9−アントリルアミノ〕
スピロ〔5,5〕ウンデカンの合成。
【0053】
【化25】
【0054】アルゴン雰囲気下、9−アミノ−10−
〔1−〔4−(t−ブチルジフェニルシロキシカルボニ
ル)ピペリジノ〕カルボニル〕アントラセン500mg
(0.85mmol)に、シクロヘキサンカルボニルアル
デヒド5ml、ベンゼン15mlを加え、室温で暗室下
3日間撹拌した。さらに、水分を除去した空気雰囲気下
として5日間撹拌した。その反応液を、エーテル−炭酸
水素ナトリウム水で抽出し、有機層を減圧濃縮し、得ら
れる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し
た。溶離液としてヘキサン−ジエチルエーテル(2:
1)で展開することにより、1,2,4−トリオキサ−
3−シクロヘキシル−5−〔10−(1−〔4−ブチル
ジフェニルシロキシカルボニル)ピペリジノ〕)カルボ
ニル〕−9−アントリルアミノ〕スピロ〔5,5〕ウンデ
カン510mg(0.62mmol)を得た。
【0055】該化合物510mg(0.62mmol)の
テトラヒドロフラン11ml溶液に、テトラブチルアン
モニウムフルオライドの1.0Mテトラヒドロフラン溶液
0.75ml(0.75mmol)溶液を加え、0℃2時間
撹拌した。その後、反応液を酢酸エチル−水系で抽出操
作し有機層を減圧濃縮して得られる残渣を酢酸エチル−
ヘキサンで再結晶して1,2,4−トリオキサ−3−シ
クロヘキシル−5−〔10−〔1−(4−カルボキシピ
ペリジノ)カルボニル〕−9−アントリルアミノ〕スピ
ロ〔5,5〕ウンデカン246mg(0.42mmol)を
得た。
【0056】IR(CHCl3 )cm-1 3380(H
−N)、3000(H−OCO) 1710(C=O)、1620(C=C) MS m/z 586(M+
【0057】実施例2 構造式(5)で表わされる1,2,4−トリオキサ−3
−シクロヘキシル−5−〔10−〔(4−スクシニミジ
ロキシカルボニル)ピペリジニカルボニル〕−9−アン
トリルアミノ〕スピロ〔5,5〕ウンデカンの合成。
【0058】
【化26】
【0059】構造式(4)で表される1,2,4−トリ
オキサ−3−シクロヘキシル−5−〔10−〔1−(4
−カルボキシピペリジノ)カルボニル〕−9−アントリ
ルアミノ〕スピロ〔5,5〕ウンデカン
【0060】
【化27】
【0061】60mg(0.10mmol)をDMF 1m
lに溶解させた後、1−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩19mg(0.1
0mmol)とN−ヒドロキシスクシンイミド12mg
(0.10mmol)を加え、−20℃にて2時間、さら
に室温にて一晩撹拌した。その反応液をエーテル−水で
抽出し、有機層を水で4回洗浄した後に減圧濃縮し、得
られる残渣を、エーテル−ヘキサンにて再結晶して1,
2,4−トリオキサ−3−シクロヘキシル−5−〔10
−〔(4−スクシニミジロキシカルボニル)ピペリジニ
カルボニル〕−9−アントリルアミノ〕スピロ〔5,5〕
ウンデカン34mg(0.05mmol)を得た。
【0062】IR(CHCl3 )cm-1 3380(H
−N)、1810、1785(COO−NC=O) 1620(CO−N)
【0063】実施例3 測定化合物として実施例1において合成を行った1,
2,4−トリオキサ−3−シクロヘキシル−5−〔10
−〔1−(4−カルボキシピペリジノ)カルボニル〕−
9−アントリルアミノ〕スピロ〔5,5〕ウンデカンを、
10-7Mを含むジメチルスルホキシド100μl溶液
を、化学発光測定装置中の塩基を含む溶媒900μlの
入ったセルにインジェクションし、直後10秒間の発光
量を測定した。その際塩基を含む有機溶媒としてt−ブ
トキシカリウムの50mMジメチルスルオキシド溶液を
用いた。その測定結果を表1に示した。なお、表1中の
測定カウント数は、「単位なし」の相対値である。
【0064】比較例1 実施例3の1,2,4−トリオキサ−3−シクロヘキシ
ル−5−〔10−〔1−(4−カルボキシピペリジノ)
カルボニル〕−9−アントリルアミノ〕スピロ〔5,5〕
ウンデカンの代わりに構造式(6)
【0065】
【化28】
【0066】で表わされる5−(9−アントリルアミ
ノ)−3−イソプロピル−6,6−ジメチル−1, 2,4
−トリオキサンを用いて、実施例3と同様の測定を行っ
た。その結果を表1に示した。なお、表1中の測定カウ
ント数は、「単位なし」の相対値である。
【0067】
【表1】 表 1 化 合 物 発光量(測定カウント数) ──────────────────────────── 実施例3 4.23×105 比較例1 2.14×105

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中のaは2から4までの整数を示し、そしてX1
    びX2 は同一又は異なって、それぞれ有機基を示し、し
    かしてこれら有機基は隣接する窒素原子を介して環状構
    造を形成してもよく、或いはこれら有機基は隣接する窒
    素原子以外に他の複素原子を介して環状構造を形成して
    もよく、そしてこれら有機基及び環状構造には置換基を
    有していてもよい。またX1 とX2 とは、いずれか一方
    が水素原子であってもよい。)で表わされるトリオキサ
    ン誘導体。
  2. 【請求項2】 一般式(1) 【化2】 (式中のaは2から4までの整数を示し、そしてX1
    はX2 はY1 −X3 −又はY2 −X4 −であって、この
    場合X3 とX4 はそれぞれ独立して2価の有機残基を示
    し、かつY1 とY2 とはそれぞれ独立してカルボキシル
    基、アミノ基、ヒドロキシル基、メルカプト基、スクシ
    ニミジルオキシカルボニル基、マレイミド基、又はピリ
    ミジルジチオ基を示す。)で表わされる請求項1のトリ
    オキサン誘導体。
  3. 【請求項3】 一般式(2) 【化3】 (式中X1 及びX2 は同一又は異なって、それぞれ有機
    基を示し、しかしてこれら有機基は隣接する窒素原子を
    介して環状構造を形成してもよく、或いはこれら有機基
    は隣接する窒素原子以外に他の複素原子を介して環状構
    造を形成してもよく、そしてこれら有機基及び環状構造
    には置換基を有していてもよい。またX1 とX2 とは、
    いずれか一方が水素原子であってもよい。)で表わされ
    るアントラセンアミン誘導体と、一般式(3) 【化4】 (式中のaは2から4までの整数を示す)で表わされる
    アルデヒド誘導体と、酸素とを反応させることから成
    る、一般式(1) 【化5】 (式中のa及びX1 、X2 は先に定義したのと同一意義
    を有する)で表わされるトリオキサン誘導体の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 一般式(1) 【化6】 (式中のaは2から4までの整数を示し、そしてX1
    びX2 は同一又は異なって、それぞれ有機基を示し、し
    かしてこれら有機基は隣接する窒素原子を介して環状構
    造を形成してもよく、或いはこれら有機基は隣接する窒
    素原子以外に他の複素原子を介して環状構造を形成して
    もよく、そしてこれら有機基及び環状構造には置換基を
    有していてもよい。またX1 とX2 とは、いずれか一方
    が水素原子であってもよい。)で表わされるトリオキサ
    ン誘導体と、塩基とを混合することにより化学発光させ
    ることを特徴とする化学発光方法。
  5. 【請求項5】 一般式(1) 【化7】 (式中のaは2から4までの整数を示し、そしてX1
    びX2 は同一又は異なって、それぞれ有機基を示し、し
    かしてこれら有機基は隣接する窒素原子を介して環状構
    造を形成してもよく、或いはこれら有機基は隣接する窒
    素原子以外に他の複素原子を介して環状構造を形成して
    もよく、そしてこれら有機基及び環状構造には置換基を
    有していてもよい。またX1 とX2 とは、いずれか一方
    が水素原子であってもよい。)で表わされるトリオキサ
    ン誘導体と、塩基との組み合わせより成る化学発光キッ
    ト。
JP20200893A 1993-07-23 1993-07-23 トリオキサン誘導体および化学発光方法 Pending JPH0733760A (ja)

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