JPH0738768Y2 - 密封装置 - Google Patents

密封装置

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JPH0738768Y2
JPH0738768Y2 JP1989121210U JP12121089U JPH0738768Y2 JP H0738768 Y2 JPH0738768 Y2 JP H0738768Y2 JP 1989121210 U JP1989121210 U JP 1989121210U JP 12121089 U JP12121089 U JP 12121089U JP H0738768 Y2 JPH0738768 Y2 JP H0738768Y2
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sealing
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義昭 大野
孝一 桐木
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エヌオーケー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は密封装置に関し、特に、密封性、組み立て作
業性に優れる密封装置に関するものである。
〔従来技術およびその問題点〕
従来、エンジンのクランクシャフト等の回転軸と固定部
材との間に設けられて、両者間をシールする密封装置に
あっては、第28図および第29図に示すように、固定部材
(図示せず)にガスケット71を介して取り付けられるリ
テーナー72の内周面73にオイルシール75が嵌合されてお
り、このオイルシール75の内周面のリップ部76を回転軸
(図示せず)の外周面に当接させることによって、回転
軸(図示せず)との間をシールし、さらに、前記ガスケ
ット71によって固定部材(図示せず)との間をシールす
るようになっている。
しかしながら、上記に示すような従来の密封装置にあっ
ては、固定部材に取り付けられるリテーナー72、回転軸
の外周面との間をシールするオイルシール75および固定
部材との間をシールするガスケット71と、多数の部品か
ら構成されているために、個々の構成部品を別々に組み
立てなければならず、そのために、組み立て時に手間が
かかるとともに、メンテナンスも煩雑になってしまうと
いう問題点を有していた。
さらに、オイルシール75をリテーナー72に嵌合すること
によって取り付けていたために、オイルシール75の取付
け部の強度を高めなければならず、そのためにオイルシ
ール75の取り付け部の肉厚が厚くなってしまって、全体
の重量が増加してしまい、全体の軽量化、コンパクト化
ができなくなってしまうという問題点を有していた。
また、上記のような問題点を解決する手段として、第30
図〜第33図に示すような密封装置が考案されており、こ
の密封装置は、リテーナー82の内周側にオイルシール83
を一体に保持するとともに、リテーナー82の固定部材へ
の取付け面84に環状の溝85を設けて、その溝85内に断面
方形状の環状のガスケット86を一体に保持したものであ
る。
この密封装置の場合には、オイルシール83およびガスケ
ット86をリテーナー82に一体に保持するようにしたの
で、個々の構成部品を別々に組み立てる必要がなくなっ
て組み立て時の煩雑さは解決される。
しかしながら、ガスケット86が断面方形状に形成されて
いるために撓み性に欠け、そのために、組み立て時にガ
スケット86を変形させにくくなってしまって、組み立て
作業性が非常に悪くなってしまうという問題点を有して
いた。
さらに、組み立て時にガスケット86を撓ませるために多
大な力を加えるために、ガスケット86の内部応力が増加
してしまい、そのために、ガスケット86の取付け部が薄
肉化ができずに全体の重量が増加してしまい、それによ
って、全体の軽量化、コンパクト化ができずに汎用性の
ないものになってしまうという問題点を有していた。
また、ガスケット86をリテーナー82に一体に取り付ける
作業に手間がかかるために、全体として高価なものにな
ってしまうという問題点を有していた。
この考案は上記のような従来のもののもつ問題点を解決
したものであって、密封性、組み立て性に優れるととも
に、軽量、コンパクトであり、しかも安価な密封装置を
提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するためにこの考案は、固定部材と
該固定部材に設けられたボア内を挿通する回転部材との
間を密封する密封装置であって、前記固定部材の径方向
面及び前記固定部材から前記回転部材の軸方向に延びる
台座部に取り付けられる保持部材と、該保持部材の内周
側に設けられ前記回転部材に摺接するオイルシールと、
前記保持部材の前記固定部材の径方向面に接する取付け
面に設けられ前記固定部材の径方向面及び前記台座部に
当接するシール部材を備え、前記シール部材は、外径側
に傾斜するとともに前記保持部材の取付け面に設けられ
た溝部の内部に保持され、かつ、前記シール部材の先端
部は、前記保持部材の前記取付け面よりも固定部材側に
突出するとともに前記保持部材の前記台座部との当接面
よりも台座部側の突出し、前記保持部材を前記固定部材
に取り付けた際、前記シール部材は前記固定部材の前記
径方向面に設けられた突出部の径方向面及び台座部の前
記回転部材に対向する対向面に当接する手段を採用した
ものである。
また、固定部材と該固定部材に設けられたボア内を挿通
する回転部材との間を密封する密封装置であって、前記
固定部材の径方向面及び前記固定部材から前記回転部材
の軸方向に延びる台座部に取り付けられる保持部材と、
該保持部材の内周側に設けられ前記回転部材に摺接する
オイルシールと、前記保持部材の前記固定部材の径方向
面に接する取付け面に設けられ前記固定部材の径方向面
及び前記台座部に当接するシール部材を備え、前記保持
部材を前記固定部材に取り付けた際、前記シール部材は
前記固定部材の内周側取付け部の内端側に設けられた溝
の径方向面及び台座部の前記回転部材に対向する対向面
に当接する手段を採用したものである。
さらに、固定部材と該固定部材に設けられたボア内を挿
通する回転部材との間を密封する密封装置であって、前
記固定部材の径方向面及び前記固定部材から前記回転部
材の軸方向に延びる台座部に取り付けられる保持部材
と、該保持部材の内周側に設けられ前記回転部材に摺接
するオイルシールと、前記保持部材の前記固定部材の径
方向面に接する取付け面に設けられ前記固定部材の径方
向面及び前記台座部に当接するシール部材を備え、前記
保持部材を前記固定部材に取り付けた際、前記シール部
材は前記固定部材の前記径方向面に設けられた突出部の
内周面及び台座部の前記回転部材に対向する対向面に当
接する手段を採用したものである。
そして、前記シール部材は、環状をなすとともに前記固
定部材の取付け部への当接部に向かって順次大径となる
拡大形状に形成され、その先端部は角形状に形成されて
いる手段であってもよく、前記シール部材は、環状をな
すとともに前記固定部材の取付け部への当接部に向かっ
て順次大径となる拡大形状に形成され、その先端部は丸
形状に形成されている手段であってもよく、前記シール
部材は、筒状をなすとともにその外周面の一部に径方向
外側に突出する突出部が一体に設けられている手段であ
ってもよい。
〔作用〕
この考案は上記の手段を採用したことにより、回転部材
との間はオイルシールによってシールされ、固定部材と
の間はシール部材によってシールされ、このときシール
部材の先端部を角形状または丸形状に形成することによ
って固定部材との間のシール性を向上させることができ
ることとなり、さらに、シール部材の外周側に突出部を
設けることによってもシール性を向上させることができ
ることとなり、また、オイルシールおよびシール部材を
保持部材に一体に保持するようにしたことにより、組み
立て作業性が向上するとともに、オイルシールおよびシ
ール部材の取り付け部の薄肉化ができて全体の軽量化が
できることとなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説明する。
第1図〜第4図にはこの考案による密封装置の一実施例
が示されており、第1図は全体を示す概略図、第2図は
第1図に示すもののA−O線断面図、第3図は第1図に
示すもののB−B線断面図、第4図は第1図に示すもの
の部分拡大断面図である。
すなわち、第1図〜第4図に示す密封装置は、回転部材
であるクランクシャフト等の回転軸との間をシールする
オイルシール1と、エンジン本体等の固定部材との間を
シールするシール部材であるガスケット6と、前記オイ
ルシール1と前記ガスケット6とを保持するとともに、
前記固定部材に取り付けられる保持部材であるリテーナ
ー9とから構成されている。
前記リテーナー9は筒状をなす円筒部10と、この円筒部
10の外周側に一体に設けられている径方向外側に環状に
突出するフランジ部11とから構成されており、前記円筒
部10の先端部には径方向内側に環状に突出する突出部12
が一体に設けられていて、この突出部12の先端部には前
記オイルシール1が一体に設けられるようになってい
る。
また、前記フランジ部11の端面はエンジン本体等の固定
部材に取り付ける際の取付け面13となっており、この取
付け面13には溝部14が設けられていて、この溝部14内に
は前記ガスケット6が取り付けられるようになってい
る。
さらに、前記溝部14の外周側には前記リテーナー9をエ
ンジン本体等の固定部材に取り付けるためのボルト穴1
5、15、……が所定の間隔ごとに穿設されている。
なお、前記リテーナー9の形状は固定部材の形状に応じ
て決定されるものであり、この実施例においては、第5
図に示すように、固定部材21の取付け部22が半長円状の
突出部23とその下端部に一体に設けられているフラット
状の台座部24とで形成されているので、それに合致させ
て半長円状に形成されており、このリテーナー9に設け
られる溝部14も半長円状に形成されている。
前記オイルシール1は、第4図に示すように、環状をな
すとともに、外周側には前記リテーナー9の円筒部10の
突出部12に取り付けるための断面略コ字状の環状の取付
け部2が一体に設けられており、さらに、内周側には径
方向内側に環状に突出するリップ部3が一体に設けられ
ており、このリップ部3の外側には環状のスプリング4
が設けられている。
そして、このリップ部3を第5図に示す回転軸25の外周
面に当接させて、前記スプリング4によって強く締め付
けることによって、前記回転軸25との間を完全にシール
できるようになっている。
前記ガスケット6は、環状をなすとともに、前記リテー
ナー9の溝部14の底面16から離れるほど径方向外側に順
次大径となる拡大形状に形成されており、このガスケッ
ト6の形状も固定部材の取付け部の形状によって決定さ
れるものであり、この実施例においては、第5図に示す
固定部材21の取付け部22の形状に合致させて半長円状に
形成されている。
なお、このガスケット6の最大径となる先端部7は、前
記リテーナー9のフランジ部11の取付け面13よりも外方
に突出するとともに、前記固定部材21の突出部23の上面
23aに当接して前記突出部23との間をシールするシール
面6aと、前記リテーナー9のフランジ部11の下端部の下
端面である下面17よりも下方に突出するとともに、前記
固定部材21の台座部24の上面24aに当接して前記台座部2
4との間をシールするシール面6bとから構成されてい
る。
次に前記に示すものの作用について説明する。
前記のように構成された密封装置を用いて、第5図に示
すような形状のクランクシャフト等の回転軸25とエンジ
ン本体等の固定部材21との間をシールするには、まず、
前記リテーナー9に一体に設けられているオイルシール
1のリップ部3を前記回転軸25の外周面に当接させ、そ
の外周に設けられているスプリング4によって前記回転
軸25の外周面に強く締め付ける。
次に、前記リテーナー9のフランジ部11の溝部14内に一
体に設けられているがガスケット6の先端部7のシール
面6aを前記固定部材21の取付け部22の突出部23の上面23
aに当接させるとともに、シール面6bを前記固定部材21
の取付け部22の台座部24の上面24aに当接させ、前記リ
テーナー9のフランジ部11のボルト穴15、15、……にボ
ルト(図示せず)を挿通して前記突出部23のねじ穴27、
27、……にボルト(図示せず)を螺合させて締め付ける
ことによって、前記固定部材21の取付け部22に前記リテ
ーナー9を取り付ける。
なお、前記ボルト穴15、15、……のうちの1つのボルト
穴15は位置決め用の穴である。
この場合、前記ガスケット6の先端部7は、前記リテー
ナー9のフランジ部11の取付け面13およびフランジ部11
の下端部に位置する下面17よりも外方に突出するように
形成されているので、このガスケット6の先端部7を前
記固定部材21の取付け部22の突出部23の上面23a、およ
び台座部24の上面24aに強く当接させることができるこ
とになり、したがって、前記固定部材21との間は、この
ガスケット6によって完全にシールされることとなる。
また、前記ガスケット6を先端部に行くほど径方向外側
に順次広がる拡大形状に形成したことにより、前記ガス
ケット6の撓み特性を向上させることができることにな
り、組み立て時の作業性が向上することとなる。
さらに、前記オイルシール1は、前記リテーナー9の円
筒部10の内周側の突出部12に一体に設けられているの
で、従来のように、オイルシールを嵌合取り付けするた
めに、リテーナーのオイルシールの取付け部の肉厚を厚
く形成して強度を高める必要もなくなる。
したがって、オイルシール1の取付け部の薄肉化が可能
となり、それによって全体の軽量化が可能になるととも
に、コンパクト化も可能になることとなる。
そして、この実施例による密封装置は、回転軸との間を
シールするオイルシール1および固定部材との間をシー
ルするガスケット6をリテーナー9に一体に組み込んで
あるので、個々の部品をそれぞれ別々に取り付けること
がなくなり、したがって、組み立て時の作業性を著しく
向上させることができることとなる。
第6図にはこの考案による密封装置の第2の実施例が示
されている。
この実施例に示す密封装置は、ガスケットの先端部の形
状を角形状に形成したものであって、その他の構成は前
記第1の実施例に示すものと同様の構成を有しているの
で、前記第1の実施例に示すものと同一の部分には同一
の番号を付してその構成の詳細な説明は省略するものと
する。
そして、この実施例に示す密封装置を第5図に示す回転
軸25と固定部材21との間に用いた場合においても、前記
第1の実施例に示すものと同様の効果を示すこととな
る。
なお、この実施例の場合にはガスケット6の先端部7を
角形状に形成したことにより、固定部材21の取付け部22
の突出部23の上面23aとの間のシールは、ガスケット6
の先端部7の突部6cによってシールされることとなり、
また、固定部材21の取付け部22の台座部24の上面24aと
の間はガスケット6の先端部7の突部6dによってシール
されることとなる。
第7図にはこの考案による密封装置の第3の実施例が示
されている。
この実施例に示す密封装置は、ガスケットの先端部を丸
形状に形成したものであって、その他の構成は前記第1
の実施例に示すものと同様の構成を有しているので、前
記第1の実施例に示すものと同一の部分には同一の番号
を付してその構成の詳細な説明は省略するものとする。
そして、この実施例に示す密封装置を第5図に示す固定
部材21と回転軸25との間に用いた場合にも、前記第1の
実施例に示すものと同様の効果を示すこととなる。
なお、この実施例の場合には、ガスケット6の先端部7
の形状を丸形状に形成したことにより、固定部材21の取
付け部22の突出部23の上面23aとの間および固定部材21
の取付け部22の台座部24の上面24aとの間は、前記ガス
ケット6の先端部7のシール面6eが当接することによっ
てシールされることとなる。
第8図〜第11図にはこの考案による密封装置の第4の実
施例が示されており、第8図は全体を示す概略図、第9
図は第8図に示すもののC−O線断面図、第10図は第8
図に示すもののD−D線断面図、第11図は第8図に示す
ものの部分拡大断面図である。
すなわち、この実施例に示す密封装置は、リテーナー9
の取付け面13に溝部を設けずにガスケット6を直接取り
付けたものであって、その他の構成は前記第1の実施例
に示すものと同様の構成を有しているので、前記第1の
実施例に示すものと同一の部分には同一の番号を付して
その構成の詳細な説明は省略するものとする。
そして、この実施例に示す密封装置を用いて、第12図に
示すような固定部材31と回転軸35との間をシールする場
合には、固定部材31の取付け部32に設けられた半長円状
の溝部33の底面33aにガスケット6の先端部7のシール
面6aを当接させ、また、この溝部33の下端部に位置する
台座部34の上面34aにガスケット6の先端部7のシール
面6bを当接させることによって、固定部材31との間がシ
ールされることとなる。
そして、この実施例に示す密封装置においても、前記第
1の実施例に示すものと同様の効果を示すようになって
いる。
なお、この実施例においても、前記第6図に示す第2の
実施例および第7図に示す第3の実施例と同様に、ガス
ケット6の先端部7の形状を角形状または丸形状に形成
して、取付け部の取付け面の仕上げ精度や取り付け時に
要求される面圧等に応じてガスケット6の先端部7の形
状を変更してもよいものである。
第13図〜第15図にはこの考案による密封装置の第5の実
施例が示されていて、第13図は全体を示す概略図、第14
図は第13図に示すもののE−O線断面図、第15図は第13
図に示すもののF−F線断面図である。
すなわち、この実施例に示す密封装置は、リテーナー9
の取付け面13に溝部を設けずに、直接ガスケット6を取
り付けたものであり、また、第16図に示すような形状の
固定部材41の取付け部42に取り付けるために、リテーナ
ー9のフランジ部11の下端部を下方向に湾曲させて形成
し、さらに、このリテーナー9の取付け面13に一体に設
けられるガスケット6の下端部も下方向に湾曲させて形
成したものであって、その他の構成は前記第1の実施例
に示すものと同様の構成を有しているので、前記第1の
実施例に示すものと同一の部分には同一の番号を付して
その構成の詳細な説明は省略するものとする。
そして、この実施例に示す密封装置も前記第1の実施例
を示すものと同様の効果を示すこととなる。
なお、この実施例の場合には、ガスケット6の先端部7
のシール面6aが第16図に示す固定部材41の取付け部22の
溝部43の底面43aに当接し、ガスケット6の先端部7の
シール面6bが台座部44の湾曲している上面44aに当接す
ることによって、固定部材41との間をシールするように
なっている。
また、この実施例においてもガスケット6の先端部7の
形状を前記第6図に示す第2の実施例および前記第7図
に示す第3の実施例と同様に、角形状または丸形状に形
成して、取付け部の取付け面の仕上げ精度や取り付け時
に要求される面圧に応じて変更してもよいものである。
第17図〜第20図にはこの考案による密封装置の第6の実
施例が示されていて、第17図は全体を示す概略図、第18
図は第17図に示すもののI−O線断面図、第19図は第17
図に示すもののJ−J線断面図、第20図は第17図に示す
ものの部分拡大断面図である。
すなわち、この実施例に示す密封装置は、第21図に示す
ような形状の固定部材51に用いられるものであり、第21
図に示す固定部材51の取付け部52の突出部53の内周面53
aと台座部54の上面54aとの間にガスケット6の先端部7
を当接させることによって、固定部材51との間をシール
するようにしたものであって、その他の構成は前記第1
の実施例と同様の構成を有しているので、前記第1の実
施例と同一の部分には同一の番号を付してその構成の詳
細な説明は省略するものとする。
そして、この実施例に示す密封装置もリテーナー9の取
付け面13に溝部を設けずにガスケット6を直接取り付け
てある。
そして、この実施例に示すものも前記第1の実施例と同
様の効果を示すものであり、この実施例においては、ガ
スケット6の最大径となる先端部7を前記固定部材51の
取り付け部52の内寸法よりも若干大きく形成しておくこ
とによって、取り付け時の嵌め合いをきつくすることが
できるので、シール性を向上させることができることと
なる。
第22図にはこの考案による密封装置の第7の実施例が示
されており、この実施例に示す密封装置は、リテーナー
9に溝部を設けずに直接ガスケット6を取り付けるとと
もに、ガスケット6を筒状に形成して、その外周側に径
方向外側に環状に突出する突出部8を一体に設けて構成
したものであって、その他の構成は前記第1の実施例に
示すものと同様の構成を有しているので、前記第1の実
施例と同一の部分には同一の番号を付してその構成の詳
細な説明は省略するものとする。
そして、前記筒状のガスケット6の外周側の突出部8
を、第21図に示す固定部材51の取付け部52の突出部53の
内周側53aと、台座部54の上面54aに当接させることによ
って、固定部材51との間をシールするものであり、この
場合、前記突出部8は取付け部の形状、または要求され
る面圧に応じて突出量が決定されるものであり、この突
出部8の突出量を大にするほど取付け部への面圧を強く
することができてシール性を向上させることができるも
のである。
そして、この実施例に示すものも前記第1の実施例に示
すものと同様の効果を示すこととなる。
第23図〜第26図にはこの考案による密封装置の第8の実
施例が示されていて、第23図は全体を示す概略図、第24
図は第23図に示すもののK−O線断面図、第25図は第23
図に示すもののL−L線断面図、第26図は第23図に示す
ものの部分拡大断面図である。
すなわち、この実施例に示す密封装置は、リテーナー9
に溝部を設けずに直接ガスケット6を取り付けるととも
に、リテーナー9のフランジ部11の下端部を下方向に湾
曲させて形成し、さらに、前記リテーナー9に一体に設
けられるガスケット6の下端部も下方向に湾曲させて形
成したものであって、その他の構成は前記第1の実施例
と同様の構成を有しているので、前記第1の実施例と同
一の部分には同一の番号を付してその構成の詳細な説明
は省略するものとする。
そして、この実施例に示す密封装置は、第27図に示すよ
うに、台座部64が下方向に湾曲している箇所に用いられ
るものであり、この場合、固定部材61の取付け部62の突
出部63の内周面63aと、台座部64の上面64aとにガスケッ
ト6の先端部7を当接させることによって、固定部材61
との間をシールするようになっている。
そして、この実施例においても前記第1の実施例を同様
の効果を示すものであり、また、この実施例において
は、ガスケット6の最大径となる先端部7を取付け部の
内寸法よりも若干大きく形成することによって、両者間
のシール性が向上するものである。
なお、この実施例においても使用条件によってガスケッ
ト6の先端部の形状を角形状または丸形状に変更しても
よいことは勿論のことである。
〔考案の効果〕
この考案は請求項1、2および3のように構成したこと
により以下のような効果を奏することになる。
保持部材の内周側に回転部材に摺接するオイルシールを
設けるとともに、保持部材の固定部材への取付け面に固
定部材の径方向面及び台座部に当接するシール部材を設
けたことにより、密封装置を組み付ける際に各部材を別
々に組み付ける必要がなく、保持部材を固定部材に取り
付けるだけで足りるので、組立て作業性が大幅に高まる
ことになる。
また、シール部材およびオイルシールによる保持部材へ
の押圧が小さくても良好なシール性が得られることにな
るので、保持部材のシール部材およびオイルシールの取
付け部の肉厚を薄くすることが可能となり、全体を軽量
化、コンパクト化することが可能となる。
さらに、請求項1のように、シール部材を外径側に傾斜
させるとともに保持部材の取付け面の溝内に設けたこと
により、保持部材を固定部材に取付けた場合に、シール
部材は固定部材の径方向面及び台座部に密着するととも
に、それ自身の弾性力によって固定部材に対する密着力
を高めることが可能となる。また、シール部材は保持部
材の取付け面の溝内に設けられているので、保持部材を
固定部材に強く締付けてもシール部材が押し潰されるこ
とはなく、メンテナンス時に保持部材を取り外して再び
取付けるような場合においても、シール部材の再使用が
可能となり、長期的に安定したシール性が得られること
になる。
また、請求項2のように、保持部材の固定部材の径方向
面に接する取付け面に設けたシール部材を、固定部材の
内周側取付け部内端側に設けた溝の径方向面及び台座部
の回転部材に対向する対向面に当接させるようにしたこ
とにより、保持部材を固定部材に強く締付けてもシール
部材が押し潰されるようなことはなく、メンテナンス時
に保持部材を取り外して再び取付けるような場合におい
ても、シール部材の再使用が可能となり、長期的に安定
したシール性が得られることになる。
さらに、請求項3のように、保持部材の固定部材の径方
向面に接する取付け面に設けたシール部材を、固定部材
の径方向面に設けた突出部の内周面および台座部の回転
部材に対向する対向面に当接させるようにしたことによ
り、保持部材を固定部材に強く締付けてもシール部材が
押し潰されるようなことはなく、メンテナンス時に保持
部材を取り外して再び取付けるような場合においても、
シール部材の再使用が可能となり、長期的に安定したシ
ール性が得られることになる。
さらに、請求項4、5および6のように、シール部材の
先端部が径方向外側に広がる拡大形状に形成したことに
より、固定部材に対するシール部材の面圧を高めること
ができるとともに、シール部材の撓み特性を高めること
ができるので組立て作業性が高まることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの考案による密封装置の第1の実施
例を示し、第1図は全体を示す概略図、第2図は第1図
に示すもののA−O線断面図、第3図は第1図に示すも
ののB−B線断面図、第4図は第1図に示すものの部分
拡大断面図、第5図は第1図に示す密封装置を取り付け
る固定部材を示す概略図、第6図はこの考案による密封
装置の第2の実施例を示す部分拡大断面図、第7図はこ
の考案による密封装置の第3の実施例を示す部分拡大断
面図、第8図〜第11図はこの考案による密封装置の第4
の実施例を示し、第8図は全体を示す概略図、第9図は
第8図に示すもののC−O線断面図、第10図は第8図に
示すもののD−D線断面図、第11図は第8図に示すもの
の部分拡大断面図、第12図は第8図に示す密封装置を取
り付ける固定部材を示す概略図、第13図〜第15図はこの
考案による密封装置の第5の実施例を示し、第13図は全
体を示す概略図、第14図は第13図に示すもののE−O線
断面図、第15図は第13図に示すもののF−F線断面図、
第16図は第13図に示す密封装置を取りつける固定部材を
示す概略図、第17図〜第20図はこの考案による密封装置
の第6の実施例を示し、第17図は全体を示す概略図、第
18図は第17図に示すもののI−O線断面図、第19図は第
17図に示すもののJ−J線断面図、第20図は第17図に示
すものの部分拡大断面図、第21図は第17図に示す密封装
置を取りつける固定部材を示す概略図、第22図はこの考
案による密封装置の第7の実施例を示す部分拡大断面
図、第23図〜第26図はこの考案による密封装置の第8の
実施例を示し、第23図は全体を示す概略図、第24図は第
23図に示すもののK−O線断面図、第25図は第23図に示
すもののL−L線断面図、第26図は第23図に示すものの
部分拡大断面図、第27図は第23図に示す密封装置を取り
つける固定部材を示す概略図、第28図および第29図は従
来の密封装置の一例を示し、第28図は全体を示す概略
図、第29図は第28図に示すものの線断面図、第30〜第33
図は従来の密封装置の他の例を示し、第30図は全体を示
す概略図、第31図は第30図に示すものの下面図、第32図
は第30図に示すもののH−H線断面図、第33図は第30図
に示すものの部分拡大断面図である。 1、75、83……オイルシール 2、22、32、42、52、62、75……取付け部 3、76、87……リップ部 4……スプリング 6、71、86……シール部材(ガスケット) 7……先端部 8、12、23、53、63……突出部 9、32、72、82……保持部材(リテーナー) 10……円筒部 11……フランジ部 13、74、84……取付け面 14、33、43……溝部 15……ボルト穴 16、33a、43a……底面 17……下面 21、31、41、51、61……固定部材 23a、24a、34a……上面 24、34、44、54、64……台座部 25、35、45、……回転軸 27……ねじ穴 53a、63a……内周面 44a、64a……湾曲面 85……溝

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定部材(21)と該固定部材(21)に設け
    られたボア内を挿通する回転部材(25)との間を密封す
    る密封装置であって、 前記固定部材(21)の径方向面及び前記固定部材(21)
    から前記回転部材(25)の軸方向に延びる台座部(24)
    に取り付けられる保持部材(9)と、該保持部材(9)
    の内周側に設けられ前記回転部材(25)に摺接するオイ
    ルシール(1)と、前記保持部材(9)の前記固定部材
    (21)の径方向面に接する取付け面(13)に設けられ前
    記固定部材(21)の径方向面及び前記台座部(24)に当
    接するシール部材(6)を備え、 前記シール部材(6)は、外径側に傾斜するとともに前
    記保持部材(9)の取付け面(13)に設けられた溝部
    (14)の内部に保持され、かつ、前記シール部材(6)
    の先端部(7)は、前記保持部材(9)の前記取付け面
    (13)よりも固定部材(21)側に突出するとともに前記
    保持部材(9)の前記台座部(24)との当接面(17)よ
    りも台座部(24)側へ突出し、前記保持部材(9)を前
    記固定部材(21)に取り付けた際、前記シール部材
    (6)は前記固定部材(21)の前記径方向面に設けられ
    た突出部(23)の径方向面(23a)及び台座部(24)の
    前記回転部材(21)に対向する対向面(24a)に当接す
    ることを特徴とする密封装置。
  2. 【請求項2】固定部材(31、41)と該固定部材(31、4
    1)に設けられたボア内を挿通する回転部材(35、45)
    との間を密封する密封装置であって、 前記固定部材(31、41)の径方向面及び前記固定部材
    (31、41)から前記回転部材(35、45)の軸方向に延び
    る台座部(34)に取り付けられる保持部材(9)と、該
    保持部材(9)の内周側に設けられ前記回転部材(35、
    45)に摺接するオイルシール(1)と、前記保持部材
    (9)の前記固定部材(31、41)の径方向面に接する取
    付け面(13)に設けられ前記固定部材(31、41)の径方
    向面及び前記台座部(34)に当接するシール部材(6)
    を備え、 前記保持部材(9)を前記固定部材(31、41)に取り付
    けた際、前記シール部材(6)は前記固定部材(31、4
    1)の内周側取付け部(32)の内端側に設けられた溝(3
    3)の径方向面(33a、43a)及び台座部(34、44)の前
    記回転部材(35、45)に対向する対向面(34a、44a)に
    当接することを特徴とする密封装置。
  3. 【請求項3】固定部材(51、61)と該固定部材(51、6
    1)に設けられたボア内を挿通する回転部材(55、65)
    との間を密封する密封装置であって、 前記固定部材(51、61)の径方向面及び前記固定部材
    (51、61)から前記回転部材(55、65)の軸方向に延び
    る台座部(54、64)に取り付けられる保持部材(9)
    と、該保持部材(9)の内周側に設けられ前記回転部材
    (55、65)に摺接するオイルシール(1)と、前記保持
    部材(9)の前記固定部材(51、61)の径方向面に接す
    る取付け面(13)に設けられ前記固定部材(51、61)の
    径方向面及び前記台座部(54、64)に当接するシール部
    材(6)を備え、 前記保持部材(9)を前記固定部材(51、61)に取り付
    けた際、前記シール部材(6)は前記固定部材(51、6
    1)の前記径方向面に設けられた突出部(53、63)の内
    周面(53a、63a)及び台座部(54、64)の前記回転部材
    (55、65)に対向する対向面(54a、64a)に当接するこ
    とを特徴とする密封装置。
  4. 【請求項4】前記シール部材(6)は、環状をなすとと
    もに前記固定部材(21)(31)(41)(51)(61)の取
    付け部(22)(32)(42)(52)(62)への当接部に向
    かって順次大径となる拡大形状に形成され、その先端部
    (7)は角形状に形成されている請求項1、2および3
    記載の密封装置。
  5. 【請求項5】前記シール部材(6)は、環状をなすとと
    もに前記固定部材(21)(31)(41)(51)(61)の取
    付け部(22)(32)(42)(52)(62)への当接部に向
    かって順次大径となる拡大形状に形成され、その先端部
    (7)は丸形状に形成されている請求項1、2および3
    記載の密封装置。
  6. 【請求項6】前記シール部材(6)は、筒状をなすとと
    もにその外周面の一部に径方向外側に突出する突出部
    (8)が一体に設けられている請求項3記載の密封装
    置。
JP1989121210U 1989-10-17 1989-10-17 密封装置 Expired - Lifetime JPH0738768Y2 (ja)

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