JPH0736207Y2 - 自動変速機の摩擦係合装置用油圧サーボ装置 - Google Patents
自動変速機の摩擦係合装置用油圧サーボ装置Info
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- JPH0736207Y2 JPH0736207Y2 JP3523389U JP3523389U JPH0736207Y2 JP H0736207 Y2 JPH0736207 Y2 JP H0736207Y2 JP 3523389 U JP3523389 U JP 3523389U JP 3523389 U JP3523389 U JP 3523389U JP H0736207 Y2 JPH0736207 Y2 JP H0736207Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動変速機の摩擦係合装置の油圧サーボ装置に
係る。
係る。
[従来の技術] 自動変速機の摩擦係合装置の油圧サーボ装置として、円
環状サーボピストンの外周面に対する摺動面をなすアウ
タドラムと円環状サーボピストンの内周面に対する摺動
面をなすインナドラムとが各々個別のプレス成形品によ
り構成され、このアウタドラムとインナドラムとの組合
せにより該両者間に油圧サーボ室に連通する油路が形成
されるよう構成された油圧サーボ装置は既に知られてお
り、これは例えば特公昭63-8336号公報に示されてい
る。
環状サーボピストンの外周面に対する摺動面をなすアウ
タドラムと円環状サーボピストンの内周面に対する摺動
面をなすインナドラムとが各々個別のプレス成形品によ
り構成され、このアウタドラムとインナドラムとの組合
せにより該両者間に油圧サーボ室に連通する油路が形成
されるよう構成された油圧サーボ装置は既に知られてお
り、これは例えば特公昭63-8336号公報に示されてい
る。
[考案が解決しようとする課題] 上述の如き油圧サーボ装置に於ては、油圧サーボ室に連
通する油路がドリル加工等の機械加工を必要とすること
なく得られ、生産性に優れているが、しかしこの油路に
は摩擦係合装置が係合している間サーボ油圧が作用す
る。このため前記油路がただ単に前記アウタドラムとイ
ンナドラムの壁面間隙により形成されていると、該油路
に於けるサーボ油圧により壁面間隙が広がる方向へアウ
タドラム及びインナドラムが変形する虞れがある。アウ
タドラム及びインナドラムの変形はそれぞれの円環状ピ
ストンの摺動面の円筒度及び同心度を阻害し、ついては
円環状サーボピストンのストロークを阻害し、またサー
ボ油圧漏れを誘発するようになる。
通する油路がドリル加工等の機械加工を必要とすること
なく得られ、生産性に優れているが、しかしこの油路に
は摩擦係合装置が係合している間サーボ油圧が作用す
る。このため前記油路がただ単に前記アウタドラムとイ
ンナドラムの壁面間隙により形成されていると、該油路
に於けるサーボ油圧により壁面間隙が広がる方向へアウ
タドラム及びインナドラムが変形する虞れがある。アウ
タドラム及びインナドラムの変形はそれぞれの円環状ピ
ストンの摺動面の円筒度及び同心度を阻害し、ついては
円環状サーボピストンのストロークを阻害し、またサー
ボ油圧漏れを誘発するようになる。
上述の如きアウタドラムとインナドラムの変形を回避す
るためにはアウタドラム及びインナドラムの剛性を大き
く高める必要がある。アウタドラム及びインナドラムが
高剛性構造にされると、それの油路構成用壁部に於ける
壁厚或いは壁寸法が大きくなり、これは自動変速機の軸
長の増大につながり、自動変速機の小型化を阻害するこ
とになる。
るためにはアウタドラム及びインナドラムの剛性を大き
く高める必要がある。アウタドラム及びインナドラムが
高剛性構造にされると、それの油路構成用壁部に於ける
壁厚或いは壁寸法が大きくなり、これは自動変速機の軸
長の増大につながり、自動変速機の小型化を阻害するこ
とになる。
本考案は、アウタドラム及びインナドラムがそれぞれさ
ほど高剛性構造にされなくても該両者間に形成される油
路に於けるサーボ油圧によってこれらが変形しないよう
改良された摩擦係合装置用油圧サーボ装置を提供するこ
とを目的としている。
ほど高剛性構造にされなくても該両者間に形成される油
路に於けるサーボ油圧によってこれらが変形しないよう
改良された摩擦係合装置用油圧サーボ装置を提供するこ
とを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上述の如き目的は、本考案によれば、第一のハブ部と前
記第一のハブ部より径方向外方へ延在し端壁をなす第一
のディスク部と前記第一のディスク部の外周縁より軸線
方向に延在したアウタドラム部とを有する第一のシリン
ダ構成部材と、前記第一のハブ部に外接嵌合する第二の
ハブ部と前記第二のハブ部より径方向外方へ延在し前記
第一のディスク部と重合する第二のディスク部と前記第
二のディスク部の外周縁より軸線方向へ延在したインナ
ドラム部とを有する第二のシリンダ構成部材と、前記ア
ウタドラム部と前記インナドラム部とによる円環状空間
部に軸線方向に移動可能に嵌合し前記第一のディスク部
との間に油圧サーボ室を郭定する円環状のサーボピスト
ンとを有し、前記第二のシリンダ部材は前記第二のハブ
部をその全周に亘って前記第一のハブ部に溶接され、前
記第二のディスク部は内周縁にて前記第一のハブ部に設
けられている油孔に連通し且外周縁にて前記油圧サーボ
室に連通するサーボ油路を構成するために前記第一のデ
ィスク部に対し所定の間隙をおいて対向する部分と前記
第一のディスク部に接合する部分とを周方向に交互に有
し前記第一のディスク部に接合する部分にて前記第一の
ディスク部に対し溶接されていることを特徴とする自動
変速機の摩擦係合装置用油圧サーボ装置によって達成さ
れる。
記第一のハブ部より径方向外方へ延在し端壁をなす第一
のディスク部と前記第一のディスク部の外周縁より軸線
方向に延在したアウタドラム部とを有する第一のシリン
ダ構成部材と、前記第一のハブ部に外接嵌合する第二の
ハブ部と前記第二のハブ部より径方向外方へ延在し前記
第一のディスク部と重合する第二のディスク部と前記第
二のディスク部の外周縁より軸線方向へ延在したインナ
ドラム部とを有する第二のシリンダ構成部材と、前記ア
ウタドラム部と前記インナドラム部とによる円環状空間
部に軸線方向に移動可能に嵌合し前記第一のディスク部
との間に油圧サーボ室を郭定する円環状のサーボピスト
ンとを有し、前記第二のシリンダ部材は前記第二のハブ
部をその全周に亘って前記第一のハブ部に溶接され、前
記第二のディスク部は内周縁にて前記第一のハブ部に設
けられている油孔に連通し且外周縁にて前記油圧サーボ
室に連通するサーボ油路を構成するために前記第一のデ
ィスク部に対し所定の間隙をおいて対向する部分と前記
第一のディスク部に接合する部分とを周方向に交互に有
し前記第一のディスク部に接合する部分にて前記第一の
ディスク部に対し溶接されていることを特徴とする自動
変速機の摩擦係合装置用油圧サーボ装置によって達成さ
れる。
[考案の作用及び効果] 上述の如き構成によれば、アウタドラム部を構成する第
一のシリンダ構成部材とインナドラム部を構成する第二
のシリンダ構成部材とはその各々のディスク部に於ける
サーボ油路の各々の両側にて互いに固着され、これによ
り前記サーボ油路にサーボ油圧が供給されて該サーボ油
圧により第一のディスク部と第二のディスク部とにこれ
らを互いに引離す方向の圧力が作用しても、これらが互
いに離れる方向に容易には変形することがない。このこ
とから前記第1のディスク部及び第二のディスク部の壁
厚がさほど大きくされなくても、またこれらディスク部
を含む第一のシリンダ構成部材或いは第二のシリンダ構
成部材がその各々に於て個別にさほど高剛性構造にされ
なくても所要の剛性が得られるようになる。このことは
油圧サーボ装置の軸線方向寸法を従来のものに比して短
縮でき、ついては自動変速機の軸長を短縮できるように
なり、このことは車輌用の装置式内燃機関に接続される
自動変速機に於て特に有意義である。
一のシリンダ構成部材とインナドラム部を構成する第二
のシリンダ構成部材とはその各々のディスク部に於ける
サーボ油路の各々の両側にて互いに固着され、これによ
り前記サーボ油路にサーボ油圧が供給されて該サーボ油
圧により第一のディスク部と第二のディスク部とにこれ
らを互いに引離す方向の圧力が作用しても、これらが互
いに離れる方向に容易には変形することがない。このこ
とから前記第1のディスク部及び第二のディスク部の壁
厚がさほど大きくされなくても、またこれらディスク部
を含む第一のシリンダ構成部材或いは第二のシリンダ構
成部材がその各々に於て個別にさほど高剛性構造にされ
なくても所要の剛性が得られるようになる。このことは
油圧サーボ装置の軸線方向寸法を従来のものに比して短
縮でき、ついては自動変速機の軸長を短縮できるように
なり、このことは車輌用の装置式内燃機関に接続される
自動変速機に於て特に有意義である。
[実施例] 以下に添付の図を参照して本考案を実施例について詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は本考案による摩擦係合装置用油圧サーボ装置を
適用される車輌用自動変速機の遊星歯車式変速装置の一
例を示している。図に於て、10は第一サンギヤを、12は
第一サンギヤ10と同心の第一リングギヤを、14は第一サ
ンギヤ10と第一リングギヤ12とに噛合する第一プラネタ
リピニオンを、16は第一プラネタリピニオン14を回転可
能に担持する第一キャリヤを、20は第二サンギヤを、22
は第二サンギヤ20と同心の第二リングギヤを、24は第二
サンギヤ20と第二リングギヤ22とに噛合する第二プラネ
タリピニオンを、26は第2プラネタリピニオン24を回転
自在に担持する第二キャリヤを各々示している。第一リ
ングギヤ12は連結要素30によって第二キャリヤ26と連結
され、第一キャリヤ16は連結要素32によって第二リング
ギヤ22と連結されている。
適用される車輌用自動変速機の遊星歯車式変速装置の一
例を示している。図に於て、10は第一サンギヤを、12は
第一サンギヤ10と同心の第一リングギヤを、14は第一サ
ンギヤ10と第一リングギヤ12とに噛合する第一プラネタ
リピニオンを、16は第一プラネタリピニオン14を回転可
能に担持する第一キャリヤを、20は第二サンギヤを、22
は第二サンギヤ20と同心の第二リングギヤを、24は第二
サンギヤ20と第二リングギヤ22とに噛合する第二プラネ
タリピニオンを、26は第2プラネタリピニオン24を回転
自在に担持する第二キャリヤを各々示している。第一リ
ングギヤ12は連結要素30によって第二キャリヤ26と連結
され、第一キャリヤ16は連結要素32によって第二リング
ギヤ22と連結されている。
尚、ここで第一サンギヤ10と第一リングギヤ12と第一プ
ラネタリピニオン14と第一キャリヤ16とにより構成され
た単純遊星歯車機構を第一列目の遊星歯車機構と称し、
第二サンギヤ20と第二リングギヤ22と第二プラネタリピ
ニオン24と第二キャリヤ26とにより構成された単純遊星
歯車機構を第二列目の遊星歯車機構と称する。
ラネタリピニオン14と第一キャリヤ16とにより構成され
た単純遊星歯車機構を第一列目の遊星歯車機構と称し、
第二サンギヤ20と第二リングギヤ22と第二プラネタリピ
ニオン24と第二キャリヤ26とにより構成された単純遊星
歯車機構を第二列目の遊星歯車機構と称する。
第一キャリヤ16及び連結要素32によって第一キャリヤ16
と連結された第二リングギヤ22とハウジング50との間に
は第一ワンウェイクラッチ34と第二ワンウェイクラッチ
36とが互いに直列に設けられている。この場合、第一ワ
ンウェイクラッチ34が第一キャリヤ16の側に設けられ、
第二ワンウェイクラッチ36がハウジング50の側に設けら
れている。更に詳細には第一ワンウェイクラッチ34はそ
のインナレース34aにて第一キャリヤ16と接続されてア
ウタレース34bを連結部材31により第二ワンウェイクラ
ッチ36のインナレース36aに接続され、第二ワンウェイ
クラッチ36のアウタレース36bがハウジング50に接続さ
れている。
と連結された第二リングギヤ22とハウジング50との間に
は第一ワンウェイクラッチ34と第二ワンウェイクラッチ
36とが互いに直列に設けられている。この場合、第一ワ
ンウェイクラッチ34が第一キャリヤ16の側に設けられ、
第二ワンウェイクラッチ36がハウジング50の側に設けら
れている。更に詳細には第一ワンウェイクラッチ34はそ
のインナレース34aにて第一キャリヤ16と接続されてア
ウタレース34bを連結部材31により第二ワンウェイクラ
ッチ36のインナレース36aに接続され、第二ワンウェイ
クラッチ36のアウタレース36bがハウジング50に接続さ
れている。
第二キャリヤ26は、出力歯車53と接続され、常に出力部
材として作用するようなっている。
材として作用するようなっている。
第一ワンウェイクラッチ34は、エンジンドライブ時に於
てアウタレース34bがインナレース34aの回転速度を越え
て回転しようとする時には係合状態になり、これとは逆
の時には滑り状態となり、また第二ワンウェイクラッチ
36は、エンジンドライブ時に於てインナレース36aがア
ウタレース36bに対し逆転とする時には係合状態にな
り、これとは逆の時には滑り状態になるようになってい
る。
てアウタレース34bがインナレース34aの回転速度を越え
て回転しようとする時には係合状態になり、これとは逆
の時には滑り状態となり、また第二ワンウェイクラッチ
36は、エンジンドライブ時に於てインナレース36aがア
ウタレース36bに対し逆転とする時には係合状態にな
り、これとは逆の時には滑り状態になるようになってい
る。
第二サンギヤ20と入力軸52との間には該両者を互いに選
択的に接続する第一クラッチ38が設けられている。
択的に接続する第一クラッチ38が設けられている。
第一キャリヤ16と入力軸52との間には該両者を互いに選
択的に接続する第二クラッチ40が設けられている。
択的に接続する第二クラッチ40が設けられている。
第一サンギヤ10と入力軸52との間には該両者を互いに選
択的に接続する第三クラッチ42が設けられている。
択的に接続する第三クラッチ42が設けられている。
第一サンギヤ10と連結部材31との間には該両者を互いに
選択的に接続する第四クラッチ44が設けられている。
選択的に接続する第四クラッチ44が設けられている。
連結部材31とハウジング50との間には連結部材31をハウ
ジング50に対し選択的に固定する第一ブレーキ46が設け
られている。
ジング50に対し選択的に固定する第一ブレーキ46が設け
られている。
第二リングギヤ22とハウジング50との間には第二リング
ギヤ22をハウジング50に対し選択的に固定する第二ブレ
ーキ48が設けられている。
ギヤ22をハウジング50に対し選択的に固定する第二ブレ
ーキ48が設けられている。
上述の如き構成よりなる遊星歯車式変速装置によって第
一速段、第二速段、第三速段(直結段)、第四速段(増
速段)及び後進段が達成される要領は第1表に示す通り
である。この表に於て、○印は当該クラッチ、ブレーキ
又はワンウェイクラッチがエンジンドライブ状態に於て
係合されていることを示し、また(○)は当該クラッチ
或いはブレーキが係合されれば、その変速段に於てエン
ジンブレーキが作用し得ることを示している。
一速段、第二速段、第三速段(直結段)、第四速段(増
速段)及び後進段が達成される要領は第1表に示す通り
である。この表に於て、○印は当該クラッチ、ブレーキ
又はワンウェイクラッチがエンジンドライブ状態に於て
係合されていることを示し、また(○)は当該クラッチ
或いはブレーキが係合されれば、その変速段に於てエン
ジンブレーキが作用し得ることを示している。
第一リングギヤ12の歯数に対する第一サンギヤ10の歯数
の比をρ1とし、第二リングギヤ22の歯数に対する第二
サンギヤ20の歯数の比をρ2とした場合、各変速段の変
速比は第2表に示す通りである。
の比をρ1とし、第二リングギヤ22の歯数に対する第二
サンギヤ20の歯数の比をρ2とした場合、各変速段の変
速比は第2表に示す通りである。
第2図に示されている如く、車輌用自動変速機はポンプ
要素62とタービン要素64とステータ要素66とを有する一
般的構造の流体式トルクコンバータ60を有している。流
体式トルクコンバータ60の側方にはサーボ油圧と潤滑油
圧との油圧供給源としての油圧ポンプ68が設けられてい
る。
要素62とタービン要素64とステータ要素66とを有する一
般的構造の流体式トルクコンバータ60を有している。流
体式トルクコンバータ60の側方にはサーボ油圧と潤滑油
圧との油圧供給源としての油圧ポンプ68が設けられてい
る。
入力軸52は流体式トルクコンバータ60のタービン要素64
に連結されたコンバータ側入力軸52aと上述の遊星歯車
式変速装置の側に設けられた歯車側入力軸52bとにより
構成されており、該両入力軸はスプライン54により互い
に連結されている。
に連結されたコンバータ側入力軸52aと上述の遊星歯車
式変速装置の側に設けられた歯車側入力軸52bとにより
構成されており、該両入力軸はスプライン54により互い
に連結されている。
本考案による油圧サーボ装置は、この実施例に於ては、
第2図及び第3図によく示されている如く、第四クラッ
チ44の油圧サーボ装置として適用されている。この油圧
サーボ装置は第一のシリンダ構成部材70と第二シリンダ
構成部材90と円環状のサーボピストン100とを含んでい
る。
第2図及び第3図によく示されている如く、第四クラッ
チ44の油圧サーボ装置として適用されている。この油圧
サーボ装置は第一のシリンダ構成部材70と第二シリンダ
構成部材90と円環状のサーボピストン100とを含んでい
る。
第一のシリンダ構成部材70は、第一のハブ部72と、第一
のハブ部72より径方向外方へ延在し端壁をます円環状の
第一のディスク部74と、第一のディスク部74の外周縁よ
り軸線方向に延在した円筒状のアウタドラム部76とを有
し、図示の実施例に於ては、第一のハブ部72と第一のデ
ィスク部74とは一体成形され、これらとアウタドラム部
76とは別部材により構成され、該両者は溶接により一体
化されている。第一のシリンダ構成部材70はその第一の
ハブ部72にてハウジング50の固定軸部51の外周に回転可
能に嵌合しており、アウタドラム部76と第一サンギヤ10
に接続されたクラッチドラム110との間に多板クラッチ
構造の第四クラッチ44が構成されている。またアウタド
ラム部76の外周面はベルト式ブレーキとして構成された
第一ブレーキ46のブレーキドラムとしても作用するよう
になっている。
のハブ部72より径方向外方へ延在し端壁をます円環状の
第一のディスク部74と、第一のディスク部74の外周縁よ
り軸線方向に延在した円筒状のアウタドラム部76とを有
し、図示の実施例に於ては、第一のハブ部72と第一のデ
ィスク部74とは一体成形され、これらとアウタドラム部
76とは別部材により構成され、該両者は溶接により一体
化されている。第一のシリンダ構成部材70はその第一の
ハブ部72にてハウジング50の固定軸部51の外周に回転可
能に嵌合しており、アウタドラム部76と第一サンギヤ10
に接続されたクラッチドラム110との間に多板クラッチ
構造の第四クラッチ44が構成されている。またアウタド
ラム部76の外周面はベルト式ブレーキとして構成された
第一ブレーキ46のブレーキドラムとしても作用するよう
になっている。
第二のシリンダ構成部材90は、第二のハブ部92と、第二
のハブ部92より径方向外方へ延在し端壁をなす円環状の
第二のディスク部94と、第二のディスク部94の外周縁よ
り軸線方向へ延在した円筒状のインナドラム部96とを有
し、これら全体を一つのプレス成形品にて構成されてい
る。第二のシリンダ構成部材90はその第二のハブ部92に
て第一のシリンダ構成部材70の第一のハブ部72の外周に
外接嵌合してその全周に亘って符号Aで示されている如
く第一のハブ部72の外周面に溶接されている。尚、この
溶接Aは所要の液密性が保たれるべく行われる。
のハブ部92より径方向外方へ延在し端壁をなす円環状の
第二のディスク部94と、第二のディスク部94の外周縁よ
り軸線方向へ延在した円筒状のインナドラム部96とを有
し、これら全体を一つのプレス成形品にて構成されてい
る。第二のシリンダ構成部材90はその第二のハブ部92に
て第一のシリンダ構成部材70の第一のハブ部72の外周に
外接嵌合してその全周に亘って符号Aで示されている如
く第一のハブ部72の外周面に溶接されている。尚、この
溶接Aは所要の液密性が保たれるべく行われる。
アウタドラム部76とインナドラム部96とは互いに同心を
なしており、該両者による円環状空間部に円環状のサー
ボピストン100が軸線方向に移動可能に嵌合している。
サーボピストン100は、これの図にて左側に第一のディ
スク部74との間に油圧サーボ室78を郭定しており、油圧
サーボ室78に与えられる油圧によって図にて右方へ移動
し、第四クラッチ44を係合せしめるようになっている。
なしており、該両者による円環状空間部に円環状のサー
ボピストン100が軸線方向に移動可能に嵌合している。
サーボピストン100は、これの図にて左側に第一のディ
スク部74との間に油圧サーボ室78を郭定しており、油圧
サーボ室78に与えられる油圧によって図にて右方へ移動
し、第四クラッチ44を係合せしめるようになっている。
第二のシリンダ構成部材90の第二のディスク部94は第一
のディスク部74と重合しており、この第一のディスク部
94にはプレス加工による突起部98が、第4図によく示さ
れている如く、その周方向に複数個互いに隔置して設け
られており、この突起部98の各々にて第一のディスク部
74に接合し、該接合部にて符号Bで示されているスポッ
ト溶接等の適宜の溶接により第一のディスク部74に対し
溶接されている。第二のディスク部94は互いに隣接する
突起部98間に於ては第一のディスク部74に対し所定の間
隔をおいて対向しており、この部分は内周縁にて第一の
ハブ部72に設けられた油孔80に連通し且外周縁にて油圧
サーボ室78に連通する放射状のサーボ油路82をなしてい
る。
のディスク部74と重合しており、この第一のディスク部
94にはプレス加工による突起部98が、第4図によく示さ
れている如く、その周方向に複数個互いに隔置して設け
られており、この突起部98の各々にて第一のディスク部
74に接合し、該接合部にて符号Bで示されているスポッ
ト溶接等の適宜の溶接により第一のディスク部74に対し
溶接されている。第二のディスク部94は互いに隣接する
突起部98間に於ては第一のディスク部74に対し所定の間
隔をおいて対向しており、この部分は内周縁にて第一の
ハブ部72に設けられた油孔80に連通し且外周縁にて油圧
サーボ室78に連通する放射状のサーボ油路82をなしてい
る。
油孔80は第二のハブ部92の側にて拡径され、これにより
油孔80とサーボ油路82とが絞り部を含むことなく確実に
連通接続されるようになっている。
油孔80とサーボ油路82とが絞り部を含むことなく確実に
連通接続されるようになっている。
上述の如き構成によれば、第二のシリンダ構成部材90は
そのハブ部に加えてディスク部にても、より詳細にはサ
ーボ油路82の両側にて第一のシリンダ構成部材70に溶接
されていることから、サーボ油路82の部分に於て第一の
シリンダ構成部材70と第二のシリンダ構成部材90とは充
分な接合強度をもって接合され、ディスク部、特に第二
のディスク部94の板厚がさほど厚くなくともサーボ油路
82のサーボ油圧によって第二のディスク部94が第一のデ
ィスク部74に対し離れる方向へ変形することがない。
そのハブ部に加えてディスク部にても、より詳細にはサ
ーボ油路82の両側にて第一のシリンダ構成部材70に溶接
されていることから、サーボ油路82の部分に於て第一の
シリンダ構成部材70と第二のシリンダ構成部材90とは充
分な接合強度をもって接合され、ディスク部、特に第二
のディスク部94の板厚がさほど厚くなくともサーボ油路
82のサーボ油圧によって第二のディスク部94が第一のデ
ィスク部74に対し離れる方向へ変形することがない。
これによりインナドラム部96のアウタドラム部76に対す
る同芯度及び円筒度が保たれ、この部分の変形によって
サーボピストン100のストローク、即ち軸線方向移動が
阻害されることがなく、また油圧サーボ室78のサーボ油
圧がサーボピストン100とインナドラム部96との摺動面
より外部へ漏洩することが回避されるようになる。ま
た、第二のシリンダ構成部材90はその第二のディスク部
94に突起部98を部分的に有していることから、これの段
差壁部がリブとして作用し、これによっても剛性を高め
られることになる。
る同芯度及び円筒度が保たれ、この部分の変形によって
サーボピストン100のストローク、即ち軸線方向移動が
阻害されることがなく、また油圧サーボ室78のサーボ油
圧がサーボピストン100とインナドラム部96との摺動面
より外部へ漏洩することが回避されるようになる。ま
た、第二のシリンダ構成部材90はその第二のディスク部
94に突起部98を部分的に有していることから、これの段
差壁部がリブとして作用し、これによっても剛性を高め
られることになる。
第1図は本考案による摩擦係合装置用油圧サーボ装置が
用いられる自動変速機の遊星歯車式変速装置の一例を示
すスケルトン図、第2図は本考案による摩擦係合装置用
油圧サーボ装置が組込まれた車輌用自動変速機の一つの
実施例を示す縦断面図、第3図は第2図に示された摩擦
係合装置用油圧サーボ装置部分を拡大して示す縦断面
図、第4図は本考案による摩擦係合装置用油圧サーボ装
置に組込まれる第二のシリンダ構成部材の平面図であ
る。 10……第一サンギヤ,12……第一リングギヤ,14……第一
プラネタリピニオン,16……第一キャリヤ,20……第二サ
ンギヤ,22……第二リングギヤ,24……第二プラネタリピ
ニオン,26……第二キャリヤ,30、31、32……連結要素,3
4……第一ワンウェイクラッチ,36……第二ワンウェイク
ラッチ,38……第一クラッチ,40……第二クラッチ,42…
…第三クラッチ,46……第一ブレーキ,48……第二ブレー
キ,50……ハウジング,52……入力軸,54……スプライン,
60……流体式トルクコンバータ,62……ポンプ要素,64…
…タービン要素,66……ステータ要素,68……油圧ポン
プ,70……第一のシリンダ構成部材,72……第一のハブ
部,74……第一のディスク部、76……アウタドラム部,78
……油圧サーボ室,80……油孔,82……サーボ油路,90…
…第二シリンダ構成部材,92……第二のハブ部,94……第
二のディスク部,96……インナドラム部,98……突起部,1
00……サーボピストン,A、B……溶接部
用いられる自動変速機の遊星歯車式変速装置の一例を示
すスケルトン図、第2図は本考案による摩擦係合装置用
油圧サーボ装置が組込まれた車輌用自動変速機の一つの
実施例を示す縦断面図、第3図は第2図に示された摩擦
係合装置用油圧サーボ装置部分を拡大して示す縦断面
図、第4図は本考案による摩擦係合装置用油圧サーボ装
置に組込まれる第二のシリンダ構成部材の平面図であ
る。 10……第一サンギヤ,12……第一リングギヤ,14……第一
プラネタリピニオン,16……第一キャリヤ,20……第二サ
ンギヤ,22……第二リングギヤ,24……第二プラネタリピ
ニオン,26……第二キャリヤ,30、31、32……連結要素,3
4……第一ワンウェイクラッチ,36……第二ワンウェイク
ラッチ,38……第一クラッチ,40……第二クラッチ,42…
…第三クラッチ,46……第一ブレーキ,48……第二ブレー
キ,50……ハウジング,52……入力軸,54……スプライン,
60……流体式トルクコンバータ,62……ポンプ要素,64…
…タービン要素,66……ステータ要素,68……油圧ポン
プ,70……第一のシリンダ構成部材,72……第一のハブ
部,74……第一のディスク部、76……アウタドラム部,78
……油圧サーボ室,80……油孔,82……サーボ油路,90…
…第二シリンダ構成部材,92……第二のハブ部,94……第
二のディスク部,96……インナドラム部,98……突起部,1
00……サーボピストン,A、B……溶接部
Claims (1)
- 【請求項1】第一のハブ部と前記第一のハブ部より径方
向外方へ延在し端壁をなす第一のディスク部と前記第一
のディスク部の外周縁より軸線方向に延在したアウタド
ラム部とを有する第一のシリンダ構成部材と、前記第一
のハブ部に外接嵌合する第二のハブ部と前記第二のハブ
部より径方向外方へ延在し前記第一のディスク部と重合
する第二のディスク部と前記第二のディスク部の外周縁
より軸線方向へ延在したインナドラム部とを有する第二
のシリンダ構成部材と、前記アウタドラム部と前記イン
ナドラム部とによる円環状空間部に軸線方向に移動可能
に嵌合し前記第一のディスク部との間に油圧サーボ室を
郭定する円環状のサーボピストンとを有し、前記第二の
シリンダ部材は前記第二のハブ部をその全周に亘って前
記第一のハブ部に溶接され、前記第二のディスク部は内
周縁にて前記第一のハブ部に設けられている油孔に連通
し且外周縁にて前記油圧サーボ室に連通するサーボ油路
を構成するために前記第一のディスク部に対し所定の間
隙をおいて対向する部分と前記第一のディスク部に接合
する部分とを周方向に交互に有し前記第一のディスク部
に接合する部分にて前記第一のディスク部に対し溶接さ
れていることを特徴とする自動変速機の摩擦係合装置用
油圧サーボ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3523389U JPH0736207Y2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | 自動変速機の摩擦係合装置用油圧サーボ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3523389U JPH0736207Y2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | 自動変速機の摩擦係合装置用油圧サーボ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02125264U JPH02125264U (ja) | 1990-10-16 |
| JPH0736207Y2 true JPH0736207Y2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=31540412
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3523389U Expired - Fee Related JPH0736207Y2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | 自動変速機の摩擦係合装置用油圧サーボ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0736207Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-28 JP JP3523389U patent/JPH0736207Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02125264U (ja) | 1990-10-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |