JPH0737621B2 - 合成樹脂用の油化装置 - Google Patents
合成樹脂用の油化装置Info
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- JPH0737621B2 JPH0737621B2 JP8641290A JP8641290A JPH0737621B2 JP H0737621 B2 JPH0737621 B2 JP H0737621B2 JP 8641290 A JP8641290 A JP 8641290A JP 8641290 A JP8641290 A JP 8641290A JP H0737621 B2 JPH0737621 B2 JP H0737621B2
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Description
この発明は、主として廃棄合成樹脂を加熱釜で加熱して
油化する装置に関する。
油化する装置に関する。
熱可塑性の合成樹脂は、加熱して液化させ、さらに、ガ
ス状に気化して冷却することによって油化できる。この
ことを利用して、廃棄合成樹脂を加熱して油化する装置
は開発されている。 例えば、特公昭61−17879号公報には、加熱釜、あるい
は、スクリュウコンベアを備える油化装置が記載されて
いる。 加熱釜を備える油化装置は、スクリュウコンベアで廃棄
合成樹脂を連続的に加熱釜に供給している。加熱釜はヒ
ータで加熱されている。加熱釜は、供給された廃棄合成
樹脂を加熱して溶融気化する。気化された合成樹脂は凝
縮機に流入され、凝縮機で冷却されて液状の油となる。 スクリュウコンベアを有する油化装置は、スクリュウコ
ンベアの外周にヒータを設けている。ヒータはスクリュ
ウコンベアの外周を加熱する。廃棄合成樹脂は、加熱さ
れたスクリュウコンベアで移送され、移送途中で溶融気
化されてガス状となる。ガスは配管を通じて凝縮機に送
られる。凝縮機は、ガスを液化して油とする。 さらに、特開昭51−22776号公報、および、特公昭52−1
949号公報にも廃棄合成樹脂の油化装置が記載されてい
る。この油化装置は、廃棄合成樹脂を溶融する溶融槽
と、溶融した合成樹脂を供給して気化させる反応槽とを
備えている。 さらにまた、合成樹脂を加熱して分解させる加熱釜を均
一に加熱する油化装置が特開昭60−49086号公報に記載
されている。この公報に示される油化装置は、加熱釜を
加熱炉内に配設している。加熱炉と加熱釜との間には、
加熱釜を均一に加熱するために、熱媒体を充填してい
る。熱媒体には、砂、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム等
を使用している。この油化装置は、熱媒体を介して加熱
釜を加熱することによって、加熱釜を均一に加熱してい
る。
ス状に気化して冷却することによって油化できる。この
ことを利用して、廃棄合成樹脂を加熱して油化する装置
は開発されている。 例えば、特公昭61−17879号公報には、加熱釜、あるい
は、スクリュウコンベアを備える油化装置が記載されて
いる。 加熱釜を備える油化装置は、スクリュウコンベアで廃棄
合成樹脂を連続的に加熱釜に供給している。加熱釜はヒ
ータで加熱されている。加熱釜は、供給された廃棄合成
樹脂を加熱して溶融気化する。気化された合成樹脂は凝
縮機に流入され、凝縮機で冷却されて液状の油となる。 スクリュウコンベアを有する油化装置は、スクリュウコ
ンベアの外周にヒータを設けている。ヒータはスクリュ
ウコンベアの外周を加熱する。廃棄合成樹脂は、加熱さ
れたスクリュウコンベアで移送され、移送途中で溶融気
化されてガス状となる。ガスは配管を通じて凝縮機に送
られる。凝縮機は、ガスを液化して油とする。 さらに、特開昭51−22776号公報、および、特公昭52−1
949号公報にも廃棄合成樹脂の油化装置が記載されてい
る。この油化装置は、廃棄合成樹脂を溶融する溶融槽
と、溶融した合成樹脂を供給して気化させる反応槽とを
備えている。 さらにまた、合成樹脂を加熱して分解させる加熱釜を均
一に加熱する油化装置が特開昭60−49086号公報に記載
されている。この公報に示される油化装置は、加熱釜を
加熱炉内に配設している。加熱炉と加熱釜との間には、
加熱釜を均一に加熱するために、熱媒体を充填してい
る。熱媒体には、砂、硝酸カリウム、硝酸ナトリウム等
を使用している。この油化装置は、熱媒体を介して加熱
釜を加熱することによって、加熱釜を均一に加熱してい
る。
炉を使用した油化装置は、油化した油を燃料にして合成
樹脂を溶融気化できる特長がある。このため、この油化
装置は、合成樹脂を加熱するための燃料を特別に消費し
ない特長がある。廃棄合成樹脂の溶融気化に消費する油
は、合成樹脂から油化された油の約10〜20%である。 ところが、加熱釜を炉で加熱する方式は、油化されない
で加熱釜に残るカスの割合が多くなり、また、ガス成分
が多くなって油化される油の量が少なくなる欠点があ
る。 加熱釜のカスを少なくして、油化される油の量を多くす
ることは、この種の装置にとって極めて大切なことであ
る。多量のカスは加熱釜から取り出すのに手間がかか
り、さらにこれを廃棄するのにも手間と費用がかかる欠
点がある。さらに、油化される油分量が少ないことは、
合成樹脂を有効に再利用できなくなる。 炉で加熱釜を加熱する油化装置において、カス成分が多
く、油化される油量が少ないのは、加熱釜内の温度分布
を理想的な状態に制御することが難しいことが理由であ
る。 すなわち、加熱炉内に加熱釜を配設し、加熱釜の底をバ
ーナーで加熱すると、加熱釜は下記の状態で合成樹脂を
溶融気化する。 加熱釜に供給された合成樹脂は底に溜る。 加熱釜は底からバーナーで加熱される。 加熱された合成樹脂が加熱釜の底で溶融する。すな
わち、加熱釜の底には溶融した合成樹脂が溜る。 溶融した合成樹脂はさらに加熱されて気化する。気
化した合成樹脂は、加熱釜の上部に充満する。 加熱釜の底部には溶融した合成樹脂が溜っている。
このため、加熱釜の底部は、合成樹脂の気化熱で温度上
昇が制限される。通常、溶融した合成樹脂の温度は約35
0〜450℃である。 ガスが充満された加熱釜の上部は、高温に加熱され
る。それは、溶融状態の合成樹脂で一定の温度に保持で
きないからである。 温度が高く上昇した加熱釜は、内部のガスを高温に
加熱する。 高温に加熱されたガスは、カーボンとなって加熱釜
の内面に付着し、また、熱分解によって低留のガス成分
が多くなる。 従って、炉で加熱釜を加熱する油化装置は、加熱釜に残
るカスが多く、油化さる油量が少なくなる欠点があっ
た。加熱釜と炉との間に熱媒体を充填した油化装置は、
加熱釜を均一に加熱できる。しかしながら、加熱炉に充
填した熱媒体を介して加熱釜を加熱するので、全体とし
ての熱効率が低く、燃料として多量の油を消費する欠点
がある。また、熱媒体を介して加熱釜を均一に加熱する
には、これを炉内で充分に対流させる必要があが、熱媒
体を充分に対流させるのが難しい欠点もある。 この発明は従来のこれ等の欠点を解決することを目的に
開発されたものである。従って、この発明の重要な目的
は、加熱釜に残るカスを少なくし、さらに、油化される
油量を多くできる合成樹脂の油化装置を提供するにあ
る。
樹脂を溶融気化できる特長がある。このため、この油化
装置は、合成樹脂を加熱するための燃料を特別に消費し
ない特長がある。廃棄合成樹脂の溶融気化に消費する油
は、合成樹脂から油化された油の約10〜20%である。 ところが、加熱釜を炉で加熱する方式は、油化されない
で加熱釜に残るカスの割合が多くなり、また、ガス成分
が多くなって油化される油の量が少なくなる欠点があ
る。 加熱釜のカスを少なくして、油化される油の量を多くす
ることは、この種の装置にとって極めて大切なことであ
る。多量のカスは加熱釜から取り出すのに手間がかか
り、さらにこれを廃棄するのにも手間と費用がかかる欠
点がある。さらに、油化される油分量が少ないことは、
合成樹脂を有効に再利用できなくなる。 炉で加熱釜を加熱する油化装置において、カス成分が多
く、油化される油量が少ないのは、加熱釜内の温度分布
を理想的な状態に制御することが難しいことが理由であ
る。 すなわち、加熱炉内に加熱釜を配設し、加熱釜の底をバ
ーナーで加熱すると、加熱釜は下記の状態で合成樹脂を
溶融気化する。 加熱釜に供給された合成樹脂は底に溜る。 加熱釜は底からバーナーで加熱される。 加熱された合成樹脂が加熱釜の底で溶融する。すな
わち、加熱釜の底には溶融した合成樹脂が溜る。 溶融した合成樹脂はさらに加熱されて気化する。気
化した合成樹脂は、加熱釜の上部に充満する。 加熱釜の底部には溶融した合成樹脂が溜っている。
このため、加熱釜の底部は、合成樹脂の気化熱で温度上
昇が制限される。通常、溶融した合成樹脂の温度は約35
0〜450℃である。 ガスが充満された加熱釜の上部は、高温に加熱され
る。それは、溶融状態の合成樹脂で一定の温度に保持で
きないからである。 温度が高く上昇した加熱釜は、内部のガスを高温に
加熱する。 高温に加熱されたガスは、カーボンとなって加熱釜
の内面に付着し、また、熱分解によって低留のガス成分
が多くなる。 従って、炉で加熱釜を加熱する油化装置は、加熱釜に残
るカスが多く、油化さる油量が少なくなる欠点があっ
た。加熱釜と炉との間に熱媒体を充填した油化装置は、
加熱釜を均一に加熱できる。しかしながら、加熱炉に充
填した熱媒体を介して加熱釜を加熱するので、全体とし
ての熱効率が低く、燃料として多量の油を消費する欠点
がある。また、熱媒体を介して加熱釜を均一に加熱する
には、これを炉内で充分に対流させる必要があが、熱媒
体を充分に対流させるのが難しい欠点もある。 この発明は従来のこれ等の欠点を解決することを目的に
開発されたものである。従って、この発明の重要な目的
は、加熱釜に残るカスを少なくし、さらに、油化される
油量を多くできる合成樹脂の油化装置を提供するにあ
る。
前述の目的を達成するために、この発明の合成樹脂の油
化装置は下記の構成を備えている。 合成樹脂用の油化装置は、加熱釜2と、この加熱釜2に
供給された合成樹脂を撹拌する撹拌部材3と、加熱釜2
に加熱する加熱炉4とを備え、加熱炉4で加熱釜2を加
熱して、加熱釜2に供給された合成樹脂を溶融、気化さ
せる加熱反応手段1を備える装置であって、下記の独得
の構成を備える。 (a) 撹拌部材3は、撹拌部材3の下部を撹拌する羽
根10を有する。 (b) 加熱釜2は下部を加熱炉4の内部に、上部を加
熱炉4の外部に配設している。 (c) 加熱釜2は、加熱炉4の内部に配設される部分
の上部が断熱部材12で断熱されている。加熱釜2は、上
部と中間部と下部とで加熱状態が異なる。加熱釜2の下
部は外面を加熱炉4の内部に位置させて加熱炉4で加熱
される。さらに、加熱釜2の下部の内部は、撹拌部材3
の羽根10で撹拌される。加熱釜2の中間は加熱炉4の内
部にあって断熱部材12で断熱されている。加熱釜2の上
部は加熱炉4の外部にあって加熱炉4の内部で加熱され
ないように構成されている。 さらに、本発明の請求項2に記載する合成樹脂用の油化
装置は、加熱釜2を加熱炉4の内部で断熱する断熱部材
12の下端を、加熱釜2の内部を撹拌する羽根10の上端よ
りも下方に位置させている。断熱部材12の下端で断熱さ
れている加熱釜2の内面は、羽根10で撹拌されるように
構成されている。
化装置は下記の構成を備えている。 合成樹脂用の油化装置は、加熱釜2と、この加熱釜2に
供給された合成樹脂を撹拌する撹拌部材3と、加熱釜2
に加熱する加熱炉4とを備え、加熱炉4で加熱釜2を加
熱して、加熱釜2に供給された合成樹脂を溶融、気化さ
せる加熱反応手段1を備える装置であって、下記の独得
の構成を備える。 (a) 撹拌部材3は、撹拌部材3の下部を撹拌する羽
根10を有する。 (b) 加熱釜2は下部を加熱炉4の内部に、上部を加
熱炉4の外部に配設している。 (c) 加熱釜2は、加熱炉4の内部に配設される部分
の上部が断熱部材12で断熱されている。加熱釜2は、上
部と中間部と下部とで加熱状態が異なる。加熱釜2の下
部は外面を加熱炉4の内部に位置させて加熱炉4で加熱
される。さらに、加熱釜2の下部の内部は、撹拌部材3
の羽根10で撹拌される。加熱釜2の中間は加熱炉4の内
部にあって断熱部材12で断熱されている。加熱釜2の上
部は加熱炉4の外部にあって加熱炉4の内部で加熱され
ないように構成されている。 さらに、本発明の請求項2に記載する合成樹脂用の油化
装置は、加熱釜2を加熱炉4の内部で断熱する断熱部材
12の下端を、加熱釜2の内部を撹拌する羽根10の上端よ
りも下方に位置させている。断熱部材12の下端で断熱さ
れている加熱釜2の内面は、羽根10で撹拌されるように
構成されている。
この発明の好ましい実施例を示す、第1図を参考にし
て、合成樹脂の油化装置の動作を記述する。 加熱釜2に合成樹脂を供給する。最初に加熱釜2に
合成樹脂を供給するときには、好ましくは、予め油化さ
れた油を供給する。すなわち、油化された油に合成樹脂
の一部が浸漬される状態とする。 この状態で合成樹脂を供給すると、油に浸漬される合成
樹脂を能率よく加熱、溶融できる。 加熱炉4で底部が加熱される加熱釜2は、供給され
た合成樹脂を加熱する。 加熱釜2で加熱された合成樹脂は、底部で溶融され
る。溶融した合成樹脂の一部がガス状に気化され、ガス
は配管を介して凝縮機5に移送される。 凝縮機5は供給されたガスを液化させて油とする。 加熱釜2から合成樹脂がガス状になって排出される
と、さらに合成樹脂を供給して溶融気化させる。 この状態で合成樹脂を油化するこの発明の装置は、加熱
釜内の温度分布を独得の状態として合成樹脂を油化す
る。すなわち、加熱釜は、第1図に示すように上部を加
熱炉4の外部に位置させて加熱炉4で直接に加熱しない
ようにしている。さらに、加熱釜2の中間は、第1図に
示すように、加熱炉4の内部に位置されて断熱部材12で
断熱している。 加熱釜2は、上部を加熱炉4の外部に配設しているの
で、この部分は加熱炉4の火炎で直接加熱されない。こ
のため、加熱炉4の外部に位置する加熱釜2の上部は温
度を低く設計できる。 加熱釜全体を加熱炉内に配設する従来の油化装置は、加
熱釜の上部温度が高くなる。加熱釜の上部の温度が高く
なると、この部分の内面にカーボンが付着する。気化し
た合成樹脂ガスが、加熱釜の上部でさらに高温に加熱さ
れてカーボンとなるからである。カーボンは加熱釜の内
面にカスとして付着する。 ところが、この発明の油化装置は、独得の構造によって
加熱釜上部にカーボンが付着するのを防止する。それ
は、加熱釜を下部、中間部、上部に分割して、加熱状態
を最適状態とするからである。加熱釜の下部は加熱炉で
高温に加熱される。中間は加熱炉の内部にあるが断熱部
材で断熱されているので、下部のようには加熱されな
い。加熱釜の上部は加熱炉の外部に排出されるので、中
間部よりもさらに加熱量が少なくなる。 この構造の加熱釜は、供給された合成樹脂を下部で効率
よく加熱して、溶融、気化させる。気化した合成樹脂ガ
スは、加熱釜の内部に充満する。加熱釜に充満する合成
樹脂ガスは、加熱釜の上部で内面に接触する。加熱釜の
上部内面に接触した合成樹脂ガスは、この部分で再び液
化される。加熱釜の上部は加熱炉の外部にあって温度が
低いからである。加熱釜の上部で液化した合成樹脂は、
加熱釜の内面に沿って流下する。したがって、加熱釜の
中間部は、液状の合成樹脂が流下する部分となる。流下
する液状の合成樹脂は、加熱釜の中間内面を濡れた状態
として、ここにカーボンが付着するのを防止する。中間
で液化した合成樹脂が液状で流下するのは、この部分が
加熱炉の内部にあって断熱部材で断熱されているからで
ある。
て、合成樹脂の油化装置の動作を記述する。 加熱釜2に合成樹脂を供給する。最初に加熱釜2に
合成樹脂を供給するときには、好ましくは、予め油化さ
れた油を供給する。すなわち、油化された油に合成樹脂
の一部が浸漬される状態とする。 この状態で合成樹脂を供給すると、油に浸漬される合成
樹脂を能率よく加熱、溶融できる。 加熱炉4で底部が加熱される加熱釜2は、供給され
た合成樹脂を加熱する。 加熱釜2で加熱された合成樹脂は、底部で溶融され
る。溶融した合成樹脂の一部がガス状に気化され、ガス
は配管を介して凝縮機5に移送される。 凝縮機5は供給されたガスを液化させて油とする。 加熱釜2から合成樹脂がガス状になって排出される
と、さらに合成樹脂を供給して溶融気化させる。 この状態で合成樹脂を油化するこの発明の装置は、加熱
釜内の温度分布を独得の状態として合成樹脂を油化す
る。すなわち、加熱釜は、第1図に示すように上部を加
熱炉4の外部に位置させて加熱炉4で直接に加熱しない
ようにしている。さらに、加熱釜2の中間は、第1図に
示すように、加熱炉4の内部に位置されて断熱部材12で
断熱している。 加熱釜2は、上部を加熱炉4の外部に配設しているの
で、この部分は加熱炉4の火炎で直接加熱されない。こ
のため、加熱炉4の外部に位置する加熱釜2の上部は温
度を低く設計できる。 加熱釜全体を加熱炉内に配設する従来の油化装置は、加
熱釜の上部温度が高くなる。加熱釜の上部の温度が高く
なると、この部分の内面にカーボンが付着する。気化し
た合成樹脂ガスが、加熱釜の上部でさらに高温に加熱さ
れてカーボンとなるからである。カーボンは加熱釜の内
面にカスとして付着する。 ところが、この発明の油化装置は、独得の構造によって
加熱釜上部にカーボンが付着するのを防止する。それ
は、加熱釜を下部、中間部、上部に分割して、加熱状態
を最適状態とするからである。加熱釜の下部は加熱炉で
高温に加熱される。中間は加熱炉の内部にあるが断熱部
材で断熱されているので、下部のようには加熱されな
い。加熱釜の上部は加熱炉の外部に排出されるので、中
間部よりもさらに加熱量が少なくなる。 この構造の加熱釜は、供給された合成樹脂を下部で効率
よく加熱して、溶融、気化させる。気化した合成樹脂ガ
スは、加熱釜の内部に充満する。加熱釜に充満する合成
樹脂ガスは、加熱釜の上部で内面に接触する。加熱釜の
上部内面に接触した合成樹脂ガスは、この部分で再び液
化される。加熱釜の上部は加熱炉の外部にあって温度が
低いからである。加熱釜の上部で液化した合成樹脂は、
加熱釜の内面に沿って流下する。したがって、加熱釜の
中間部は、液状の合成樹脂が流下する部分となる。流下
する液状の合成樹脂は、加熱釜の中間内面を濡れた状態
として、ここにカーボンが付着するのを防止する。中間
で液化した合成樹脂が液状で流下するのは、この部分が
加熱炉の内部にあって断熱部材で断熱されているからで
ある。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。 但し、以下に示す実施例は、この発明の技術思想を具体
化する為の油化装置を例示するものであって、この発明
の装置は、構成部品の材質、形状、構造、配置を下記の
構造に特定するものでない。この発明の装置は、特許請
求の範囲に記載の範囲に於て、種々の変更が加えられ
る。 更に、この明細書は、特許請求の範囲が理解し易いよう
に、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請
求の範囲の欄」、「従来の課題を解決する為の手段の
欄」および「作用の欄」に示される部材に付記してい
る。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の
部材に特定するものでは決してない。 第1図に示す合成樹脂の油化装置は、加熱反応手段1
と、供給手段20と、凝縮機5とを備えている。 加熱反応手段1は、廃棄合成樹脂を閉鎖空間で加熱す
る。加熱反応手段1は、閉塞された加熱釜2と、加熱釜
2に供給された合成樹脂を撹拌する撹拌部材3と、この
加熱釜2を加熱する加熱炉4とを備えている。 加熱釜2は釜本体2Aと蓋板2Bとで構成されている。釜本
体2Aは上端が開口されており、上端の開口部を蓋板2Bで
閉塞している。釜本体2Aは、水平断面が円形をしてい
る。すなわち、釜本体2Aの上部は円筒状で、底板は球面
状に湾曲している。この形状の釜本体2Aは、合成樹脂を
撹拌する撹拌部材3を内面に接近でき、釜本体2Aの内面
に合成樹脂が付着するのを防止できる。 釜本体2Aの底板外表面には、バーナーの燃焼ガスから能
率よく熱を吸収するように、吸熱用のフィン7が固定さ
れている。釜本体2Aの上部には、強制冷却用の放熱フィ
ン30が固定されている。放熱フィン30は、釜本体2Aの外
周に突出してフランジ状に固定されている。放熱フィン
30は蓋板2Bを連結するフランジに兼用される。このた
め、蓋板2Bは、釜本体2Aの放熱フィン30を貫通する止ネ
ジで釜本体2Aに連結されている。 加熱釜2は、上部を加熱炉4の外部に突出させている。
この状態で加熱釜2を加熱炉4外に突出させる場合、突
出部分の高さ(h)は、加熱釜全高(H)の10〜50%と
する。さらに、好ましくは、突出部分は加熱釜全高の15
〜40%とする。 蓋板2Bは、これを貫通して、ガスの移送管が連結されて
いる。ガスの移送管8は凝縮機5に連結されている。 撹拌部材3は、回転軸9と、羽根10と、駆動モーター11
とを備えている。回転軸9は、加熱釜2の蓋板2Bの中心
を、上下に、しかも、気密に貫通して回転自在に支承さ
れている。回転軸9の下端に羽根10が固定されている。
羽根10は回転軸9に放射状に固定されている。羽根10
は、外周が加熱釜2の内面に接近する形状をしている。
羽根10の外周縁と加熱釜2の内面との隙間は、1〜100m
m、好ましくは3〜50mmの範囲に調整される。 この形状の羽根10は、加熱釜2の内面に付着する合成樹
脂を掻き取ることができるので、加熱釜2の内面に付着
する異物を除去できる特長がある。 さらに、回転軸9の上部には、ガス撹拌羽根6が固定さ
れている。ガス撹拌羽根6は、溶融合成樹脂レベルより
も高い位置に配設されている。ガス撹拌羽根6は、釜本
体2A内で霧化あるいは気化した合成樹脂を撹拌する。こ
のように、ガス撹拌羽根6を備える加熱反応手段は、霧
化あるいは気化した合成樹脂温度を均一化して、カーボ
ンの発生を少なくして、油化量を多くできる特長があ
る。 第1図に示す加熱釜2は、加熱炉4の外部に位置する部
分よりも下部で、加熱炉4内に配設される部分の上部を
断熱部材12で断熱している。断熱部材12は、加熱釜2の
内部の温度分布を均一にするために設けている。断熱部
材12は、加熱炉4内で燃焼する火炎から熱エネルギーが
加熱釜2に伝達されるのを抑制する。 この構造の加熱釜2は、底板が火炎で加熱され、中間は
熱エネルギーの伝達を抑制し、さらに、上部は放熱して
内部温度を均一にしている。 断熱部材12が張られた加熱釜2の内面は、底部に比較し
て熱エネルギーの供給が抑制される。従って、この部分
の内面にはカーボンの付着が少ない。 第1図に示すように、撹拌部材3の羽根10を、断熱部材
12の下縁よりも高く設計すると、加熱釜2の内面に付着
する異物量を少なくできる。 通常の使用状態において、加熱釜2の合成樹脂レベルは
変動する。それは、合成樹脂の供給量を、内部温度で制
御することが理由である。加熱釜内の溶融合成樹脂温度
が設定値よりも高くなると、合成樹脂を供給して温度を
低下することができる。合成樹脂を供給すると溶融合成
樹脂レベルが高くなる。また、加熱釜2に供給された合
成樹脂が、溶融気化されて凝縮機5に送り出されるに従
って、合成樹脂レベルは低下する。 加熱釜内の合成樹脂レベルは、加熱炉4に加熱するバー
ナーの出力と設定温度によっても変動する。バーナーの
出力を大きくして、設定温度を低くすると、合成樹脂レ
ベルは高くなる。反対に、バーナーの出力を小さくし
て、設定温度を高くすると合成樹脂レベルは低くなる。 加熱釜内における溶融合成樹脂レベルの最適値は、第1
図に示すように、断熱部材12の下縁の近傍である。溶融
合成樹脂レベルがこの付近にあるように、廃棄合成樹脂
の供給量と、バーナーの出力と、溶融合成樹脂温度とを
制御する。 回転軸9は駆動モーター11に連結され、駆動モーターで
回転される。 加熱釜2は、廃棄合成樹脂を加熱して能率よく油化でき
るように、ゼオライトや金属触媒等を内蔵させる。金属
触媒には、ニッケルやステンレスを使用する。回転軸9
や羽根10を金属触媒であるニッケルやステンレス製とす
ることも可能である。 凝縮機5は、加熱釜2で加熱されたガス成分を冷却して
油に液化させる。凝縮機5は液化した油を蓄える油化タ
ンク22に連結されている。 加熱釜2には、供給手段20から廃棄合成樹脂が供給され
る。供給手段20には、外部と遮断して合成樹脂を供給で
きる全ての機構を利用できる。 加熱炉4は、上下に分割できる構造をしている。この構
造の加熱炉4は、下側の加熱炉を除去して、簡単に釜本
体2Aを保守点検できる特長がある。加熱炉4には、バー
ナー31が取り付けられている。バーナー31は、廃棄合成
樹脂を油化した油を燃焼して釜本体2Aを加熱する。した
がって、余分な燃料を必要としない。 第1図に示す供給手段20は、加熱釜2に合成樹脂を送り
込む供給筒13と、この供給筒13に設けられて、空気を遮
断して廃棄合成樹脂を送り込む複数の開閉弁14と、開閉
弁14の開閉状態を制御する制御部材15とを備えている。 供給筒13は、廃棄合成樹脂を落下させて加熱反応手段1
に供給できるように、垂直に加熱釜2の蓋板2Bに連結さ
れている。 第1図に示す供給筒13は、上端にゲートバルブ18を設け
ている。ゲートバルブ18の下方に、2段直列に、開閉弁
14を設けている。供給筒13は、ゲートバルブ18と上段開
閉弁14との間に供給室19を設けている。2段の開閉弁14
の間に一時貯溜室16を設けている。 ゲートバルブ18は、供給筒13に対して横方向に移動する
開閉板18Aと、この開閉板18Aを移動させる直動シリンダ
ー18Bとを備えている。開閉板18Aは、供給筒13を横に貫
通して移動自在に設けられている。 図において、開閉板18Aは、右に移動されると供給筒13
を閉塞し、左に移動されると、開弁される。 開閉弁14は、弁座23と、回転弁24と、これを回転させる
減速モーター25とを備えている。弁座23は供給筒13に固
定されている。回転弁24は、回転軸26に固定されてい
る。回転軸26は、供給筒13を気密に貫通して、軸受けを
介して供給筒13に取り付けられている。回転弁24は、第
1図に示すように、上方に回転されると、弁座23に密着
して閉弁する。回転弁24が、図に示す位置から90度回転
されると開弁される。弁座は、上方に回転弁が回転する
と密着する形状に作られている。 一時貯溜室16の上下に設けられた開閉弁14には、同一形
状のものが使用されている。一時貯溜室16の容積は、供
給室19にほぼ等しく、あるいは、これより多少大きく設
計される。それは、供給室19に蓄えられた廃棄合成樹脂
を残らず一時貯溜室16に供給するからである。 一時貯溜室16を構成する供給筒13の内面には、金属触媒
27が固定されている。金属触媒27は、一時貯溜室16内で
加熱された廃棄合成樹脂を能率よく油化する。 また、一時貯溜室16には、ここに蓄える廃棄合成樹脂を
予備加熱し、かつ、開閉弁14を確実に閉弁するために、
加熱された油が供給される。加熱された油は、加熱油供
給管17から供給される。従って、一時貯溜室16には、加
熱油供給管17が連結されている。 加熱油供給管17は、合成樹脂から油化されて加熱状態に
ある油を一時貯溜室16に供給する。加熱油供給管17は、
加熱された油を供給できるように、加熱油供給管17の凝
縮機5の出口に連結されている。 ここに連結された加熱油供給管17は、供給弁28を開く
と、加熱油を一時貯溜室16に供給できる。このように、
廃棄合成樹脂を油化した油の一部を一時貯溜室16に供給
すると、別に油を加熱する必要がない。ただ、加熱油供
給管17から一時貯溜室16に供給する油には、廃棄合成樹
脂を油化した以外の油を供給することもできる。加熱油
供給管から一時貯溜室に加熱して供給する油には、重
油、軽油、あるいは灯油等が使用できる。 また、この装置を使用する最初には、加熱反応手段1か
ら廃棄合成樹脂を油化した油が得られない。従って、こ
の装置を使用する最初は、油化した油とは別の油を、加
熱して一時貯溜室に供給する。 一時貯溜室16の上部には、排出管が連結されている。排
出管29は、一時貯溜室16内の気体を排出する。開閉弁14
を閉弁する状態で、一時貯溜室16に油を供給すると、油
の量に相当し、また、加熱油で廃棄合成樹脂から発生し
たガス量に相当する気体が排出される。高温の油を供給
すると、一時貯溜室で廃棄合成樹脂の一部が気化してガ
スとなる。このガスは、一時貯溜室内の残留空気をより
能率よく廃棄する。 加熱油供給管17から一時貯溜室16に供給される油の温度
は、好ましくは、150〜200℃の範囲に調整される。 開閉弁14を開閉する制御部材15は、開閉弁14と、供給弁
28とゲートバルブ18との開閉状態を制御する。 供給弁28は、上下の開閉弁14を閉弁した状態、言い替え
ると、一時貯溜室16を気密に閉塞した状態で開弁して、
一時貯溜室16に加熱した油を供給する。 開閉弁14は、供給筒13が加熱反応手段1を大気中に開口
しないように、上下のいずれか片方を開弁して、供給筒
13に供給された廃棄合成樹脂を加熱反応手段1に供給す
る。上方の開閉弁14を開弁すると、供給室19から一時貯
溜室16に廃棄合成樹脂が供給される。下方の開閉弁14を
開弁すると、一時貯溜室16から加熱反応手段1に廃棄合
成樹脂が供給される。
化する為の油化装置を例示するものであって、この発明
の装置は、構成部品の材質、形状、構造、配置を下記の
構造に特定するものでない。この発明の装置は、特許請
求の範囲に記載の範囲に於て、種々の変更が加えられ
る。 更に、この明細書は、特許請求の範囲が理解し易いよう
に、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請
求の範囲の欄」、「従来の課題を解決する為の手段の
欄」および「作用の欄」に示される部材に付記してい
る。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の
部材に特定するものでは決してない。 第1図に示す合成樹脂の油化装置は、加熱反応手段1
と、供給手段20と、凝縮機5とを備えている。 加熱反応手段1は、廃棄合成樹脂を閉鎖空間で加熱す
る。加熱反応手段1は、閉塞された加熱釜2と、加熱釜
2に供給された合成樹脂を撹拌する撹拌部材3と、この
加熱釜2を加熱する加熱炉4とを備えている。 加熱釜2は釜本体2Aと蓋板2Bとで構成されている。釜本
体2Aは上端が開口されており、上端の開口部を蓋板2Bで
閉塞している。釜本体2Aは、水平断面が円形をしてい
る。すなわち、釜本体2Aの上部は円筒状で、底板は球面
状に湾曲している。この形状の釜本体2Aは、合成樹脂を
撹拌する撹拌部材3を内面に接近でき、釜本体2Aの内面
に合成樹脂が付着するのを防止できる。 釜本体2Aの底板外表面には、バーナーの燃焼ガスから能
率よく熱を吸収するように、吸熱用のフィン7が固定さ
れている。釜本体2Aの上部には、強制冷却用の放熱フィ
ン30が固定されている。放熱フィン30は、釜本体2Aの外
周に突出してフランジ状に固定されている。放熱フィン
30は蓋板2Bを連結するフランジに兼用される。このた
め、蓋板2Bは、釜本体2Aの放熱フィン30を貫通する止ネ
ジで釜本体2Aに連結されている。 加熱釜2は、上部を加熱炉4の外部に突出させている。
この状態で加熱釜2を加熱炉4外に突出させる場合、突
出部分の高さ(h)は、加熱釜全高(H)の10〜50%と
する。さらに、好ましくは、突出部分は加熱釜全高の15
〜40%とする。 蓋板2Bは、これを貫通して、ガスの移送管が連結されて
いる。ガスの移送管8は凝縮機5に連結されている。 撹拌部材3は、回転軸9と、羽根10と、駆動モーター11
とを備えている。回転軸9は、加熱釜2の蓋板2Bの中心
を、上下に、しかも、気密に貫通して回転自在に支承さ
れている。回転軸9の下端に羽根10が固定されている。
羽根10は回転軸9に放射状に固定されている。羽根10
は、外周が加熱釜2の内面に接近する形状をしている。
羽根10の外周縁と加熱釜2の内面との隙間は、1〜100m
m、好ましくは3〜50mmの範囲に調整される。 この形状の羽根10は、加熱釜2の内面に付着する合成樹
脂を掻き取ることができるので、加熱釜2の内面に付着
する異物を除去できる特長がある。 さらに、回転軸9の上部には、ガス撹拌羽根6が固定さ
れている。ガス撹拌羽根6は、溶融合成樹脂レベルより
も高い位置に配設されている。ガス撹拌羽根6は、釜本
体2A内で霧化あるいは気化した合成樹脂を撹拌する。こ
のように、ガス撹拌羽根6を備える加熱反応手段は、霧
化あるいは気化した合成樹脂温度を均一化して、カーボ
ンの発生を少なくして、油化量を多くできる特長があ
る。 第1図に示す加熱釜2は、加熱炉4の外部に位置する部
分よりも下部で、加熱炉4内に配設される部分の上部を
断熱部材12で断熱している。断熱部材12は、加熱釜2の
内部の温度分布を均一にするために設けている。断熱部
材12は、加熱炉4内で燃焼する火炎から熱エネルギーが
加熱釜2に伝達されるのを抑制する。 この構造の加熱釜2は、底板が火炎で加熱され、中間は
熱エネルギーの伝達を抑制し、さらに、上部は放熱して
内部温度を均一にしている。 断熱部材12が張られた加熱釜2の内面は、底部に比較し
て熱エネルギーの供給が抑制される。従って、この部分
の内面にはカーボンの付着が少ない。 第1図に示すように、撹拌部材3の羽根10を、断熱部材
12の下縁よりも高く設計すると、加熱釜2の内面に付着
する異物量を少なくできる。 通常の使用状態において、加熱釜2の合成樹脂レベルは
変動する。それは、合成樹脂の供給量を、内部温度で制
御することが理由である。加熱釜内の溶融合成樹脂温度
が設定値よりも高くなると、合成樹脂を供給して温度を
低下することができる。合成樹脂を供給すると溶融合成
樹脂レベルが高くなる。また、加熱釜2に供給された合
成樹脂が、溶融気化されて凝縮機5に送り出されるに従
って、合成樹脂レベルは低下する。 加熱釜内の合成樹脂レベルは、加熱炉4に加熱するバー
ナーの出力と設定温度によっても変動する。バーナーの
出力を大きくして、設定温度を低くすると、合成樹脂レ
ベルは高くなる。反対に、バーナーの出力を小さくし
て、設定温度を高くすると合成樹脂レベルは低くなる。 加熱釜内における溶融合成樹脂レベルの最適値は、第1
図に示すように、断熱部材12の下縁の近傍である。溶融
合成樹脂レベルがこの付近にあるように、廃棄合成樹脂
の供給量と、バーナーの出力と、溶融合成樹脂温度とを
制御する。 回転軸9は駆動モーター11に連結され、駆動モーターで
回転される。 加熱釜2は、廃棄合成樹脂を加熱して能率よく油化でき
るように、ゼオライトや金属触媒等を内蔵させる。金属
触媒には、ニッケルやステンレスを使用する。回転軸9
や羽根10を金属触媒であるニッケルやステンレス製とす
ることも可能である。 凝縮機5は、加熱釜2で加熱されたガス成分を冷却して
油に液化させる。凝縮機5は液化した油を蓄える油化タ
ンク22に連結されている。 加熱釜2には、供給手段20から廃棄合成樹脂が供給され
る。供給手段20には、外部と遮断して合成樹脂を供給で
きる全ての機構を利用できる。 加熱炉4は、上下に分割できる構造をしている。この構
造の加熱炉4は、下側の加熱炉を除去して、簡単に釜本
体2Aを保守点検できる特長がある。加熱炉4には、バー
ナー31が取り付けられている。バーナー31は、廃棄合成
樹脂を油化した油を燃焼して釜本体2Aを加熱する。した
がって、余分な燃料を必要としない。 第1図に示す供給手段20は、加熱釜2に合成樹脂を送り
込む供給筒13と、この供給筒13に設けられて、空気を遮
断して廃棄合成樹脂を送り込む複数の開閉弁14と、開閉
弁14の開閉状態を制御する制御部材15とを備えている。 供給筒13は、廃棄合成樹脂を落下させて加熱反応手段1
に供給できるように、垂直に加熱釜2の蓋板2Bに連結さ
れている。 第1図に示す供給筒13は、上端にゲートバルブ18を設け
ている。ゲートバルブ18の下方に、2段直列に、開閉弁
14を設けている。供給筒13は、ゲートバルブ18と上段開
閉弁14との間に供給室19を設けている。2段の開閉弁14
の間に一時貯溜室16を設けている。 ゲートバルブ18は、供給筒13に対して横方向に移動する
開閉板18Aと、この開閉板18Aを移動させる直動シリンダ
ー18Bとを備えている。開閉板18Aは、供給筒13を横に貫
通して移動自在に設けられている。 図において、開閉板18Aは、右に移動されると供給筒13
を閉塞し、左に移動されると、開弁される。 開閉弁14は、弁座23と、回転弁24と、これを回転させる
減速モーター25とを備えている。弁座23は供給筒13に固
定されている。回転弁24は、回転軸26に固定されてい
る。回転軸26は、供給筒13を気密に貫通して、軸受けを
介して供給筒13に取り付けられている。回転弁24は、第
1図に示すように、上方に回転されると、弁座23に密着
して閉弁する。回転弁24が、図に示す位置から90度回転
されると開弁される。弁座は、上方に回転弁が回転する
と密着する形状に作られている。 一時貯溜室16の上下に設けられた開閉弁14には、同一形
状のものが使用されている。一時貯溜室16の容積は、供
給室19にほぼ等しく、あるいは、これより多少大きく設
計される。それは、供給室19に蓄えられた廃棄合成樹脂
を残らず一時貯溜室16に供給するからである。 一時貯溜室16を構成する供給筒13の内面には、金属触媒
27が固定されている。金属触媒27は、一時貯溜室16内で
加熱された廃棄合成樹脂を能率よく油化する。 また、一時貯溜室16には、ここに蓄える廃棄合成樹脂を
予備加熱し、かつ、開閉弁14を確実に閉弁するために、
加熱された油が供給される。加熱された油は、加熱油供
給管17から供給される。従って、一時貯溜室16には、加
熱油供給管17が連結されている。 加熱油供給管17は、合成樹脂から油化されて加熱状態に
ある油を一時貯溜室16に供給する。加熱油供給管17は、
加熱された油を供給できるように、加熱油供給管17の凝
縮機5の出口に連結されている。 ここに連結された加熱油供給管17は、供給弁28を開く
と、加熱油を一時貯溜室16に供給できる。このように、
廃棄合成樹脂を油化した油の一部を一時貯溜室16に供給
すると、別に油を加熱する必要がない。ただ、加熱油供
給管17から一時貯溜室16に供給する油には、廃棄合成樹
脂を油化した以外の油を供給することもできる。加熱油
供給管から一時貯溜室に加熱して供給する油には、重
油、軽油、あるいは灯油等が使用できる。 また、この装置を使用する最初には、加熱反応手段1か
ら廃棄合成樹脂を油化した油が得られない。従って、こ
の装置を使用する最初は、油化した油とは別の油を、加
熱して一時貯溜室に供給する。 一時貯溜室16の上部には、排出管が連結されている。排
出管29は、一時貯溜室16内の気体を排出する。開閉弁14
を閉弁する状態で、一時貯溜室16に油を供給すると、油
の量に相当し、また、加熱油で廃棄合成樹脂から発生し
たガス量に相当する気体が排出される。高温の油を供給
すると、一時貯溜室で廃棄合成樹脂の一部が気化してガ
スとなる。このガスは、一時貯溜室内の残留空気をより
能率よく廃棄する。 加熱油供給管17から一時貯溜室16に供給される油の温度
は、好ましくは、150〜200℃の範囲に調整される。 開閉弁14を開閉する制御部材15は、開閉弁14と、供給弁
28とゲートバルブ18との開閉状態を制御する。 供給弁28は、上下の開閉弁14を閉弁した状態、言い替え
ると、一時貯溜室16を気密に閉塞した状態で開弁して、
一時貯溜室16に加熱した油を供給する。 開閉弁14は、供給筒13が加熱反応手段1を大気中に開口
しないように、上下のいずれか片方を開弁して、供給筒
13に供給された廃棄合成樹脂を加熱反応手段1に供給す
る。上方の開閉弁14を開弁すると、供給室19から一時貯
溜室16に廃棄合成樹脂が供給される。下方の開閉弁14を
開弁すると、一時貯溜室16から加熱反応手段1に廃棄合
成樹脂が供給される。
本発明の合成樹脂用の油化装置は、加熱釜の内面にカー
ボンが付着するのを効果的に防止でき、また、分解が進
行して低留分となるのを防止できる特長がある。それ
は、本発明の合成樹脂用の油化装置が、加熱釜の下部
と、中間部と、上部とを理想的な状態に加熱するからで
ある。本発明の合成樹脂用の油化装置は、加熱釜の下部
を加熱炉の内部に位置して効果的に加熱し、加熱釜の中
間部を加熱釜の内部に位置して断熱部材で断熱し、さら
に加熱釜の上部を加熱炉の外部に配設している。この構
造の加熱釜は、加熱釜の下部で合成樹脂を効率よく加熱
して、溶融、気化させる。気化した合成樹脂ガスは、加
熱釜の上部内面で液化して中間部を通過して流下する。
加熱釜の上部内面で液化するのは、加熱釜の上部を加熱
炉の外部に配設しているからである。また、加熱釜の中
間を液状で流下するのは、この部分は加熱炉の内部にあ
るが断熱部材で断熱されているので、流下する液状の合
成樹脂が過加熱されないからである。加熱釜の下部は、
合成樹脂が液化し、さらに液化して合成樹脂が撹拌部材
の羽根で撹拌されるので、加熱釜の内面にカーボンとな
って付着するのが防止される。したがって、本発明の合
成樹脂用の油化装置は、加熱釜の内面に合成樹脂がカー
ボンとなって付着するのが有効に防止される。 さらに、加熱釜の内面に合成樹脂がカーボンとなって付
着しない本発明の合成樹脂用の油化装置は、合成樹脂を
効率よく油化できることにくわえて、加熱釜を分解して
内面に付着したカーボンを除去する作業を著しく簡素化
できる。 さらにまた、本発明の合成樹脂用の油化装置は、加熱釜
の中間部を加熱炉の内部に配設して、カーボンの付着を
効果的に防止するので、合成樹脂を効率よく加熱して、
溶融、気化できる特長も実現する。 加熱釜の中間部を加熱炉の外部に配設して、加熱釜の中
間内面のカーボン付着を防止できるように推測される。
しかしながら、加熱釜の中間部を加熱炉の外部に配設す
ると、加熱釜のほとんどの部分が加熱炉の外部に配設さ
れて、加熱炉で加熱釜を効率よく加熱できなくなる。さ
らに、加熱炉の外部に配設されている加熱釜の中間部
が、加熱炉の内部に配設されている加熱釜の下部を冷却
して、加熱炉で効率よく加熱できなくなる。加熱炉の内
部に配設される加熱釜下部から、加熱炉の外部に配設さ
れる加熱釜の中間部に熱が伝導して放熱されるからであ
る。 本発明の合成樹脂用の油化装置は、加熱釜を独得の状態
で加熱することにより、加熱炉で効率よく加熱釜を加熱
し、しかも、加熱釜の内面にカーボンが付着するのを防
止する。加熱釜を加熱炉で効率よく加熱できるのは、加
熱釜の中間部を断熱して加熱炉の内部に配設するからで
ある。加熱炉の内部に断熱して配設された加熱釜の中間
部は、加熱釜の下部から上部への放熱を少なくし、しか
も、この部分が過加熱されるのも防止してカーボンの付
着を有効に防止する。 したがって、本発明の合成樹脂用の油化装置は、加熱釜
を独得の構造で加熱炉に配設することにより、合成樹脂
を効率よく加熱してカーボンの付着を有効に防止できる
極めて優れた特長を実現する。
ボンが付着するのを効果的に防止でき、また、分解が進
行して低留分となるのを防止できる特長がある。それ
は、本発明の合成樹脂用の油化装置が、加熱釜の下部
と、中間部と、上部とを理想的な状態に加熱するからで
ある。本発明の合成樹脂用の油化装置は、加熱釜の下部
を加熱炉の内部に位置して効果的に加熱し、加熱釜の中
間部を加熱釜の内部に位置して断熱部材で断熱し、さら
に加熱釜の上部を加熱炉の外部に配設している。この構
造の加熱釜は、加熱釜の下部で合成樹脂を効率よく加熱
して、溶融、気化させる。気化した合成樹脂ガスは、加
熱釜の上部内面で液化して中間部を通過して流下する。
加熱釜の上部内面で液化するのは、加熱釜の上部を加熱
炉の外部に配設しているからである。また、加熱釜の中
間を液状で流下するのは、この部分は加熱炉の内部にあ
るが断熱部材で断熱されているので、流下する液状の合
成樹脂が過加熱されないからである。加熱釜の下部は、
合成樹脂が液化し、さらに液化して合成樹脂が撹拌部材
の羽根で撹拌されるので、加熱釜の内面にカーボンとな
って付着するのが防止される。したがって、本発明の合
成樹脂用の油化装置は、加熱釜の内面に合成樹脂がカー
ボンとなって付着するのが有効に防止される。 さらに、加熱釜の内面に合成樹脂がカーボンとなって付
着しない本発明の合成樹脂用の油化装置は、合成樹脂を
効率よく油化できることにくわえて、加熱釜を分解して
内面に付着したカーボンを除去する作業を著しく簡素化
できる。 さらにまた、本発明の合成樹脂用の油化装置は、加熱釜
の中間部を加熱炉の内部に配設して、カーボンの付着を
効果的に防止するので、合成樹脂を効率よく加熱して、
溶融、気化できる特長も実現する。 加熱釜の中間部を加熱炉の外部に配設して、加熱釜の中
間内面のカーボン付着を防止できるように推測される。
しかしながら、加熱釜の中間部を加熱炉の外部に配設す
ると、加熱釜のほとんどの部分が加熱炉の外部に配設さ
れて、加熱炉で加熱釜を効率よく加熱できなくなる。さ
らに、加熱炉の外部に配設されている加熱釜の中間部
が、加熱炉の内部に配設されている加熱釜の下部を冷却
して、加熱炉で効率よく加熱できなくなる。加熱炉の内
部に配設される加熱釜下部から、加熱炉の外部に配設さ
れる加熱釜の中間部に熱が伝導して放熱されるからであ
る。 本発明の合成樹脂用の油化装置は、加熱釜を独得の状態
で加熱することにより、加熱炉で効率よく加熱釜を加熱
し、しかも、加熱釜の内面にカーボンが付着するのを防
止する。加熱釜を加熱炉で効率よく加熱できるのは、加
熱釜の中間部を断熱して加熱炉の内部に配設するからで
ある。加熱炉の内部に断熱して配設された加熱釜の中間
部は、加熱釜の下部から上部への放熱を少なくし、しか
も、この部分が過加熱されるのも防止してカーボンの付
着を有効に防止する。 したがって、本発明の合成樹脂用の油化装置は、加熱釜
を独得の構造で加熱炉に配設することにより、合成樹脂
を効率よく加熱してカーボンの付着を有効に防止できる
極めて優れた特長を実現する。
第1図はこの発明の実施例を示す合成樹脂の油化装置の
一部断面側面図である。 1……加熱反応手段、2……加熱釜 2A……釜本体、2B……蓋板 3……撹拌部材、4……加熱炉 5……凝縮機、6……ガス撹拌羽根 7……フィン、8……移送管 9……回転軸、10……羽根 11……駆動モーター、12……断熱部材 13……供給筒、14……開閉弁 15……制御部材、16……一時貯溜室 17……加熱油供給管、18……ゲートバルブ 18A……開閉板、18B……直動シリンダー 19……供給室、20……供給手段 22……油化タンク、23……弁座 24……回転弁、25……減速モーター 26……回転軸、27……金属触媒 28……供給弁、29……排出管 30……放熱フィン、31……バーナー
一部断面側面図である。 1……加熱反応手段、2……加熱釜 2A……釜本体、2B……蓋板 3……撹拌部材、4……加熱炉 5……凝縮機、6……ガス撹拌羽根 7……フィン、8……移送管 9……回転軸、10……羽根 11……駆動モーター、12……断熱部材 13……供給筒、14……開閉弁 15……制御部材、16……一時貯溜室 17……加熱油供給管、18……ゲートバルブ 18A……開閉板、18B……直動シリンダー 19……供給室、20……供給手段 22……油化タンク、23……弁座 24……回転弁、25……減速モーター 26……回転軸、27……金属触媒 28……供給弁、29……排出管 30……放熱フィン、31……バーナー
Claims (2)
- 【請求項1】加熱釜(2)と、この加熱釜(2)に供給
された合成樹脂を撹拌する撹拌部材(3)と、加熱釜
(2)を加熱する加熱炉(4)とを備え、加熱炉(4)
で加熱釜(2)を加熱して、加熱釜(2)に供給された
合成樹脂を溶融、気化させる加熱反応手段(1)を備え
る装置であって下記の全ての構成を有することを特徴と
する合成樹脂用の油化装置。 (a) 撹拌部材(3)は、撹拌部材(3)の下部を撹
拌する羽根(10)を有する。 (b) 加熱釜(2)は下部を加熱炉(4)の内部に、
上部を加熱炉(4)の外部に配設している。 (c) 加熱釜(2)は、加熱炉(4)の内部に配設さ
れる部分の上部が断熱部材(12)で断熱されて、上部と
中間部と下部とで加熱状態が異なり、加熱釜(2)の下
部は外面が加熱炉(12)に加熱されると共に、内部は撹
拌部材(3)の羽根(10)で撹拌され、加熱釜(2)の
中間は加熱炉(4)の内部にあって断熱部材(12)で断
熱され、加熱釜(2)の上部は加熱炉(4)の外部にあ
って加熱炉(4)の内部で加熱されないように構成され
ている。 - 【請求項2】加熱釜(2)を加熱炉(4)の内部で断熱
する断熱部材(12)の下端が、加熱釜(2)の内部を撹
拌する羽根(10)の上端よりも下方に位置し、断熱部材
(12)の下端で断熱されている加熱釜(2)の内面が羽
根(10)で撹拌される請求項1に記載の合成樹脂用の油
化装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8641290A JPH0737621B2 (ja) | 1990-03-31 | 1990-03-31 | 合成樹脂用の油化装置 |
| GB9027500A GB2242687B (en) | 1990-03-31 | 1990-12-19 | Apparatus for converting synthetic resin into oil |
| CA002032895A CA2032895A1 (en) | 1990-03-31 | 1990-12-20 | Apparatus for converting synthetic resin into oil |
| FR9100586A FR2660321B1 (fr) | 1990-03-31 | 1991-01-18 | Appareil pour convertir une resine synthetique en une huile. |
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