JPH0734825A - 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置 - Google Patents

内燃機関の吸排気弁駆動制御装置

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JPH0734825A
JPH0734825A JP18358093A JP18358093A JPH0734825A JP H0734825 A JPH0734825 A JP H0734825A JP 18358093 A JP18358093 A JP 18358093A JP 18358093 A JP18358093 A JP 18358093A JP H0734825 A JPH0734825 A JP H0734825A
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Japan
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cam
drive shaft
shaft
intake
housing
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JP18358093A
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Yoshihiko Yamada
吉彦 山田
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Hitachi Ltd
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Unisia Jecs Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動手段の移動量をディスクハウジングに効
率良く伝達して、バルブタイミングの制御巾を拡大し、
機関運転状態に応じた要求出力を確保すると共に、燃費
の低下を図る。 【構成】 駆動軸21とカムシャフト22との間に介装
されて、偏心カム41の回転により揺動するディスクハ
ウジング34と、該ディスクハウジング34の揺動に伴
い中心Yが駆動軸21の軸心Xから偏心してカムシャフ
ト22との角速度の変化を得る。前記偏心カム41の回
転方向を、ディスクハウジング34の移動方向(矢印方
向)に対して略平行に設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の運転状態に
応じて吸気・排気弁の開閉時期を可変制御する吸排気弁
駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の装置としては種々提供さ
れているが、その一つとして例えば本出願人が先に出願
した特願平4−157909号に記載されたものがあ
る。
【0003】図10に基づいて概略を説明すれば、機関
のクランク軸からスプロケットを介して回転駆動する駆
動軸1と、該駆動軸1の外周に相対回転自在に設けら
れ、かつ気筒毎に分割形成された複数のカムシャフト2
と、該各カムシャフト2の間に配置され、駆動軸1の軸
心Xに対して略径方向へ揺動自在に設けられた複数の環
状ディスクハウジング3と、該各ディスクハウジング3
の内周支持孔4に回転自在に支持され、かつ駆動軸1と
カムシャフト2とを一対のピン10,11を介して連繋
しつつディスクハウジング3の揺動に伴い中心Yが駆動
軸1の軸心Xと偏心動するディスク5とを備えている。
【0004】前記カムシャフト2は、外周に1気筒当た
り2つ設けられた吸気弁をバルブスプリングのばね力に
抗して開作動させる一対のカム2aが一体に設けられて
いる。
【0005】前記ディスクハウジング3は、上端のボス
部3a一端に形成されたU字溝6内に係合した支軸7に
よって図中矢印方向へ揺動自在に支持されている一方、
ボス部3a他端に形成されたカム孔8内に保持された偏
心カム9の回転によって揺動するようになっている。ま
た、この偏心カム9には、図外の油圧アクチュエータか
ら回転力が付与される制御シャフト12が連結固定され
ている。
【0006】そして、機関運転状態の変化に伴い前記油
圧アクチュエータによって制御シャフト12を所定角度
まで回転させると、偏心カム9が一方向へ所定の角度範
囲θで回転する。したがって、ディスクハウジング3
は、U字溝6の内周面が支軸7の外周面を摺接しつつ該
支軸7を支点として、図中矢印方向に揺動する。これに
伴いディスク5も同様に揺動して、図示のようにその中
心Yが駆動軸1の軸心Xから偏心する。
【0007】依って、駆動軸1の1回転毎に、ディスク
5の回転位相が駆動軸1に対して変化し、同時にカムシ
ャフト2のカム2aの回転位相もディスク5に対して変
化する。したがって、カム2aは、駆動軸に対して、デ
ィスク5の駆動軸1に対する位相差の2倍の位相差で回
転し角速度が変化する。この結果、バルブタイミング
を、カム2aの角速度の変化に応じて可変にすることが
可能になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前記先願に
係る装置にあっては、前記偏心カム8の回転方向がディ
スクハウジング3の揺動方向に対して直角方向になって
いる。即ち、ディスクハウジング3は、前述のように図
中矢印方向に揺動し、つまり支軸7の軸心Q1と制御シ
ャフト12の軸心Q2とを結ぶ結線Z1と略平行な線上
を揺動するようになっているが、偏心カム8は前記結線
Z1に対して直交する方向へ回転するようになってい
る。
【0009】このため、斯かる偏心カム8の回転に伴う
中心Oの偏心移動量ε1がディスクハウジング3に効率
良く伝達されず、ディスクハウジング3は、中心Yの駆
動軸1の軸心Xに対する揺動量(偏心量)ε2が偏心カ
ム8の偏心移動量ε1よりも十分に小さくなってしま
う。この結果、前記駆動軸1とカムシャフト2との角速
度変化を大きくすることができず、弁の作動角変化量も
小さくなる。したがって、バルブタイミング制御巾も小
さくなってしまい、機関運転状態に応じた要求出力や燃
費の低下等が得られなくなる惧れがある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記先願に係
る装置の実情に鑑みて案出されたもので、機関によって
回転駆動する駆動軸と、該駆動軸の同軸上に相対回転自
在に設けられて、外周に吸排気弁を開作動させるカムを
有するカムシャフトと、駆動軸とカムシャフトとの間に
配置されて、一端部に係合した支軸を支点として前記駆
動軸の略径方向へ移動自在に設けられたディスクハウジ
ングと、該ディスクハウジングを機関運転状態に応じて
駆動機構を介して移動させる移動手段と、前記ディスク
ハウジングの支持孔内に回転自在に支持され、かつ前記
駆動軸とカムシャフトとを連繋しつつディスクハウジン
グの揺動に伴い中心が駆動軸の軸心と偏心動するディス
クを備え、該ディスクの偏心動に伴い前記カムシャフト
の角速度の変化を得て前記吸排気弁の作動角を可変制御
する吸排気弁駆動制御装置において、前記移動手段の作
動方向を、ディスクハウジングの移動方向に対して略平
行に設定したことを特徴としている。
【0011】
【作用】前記構成の本発明によれば、移動手段である偏
心カム等の軸心の作動方向が、ディスクハウジングの移
動方向に対して直交する方向ではなく平行線に略沿った
方向となるため、偏心カムの軸心移動量がそのままディ
スクハウジングの移動量となり、効率の良い揺動伝達性
が得られる。
【0012】
【実施例】図1〜図7は請求項1及び2の発明に係る吸
排気弁駆動制御装置を多気筒機関に適用した一実施例を
示し、図3の21は図外の機関のクランク軸からスプロ
ケットを介して回転駆動する駆動軸、22は該駆動軸2
1の外周に一定の隙間をもって配置され、かつ駆動軸2
1の中心Xと同軸上に設けられたカムシャフトであっ
て、前記駆動軸21は、機関前後方向に延設されている
と共に、軽量化等の要請から内部中空状に形成されてい
る。
【0013】前記カムシャフト22は、中空状に形成さ
れ、シリンダヘッド43上端部に有する後述のカム軸受
に回転自在に支持されていると共に、図2に示すように
外周の所定位置に吸気弁23をバルブスプリング24の
ばね力に抗してバルブリフター25を介して開作動させ
る複数のカム26…が一体に設けられている。また、カ
ムシャフト22は、長手方向の所定位置で軸直角方向か
ら各気筒毎に分割形成されていると共に、一方側の分割
端部にフランジ部27が設けられている。
【0014】また、この両分割端部間にスリーブ28と
環状ディスク29が配置されている。前記フランジ部2
7は、図5にも示すように中空部から半径方向に沿った
細長い矩形状の係合溝30が形成されていると共に、そ
の外周面の円周方向に環状ディスク29の一側面に摺接
する突起面27aが一体に設けられている。
【0015】前記スリーブ28は、小径な一端部28b
がカムシャフト22の前記他方側の分割端部内に回転自
在に挿入している共に、略中央位置に直径方向に貫通し
た連結軸31を介して駆動軸21に連結固定されてい
る。また、スリーブ28の他端部に設けられたフランジ
部32は、図6にも示すように前記係止溝30と反対側
に半径方向に沿った細長い矩形状の係合溝33が形成さ
れていると共に、外周面に環状ディスク29の他側面に
摺接する突起面28aが一体に設けられている。
【0016】前記環状ディスク29は、略ドーナツ板状
を呈し、内径がカムシャフト22の内径と略同径に形成
されて、駆動軸21の外周面との間に環状の隙間部Sが
形成されていると共に、小巾の外周部29aが環状のデ
ィスクハウジング34の内周面34aに回転自在に支持
されている。また、直径線上の対向位置に貫通形成され
たピン孔29b,29cには、各係合溝30,33に係
入する一対のピン36,37が設けられている。この各
ピン36,37は、互いにカムシャフト軸方向へ逆向き
に突出しており、基部がピン孔29b,29c内に回転
自在に支持されていると共に、先端部の両側縁に図5及
び図6に示すように前記係合溝30,33の対向内面3
0a,30b、33a,33bと当接する2面巾状の平
面部36a,36b、37a,37bが形成されてい
る。
【0017】前記ディスクハウジング34は、図1及び
図2に示すように略円環状を呈し、外周の上端部に有す
るボス部35の一端部外端縁に略U字形の支持溝38が
形成されていると共に、ボス部35の他端部にカム孔3
9が貫通形成されている。そして、前記支持溝38内に
挿通した支軸40によってディスクハウジング34の一
端部が回動及びスライド移動自在に支持されていると共
に、前記カム孔39内に挿通された偏心カム41の回動
によってディスクハウジング34が矢印方向へ揺動する
ようになっている。即ち、このディスクハウジング34
は、中心Yが支軸40の軸心Q1と偏心カム41に連結
された後述する駆動機構52の制御シャフト42の軸心
Q2とを結ぶ直線Z1と略平行な線Z2上を移動するよ
うになっている。
【0018】前記支軸40は、図1及び図4に示すよう
に、機関前後方向に沿って延設され、所定部位が枠体4
5の横梁部45bに形成された軸孔45cに回転自在に
支持されていると共に、ディスクハウジング34に対応
した部位の両端縁に形成された平坦な当接面40a,4
0bが支持溝38の対向面38a,38bに面接触状態
で当接している。
【0019】前記偏心カム41は、リング状を呈し、外
径がカム孔39の内径より若干小さく設定されていると
共に、周方向の肉厚が薄肉部41aから漸次厚肉部41
bに変化おり、また、軸方向に貫通形成された貫通孔4
1cを介して中空状の制御シャフト42に連結固定され
ている。また、この偏心カム41は、図2にも示すよう
に回転角度θが約110°に設定されていると共に、そ
の回転方向が前記両軸心Q1,Q2を結ぶ直線Z1に略
沿った円弧軌跡を描く方向に設定されており、この円弧
軌跡は、直線Z1に直交する線Z3を中心とした左右略
対称になっている。
【0020】前記駆動機構51は、図7に示すように前
記制御シャフト42と、該制御シャフト42の一端部に
設けられた油圧アクチュエータ52と、油圧アクチュエ
ータ52に油圧を給排する油圧回路53とを備えてい
る。
【0021】前記制御シャフト42は、図3及び図4に
示すように、機関の前後方向に沿って延設されていると
共に、シリンダヘッド43の上端部にボルト44で固定
された枠体45の軸受溝46とベアリングキャップ47
との間に軸受されている。前記ベアリングキャップ47
は、ボルト48によって枠体45上に固定されている。
前記枠体45は、図1及び図3,図4に示すようにロッ
カカバー49の内側に配置されて機関前後方向に沿って
延設された両側の支持部45a,45aと、該支持部4
5a,45a間に直角方向から連結されて上面に前記軸
受溝46と下面にカムシャフト22のカム軸受溝50が
形成されたつまりカム軸受用ブラケットを兼用する複数
の横梁部45b…とから構成されている。
【0022】前記油圧アクチュエータ52は、筒状ハウ
ジング54内に2枚羽根の回転ベーン55が対角線上に
位置する各第1油室56,56及び第2油室57,57
を隔成しつつ回動自在に設けられていると共に、該回転
ベーン55が制御シャフト42に連結されている。
【0023】前記油圧回路53は、第1,第2油室5
6,57に油圧を給排する一対の第1,第2油通路58
a,58bと、該両油通路58a,58bの端部に設け
られた4ポート2位置型の電磁切換弁59と、オイルメ
インギャラリ60の上流端に設けられたオイルポンプ6
1と、各油通路58a,58bと適宜連通してオイルパ
ン62内に作動油を戻すドレン通路63と、ポンプ吐出
圧を一定圧に制御するリリーフバルブ64とを備えてい
る。
【0024】更に、前記電磁切換弁59は、機関回転数
や吸気空気量等の信号に基づいて現在の機関運転状態を
検出するコントローラ65からのON−OFF信号によ
って切り換え作動し、OFF信号によってオイルポンプ
61と第1油通路58aとを連通させると共に、第2油
通路58bとドレン通路63を連通させ、ON信号によ
って前記とは逆に連通させるようになっている。
【0025】以下、本実施例の作用について説明する。
まず、機関低速低負荷時には、コントローラ65から電
磁切換弁59にON信号が出力されてオイルポンプ61
から吐出された油圧が第1油室56,56内に流入する
一方、第2油室57,57内の作動油がドレン通路63
からオイルパン62内に排出される。このため、回転ベ
ーン55が図中反時計方向に回転して制御シャフト42
を図1の反時計方向に回転させる。したがって、偏心カ
ム41は、図2に示すように、破線位置から図中反時計
方向へ回転して、θ角度位置まで最大に回転し、最大厚
肉部41bが上部側に移動する。即ち、最大厚肉部41
bが前記結線Z1に略沿って所定量ε1だけ偏心回動す
る。依って、ディスクハウジング34は、支持溝38を
介して支軸40を支点として矢印方向に沿ってスライド
しながら揺動する。したがって、環状ディスク29も同
方向に揺動して、その中心Yが駆動軸21(カムシャフ
ト22)の中心Xと偏心する。つまり、偏心カム41の
回動に伴いボス部35のカム孔39側が左上方向へ引き
上げられると、支持溝38の対向面38a,38bが支
軸40の当接面40a,40b上をスライドしつつ全体
が反時計方向へ揺動して前記偏心カム41の偏心回動量
ε1と略一の移動量ε3で偏心する。このため、スリー
ブ28側の係止溝33とピン37並びにカムシャフト2
1側の係止溝30とピン36との摺動位置が駆動軸21
の1回転毎に移動し、環状ディスク29の角速度が変化
して不等角速度回転になる。
【0026】即ち、係止溝30とピン36の摺動位置が
駆動軸21の中心Xに接近する場合は、係止溝33とピ
ン37の摺動位置が中心Xから離れる関係になる。この
場合は、環状ディスク29は、駆動軸21に対して角速
度が大きくなり、環状ディスク29に対しカムシャフト
22の角速度も大きくなる。したがって、カムシャフト
22は、駆動軸21に対して、部分的に2重に増速され
た状態になる。
【0027】一方、機関が高速高負荷域に移行した場合
は、コントローラ65から電磁切換弁59にOFF信号
が出力されて、第1油室56,56内の作動油がドレン
通路63から排出されると共に、第2油室57,57内
にオイルポンプ61から油圧が圧送され、回転ベーン5
5が逆に時計方向に回転する。したがって、偏心カム4
1は、時計方向に回転して、図1に示す原状位置に戻
り、これによってディスクハウジング34も元の位置に
揺動して、環状ディスク29の中心Yが駆動軸21の中
心Xと合致する。依って、この場合は、環状ディスク2
9と駆動軸21との間に回転位相は生じず、またカムシ
ャフト22の中心と環状ディスク29の中心Yも合致し
ているため、両者22,29間の回転位相差も生じな
い。したがって、駆動軸21の回転に伴い連結軸31を
介してスリーブ28が同期回転すると共に、スリーブ側
の係止溝33とピン37,環状ディスク29,ピン3
6,カムシャフト22側の係止溝30を介してカムシャ
フト22も同期回転する。
【0028】この結果、該夫々の角速度の変化に基づき
カムシャフト22及びカム26と駆動軸21との回転位
相差は、図8Aに示すように変化し、バルブタイミング
は同図Bに示すようにバルブリフトを一定のままカムシ
ャフト22の位相差に応じて変化する。
【0029】つまり、カムシャフト22の角速度が相対
的に大きい場合は、駆動軸21に対する回転位相は両者
21,22が等速になるまで進み、やがてカムシャフト
22の角速度が相対的に小さくなると回転位相は両者2
1,22が等速になるまで遅れる。そして、図8Aで示
すように回転位相差の最大,最小点の途中に同位相点
(P点)が存在し、同図の破線で示す回転位相の変化で
は、P点よりも前の吸気弁23の開弁時期が遅れ、P点
より後の閉弁時期は進み、図8Bの破線で示すように弁
の作動角が小さくなる。したがって、前記のように機関
低速低負荷域では、吸気弁23のバルブタイミングが図
8Bの破線で示すように作動角が小さくなり、開時期が
少し遅れ、閉時期が早くなる。これによって、吸排気弁
のバルブオーバラップが小さくなり、燃焼室の残留ガス
が減少し、安定した燃焼により燃費の向上が図れる。ま
た、早い閉時期により、吸気充填効率が向上し、低速ト
ルクを高めることができる。
【0030】一方、高速高負荷域では、図8Bの実線で
示すように作動角が大きくなり、同時期が早くなると共
に、閉時期が遅くなるため、吸気慣性力を利用した吸気
充填効率が向上し、高出力化が図れる。
【0031】このように、本実施例では、機関運転変化
に応じてバルブタイミングを高精度に可変制御できるこ
とは勿論のこと、特に、ディスクハウジング34を、偏
心カム41を用いて揺動させるようにしたため、カムシ
ャフト22の回転トルク変動に起因するディスクハウジ
ング34の交番荷重による打音や摩耗等の発生を確実に
防止できる。
【0032】しかも、前述のように、偏心カム41をデ
ィスクハウジング34の移動方向と略平行な結線Z1に
沿って回転させるようにしたため、該偏心カム41の偏
心回動量ε1をディスクハウジング34に効率良く伝達
することが可能となり、ディスクハウジング34も前記
偏心回動量ε1と略等しい移動量ε3が得られる。この
結果、駆動軸21とカムシャフト22との回転位相差を
可及的に大きくすることが可能になり、吸気弁23の作
動角変化量も大きくなる。したがって、バルブタイミン
グ制御巾の拡大化が図れる。
【0033】図9は請求項1及び3の発明に係る実施例
を示し、ディスクハウジング34は、雨滴状を呈し、略
円環状のハウジング本体34bと、該ハウジング本体3
4bの上端部外周に径方向へ突設された延出部34cと
を備え、前記ハウジング本体34aは、中央に有する支
持孔34a内にディスク29を回転自在に支持してい
る。一方、延出部34cは、先端部に切欠された略U字
形の支持溝38内にディスクハウジング34を図中左方
向(矢印方向)へ揺動支持する支軸40が係合している
と共に、支持溝38と支持孔34aとの間、つまり該支
持溝38の軸心Q2と支持孔34aの中心(ディスク2
9の中心Y)を結ぶ結線上に穿設されたカム孔39内に
偏心カム41が回転自在に保持されている。
【0034】この偏心カム41は、厚肉部41bが上側
に位置していると共に、下側の偏心した位置に有する貫
通孔41cに前記実施例と同様に油圧アクチュエータに
より回転する制御シャフト42が固定されている。ま
た、この偏心カム41は、該制御シャフト42の軸心Q
1を中心に約90°の角度範囲で回転するようになって
いると共に、その回転方向がディスクハウジング34の
揺動方向に対してり略平行に設定されている。即ち、デ
ィスクハウジング34の揺動方向Z2と平行な直線Z1
に略沿って回転し、この円弧軌跡が前記直線Z1に直交
する線Z3を中心とした左右略対称形状になっている。
【0035】したがって、機関低負荷時に油圧アクチュ
エータによって制御シャフト42が時計方向に回転する
と、偏心カム41も破線で示すように同方向に回転し、
その軸心Q1が所定量ε1だけ偏心動する。このため、
ディスクハウジング34は、支軸40を中心に反時計方
向へ揺動するが、このディスクハウジング34の中心Y
が支軸40の軸心Q2からの距離が偏心カム41よりも
離れているため、その揺動量ε4は偏心カム41の偏心
回転量ε1よりも大きくなる。
【0036】依って、この実施例では、前述の実施例と
同様な作用効果が得られることは勿論のこと、ディスク
ハウジング34の揺動量ε4が偏心カム41の偏心回転
量ε1よりも大きくなるため、吸気弁の作動角変化量が
大きくなり、バルブタイミングの制御巾を一層大きくす
ることができる。
【0037】尚、本発明は、前記実施例の構成に限定さ
れるものではなく、ディスクハウジング34の移動手段
としては偏心カム41に代えて、リンクを用いることも
可能である。即ち、リンクの一端部をディスクハウジン
グ34の一端側に回動自在に連結し、他端部に制御シャ
フト42に連結して、該リンクの回動に伴いディスクハ
ウジング34を支軸40を支点として揺動させるように
することも可能である。この際、リンクの回動方向をデ
ィスクハウジング34の揺動方向と略平行に設定するこ
とはいうまでもない。
【0038】また、偏心カム41の回転角度を結線Z1
を基準として180°に設定することも可能であり、こ
のようにすれば、さらにディスクハウジング34の揺動
量を大きくすることができ、弁作動角を図8Bの一点鎖
線で示すようにさらに大きくすることができる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、とりわけ移動手段の作動方向を、ディスクハウ
ジングの移動方向に対して略平行に設定したため、移動
手段の作動量をそのままディスクハウジングに効率良く
伝達することができる。つまり、移動手段の作動量が先
願と同一であっても、ディスクハウジングの移動量が先
願に比較して十分に拡大する。この結果、ディスクハウ
ジングの移動に伴う駆動軸とカムシャフトの回転位相差
を可及的に大きくすることが可能となり、吸排気弁の作
動角変化量も大きくすることができる。したがって、バ
ルブタイミング制御巾も大きくなり、機関運転状態に応
じて要求出力や燃費の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図3のA−A線断面図。
【図2】本実施例の作用を示す図3のA−A線断面図。
【図3】本実施例の要部断面図。
【図4】本実施例の要部平面図。
【図5】図4のB−B線断面図。
【図6】図4のC−C線断面図。
【図7】本実施例に供される駆動機構を示す概略図。
【図8】本実施例の駆動軸とカムシャフトとの回転位相
差とバルブタイミング特性図。
【図9】請求項3の発明に係る実施例を示す要部断面
図。
【図10】先願に係る装置の要部断面図。
【符号の説明】
21…駆動軸 22…カムシャフト 29…環状ディスク 34…ディスクハウジング 34b…ハウジング本体 34c…延出部 41…偏心カム(移動手段) 42…制御シャフト 51…駆動機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関によって回転駆動する駆動軸と、該
    駆動軸の同軸上に相対回転自在に設けられて、外周に吸
    排気弁を開作動させるカムを有するカムシャフトと、駆
    動軸とカムシャフトとの間に配置されて、一端部に係合
    した支軸を支点として前記駆動軸の略径方向へ移動自在
    に設けられたディスクハウジングと、該ディスクハウジ
    ングを機関運転状態に応じて駆動機構を介して移動させ
    る移動手段と、前記ディスクハウジングの支持孔内に回
    転自在に支持され、かつ前記駆動軸とカムシャフトとを
    連繋しつつディスクハウジングの揺動に伴い中心が駆動
    軸の軸心と偏心動するディスクを備え、該ディスクの偏
    心動に伴い前記カムシャフトの角速度の変化を得て前記
    吸排気弁の作動角を可変制御する吸排気弁駆動制御装置
    において、 前記移動手段の作動方向を、ディスクハウジングの移動
    方向に対して略平行に設定したことを特徴とする内燃機
    関の吸排気弁駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記移動手段を、ディスクハウジングの
    端部に形成されたカム孔内に回転自在に保持された偏心
    カムで形成したことを特徴とする請求項1記載の内燃機
    関の吸排気弁駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ディスクハウジングを、中央の支持
    孔内にディスクを回転自在に支持する略円環状のハウジ
    ング本体と、該ハウジング本体の外周面に径方向へ突設
    された延出部とから形成し、該延出部の先端部に前記支
    軸を係合すると共に、延出部の前記支持孔側の基端部に
    形成されたカム孔内に偏心カムを回転自在に保持したこ
    とを特徴とする前記請求項1及び請求項2記載の内燃機
    関の吸排気弁駆動制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09242520A (ja) * 1996-03-06 1997-09-16 Unisia Jecs Corp 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置

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