JPH0734919A - エンジンの遠心式ガバナのガバナフォース伝達装置 - Google Patents

エンジンの遠心式ガバナのガバナフォース伝達装置

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JPH0734919A
JPH0734919A JP20270593A JP20270593A JPH0734919A JP H0734919 A JPH0734919 A JP H0734919A JP 20270593 A JP20270593 A JP 20270593A JP 20270593 A JP20270593 A JP 20270593A JP H0734919 A JPH0734919 A JP H0734919A
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正寛 明田
Masahiro Ito
昌広 伊藤
Kazutoshi Okamoto
一利 岡本
Sadaya Tsuji
定矢 辻
Nobuhiro Yamamoto
信裕 山本
Akira Hayatani
章 早谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガバナピンからガバナレバーに至るガバナフ
ォースの伝達部分の摩耗を抑制して、ガバナ精度を高め
る。 【構成】 ガバナウエイト2の揺動で生じたガバナフォ
ースGFをガバナピン3を介してガバナレバー4に伝達
可能にする。ガバナレバー4の入力部6に枢支軸10を
介して受け止め用軸受8を設ける。ガバナピン3の押し
当て平面7を軸受8のアウタレース30に偏心位置で接
当可能に臨ませる。 【効果】 軸受8の転動体の作用でガバナピン3の回転
エネルギーを吸収し、回転の摩擦力はガバナレバー4の
側には及ばない。この結果、この伝達部分の摩耗を抑制
してガバナ精度を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンの遠心式ガバナ
のガバナフォース伝達装置に関し、ガバナウエイトから
ガバナレバーへのガバナフォースの伝達部分の摩耗を抑
制して、ガバナ精度を向上できるものを提供する。
【0002】
【発明の背景】本発明の対象となるエンジンの遠心式ガ
バナのガバナフォース伝達装置の基本構造は、図1、図
6又は図7に示すように、エンジンEのガバナ軸1にガ
バナウエイト2とガバナピン3を設け、ガバナウエイト
2の揺動でガバナピン3をガバナ軸1の軸心Aに沿って
進退移動可能に構成し、エンジンEにガバナレバー4を
揺動可能に枢支し、ガバナピン3の出力部5をガバナレ
バー4の入力部6に接当可能に臨ませ、ガバナウエイト
2の揺動で生じるガバナフォースGFを上記ガバナピン
3を介してガバナレバー4に伝達可能に構成した形式の
ものである。
【0003】
【従来の技術】上記ガバナフォース伝達装置において
は、ガバナピン3はガバナ軸1上で回転しながらガバナ
ウエイト2に押圧され、ガバナフォースGFをガバナレ
バー4に伝達するため、通常、ガバナピン3はガバナウ
エイト2との摩擦力でガバナ軸1と共回りする。一方、
ガバナレバー4は揺動するのみで回転しないので、ガバ
ナピン3の出力部5とガバナレバー4の入力部6との間
のガバナフォースGFの伝達部分は摩擦によって摩耗し
易い。
【0004】そこで、上記伝達部分の摩耗を防止するも
のとして、従来技術1並びに2がある。即ち、従来技術
1は、図6に示すように、鍔付きロッド状のガバナピン
3の先端出力部5を高速度鋼50で形成したり、又は出
力部5に超硬度のチップを装着したものである。
【0005】また、従来技術2は、図7に示すように、
ガバナピン3の先端出力部5に鋼球51を回転可能に装
填したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術1では、
高速度鋼50などが回転不能なガバナレバー4に接当す
る点に変化はなく、伝達部分の摩耗を遅らせるだけで根
本的な解決にはならないので、長期の運転では摩耗によ
りガバナ精度が低下することを防止できない。
【0007】また、上記従来技術2では、鋼球51の回
転中心がガバナレバー4の接触点に近いので、ガバナ軸
1に対して鋼球51を相対回転させることは困難であ
る。このため、鋼球51が損耗してガバナレバー4の入
力部6に対するガバナピン3側の出力部5の作用点が変
化し、ガバナピン3からガバナレバー4へのガバナフォ
ースGFの伝達に狂いが生じて、ガバナ精度が低下す
る。本発明は、ガバナピンからガバナレバーに至るガバ
ナフォースの伝達部分の摩耗を抑制して、ガバナ精度を
高めることを技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の手段を、実施例を示す図1〜図5により以下に説明す
る。即ち、本発明は前記基本構造のエンジンの遠心式ガ
バナのガバナフォース伝達装置において、上記ガバナピ
ン3の出力部5の前端縁に押し当て平面7を前記軸心A
に直交させて形成し、ガバナレバー4の入力部6に枢支
軸10を介して受け止め用軸受8を設け、上記ガバナピ
ン3の押し当て平面7を受け止め用軸受8のアウタレー
ス30に、ガバナ軸1の軸心Aから偏心させて接当可能
に臨ませたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】ガバナレバー4の入力部6に受け止め用軸受8
を設け、当該軸受8のアウタレース30にガバナピン3
の押し当て平面7が偏心状に当たるので、ガバナ軸1と
共に回転するガバナピン3により軸受8のアウタレース
30は摩擦を受けて回転するが、当該軸受8のインナレ
ース31は同軸受のボール等の転動体32の作用で回転
しない。即ち、ガバナピン3からガバナレバー4へのガ
バナフォースGFの伝達部分の摩擦のエネルギーは当該
受け止め用軸受8の内部で吸収され、当該伝達部分の摩
耗は抑制される。
【0010】
【発明の効果】ガバナレバーの入力部に設けた受け止め
用軸受の作用でガバナピンの回転エネルギーは吸収さ
れ、ガバナピンの回転で生じた摩擦力はガバナレバーの
側には及ばないので、ガバナピンからガバナレバーへの
ガバナフォースの伝達部分の摩耗を抑制できる。このた
め、ガバナレバーの入力部に対するガバナピン側の出力
部の作用点が固定するので、ガバナ精度を向上できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて述べ
る。図1はディーゼルエンジンの遠心式ガバナのガバナ
フォース伝達装置の縦断左側面図、図2は同実施例のガ
バナレバーの正面図、図3は同ガバナレバーの入力部の
要部拡大説明図、図4は同ガバナフォース伝達装置の要
部斜視図、図5はガバナピンの正面図である。
【0012】図1に示すように、ディーゼルエンジンE
にギヤ室14及びポンプ室13を前・後に隣接して設
け、ポンプ室13に燃料噴射ポンプ12を収容し、ポン
プ室13の下部にガバナ軸1を前後方向に支持し、ガバ
ナ軸1で燃料噴射ポンプ12を燃料噴射駆動可能に構成
する。
【0013】図1に示すように、上記ガバナ軸1の前端
部にガバナギヤ15を相対回転不能に固定し、ガバナギ
ヤ15に枢支軸16を介して遠心式ガバナのガバナウエ
イト2を揺動可能に支持し、ガバナ軸1の前端縁から後
向きに軸孔17を穿設し、当該軸孔17にガバナピン3
を軸心Aに沿って前後移動可能に内嵌する。当該ガバナ
ピン3の鍔部11をガバナウエイト2の出力部2aで押
圧可能に構成し、ガバナウエイト2の揺動で生じるガバ
ナフォースGFを上記ガバナピン3を介してガバナレバ
ー4に伝達可能に構成する。
【0014】なお、図5に示すように、上記ガバナピン
3の鍔部11に部分円弧状の切欠部23を設け、上記ガ
バナギヤ15に固定した同行回転用ボルト24に当該切
欠部23を係合して、ガバナピン3をガバナ軸1に確実
に共回りするように構成する(図1の仮想線参照)。
【0015】図1に示すように、上記ギヤ室14に左右
方向の枢支軸18を介してガバナレバー4を支持し、ガ
バナピン3の前側の出力ロッド5をガバナレバー4の入
力部6に接当可能に臨ませ、ガバナレバー4の出力部1
9を連結部材20で燃料噴射ポンプ12の調量ラックピ
ン21に連結し、ガバナレバー4をガバナスプリング
(図示省略)を介して調速レバーに連結して、ガバナレバ
ー4を前記ガバナウエイト2のガバナフォースGFとガ
バナスプリングのスプリングフォースとの不釣り合い力
で前後揺動可能に構成する。
【0016】図1〜図4に示すように、上記ガバナピン
3の出力ロッド5の前端縁に軸心Aに直交する押し当て
平面7を形成し、ガバナレバー4の入力部6に上記枢支
軸18と平行の、即ち、左右方向の枢支軸10を介して
受け止め用軸受8を設け、ガバナピン3の押し当て平面
7を受け止め用軸受8のアウタレース12に接当可能に
臨ませる。
【0017】即ち、図3及び図4に示すように、上記ガ
バナレバー4の入力部6に3個の丸穴22が連続した略
亜鈴状の切欠溝25を開け(図3の仮想部P参照)、受け
止め用軸受8のインナレース31の内側に鋼球26を嵌
合し、当該鋼球26を真ん中の丸穴22に係合しながら
軸受8を切欠溝25に嵌挿し、この中央の丸穴22の四
方27を例えばポンチで打刻して鋼球26をカシメ付
け、当該軸受8をガバナレバー4に鋼球26を枢支軸1
0として位置決め固定する。この場合、枢支軸10をガ
バナレバー4の枢支軸18と平行に設定するため、受け
止め用軸受8のアウタレース30とインナレース31は
ガバナ軸1の軸心A方向と同じ前後方向に配列する。
【0018】なお、上記中央の丸穴22は、内面を鋼球
26の球面と曲率を一致させた部分球面に形成してもよ
い。また、軸受8は、ボールベアリングに限らず、ニー
ドルベアリング等他の形式の軸受を用いることができ
る。
【0019】また、図2及び図4に示すように、上記ガ
バナピン3の押し当て平面7は、同ガバナピン3の軸
心、即ち前記ガバナ軸1の軸心Aから距離Bだけ偏心し
て上記受け止め用軸受8のアウタレース30に接当され
る。但し、上記受け止め用軸受8は、ガバナレバー4の
左右方向に固定した支持ピンを枢支軸10として固定し
ても良いが、本実施例の鋼球26による係合方式にする
と、構造簡略で軽量に構成できる。
【0020】そこで、本実施例のガバナフォース伝達装
置の機能を説明する。ガバナレバー4の入力部6に受け
止め用軸受8を設け、ガバナピン3の押し当て平面7を
当該軸受8のアウタレース30に距離Bを空けて偏心状
に当てるので、図2及び図4に示すように、矢印Rの方
向にガバナ軸1と共に回転するガバナピン3により、軸
受8のアウタレース30は摩擦力を受けて矢印S方向に
回転する。その一方で、受け止め用軸受8のインナレー
ス31は同軸受8のボール32の作用で回転せず、ガバ
ナレバー4にガバナピン3の回転エネルギーが及ぶこと
はない。
【0021】即ち、ガバナピン3からガバナレバー4へ
のガバナフォースGFの伝達部分の摩擦のエネルギーは
当該受け止め用軸受8の内部で吸収され、当該伝達部分
の摩耗は抑制されるため、ガバナレバー4の入力部6に
対するガバナピン3側の出力部5の作用点が固定するの
で、ガバナ精度を向上できる。
【0022】また、本実施例では、受け止め用軸受8の
枢支軸10を左右方向に支持するので、ガバナレバー4
が前後に揺動しても、受け止め用軸受8のアウタレース
30はガバナピン3の押し当て平面7に常に点接触する
ので、ガバナフォースGFをガバナレバー4にスムーズ
に伝達できる。
【0023】しかも、ガバナピン3は同行回転用ボルト
24でガバナ軸1と確実に共回りするので、ガバナウエ
イト2の出力部2aからガバナピン3へのガバナフォー
スGFの伝達部分の摩耗も一層低減できる。
【0024】なお、上記実施例では、ガバナ軸の軸心を
前後方向に配置してあるが、この軸心を上下方向など他
の方向に配置して構成した場合にも本発明を適用できる
ことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディーゼルエンジンの遠心式ガバナのガバナフ
ォース伝達装置の縦断左側面図である。
【図2】同実施例のガバナレバーの正面図である。
【図3】同ガバナレバーの入力部の要部拡大説明図であ
る。
【図4】同ガバナフォース伝達装置の要部斜視図であ
る。
【図5】ガバナピンの正面図である。
【図6】従来技術1を示す図1の相当図である。
【図7】従来技術2を示すエンジンの遠心式ガバナのガ
バナフォース伝達装置の概略説明図である。
【符号の説明】
1…ガバナ軸、2…ガバナウエイト、3…ガバナピン、
4…ガバナレバー、5…ガバナピンの出力部、6…ガバ
ナレバーの入力部、7…ガバナピンの押し当て平面、8
…ガバナレバーの受け止め用軸受、10…受け止め用軸
受の枢支軸、30…軸受のアウタレース、31…軸受の
インナレース、A…ガバナ軸の軸心、GF…ガバナフォ
ース、E…エンジン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 定矢 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ堺 製造所内 (72)発明者 山本 信裕 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ堺 製造所内 (72)発明者 早谷 章 大阪府堺市石津北町64 株式会社クボタ堺 製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(E)のガバナ軸(1)にガバナウ
    エイト(2)とガバナピン(3)を設け、ガバナウエイト
    (2)の揺動でガバナピン(3)をガバナ軸(1)の軸心(A)
    に沿って進退移動可能に構成し、エンジン(E)にガバナ
    レバー(4)を揺動可能に枢支し、ガバナピン(3)の出力
    部(5)をガバナレバー(4)の入力部(6)に接当可能に臨
    ませ、 ガバナウエイト(2)の揺動で生じるガバナフォース(G
    F)を、上記ガバナピン(3)を介してガバナレバー(4)
    に伝達可能に構成したエンジンの遠心式ガバナのガバナ
    フォース伝達装置において、 上記ガバナピン(3)の出力部(5)の先端縁に押し当て平
    面(7)を前記軸心(A)に直交させて形成し、ガバナレバ
    ー(4)の入力部(6)に枢支軸(10)を介して受け止め用
    軸受(8)を設け、 上記ガバナピン(3)の押し当て平面(7)を受け止め用軸
    受(8)のアウタレース(30)に、ガバナ軸(1)の軸心
    (A)から偏心させて接当可能に臨ませたことを特徴とす
    るエンジンの遠心式ガバナのガバナフォース伝達装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111247322A (zh) * 2017-10-18 2020-06-05 洋马株式会社 发动机的燃料喷射装置

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CN111247322A (zh) * 2017-10-18 2020-06-05 洋马株式会社 发动机的燃料喷射装置

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