JPH0737714B2 - 毛布の染色法 - Google Patents

毛布の染色法

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JPH0737714B2
JPH0737714B2 JP3047762A JP4776291A JPH0737714B2 JP H0737714 B2 JPH0737714 B2 JP H0737714B2 JP 3047762 A JP3047762 A JP 3047762A JP 4776291 A JP4776291 A JP 4776291A JP H0737714 B2 JPH0737714 B2 JP H0737714B2
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敏男 深野
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深萬株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、毛布の裏面にスクリー
ン捺染を施し、毛布表面のパイル根元部から中間部にか
けて適宜の色彩模様を着色し、先端のみ生地色とする毛
布の染色方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、毛布の裏面にスプレーガンや
ロールスクリーンで適当の色彩模様を捺染し、毛細管現
象によって染料を表面側パイルに浸透させ、パイルの根
元部から中間部を染着し、先端のみ染着しない生地色
(白色)とする毛布の染色方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
スプレー方式やローラ方式のものでは、噴射圧力,噴射
染量あるいはローラ圧や染液量でパイルへの浸透度を調
整しているので、その調整具合が非常に難しかった。ま
た、複雑で変化に富んだ模様を付けることができず、色
数も制限されたり、柄の大きさも限られ、雅趣に富んだ
多彩な模様を捺染できない等の問題点があった。
【0004】これらを解消する方法のものとして、スク
リーン捺染機による方法のものがあるが、スクリーン機
を用いて捺染する時、捺染機のスケージが進行方向と平
行で前後に動くようになっている場合には、染料糊を供
給する糊溜部がスクリーンの前後にあることから、スケ
ージは当然その部分まで移動し、スクリーン全体に圧力
を加える事になる。
【0005】ところが、その糊溜部分では既に捺染され
ているため、染料の浸透が良く促進される事になる。そ
の結果、圧力を受ける部分と受けない部分との染料の浸
透差が発生して、パイル先端まで染まる部分と染まらな
い部分ができ、初期の目的である先端が生地色で白色の
パイル糸にならない問題点があった。
【0006】本発明はこのような問題点を解消したもの
で、スクリーン捺染機による型踏みを部分的でなく、全
体的にかつ平均的に行って染料の浸透差が発生しないよ
うにし、複雑で変化に富む美麗な模様を染色できる毛布
の染色法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の毛布の染色法は、バイル毛布地6の裏面よ
り染色液を浸透させ、表面側パイル17の根元部17a
から中間部17bにかけて適宜の色彩模様を着色し、先
端部17cのみ染着されない生地色とする毛布の捺染法
において、毛布地6の上面に所定間隔を存して配設した
第1,第2,第3スクリーン型1,2,3により適宜色
彩模様13,14,15を捺染し、第1スクリーン型1
には粘度の濃い捺染糊が、第2,第3スクリーン型2,
3と順次薄い捺染糊が供給されていて、第1,第2,第
スクリーン型1,2,3とその前方に配設した押型
4,5とで行われる色彩模様13,14,15の型踏み
回数を、第1スクリーン型1で模様付けされた模様13
が一番多く、第2,第3スクリーン型2,3で付けられ
る色彩模様14,15になるにつれて少なくしたもので
ある。
【0008】
【作用】ベルトに貼着されて走行してくる毛布地6の裏
面側に捺染糊の濃度の濃い順に配された第1,第2,第
スクリーン型1,2,3で捺染することによって、染
料は基布16の裏面から表面側パイル17の根元部17
aから中間部17bにかけて浸透し、毛布地6の表面に
滲み出て適宜の色彩模様染色を行う。この時、各スクリ
ーン型1,2,3,と押型4,5で型踏みして模様付け
されるが、捺染糊の濃度が濃いほど浸透が悪いので、第
1スクリーン型1でつけられた模様13が一番多く型踏
みされ、第2,第3スクリーン型2,3で付けられた模
様14,15になるにつれて少なくして、パイル17へ
の浸透度合一致させ、パイル17の先端部17cのみ
染料が浸透せず白色で残すことができる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例の一例を示す図面について説
明すると、適宜の色彩模様を印捺する第1スクリーン型
1、第2スクリーン型2、第3スクリーン型3と押型
4,5を毛布地6の進行方向の上面に順次配設してあ
る。
【0010】第1〜3のスクリーン型1,2,3はそれ
ぞれスクリーンを5等分とする幅の中央部の3/5 に模様
部1a,2a,3aが形成されていて、その両側部を糊
溜り部7,8,9,10,11,12になっている。こ
の糊溜り部7,8,9,10,11,12に供給される
捺染糊の粘度がそれぞれ異なっていて、第1スクリーン
型1に充填される捺染糊が一番濃く、以下、第2スクリ
ーン型2、第3スクリーン型3と順次薄くなる捺染糊が
供給される。捺染剤は後述の配合比率からなっている。
【0011】この第1〜3のスクリーン型1,2,3は
前述の5等分幅の1/5 の幅間隔で配設されてあり、第3
スクリーン型3とその先の押型4との間隔は3/5 幅間隔
で、押型4と5との間隔も3/5 幅間隔になっている。
【0012】 第1スクリーン型 キプロガム(糊)(日澱化学社製) 2% 2500CPS 消 泡 剤 (理研化学社製) 0.5.% ネオテックスPAN(浸透剤) (日華化学社製) 1% サンペットP(染色酸) 0.35% 三菱ダイアクリル染料 (三菱化成社製) 0.08% ニューソルプES(染料溶解剤) 0.04% 醋 酸 0.04% 水 95.99% 計 100%
【0013】 第2スクリーン型 キプロガム(糊)(日澱化学社製) 1% 1250CPS 消 泡 剤 (理研化学社製) 0.5.% ネオテックスPAN(浸透剤) (日華化学社製) 1% サンペットP(染色酸) 0.35% 三菱ダイアクリル染料 (三菱化成社製) 0.45% ニューソルプES(染料溶解剤) 0.02% 醋 酸 0.02% 水 96.66% 計 100%
【0014】 第3スクリーン型 キプロガム(糊)(日澱化学社製) 0.8 % 1000CPS 消 泡 剤 (理研化学社製) 0.5.% ネオテックスPAN(浸透剤) (日華化学社製) 1% サンペットP(染色酸) 0.35% 三菱ダイアクリル染料 (三菱化成社製) 0.8 % ニューソルプES(染料溶解剤) 0.4 % 醋 酸 0.4 % 水 95.75% 計 100%
【0015】このように構成された本発明の使用態様を
説明すると、ベルトに貼られた表面が下向きの毛布地6
に第1スクリーン型1の彫刻部1aによって柄模様13
を印捺する。印捺された毛布地6は柄模様13の幅で1
ピッチ前方に進む。すると、第1スクリーン型1と第2
スクリーン型2との間隔が1/5 幅であるから、柄模様1
3の左側模様13aが第1スクリーン型1の糊溜め部7
の位置となり、中央模様13bが第1スクリーン型1と
第2スクリーン型2との間で右側模様13cが第2スク
リーン型2の糊溜め部9の位置になり、左側模様13a
と右側模様13cが型踏みされる。
【0016】その後、1ピッチ前進すると第1スクリー
ン型1で印捺された柄模様13の位置が第2スクリーン
型2の模様付け位置に送られてくる。ここで柄模様13
の左側模様13a、中央部模様13b、右側模様13c
および左側模様13aが型踏みされると同時に、第2ス
クリーン型2の彫刻部2aで柄模様14が柄模様13の
内側に印捺される。第2スクリーン型2で印捺さた柄模
様14は前述の第1スクリーン型1の時と同様に左側模
様14aが第2スクリーン型2の糊溜め部10に、中央
模様14bが第2スクリーン型2と第3スクリーン型3
との間に、右側模様14cが第3スクリーン型3の糊溜
め部11の位置となり左側模様14aと右側模様14c
が型踏みされる。
【0017】さらに1ピッチ前進すると第1スクリーン
型1と第2スクリーン型2とで捺染された柄模様13,
14が第3スクリーン型の模様付け位置に到達する。こ
こでも、第1スクリーン型1で捺染された柄模様13と
第2スクリーン型2で捺染された柄模様14が型踏みさ
れると共に第3スクリーン型3の彫刻部3aによって柄
模様15が柄模様14の内側に捺染される。
【0018】また、1ピッチ前進すると第3スクリーン
型3と押型4との間隔が3/5 幅になっているので、柄模
様15の左側模様15aが第3スクリーン型3の糊溜め
部12の位置で型踏みされるが、中央部模様15bと右
側模様15cが第3スクリーン型3と押型4との間にな
り型踏みされない状態となる。
【0019】もう1ピッチ前進すると柄模様15の右側
模様15aが型踏みされないが、中央模様15bと右側
模様15cとが押型4で型踏みされる。さらに1ピッチ
前進すると柄模様15の左側模様15a、中央部模様1
5b、右側模様15cが型踏みされ、押型5に進み同様
に型踏みが行われるものである。
【0020】この押型5までの型踏み回数は、第1スク
リーン型1で捺染された柄模様13の左模様13aが8
回、中央模様13bが6回、右模様13cが7回とな
り、また、第2スクリーン型2で捺染された柄模様14
の左側模様14aが6回、中央部模様14bが5回、右
側模様14cが5回、さらに、第3スクリーン型3で捺
染された柄模様15の右側模様15aが4回、中央部模
様15bが4回、右側模様15cが3回となり、各スク
リーン型1,2,3と押型4,5とで型踏みされる回数
捺染糊の一番濃度の濃い第1スクリーン型1の模様1
3が多く、第2,第3スクリーン型2,3の模様14,
15になるにつれて少なくなり、部分的な浸透差が発生
しなく、均一高さまで染着して先端部にのみ染着されな
い生地色(白色)となる。
【0021】なお、上記実施例においては、スクリーン
を5等分とする幅の中央部3/5 幅に彫刻部を設けたスク
リーン型で説明したが、これに限定されるものでなく、
柄の大きさ等によっては、4等分とする幅の2/4 幅に彫
刻部を設けたり、6等分とする幅の4/6 幅に彫刻部を設
けたりすることもある。また、本実施例では3色柄の場
合でスクリーン型を3個使用した場合で説明したが、こ
の数に限られるものでなく、スクリーン型は適宜数用い
ることができ、その配設間隔を変えたりすることにより
所望の色柄数捺染できるものである。
【0022】
【発明の効果】本発明は、パイル毛布地6の裏面より染
色液を浸透させ、表面側パイル17の根元部17aから
中間部17bにかけて適宜の色彩模様を着色し、先端部
17cのみ染着されない生地色とする毛布の捺染法にお
いて、毛布地6の上面に所定間隔を存して配設した
1,第2,第3スクリーン型1,2,3により適宜色彩
模様13,14,15を捺染し、第1スクリーン型1に
は粘度の濃い捺染糊が、第2,第3スクリーン型2,3
と順次薄い捺染糊が供給されていて、第1,第2,第3
スクリーン型1,2,3とその前方に配設した押型4,
5とで行われる色彩模様13,14,15の型踏み回数
、第1スクリーン型1で模様付けされた模様13が一
番多く、第2,第3スクリーン型2,3で付けられる模
様14,15になるにつれて少なくしたことを特徴とす
る毛布の染色法に係るものであるから、毛布地6の表面
のパイル17への浸透度合が一致し、パイル17の先端
部17aのみ染料が浸透せず生地色で残すことができ、
かつ、第1,第2,第3スクリーン型1,2,3によっ
て、従来の方法では不可能であった柄の大きさや複雑で
変化に富んだ雅趣ある色彩模様を有する毛布の染色がで
きると共に、色彩模様13,14,15の型踏み回数
を、順次少なくしていることから、色彩模様13,1
4,15の模様ズレがなく正確に模様付けを行うことが
できる。
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の簡略側面図
【図2】本発明の実施例の簡略平面図
【図3】模様付け過程を表す毛布地の裏面図
【図4】模様付け過程を表す説明図
【図5】毛布の一部拡大簡略断面図
【0024】
【符号の説明】
1,2,3 スクリーン型 4,5 押型 6 毛布地 13,14,15 色彩模様 17 パイル 17a 根元部 17b 中間部 17c 先端部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイル毛布地6の裏面より染色液を浸透
    させ、表面側パイル17の根元部17aから中間部17
    bにかけて適宜の色彩模様を着色し、先端部17cのみ
    染着されない生地色とする毛布の捺染法において、毛布
    地6の上面に所定間隔を存して配設した第1,第2,第
    スクリーン型1,2,3により適宜色彩模様13,1
    4,15を捺染し、第1スクリーン型1には粘度の濃い
    捺染糊が、第2,第3スクリーン型2,3と順次薄い捺
    染糊が供給されていて、第1,第2,第3スクリーン型
    1,2,3とその前方に配設した押型4,5とで行われ
    る色彩模様13,14,15の型踏み回数を、第1スク
    リーン型1で模様付けされた色彩模様13が一番多く、
    第2,第3スクリーン型2,3で付けられる色彩模様1
    4,15になるにつれて少なくしたことを特徴とする毛
    布の染色法。
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