JPH0738833Y2 - 電子体温計 - Google Patents

電子体温計

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JPH0738833Y2
JPH0738833Y2 JP1989064780U JP6478089U JPH0738833Y2 JP H0738833 Y2 JPH0738833 Y2 JP H0738833Y2 JP 1989064780 U JP1989064780 U JP 1989064780U JP 6478089 U JP6478089 U JP 6478089U JP H0738833 Y2 JPH0738833 Y2 JP H0738833Y2
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temperature
measurement
thermometer
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JP1989064780U
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広一 西尾
至隆 平山
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東芝硝子株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は実測式の電子体温計に関する。
(従来の技術) 従来、電子体温計はその測定方式として平衡温予測式と
実測式とに大別され、広く使用されている。しかして、
実測式電子体温計の場合は、正確に感温素子の温度を表
示するが、感温素子の昇温特性は例えば人体の測定部位
における熱的容量の多少により測定時間に5分以上を要
している。一方、平衡温予測式電子体温計の場合は、測
定者の個人的な昇温特性の相違や感温素子が測定部位へ
の圧接具合により、特定のアルゴリズムでは正確な測定
ができない場合が多く、正しく測定するには上記実測式
の場合と同様の時間を要している。
そのため、測定者は体温測定に際して有熱時は勿論のこ
と、平熱時でも体温測定中、安静状態を強いられること
となる。このことは、測定者にとって自由を束縛される
ことから、体温測定時間が極めて短かく、かつ正確に測
定できる実測式電子体温計の開発が要望されている。
そこで、従来はこの問題を解決する手段として、電子体
温計の内部にヒータを設け感温素子を予熱しておき、体
温に比較的近い値から測定を開始するという方法が考え
られている。しかし、この方法は電源に酸化銀,リチュ
ウムなどの電池を用いた場合、消費電力の制約から実用
に適さないという欠点がある。さらに、この電源の問題
が解決されても、従来の最高値をホールドする体温測定
法では体温より高い値まで予熱した場合測定不可能とな
るため、32℃程度の一般的な体温よりも可成り低い値か
ら測定を開始しなければならず、したがって体温測定時
間の短縮には大きな期待が得られないという問題を有す
る。
(考案が解決しようとする課題) 従来の実測式電子体温計は上述したように測定時間に5
分以上を要していることから、電子体温計の内部にヒー
タを設け、電源に電池を用いて感温素子を体温に比較的
近い値まで予熱し測定を開始する方法が考えられてい
る。しかし、電源や予熱に問題があり、体温測定時間の
短縮に大きな期待が得られないという課題を有してい
た。
本考案は上記課題を解決するためになされたもので、測
定者の体温を予測することなく、実測式で短時間に体温
を測定することができる電子体温計を提供することを目
的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記課題を解決するために、予め平均的体温
またはそれ以上の温度に予熱してから用いられる電子体
温計であって、感温素子を有して体温に対応した温度を
検出する測温回路部と、この測温回路部から出力される
温度値を表示する表示手段と、前記測温回路部において
検出された温度を測定するするサンプリング信号を出力
する計時手段と、この計時手段から出力される前記サン
プリング信号ごとに前記測温回路部から出力される温度
値を記憶するとともに記憶されていた温度値を出力する
記憶手段と、前記測温回路部から出力される第1のサン
プリング時間において測定される温度値とそれ以前の第
2のサンプリング時間において測定され前記記憶手段に
記憶されている温度値との差を検出する比較回路部と、
前記第1のサンプリング時間において測定された温度値
が所定の温度範囲内であってかつ前記比較回路部で検出
された温度値の差が予め設定された第1の設定範囲に入
ったとき体温の測定開始を報知し、さらに、前記比較回
路部で検出された温度値の差が第2の設定範囲に入った
とき体温の測定終了を報知する報知手段とを具備して構
成される。
また、本考案は、報知手段による体温の測定開始の報知
後、計時手段はサンプリング信号の周期を徐々に長くし
ていくことを特徴とする。
(作用) 本考案は、従来の実測式電子体温計が最高値をホールド
する体温測定方法であるのに対し、電子体温計を平均的
体温またはそれ以上の温度に予熱してから、体温の測定
開始及び終了を測定周期ごとの温度値、すなわち前回値
と今回値との差で判定するようにしたため、体温以上の
温度に予熱してからの検温が可能となるので、温度値が
短時間で平衡温度に至ることにより、前回値と今回値と
の差が第2の設定範囲に入ったときの報知手段による測
定終了の報知で正確にかつ短時間で体温測定を行なうこ
とができる。
また、第1のサンプリング時間において測定された温度
値が所定の温度範囲内であってかつ前回値と今回値との
差が第1の設定範囲に入ったとき、報知手段により体温
の測定開始を検温者に報知するようにしたことにより、
体温計が検温者の口中または腋下に正しくセットされて
いるか否かを判断することができる。
また、本考案の電子体温計は、計時手段がサンプリング
信号の周期、つまりサンプリング周期を徐々に長くし、
体温の測定周期が徐々に長くなっていくので、電力消費
の多い測定回数が減少され、また、上記したように、温
度値が短時間で平衡温度に至ることにより、消費電力を
大幅に低減することができ、電池の寿命を延ばすことが
可能となる。
(実施例) 以下、本考案を第1図乃至第3図に示す一実施例にもと
づいて説明する。
第1図は本考案の実測式電子体温計に体温計昇温装置を
使用して予熱する場合の一例を示す斜視図である。第1
図において、(1)は実測式電子体温計、(2)は温度
設定にしたがって30℃〜50℃程度に上記実測式電子体温
計(1)を予熱するための例えば体温計昇温装置であ
る。上記昇温装置の電源は家庭用コンセント等から供給
するようになっており、上記電子体温計に内蔵する電池
とは別体の電源である。
第2図は上記実測式電子体温計の回路を示すブロック図
である。図中、(11)は電子体温計に電池を内蔵した電
源、(12)は電源用スイッチ、(13)スイッチ(12)を
オンすることにより、電子体温計を構成する全回路(1
4)に電源(11)を供給する電源制御回路である。
つぎに、全回路(14)は上記スイッチ(12)がオンした
時点から時間の計測を開始し体温測定トリガ信号を出力
する時間計測制御回路(15)と、電子体温計の感温部
(図示しない)からA/D変換回路(17)を動作させて入
力する検知信号と上記時間計測制御回路(15)から入力
するトリガ信号とにより体温データを測定する測定回路
(16)と、この測定回路(16)が測定したデータを入力
して記憶すると共に前回測定したデータを出力するデー
タ記憶回路(18)と、前記測定回路(16)が測定したデ
ータと上記データ記憶回路(18)から出力する前回測定
のデータとを入力して測定データの差を比較し、測定の
開始及び終了を検出する比較演算回路(19)と、この比
較演算回路(19)の出力によりブザーが駆動され測定の
開始及び終了を報知する報知回路(20)及び図示しない
表示器に測定値を表示する表示回路(21)とから構成さ
れる。
つぎに、上記構成にもとづく本考案の作用を第3図に示
すフローチャートを参照しながら説明する。いま、電子
体温計を例えば第1図に示す体温計昇温装置(2)に挿
入し予熱した場合、上記電子体温計は最高値をホールド
しないため、装置(2)から抜き、口中又は腋下にセッ
トされるまでの数秒で体温計の感温部は体温にごく近い
値に降下する。そこで、電子体温計の電源スイッチ(1
2)をオンすると、電源(11)が電源制御回路(13)を
介して全回路(14)に供給される(step-1)。すると、
全回路(14)は初期化し(step-2)、時間計測制御回路
(15)が時間計測を開始する。そして、たとえばK1=1
秒経過すると(step-3)、データ記憶回路(18)はシフ
トされたこのときの値T-1を記憶する(step-4)。一
方、測定回路(16)は今回測定した値が所定の温度範囲
内、例えば32℃〜43℃であるとき、その測定値T0を保持
し(step-5)、上記データ記憶回路(18)に記憶されて
いる前回の値T-1と共に比較演算回路(19)に出力す
る。すると、比較演算回路(19)は測定値|T0−T-1
の演算を行なって第1の温度設定値D1(=0.5℃)と比
較する(step-6)。
そこで、比較の結果が|T0−T-1|≦0.5℃であるとき、
つぎのstep-7である今回の測定値T0を表示回路(21)を
介して表示器(図示しない)に表示するとともに検温者
に体温の計測開始を知らせるため、報知回路(20)によ
り第1の音色のブザーを駆動し、たとえばK2=5秒間鳴
らし(step-8)た後、ブザーを停止する(step-9)。こ
のとき、|T0−T-1|>0.5℃である場合には再度t=K1
以降のstepが繰返される。
その後はtn=K3(たとえば、1秒)+K4(たとえば0.05
秒)×n(1,2,3,…)時間経過するまで待機し(step-1
0)、前回の測定値T-1をデータ記憶回路(18)に記憶す
る(step-11)。ここで、nはデータサンプリングの回
数である。一方、測定回路(16)からの指示により体温
測定が行われたときの測定値をT0とする(step-12)。
すると、前記比較演算回路(19)は再度そのときの測定
値|T0−T-1|の演算を行なって第2の温度設定値D
2(=0.01℃)と比較する(step-13)。そこで、比較の
結果が|T0−T-1|≦0.01℃であるとき、つぎのstep-14
である今回の測定値T0を表示器に表示した後、その測定
値T0を保持し検温者に測定終了を知らせるため、第2の
音色のブザーを駆動し、たとえばK5=10秒間鳴らし(st
ep-15)た後、ブザーを停止する(step-16)。このと
き、|T0−T-1|>0.01℃である場合には再度tn=K3+K
4×n以降のsteptが繰返される。
しかして、上記表示器に測定値T0をたとえばK6=10分間
表示し続けると(step-17)、電源制御回路(12)に伝
送し電源(11)が自動的にオフされる(step-18)。
以上説明したように、体温計昇温装置(2)で例えば41
℃に予熱された体温計を昇温装置(2)から抜いて感温
部が検温者の口中又は腋下にセットされるまでの数秒で
感温部は検温者の平熱より少し高温の37℃前後になって
おり、この体温計を口中又は腋下にセットすると急速に
熱が吸収されて第5図の〜に示す特性となり、10〜
20秒程度で平衡温と±0.1℃以内になることが立証され
る。また、口中又は腋下へのセット時間が20秒以上かか
った場合でもの特性を示し、約1分で平衡温と±0.1
℃以内となる。
このように、本考案の実測式電子体温計をたとえば体温
計昇温装置(2)と組合わせて使用することにより、従
来電子体温計を単独で計測した場合、計測時間に5分以
上要していたのに対し僅か1分間で計測できるため、大
幅に時間短縮が図れるとともに計測に際して検温者別に
最適の昇温値を調整することも可能である。
また、上記体温計昇温装置(2)を使用しない場合でも
従来と同じ時間(5分以上)で測定が可能であり、サン
プリング周期がtn=K3+K4×nで示されるように測定毎
に長くなるため、第4図に示すように体温測定回数が減
少し、電池の寿命を従来の2倍以上に伸ばすことができ
るという利点を有する。
また、本考案は測定開始時にブザーが鳴るため、口中又
は腋下に感温素子部が正しくセットされているか否かも
判断することができる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、
第3図に示した定数K1,K2,K3,K4,K5,K6の値は他の
値でも可能である。また、測定の開始及び終了を判定す
るデータとして今回の値と前回の値の2つを限定するも
のではなく、前回の値の代わりに数回前の値としても可
能である。また、測定の開始を知らせるブザーは発音し
なくても機能上問題はなく、音色も測定開始と終了とを
必ずしも変える必要はない。
また、本考案は第1図に示す体温計昇温装置(2)の代
りに湯と水を容器に入れた程度の簡単な温水槽でも差支
えなく同一効果が得られるものである。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、従来の実測式体温
計の体温測定法である最高値ホールド法を使わず、体温
測定の計測開始、終了をデータサンプリング周期間のデ
ータ(前回値と今回値)の差で判定するようにしたの
で、体温計の電源容量に問題のない外部装置、すなわち
体温計昇温装置や温水槽などと組合わせて使用すること
により、体温より高い値に体温計を予熱しても測定が可
能であり、実測式でありながら20秒程度の短時間で±0.
1℃の精度を保って体温測定を行なうことができる。
また、体温測定のデータサンプリング周期を徐々に長く
していくことにより測定毎の温度変化ΔTが従来よりも
大きくとれるため、計測の終了判定がより正確になると
ともに同じ時間内での測定回数が従来より大幅に減少す
るため、消費電力も大幅に減少(1分間測定で約30%減
少)し、電池寿命が伸びるという効果を有する。
さらに、測定開始条件が成立すると外部に測定開始をブ
ザーで知らせるので、体温計の感温素子部が口中又は腋
下に正しくセットされているか否かの判断を行なうこと
ができる。すなわち、口中又は腋下にセットした後、数
十秒間ブザーが鳴らない場合は体温が正しく測定されて
おらず、セットし直す必要があることを知ることができ
るという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は実測式
電子体温計を予熱する体温計昇温装置の外観を示す斜視
図、第2図は電子体温計の回路構成を示すブロック図、
第3図は同例のフローチャート図、第4図は測定時間と
データサンプリング回数との関係を示す波形図、第5図
は感温素子部を41℃に予熱した後に測定した場合におけ
る感温素子部の変化を示す波形図である。 1……電子体温計、2……体温計昇温装置 11……電源、12……スイッチ 15……時間計測制御回路(計時手段) 16……測定回路(測温回路部) 17……A/D変換回路 18……データ記憶回路(記憶手段) 19……比較演算回路(比較回路部) 20……報知回路(報知手段) 21……表示回路(表示手段)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め平均的体温またはそれ以上の温度に予
    熱してから用いられる電子体温計であって、感温素子を
    有して体温に対応した温度を検出する測温回路部と、こ
    の測温回路部から出力される温度値を表示する表示手段
    と、前記測温回路部において検出された温度を測定する
    するサンプリング信号を出力する計時手段と、この計時
    手段から出力される前記サンプリング信号ごとに前記測
    温回路部から出力される温度値を記憶するとともに記憶
    されていた温度値を出力する記憶手段と、前記測温回路
    部から出力される第1のサンプリング時間において測定
    される温度値とそれ以前の第2のサンプリング時間にお
    いて測定され前記記憶手段に記憶されている温度値との
    差を検出する比較回路部と、前記第1のサンプリング時
    間において測定された温度値が所定の温度範囲内であっ
    てかつ前記比較回路部で検出された温度値の差が予め設
    定された第1の設定範囲に入ったとき体温の測定開始を
    報知し、さらに、前記比較回路部で検出された温度値の
    差が第2の設定範囲に入ったとき体温の測定終了を報知
    する報知手段とを具備したことを特徴とする電子体温
    計。
  2. 【請求項2】報知手段による体温の測定開始の報知後、
    計時手段はサンプリング信号の周期を徐々に長くしてい
    くことを特徴とする請求項1記載の電子体温計。
JP1989064780U 1989-06-02 1989-06-02 電子体温計 Expired - Lifetime JPH0738833Y2 (ja)

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JPH034235U JPH034235U (ja) 1991-01-17
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