JPH0735088B2 - パリソン射出成形装置 - Google Patents

パリソン射出成形装置

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JPH0735088B2
JPH0735088B2 JP2261298A JP26129890A JPH0735088B2 JP H0735088 B2 JPH0735088 B2 JP H0735088B2 JP 2261298 A JP2261298 A JP 2261298A JP 26129890 A JP26129890 A JP 26129890A JP H0735088 B2 JPH0735088 B2 JP H0735088B2
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cavity
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axial direction
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芳喜 宮沢
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、中空容器を成形するための一次成形品である
パリソンの射出成形型に関し、特に、アンダーカット部
を有するパリソンの射出成形型に関する。
[従来の技術] 例えば1ステージにてパリソン射出成形から中空容器の
延伸吹込成形まで行なう装置において、パリソンの射出
成形型は、パリソンネック部外壁を規定するネック型
と、それ以外のパリソン外壁を規定するキャビティ型と
で構成される。そして、パリソンの内壁を規定するコア
型をネック型及びキャビティ型内に配置し、樹脂をその
間に充填することでパリソン成形が行われ、型開き及び
型締めはコア型,キャビティ型を上下方向に駆動するこ
とで実現していた。このような射出成形型は、多数の公
報に開示されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、パリソンのネック部下方に、キャビティ型の
型開き方向である下降方向に従い側壁外径が大きくなる
ようなアンダーカット部を有する場合には、キャビティ
型の下降駆動のみでは型開きを実現できず、キャビティ
型を横割り構造として、2つの割型を水平方向に型開き
する必要がある。
この場合、コア型等の駆動のための縦方向の型開閉機構
(アクチェータ等)に加えて、割型の横方向の型開閉機
構を設けることが必要となる。
しかし、このような駆動機構の付加は装置を複雑かつ大
型化し、縦、横開閉のために2種の独立した駆動エネル
ギー源を要してしまう。
そこで、本発明の目的とするところは、アンダーカット
部を有するパリソンを成形する場合に、一方向の型開き
力を利用してこれと直交する方向のキャビティ型の型開
き駆動を行うことを可能とし、装置の小型簡易化を実現
できるパリソン射出成形型を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、ネック部外壁及び前記ネック部下方の外壁に
それぞれアンダーカット部を有するパリソンを射出成形
するパリソン射出成形装置であって、 前記ネック部外壁を規定するキャビティ面を有する割型
から成るネック型と、 前記パリソンの内壁を規定し、前記ネック型に対して相
対的に前記パリソンの軸方向に型締及び型開きされるコ
ア型と、 前記ネック部下方の外壁の前記アンダーカット部を含む
パリソンの外壁を規定するキャビティ面を有し、前記軸
方向と直交する方向に開閉する割型から成る第1のキャ
ビティ型と、 前記パリソンの他の外壁を規定するキャビティ面を有
し、前記ネック型に対して相対的に前記軸方向に型開閉
駆動される第2のキャビティ型と、 前記パリソンの前記軸方向に沿った型締力及びそれとは
逆方向の型開力により、前記コア型、前記第1,第2のキ
ャビティ型を型締及び型開きする型締装置と、 前記型締装置により前記第2のキャビティ型を前記軸方
向に沿って前記ネック型に対して相対的に型開き駆動す
る初期段階にて、前記ネック部下方の外壁の前記アンダ
ーカット部の最大外径部より前記第1のキャビティ型が
離脱されるまで、前記ネック型に対して前記第1のキャ
ビティ型の前記軸方向の相対的位置を維持したまま、前
記型開力の伝達を受けて前記第1のキャビティ型の前記
割型を前記直交方向に型開き案内し、その後前記第1の
キャビティ型を前記第2のキャビティ型と共に前記軸方
向に沿って相対的に型開き案内する割型開き機構と、 前記第1,第2のキャビティ型を設定する割型開き機構
と、 前記コア型、前記第1,第2のキャビティ型の型開き後
に、前記パリソンの前記ネック部を保持した前記ネック
型を、次工程に搬送する搬送手段と、 を有することを特徴とする。
[作用] パリソン射出成形終了後に、型からのパリソンの取り出
しを行なうために、ネック型に対して相対的に第1,第2
のキャビティ型の型開きが開始される。このために、一
方向の駆動力を生ずる型開閉装置により、第2のキャビ
ティ型を例えば下降駆動する。パリソンネック部をネッ
ク型を用いて成形しているので、第2のャビティ型を固
定とし、ネック型を上昇駆動することもできる。この駆
動の初期段階で、第2のャビティ型は型開き方向に離れ
ることになるが、割型開き機構はネック型に対して第1
のキャビティ型のパリソン軸方向の相対的位置を維持し
たまま、上記駆動力の伝達を受けて第1のキャビティ型
を前記型開き方向と直交する方向に型開き駆動する。こ
の割型開きは、少なくとも第1のキャビティ型のキャビ
ティ面がアンダーカット部の最大外径よりも外側に位置
するまで行われる。この第1のキャビティ型の割型開き
終了後は、ネック型に対して相対的に第1,第2のキャビ
ティ型が一体となって例えば下降し、パリソンの搬送が
可能となる位置に設定される。
請求項(2)に示すように、型開き駆動終了後に、第2
のキャビティ型を第1のキャビティ型に密着するまで例
えば下降駆動すれば、型開き方向の全ストローク、例え
ば第2のキャビティ型の下降ストロークを短縮できる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について、図面を参照して具体
的に説明する。
〈第1実施例〉 第1図は、パリソン10の射出成形金型の断面図である。
この射出成形金型はパリソン10の内壁を規定するコア型
18に対して相対的に型開き駆動されるもので、大別し
て、パリソン10の外壁を規定するネック型20,第1のキ
ャビティ型30,第2のキャビティ型40で構成されてい
る。前記ネック型20は、パリソン10のネック部12を成形
するキャビティ面22を有し、パリソン10を成形して型開
きした後には、このパリソン10のネック部12を保持して
次工程である例えば温調工程に搬送可能である。そし
て、パリソン10の二軸延伸吹込工程終了後は、成形され
たボトルをエジェクト工程にてネック型20より離脱でき
るようにしている。このため、このネック型20は水平方
向に開閉可能な割型として構成されている。
前記第1のキャビティ型30は、パリソン10の下方に位置
するショルダー部14を成形するキャビティ面32を有し、
ショルダー部14が逆テーパ状のアンダーカット形状とな
っているので、この第1のキャビティ型30は同図の左右
方向に開閉可能な2つの割型30a,30bとして構成されて
いる。また、第2のキャビティ型40は、前記ショルダー
部14の下方の有底筒状のサイドウォール部16を成形する
ためのキャビティ面42を有している。
次に、上記金型の型開閉機構について説明する。
前記コア型18は、図示しない型締め装置の縦方向駆動力
により、パリソン10の内部より上方に上昇駆動されて、
パリソン10より離脱される。また、第1,第2キャビティ
型30,40は、上述した図示しない型締め装置の縦方向の
駆動力により、パリソン10の底部よりも下方に位置する
場所まで下降駆動されることで、型開き動作が実現され
る。この際、パリソン10のショルダー部14がアンダーカ
ット形状となっているので、キャビティ型の下降駆動の
初期階段において、第1のキャビティ型30の割型30a,30
bを同図の左右方向に水平移動させるようにしている。
そしてこの水平移動は、上記型締め装置の縦方向の力の
伝達により実現している。
この第1のキャビティ型30の水平方向の型開き機構につ
いて説明する。
まず、第1のキャビティ型30及び第2のキャビティ型40
の外壁の一部には、上方に向うにしたがいキャビティ面
より外側に向けて傾斜する第1の環状テーパ面34,第2
の環状テーパ面44が形成され、両面は型締め時に接触し
ている。このテーパ角度をθ1とする。さらに、第2の
キャビティ40の上面には、テーパ角度θ1より角度の小
さい傾斜角θ2で傾斜して延びる傾斜ガイド軸46が固着
され、この傾斜ガイド軸46を挿通できる傾斜ガイド孔36
が、第1のキャビティ型30に形成されている。この傾斜
ガイド孔36内には、コイルスプリング50が挿入配置さ
れ、その上端50aは前記傾斜ガイド孔36の上部側に保持
され、その下端50bは前記第2のキャビティ40の上面に
接触するようになっている。また、第1のキャビティ30
の前記傾斜ガイド孔36が形成されていない位置には、第
2図に示すように第1のキャビティ型30の水平型開き方
向に沿って横孔38が形成され、この横孔38にストッパロ
ッド52が挿通されている。ストッパロッド52の両端に
は、割型である第1のキャビティ30の開放ストロークを
規制するためのストッパ54,54が固定されている。
次に、このパリソン射出成形金型の作用について、第3
図(A)〜(C)を参照して説明する。
同図(A)は、パリソン10の射出成形工程を示してい
る。すなわち、各金型は型締め状態となっており、この
型締め動作は縦方向の駆動力のみを生ずる図示しない型
締め装置によってのみ実現される。すなわち、この型締
め装置により、コア型18が下降駆動され、一方、第1,第
2のキャビティ30,40が、ネック型20の下面に接触する
位置まで上昇駆動される。この型締め状態にて、第2の
キャビティ型40の中心部に存在するノズルよりパリソン
成形樹脂材料を充填することで、パリソン10の射出成形
が実施されることになる。この結果、ネック部12,アン
ダーカット形状を含むショルダー部14および有底筒状の
サイドウォール部16が射出成形されることになる。
パリソン10の射出成形工程終了後に、型開き動作が開始
されることになる。まず、上述した型締め装置の駆動力
により、第2のキャビティ型40が下降駆動される。この
際、第1のキャビティ型30はコイルスプリング50の付勢
力により、第2のキャビティ40に対して常時上方に移動
付勢されているので、第1のキャビティ30はその上下方
向の位置が変動することはない。ここで、コイルスプリ
ング50の移動付勢力Fは、同図(B)に示すように傾斜
ガイド孔36,傾斜ガイド軸46の軸方向に沿って傾斜して
いる。従って、このコイルスプリング50の移動付勢力F
の分力として、垂直上方の移動付勢力F1と、水平方向の
移動付勢分力F2とが生ずることになる。そして、垂直移
動付勢分力F1により、第1のキャビティ型30がその上方
方向の位置を変動しないように作用することになる。一
方、第2のキャビティ型40の下降駆動により、第1キャ
ビティ30に上記の水平方向の移動付勢分力F2が作用する
ので、割型である第1のキャビティ30は、同図(B)の
左右方向に移動する力が作用することになる。この際、
第1,第2のキャビティ30,40は傾斜ガイド孔36,傾斜ガイ
ド軸46により係合しているので、この傾斜角θ2に沿っ
て案内され、第2のキャビティ40の下降駆動にしたが
い、第1のキャビティ30が水平方向に型開き駆動される
ことになる。この際、第1,第2の環状テーパ面34,44同
志は当初接触しているが、このテーパ角度θ1が上記傾
斜角θ2より小さいので、型開き時の過度の摩擦接触を
防止できる。この第1のキャビティ型30の水平方向の型
開き駆動は、第2図に示すようにその割型30a,30bが、
ストッパロッド52の両端に固着されているストッパ54,5
4と当接する位置まで継続することになる。
この第1のキャビティ30の水平方向の型開き動作が終了
した状態では、パリソン10のアンダーカット形状を含む
ショルダー部14の最大外径部より、第1のキャビティ型
30のキャビティ面32が完全に離脱となっている。
その後も引き続いて第2のキャビティ40が下降駆動され
ると、前記ストッパ54,54の作用により、第1のキャビ
ティ30はその水平方向への型開き駆動が規制されるの
で、コイルスプリング50により結合された状態にて、第
3図(B)に示すようにして、第1,第2のキャビティ型
30,40が一体的に下降駆動することになる。
第3図(C)は、型開き動作の終了状態を示している。
すなわち、コア型18はパリソン10のネック部10より完全
に離脱される上方位置まで上昇駆動され、一方、第1,第
2のキャビティ30,40は、ネック型20に保持されたパリ
ソン10を次工程である温調工程に搬送例えば回転搬送す
るのに干渉しない下方位置まで退避駆動されることにな
る。
このように、この第1実施例装置によれば、上下方向の
駆動力のみ生ずる型締め装置により、パリソン10のアン
ダーカット形状を含むショルダー部14を形成するための
キャビティ面32を有する第1のキャビティ型30を、水平
方向に型開き駆動することができ、水平方向の型締め装
置を別個に設けるものと比べて、装置の構成が簡易にな
って小型化が達成でき、かつ、省エネルギー化を達成す
ることが可能となる。
〈第2実施例〉 第4図に示す第2実施例は、第1実施例におけるコイル
スプリング50に代えて、第1のキャビティ型30の型駆動
を行なうエアシリンダ60を設けたものである。なお、第
1図に示す部材と同一機能を有する部材については、同
一符号を付してその詳細な説明を省略する。なお、第4
図は中心線の右側が正面断面図、左側が側面断面図であ
る。
第1実施例と相違する部材は下記の通りである。すなわ
ち、第1のキャビティ型30に形成される傾斜ガイド孔36
は、その内部にコイルスプリング50を有する必要がない
ことから、傾斜ガイド軸46との嵌め合い公差を厳しくし
ている。また、この第2実施例では、前記ネック型20の
プレート部20aと、第1のキャビティ型30のプレート部3
0cとの間に保持プレート70を配置している。この保持プ
レート70は、前記第1のキャビティ型30の各割型30a,30
bを水平方向に移動案内するガイドレール72を有してい
る。また、前記エアシリンダ60は、第2のキャビティ型
40の側部に配置され、上下方向に沿って装脱駆動される
シリンダロッド62を有している。このシリンダロッド62
の上端が前記保持プレート70に固定されている。なお、
パリソン10を多数個取りする場合には、第5図に示すよ
うに、第1,第2のキャビティ型30,40に複数のキャビテ
ィを設け、保持プレート70はその配列方向に沿って長手
状となり、例えば一つのエアシリンダ60により、保持プ
レート70の上下方向の駆動を可能としている。
次に、この第2実施例装置の作用について第6図(A)
〜(C)を参照して説明する。
同図(A)は、パリソン10の射出成形工程を示してい
る。この型締め状態は第1実施例装置と同様にして実現
され、保持プレート70,第1,第2のキャビティ型30,40の
密着状態は、エアシリンダ60の駆動により実現される。
パリソン10の射出成形終了後、同図(B)示すように第
2のキャビティ型40の下降駆動が開始される。この際、
第2のキャビティ型40の下降駆動の初期段階において
は、型締め装置の駆動力により第2のキャビティ型40の
みが単独にて下降駆動するように、前記エアシリンダ60
のシリンダロッド62が上方に突出駆動され、保持プレー
ト70はネック型20の下面に密着した状態が維持されるこ
とになる。したがって、第1のキャビティ型30の高さ位
置は変わらない。第2のキャビティ型40の下降駆動が開
始されると、傾斜ガイド軸46が第1のキャビティ型30の
傾斜ガイド孔36を移動するため、第1のキャビティ型30
を構成する割型30a,30bが、ガイド孔36,ガイド軸46の係
合案内により、同図の左右方向に型開き駆動されること
になる。そして、第1のキャビティ型30のキャビティ面
32がパリソン10のアンダーカット形状を有するショルダ
ー部14の最大外径部より完全に離脱した状態に達する
と、エアシリンダ60のシリンダロッド64の伸長駆動が停
止されることになる。従って、その後引き続いて第2の
キャビティ型40の下降駆動が実施されると、シリンダロ
ッド64にて連結された第2のキャビティ型40,保持プレ
ート70、及びこの保持プレート70に支持される第1のキ
ャビティ型30が一体的に下降駆動されることになる。
第2のキャビティ型40の下降駆動は、第6図(C)に示
す下方位置にて停止される。この位置では、保持プレー
ト70及び第1のキャビティ型30の高さ位置がパリソン10
の下端位置よりも上方となっている。そこで、エアシリ
ンダ60のシリンダロッド62を引き込み駆動する。この結
果、保持プレート70及び第1のキャビティ型30が下降駆
動され、第1のキャビティ型30の下面が第2のキャビテ
ィ型40の上面と接触する位置にて、保持プレート70の上
面高さ位置がパリソン10の下端位置よりも下方に設定さ
れる。このため、ネック型20を用いてのパリソン10の次
工程への搬送例えば回転搬送が可能となる。
この第2実施例によれば、第2のキャビティ型40の下降
駆動終了後に、保持プレート70及び第1のキャビティ型
30の下降駆動をエアシリンダ60によって実現しているの
で、第2のキャビティ型40の下降ストロークで規定され
る型開きストロークが第1実施例装置よりも短縮され、
より装置を小型化にすることが可能となる。
〈第3実施例〉 第7図に示す第3実施例装置は、第1,第2実施例装置の
傾斜ガイド孔36,傾斜ガイド軸46に代えて、カム機構を
採用したものである。この第3実施例装置においても、
第1図及び第4図と同一機能を有する部材については、
同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
第1,第2実施例装置と相違する点は下記の通りである。
まず、第2のキャビティ型40の側面にカムブロック80を
設けている。このカムブロック80には溝カム82が設けら
れ、この溝カムは下端側の垂直直線溝部84と、この溝部
84と連通して上方に向かうに従い外側に向けて傾斜する
傾斜溝部86とを有している。一方、第1のキャビティ型
30の側面より突出するように軸90が設けられ、この軸の
先端側には前記溝カム82に係合するカムフォロア92が設
けられている。
また、第1のキャビティ型30には、下方に向かって延び
るストッパロッド100が設けられ、その先端にはストッ
パ102が突出形成されている。一方、第2のキャビティ
型40には、前記ストッパロッド100を挿通できる縦穴104
が形成され、この縦穴104は上端側の小径部104aと、下
端側の大径部104bとからなり、その境界には段差面104c
が設けられている。
次に、この第3実施例装置の作用について説明する。
パリソン10の射出成形後第2のキャビティ型40が下降駆
動されると、第2実施例装置と同様にして、第8図に示
すエアシリンダ60のシリンダロッド62が伸長駆動され、
保持プレート70をネック型20と接触する高さ位置に維持
することになる。またこの際、第2のキャビティ型40が
下降移動するに従い、この第2のキャビティ型40に形成
した溝カム82に沿ってカムフォロア92が移動することに
なる。このカムフォロア92が溝カム82の傾斜溝部86に位
置すると、カムフォロア92が外側に移動案内されるた
め、第1のキャビティ型30の割型30a,30bの水平方向の
型開き駆動が達成されることになる。その後の第1,第2
のキャビティ型30,40の一体的な下降駆動は、エアシリ
ンダ60のシリンダロッド62の伸長駆動を停止することに
より実現できるが、本実施例ではこの動作をより確実に
行なうために、ストッパロッド100の先端に設けたスト
ッパ102が第2のキャビティ型40内部に形成した段差面1
04cと接触することで、第1,第2のキャビティ型30,40の
機械的な係合を確保している。なお、この第3実施例装
置においても、第6図(C)と同様に、第2のキャビテ
ィ型40の下降移動停止後に、保持プレート70及び第1の
キャビティ型30の下降駆動をエアシリンダ60により実現
できるので、型開きストロークを短縮することが可能と
なる。
なお、第7図において前記保持プレート70は、第2実施
例の場合と相違してネック型20の下端部外周を覆う位置
まで延在形成されている。そして、この保持プレート70
に冷却機能を備えることで、射出成形されパリソン10の
ネック部12の冷却を実現でき、保持プレート70を冷却用
プレートとして機能させることが可能となる。
〈第4実施例〉 第4実施例は、第9図に示すようにパリソン110の射出
成形工程にて、把手112を一体成型する金型に本発明を
適用したものである。従って、パリソン110の射出成形
に際してアンダーカット形状を為す部分は前記把手112
である。そこで、この第4実施例装置では、第2のキャ
ビティ型112の上下方向の高さを把手112を成形できるの
に十分な高さとし、その割型120a,120bのパーティング
面にそれぞれ把手成形用キャビティ122を設けている。
この第4実施例装置では、第1のキャビティ型120の型
開き駆動を、第10図に示すように第1のキャビティ型12
0に設けた傾斜ガイド孔124と、第2のキャビティ型126
に設けた傾斜ガイド軸128との係合により実現してい
る。従って、第1実施例装置あるいは第2実施例装置と
同様にして、第2のキャビティ型126の下降駆動の初期
段階において、第1のキャビティ型120の水平方向の型
開きを確実に実現することが可能となる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、上記各実施例では第2キャビティ型を昇降駆動
させたが、第2のキャビティ型はネック型に対して上下
方向で相対的に駆動されるものであれば良く、ネック型
を昇降駆動して型開き/型締めを行う装置にも、本発明
を同様に適用可能である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、パリソンネック部
の下方にアンダーカット形状を有するパリソンを射出成
形するに際して、このアンダーカット部を含む領域を成
形するキャビティを有する割型構造の第1のキャビティ
型の割型開き駆動を、この第1のキャビティ型の下方に
位置する第2のキャビティ型の型開き方向の相対的な型
開き駆動の力を伝達することで実現できるので、割型開
き駆動装置を別個に配置するものと比較すれば、装置の
小型化及び簡易化を図ることができ、かつ消費エネルギ
ーを低減することが可能となる。また、型締め状態で
は、第1のキャビティ型は第2のキャビティ型に型開閉
方向を規制されているので、射出時の型締圧をも上下方
向の型締め圧のみで足りる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例装置であるパリソン射出成
形金型の断面図、 第2図は、第1実施例装置の第1のキャビティ型の水平
移動ストロークを規制する機構を説明するための概略断
面図、 第3図(A)〜(C)は、それぞれ第1実施例装置の型
開き動作を説明するための動作説明図、 第4図は、本発明の第2実施例装置であるパリソン射出
成形金型の断面図、 第5図は、第2実施例装置を多数個取り金型に適用した
場合の構成を示す概略断面斜視図、 第6図(A)〜(C)は、それぞれ第2実施例装置の型
開き動作を説明するための動作説明図、 第7図は、本発明の第3実施例装置であるパリソン射出
成形金型の断面図、 第8図は、第3実施例装置の第1のキャビティ型駆動機
構を説明するための概略断面図、 第9図(A),(B)は、それぞれ本発明の第4実施例
装置である把手付きパリソンの射出成形金型の縦断面
図,横断面図、 第10図は、第4実施例装置の型開き動作を説明するため
の動作説明図である。 10,110……パリソン、14,112……アンダーカット形状
部、18……コア型、20……ネック型、30,120……第1の
キャビティ型、36,124……傾斜ガイド孔、40,128……第
2のキャビティ型、46,128……傾斜ガイド軸、50……コ
イルスプリング、60……エアシリンダ、70……保持プレ
ート、82……溝カム、92……カムフォロア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 22:00 (56)参考文献 高分子学会編「プラスチック加工の基 礎」第218〜219頁,1982年3月25日,株式 会社工業調査会発行

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネック部外壁及び前記ネック部下方の外壁
    にそれぞれアンダーカット部を有するパリソンを射出成
    形するパリソン射出成形装置であって、 前記ネック部外壁を規定するキャビティ面を有する割型
    から成るネック型と、 前記パリソンの内壁を規定し、前記ネック型に対して相
    対的に前記パリソンの軸方向に型締及び型開きされるコ
    ア型と、 前記ネック部下方の外壁の前記アンダーカット部を含む
    パリソンの外壁を規定するキャビティ面を有し、前記軸
    方向と直交する方向に開閉する割型から成る第1のキャ
    ビティ型と、 前記パリソンの他の外壁を規定するキャビティ面を有
    し、前記ネック型に対して相対的に前記軸方向に型開閉
    駆動される第2のキャビティ型と、 前記パリソンの前記軸方向に沿った型締力及びそれとは
    逆方向の型開力により、前記コア型、前記第1,第2のキ
    ャビティ型を型締及び型開きする型締装置と、 前記型締装置により前記第2のキャビティ型を前記軸方
    向に沿って前記ネック型に対して相対的に型開き駆動す
    る初期段階にて、前記ネック部下方の外壁の前記アンダ
    ーカット部の最大外径部より前記第1のキャビティ型が
    離脱されるまで、前記ネック型に対して前記第1のキャ
    ビティ型の前記軸方向の相対的位置を維持したまま、前
    記型開力の伝達を受けて前記第1のキャビティ型の前記
    割型を前記直交方向に型開き案内し、その後前記第1の
    キャビティ型を前記第2のキャビティ型と共に前記軸方
    向に沿って相対的に型開き案内する割型開き機構と、 前記コア型、前記第1,第2のキャビティ型の型開き後
    に、前記パリソンの前記ネック部を保持した前記ネック
    型を、次工程に搬送する搬送手段と、 を有することを特徴とするパリソン射出成形装置。
  2. 【請求項2】請求項(1)において、 前記型締装置は、前記第2のキャビティ型を前記パリソ
    ンの搬送経路外となる位置まで相対的に型開き駆動する
    ものであり、 前記第2のキャビティ型の相対的な型開き駆動終了後
    に、第1のキャビティ型を前記軸方向に沿って駆動して
    第2のキャビティ型に接触させ、前記第1のキャビティ
    型を前記パリソンの搬送経路外に設定するキャビティ型
    戻し駆動装置を設けたことを特徴とするパリソン射出成
    形装置。
  3. 【請求項3】請求項(1)または(2)において、 前記割型開き機構は、 前記第2のキャビティ型に形成されて前記軸方向に対し
    て傾斜する傾斜ガイド軸と、 前記第1のキャビティ型に形成され、前記傾斜ガイド軸
    を挿通する傾斜ガイド孔と、 を含むことを特徴とするパリソン射出成形装置。
  4. 【請求項4】請求項(1)または(2)において、 前割型開き機構は、 第1のキャビティ型に形成され、前記軸方向に対して傾
    斜する案内面を有するカムと、 前記第2のキャビティ型に設けられ、前記カムに沿って
    従動するカムフォロアと、 を含むことを特徴とするパリソン射出成形装置。
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