JPH0736733B2 - アガリカス・ブラジー茸の栽培方法 - Google Patents
アガリカス・ブラジー茸の栽培方法Info
- Publication number
- JPH0736733B2 JPH0736733B2 JP63109137A JP10913788A JPH0736733B2 JP H0736733 B2 JPH0736733 B2 JP H0736733B2 JP 63109137 A JP63109137 A JP 63109137A JP 10913788 A JP10913788 A JP 10913788A JP H0736733 B2 JPH0736733 B2 JP H0736733B2
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- JP
- Japan
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- soil
- mushrooms
- cultivation
- blazii
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ハラタケ属のキノコの一種であるアガリカス
・ブラジー(Agaricus blazei)の栽培方法に関するも
のである。
・ブラジー(Agaricus blazei)の栽培方法に関するも
のである。
[従来の技術] 本発明に供されているのはアガリカス・ブラジーである
が、同属の菌類にはマッシュルーム(アガリカス・ビス
ポルス(Agaricus bisuporus))が、商業的に栽培され
ていることは一般に知られているところである。
が、同属の菌類にはマッシュルーム(アガリカス・ビス
ポルス(Agaricus bisuporus))が、商業的に栽培され
ていることは一般に知られているところである。
マッシュルームの商業的な栽培方法は、マッチ箱大の種
菌を堆肥等で作成した菌床に約30cm間隔で並べ種菌を接
種する。温度18〜22℃、湿度60〜70%で栽培し、接種後
約10日目に覆土をする。すると、菌床と覆土との境界に
菌溜りを形成し、そこから子実体を発生する。そのため
覆土の厚さは2.5〜3cmが最適とされ、それ以上の厚さで
は子実体の発生が極端に減少し、発生しても茎部の伸長
したものとなり商品価値のない子実体となっていた。
菌を堆肥等で作成した菌床に約30cm間隔で並べ種菌を接
種する。温度18〜22℃、湿度60〜70%で栽培し、接種後
約10日目に覆土をする。すると、菌床と覆土との境界に
菌溜りを形成し、そこから子実体を発生する。そのため
覆土の厚さは2.5〜3cmが最適とされ、それ以上の厚さで
は子実体の発生が極端に減少し、発生しても茎部の伸長
したものとなり商品価値のない子実体となっていた。
また、本発明に供されるアガリカス・ブラジーは、ブラ
ジル・サンパウロ市西北部サンゲョージェ・ドリオプレ
ート他方の山野に自生しており、現地では一般に食され
ている担子菌であり、子実体の形状は円錐形(つり鐘
形)で傘の外表面の色は褐色、柄の色は白色ないし乳白
色、傘の大きさは5〜10cm、柄の大きさは最大15cmにま
で成長する。傘の縁や内表面の形状は円錐状、ひだは放
射状、ひだの縁はカール状に巻き、柄の付き方は中心
性、柄の形は等径8(根もとは膨れる)、柄の表面は白
色の粉を振った状態に円錐状で、生えかたは散生であ
る。
ジル・サンパウロ市西北部サンゲョージェ・ドリオプレ
ート他方の山野に自生しており、現地では一般に食され
ている担子菌であり、子実体の形状は円錐形(つり鐘
形)で傘の外表面の色は褐色、柄の色は白色ないし乳白
色、傘の大きさは5〜10cm、柄の大きさは最大15cmにま
で成長する。傘の縁や内表面の形状は円錐状、ひだは放
射状、ひだの縁はカール状に巻き、柄の付き方は中心
性、柄の形は等径8(根もとは膨れる)、柄の表面は白
色の粉を振った状態に円錐状で、生えかたは散生であ
る。
前記担子菌の従来の栽培方法は、特開昭53-138853号及
び特公昭58-38126号に記載されている。
び特公昭58-38126号に記載されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら上記栽培方法は、栽培温度、湿度等の記載
はなく、本菌とマッシュルームとを全く同等に取扱って
いる。
はなく、本菌とマッシュルームとを全く同等に取扱って
いる。
本発明者は、本菌が同属であるマッシュルームの発生形
態と数々の相違点を見出し、本菌の最適なる栽培方法を
確立して本発明に至った。
態と数々の相違点を見出し、本菌の最適なる栽培方法を
確立して本発明に至った。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る第1の発明であるアガリカス・ブラジー茸
の栽培方法では、堆肥で形成された菌床に種菌を接種
し、前記菌床上に菌糸が着床した後、前記菌床上に覆土
を行って子実体を発生させるアガリカス・ブラジー茸の
栽培方法において、 栽培温度を20℃以上、湿度を85〜95%、前記覆土を3mm
以下の真砂土とし、前記覆土の厚さを4cmを越え6cmを越
えない厚さとし、 子実体伸長期に、昼夜の栽培温度差を少なくとも3℃と
するものである。
の栽培方法では、堆肥で形成された菌床に種菌を接種
し、前記菌床上に菌糸が着床した後、前記菌床上に覆土
を行って子実体を発生させるアガリカス・ブラジー茸の
栽培方法において、 栽培温度を20℃以上、湿度を85〜95%、前記覆土を3mm
以下の真砂土とし、前記覆土の厚さを4cmを越え6cmを越
えない厚さとし、 子実体伸長期に、昼夜の栽培温度差を少なくとも3℃と
するものである。
本発明に係る第2の発明であるアガリカス・ブラジー茸
の栽培方法では、前記栽培温度を28℃、、湿度を95%、
前記覆土の厚さを全面に均一にほぼ5cmとするものであ
る。
の栽培方法では、前記栽培温度を28℃、、湿度を95%、
前記覆土の厚さを全面に均一にほぼ5cmとするものであ
る。
さらに付言すると、本発明者の新規なる知見では、本発
明に供するアガリカス・ブラジー茸の栽培条件は、温度
20〜30℃で好ましくは28℃、湿度80〜95%で好ましくは
95%であり、堆肥に種菌を接種し菌糸が充分に着床した
後、覆土を敷いた場合、菌糸は堆肥上部4cmの所に菌溜
り層を形成した後、該層より子実体を形成する。これは
マッシュルームには見られない発生形態であり、さらに
子実体形成時に温度が20℃以下であると子実体を全く形
成せず菌糸のまま繁殖する。
明に供するアガリカス・ブラジー茸の栽培条件は、温度
20〜30℃で好ましくは28℃、湿度80〜95%で好ましくは
95%であり、堆肥に種菌を接種し菌糸が充分に着床した
後、覆土を敷いた場合、菌糸は堆肥上部4cmの所に菌溜
り層を形成した後、該層より子実体を形成する。これは
マッシュルームには見られない発生形態であり、さらに
子実体形成時に温度が20℃以下であると子実体を全く形
成せず菌糸のまま繁殖する。
また、子実体伸長期に、昼夜の栽培温度差を少なくとも
30℃、好ましくは3〜5℃とすることにより充実した子
実体を形成する。
30℃、好ましくは3〜5℃とすることにより充実した子
実体を形成する。
[実施例] 菌溜り層試験 第1図は、使用した菌床の一部断面を示す斜視図であ
る。1辺が100cm、深さ30cmの木枠で形成された菌床枠
1に堆肥2を20cmの深さに詰め込み、種菌を全面に散布
し接種した。栽培温度25℃、湿度85〜95%として栽培
し、接種後20日目に菌糸が全体に繁殖しているのを確認
し、粒径が3mm以下の真砂土3で覆土した。この時第1
図に示すように断面が中央部で陥没するように長手方向
に凹状に覆土した。中央部の最も低い部分で3cm、両端
の最も高い部分を10cmとした。覆土後35日前後に堆肥表
面上部4.5〜5.5cmの部分に子実体5が長手方向に列状に
形成された。
る。1辺が100cm、深さ30cmの木枠で形成された菌床枠
1に堆肥2を20cmの深さに詰め込み、種菌を全面に散布
し接種した。栽培温度25℃、湿度85〜95%として栽培
し、接種後20日目に菌糸が全体に繁殖しているのを確認
し、粒径が3mm以下の真砂土3で覆土した。この時第1
図に示すように断面が中央部で陥没するように長手方向
に凹状に覆土した。中央部の最も低い部分で3cm、両端
の最も高い部分を10cmとした。覆土後35日前後に堆肥表
面上部4.5〜5.5cmの部分に子実体5が長手方向に列状に
形成された。
断面を見ると第1図に示すように、堆肥表面上部4cmの
所に菌溜り層4が全面に形成され、しかも菌溜り層4か
らの覆土の厚さが1cmの所に子実体5が形成されること
が判った。
所に菌溜り層4が全面に形成され、しかも菌溜り層4か
らの覆土の厚さが1cmの所に子実体5が形成されること
が判った。
これにより覆土は堆肥表面より5cmの厚さが最適である
ことが確認されるに至った。
ことが確認されるに至った。
至適温度・湿度 上部菌溜り層試験と同様に、1辺が100cm、深さ30cmの
木枠で形成された菌床をいくつか用意し、それぞれに堆
肥を20cmの深さに詰め込み、種菌を全面に散布し接種し
た。栽培室内湿度を80%、栽培温度を18℃、20℃、24
℃、26℃、28℃、30℃として栽培を同様に行った。接種
後20日経たところ、各々の菌床の菌糸の発育には顕著な
差が認められず一様に全面に着床が確認された。
木枠で形成された菌床をいくつか用意し、それぞれに堆
肥を20cmの深さに詰め込み、種菌を全面に散布し接種し
た。栽培室内湿度を80%、栽培温度を18℃、20℃、24
℃、26℃、28℃、30℃として栽培を同様に行った。接種
後20日経たところ、各々の菌床の菌糸の発育には顕著な
差が認められず一様に全面に着床が確認された。
粒径30mm以下の真砂土で覆土を全て全面に5cmの厚さに
敷き、各々上記の条件で引続き栽培を行ったところ、覆
土25日目に先ず28℃の菌床で子実体の発生が確認され
た。覆土35日目で26℃、同じく30℃の菌床で子実体の発
生が確認された。覆土60日目で20℃の菌床で子実体の発
生が確認された。しかしながら18℃では子実体の発生は
確認されず、菌糸の状態で堆肥の消化が進行することが
確認された。
敷き、各々上記の条件で引続き栽培を行ったところ、覆
土25日目に先ず28℃の菌床で子実体の発生が確認され
た。覆土35日目で26℃、同じく30℃の菌床で子実体の発
生が確認された。覆土60日目で20℃の菌床で子実体の発
生が確認された。しかしながら18℃では子実体の発生は
確認されず、菌糸の状態で堆肥の消化が進行することが
確認された。
さらに、28℃の菌床で、栽培室内の湿度を一定させるた
めの加湿機付近での子実体発生が顕著であったためその
湿度を測定すると95%であった。また水滴が常に落ちる
所での子実体の発生は行われていないことから至適湿度
は80〜95%、好ましくは95%と確認された。
めの加湿機付近での子実体発生が顕著であったためその
湿度を測定すると95%であった。また水滴が常に落ちる
所での子実体の発生は行われていないことから至適湿度
は80〜95%、好ましくは95%と確認された。
子実体の充実 子実体伸長期に、昼夜の温度差を一定にした場合、茎部
が長くのびた子実体を形成するに至った。そこで、昼夜
の温度差を変化させることとした。昼間の栽培温度を28
℃、夜間の栽培温度を23℃としたところ、茎部が太く充
実した子実体を得るに至った。
が長くのびた子実体を形成するに至った。そこで、昼夜
の温度差を変化させることとした。昼間の栽培温度を28
℃、夜間の栽培温度を23℃としたところ、茎部が太く充
実した子実体を得るに至った。
上記3条件の至適条件を満たした菌床では、接種後47日
で子実体の発生がみられ、52日前後で収穫されるに至っ
た。また収穫後10日前後で第2の子実体が発生し、さら
に同様に第3、第4の子実体が発生する。
で子実体の発生がみられ、52日前後で収穫されるに至っ
た。また収穫後10日前後で第2の子実体が発生し、さら
に同様に第3、第4の子実体が発生する。
本発明の栽培方法により、上記寸法の木枠の菌床で6カ
月の間に合計10kg以上の子実体が収穫された。
月の間に合計10kg以上の子実体が収穫された。
[発明の効果] 本発明により、アガリカス・ブラジーの最適なる栽培方
法が確立され、菌床の堆肥を有効に利用して充実した子
実体形成が可能である等の効果がある。
法が確立され、菌床の堆肥を有効に利用して充実した子
実体形成が可能である等の効果がある。
第1図は使用した菌床の一部断面を示す斜視図である。
図において、1は菌床枠、2は堆肥、3は真砂土、4は
菌溜り層、5は子実体である。
図において、1は菌床枠、2は堆肥、3は真砂土、4は
菌溜り層、5は子実体である。
Claims (2)
- 【請求項1】堆肥で形成された菌床に種菌を接種し、前
記菌床上に菌糸が着床した後、前記菌床上に覆土を行っ
て子実体を発生させるアガリカス・ブラジー茸の栽培方
法において、 栽培温度を20℃以上、湿度を85〜95%、前記覆土を3mm
以下の真砂土とし、前記覆土の厚さを4cmを越え6cmを越
えない厚さとし、 子実体伸長期に、昼夜の栽培温度差を少なくとも3℃と
することを特徴とするアガリカス・ブラジー茸の栽培方
法。 - 【請求項2】前記栽培温度を28℃、湿度を95%、前記覆
土の厚さを全面に均一にほぼ5cmとすることを特徴とす
る請求項1に記載のアガリカス・ブラジー茸の栽培方
法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63109137A JPH0736733B2 (ja) | 1988-05-06 | 1988-05-06 | アガリカス・ブラジー茸の栽培方法 |
| US07/347,747 US5048227A (en) | 1988-05-05 | 1989-05-04 | Method of cultivating agaricus blazei mushroom |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63109137A JPH0736733B2 (ja) | 1988-05-06 | 1988-05-06 | アガリカス・ブラジー茸の栽培方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01281017A JPH01281017A (ja) | 1989-11-13 |
| JPH0736733B2 true JPH0736733B2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=14502530
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63109137A Expired - Fee Related JPH0736733B2 (ja) | 1988-05-05 | 1988-05-06 | アガリカス・ブラジー茸の栽培方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0736733B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998035546A1 (fr) * | 1997-02-12 | 1998-08-20 | Imb Kabushiki Gaisha | Methode de culture de sporophores d'agaricus blazei dans un lit artificiel de culture de champignons |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100332317B1 (ko) * | 1998-07-13 | 2002-04-12 | 이문찬 | 신령버섯 종균 및 그 자실체 생산방법 |
| KR20010108876A (ko) * | 2000-06-01 | 2001-12-08 | 이수정 | 버섯 톱밥배지 제조방법 및 이 배지를 이용한 버섯 재배방법 |
| KR20010044390A (ko) * | 2001-02-16 | 2001-06-05 | 김경식 | 포토벨라 버섯의 재배 방법 |
| KR100399538B1 (en) * | 2002-08-05 | 2003-09-26 | Kea Yeon Cho | Method for growing functional flammulina velutipes using red ginseng extract and herbal extract and culture medium composition for growing the same |
| KR100737399B1 (ko) * | 2006-03-23 | 2007-07-09 | 대한민국 | 칼슘이 강화된 기능성 표고버섯 생산방법 |
| CN105265178B (zh) * | 2015-11-20 | 2018-11-16 | 四川省农业科学院生物技术核技术研究所 | 灵芝室内连作段木栽培方法 |
| CN114190226A (zh) * | 2021-12-13 | 2022-03-18 | 湖南广洁生物科技有限公司 | 一种通过富硒食用菌种植改良土壤的方法 |
-
1988
- 1988-05-06 JP JP63109137A patent/JPH0736733B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 「ナメコ・エノキタケ・ヒラタケの栽培と経営」昭50、11、25、誠文堂新光社、P.197、P.206〜212 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998035546A1 (fr) * | 1997-02-12 | 1998-08-20 | Imb Kabushiki Gaisha | Methode de culture de sporophores d'agaricus blazei dans un lit artificiel de culture de champignons |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01281017A (ja) | 1989-11-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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