JPH073377Y2 - 指紋の着き難いメガネフレーム - Google Patents

指紋の着き難いメガネフレーム

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JPH073377Y2
JPH073377Y2 JP13072988U JP13072988U JPH073377Y2 JP H073377 Y2 JPH073377 Y2 JP H073377Y2 JP 13072988 U JP13072988 U JP 13072988U JP 13072988 U JP13072988 U JP 13072988U JP H073377 Y2 JPH073377 Y2 JP H073377Y2
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hard
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dry plating
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JP13072988U
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JPH0251317U (ja
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敏央 大下
澄男 舘野
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、指紋の着き難い新規なメガネフレームに関す
る。
〔従来の技術〕
金属製メガネフレームは、細身であることから人気があ
る。
しかし、使用される金属材料例えば洋白(銅ニッケル亜
鉛合金)、銅合金、ニッケル合金、ステンレス、チタン
等は、そのままでは外観の審美性に乏しかったり、耐蝕
性が乏しかったり、 或いは表面硬度が小さく傷付き易いので、表面に(硬
質)装飾被膜を形成するのが普通である。
装飾被膜として最も慣用的材料は、金、銀、白金(いず
れも合金を含む)等の貴金属であり、その外ニッケル、
錫なども使用される。初期の装飾被膜の形成方法は、湿
式メッキである。
しかし、湿式メッキに比べ、被膜が薄くて硬いこと、
金属以外のセラミック系化合物例えば黄色ないし茶色
を呈する窒化チタン(成膜条件で色が変化し、以下、略
号TiNで表す)、黒灰色を呈する炭化チタン(以下、略
号TiCで表す)、白色ないし灰色の窒化クロム(以下、
略号CrNで表す)などの超硬質被膜も形成することがで
きることから、最近、乾式メッキによる形成法が提案さ
れ、一部実用化されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、乾式メッキにより形成した被膜は、
(1)指で触れると容易に指紋が付着し、布で拭いても
取り難い、(2)色がくすんでおり、光沢がないという
問題点があった。
従って、本考案の目的は、これらの問題点の解決にあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本考案者らは、前記問題点の解決のため、乾式
メッキ被膜の表面を電子顕微鏡写真に取り、観察したと
ころ、被膜は柱状晶膜構造になっており、柱状晶の大き
さは平均で約0.5〜5μmで、その間には多くの粒界間
隙が存在し、粒界間隙の幅は平均で約0.1μmに達する
ことが判明した。
そして、更に研究を進めた結果、例えば、被膜をバレル
研磨にかけると、被膜表面が押しつぶされて(柱状晶が
塑性変形を起こす)粒界間隙が埋められ、この状態にな
った被膜は、前記問題点(1)、(2)を有しないこと
を見い出し、本考案を成すに至った。
よって、本考案は、「金属製メガネフレームの表面に乾
式メッキ被膜を施してなるメガネフレームにおいて、 前記被膜の表面を押しつぶして粒界間隙を埋めたことを
特徴とする指紋の着き難いメガネフレーム」を提供す
る。
〔作用〕
本考案のメガネフレームの母材を構成する金属材料とし
ては、既述のように、洋白、銅合金、 ニッケル合金、ステンレス、アルミニウム、チタン(合
金を含む)等が使用される。
これらの金属材料からなるメガネフレーム(母材)は、
予め湿式メッキにより貴金属その他のメッキが施されて
いてもよい。
乾式メッキ被膜としては、既述のように、(a)貴金属
例えば金(Au−Cr、Au−Pd等の合金を含む)、銀(合金
を含む)、白金(合金を含む)等の装飾被膜、或いは
(b)例えば、既述の茶色を呈するTiN、白色ないし灰
色のCrN、灰色の炭化チタン(以下、略号TiCで表す)、
白色ないし炭色の窒化クロム(以下、略号CrCで表す)
などの超硬質被膜が用いられる。乾式メッキ被膜は、ま
た、前記(b)の超硬質薄膜の上に(a)の装飾被膜を
形成した2層又は多層構造のものでもよい。2層又は多
層構造の場合、いずれかの層(主として最上層)を部分
的に形成して模様又は図柄を見せてもよい。
乾式メッキ被膜を形成する方法としては、例えば反応性
又は非反応性真空蒸着、同じくイオンプレーティング、
同じくスパッタリングなどが用いられる。
被膜の膜厚としては、一般に0.1〜5μmで充分であ
る。
乾式メッキ被膜の表面を押しつぶして粒界間隙を埋める
手段としては、バレル研磨が一般的である。バレル研磨
自身は、公知であり、これはバレルと称する樽型容器の
中に、研磨したい物と、クルミ、コーン、ウッド、プラ
スチック、竹などのチップと、アルミナ、コランダム、
エメリなどの砥粒と、油又は水などを一緒に入れて、バ
レルを回転又は振動させるものである。
この間に被膜がチップや砥粒と衝突することにより応力
を受け、その結果、柱状晶が塑性変形を起こして粒界間
隙を埋めるものと推定される。
また、このように処理された乾式メッキ被膜の上に更に
クリヤコートを施してもよい。
以下、実施例により本考案をより具体的に説明するが、
本考案はこれに限られるものではない。
〔実施例1〕 直径450mm、高さ300mmの円柱状真空チャンバーを備えた
スパッタリング装置に、ターゲッートとして純度99.9%
のTiC焼結体をセットし、基板として純チタン製のフロ
ント1とテンプル2をセットした。
真空チャンバー内を一旦4×10-6Torr.まで排気した
後、Arガスを280cc/分の流量で導入した。
次に基体とターゲットとの間に800Wの高周波(13.56MH
z)を印加して放電状態を作りだし、フロント1とテン
プル2の表面に厚さ2μのTiCからなる黒灰色系の乾式
メッキ被膜3を形成した。
次に、このフロントとテンプルを丁番ネジで連結するこ
とによりメガネフレームを組立てた後、治具に取付け、
バレル研磨機に投入して6時間研磨した。
こうして得られたメガネフレームは、指で触れても中々
指紋が付かず、仮に指紋が付いても、それは布で拭く
と、容易に除去できた。
また、反射率が10%ほど向上し、光沢がでて、精悍な黒
灰色を呈して高級な感じがした。スチールウールで傷を
付けても、僅かであれば、ほとんど目立たなかった。
更に、ヨロイやブリッジの裏面など被膜のつき周りの悪
い個所にしばしば見られる変色が、なくなった。
それに対して、研磨をしなかったものは、指で触れる
と、表面に指紋がついて、これを布で拭いても容易に除
去することはできなかった。
また、反射率が低く、光沢がなく、くすんだ黒灰色を呈
しており、安物の感じがした。スチールウールで傷を付
けると、僅かでも、それが目立たった。
更に、ヨロイやブリッジの裏面など被膜のつき回りの悪
い個所に変色が認められた。
〔実施例2〕 直径800mm、高さ800mmの円柱状真空チャンバーを備えた
電子ビーム加熱方式のイオンプレーティング装置に、蒸
着源として純度99.9%の金属チタン塊をセットし、基板
として「純チタン製のフロント1とテンプル2を丁番ネ
ジで連結してなるメガネフレーム」をセットした。
真空チャンバー内を一旦2×10-3Torr.まで排気した
後、Arガスを5×10-5Torr.まで導入し、基板に直流1kV
の電圧を印加して放電による表面浄化を行い、続いて排
気後、N2ガスを導入して圧力を5×10-3Torr.とし、そ
の状態で電子ビームにより蒸着源のTiを加熱して蒸発さ
せた。蒸発したTi原子又はイオンは、イオンプレーティ
ング装置のフィラメントより放出された熱電子によって
発生したプラズマ中で、N2ガスと反応し、TiNを生成す
る。この結果、表面に厚さ2μmのい黄色い乾式メッキ
被膜3が形成された。
次に、このメガネフレームを治具に取りつけた後、6時
間バレル研磨した。
こうして得られたメガネフレームは、指で触れても中々
指紋が付かず、仮に指紋が付いても、それは布で拭く
と、容易に除去できた。
また、フレームは光沢のある眩しい金色を呈しており高
級な感じがした。スチールウールで傷を付けても、僅か
であれば、ほとんど目立たなかった。
更に、ヨロイやブリッジの裏面など被膜のつき回りの悪
い個所にしばしば見られる変色が、なくなった。
それに対して、研磨をしなかったものは、指で触れる
と、表面に指紋がついて、これを布で拭いても容易に除
去することはできなかった。
また、反射率が低く、光沢がなく、くすんだ金色をして
おり、安物の感じがした。スチールウールで傷を付ける
と、僅かでも、それが目立った。
更に、ヨロイやブリッジの裏面など被膜のつき回りの悪
い個所に変色が認められた。
〔実施例3〕 真空蒸着装置に蒸着源として純度99.9%の金塊をセット
し、基板として純チタン製のフロント1又はテンプル2
をセットした。
真空チャンバー内を一旦2×10-5Torr.まで排気した
後、Arガスを3×10-3Torr.まで導入し、抵抗加熱によ
り金を蒸発させ、フロント1又はテンプル2の表面に厚
さ1μmの金色の乾式メッキ被膜3を形成した。
次に、このフロント、テンプルを3時間バレル研磨し
た。
こうして得られた本実施例のフロント、テンプルは、光
沢のある輝かしい金色を呈しており高級な感じがした。
また、指で触れても中々指紋が付かず、仮に指紋が付い
ても、それは布で拭くと、容易に除去できた。傷がつい
ても目立たなかった。
それに対して、研磨をしなかったものは、光沢がなく、
くすんだ金色をしており、安物の感じがした。また、指
で触れると、表面に指紋がついて、これを布で拭いても
容易に除去することはできなかった。傷がつくと、目立
った。
〔考案の効果〕
以上のとおり、本考案によれば、(1)指で触れても容
易に指紋が付着せず、万一付着しても布で拭けば容易に
除去でき、(2)光沢があり、色が鮮やかで高級感があ
り、(3)局部的な変色がなく、(4)傷がついても目
立たない乾式メッキ被膜付きメガネフレームが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例1にかかるメガネフレームの
一部であるフロントの概略断面図である。 〔主要部分の符号の説明〕 1……フロント 3……乾式メッキ被膜

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製メガネフレームの表面に乾式メッキ
    被膜を施してなるメガネフレームにおいて、 前記被膜の表面を押しつぶして粒界間隙を埋めたことを
    特徴とする指紋の着き難いメガネフレーム。
JP13072988U 1988-10-05 1988-10-05 指紋の着き難いメガネフレーム Expired - Lifetime JPH073377Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13072988U JPH073377Y2 (ja) 1988-10-05 1988-10-05 指紋の着き難いメガネフレーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13072988U JPH073377Y2 (ja) 1988-10-05 1988-10-05 指紋の着き難いメガネフレーム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0251317U JPH0251317U (ja) 1990-04-11
JPH073377Y2 true JPH073377Y2 (ja) 1995-01-30

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ID=31386161

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JP13072988U Expired - Lifetime JPH073377Y2 (ja) 1988-10-05 1988-10-05 指紋の着き難いメガネフレーム

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JPH0251317U (ja) 1990-04-11

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