JPH0733976B2 - 歯車の異常診断装置 - Google Patents
歯車の異常診断装置Info
- Publication number
- JPH0733976B2 JPH0733976B2 JP1024271A JP2427189A JPH0733976B2 JP H0733976 B2 JPH0733976 B2 JP H0733976B2 JP 1024271 A JP1024271 A JP 1024271A JP 2427189 A JP2427189 A JP 2427189A JP H0733976 B2 JPH0733976 B2 JP H0733976B2
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- Japan
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- gear
- frequency
- waveform
- unit
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- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
この発明は、歯車異常診断用に取り込んだ振動波形を処
理して偏心による異常を診断する歯車の異常診断装置に
関する。
理して偏心による異常を診断する歯車の異常診断装置に
関する。
噛合って回転する複数個の歯車をケース中に収容し、動
力伝達や回転数の変換等に使用する歯車装置において
は、軸の曲がりを含む歯車の異常な偏心、歯面に付いた
打痕及び歯折損などの局部異常、異常な摩耗などによ
り、それらの歯車が相手歯車と噛合う時に異常振動が発
生する。 これをケースに固定した振動センサによつて検出し、そ
の振動波形を解析して逆に歯車の異常を把握するものが
歯車の異常診断装置である。 しかし、前記のケースに振動センサを固定して検出した
振動波形には、歯車軸を支承する転がり軸受や電動機の
電磁力などに起因する歯車の異常以外の振動も重なり合
い、しかもこれらの比率が大きいことから歯車の異常診
断を阻害している。 このため歯車軸上に設けた回転マークと、これを検出す
るセンサにより回転パルスを発生し、このパルスを基準
として振動波形を繰り返し取り込み、加算平均して歯車
の異常以外の振動を低減するようにしている。 加算平均とは、ある点を基準にして取り込んだ時間領域
データ即ち振動波形を繰り返し、多数回加算して平均す
ると基準に対してタイミング(位相なども含む)が不安
定に変化するようなデータ(ノイズ)は零に近づいて消
滅し、基準点に対して常に安定したタイミングにあるデ
ータだけが残るということを利用したものである。 しかし歯車の異常は、回転パルスを取り出した軸に取り
付けられた歯車にだけ発生する訳でなく、これと噛み合
う相手歯車にも発生する。 このような場合には、異常を診断したい歯車の取り付け
られちえる軸に回転マークを付け直し、その軸の回転パ
ルスを取り出せば良いが、歯車装置の構造上から回転マ
ークの取り付けが不可能な場合が多い。 出願人は先に特願昭62-231734号として歯車の異常診断
装置を出願しているが、これは回転パルスを取り出して
いる歯車だけでなく、この歯車に噛合っている相手歯車
の回転にも同期させた振動波形が得られる上に、両歯車
の噛合いによつて発生する顕著な振動波形を、任意に調
整することによつて取り込める歯車の異常診断装置であ
る。 診断は、このように波形平均してノイズを除去した後の
波形を周波数スペクトルに変換して行つていた。即ち歯
車の異常の種類によつて発生する振動成分が異なるの
で、そのスペクトルの変化に注目して異常かどうかを判
断していた。
力伝達や回転数の変換等に使用する歯車装置において
は、軸の曲がりを含む歯車の異常な偏心、歯面に付いた
打痕及び歯折損などの局部異常、異常な摩耗などによ
り、それらの歯車が相手歯車と噛合う時に異常振動が発
生する。 これをケースに固定した振動センサによつて検出し、そ
の振動波形を解析して逆に歯車の異常を把握するものが
歯車の異常診断装置である。 しかし、前記のケースに振動センサを固定して検出した
振動波形には、歯車軸を支承する転がり軸受や電動機の
電磁力などに起因する歯車の異常以外の振動も重なり合
い、しかもこれらの比率が大きいことから歯車の異常診
断を阻害している。 このため歯車軸上に設けた回転マークと、これを検出す
るセンサにより回転パルスを発生し、このパルスを基準
として振動波形を繰り返し取り込み、加算平均して歯車
の異常以外の振動を低減するようにしている。 加算平均とは、ある点を基準にして取り込んだ時間領域
データ即ち振動波形を繰り返し、多数回加算して平均す
ると基準に対してタイミング(位相なども含む)が不安
定に変化するようなデータ(ノイズ)は零に近づいて消
滅し、基準点に対して常に安定したタイミングにあるデ
ータだけが残るということを利用したものである。 しかし歯車の異常は、回転パルスを取り出した軸に取り
付けられた歯車にだけ発生する訳でなく、これと噛み合
う相手歯車にも発生する。 このような場合には、異常を診断したい歯車の取り付け
られちえる軸に回転マークを付け直し、その軸の回転パ
ルスを取り出せば良いが、歯車装置の構造上から回転マ
ークの取り付けが不可能な場合が多い。 出願人は先に特願昭62-231734号として歯車の異常診断
装置を出願しているが、これは回転パルスを取り出して
いる歯車だけでなく、この歯車に噛合っている相手歯車
の回転にも同期させた振動波形が得られる上に、両歯車
の噛合いによつて発生する顕著な振動波形を、任意に調
整することによつて取り込める歯車の異常診断装置であ
る。 診断は、このように波形平均してノイズを除去した後の
波形を周波数スペクトルに変換して行つていた。即ち歯
車の異常の種類によつて発生する振動成分が異なるの
で、そのスペクトルの変化に注目して異常かどうかを判
断していた。
実際の歯車装置では、診断したい軸に取り付けられた歯
車と噛合う相手歯車が取り付けられている軸に取り付け
られた歯車に起因するスペクトルも出現し、その比も減
速比,増速比によつて変化するため1対1ではなく、ま
た異常の種類によつては、基本のスペクトルおよびその
整数倍のスペクトルなどが多数出現するため、どのスペ
クトルがどの歯車の異常に起因した成分に相当するか即
座に見分けられず、簡単に異常を判断できないという問
題があつた。 また異常発生初期の段階では、異常に起因した振動成分
が小さく、単に加算平均した波形を分析しただけでは、
異常に起因したスペクトルが、除去しきれないノイズの
中に埋もれてしまうという問題もあつた。 第5図は歯車の偏心異常の実験から求められた偏心異常
歯車の振動波形図であり、第6図は第5図の歯車の異常
診断に用いる外部パルス信号の波形図である。振動波形
は横軸が時間縦軸が振動振幅であり第6図の外部パルス
信号の波形と対比してみると、1回転に1回の割合で振
幅が増減していることがわかる。またこの波形から増減
している振動の周波数を求めるとこの周波数は偏心して
いる歯車の噛合周波数であることがわかつた。このよう
な場合の周波数スペクトルは、歯車の回転周波数をfr,
噛合周波数をfmとすると、fm−fr,fm,fm+frの周波数
のスペクトルが3本発生することが実験で確かめられ
た。 この発明は、歯車の振動波形から異常程度数を演算し、
歯車の偏心に基づく異常を診断する歯車の異常診断装置
を提供することを目的とする。
車と噛合う相手歯車が取り付けられている軸に取り付け
られた歯車に起因するスペクトルも出現し、その比も減
速比,増速比によつて変化するため1対1ではなく、ま
た異常の種類によつては、基本のスペクトルおよびその
整数倍のスペクトルなどが多数出現するため、どのスペ
クトルがどの歯車の異常に起因した成分に相当するか即
座に見分けられず、簡単に異常を判断できないという問
題があつた。 また異常発生初期の段階では、異常に起因した振動成分
が小さく、単に加算平均した波形を分析しただけでは、
異常に起因したスペクトルが、除去しきれないノイズの
中に埋もれてしまうという問題もあつた。 第5図は歯車の偏心異常の実験から求められた偏心異常
歯車の振動波形図であり、第6図は第5図の歯車の異常
診断に用いる外部パルス信号の波形図である。振動波形
は横軸が時間縦軸が振動振幅であり第6図の外部パルス
信号の波形と対比してみると、1回転に1回の割合で振
幅が増減していることがわかる。またこの波形から増減
している振動の周波数を求めるとこの周波数は偏心して
いる歯車の噛合周波数であることがわかつた。このよう
な場合の周波数スペクトルは、歯車の回転周波数をfr,
噛合周波数をfmとすると、fm−fr,fm,fm+frの周波数
のスペクトルが3本発生することが実験で確かめられ
た。 この発明は、歯車の振動波形から異常程度数を演算し、
歯車の偏心に基づく異常を診断する歯車の異常診断装置
を提供することを目的とする。
上記目的は、この発明によれば、歯車に起因した振動周
波数帯域を通過させるバンドパスフイルタと、歯車の回
転パルスを基に加工した外部パルス信号を起動指令とし
て前記バンドパスフイルタ通過後の刷毛居を繰り返し取
り込む波形入力部と、付設する平均回数設定部で設定す
る回数に達するまで前記刷毛居入力部で取り込んだ波形
を加算平均する波形平均部と、前記加算平均した波形を
周波数スペクトルに変換するフーリエ変換部と、前記回
転パルスの周波数と歯車の歯数を基にして噛合周波数お
よび回転周波数を計算し、計算された値を基にして注目
すべき周波数を求める注目周波数演算部と、前記注目周
波数演算部で計算した注目周波数を基にして前記フーリ
エ変換部で変換したスペクトルから診断に必要な周波数
成分の大きさを抽出するスペクトル抽出部と、前記スペ
クトル抽出部で抽出された各周波数成分の大きさから歯
車の異常程度数Yを求める異常程度数演算部と、前記異
常程度数Yを表示するための表示部を備えた歯車の異常
診断装置によつて達成される。
波数帯域を通過させるバンドパスフイルタと、歯車の回
転パルスを基に加工した外部パルス信号を起動指令とし
て前記バンドパスフイルタ通過後の刷毛居を繰り返し取
り込む波形入力部と、付設する平均回数設定部で設定す
る回数に達するまで前記刷毛居入力部で取り込んだ波形
を加算平均する波形平均部と、前記加算平均した波形を
周波数スペクトルに変換するフーリエ変換部と、前記回
転パルスの周波数と歯車の歯数を基にして噛合周波数お
よび回転周波数を計算し、計算された値を基にして注目
すべき周波数を求める注目周波数演算部と、前記注目周
波数演算部で計算した注目周波数を基にして前記フーリ
エ変換部で変換したスペクトルから診断に必要な周波数
成分の大きさを抽出するスペクトル抽出部と、前記スペ
クトル抽出部で抽出された各周波数成分の大きさから歯
車の異常程度数Yを求める異常程度数演算部と、前記異
常程度数Yを表示するための表示部を備えた歯車の異常
診断装置によつて達成される。
バンドパスフイルタを通って得られたfm−fr,fm,fm+
frの周波数成分を抽出し、抽出した成分を波形平均部で
加算平均することにより波形の振幅が殆ど一定となり、
この加算平均した波形をフーリエ変換部で周波数スペク
トルに変換し注目周波数演算部で注目すべき周波数fm−
fr,fm,fm+frを求め、スペクトル抽出部で注目すべき
周波数成分の大きさP(fm−fr),P(fm),P(fm+fr)
を抽出し、これらの値から異常程度数Yを求めることに
より、偏心異常に起因して発生する周波数スペクトルの
特徴から歯車の偏心異常を診断することができる。
frの周波数成分を抽出し、抽出した成分を波形平均部で
加算平均することにより波形の振幅が殆ど一定となり、
この加算平均した波形をフーリエ変換部で周波数スペク
トルに変換し注目周波数演算部で注目すべき周波数fm−
fr,fm,fm+frを求め、スペクトル抽出部で注目すべき
周波数成分の大きさP(fm−fr),P(fm),P(fm+fr)
を抽出し、これらの値から異常程度数Yを求めることに
より、偏心異常に起因して発生する周波数スペクトルの
特徴から歯車の偏心異常を診断することができる。
以下図面に基づいてこの発明の実施例を説明する。第1
図はこの発明の実施例による歯車の異常診断装置の構成
を示すブロック線図である。 第1図において、歯車の異常診断装置は歯車に起因した
振動周波数帯域を通過させるバンドパスフイルタ1と、
歯車の回転パルス発生部22から発生する回転パルスを基
に外部パルス信号発生部21で加工した外部パルス信号を
起動指令として前記バンドパスフイルタ1通過後の波形
を繰り返し取り込む波形入力部2と、付設する平均回数
設定部31で設定する回数に達するまで前記波形入力部2
で取り込んだ波形を加算平均する波形平均部3と、前記
加算平均した波形を周波数スペクトルに変換するフーリ
エ変換部4と、前記回転パルスの周波数と歯車の歯数を
基にして噛合周波数および回転周波数を計算し、計算さ
れた値を基にして注目すべき周波数を求める注目周波数
演算部5と、前記注目周波数演算部5で計算した注目周
波数を基にして前記フーリエ変換部4で変化したスペク
トルから診断に必要な周波数成分の大きさを抽出するス
ペクトル抽出部6と、前記スペクトル抽出部6で抽出さ
れた各周波数成分の大きさから歯車の異常程度数Yを求
める異常程度数演算部7と、前記異常程度数Yを表示す
るための表示部8を備えている。 歯車装置101は歯車A102,この歯車A102と噛合う歯車B10
3,この歯車B103と同軸の歯車C104,歯車C104と噛合う歯
車D105からなる。 次にこの歯車異常診断装置の操作を説明する。 イ)最初に偏心によつて現れる振動成分をより明確にす
るため、即ち偏心異常を診断するためにはノイズと見な
される局所異常や摩耗に起因した振動成分を除去するた
め、前記歯車装置101のケース外側に固定した振動セン
サ108から取り出した振動波形109をバンドパスフイルタ
1に入力する。バンドパスフイルタ1の通過振動波数帯
域幅をfm−n×frからfm+n×frに設定(nは1〜3程
度)することにより、他の成分を出来るだけ除去するこ
とができる。 ここにfmは噛合周波数であり、 噛合周波数=歯車の歯数×歯車の回転数÷60 frは歯車の回転周波数であり、 歯車の回転周波数=歯車の回転数÷60である。 ロ)次に注目した歯車だけの偏心異常波形を抽出するた
め、回転パルス発生部22から発生する回転パルスを基に
加工し外部パルス信号発生部21から発生する外部パルス
信号を起動指令として前記バンドパスフイルタ1通過後
の波形を波形入力部2で繰り返し取り組む。ここで外部
パルス信号の発生周波数は注目した歯車の回転周波数と
同じに設定する。噛合う歯車同志の噛合周波数は全く同
じであり、前記バンドパスフイルタ1ではどちらの歯車
に偏心があるのか判定できない。 第3図は外部パルス信号発生部21から発生する外部パル
ス信号の波形図である。 ハ)波形入力部2で取り込んだ波形は付設する平均回数
設定部31で設定した設定回数に達するまで波形平均部3
で加算平均する。第2図は加算平均部3で加算平均した
振動波形を示す。 ニ)加算平均した波形はフーリエ変換部4で周波数スペ
クトルに変換する。第4図はフーリエ変換部4で変換し
て得られる振動波形のスペクトルである。 ホ)以上のような波形処理を行っても、まだ除去しきれ
ないノイズ成分のスペクトルがでる可能性があるので、
読むべき周波数を予めきめておくのが注目周波数演算部
5である。 注目周波数演算部5では回転パルス22の周波数分析を行
い、正確な周波数と、別に入力した歯車の歯数の組み合
わせから注目した歯車の噛合周波数fm,回転周波数frな
どを計算し、これを基に注目すべき周波数fm−frやfm+
frを求める。 ヘ)前記フーリエ変換部4の出力と注目周波数演算部5
の出力とをスペクトル抽出部6へ入力させる。このスペ
クトル抽出部6では、前記注目周波数演算部5で計算し
た注目すべき周波数成分の大きさP(fm),P(fm−
fr),P(fm+fr)を抽出する。 ト)前記スペクトル抽出部6の出力を異常程度数演算部
7へ入力させる。この異常程度数演算部7では、前記ス
ペクトル抽出部6で抽出した各周波数成分の大きさP
(fm−fr),P(fm+fr),P(fm)から異常程度数Yを計
算する。 ここで Y=P(fm−fr) ×P(fm+fr)/[P(fm)/2]2 偏心異常によるスペクトルには必ずfm−frとfm+frの周
波数成分が出てくる。実際の歯車装置では、多数の歯車
が噛み合うようになっているので、fm−frかfm+frに偶
然スペクトルができることも考えられる。しかし両方に
でる可能性は少ないと思われるので、どちらか一方は零
に近い値となるので、掛け算して計算することによりY
の値が零に近くなり無視することができる。 チ)前記異常程度数演算部7の出力を表示部8に入力さ
せて、この表示部8に前記異常程度数Yを表示する。第
4図に示したスペクトルの例ではY=0.201となりこの
値を表示部8に表示する。 前記異常程度数Yから歯車装置101の偏心異常を診断す
る。
図はこの発明の実施例による歯車の異常診断装置の構成
を示すブロック線図である。 第1図において、歯車の異常診断装置は歯車に起因した
振動周波数帯域を通過させるバンドパスフイルタ1と、
歯車の回転パルス発生部22から発生する回転パルスを基
に外部パルス信号発生部21で加工した外部パルス信号を
起動指令として前記バンドパスフイルタ1通過後の波形
を繰り返し取り込む波形入力部2と、付設する平均回数
設定部31で設定する回数に達するまで前記波形入力部2
で取り込んだ波形を加算平均する波形平均部3と、前記
加算平均した波形を周波数スペクトルに変換するフーリ
エ変換部4と、前記回転パルスの周波数と歯車の歯数を
基にして噛合周波数および回転周波数を計算し、計算さ
れた値を基にして注目すべき周波数を求める注目周波数
演算部5と、前記注目周波数演算部5で計算した注目周
波数を基にして前記フーリエ変換部4で変化したスペク
トルから診断に必要な周波数成分の大きさを抽出するス
ペクトル抽出部6と、前記スペクトル抽出部6で抽出さ
れた各周波数成分の大きさから歯車の異常程度数Yを求
める異常程度数演算部7と、前記異常程度数Yを表示す
るための表示部8を備えている。 歯車装置101は歯車A102,この歯車A102と噛合う歯車B10
3,この歯車B103と同軸の歯車C104,歯車C104と噛合う歯
車D105からなる。 次にこの歯車異常診断装置の操作を説明する。 イ)最初に偏心によつて現れる振動成分をより明確にす
るため、即ち偏心異常を診断するためにはノイズと見な
される局所異常や摩耗に起因した振動成分を除去するた
め、前記歯車装置101のケース外側に固定した振動セン
サ108から取り出した振動波形109をバンドパスフイルタ
1に入力する。バンドパスフイルタ1の通過振動波数帯
域幅をfm−n×frからfm+n×frに設定(nは1〜3程
度)することにより、他の成分を出来るだけ除去するこ
とができる。 ここにfmは噛合周波数であり、 噛合周波数=歯車の歯数×歯車の回転数÷60 frは歯車の回転周波数であり、 歯車の回転周波数=歯車の回転数÷60である。 ロ)次に注目した歯車だけの偏心異常波形を抽出するた
め、回転パルス発生部22から発生する回転パルスを基に
加工し外部パルス信号発生部21から発生する外部パルス
信号を起動指令として前記バンドパスフイルタ1通過後
の波形を波形入力部2で繰り返し取り組む。ここで外部
パルス信号の発生周波数は注目した歯車の回転周波数と
同じに設定する。噛合う歯車同志の噛合周波数は全く同
じであり、前記バンドパスフイルタ1ではどちらの歯車
に偏心があるのか判定できない。 第3図は外部パルス信号発生部21から発生する外部パル
ス信号の波形図である。 ハ)波形入力部2で取り込んだ波形は付設する平均回数
設定部31で設定した設定回数に達するまで波形平均部3
で加算平均する。第2図は加算平均部3で加算平均した
振動波形を示す。 ニ)加算平均した波形はフーリエ変換部4で周波数スペ
クトルに変換する。第4図はフーリエ変換部4で変換し
て得られる振動波形のスペクトルである。 ホ)以上のような波形処理を行っても、まだ除去しきれ
ないノイズ成分のスペクトルがでる可能性があるので、
読むべき周波数を予めきめておくのが注目周波数演算部
5である。 注目周波数演算部5では回転パルス22の周波数分析を行
い、正確な周波数と、別に入力した歯車の歯数の組み合
わせから注目した歯車の噛合周波数fm,回転周波数frな
どを計算し、これを基に注目すべき周波数fm−frやfm+
frを求める。 ヘ)前記フーリエ変換部4の出力と注目周波数演算部5
の出力とをスペクトル抽出部6へ入力させる。このスペ
クトル抽出部6では、前記注目周波数演算部5で計算し
た注目すべき周波数成分の大きさP(fm),P(fm−
fr),P(fm+fr)を抽出する。 ト)前記スペクトル抽出部6の出力を異常程度数演算部
7へ入力させる。この異常程度数演算部7では、前記ス
ペクトル抽出部6で抽出した各周波数成分の大きさP
(fm−fr),P(fm+fr),P(fm)から異常程度数Yを計
算する。 ここで Y=P(fm−fr) ×P(fm+fr)/[P(fm)/2]2 偏心異常によるスペクトルには必ずfm−frとfm+frの周
波数成分が出てくる。実際の歯車装置では、多数の歯車
が噛み合うようになっているので、fm−frかfm+frに偶
然スペクトルができることも考えられる。しかし両方に
でる可能性は少ないと思われるので、どちらか一方は零
に近い値となるので、掛け算して計算することによりY
の値が零に近くなり無視することができる。 チ)前記異常程度数演算部7の出力を表示部8に入力さ
せて、この表示部8に前記異常程度数Yを表示する。第
4図に示したスペクトルの例ではY=0.201となりこの
値を表示部8に表示する。 前記異常程度数Yから歯車装置101の偏心異常を診断す
る。
この発明によれば、歯車の振動波形か偏心異常に基づい
て発生する周波数成分であるfm−fr,fr,fm+fr周波数
の成分を抽出し、これらの値から異常程度数を演算する
ことにより、歯車の偏心異常を定量的に把握することが
できる。
て発生する周波数成分であるfm−fr,fr,fm+fr周波数
の成分を抽出し、これらの値から異常程度数を演算する
ことにより、歯車の偏心異常を定量的に把握することが
できる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の実施例による歯車の異常診断装置の
構成を示すブロック図、第2図は第1図の波形平均部で
加算平均した振動波形を示す図、第3図は第1図の歯車
の異常診断装置の外部パルス信号の波形図、第4図は第
1図のフーリエ変換部で変換して得られる振動波形のス
ペクトルを示す図、第5図は歯車の偏心異常により現れ
る振動波形図、第6図は第5図の歯車の異常診断に用い
る外部パルス信号を示す図である。 1:バンドパスフイルタ、2:波形入力部、3:波形平均部、
4:フーリエ変換部、5:注目周波数演算部、6:スペクトル
抽出部、7:異常程度数演算部、8:表示部、21:外部パル
ス信号発生部、22:回転パルス発生部、31:平均回数設定
部、101:歯車装置、106:回転マーク、107:センサ、108:
振動センサ、109:振動波形。
構成を示すブロック図、第2図は第1図の波形平均部で
加算平均した振動波形を示す図、第3図は第1図の歯車
の異常診断装置の外部パルス信号の波形図、第4図は第
1図のフーリエ変換部で変換して得られる振動波形のス
ペクトルを示す図、第5図は歯車の偏心異常により現れ
る振動波形図、第6図は第5図の歯車の異常診断に用い
る外部パルス信号を示す図である。 1:バンドパスフイルタ、2:波形入力部、3:波形平均部、
4:フーリエ変換部、5:注目周波数演算部、6:スペクトル
抽出部、7:異常程度数演算部、8:表示部、21:外部パル
ス信号発生部、22:回転パルス発生部、31:平均回数設定
部、101:歯車装置、106:回転マーク、107:センサ、108:
振動センサ、109:振動波形。
Claims (1)
- 【請求項1】噛合って回転する複数個の歯車を収納する
歯車装置のケースの外側に取り付けた振動センサによつ
て検出する振動波形から、各歯車の異常を診断する歯車
の異常診断装置において、歯車に起因した振動周波数帯
域を通過させるバンドパスフイルタと、歯車の回転パル
スを基に加工した外部パルス信号を起動指令として前記
バンドパスフイルタ通過後の波形を繰り返し取り込む波
形入力部と、付設する平均回数設定部で設定する回数に
達するまで前記波形入力部で取り込んだ波形を加算平均
する波形平均部と、前記加算平均した波形を周波数スペ
クトルに変換するフーリエ変換部と、前記回転パルスの
周波数と歯車の歯数を基にして噛合周波数および回転周
波数を計算し、計算された値を基にして注目すべき周波
数を求める注目周波数演算部と、前記注目周波数演算部
で計算した注目周波数を基にして前記フーリエ変換部で
変換したスペクトルから診断に必要な周波数成分の大き
さを抽出するスペクトル抽出部と、前記スペクトル抽出
部で抽出された各周波数成分の大きさから歯車の異常程
度数Yを求める異常程度数演算部と、前記異常程度数Y
を表示するための表示部を備えたことを特徴とする歯車
の異常診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1024271A JPH0733976B2 (ja) | 1989-02-02 | 1989-02-02 | 歯車の異常診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1024271A JPH0733976B2 (ja) | 1989-02-02 | 1989-02-02 | 歯車の異常診断装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02203221A JPH02203221A (ja) | 1990-08-13 |
| JPH0733976B2 true JPH0733976B2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=12133550
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP1024271A Expired - Lifetime JPH0733976B2 (ja) | 1989-02-02 | 1989-02-02 | 歯車の異常診断装置 |
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|---|---|
| JP (1) | JPH0733976B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1989
- 1989-02-02 JP JP1024271A patent/JPH0733976B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101492088B1 (ko) * | 2013-11-21 | 2015-02-10 | 이선휘 | 유성기어 장치의 결함 검출 및 이상 진단 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02203221A (ja) | 1990-08-13 |
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