JPH073846A - バックホウ - Google Patents

バックホウ

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JPH073846A
JPH073846A JP14995293A JP14995293A JPH073846A JP H073846 A JPH073846 A JP H073846A JP 14995293 A JP14995293 A JP 14995293A JP 14995293 A JP14995293 A JP 14995293A JP H073846 A JPH073846 A JP H073846A
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Takanori Miura
敬典 三浦
Eiji Nishi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 旋回台の運転部から外方に所定距離だけ離れ
た牽制面を空間上に設定し、ブーム角度センサー及びア
ーム角度センサーの検出に基づき、バケットが牽制面を
越えて運転部側に入り込もうとすると、バックホウ装置
を自動的に停止させるように構成したバックホウにおい
て、組み立て時等の僅かな誤差やブーム及びアーム角度
センサーの個体差により、牽制面が見掛け上前後に傾斜
したり前後に離れたりするのを防止する。 【構成】 ブーム角度センサー36の検出値に補正値を
付加して、牽制面A1の前後傾斜を修正し、アーム角度
センサー38の検出値に補正値を付加して、牽制面A
1,A2の前後位置を修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバックホウにおいて、運
転部を覆う外部フレームとバケットとの接触を避ける為
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】バックホウにおいて、運転部を覆う外部
フレームとバケットとの接触を避ける構造の一例が、特
開平4−333730号公報に開示されている。この構
造においては、運転部を覆う外部フレーム(前記公報の
図1及び図2中の29)から、前方に所定距離だけ離れ
た牽制面(前記公報の図1及び図2中のA1)を空間上
に設定し、旋回台に対するブームの上下角度を検出する
ブーム角度センサー(前記公報の図5中の36)と、ブ
ームに対するアームの前後角度を検出するアーム角度セ
ンサー(前記公報の図5中の38)とを設けている。そ
して、ブーム及びアーム角度センサーの検出値に基づき
バケットが牽制面を越えて運転部側に入り込もうとする
と、バックホウ装置駆動用の油圧シリンダの制御弁を中
立位置に強制的に戻し操作し、バックホウ装置を停止さ
せる牽制手段を備えている。
【0003】以上の構成により、運転部の作業者がバッ
クホウ装置を操作している場合に、誤ってバケットを運
転部側に至近距離まで近づけて外部フレームに衝突させ
るような操作を行っても、バケットが外部フレームより
外側の牽制面に達すれば、バックホウ装置が自動的に停
止して接触が回避される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のバックホウにお
いて、組み立て時等の各部の僅かな誤差やブーム及びア
ーム角度センサー自身が持つ個体差等により、バケット
の実際の位置と牽制手段内で検出されるバケットの位置
とがズレる場合がある。これにより、当初設定していた
正しい牽制面にバケットがまだ実際には達していないの
に、牽制手段内でバケットが正しい牽制面に達したと判
断されて、バケットが当初設定していた正しい牽制面の
手前で停止してしまうような状態になることがある。従
って、その分だけバケットの作業範囲が狭められること
になるので、作業性の面で改善の余地がある。
【0005】本発明は前述のような牽制面を空間上に設
定するバックホウにおいて、組み立て時等の各部の僅か
な誤差や、ブーム及びアーム角度センサー自身の個体差
等に関係なく、バケットを運転部の外部フレームから所
定距離だけ離れた正しい牽制面で、正確に停止させるこ
とができるように構成することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うなバックホウにおいて、次のように構成することにあ
る。つまり、旋回台に備えられた運転部を覆う外部フレ
ームから前方に、所定距離だけ離れた牽制面を空間上に
設定する設定手段と、旋回台に対するブームの上下角度
を検出するブーム角度センサーと、ブームに対するアー
ムの前後角度を検出するアーム角度センサーとを備え、
ブーム及びアーム角度センサーの検出値に基づき、バケ
ットが牽制面を越えて運転部側に入り込もうとすると、
バックホウ装置駆動用の油圧シリンダを停止させてこれ
を牽制阻止する牽制手段とを備えると共に、外部フレー
ムに対する牽制面の前後角度を所望の前後角度に設定変
更できるように、ブーム角度センサーの検出値に補正値
を付加するブーム補正手段と、外部フレームに対する牽
制面の前後間隔を所望の前後間隔に設定変更できるよう
に、アーム角度センサーの検出値に補正値を付加するア
ーム補正手段とを備えてある。
【0007】
【作用】
〔I〕組み立て時等の各部の僅かな誤差やブーム及びア
ーム角度センサー自身が持つ個体差等により、バケット
の実際の位置と牽制手段内で検出されるバケットの位置
とがズレていたとする。この場合、例えば図2に示すよ
うにバックホウ装置のブーム4は旋回台2の支持点40
周りに上下に揺動操作されるものなので、ブーム角度セ
ンサー36に関するズレにより、牽制手段側において正
しい牽制面A1に対応するものとして記憶されていたブ
ーム角度センサー36の検出値が、実際には傾斜した第
1牽制面A3に対応するものとなっていることがある。
【0008】そこで本発明のように構成して図2に示す
ように、傾斜した第1牽制面A3に対応するものとして
記憶されていたブーム角度センサー36の検出値と、正
しい牽制面A1に対応するブーム角度センサー36の検
出値との差を補正値Dとして設定し、この補正値Dをブ
ーム角度センサー36の検出値に付加して補正してやれ
ばよい。このようにブーム角度センサー36の検出値を
補正すれば、当初設定していた牽制面A1にバケット6
が達すれば、牽制手段においてバケット6がこの牽制面
A1に達したと正しく判断されて、バックホウ装置が正
しく停止操作されるのである。
【0009】〔II〕又、例えば図3に示すようにバッ
クホウ装置のアーム5はブーム4に対して前後に揺動操
作されるものなので、アーム角度センサー38に関する
ズレにより、牽制手段側において正しい牽制面A1,A
2に対応するものとして記憶されていたアーム角度セン
サー38の検出値が、実際には正しい牽制面A1,A2
から離れた牽制面A3,A4に対応するものとなってい
ることがある。
【0010】そこで本発明のように構成して図3に示す
ように、離れた牽制面A3,A4に対応するものとして
記憶されていたアーム角度センサー38の検出値と、正
しい牽制面A1,A2に対応するアーム角度センサー3
8の検出値との差を補正値Eとして設定し、この補正値
Eをアーム角度センサー38の検出値に付加して補正し
てやればよい。このようにアーム角度センサー38の検
出値を補正すれば、当初設定していた牽制面A1,A2
にバケット6が達すれば、牽制手段においてバケット6
がこの牽制面A1,A2に達したと正しく判断されて、
バックホウ装置が正しく停止操作されるのである。
【0011】
【発明の効果】以上のように、組み立て時等の各部の僅
かな誤差やブーム及びアーム角度センサー自身の個体差
等が在っても、ブーム及びアーム角度センサーの検出値
に補正を加えることにより、バケットを運転部の外部フ
レームから所定距離だけ離れた正しい牽制面で停止させ
ることができるようになり、牽制面を設定した場合のバ
ケットの作業範囲を無駄なく設定してバックホウの作業
性を向上させることができるようになった。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1)図8はバックホウの全体側面を示しており、ゴム
クローラ型式の走行装置1にドーザ20及びこの上部に
旋回台2が支持され、旋回台2の前部にバックホウ装置
3が備えられている。このバックホウ装置3は、油圧シ
リンダ11により上下に揺動駆動されるブーム4、油圧
シリンダ12により前後に揺動駆動されるアーム5、及
び油圧シリンダ13により掻き込み揺動駆動されるバケ
ット6を備えて構成されている。そして、旋回台2の旋
回駆動用として油圧モータ14が備えられている。
【0013】バックホウ装置3におけるブーム4は図8
に示すように、上下に揺動駆動される第1ブーム部分4
a、第1ブーム部分4aの前端の軸芯P1周りに揺動自
在に連結された第2ブーム部分4b、第2ブーム部分4
bの前端の軸芯P2周りに揺動自在に連結された支持ブ
ラケット4cで構成されており、この支持ブラケット4
cにアーム5が連結されている。そして、第1ブーム部
分4aと支持ブラケット4cに亘り連係リンク8が架設
されて平行四連リンクが構成されており、油圧シリンダ
7により第2ブーム部分4bを揺動操作することによっ
て、アーム5及びバケット6を左右に平行移動させるこ
とができる。
【0014】図7に示すようにブーム4における第1ブ
ーム部分4aの油圧シリンダ11に対する制御弁21、
ブーム4における第2ブーム部分4bの油圧シリンダ7
に対する制御弁25、アーム5の油圧シリンダ12に対
する制御弁22、バケット6の油圧シリンダ13に対す
る制御弁23、及び旋回台2の油圧モータ14に対する
制御弁24が備えられている。この制御弁21〜25は
3位置切換式でパイロット操作型式であり、パイロット
圧に基づく開度調節により流量制御が可能である。そし
て、各制御弁21〜25に対して、開度操作用のパイロ
ット圧を発生する電磁比例減圧弁型式のパイロット弁3
1a,31b,32a,32b,33a,33b,34
a,34b,35a,35bが設けられている。
【0015】図6,7,8に示すように、旋回台2に右
操作レバー9及び左操作レバー10が備えられている。
この右及び左操作レバー9,10は前後左右に操作自在
であり、右操作レバー9の前後方向の操作位置を検出す
るポテンショメータ15、左右方向の操作位置を検出す
るポテンショメータ16が備えられ、左操作レバー10
の前後方向の操作位置を検出するポテンショメータ1
7、左右方向の操作位置を検出するポテンショメータ1
8が備えられている。そして、各ポテンショメータ15
〜18からの操作信号が制御装置19に入力されてい
る。又、旋回台2の前側下部に操作ペダル26が設けら
れ、この操作ペダル26からの操作信号が制御装置19
に入力されている。
【0016】以上の構成により、右操作レバー9を前又
は後に操作するとこれに基づきパイロット弁31a,3
1bがパイロット圧を発生し、制御弁21が第1ブーム
部分4aの下降側又は上昇側に操作され、右又は左に操
作するとこれに基づきパイロット弁33a,33bがパ
イロット圧を発生し、制御弁23がバケット6の排土側
又は掻き込み側に操作される。又、左操作レバー10を
前又は後に操作するとこれに基づきパイロット弁32
a,32bがパイロット圧を発生し、制御弁22がアー
ム5の前方側又は掻き込み側に操作され、右又は左に操
作するとこれに基づきパイロット弁34a,34bがパ
イロット圧を発生し、制御弁24が右旋回側又は左旋回
側に操作される。操作ペダル26を右又は左に踏み分け
るとこれに基づきパイロット弁35a,35bがパイロ
ット圧を発生し、制御弁25が第2ブーム部分4bの右
又は左揺動側に操作される。
【0017】以上の操作において、右及び左操作レバー
9,10用の各ポテンショメータ15〜18は右及び左
操作レバー9,10の操作方向だけではなく、その中立
位置からの操作量も検出している。これにより、右及び
左操作レバー9,10の操作量が大きい程、パイロット
弁31a〜34bのパイロット圧が大となり制御弁21
〜24が流量大側に操作される。つまり、右及び左操作
レバー9,10を大きく操作する程、油圧シリンダ11
〜13及び油圧モータ14が高速で作動するように構成
している。
【0018】(2)図6及び図8に示すように旋回台2
において、右側にバックホウ装置3が配置され、左側に
運転席28や右及び左操作レバー9,10等で構成され
た運転部27が配置されている。そして、旋回台2の左
右中央において、バックホウ装置3と運転部27とを仕
切る窓付きの縦仕切り板29(運転部27を覆う外部フ
レームに相当)が設けられており、この縦仕切り板29
の上端に旋回台2の外側に沿った半円形状の上仕切り板
30が固定されている。
【0019】図1及び図6に示すように、地面Gから所
定高さにある所定位置D1より上方の範囲において、上
仕切り板30より上方に所定距離だけ離れ、縦仕切り板
29より前方に所定距離だけ離れた前第1牽制面A1
が、制御装置19内に設定されている(設定手段に相
当)。前第1牽制面A1は下半部の平面と上半部の円弧
面とで構成されており、上半部の円弧面は縦仕切り板2
9の前面の上端付近で切れている。
【0020】所定位置D1より下方の範囲において、前
第1牽制面A1から少し前方に膨れた前第2牽制面A2
が、制御装置19内に設定されている(設定手段に相
当)。この場合、図1の実線で示す位置にバケット6を
位置させている状態において、第1ブーム部分4a(ブ
ーム4)を旋回台2の支持点40周りに上下に揺動操作
した際に、バケット6の先端が描く側面視円弧状の軌跡
を前第2牽制面A2としている。図6に示すように、縦
仕切り板29のバックホウ装置3側の側面から右方に所
定距離だけ離れた横牽制面Cが、制御装置19内に設定
されている。
【0021】図1に示す地面Gから所定高さにある所定
位置D2より上方の範囲において、前第1及び前第2牽
制面A1,A2、横牽制面Cの各々に対し図1及び図6
に示すように、これらから所定距離だけ前方又は右方に
離れた面が設定されて、この空間の面と前第1及び前第
2牽制面A1,A2、横牽制面Cとの間が、前牽制領域
B1及び横牽制領域B2として制御装置19内に設定さ
れている。以上のような前第1及び前第2牽制面A1,
A2、横牽制面C、前及び横牽制領域B1,B2は旋回
台2に対して設定されているものであり、旋回台2が旋
回するのに伴い旋回台2と一緒に移動して行くものであ
る。
【0022】(3)次に、前第1及び前第2牽制面A
1,A2、前牽制領域B1に対するバックホウ装置3の
制御について説明する。図7及び図8に示すように、旋
回台2に対する第1ブーム部分4a(ブーム4)の上下
角度を検出するポテンショメータ36(ブーム角度セン
サーに相当)、第1ブーム部分4aに対する第2ブーム
部分4bの左右角度を検出するポテンショメータ37、
第2ブーム部分4b(ブーム4)に対するアーム5の前
後角度を検出するポテンショメータ38(アーム角度セ
ンサーに相当)、及びアーム5に対するバケット6の前
後角度を検出するポテンショメータ39が設けられて、
各ポテンショメータ36〜39の検出値が制御装置19
に入力されている。
【0023】制御装置19では図5に示すように、ポテ
ンショメータ36〜39の検出値による第1ブーム部分
4aの上下角度、第2ブーム部分4bの左右角度、アー
ム5及びバケット6の前後角度と、第1ブーム部分4
a、第2ブーム部分4b、アーム5及びバケット6の各
長さにより、バケット6の先端の位置及びバケット6の
底部の位置を常時検出している(ステップS1,S
2)。そして、ポテンショメータ36〜39の検出値を
微分処理することにより、バケット6の先端及び底部の
移動方向及び移動速度を検出している。
【0024】これにより、図1に示すようにバケット6
が旋回台2の前方に位置している状態において、バケッ
ト6の先端が底部よりも旋回台2に近い場合(ステップ
S3)、前牽制領域B1にバケット6の先端が入り込む
と(ステップS4)、パイロット弁31a〜32b,3
5a,35bが操作されて右及び左操作レバー9,1
0、操作ペダル26の操作に関係なく、第1及び第2ブ
ーム部分4a,4bの油圧シリンダ11,7、アーム5
の油圧シリンダ12の作動速度が減速操作される(ステ
ップS5)。この場合、バケット6の先端が前牽制領域
B1内で運転部27側に入り込むほど、油圧シリンダ1
1,7,12が大きく減速操作される。逆に、前牽制領
域B1内においてバケット6の先端が運転部27から離
れる方向に第1及び第2ブーム部分4a,4b、アーム
5が操作された場合には、前述の減速とは逆に前牽制領
域B1内で、油圧シリンダ11,7,12の作動速度が
増速操作されて行き、前牽制領域B1から出たときに元
の速度に戻し操作されるのである。
【0025】バケット6の先端が前第1牽制面A1に達
したとする(ステップS6)。この場合に、アーム5を
掻き込み側に操作しても第1ブーム部分4aを上昇操作
しても、又、第2ブーム部分4bを左揺動側(運転部2
7側)に操作しても、バケット6の先端が前第1牽制面
A1を越えて、運転部27側に入り込んでくる。従っ
て、以上の状態において左操作レバー10でアーム5を
掻き込み側に、右操作レバー9で第1ブーム部分4aを
上昇側に、操作ペダル26で第2ブーム部分4bを左揺
動側に操作しようとしても、パイロット弁31a〜32
b,35a,35bのパイロット圧が消えて、制御弁2
1,22,25により、油圧シリンダ11,12,7が
停止操作される(ステップS7,S8,S9)(牽制手
段に相当)。逆に、バケット6の先端が前第1牽制面A
1に達した状態で、アーム5の前方への操作、第1ブー
ム部分4aの下降操作及び第2ブーム部分4bの右揺動
操作は、バケット6の先端が前第1牽制面A1ら離れる
方向の操作なので、これらの操作は支障なく行える。
【0026】バケット6の先端が前第1牽制面A1に達
した状態で、油圧シリンダ13によるバケット6の操作
は、以下の説明のような条件下において可能に構成され
ている。図4に示すようにバケット6の先端が前第1牽
制面A1に位置している状態において、前第1牽制面A
1に直交した姿勢Hを挟んだ設定範囲F内にバケット6
が位置していれば(ステップS12)、設定範囲F内に
おいて油圧シリンダ13によるバケット6の上下揺動操
作が可能である(ステップS14)。
【0027】そして、バケット6が設定範囲Fを越えた
上向き姿勢で、その先端が前第1牽制面A1に位置して
いる状態では、バケット6を下方に揺動操作するとバケ
ット6の先端が前第1牽制面A1を越えて運転部27側
に大きく入り込むので、このような場合にはバケット6
を現在の状態から上方にしか揺動操作できない(ステッ
プS13)。逆にバケット6が設定範囲Fを越えた下向
き姿勢で、その先端が前第1牽制面A1に位置している
状態では、バケット6を上方に揺動操作するとバケット
6の先端が前第1牽制面A1を越えて運転部27側に大
きく入り込むので、このような場合にはバケット6を現
在の状態から下方にしか揺動操作できない(ステップS
15)。
【0028】次にバケット6の先端が前第2牽制面A2
に達したとする(ステップS6)。この場合、アーム5
を掻き込み側に操作しても、第2ブーム部分4bを左揺
動側(運転部27側)に操作しても、バケット6の先端
が前第2牽制面A2を越えて運転部27側に入り込んで
くる。しかし、図1の実線で示す位置にバケット6を位
置させている状態において、第1ブーム部分4a(ブー
ム4)を旋回台2の支持点40周りに上下に揺動操作し
た際に、バケット6の先端が描く側面視円弧状の軌跡を
前第2牽制面A2としている。これにより、バケット6
の先端が前第2牽制面A2に達した状態で、第1ブーム
部分4aを上昇及び下降操作しても、バケット6の先端
は前第2牽制面A2上を移動するだけで、バケット6の
先端が前第2牽制面A2を越えて運転部27側に入り込
んでくることはない。
【0029】従って、以上の状態において、左操作レバ
ー10でアーム5を掻き込み側に、操作ペダル26で第
2ブーム部分4bを左揺動側に操作しようとしても、パ
イロット弁32a,32b,35a,35bのパイロッ
ト圧が消えて、制御弁22,25により、油圧シリンダ
12,7が停止操作される(ステップS10,S11)
(牽制手段に相当)。しかし、右操作レバー9による第
1ブーム部分4aの上昇及び下降操作は支障なく行え
る。バケット6の先端が前第2牽制面A2に達した状態
で、アーム5の前方への操作及び第2ブーム部分4bの
右揺動側への操作は、バケット6の先端が前第2牽制面
A2から離れる方向の操作なので、これらの操作は支障
なく行える。又、バケット6の先端が前第2牽制面A2
に達した状態で、油圧シリンダ13によるバケット6の
操作は、前述の説明のような条件下において可能である
(ステップS12〜S15)。
【0030】(4)次に、横牽制面C及び横牽制領域B
2に対するバックホウ装置3の制御について説明する。
制御装置19においては前述と同様に、ポテンショメー
タ36〜39の検出値による第1ブーム部分4aの上下
角度、第2ブーム部分4bの左右角度、アーム5及びバ
ケット6の前後角度と、第1ブーム部分4a、第2ブー
ム部分4b、アーム5及びバケット6の各長さとによ
り、バケット6の左横側面の位置を常時検出している。
そして、ポテンショメータ36〜39の検出値を微分処
理することにより、バケット6の左横側面の移動方向及
び移動速度を検出している。
【0031】図6の実線に示すようにバケット6を運転
部27の右横に位置させている場合において、油圧シリ
ンダ7により第2ブーム部分4bを運転部27側の左揺
動側に操作して、バケット6の左横側面が横牽制領域B
2に入り込むと、パイロット弁35a,35bが操作さ
れて操作ペダル26の操作に関係なく、第2ブーム部分
4bの油圧シリンダ7の作動速度が減速操作される。こ
の場合、バケット6の左横側面が横牽制領域B2に入り
込んで横牽制面Cに接近するほど、大きく減速操作され
る。
【0032】逆に、バケット6の左横側面が横牽制面C
から離れる右揺動側に第2ブーム部分4bが操作された
場合には、前述の減速とは逆に横牽制領域B2内で第2
ブーム部分4bの油圧シリンダ7の作動速度が増速操作
されて行き、横牽制領域B2から出たときに元の速度に
戻し操作される。そして、バケット6の左横側面が横牽
制面Cに達してこれから少しでも横牽制面Cを越えて左
揺動側に操作されようとした場合には、パイロット弁3
5a,35bのパイロット圧が消えて、制御弁25によ
り第2ブーム部分4bの油圧シリンダ7が停止操作され
る。
【0033】(5)次に、所定位置D2から下方の領域
でのバックホウ装置3の制御について説明する。以上の
ように、図1に示す所定位置D2から上方の領域におい
ては、前第1及び前第2牽制面A1,A2、横牽制面C
に対して前牽制領域B1及び横牽制領域B2が設定され
ているが、所定位置D2から下方の領域においてはこの
ようなものは設定されていない(図5のステップS4か
らステップS6に移行)。
【0034】従って、バケット6の先端が前第2牽制面
A2に達するまでは、右及び左操作レバー9,10、操
作ペダル26の操作に基づいた速度でバックホウ装置3
の油圧シリンダ11,12,7が操作される。そして、
バケット6の先端が前第2牽制面A2に達した場合(ス
テップS6)、アーム5の掻き込み側の操作及び第2ブ
ーム部分4bの左揺動側の操作は行えないが(ステップ
S10,S11)、第1ブーム部分4aの上昇及び下降
操作は行える(牽制手段に相当)。バケット6の操作も
前述の条件下において可能である(ステップS12〜S
15)。
【0035】(6)組み立て時等の各部の僅かな誤差や
図1のポテンショメータ36自身が持つ個体差等によ
り、バケット6の先端及び底部の実際の位置と、制御装
置19内で検出されるバケット6の先端及び底部の位置
とがズレる場合がある。これにより当初、制御装置19
内において前第1牽制面A1が縦仕切り板29の前面と
平行になるように設定していても、図2に示すように実
際の前第1牽制面A3が、縦仕切り板29の前面に対し
て前後に傾斜している場合がある(前第2牽制面A2
は、ブーム4の支持点40(ポテンショメータ36)を
中心とした円弧面なので、ポテンショメータ36自身が
持つ個体差等の影響を見掛け上は受けない)。
【0036】又、組み立て時等の各部の僅かな誤差や図
1のポテンショメータ38自身が持つ個体差等により、
バケット6の先端及び底部の実際の位置と、制御装置1
9内で検出されるバケット6の先端及び底部の位置とが
ズレる場合がある。これにより当初、制御装置19内に
おいて前第1及び前第2牽制面A1,A2が、縦仕切り
板29の前面から所定距離に位置するように設定してい
ても、図3に示すように実際の前第1及び前第2牽制面
A3,A4が、縦仕切り板29の前面から所定距離以上
に離れている場合がある。
【0037】実際には図2に示す状態と図3に示す状態
とが同時に生じているので、ブーム4のポテンショメー
タ36に関するズレの補正と、アーム5のポテンショメ
ータ38に関するズレの補正の両方を行う必要がある。
この場合に、ブーム4のポテンショメータ36に関する
ズレの補正を行ってから、アーム5のポテンショメータ
38に関するズレの補正を行うのであり、先ずブーム4
のポテンショメータ36に関するズレの補正について説
明する。
【0038】図7に示すように、運転部27に切換スイ
ッチ41及び記憶ボタン42が配置されており、先ず切
換スイッチ41をブーム補正モードに切換操作する。こ
れにより、制御装置19に設定されている前第1及び前
第2牽制面A1,A2に関係なく、右及び左操作レバー
9,10によりバックホウ装置3の操作が行える。次
に、図2に示すようにアーム5を少し前方に操作し、次
にこの状態でブーム4を上昇操作して、バケット6の先
端が縦仕切り板29の前面の上端付近に達するようにす
る。そして、バケット6の先端が縦仕切り板29の前面
から所定距離に達した位置(正しい前第1牽制面A1の
位置)でブーム4を停止させる。この後、図7の記憶ボ
タン42を押し操作する。
【0039】以上のようにして記憶ボタン42を押し操
作したときのポテンショメータ36の検出値が記憶され
る。この場合、制御装置19内において正しい前第1牽
制面A1に対応するものとして記憶されていたポテンシ
ョメータ36の検出値が、実際には傾斜した前第1牽制
面A3に対応するものであれば、傾斜した前第1牽制面
A3に対応するものとして記憶されていたポテンショメ
ータ36の検出値と、前述の記憶ボタン42を押し操作
したときのポテンショメータ36の検出値との角度差D
(補正値に相当)が検出されて、この角度差Dが記憶さ
れる。このように、ブーム4を上昇操作した際にバケッ
ト6の先端が縦仕切り板29の前面の上端付近に達する
ようにして、図2の角度差Dが前後方向の距離の差とし
て最も顕著に現れるようにすることにより、角度差Dを
精度良く求めることができる。
【0040】(7)前述のように、ブーム4のポテンシ
ョメータ36に関する補正を行った後に、アーム5のポ
テンショメータ38に関するズレの補正を行うのであ
り、次にこの補正について説明する。先ず、図7に示す
運転部27の切換スイッチ41をアーム補正モードに切
換操作する。これにより前述の同様に、制御装置19内
に設定されている前第1及び前第2牽制面A1,A2に
関係なく、右及び左操作レバー9,10によりバックホ
ウ装置3の操作が行える。
【0041】次に、図3に示すようにブーム4を略真上
に向く姿勢に操作し、バケット6を略水平な姿勢に操作
して、次にこの状態でアーム5を略真下に向く姿勢から
運転部27側に揺動操作する。そして、バケット6の先
端が縦仕切り板29の前面から所定距離に達した位置
(正しい前第1又は前第2牽制面A1,A2の位置)で
アーム5を停止させる。この後、図7の記憶ボタン42
を押し操作する。
【0042】以上のようにして、記憶ボタン42を押し
操作したときのポテンショメータ38の検出値が、この
ときのポテンショメータ36,39の検出値に対応する
ものとして記憶される。この場合、制御装置19内にお
いて正しい前第1及び前第2牽制面A1,A2に対応す
るものとして記憶されていたポテンショメータ38の検
出値が、実際には少し離れた前第1及び前第2牽制面A
3,A4に対応するものであれば、少し離れた前第1及
び前第2牽制面A3,A4に対応するものとして記憶さ
れていたポテンショメータ38の検出値と、前述の記憶
ボタン42を押し操作したときのポテンショメータ38
の検出値との角度差E(補正値に相当)が、検出されて
この角度差Eが記憶される。このように、アーム5を略
真下に向く姿勢から運転部27側に揺動操作するように
して、図3の角度差Eが前後方向の距離の差として最も
顕著に現れるようにすることにより、角度差Eを精度良
く求めることができる。
【0043】(8)前項(6)及び(7)、図2及び図
3に示すようにして、ブーム4のポテンショメータ36
に関する角度差D、並びに、アーム5のポテンショメー
タ38に関する角度差E(図3のブーム4及びバケット
6の姿勢でのポテンショメータ36,39の検出値に対
応するもの)を検出した後に、図7の切換スイッチ41
を作業モードに切換操作する。
【0044】これにより、制御装置19内においてブー
ム4のポテンショメータ36の検出値に角度差Dが付加
され(ブーム補正手段に相当)、アーム5のポテンショ
メータ38の検出値に角度差Eが付加される(アーム補
正手段に相当)。そして、制御装置19内で図2及び図
3に示すように、傾斜して離れた位置に設定されている
前第1及び前第2牽制面A3,A4が、正しい前第1及
び前第2牽制面A1,A2に補正されるのであり、この
正しい前第1及び前第2牽制面A1,A2に対して図1
に示すように、前牽制領域B1が設定されるのである。
【0045】以上のようにして、前第1及び前第2牽制
面A1,A2を制御装置19内で補正すると、バケット
6の先端及び底部が制御装置19内で設定されている前
第1及び前第2牽制面A1,A2に達したと制御装置1
9が判断してバックホウ装置3を停止させた際に、バケ
ット6の先端及び底部が図1に示す正しい前第1及び前
第2牽制面A1,A2で停止することになるのである。
【0046】以上のような補正操作は、同じ形状のバケ
ット6やアーム5を備えたバックホウ装置3において、
組み立て時等の各部の僅かな誤差やポテンショメータ3
6,38自身が持つ個体差等を吸収して、全てのバック
ホウのバケット6を、図1に示す正しい前第1及び前第
2牽制面A1,A2で停止させる為のものである。しか
し、以上のような補正操作は次のような場合にも利用で
きる。つまり、先端の爪の長さが異なる等のように異な
る形状のバケット6に交換したり、運転部27の縦仕切
り板29及び上仕切り板30を異なる形状のものに変更
したり、アーム5の長さを変更したりと言うような仕様
変更を行った場合、図2及び図3に示す角度差D,Eを
検出することにより、このような仕様変更に関係なくバ
ケット6の先端及び底部を、図1に示すように縦仕切り
板29の前面から、所定距離だけ離れた正しい前第1及
び前第2牽制面A1,A2で停止させることができるの
である。
【0047】〔別実施例〕前述の実施例ではバケット6
の先端、底部及び左横側面を基準として、前第1及び前
第2牽制面A1,A2、横牽制面Cを設定しているが、
図8のポテンショメータ39を省略し、ポテンショメー
タ36,37,38によりアーム5の先端(バケット6
の連結点)を基準として、前第1及び前第2牽制面A
1,A2、横牽制面Cを設定してもよい。
【0048】前述の実施例では、ブーム4のポテンショ
メータ36に関する補正を行った後に、アーム5のポテ
ンショメータ38に関する補正を行っているが、この順
序を逆にしてもよい。又、前述のようなブーム4のポテ
ンショメータ36及びアーム5のポテンショメータ38
の補正に加えて、図8に示す第2ブーム部分4bのポテ
ンショメータ37、及びバケット6のポテンショメータ
39においても同様な補正を行うようにしてもよい。
【0049】前述の実施例では、右及び左操作レバー
9,10、操作ペダル26の操作位置をポテンショメー
タ15〜18で電気的に検出して、電磁比例減圧弁型式
のパイロット弁31a〜35bによりパイロット操作型
式の制御弁21〜25を操作する型式であり、この型式
に本発明を適用しているが、本発明を次のような構成の
バックホウに適用してもよい。つまり、前述の電磁比例
減圧弁型式のパイロット弁31a〜35bを装備せず
に、右及び左操作レバー9,10、操作ペダル26の操
作位置をポテンショメータ15〜18で電気的に検出し
て、この検出値に基づいて電磁比例減圧弁型式の制御弁
21〜25を操作する型式。又、前述のポテンショメー
タ15〜18を装備せずに、右及び左操作レバー9,1
0、操作ペダル26の操作によりパイロット弁(図示せ
ず)を直接機械的に操作し、このパイロット弁からのパ
イロット圧で制御弁21〜25を切換操作する型式であ
る。
【0050】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】前第1及び前第2牽制面、前牽制領域を示すバ
ックホウの概略側面図
【図2】ブームのポテンショメータに関する補正を行っ
ている状態を示す概略側面図
【図3】アームのポテンショメータに関する補正を行っ
ている状態を示す概略側面図
【図4】バケットの先端が前第1及び前第2牽制面に達
した状態での側面図
【図5】前牽制領域、前第1及び前第2牽制面でのバッ
クホウ装置の制御の流れを示す図
【図6】前第1牽制面、前牽制領域、横牽制面及び横牽
制領域を示すバックホウの概略平面図
【図7】バックホウ装置用の各油圧シリンダ、制御弁、
パイロット弁、右及び左操作レバー等の関係を示す図
【図8】バックホウの全体側面図
【符号の説明】
2 旋回台 3 バックホウ装置 4 ブーム 5 アーム 6 バケット 11,12 油圧シリンダ 27 運転部 29 外部フレーム 36 ブーム角度センサー 38 アーム角度センサー A1,A2 牽制面 D,E 補正値

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回台(2)に備えられた運転部(2
    7)を覆う外部フレーム(29)から前方に、所定距離
    だけ離れた牽制面(A1),(A2)を空間上に設定す
    る設定手段と、前記旋回台(2)に対するブーム(4)
    の上下角度を検出するブーム角度センサー(36)と、
    前記ブーム(4)に対するアーム(5)の前後角度を検
    出するアーム角度センサー(38)とを備え、 前記ブーム及びアーム角度センサー(36),(38)
    の検出値に基づき、バケット(6)が前記牽制面(A
    1),(A2)を越えて運転部(27)側に入り込もう
    とすると、前記バックホウ装置(3)駆動用の油圧シリ
    ンダ(11),(12)を停止させてこれを牽制阻止す
    る牽制手段とを備えると共に、 前記外部フレーム(29)に対する牽制面(A1),
    (A2)の前後角度を所望の前後角度に設定変更できる
    ように、前記ブーム角度センサー(36)の検出値に補
    正値(D)を付加するブーム補正手段と、 前記外部フレーム(29)に対する牽制面(A1),
    (A2)の前後間隔を所望の前後間隔に設定変更できる
    ように、前記アーム角度センサー(38)の検出値に補
    正値(E)を付加するアーム補正手段とを備えてあるバ
    ックホウ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010229663A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Komatsu Ltd 作業車両におけるセンサの故障原因判断方法

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