JPH0737105B2 - 耐指紋性に優れたステンレス鋼板の製造方法 - Google Patents
耐指紋性に優れたステンレス鋼板の製造方法Info
- Publication number
- JPH0737105B2 JPH0737105B2 JP62050493A JP5049387A JPH0737105B2 JP H0737105 B2 JPH0737105 B2 JP H0737105B2 JP 62050493 A JP62050493 A JP 62050493A JP 5049387 A JP5049387 A JP 5049387A JP H0737105 B2 JPH0737105 B2 JP H0737105B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stainless steel
- steel plate
- resin
- film
- fingerprint resistance
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- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は表面処理によりステンレス鋼板または酸化着色
ステンレス鋼板の外観を損なうことなく、指紋を付着し
にくくしたステンレス鋼板の製造方法に関する。
ステンレス鋼板の外観を損なうことなく、指紋を付着し
にくくしたステンレス鋼板の製造方法に関する。
(従来技術) ステンレス鋼板は、耐久性に優れ、また意匠性にも優れ
ているので、従来より種々の用途に使用されている。し
かし、ステンレス鋼板の唯一の欠点は、取扱い中に指紋
が付着し易いことである。特に表面仕上げが鏡面(BA)
仕上げのものや表面に酸化皮膜を形成して、その酸化皮
膜の厚さにより赤、緑、青、ゴールドに発色させた着色
ステンレス鋼板などは、付着指紋が目立ち、着色ステン
レス鋼板では指紋の付着した部分が変色して見える。
ているので、従来より種々の用途に使用されている。し
かし、ステンレス鋼板の唯一の欠点は、取扱い中に指紋
が付着し易いことである。特に表面仕上げが鏡面(BA)
仕上げのものや表面に酸化皮膜を形成して、その酸化皮
膜の厚さにより赤、緑、青、ゴールドに発色させた着色
ステンレス鋼板などは、付着指紋が目立ち、着色ステン
レス鋼板では指紋の付着した部分が変色して見える。
このため従来指紋が問題になるような用途に使用する場
合には、表面全体に透明なアクリル樹脂、ポリエステル
樹脂、シリコーン樹脂またはフッ素樹脂を皮膜厚が均一
に2μm以上になるように直接塗布して、指紋を付着し
にくくしていた。
合には、表面全体に透明なアクリル樹脂、ポリエステル
樹脂、シリコーン樹脂またはフッ素樹脂を皮膜厚が均一
に2μm以上になるように直接塗布して、指紋を付着し
にくくしていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような樹脂を表面全体に2μm以上
塗布すると、皮膜量が多いため、経時変化により発生す
るクラックや樹脂の白化が目立ち、外観を損なうという
問題があった。
塗布すると、皮膜量が多いため、経時変化により発生す
るクラックや樹脂の白化が目立ち、外観を損なうという
問題があった。
この問題を回避するには、樹脂皮膜を2μm未満にすれ
ばよいのであるが、皮膜を薄くすると、樹脂皮膜により
干渉色が発生し、着色や変色が生じてしまう。特にこの
傾向は、BA仕上げステンレス鋼板や2DR仕上げの酸化着
色ステンレス鋼板において著しく、後者の鋼板では、青
とゴールドの色調差がほとんどなくなってしまう程であ
った。
ばよいのであるが、皮膜を薄くすると、樹脂皮膜により
干渉色が発生し、着色や変色が生じてしまう。特にこの
傾向は、BA仕上げステンレス鋼板や2DR仕上げの酸化着
色ステンレス鋼板において著しく、後者の鋼板では、青
とゴールドの色調差がほとんどなくなってしまう程であ
った。
このため、外観を変化させることなく耐指紋性を付与し
たステンレス鋼板が要望されていた。
たステンレス鋼板が要望されていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、ステンレス鋼板または酸化着色ステンレス鋼
板の表面に樹脂が分散した樹脂皮膜量0.1〜2.0g/m2の樹
脂不連続皮膜を形成することによりステンレス鋼板表面
が局部的に露出した部分を無数に形成すれば、外観を損
なわずに指紋を付着しにくくできるとの知見のもとにそ
のようなステンレス鋼板の製造方法を検討した結果、ス
テンレス鋼板または酸化着色ステンレス鋼板の表面に水
溶性または水分散性の有機樹脂エマルジョンを静電霧化
装置により霧化してエマルジョン粒子が表面に分散する
ように塗装、乾燥して、乾燥樹脂皮膜量0.1〜2.0g/m2の
樹脂不連続皮膜を形成する方法によれば容易に製造でき
ることを見出した。
板の表面に樹脂が分散した樹脂皮膜量0.1〜2.0g/m2の樹
脂不連続皮膜を形成することによりステンレス鋼板表面
が局部的に露出した部分を無数に形成すれば、外観を損
なわずに指紋を付着しにくくできるとの知見のもとにそ
のようなステンレス鋼板の製造方法を検討した結果、ス
テンレス鋼板または酸化着色ステンレス鋼板の表面に水
溶性または水分散性の有機樹脂エマルジョンを静電霧化
装置により霧化してエマルジョン粒子が表面に分散する
ように塗装、乾燥して、乾燥樹脂皮膜量0.1〜2.0g/m2の
樹脂不連続皮膜を形成する方法によれば容易に製造でき
ることを見出した。
本発明法により製造するステンレス鋼板は、第1図、第
2図に模型的に示すように、ステンレス鋼板または酸化
着色ステンレス鋼板1の表面に有機樹脂2が分散した不
連続皮膜を形成したもので、有機樹脂2は不連続である
ため、薄くても干渉色が発生せず、変色の程度も著しく
小さい。また皮膜は薄いため、クラックや白化が発生し
ても目立ちにくい。
2図に模型的に示すように、ステンレス鋼板または酸化
着色ステンレス鋼板1の表面に有機樹脂2が分散した不
連続皮膜を形成したもので、有機樹脂2は不連続である
ため、薄くても干渉色が発生せず、変色の程度も著しく
小さい。また皮膜は薄いため、クラックや白化が発生し
ても目立ちにくい。
樹脂皮膜量は乾燥状態で0.1〜2.0g/m2にする。これは0.
1g/m2未満であると、未塗装部分が多いため、そこに指
紋が付着し易く、2.0g/m2を越えると、樹脂が不連続皮
膜にならず、干渉色、変色およびクラックの問題が生じ
るからである。
1g/m2未満であると、未塗装部分が多いため、そこに指
紋が付着し易く、2.0g/m2を越えると、樹脂が不連続皮
膜にならず、干渉色、変色およびクラックの問題が生じ
るからである。
樹脂皮膜の形成は、水溶性または水分散性の有機樹脂エ
マルジョンを用いて、このエマルジョンを静電霧化装置
により霧化し、エマルジョン粒子が表面に分散するよう
に塗装する。静電霧化装置で有機樹脂エマルジョンを霧
化すると、エマルジョンは微細な液滴になるため、同一
箇所を極く短時間塗装した場合ステンレス鋼板の表面全
体は塗装されず、未塗装部分が無数に残存するようにな
る。
マルジョンを用いて、このエマルジョンを静電霧化装置
により霧化し、エマルジョン粒子が表面に分散するよう
に塗装する。静電霧化装置で有機樹脂エマルジョンを霧
化すると、エマルジョンは微細な液滴になるため、同一
箇所を極く短時間塗装した場合ステンレス鋼板の表面全
体は塗装されず、未塗装部分が無数に残存するようにな
る。
エマルジョンの有機樹脂としては、樹脂単独でもよく、
無機物を含有させた樹脂でもよく、種類に限定はない。
無機物を含有させた樹脂でもよく、種類に限定はない。
(実施例) 第1表に示すように、表面仕上げの異なるステンレス鋼
板および酸化着色ステンレス鋼板に水溶性または水分散
性の有機樹脂エマルジョンを静電霧化装置で、第1表左
側に示す条件で霧化して塗装し、乾燥した。
板および酸化着色ステンレス鋼板に水溶性または水分散
性の有機樹脂エマルジョンを静電霧化装置で、第1表左
側に示す条件で霧化して塗装し、乾燥した。
次にこれらのステンレス鋼板より試験片を採取して、耐
指紋付着性と外観変化を調査した。この試験結果を第1
表の右側に示す。
指紋付着性と外観変化を調査した。この試験結果を第1
表の右側に示す。
なお、各調査の試験および評価は次のようにして行っ
た。
た。
(1)耐指紋性試験 (イ)試験方法 人工指紋液をゴム栓に付着させ、1Kg/m2の圧力で試験片
に一定時間押付ける。
に一定時間押付ける。
(ロ)評価基準 ◎ 指紋付着なし 〇 極く僅かに指紋付着 △ 指紋の50%が付着 × 指紋全体が付着 (2)外観試験 (イ)干渉色の発生状態 〇 干渉色の発生がない △ 干渉色がわずかに発生 × 干渉色が発生 (ロ)塗膜の白化 サンシャインウエザーメーターで3000時間試験し、塗膜
の白化程度を評価した。
の白化程度を評価した。
〇 白化が全く目立たない △ 白化がわずかに目立つ × 白化が著しく目立つ (3)変色(酸化着色ステンレス鋼板のみ) 〇 変色が全く立たない △ 変色がわずかに目立つ × 変色が著しい (効果) 以上のごとく、本発明法によれば、表面に有機樹脂の不
連続皮膜を形成したステンレス鋼板を容易に製造するこ
とができる。
連続皮膜を形成したステンレス鋼板を容易に製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 第1図および第2図はそれぞれ本発明法により製造する
ステンレス鋼板を模型的に示した断面図および平面図で
ある。 1……ステンレス鋼板または酸化着色ステンレス鋼板、
2……有機樹脂
ステンレス鋼板を模型的に示した断面図および平面図で
ある。 1……ステンレス鋼板または酸化着色ステンレス鋼板、
2……有機樹脂
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C25D 11/34 301 (72)発明者 藤田 充 大阪府堺市石津西町5番地 日新製鋼株式 会社阪神研究所内 (56)参考文献 特開 昭53−42150(JP,A) 特開 昭60−149786(JP,A) 特開 昭60−209281(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】ステンレス鋼板または酸化着色ステンレス
鋼板の表面に水溶性または水分散性の有機樹脂エマルジ
ョンを静電霧化装置により霧化してエマルジョン粒子が
表面に分散するように塗装、乾燥して、乾燥樹脂皮膜量
を0.1〜2.0g/m2の樹脂不連続皮膜を形成することを特徴
とする耐指紋性に優れたステンレス鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62050493A JPH0737105B2 (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | 耐指紋性に優れたステンレス鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62050493A JPH0737105B2 (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | 耐指紋性に優れたステンレス鋼板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63276539A JPS63276539A (ja) | 1988-11-14 |
| JPH0737105B2 true JPH0737105B2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=12860454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62050493A Expired - Lifetime JPH0737105B2 (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | 耐指紋性に優れたステンレス鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0737105B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5342150A (en) * | 1976-09-30 | 1978-04-17 | Kawatetsu Galvanizing | Zinced steel sheet applied with primer coating which is spottweldable |
| JPS60149786A (ja) * | 1984-01-17 | 1985-08-07 | Kawasaki Steel Corp | 耐食性に優れた亜鉛系合金電気めつき鋼板の表面処理方法 |
| JPS60209281A (ja) * | 1984-04-02 | 1985-10-21 | Nippon Steel Corp | 塗装鋼板連続製造方法 |
-
1987
- 1987-03-05 JP JP62050493A patent/JPH0737105B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63276539A (ja) | 1988-11-14 |
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