JPH0736537B2 - 等化器 - Google Patents
等化器Info
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- JPH0736537B2 JPH0736537B2 JP1285226A JP28522689A JPH0736537B2 JP H0736537 B2 JPH0736537 B2 JP H0736537B2 JP 1285226 A JP1285226 A JP 1285226A JP 28522689 A JP28522689 A JP 28522689A JP H0736537 B2 JPH0736537 B2 JP H0736537B2
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- Japan
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- output
- signal
- equalization
- equalizer
- input
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- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ディジタル無線通信、ディジタル移動体通
信等で用いられる受信機内に設けられる等化器に関する
ものである。
信等で用いられる受信機内に設けられる等化器に関する
ものである。
第3図は例えば、「計測と制御」第25巻第12号p22〜28
(昭和61年12月)に示された従来の等化器の構成を示す
図である。
(昭和61年12月)に示された従来の等化器の構成を示す
図である。
図において、1は受信信号入力端子、10〜13はこの入力
端子に入力した信号を時刻Tだけ遅延させる遅延素子、
20〜23はこの遅延素子10〜13で遅延された信号および入
力信号に重みa0(n)〜aN(n)(以後、タップ係数と
称す)を乗じて出力する重み付け回路、30はこの重み付
け回路20〜23の出力を加算して出力する加算器、40はこ
の加算器30の加算結果を出力する出力端子、50は既知信
号系列である基準信号d(n)を入力する信号入力端
子、31はこの基準信号入力端子50から入力した既知信号
系列である基準信号と、前記加算器30の出力との差をと
る加算器、60はこの加算器31の出力を誤差信号ε(n)
として出力する誤差信号出力端子である。ここで、遅延
素子10〜13、重み付け回路20〜23、加算器30よりなる部
分を等化回路80と呼ぶ。
端子に入力した信号を時刻Tだけ遅延させる遅延素子、
20〜23はこの遅延素子10〜13で遅延された信号および入
力信号に重みa0(n)〜aN(n)(以後、タップ係数と
称す)を乗じて出力する重み付け回路、30はこの重み付
け回路20〜23の出力を加算して出力する加算器、40はこ
の加算器30の加算結果を出力する出力端子、50は既知信
号系列である基準信号d(n)を入力する信号入力端
子、31はこの基準信号入力端子50から入力した既知信号
系列である基準信号と、前記加算器30の出力との差をと
る加算器、60はこの加算器31の出力を誤差信号ε(n)
として出力する誤差信号出力端子である。ここで、遅延
素子10〜13、重み付け回路20〜23、加算器30よりなる部
分を等化回路80と呼ぶ。
また、等化器の構成については第3図に示したフィード
フォワード形以外に、第4図に示したフィードバック
形、及び第5図に示した判定帰還形、さらに、第3図と
第5図とを組み合わせて、フィードフォワード部とフィ
ードバック部を併用した判定帰還形がある。ここで、第
4図,第5図において、第3図と同一符号は同一部分を
示す。
フォワード形以外に、第4図に示したフィードバック
形、及び第5図に示した判定帰還形、さらに、第3図と
第5図とを組み合わせて、フィードフォワード部とフィ
ードバック部を併用した判定帰還形がある。ここで、第
4図,第5図において、第3図と同一符号は同一部分を
示す。
第5図の70は判定器であり、たとえば2値判定の場合、
加算器30は出力結果が2値データ(+1,−1)のどちら
により近いかにより+1、又は−1を判定し、その判定
結果を出力信号y(n)とするものである。
加算器30は出力結果が2値データ(+1,−1)のどちら
により近いかにより+1、又は−1を判定し、その判定
結果を出力信号y(n)とするものである。
第4図に示したフィードバック形の等化器は、第5図に
おける判定器を用いず、判定をせずに帰還部の遅延素子
10の入力信号とするものである。
おける判定器を用いず、判定をせずに帰還部の遅延素子
10の入力信号とするものである。
また、第6図は伝送路特性を推定するための既知信号系
列と、ランダムデータ系列からなるパケットデータの構
成を示す図である。
列と、ランダムデータ系列からなるパケットデータの構
成を示す図である。
次に、動作について説明する。
第3図のような構成の等化器において、受信信号入力端
子1に入力した受信信号x(n);(n:離散時刻t=n
を示す引数)は、二分されて、一方は遅延素子10に入力
し、他方はタップ係数a0(n)をもつ重み付け回路20に
入力し、重み付けされて出力される。同様に、上記遅延
素子10の出力は、t=(n−1)における受信信号x
(n−1)となり、該信号は二分されて、一方は遅延素
子11に入力し、他方はタップ係数a1(n)をもつ重み付
け回路21に入力し、重み付けされて出力される。このよ
うな動作をN個の遅延素子およびN+1個の重み付け回
路の全てに対して行うと、時刻nにおける加算器30の出
力y(n)は次式となる。
子1に入力した受信信号x(n);(n:離散時刻t=n
を示す引数)は、二分されて、一方は遅延素子10に入力
し、他方はタップ係数a0(n)をもつ重み付け回路20に
入力し、重み付けされて出力される。同様に、上記遅延
素子10の出力は、t=(n−1)における受信信号x
(n−1)となり、該信号は二分されて、一方は遅延素
子11に入力し、他方はタップ係数a1(n)をもつ重み付
け回路21に入力し、重み付けされて出力される。このよ
うな動作をN個の遅延素子およびN+1個の重み付け回
路の全てに対して行うと、時刻nにおける加算器30の出
力y(n)は次式となる。
これは線形な時変フィルタであり、この時変フィルタ伝
達関数のz変換は次式となる。
達関数のz変換は次式となる。
ところで、伝送路が、例えば、フェージング回線のよう
に時々刻々その特性が変化する未知伝送等の場合には、
良好な伝送品質を得るために、等化器を導入してフェー
ジング特性を時々刻々補正する必要がある。すなわち、
式(1),(2)で示したタップ係数ai(n);(i=
0,1,…,N)は時刻を示す引数nの関数であり、各時刻毎
に最適になるよう適応的に制御しなければならない。
に時々刻々その特性が変化する未知伝送等の場合には、
良好な伝送品質を得るために、等化器を導入してフェー
ジング特性を時々刻々補正する必要がある。すなわち、
式(1),(2)で示したタップ係数ai(n);(i=
0,1,…,N)は時刻を示す引数nの関数であり、各時刻毎
に最適になるよう適応的に制御しなければならない。
その制御方法の代表的な例として、第3図のような基準
信号入力端子50からの既知信号系列である基準信号d
(n)を用いる方法がある。この基準信号は、第6図に
示すようにデータを送るに先立って送られる既知信号系
列である。この既知信号系列が送信されている間に、伝
送路の特性を推定して、タップ係数を補正し、理想的な
伝送特性を実現するものである。通常は基準信号d
(n)と出力信号y(n)との差で与えられる誤差信号
ε(n)、 ε(n)=d(n)−y(n) …(3) 上記誤差信号ε(n)によって、その誤差が小さくなる
ようにタップ係数は適応制御される。
信号入力端子50からの既知信号系列である基準信号d
(n)を用いる方法がある。この基準信号は、第6図に
示すようにデータを送るに先立って送られる既知信号系
列である。この既知信号系列が送信されている間に、伝
送路の特性を推定して、タップ係数を補正し、理想的な
伝送特性を実現するものである。通常は基準信号d
(n)と出力信号y(n)との差で与えられる誤差信号
ε(n)、 ε(n)=d(n)−y(n) …(3) 上記誤差信号ε(n)によって、その誤差が小さくなる
ようにタップ係数は適応制御される。
また、タップ係数の適応制御のための適応制御アルゴリ
ズムとして、以下に述べるような各種のアルゴリズムが
考えられ、例えば、LMS(Least Mean Square)アルゴリ
ズムでは、 a(n+1)=a(n)+με(n)x(n)…(4) となり、ここで、μはタップ利得パラメータ、ε(n)
は(3)式で与えられる誤差信号である。
ズムとして、以下に述べるような各種のアルゴリズムが
考えられ、例えば、LMS(Least Mean Square)アルゴリ
ズムでは、 a(n+1)=a(n)+με(n)x(n)…(4) となり、ここで、μはタップ利得パラメータ、ε(n)
は(3)式で与えられる誤差信号である。
また、カルマンフィルタは、以下のように示され、 ただし、xT(i)はx(i)の転置行列である。
このように、上記のような適応制御アルゴリズムによ
り、伝送路特性を推定し、タップ係数の制御が行われ
る。
り、伝送路特性を推定し、タップ係数の制御が行われ
る。
上記のように、既知信号系列の基準信号により、伝送路
特性を推定し、タップ係数を補正制御した後、第6図に
示すように既知信号系列の後に送られてくるランダムデ
ータ系列の等化を行う方法としては、次のような等化方
法がある。1つは既知信号系列である基準信号により定
めた等化器のタップ係数を固定して、ランダムデータ部
の等化を行う方法である。他の1つは既知信号系列によ
り定めたタップ係数を初期値としてランダムデータ部に
おける出力信号y(n)を判定し、その結果を基準信号
d(n)とみなして適応的にランダムデータ部の等化を
行う方法である。これらの方法により、ランダムデータ
部の等化が行われる。
特性を推定し、タップ係数を補正制御した後、第6図に
示すように既知信号系列の後に送られてくるランダムデ
ータ系列の等化を行う方法としては、次のような等化方
法がある。1つは既知信号系列である基準信号により定
めた等化器のタップ係数を固定して、ランダムデータ部
の等化を行う方法である。他の1つは既知信号系列によ
り定めたタップ係数を初期値としてランダムデータ部に
おける出力信号y(n)を判定し、その結果を基準信号
d(n)とみなして適応的にランダムデータ部の等化を
行う方法である。これらの方法により、ランダムデータ
部の等化が行われる。
従来の等化器は以上のように構成されているので、例え
ば、伝送路の特性の変化が速い場合に、既知信号系列で
伝送路を推定しそのタップ係数を固定してデータ部の等
化を行う等化器では、データ部の後方になるに従って、
その特性の変動に追随できず、データの品質が低下する
という問題がある。また、既知信号系列により設定した
タップ係数を初期値として用い、データ部を適応的に等
化する等化器では、タップ係数を求める演算量が膨大に
なり、実際に伝送可能なデータの伝送速度に制限が加え
られる等の問題があった。
ば、伝送路の特性の変化が速い場合に、既知信号系列で
伝送路を推定しそのタップ係数を固定してデータ部の等
化を行う等化器では、データ部の後方になるに従って、
その特性の変動に追随できず、データの品質が低下する
という問題がある。また、既知信号系列により設定した
タップ係数を初期値として用い、データ部を適応的に等
化する等化器では、タップ係数を求める演算量が膨大に
なり、実際に伝送可能なデータの伝送速度に制限が加え
られる等の問題があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、伝送速度に制限を加えることなく、伝送路の
特性変動が速い場合にもその変動に追随できる等化器を
得ることを目的とする。
たもので、伝送速度に制限を加えることなく、伝送路の
特性変動が速い場合にもその変動に追随できる等化器を
得ることを目的とする。
この発明に係る等化器は、入力信号を所定のタップ係数
に従って積和演算する第1の等化部および第2の等化部
と、この第1および第2の等化部の出力信号を加算する
加算器と、この加算器の出力を判定する判定器と、既知
信号系列からなる基準信号と上記判定器の出力信号を切
換えて上記第2の等化部へ出力するスイッチと、上記第
1の等化部にデータ信号を入力し、上記第2の等化部に
上記基準信号を入力したとき得られる上記加算器の出力
と上記データ信号とに基づき、第1のアルゴリズムによ
り伝送路特性を推定し上記第1および第2の等化部のタ
ップ係数を設定する第1の演算部と、上記第1の等化部
に上記データ信号を入力し上記第2の等化部に上記判定
器の出力信号を入力したとき得られる上記加算器の出力
と上記データ信号とに基づき、第2のアルゴリズムによ
り伝送路特性を推定し上記第1および第2の等化部のタ
ップ係数を設定する第2の演算部とを備えるようにした
ものである。
に従って積和演算する第1の等化部および第2の等化部
と、この第1および第2の等化部の出力信号を加算する
加算器と、この加算器の出力を判定する判定器と、既知
信号系列からなる基準信号と上記判定器の出力信号を切
換えて上記第2の等化部へ出力するスイッチと、上記第
1の等化部にデータ信号を入力し、上記第2の等化部に
上記基準信号を入力したとき得られる上記加算器の出力
と上記データ信号とに基づき、第1のアルゴリズムによ
り伝送路特性を推定し上記第1および第2の等化部のタ
ップ係数を設定する第1の演算部と、上記第1の等化部
に上記データ信号を入力し上記第2の等化部に上記判定
器の出力信号を入力したとき得られる上記加算器の出力
と上記データ信号とに基づき、第2のアルゴリズムによ
り伝送路特性を推定し上記第1および第2の等化部のタ
ップ係数を設定する第2の演算部とを備えるようにした
ものである。
この発明における等化器は、以上のように構成したの
で、伝送路の変動に対する追随が可能となり、また、演
算量を削減でき、伝送速度が規制されないようになり、
高速伝送にも対応可能となる。
で、伝送路の変動に対する追随が可能となり、また、演
算量を削減でき、伝送速度が規制されないようになり、
高速伝送にも対応可能となる。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図は本発明の一実施例による等化器の構成を示す図
である。
である。
図において、1は受信信号入力端子、10〜15は遅延素
子、20〜27は重み付け回路、30〜32は加算器、40は出力
端子、70は判定器である。第3図と同一構成部分は、そ
の説明を省略する。100,101は出力端子40に出力される
等化出力と、入力端子1に入力した受信信号と同一の入
力信号x(n)(100),x(n)(111)から、ある定ま
ったタップ係数更新アルゴリズムにより演算して、フィ
ードフォワード部に対するCi(n)(120),Ci′(n)
(121):(i=0,1,…,N1)と、フィードバック部に対
するタップ係数Dj(n)(130),Dj′(n)(131);
(j=0,1,…,N2)とを出力する演算部である。ここ
で、N1+1,N2+1はフィードフォワード部200,フィード
バック部300のタップ数である。150は判定器70の出力信
号、又は、基準信号d(n)のいずれかを選択するスイ
ッチであり、スイッチ150′と連動し、スイッチ150′は
それぞれの信号に応じて演算部100,101にそれらの信号
を入力させる。また、200はフィードフォワード部、300
はフィードバック部を示しており、この構成部200,300
はそれぞれ第3図,第5図の等化器であり、それらを併
用した判定帰還形の等化器を構成している。
子、20〜27は重み付け回路、30〜32は加算器、40は出力
端子、70は判定器である。第3図と同一構成部分は、そ
の説明を省略する。100,101は出力端子40に出力される
等化出力と、入力端子1に入力した受信信号と同一の入
力信号x(n)(100),x(n)(111)から、ある定ま
ったタップ係数更新アルゴリズムにより演算して、フィ
ードフォワード部に対するCi(n)(120),Ci′(n)
(121):(i=0,1,…,N1)と、フィードバック部に対
するタップ係数Dj(n)(130),Dj′(n)(131);
(j=0,1,…,N2)とを出力する演算部である。ここ
で、N1+1,N2+1はフィードフォワード部200,フィード
バック部300のタップ数である。150は判定器70の出力信
号、又は、基準信号d(n)のいずれかを選択するスイ
ッチであり、スイッチ150′と連動し、スイッチ150′は
それぞれの信号に応じて演算部100,101にそれらの信号
を入力させる。また、200はフィードフォワード部、300
はフィードバック部を示しており、この構成部200,300
はそれぞれ第3図,第5図の等化器であり、それらを併
用した判定帰還形の等化器を構成している。
次に、動作について説明する。
先ず、入力端子1に入力された受信信号x(n)は、フ
ィードフォワード部200を介して、フィルタリングが行
われ、(1)式で示したように、加算器30から として出力される。遅延素子10〜12は1シンボル周期を
Tとした時、T/Tp=p(整数)で表わされる遅延量Tpを
もつものである。p=1の場合が従来例の第3図で示し
たものとなる。一方、判定器70では出力端子40に出力さ
れる等化出力を従来例と同様に判定し、その結果を出力
する。
ィードフォワード部200を介して、フィルタリングが行
われ、(1)式で示したように、加算器30から として出力される。遅延素子10〜12は1シンボル周期を
Tとした時、T/Tp=p(整数)で表わされる遅延量Tpを
もつものである。p=1の場合が従来例の第3図で示し
たものとなる。一方、判定器70では出力端子40に出力さ
れる等化出力を従来例と同様に判定し、その結果を出力
する。
スイッチ150は、既知信号系列である基準信号を用いて
伝送路の推定を行いタップ係数を設定する場合に、先
ず、フィードバック部300へ既知信号系列である基準信
号を入力させる。また、ランダムデータ系列の等化を行
う場合には、判定器70の出力結果をフィードバック部30
0へ入力させるように動作する。また、スイッチ150′は
上記スイッチ150と連動して動作する。
伝送路の推定を行いタップ係数を設定する場合に、先
ず、フィードバック部300へ既知信号系列である基準信
号を入力させる。また、ランダムデータ系列の等化を行
う場合には、判定器70の出力結果をフィードバック部30
0へ入力させるように動作する。また、スイッチ150′は
上記スイッチ150と連動して動作する。
本発明の等化器は、タップ係数更新アルゴリズムとして
2種類のアルゴリズム演算部100,101を内蔵している。
ここで、第2図のようなパケットデータに対して、それ
ぞれの系列に対応したアルゴリズムを有するタップ利得
更新アルゴリズム演算部により処理を行う。先ず、タッ
プ利得更新アルゴリズムA演算部100は、演算量が多く
ても収束特性の速いアルゴリズムである、例えば、従来
例で述べたカルマンフィルタの適応制御アルゴリズムを
用い、既知信号系列の1シンボル毎に伝送路推定を行う
ことにより、既知信号系列の終了時刻t=lでのフィー
ドフォワード部タップ係数Ci(l)(120)及びフィー
ドバック部タップ係数Dj(l)(130)を、 Ci(l)={C0(l),…,CN1(l)} Dj(l)={D0(l),…,DN2(l)} と定める。上記のようなアルゴリズムを用いることによ
り、できるだけ短い既知信号系列で、伝送路推定が行
え、データの伝送効率を上げることができる。
2種類のアルゴリズム演算部100,101を内蔵している。
ここで、第2図のようなパケットデータに対して、それ
ぞれの系列に対応したアルゴリズムを有するタップ利得
更新アルゴリズム演算部により処理を行う。先ず、タッ
プ利得更新アルゴリズムA演算部100は、演算量が多く
ても収束特性の速いアルゴリズムである、例えば、従来
例で述べたカルマンフィルタの適応制御アルゴリズムを
用い、既知信号系列の1シンボル毎に伝送路推定を行う
ことにより、既知信号系列の終了時刻t=lでのフィー
ドフォワード部タップ係数Ci(l)(120)及びフィー
ドバック部タップ係数Dj(l)(130)を、 Ci(l)={C0(l),…,CN1(l)} Dj(l)={D0(l),…,DN2(l)} と定める。上記のようなアルゴリズムを用いることによ
り、できるだけ短い既知信号系列で、伝送路推定が行
え、データの伝送効率を上げることができる。
次に、上記タップ係数更新アルゴリズムA演算部100に
より設定されたフィードフォワード部タップ係数(12
0)であるCi(l),フィードバック部タップ係数(13
0)であるDj(l)を初期値として用いて、ランダムデ
ータ部の等化が行なわれる。この時点でのタップ係数
は、ほぼ伝送路特性に対し補正を完了させており、タッ
プ係数更新アルゴリズムB演算部101は、ドップラー周
波数等のゆるやかな変動のみを補正すればよい。すなわ
ち、データ部の等化アルゴリズムとして、収束特性が多
少遅くても演算回数の少ないアルゴリズム、例えば、グ
ラディエント法などを用いて補正し、フィードフォワー
ド部のタップ係数(121)であるCi′(l),フィード
バック部のタップ係数(131)であるDj′(l)を決定
すればよい。これにより、演算時間がデータの伝送速度
の上限を決定する決定的要因とはならず、ゆっくりした
伝送路の変動に十分追随することが可能となる。
より設定されたフィードフォワード部タップ係数(12
0)であるCi(l),フィードバック部タップ係数(13
0)であるDj(l)を初期値として用いて、ランダムデ
ータ部の等化が行なわれる。この時点でのタップ係数
は、ほぼ伝送路特性に対し補正を完了させており、タッ
プ係数更新アルゴリズムB演算部101は、ドップラー周
波数等のゆるやかな変動のみを補正すればよい。すなわ
ち、データ部の等化アルゴリズムとして、収束特性が多
少遅くても演算回数の少ないアルゴリズム、例えば、グ
ラディエント法などを用いて補正し、フィードフォワー
ド部のタップ係数(121)であるCi′(l),フィード
バック部のタップ係数(131)であるDj′(l)を決定
すればよい。これにより、演算時間がデータの伝送速度
の上限を決定する決定的要因とはならず、ゆっくりした
伝送路の変動に十分追随することが可能となる。
以上のように、2種類のアルゴリズムからなる演算部に
より、伝送路推定と、データの等化におけるタップ係数
の更新を行う。
より、伝送路推定と、データの等化におけるタップ係数
の更新を行う。
なお、(3)式に相当する誤差信号を、本実施例ではタ
ップ係数更新アルゴリズムの演算部100,101内で等化出
力とその判定値とから算出した結果を用いたが、第1図
の判定器70でその入力値と出力値とから算出した値を用
いるようにしてもよい。
ップ係数更新アルゴリズムの演算部100,101内で等化出
力とその判定値とから算出した結果を用いたが、第1図
の判定器70でその入力値と出力値とから算出した値を用
いるようにしてもよい。
なお、上記実施例では、タップ係数制御アルゴリズム
に、カルマンフィルタとグラディエント法を用いるもの
としたが、これに限定されるものでなく、それぞれの処
理に対する特性に適うものであれば別のアルゴリズムを
用いてもよい。
に、カルマンフィルタとグラディエント法を用いるもの
としたが、これに限定されるものでなく、それぞれの処
理に対する特性に適うものであれば別のアルゴリズムを
用いてもよい。
また、上記実施例では、タップ係数更新アルゴリズムの
演算部を並列に2個配置して、それぞれにタップ係数の
更新を受け持たせたが、例えば、タップ係数更新の演算
部にDSP(Digital Signal Processor)を用い、同一の
ハードウェアにおいて、2種類のタップ係数制御アルゴ
リズムに応じたソフトウェアの更新を行うようにしても
よく、同様の効果を奏する。
演算部を並列に2個配置して、それぞれにタップ係数の
更新を受け持たせたが、例えば、タップ係数更新の演算
部にDSP(Digital Signal Processor)を用い、同一の
ハードウェアにおいて、2種類のタップ係数制御アルゴ
リズムに応じたソフトウェアの更新を行うようにしても
よく、同様の効果を奏する。
さらに、上記実施例では、フィードフォワード部とフィ
ードバック部の両方を内蔵した判定帰還形の等化器につ
いて示したが、そのいずれか一方だけのフィードフォワ
ード形、フィードバック形の等化器であってもよい。
ードバック部の両方を内蔵した判定帰還形の等化器につ
いて示したが、そのいずれか一方だけのフィードフォワ
ード形、フィードバック形の等化器であってもよい。
また、上記実施例では、ベースバンド伝送をモデルとし
た構成について示したが、直交変調等のような変調方式
に対しては、上記構成を拡張して同相と直交の両成分か
ら成る二次元のベースバンドモデルを考え、同相から直
交へ及び直交から同相への各成分の干渉を考慮した等化
器を構成してもよく、上記実施例と同様の効果を奏す
る。
た構成について示したが、直交変調等のような変調方式
に対しては、上記構成を拡張して同相と直交の両成分か
ら成る二次元のベースバンドモデルを考え、同相から直
交へ及び直交から同相への各成分の干渉を考慮した等化
器を構成してもよく、上記実施例と同様の効果を奏す
る。
以上のように、この発明に係る等化器によれば、入力信
号を所定のタップ係数に従って積和演算する第1の等化
部および第2の等化部と、この第1および第2の等化部
の出力信号を加算する加算器と、この加算器の出力を判
定する判定器と、既知信号系列からなる基準信号と上記
判定器の出力信号を切換えて上記第2の等化部へ出力す
るスイッチと、上記第1の等化部にデータ信号を入力
し、上記第2の等化部に上記基準信号を入力したとき得
られる上記加算器の出力と上記データ信号とに基づき、
第1のアルゴリズムにより伝送路特性を推定し上記第1
および第2の等化のタップ係数を設定する第1の演算部
と、上記第1の等化部に上記データ信号を入力し上記第
2の等化部に上記判定器の出力信号を入力したとき得ら
れる上記加算器の出力と上記データ信号とに基づき、第
2のアルゴリズムにより伝送路特性を推定し上記第1お
よび第2の等化部のタップ係数を設定する第2の演算部
とを備えるようにしたので、伝送路の変動に対する追随
が可能となり、また、演算量の削減により、伝送速度が
規制されないようになり、高速伝送にも対応可能となる
効果がある。
号を所定のタップ係数に従って積和演算する第1の等化
部および第2の等化部と、この第1および第2の等化部
の出力信号を加算する加算器と、この加算器の出力を判
定する判定器と、既知信号系列からなる基準信号と上記
判定器の出力信号を切換えて上記第2の等化部へ出力す
るスイッチと、上記第1の等化部にデータ信号を入力
し、上記第2の等化部に上記基準信号を入力したとき得
られる上記加算器の出力と上記データ信号とに基づき、
第1のアルゴリズムにより伝送路特性を推定し上記第1
および第2の等化のタップ係数を設定する第1の演算部
と、上記第1の等化部に上記データ信号を入力し上記第
2の等化部に上記判定器の出力信号を入力したとき得ら
れる上記加算器の出力と上記データ信号とに基づき、第
2のアルゴリズムにより伝送路特性を推定し上記第1お
よび第2の等化部のタップ係数を設定する第2の演算部
とを備えるようにしたので、伝送路の変動に対する追随
が可能となり、また、演算量の削減により、伝送速度が
規制されないようになり、高速伝送にも対応可能となる
効果がある。
第1図はこの発明の一実施例による等化器の構成図、第
2図はこの発明の動作を示すタイミングチャート図、第
3図は従来のフィードフォワード形等化器の構成図、第
4図は従来のフィードバック形等化器の構成図、第5図
は従来の判定帰還形等化器の構成図、第6図はパケット
の構成例を示す図である。 1……信号入力端子、10〜15……遅延素子、20〜27……
重み付け回路、30〜32……加算器、40……等化出力端
子、50……基準信号入力端子、70……判定器、100,101
……第1及び第2のタップ係数更新アルゴリズムの演算
部、150,150′……スイッチ、200……フィードフォワー
ド部、300……フィードバック部。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
2図はこの発明の動作を示すタイミングチャート図、第
3図は従来のフィードフォワード形等化器の構成図、第
4図は従来のフィードバック形等化器の構成図、第5図
は従来の判定帰還形等化器の構成図、第6図はパケット
の構成例を示す図である。 1……信号入力端子、10〜15……遅延素子、20〜27……
重み付け回路、30〜32……加算器、40……等化出力端
子、50……基準信号入力端子、70……判定器、100,101
……第1及び第2のタップ係数更新アルゴリズムの演算
部、150,150′……スイッチ、200……フィードフォワー
ド部、300……フィードバック部。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】入力信号を所定のタップ係数に従って積和
演算する第1の等化部および第2の等化部と、 この第1および第2の等化部の出力信号を加算する加算
器と、 この加算器の出力を判定する判定器と、 既知信号系列からなる基準信号と上記判定器の出力信号
を切換えて上記第2の等化部へ出力するスイッチと、 上記第1の等化部にデータ信号を入力し、上記第2の等
化部に上記基準信号を入力したとき得られる上記加算器
の出力と上記データ信号とに基づき、第1のアルゴリズ
ムにより伝送路特性を推定し上記第1および第2の等化
部のタップ係数を設定する第1の演算部と、 上記第1の等化部に上記データ信号を入力し上記第2の
等化部に上記判定器の出力信号を入力したとき得られる
上記加算器の出力と上記データ信号とに基づき、第2の
アルゴリズムにより伝送路特性を推定し上記第1および
第2の等化部のタップ係数を設定する第2の演算部とを
備えたことを特徴とする等化器。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1285226A JPH0736537B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 等化器 |
| EP90120563A EP0426026B1 (en) | 1989-10-31 | 1990-10-26 | Equalizer |
| DE69028273T DE69028273T2 (de) | 1989-10-31 | 1990-10-26 | Entzerrer |
| US07/604,940 US5068873A (en) | 1989-10-31 | 1990-10-29 | Equalizer |
| CA002028873A CA2028873C (en) | 1989-10-31 | 1990-10-30 | Equalizer |
| US07/730,675 US5175747A (en) | 1989-10-31 | 1991-07-16 | Equalizer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1285226A JPH0736537B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 等化器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03145827A JPH03145827A (ja) | 1991-06-21 |
| JPH0736537B2 true JPH0736537B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=17688740
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1285226A Expired - Lifetime JPH0736537B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 等化器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0736537B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0795715B2 (ja) * | 1989-12-04 | 1995-10-11 | 三菱電機株式会社 | 等化器 |
| KR100518551B1 (ko) * | 2003-01-21 | 2005-10-04 | 삼성전자주식회사 | 채널 등화기의 계수 갱신방법 및 계수 갱신 회로 |
| JP4772462B2 (ja) * | 2005-11-10 | 2011-09-14 | 三菱電機株式会社 | 受信機 |
| JP4858162B2 (ja) * | 2006-12-26 | 2012-01-18 | ソニー株式会社 | 信号処理装置および信号処理方法、並びにプログラム |
| JP4966121B2 (ja) * | 2007-07-20 | 2012-07-04 | 日本無線株式会社 | 受信信号等化器 |
-
1989
- 1989-10-31 JP JP1285226A patent/JPH0736537B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03145827A (ja) | 1991-06-21 |
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Legal Events
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